JPH06122208A - カラーインクジェット記録方法 - Google Patents

カラーインクジェット記録方法

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JPH06122208A
JPH06122208A JP4130269A JP13026992A JPH06122208A JP H06122208 A JPH06122208 A JP H06122208A JP 4130269 A JP4130269 A JP 4130269A JP 13026992 A JP13026992 A JP 13026992A JP H06122208 A JPH06122208 A JP H06122208A
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ink
color
black
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yellow
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Yaeko Uchiyama
八恵子 内山
Masaaki Itano
雅明 板野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 普通紙対応の高印字品質なブラックインクを
カラー用として用い、他のカラーインクとの混色時にお
けるにじみが少なく、4色のインクドットが均一であ
り、乾燥速度が速く、シャープで鮮明なカラー画像の得
られるカラーインクジェットプリンタを実現する。 【構成】 ブラックインクとカラーインクの1ドット当
りの重量比が10:1〜1:1の範囲であり、ブラック
の記録パターンとなる部分に少なくとも、ブラックイン
ク以外のカラーインクのうちいずれか1色以上のインク
を印字し、その上にブラックインクを重ねて印字するカ
ラーインクジェット記録方法であり、前記カラーインク
がイエロー、マゼンタ、シアンであり、水、水溶性染
料、乾燥防止剤及びアセチレングリコールを含むカラー
インクを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカラーインクジェットプ
リンタの記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にカラープリンタはイエロー、マゼ
ンタ、シアンの各色を重ね合わせて印字することから、
インクジェット記録の場合、液体であるインク同士が互
いに混色したり、流れ出したりするという大きな課題を
抱えている。
【0003】そこで従来、上記の課題を解決するため
に、例えば、特開昭60ー197778公報のように、
カラー画像を形成する各色の記録液の表面張力が20℃
において30〜60dyn/cmの範囲内であり、各色
の記録液の表面張力が揃ったものを用いることで、被記
録材に対する各色の記録液の定着所用時間、にじみ度合
を等しくし、カラー画像の劣化を抑える方法が提案され
ている。しかし、前記記録インクをもちいる方法では記
録物にじみの度合は減少せず、画像劣化を改善する手段
にはなり得ない。また、前記記録インクではブラック色
の記録物をモノクロプリンタによるものと比べた場合、
印字品質が劣るという課題がある。
【0004】そこで更に、特開平3ー4117公報のよ
うに、表面張力が30〜40ダインの範囲にあるカラー
水性インクを被記録材に印刷した後、表面張力が45〜
73ダインの範囲にあるカラー水性インクを用いて印刷
することで、隣合った色の間で発生するインクの流れ込
みや乾燥不十分が原因で発生する紙送りローラーの汚れ
を防止し、また文書に適する高解像度な文字の得られる
カラーインクジェト印刷方法が提案されている。しか
し、前記方法ではカラー印刷を行った時のカラーインク
とブラックインクのドット径が異なるため、カラー画像
が鮮明さ、シャープさに欠けるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、普通紙対応の高印字品質なブラックインク
をカラー用として用い、他のカラーインクとの混色時に
おけるにじみが少なく、4色のインクドットが均一であ
ることから、シャープで鮮明なカラー画像の得られるカ
ラーインクジェットプリンタを実現することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のカラーインクジ
ェット記録方法は20℃におけるブラックインクの表面
張力が40dyn/cm以上であり、他のカラーインク
の表面張力が40dyn/cm未満であるインクジェッ
ト記録用インクを用いるカラーインクジェットプリンタ
において、ブラックインクとカラーインクの1ドット当
りの重量比が10:1〜1:1の範囲であり、ブラック
の記録パターンとなる部分に少なくとも、ブラックイン
ク以外のカラーインクのうちいずれか1色以上のインク
を印字し、その上にブラックインクを重ねて印字するこ
とを特徴とするカラーインクジェット記録方法であり、
また前記カラーインクがイエロー、マゼンタ、シアンで
あり、水、水溶性染料、乾燥防止剤及びアセチレングリ
コールを含むことを特徴とするカラーインクを用いるこ
とを特徴とする。
【0007】本発明者らは上記課題を解決するために検
討を重ねた結果、40dyn/cm未満のカラーインク
の上に、40dyn/cm以上のブラックインクを重ね
て印字することで、ブラックインクが他のカラーインク
と同様に広がり、均一なドット径を実現できることを見
い出した。また、この場合のカラーインクの1ドット当
りの重量を1とした時、ブラックインクのドット重量比
を1以上としなければカラー画像におけるブラック色の
インクドットは十分に広がらず、濃度が十分にでない
他、シャープな画像が得られない。また、ブラックイン
クのドット重量比が多すぎると下地となるカラーインク
のドットよりもブラックインクのドットが広がりすぎ
て、にじんでしまうことからブラックインクとカラーイ
ンクの1ドット当りのドット重量比は10:1〜1:1
の範囲でなければならないという結果が得られた。更に
好ましくは5:1〜1:1の範囲である。
【0008】本発明のカラーインクジェット記録方法に
用いるイエロー、マゼンタ、シアンブラックのインク
は、染料あるいは顔料等の着色剤と水或は各種有機溶剤
と目的にあった各種添加剤とからなる。
【0009】インクの着色剤としては、従来のインクジ
ェット記録用インクに用いられている水溶性染料を使用
することができ、具体的には、C.I.ダイレクトレッ
ド2、4、9、23、26、31、39、62、63、
72、75、76、79、80、81、83、84、8
9、92、95、111、173、184、207、2
11、212、214、218、221、223、22
4、225、226、227、232、233、24
0、241、242、243、247、C.I.ダイレ
クトバイオレット7、9、47、48、51、66、9
0、93、94、95、98、100、101、C.
I.ダイレクトイエロー8、9、11、12、27、2
8、29、33、35、39、41、44、50、5
3、58、59、68、86、87、93、95、9
6、98、100、106、108、109、110、
130、132、142、144、161、163、
C.I.ダイレクトブルー1、10、15、22、2
5、55、67、68、71、76、77、78、8
0、84、86、87、90、98、106、108、
109、151、156、158、159、160、1
68、189、192、193、194、199、20
0、201、202、203、207、211、21
3、214、218、225、229、236、23
7、244、248、249、251、252、26
4、270、280、288、289、291、C.
I.ダイレクトブラック9、17、19、22、32、
51、56、62、69、77、80、91、94、9
7、108、112、113、114、117、11
8、121、122、125、132、146、15
4、166、168、173、199、C.I.アシッ
ドレッド35、42、52、57、62、80、82、
111、114、118、119、127、128、1
31、143、151、154、158、249、25
4、257、261、263、266、289、29
9、301、305、336、337、361、39
6、397、C.I.アシッドバイオレット5、34、
43、47、48、90、103、126、C.I.ア
シッドイエロー17、19、23、25、39、40、
42、44、49、50、61、64、76、79、1
10、127、135、143、151、159、16
9、174、190、195、196、197、19
9、218、219、222、227、C.I.アシッ
ドブルー9、25、40、41、62、72、76、7
8、80、82、92、106、112、113、12
0、127:1、129、138、143、175、1
81、205、207、220、221、230、23
2、247、258、260、264、271、27
7、278、279、280、288、290、32
6、C.I.アシッドブラック7、24、29、48、
52:1、172、C.I.リアクティブレッド3、1
3、17、19、21、22、23、24、29、3
5、37、40、41、43、45、49、55、C.
I.リアクティブバイオレット1、3、4、5、6、
7、8、9、16、17、22、23、24、26、2
7、33、34、C.I.リアクティブイエロー2、
3、13、14、15、17、18、23、24、2
5、26、27、29、35、37、41、42、C.
I.リアクティブブルー2、3、5、8、10、13、
14、15、17、18、19、21、25、26、2
7、28、29、38、C.I.リアクティブブラック
4、5、8、14、21、23、26、31、32、3
4、C.I.ベーシックレッド12、13、14、1
5、18、22、23、24、25、27、29、3
5、36、38、39、45、46、C.I.ベーシッ
クバイオレット1、2、3、7、10、15、16、2
0、21、25、27、28、35、37、39、4
0、48、C.I.ベーシックイエロー1、2、4、1
1、13、14、15、19、21、23、24、2
5、28、29、32、36、39、40、C.I.ベ
ーシックブルー1、3、5、7、9、22、26、4
1、45、46、47、54、57、60、62、6
5、66、69、71、C.I.ベーシックブラック
8、また、顔料として無機顔料(カーボンブラック)、
有機顔料(不溶性アゾ顔料、溶性アゾ顔料、フタロシア
ニン系顔料、イソインドリノン系顔料、キナクリドン系
顔料、ペリノン・ペリレン系顔料)等が使用できる。そ
の他顔料表面を樹脂等で処理した加工顔料(グラフトカ
ーボン等)も使用できる。
【0010】インク組成分中のこれら着色剤の含有量と
しては、記録物の印字濃度、目詰まり、吐出特性等を考
慮し、固形分で1〜10wt%の範囲で使用するのが望
ましい。
【0011】また、本発明のインクジェット記録用イン
クに用いられる溶媒はイオン交換水の他に、水溶性有機
溶剤であり、例えばメチルアルコール、エチルアルコー
ル、nープロピルアルコール、イソプロピルアルコー
ル、nーブチルアルコール、sec−ブチルアルコー
ル、tert−ブチルアルコール、イソブチルアルコー
ル等の炭素数1〜4のアルキルアルコールエーテル類;
ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミ
ド類;アセトン、ジアセトンアルコール等のケトンまた
はケトアルコール類;テトラヒドロフラン、ジオキサン
等のエーテル類;ポリエチレングリコール、ポリプロピ
レングリコール等のポリアルキレングリコール類;エチ
レングリコール、プロピレングリコール、1,2,6−
ヘキサントリオール、チオジグリコール、ヘキシレング
リコール等のアルキレン基が2〜6個の炭素原子を含む
アルキレングリコール類;グリセリン;エチレングリコ
ールメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチル
(またはエチル)エーテル、トリエチレングリコールモ
ノメチル(またはエチル)エーテル等の多価アルコール
の低級アルキルエーテル類等が挙げられる。
【0012】以上の水溶性有機溶剤のなかでも、多価ア
ルコール類はインクジェット記録インク中の水が蒸発
し、記録剤が析出することによるノズル目詰まりによる
吐出不良を防ぐための乾燥防止剤剤としての効果が大き
いことから好ましいものである。
【0013】また、本発明のカラーインクジェット記録
方法に用いるブラックインクに用いる水溶性有機溶剤と
しては、上記湿潤剤となる水溶性有機溶剤の他に、例え
ばエチルアルコール、nープロピルアルコール等の1価
アルコールが好ましく、これらは記録紙上での記録イン
クが必要以上に浸透、拡散するのを防ぐため、にじみが
抑えられ、普通紙対応性の高印字品質を実現するのに効
果的ある。
【0014】これらの水溶性有機溶剤は単独でも使用で
きるが、2種或はそれ以上の溶剤を混合して使用するこ
ともできる。
【0015】また、本発明のカラーインクジェット記録
方法に用いるイエロー、マゼンタ、シアンの3色のカラ
ーインクには40dyn/cm未満の表面張力を得るた
めに、アセチレングリコール等の界面活性剤を添加す
る。表面張力調整剤として用いるこれらの界面活性剤は
吐出時におけるサテライトの発生、泡立ち等の弊害を防
止するために、0.1〜2wt%の範囲で添加するのが
好ましい。
【0016】このほかに、本発明のカラーインクジェッ
ト記録方法に用いる記録インクには、従来公知の分散
剤、界面活性剤、粘度調製剤、表面張力調製剤、比抵抗
調製剤、pH調製剤、酸化防止剤、防カビ剤、キレート
剤等を必要に応じて添加することができる。
【0017】これら各種添加剤のインク組成分中におけ
る含有量は目的に応じ異なるが、過剰量は泡立ち、析
出、保存性劣化等の原因となることから0.001〜5
wt%の範囲で使用するのが望ましい。
【0018】次に、本発明のカラーインクジェット記録
方法について、図1のフローチャートを用いて説明す
る。
【0019】図1のフローチャートは本発明のカラーイ
ンクジェット記録方法の例として、ブラックインクの下
地としてイエローインクを用いた場合の記録情報の処理
手順を説明している。
【0020】まず、記録情報としてデータが入力される
と色指定コマンドがブラック色を用いるか否かを判定
し、用いるのであればブラック色の記録パターンのプリ
ントバッファをイエローに設定し、イエローインクで下
地として印字する。次にブラックインクの記録パターン
のプリントバッファをブラック色に設定し、本来の記録
パターンを得るためブラックインクで印字する。色指定
コマンドがブラック色以外であれば、必要なインクを用
い記録パターンを構成する。また、本発明カラーインク
ジェット記録方法において、下地となるブラックの記録
パターンを印字する記録インクはイエローインクに限ら
ず、他のマゼンタ、シアンの2色のインクであっても、
少なくとも1色以上を用いたものであれば問題ない。
【0021】
【実施例】以下に、実施例および比較例を用い本発明の
カラーインクジェット記録方法について説明する。
【0022】まず、各評価にあたり、当社試作機である
360dpi、48ノズルのオンデマンド型インクジェ
ット記録装置を用いて、以下のテストを行う。
【0023】テスト1:ブラックインクとイエローイン
クの混色によるにじみ 実施例1〜8、比較例1、2では、本発明のカラーイン
クジェット記録方法を用いて、市販のPPC用紙(富士
ゼロックス社;XEROX−P)上に100%duty
でイエローインクを印字し、その上にブラックインクで
文字を印字したサンプルのブラックインクとイエローイ
ンクの混色によるにじみを目視にて観察し、以下のよう
に評価した。
【0024】尚、比較例3においてはイエローインクを
印字する際、文字の部分を抜いてブラックインクのみで
印字した。
【0025】 にじみが著しく画像を劣化させている・・・・・・× にじみが目だつ・・・・・・・・・・・・・・・・△ ややにじみがみられるが画像全体に影響はない・・○ にじみは目だたない・・・・・・・・・・・・・・◎ テスト2:カラー画像全体の乾燥速度 被記録紙を市販のPPC用紙(富士ゼロックス社製;X
EROX−P)としたとき、テスト1の評価方法と同様
に得た印字サンプル上に被記録紙と同様のPPC用紙を
のせて1秒押え、印字直後から裏移りしなくなるまでの
時間を測定し、以下のように評価した。
【0026】印字サンプル全体が完全に裏移りしなくな
るまでの時間が 1分以上・・・・・× 30秒〜1分・・・△ 5秒〜30秒・・・○ 5秒以内・・・・・◎ テスト3:カラー画像におけるインクドットの均一さ 被記録紙を市販のPPC用紙(富士ゼロックス社製;X
EROX−P)としたときのイエロー、マゼンタ、シア
ン、ブラック各色の印字サンプルのインクドットの広が
りを投映機で測定し、イエローのインクドットとブラッ
クのインクドットの均一さを以下のように評価した。
【0027】尚、実施例1〜8、比較例1、2は下地と
なるイエローのインクドットの上にブラックのインクド
ットを重ね合わせて印字している。また、比較例3は下
地なしでブラックのインクドットのみを印字している。
【0028】ブラックのインクドットがカラーのインク
ドットよりも 小さいまたは大きい・・・× 大きさが等しい・・・◎ 以下に、前記評価に用いるインク組成及び表面張力を表
1にまとめる。
【0029】尚、実施例1〜5、比較例1〜3は1のイ
ンクの組合せで、実施例6〜8は2のインクの組合せで
前記評価を行った。
【0030】
【表1】
【0031】表1のインクを用い行った前記評価結果を
表2にまとめる。
【0032】
【表2】
【0033】尚、比較例3のブラックの記録パターンは
下地としてイエローインクを用いず、ブラックインクの
みで印字した。
【0034】まず、実施例1〜8のようにブラックイン
クとイエローインクの1ドットあたりの重量比が10:
1〜1:1の範囲であれば、イエローインクの上にブラ
ックインクを重ねて印字することにより、下地となるイ
エローインクに沿ってブラックインクが広がることか
ら、ブラック色と他のカラー色のインクドットは均一に
なり、更にブラックとイエローの混色によるにじみは抑
えられる。また、カラー画像全体の乾燥速度も30秒以
内で乾燥する。
【0035】また、表1の1及び2のブラックインクは
20℃における表面張力が40dyn/cm以上である
ことからブラック単色で記録する際、普通紙対応の高印
字品質が得られ、本発明のカラーインクジェット記録方
法を用いることによって、カラー用としてもモノクロ用
としても使用できる。
【0036】それに対し、比較例1はブラックインクと
イエローインクの1ドット当りのドット重量比が15:
1であり、ブラックインクが過剰であるため、イエロー
インクのドット径からはみ出してしまい、にじみが発生
し、ブラックのインクドットのみが大きくなる。また、
インク量が多いため、記録物の乾燥速度も遅い。
【0037】また、比較例2は比較例1とは逆に、ブラ
ックインクとイエローインクの1ドット当たりのドット
重量比が0.5:1であり、広がりにくいブラックイン
クが広がりやすいイエローインクのドット重量よりも少
ないことから、ブラックインクが十分に広がらず、ブラ
ックインクの濃度が低下する他、ブラックインクのドッ
ト径が他のカラーインクに比べ小さくなる。
【0038】比較例3は実施例5と同様にブラックイン
クとイエローインクの1ドット当りのドット重量比が
1:1であるがブラックインクの下地としてイエローイ
ンクを用いずブラックインクのみで印字したため、図2
のようにブラックインク201とイエローインク202
の境目でにじみ203が発生する。またブラックインク
のドット径の広がりが他のカラーインクのドット径の広
がりに比べ小さくなり、カラー画像としてバランスがと
れない。
【0039】
【発明の効果】本発明のカラーインクジェット記録方法
によれば、ブラックインクの表面張力が40dyn/c
m以上であり、他の3色のカラーインクの表面張力が4
0dyn/cm未満であるインクジェット記録用インク
を用い、ブラックインクとカラーインクの1ドット当り
の重量比を10:1〜1:1の範囲とし、ブラックイン
クの記録パターンとなる部分に少なくとも、Y、M、
C、3色のうちいずれか1色以上のインクを印字し、そ
の上にブラックインクを重ねて印字することにより、普
通紙対応の高印字品質なモノクロ画像の得られるブラッ
クインクをカラー用として用いても 混色によるインクの流れ込みによる画像の劣化を防止
し、にじみのない良好な印字が得られる。
【0040】ブラックインクが他のカラーインクの乾
燥速度と一定になる。
【0041】ブラックインクと他のカラーインクの4
色のインクドットが均一になり、鮮明でシャープなカラ
ー画像が得られる。
【0042】という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラーインクジェット記録方法で記録
情報の処理手順をフローチャートで示した説明図であ
る。
【図2】比較例3の記録パターンのにじみを示した拡大
図である。
【符号の説明】
201・・・ブラック色の記録パターン部 202・・・イエロー色の記録パターン部 203・・・にじみ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 20℃におけるブラックインクの表面張
    力が40dyn/cm以上であり、他のカラーインクの
    表面張力が40dyn/cm未満であるインクジェット
    記録用インクを用いるカラーインクジェット記録方法に
    おいて、ブラックインクとカラーインクの1ドット当り
    の重量比が10:1〜1:1の範囲であり、ブラックの
    記録パターンとなる部分に少なくとも、ブラックインク
    以外のカラーインクのうちいずれか1色以上のインクを
    印字し、その上にブラックインクを重ねて印字すること
    を特徴とするカラーインクジェット記録方法。
  2. 【請求項2】 カラーインクがイエロー、マゼンタ、シ
    アンであることを特徴とする請求項1記載のカラーイン
    クジェット記録方法。
  3. 【請求項3】 カラーインクが水、水溶性染料、乾燥防
    止剤及びアセチレングリコールを含むことを特徴とする
    請求項1記載のカラーインクジェット記録方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5608438A (en) * 1993-08-09 1997-03-04 Fuji Xerox Co., Ltd. Ink jet recording method and apparatus
US5614931A (en) * 1993-08-26 1997-03-25 Fuji Xerox Co., Ltd. Ink jet recording method

Cited By (2)

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