JPH06122087A - レーザ加工装置 - Google Patents

レーザ加工装置

Info

Publication number
JPH06122087A
JPH06122087A JP4300571A JP30057192A JPH06122087A JP H06122087 A JPH06122087 A JP H06122087A JP 4300571 A JP4300571 A JP 4300571A JP 30057192 A JP30057192 A JP 30057192A JP H06122087 A JPH06122087 A JP H06122087A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
machining
machined
laser beam
subject
laser processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP4300571A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Kiyofuji
哲生 清藤
Yuji Saito
雄二 斉藤
Naohito Soma
直仁 相馬
Yukihisa Fukuda
幸久 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP4300571A priority Critical patent/JPH06122087A/ja
Publication of JPH06122087A publication Critical patent/JPH06122087A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laser Beam Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 円柱状被加工物の軸線方向の全長にわたる高
精度な加工が可能なようにレーザ加工装置を改良する。 【構成】 円柱状をなす被加工物の軸を回転自在に支持
しかつ回転駆動するための主軸ベッドと、被加工物の回
転軸線に沿って移動可能なテーブル上に被加工面に対し
て接離可能なように載置されたレーザ加工ヘッドと、被
加工面の位置を検出する位置センサとを有し、レーザ加
工ヘッドと被加工面との間隔が所定値となるように制御
しつつ被加工面に対して周方向及び軸方向に連続的にレ
ーザ加工を施すためのレーザ加工装置に於て、テスト加
工を行うための試供体を、被加工物の支持軸上に被加工
物に隣接配置し、試供体に対するテスト加工を本加工に
先立って行うことにより、レーザ加工ヘッドと被加工面
との適正間隔値を求め、この適正間隔値に基づいて本加
工時の定間隔制御を行うものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧延ロール等に用いる
ための円筒状回転体の表面に、微細な凹凸や孔を形成す
るためのレーザ加工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】レーザ光束により、円筒体の表面に微細
な凹凸を形成したり、微細な孔を穿ったりする技術が、
既に実用化されている(特開平2−11285号公報、
特開昭55−94790号公報など参照)。このような
レーザ加工装置に於ける加工精度は、レーザ光の焦点距
離の精度に依存するので、集光レンズと被加工面との間
隔を、加工作業中は常に所定の範囲内に保つ必要があ
る。
【0003】集光レンズと被加工面との間隔を一定に保
つ手法としては、集光レンズを内蔵したレーザ加工ヘッ
ドに隣接する位置に例えば渦電流式の近接センサを設
け、このセンサの出力と予め定められた所定値とを比較
してレーザ加工ヘッドの位置をフィードバック制御する
ようにしたものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、加工ピッチ
や加工孔形状の変更や、集光レンズの交換によって適正
間隔値が変わることがあり、しかも渦電流式の近接セン
サの感度特性は一般に被加工物の材質によって変化する
ので、集光レンズと被加工面との間の適正間隔値を一概
に設定することはできない。そのため、加工精度の許容
値を幾分広くせざるを得なかったり、ロールの端部など
にテスト加工のための領域を設けたりせねばならず、ロ
ール全長に対して均一に加工を施すことができなかっ
た。
【0005】本発明は、このような従来技術の不都合を
解消すべく案出されたものであり、その主な目的は、集
光レンズと被加工面との間の適正間隔値の設定をより一
層高精度に行うことが可能なように改良されたレーザ加
工装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本発
明によれば、円柱状をなす被加工物の軸を回転自在に支
持しかつ回転駆動するための主軸ベッドと、被加工物の
回転軸線に沿って移動可能なテーブル上に被加工面に対
して接離可能なように載置されたレーザ加工ヘッドと、
被加工面の位置を検出する位置センサとを有し、レーザ
加工ヘッドと被加工面との間隔が所定値となるように制
御しつつ被加工面に対して周方向及び軸方向に連続的に
レーザ加工を施すためのレーザ加工装置に於て、テスト
加工を行うための試供体を、被加工物の支持軸上に被加
工物に隣接配置し、試供体に対するテスト加工を本加工
に先立って行うことにより、レーザ加工ヘッドと被加工
面との間隔の適正値を求め、この適正値に基づいて本加
工時の定間隔制御を行うものとすることによって達成さ
れる。
【0007】
【作用】このような構成によれば、本加工を行うロール
と等価の試供体にて事前にテスト加工が行えるので、よ
り一層正確な最適加工条件の設定が可能となる。
【0008】
【実施例】以下に添付の図面に示された具体的な実施例
に基づいて本発明の構成を詳細に説明する。
【0009】図1は、本発明に基づき構成されたレーザ
加工装置を示している。この装置は旋盤と概ね同様な構
成を有しており、被加工物としてのロール1を回転自在
に支持しかつ回転駆動するための主軸ベッド2と、旋盤
の刃物台の送り装置に相当する移動テーブル3とからな
っており、主にロール表面1aに微細な孔を等間隔をお
いて連続的に形成する加工が行えるようになっている。
【0010】移動テーブル3は、床上に固定される固定
ベッド4と、固定ベッド4上にてロール1の回転軸に平
行な方向に横移動するX軸テーブル5と、X軸テーブル
5上にてロール1の回転軸に直交する方向に前後移動す
るY軸テーブル6とからなり、集光レンズを内蔵したレ
ーザ加工ヘッド7、ビームエキスパンダ8、及びレーザ
発振器9等をY軸テーブル6上に搭載している。そして
X軸テーブル5にてロール1の回転に同期してレーザ加
工ヘッド7の横送りピッチを自動制御し、Y軸テーブル
6にてロール1とレーザ加工ヘッド7との間隔の初期位
置設定を行うようになっている。なお、主軸ベッド2並
びに移動テーブル3自体は、公知の工作機械の構造を流
用し得るものであり、また本発明の本質と直接関係しな
いので、その詳細な説明を割愛する。
【0011】Y軸テーブル6上には、図2に併せて示す
ように、Y軸テーブル6の移動方向と同一方向にサーボ
モータ10にて駆動される追従テーブル11が搭載され
ている。そしてこの追従テーブル11上には、位置セン
サ12がレーザ加工ヘッド7と共に搭載されている。
【0012】レーザ加工ヘッド7と位置センサ12と
は、ロール1の回転軸と直交する共通の平面上にてそれ
ぞれのロール表面1aとの対向面の中心が所定距離Lを
おいて隣接するように取付けられている。しかもロール
1の回転方向(図2に於ける矢印A)について手前側に
位置センサ12が置かれている。
【0013】位置センサ12は、渦電流を利用した非接
触式電磁近接センサ等からなり、ロール表面1aとの間
隔寸法に比例したアナログ出力を発する。このアナログ
出力は、A/D変換ユニット13にてディジタル出力に
変換され、位置決めユニット14に入力される。位置決
めユニット14に於ては、予め設定された所定の焦点距
離と位置センサ12が検出した実際の間隔寸法との偏差
を演算し、必要な移動量をサーボドライバ15へ出力す
る。この移動指令に応じてサーボモータ10を駆動し、
追従テーブル11にロール1の軸線に直交する向きの変
位を与えることにより、ロール表面1aとレーザ加工ヘ
ッド7との間隔が規定値に保たれる。
【0014】このようにして、本装置に於ては、ロール
1を所定の速度で回転させつつレーザスポットをパルス
的にロール表面1aに照射することにより、所定のリー
ド角をもつ螺旋状の仮想線上に微細な孔を連続的に穿つ
加工が行われる。
【0015】一方、ロール1の支持軸16上に於けるロ
ール1に隣接する位置には、ロール1と等価のテストピ
ースドラム17が取付けられている。このテストピース
ドラム17は、好ましくはロール1と同一材質、同一肉
厚、同一直径であると良いが、要は位置センサ12の感
度特性がロール1と等しくなるようなものであれば良
い。
【0016】さて、上記した加工を実施するに際して
は、レーザ光の焦点距離、即ちロール表面1aとレーザ
加工ヘッド7との間の適正間隔値の設定が問題となる。
この適正値は、加工ピッチや加工孔形状の変更や、集光
レンズの交換によって変わることがあるので、これらの
加工仕様に合わせて変えねばならない。そこで本発明に
於ては、ロール1の加工に先立ってX軸テーブル5を移
動させてテストピースドラム17に加工ヘッド7を対向
させ、テストピースドラム17にてテスト加工を行うこ
とにより、最適焦点距離、即ち加工ヘッド7に搭載され
た位置センサ12の最適間隔値を求めるものとしてい
る。そしてこのようにして求めた値を位置決めユニット
14に記憶し、この値を本加工時にフィードバックデー
タとして用いるものとしている。
【0017】
【発明の効果】このように本発明によれば、レーザ加工
ヘッドと被加工面との間の適正間隔を実際の加工に即し
て設定できるので、被加工面と加工ヘッドとの間隔を極
めて正確に制御することが可能である。従って、加工精
度を高めるうえに大きな効果を奏することができる。ま
た、適正値の採取後に本加工を継続して実行できるの
で、生産性を低下させずにロール全長に対して均一な加
工を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるレーザ加工装置の模式的な
斜視図。
【図2】本発明装置の要部構成図。
【符号の説明】
1 ロール 1a ロール表面 2 ロール回転装置 3 移動テーブル 4 固定ベッド 5 X軸テーブル 6 Y軸テーブル 7 レーザ加工ヘッド 8 ビームエキスパンダ 9 レーザ発振器 10 サーボモータ 11 自動追従テーブル 12 位置センサ 13 A/D変換ユニット 14 位置決めユニット 15 サーボドライバ 16 支持軸 17 テストピースドラム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福田 幸久 北九州市戸畑区大字中原46−59 日鐵プラ ント設計株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円柱状をなす被加工物の軸を回転自在に
    支持しかつ回転駆動するための主軸ベッドと、前記被加
    工物の回転軸線に沿って移動可能なテーブル上に被加工
    面に対して接離可能なように載置されたレーザ加工ヘッ
    ドと、前記被加工面の位置を検出する位置センサとを有
    し、前記レーザ加工ヘッドと前記被加工面との間隔が所
    定値となるように制御しつつ前記被加工面に対して周方
    向及び軸方向に連続的にレーザ加工を施すためのレーザ
    加工装置であって、 テスト加工を行うための試供体を、前記被加工物の支持
    軸上に前記被加工物に隣接配置し、 前記試供体に対するテスト加工を本加工に先立って行う
    ことにより、前記レーザ加工ヘッドと前記被加工面との
    間隔の適正値を求め、該適正値に基づいて本加工時の定
    間隔制御を行うことを特徴とするレーザ加工装置。
JP4300571A 1992-10-14 1992-10-14 レーザ加工装置 Withdrawn JPH06122087A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4300571A JPH06122087A (ja) 1992-10-14 1992-10-14 レーザ加工装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4300571A JPH06122087A (ja) 1992-10-14 1992-10-14 レーザ加工装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06122087A true JPH06122087A (ja) 1994-05-06

Family

ID=17886445

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4300571A Withdrawn JPH06122087A (ja) 1992-10-14 1992-10-14 レーザ加工装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06122087A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001096058A1 (en) * 2000-06-12 2001-12-20 Korea Institute Of Machinery & Materials Method and apparatus for making a minute product using uv laser beam

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001096058A1 (en) * 2000-06-12 2001-12-20 Korea Institute Of Machinery & Materials Method and apparatus for making a minute product using uv laser beam

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4170726A (en) Method of working outer periphery of articles with laser light
KR101121246B1 (ko) V홈 가공 방법 및 장치
US4503313A (en) Relatively adjustable laser and optic system for laser processing
JP2015221443A (ja) スピニング加工装置、タンク鏡部の製造方法、タンク胴部の製造方法、タンクの製造方法、及びタンク
JP4065564B2 (ja) 回転フライス加工のための方法と装置
JP2001030141A (ja) 薄肉管の加工方法とその装置
JPH06122087A (ja) レーザ加工装置
RU2492030C1 (ru) Способ обработки тел вращения
JPH10109261A (ja) 研磨方法及び装置
JPH06114578A (ja) レーザ加工装置
JPH06122084A (ja) レーザ加工装置の制御方法
JPH04201019A (ja) 放電輪郭加工方法
JPH10109250A (ja) フライス加工方法及び装置
JP2820231B2 (ja) グラビア彫刻機のギャップ制御装置
JPS63237866A (ja) 高精度研削盤
RU2124419C1 (ru) Устройство управления точностью обработки деталей
SU1010773A1 (ru) Устройство дл режуще-деформирующей обработки валов
JPH07241918A (ja) フレネルレンズ切削用刃物台
RU1773701C (ru) Способ комбинированной обработки резанием и поверхностно-пластическим деформированием
JPH0813430B2 (ja) レーザ加工装置
JPH05277779A (ja) レーザ加工装置
JPH05212573A (ja) 早送り制御方式
JPS62220296A (ja) レ−ザ加工装置
JPH0159077B2 (ja)
JP3582953B2 (ja) ワイヤ放電加工機

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000104