JPH06121844A - ゴルフボール - Google Patents

ゴルフボール

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JPH06121844A
JPH06121844A JP4098034A JP9803492A JPH06121844A JP H06121844 A JPH06121844 A JP H06121844A JP 4098034 A JP4098034 A JP 4098034A JP 9803492 A JP9803492 A JP 9803492A JP H06121844 A JPH06121844 A JP H06121844A
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JP
Japan
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layer
ball
clear coat
optical brightener
optical
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JP4098034A
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English (en)
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Raymond A Berard
エイ ビアード レイモンド
Manuel R Jerome
アール ジェローム マニュエル
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Hogan Ben Co
Original Assignee
Hogan Ben Co
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Publication date
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    • F21KNON-ELECTRIC LIGHT SOURCES USING LUMINESCENCE; LIGHT SOURCES USING ELECTROCHEMILUMINESCENCE; LIGHT SOURCES USING CHARGES OF COMBUSTIBLE MATERIAL; LIGHT SOURCES USING SEMICONDUCTOR DEVICES AS LIGHT-GENERATING ELEMENTS; LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F21K2/00Non-electric light sources using luminescence; Light sources using electrochemiluminescence
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B37/00Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
    • A63B37/0003Golf balls
    • A63B37/0022Coatings, e.g. paint films; Markings
    • A63B37/00221Coatings, e.g. paint films; Markings characterised by the material
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B37/00Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
    • A63B37/0003Golf balls
    • A63B37/007Characteristics of the ball as a whole
    • A63B37/0072Characteristics of the ball as a whole with a specified number of layers
    • A63B37/0074Two piece balls, i.e. cover and core
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    • A63B43/008Balls with special arrangements with means for improving visibility, e.g. special markings or colours
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D5/00Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, characterised by their physical nature or the effects produced; Filling pastes
    • C09D5/22Luminous paints
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    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ゴルフボールに良い光沢を与える技術を提供
する。 【構成】 ゴルフボールのボールカバー14の上に、内
側から順に第一のクリアーコート26、第二のクリアー
コート28および第三のクリアーコート30が設けられ
ている。第二のクリアーコート28には、効果的な量の
光学的光沢剤が含まれ、第一のクリアーコート26およ
び第三のクリアーコート30には、微量の光学的光沢剤
が含まれる。第二の実施例では、少量の光学的光沢剤が
第一のクリアーコート26および第三のクリアーコート
30に含まれる。別の実施例では、光学的光沢剤はゴル
フボールのボールカバー14に含まれる。さらに別の実
施例では、ボールカバー14上のペイント層は、第一の
クリアーコート26、第二のクリアーコート28および
第三のクリアーコート30に覆われている。ペイント層
及び三つのクリアーコート26,28,30のうち少な
くとも二つに効果的な量の光学的光沢剤が含まれ、残り
のペイント層と三つのクリアーコート26,28,30
には、極く微量が含まれるだけである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスポーツ用品に関し、特
にゴルフボールに関するものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】伝統的競技であるゴルフで
は、娯楽性を高めるため適宜に高度な技術が用いられて
いる。ゴルフボールに適用される技術は、美観の向上ま
たはボール性能の向上に関するものであるが、本発明は
主に前者に関するものである。
【0003】自然光中の紫外線を可視光線に変換する素
材を使用するアイデアについては広く知られている。以
後、本発明の開示では、そのような素材を光学的光択剤
として扱う。光学的光沢剤は有色であっても、また無色
であってもよい。光学的光沢剤を含有あるいはコーティ
ングした物品は、同処理を施さない場合に比べてより輝
いて見える。こうした効果は、長年の間、紙や布地に蛍
光性の光沢観を与える際に利用されてきた。中でも、
「デイグロ(DAY GLO)」は独占品として知られてい
る。また、ほとんどの洗濯用洗剤には無色の光学的光沢
剤が含まれるため、洗濯物に光沢が出る。このため、そ
うした洗剤で洗った白いワイシャツを着て暗室で紫外線
を受けると、ワイシャツだけは白く蛍光を発するのにそ
れ以外の姿はほとんど見えず驚くことがあった。
【0004】ゴルフボールに関する技術的分野において
光学的光沢剤を使用した最初の例は、米国マサチューセ
ッツ州地方裁判所(民事訴訟第89−1359−MC
号)で原告アクシネット社(Acushnet Company)と被告
スポルディングアンドエベンフロ社(Spaulding and Ev
enflo Company)によって争われた訴訟における宣誓証
書に記録されている。同証書によれば、宣誓証人アルフ
レッドラローザ(AlfredI. LaRosa)は、1972年夏
に約5〜10ダースのゴルフボールのサーリン(SURLY
N)イオノマー樹脂カバーに、それまでの二酸化チタン
に代えて蛍光性のオレンジ色色素を用いたとされてい
る。ゴルフボールカバーにはクリアーコートによる保護
コーティングが施されていた。これらのゴルフボール
は、ラローザ氏と彼がボールを与えた数人の知人が一般
のゴルフ場で使用した。そのうちの何人かは、訴訟にお
いて擁護のための宣誓供述書を提出している。本技術が
証人側(ラローザ氏)の所有物であるとは認定されなか
ったが、この供述により、1972年には何の制約もな
く一般に使用されていた事実が確認された。
【0005】1988年に出願された米国特許第4,7
98,386号には、ほぼ無色の光学的光択剤を使用し
たゴルフボールカバーが開示されている。上記訴訟の主
題を構成したのがこの特許であった。最終的に、この訴
訟は示談が成立した。
【0006】サーリン樹脂に添加物を混入し、適度な色
や輝きを出してもよい。サーリン製カバーを配したゴル
フボールは、光学的光択剤を含むものであってもクリア
ーコートの層を施されたものであってもよい。サーリン
製カバーの表面をペイント層で処理し、クリアーコート
をコーティングした方がよい場合もあるが、その場合
は、ボールカバー中の光学的光沢剤はペイントによって
ほぼ完全に隠されるため、光学的光沢剤の有用性は低下
する。
【0007】サーリンイオノマー樹脂が導入されるまで
は、ゴルフボールカバーは天然の素材であるバラタで製
造するのが通例であった。バラタには使用中に切断しや
すい欠点があったがそれでもなお用途が広く、特にプロ
ゴルファーにはサーリン製カバーよりも性能が勝ると信
じられていた。
【0008】バラタは軽く黄色がかった色をしており、
添加物を加えても変えることができない。ゴルフボール
は輝いた白色、もしくはやや青みがかった白色をよしと
するゴルファーが多いため、バラタ製カバーを被せたゴ
ルフボールはペイント層でほぼ均一に覆い望ましい色に
着色していた。
【0009】従って、ボールカバーに光学的光沢剤を添
加する技術は、ペイントを施したサーリン製カバーやバ
ラタ製カバーには適用されなかった。
【0010】クリアーコートと呼ばれるポリウレタン等
の透明なラッカーでペイント層を覆い、ペイント層の摩
耗やチッピングを防止するのは一般的に行われることで
ある。米国特許第4,865,326号には、クリアー
コートに無色の光学的光沢剤を添加することが開示され
ている。同特許には、光学的光沢剤を含んだクリアーコ
ートはゴルフボールの外層でなければならないことが明
示されている。こうすることによって、光学的光沢剤を
用いて自然環境中の紫外線を吸収し、ゴルフボール表面
に光沢観を出すことが可能になるのである。
【0011】光学的光沢剤を添加すると、クリアーコー
トの物理的特性が変化することが明らかにされている。
特に、ゴルフボールの外層を構成するクリアーコートに
光学的光沢剤が存在すると、摩耗やチッピングに対する
クリアーコートの耐性能が減退する。即ち、光学的光沢
剤を含有したクリアーコートには摩耗やチッピングが発
生しやすく、これではクリアーコートが保護すべきペイ
ント層と同じことになる。
【0012】米国特許第4,802,674号には、ゴ
ルフボールに光学的光沢剤を添加するための他の方法が
開示されている。
【0013】米国特許第5,000,458号には、ボ
ールカバー表面上のプライマーコートとプライマーコー
ト上のフィニッシュコートからなる二層性クリアーコー
トを有するゴルフボールが開示されている。プライマー
コートには固形成分に対し約0.45重量%から約2.
7重量%の光学的光沢剤が含まれる。フィニッシュコー
トに含まれる光学的光沢剤は固形成分の約0.04重量
%未満で極微量である。
【0014】このプライマーコートは、光学的光沢剤の
使用に際し最適なものではない。プライマーコートを設
ける目的は、ボールカバー表面に対するプライマーコー
ト自体の付着能を高め、さらにフィニッシュコートが付
着しやすくすることである。光学的光沢剤の添加量を同
特許に示す量にした場合、プライマーコートの適正な付
着能は損われやすい。
【0015】
【発明の概要】従って、本発明の目的は、従来技術の短
所を克服し、ゴルフボールにさらに良い光沢を与える技
術を提供することである。
【0016】本発明の別の目的は、ゴルフボール表面上
のプライマークリアーコートであり光学的光沢剤をほと
んど含まない第一の層、第一の層を覆う光学的光沢剤を
含んだ少なくとも一つの第二の中間層、透明なクリアー
コートであり光学的光沢剤をほとんど含まないトップコ
ートを提供することである。透明なクリアーコートであ
るトップコートは、ゴルフボールの外層を構成する。
【0017】本発明のさらに別の目的は、ボールカバ
ー、ボールカバー上のペイント層、ボールカバーもしく
はペイント層上のクリアーコートである中間層のうちの
少なくとも二つに、効果的な量の光学的光沢剤を少なく
とも一種類以上含んだゴルフボールを提供することであ
る。
【0018】要約すると、本発明により提供されるゴル
フボールでは、ゴルフボールのボールカバーの上に、内
側から順に第一のクリアーコート、第二のクリアーコー
トおよび第三のクリアーコートが設けられている。第二
のクリアーコートには、効果的な量の光学的光沢剤が含
まれ、第一のクリアーコートおよび第三のクリアーコー
トには、微量の光学的光沢剤が含まれる。本発明に係る
第二の実施例では、少量の光学的光沢剤が第一のクリア
ーコートおよび第三のクリアーコートに含まれる。第一
および第三のクリアーコートに含まれる光学的光沢剤の
量は、これらのクリアーコートに物理的特性の減退を起
こす量よりも少ない。本発明のさらに別の実施例では、
光学的光沢剤はゴルフボールのボールカバーに含まれ
る。ボールカバー中の光学的光沢剤による光沢増強効果
により、クリアーコート中の光学的光沢剤の効果が増加
する。本発明のさらに別の実施例では、ボールカバー上
のペイント層は、第一のクリアーコート、第二のクリア
ーコートおよび第三のクリアーコートに覆われている。
ペイント層、第一のクリアーコート、第二のクリアーコ
ートおよび第三のクリアーコートのうち少なくとも二つ
に効果的な量の光学的光沢剤が含まれ、残りのペイント
層、第一のクリアーコート、第二のクリアーコートおよ
び第三のクリアーコートには、極く微量が含まれるだけ
である。
【0019】本発明に係る実施例では、ボール芯、ボー
ル芯の上の成形されたボールカバー、ボールカバーの上
のクリアーコートである第一の層、第一の層は、固形成
分重量の0.45%未満の光学的光沢剤を含むこと、第
一の層の上のクリアーコートである第二の層、クリアー
コートである第二の層は、固形成分重量の約0.3%か
ら約2.7%の光学的光沢剤を含むこと、第二の層の上
のクリアーコートである第三の層、および第三の層は、
固形成分重量の約0.3%未満の光学的光沢剤を含み、
これにより第三の層は、第二の層が使用中に損われるの
を有効に防止すること、を備えたことを特徴とするゴル
フボールが提供される。
【0020】本発明の特徴に基づき、ボール芯、ボール
芯の上のボールカバー、ボールカバーに含まれる効果的
な量の光学的光沢剤、ボールカバーの上のクリアーコー
トである第一の層、第一の層の上のクリアーコートであ
る第二の層、第二の層の上のクリアーコートである第三
の層、およびボールカバー、第一の層、第二の層、第三
の層のうち、少なくとも二つは光学的光沢剤を含むこ
と、を備えたことを特徴とするゴルフボールが提供され
る。
【0021】本発明の別の特徴に基づき、ボール芯、ボ
ールカバー、ボールカバーの上のクリアーコートである
第一の層、第一の層の上のクリアーコートである第二の
層、第二の層の上のクリアーコートである第三の層、第
二の層は、第一の層から外側に数えて、少なくとも第一
のサブ層、第二のサブ層および第三のサブ層を含むこ
と、第一のサブ層および第三のサブ層は、効果的な量の
光学的光沢剤を含むこと、第一の層、第二のサブ層およ
び第三の層は、わずか0.3%の光学的光沢剤を含むこ
と、を備えたことを特徴とするゴルフボールが提供され
る。
【0022】本発明のさらに別の特徴に基づき、ボール
芯、ボール芯の上のボールカバー、ボールカバーの上の
ペイント層、ペイント層の上のクリアーコートである少
なくとも一つの層、およびペイント層は固形成分重量の
約0.3%から約10%の光学的光沢剤を含むこと、を
備えたことを特徴とするゴルフボールが提供される。
【0023】本発明のさらに別の特徴に基づき、ボール
芯、ボール芯の上のボールカバー、ボールカバーの上の
ペイント層、ペイント層から外側に数えた、ペイント層
の上の少なくとも第一の層、第二の層および第三の層、
ペイント層、第一の層、第二の層および第三の層のうち
少なくとも二つは固形成分重量の約0.3%から約10
%の光学的光沢剤を含むこと、およびペイント層、前記
第一の層、第二の層および第三の層のうちの残りの層
は、固形成分重量のわずか約0.3%の光学的光沢剤を
含むこと、を備えたことを特徴とするゴルフボールが提
供される。
【0024】本発明に係る上記およびその他の特徴や長
所は、添付図や以下の説明から明らかになるであろう。
なお、図において、同様の構成要素には同じ符号を付し
ている。
【0025】
【実施例】図3は、従来の技術において述べた米国特許
第4,798,386号に係るゴルフボール10で、全
体像を10に示す。ボールカバー14はボール芯12上
で成形され、ボール芯12を取囲む。
【0026】ボール芯12には巻芯および成形芯を含む
いかなるタイプの芯を用いてもよい。ボールカバー14
は、例えばバラタゴムあるいはサーリン可塑性樹脂のよ
うないかなる従来タイプのカバーであってもよい。従来
の技術で触れた宣誓証書によれば、ボールカバー14に
は効果的な量の有色の光学的光沢剤が含まれる。
【0027】発明者の知る限り、米国特許第4,79
8,386号に記載された光沢剤を含有したボールカバ
ーは、宣誓証書で議論されたボールカバー14にほぼ等
しく、光学的光沢剤に有色ではなく無色のものを使用し
ている点が異なるだけである。従来技術に従って、透明
性のクリアーコート16がボールカバー14に被せられ
る。クリアーコート16は、例えばポリウレタンのよう
な従来の素材のもので、通常、ボールカバー14の摩耗
や摩滅を防ぐ目的で使用される。また、クリアーコート
16の下に、ボールカバー14を覆うペイント層(図示
せず)が存在する場合には、この層の摩耗や摩滅を防ぐ
目的もある。
【0028】また、図3において、米国特許第4,86
5,326号は、光学的光沢剤がボールカバー14では
なくクリアーコート16に約0.3%から約1.0%含
まれることを開示している。この含有率は、クリアーコ
ート16を構成する固形成分に対する重量%で表わした
ものである。光学的光沢剤のリスト、それら各々の光学
的特性、および応用技術については同特許の開示を参照
されたい。
【0029】上述の通り、クリアーコートの目的は、一
般に、ボールカバー14あるいはボールカバー14とク
リアーコート16間のペイント層(図示せず)を摩耗、
チッピング、クラッキングから守ることである。クリア
ーコート16内に光学的光沢剤が存在すると、摩耗、チ
ッピング、クラッキングが発生しやすくなるため、ゴル
フボール10にクリアーコート16を設ける本来の目的
が損われる。
【0030】図4は、上記で参照した米国特許第5,0
00,458号に係るゴルフボール18を示したもので
ある。ゴルフボール18はボール芯12を有し、その上
に成形されたボールカバー14が被せられている。ボー
ルカバー14の上に、クリアーコートである光学的光沢
剤を含んだプライマーコート20がコーティングされて
いる。さらに、プライマーコート20の表面にはクリア
ーコート22がもう一層コーティングされている。プラ
イマーコート20およびクリアーコート22の厚さは誇
張して描かれている。
【0031】プライマーコート20に含まれる光学的光
沢剤は、プライマーコート20の固形成分に対して約
0.45重量%から約2.7重量%である。また、クリ
アーコート22には光学的光沢剤はほとんど含まれな
い。
【0032】クリアーコート22によって、本来期待さ
れたコーティングによる表面の保護効果が達成できる。
しかしながら、プライマーコート20には光学的光沢剤
が含まれるため、このコートの物理的特性が変化する恐
れがある。
【0033】本願発明者は、プライマーコート20もし
くはクリアーコート22に光学的光沢剤を混ぜる必要性
がないことを発見した。このため、光学的光沢剤を含ん
だクリアーコート22に生じる摩滅の問題や、光学的光
沢剤を含んだプライマーコート20に生じる物理的性質
の変化といった問題を回避することができる。
【0034】図1は、本発明の実施例に係るゴルフボー
ル24である。ボール芯12にはボールカバー14が被
せられるが、このカバーは、例えばバラタあるいはサー
リンのようないかなる素材であってもよい。プライマー
コート26がボールカバー14の表面に付されるが、プ
ライマーコート26は例えば参照特許で開示された素材
のように、コーティングに適する素材のものならいかな
るものであってもよい。プライマーコート26には、そ
の固形成分の約0.45重量%未満の光学的光沢剤が含
まれる。
【0035】クリアーコート28は任意の適切な素材を
用いて作られ、効果的な量の光学的光沢剤が含まれる。
光学的光沢剤の種類は、本明細書において参照する上記
の参照特許で開示されたものから選んでもでよい。クリ
アーコート28に含まれる光学的光沢剤は、その固形成
分の約0.3重量%から約3重量%である。
【0036】トップコート30がクリアーコート28の
上に覆われる。トップコート30に含まれる光学的光沢
剤はトップコート30の固形成分の約0.3重量%未満
であるため、トップコート30は好ましい保護効果を保
持できる。
【0037】幾つかの応用例を通して、発明者は四層性
以上のクリアーコートを用いる利点を見出した。そのよ
うなクリアーコートでは、各層はより薄くなり、下側の
層にしっかりと固着する傾向が認められる。従って、光
学的光沢剤を含んだクリアーコート28は一層のコート
ではなく、二層もしくはそれ以上のサブコートからなる
ものとし、合計四層もしくはそれ以上のクリアーコート
であってもよい。二層もしくはそれ以上のサブコートに
含まれる光学的光沢剤は、等量であってもよく、また異
なる量であってもよい。さらに、サブコートに含まれる
光学的光沢剤は、異なる種類のものであってもよい。
【0038】本発明に係る一実施例では、プライマーコ
ート26上のクリアーコート28は内側から順に第一、
第二および第三のサブコートからなる。トップコート3
0は第三のサブコートの上に置かれている。第一および
第三のサブコートは光学的光沢剤を含み、その間の第二
のサブコートに含まれる光学的光沢剤は、第二のサブコ
ートの固形成分の約0.3重量%未満である。こうし
た、多層性構造は当業者には周知の事項であるため、こ
れ以上の図示および説明は不要であると思われる。
【0039】トップコート30では、固形成分に対する
光学的光沢剤の割合がほぼ0.3重量%を越える場合に
コートの物理的特性が低下すると考えられているが、少
量の場合にはほとんど悪影響を及ぼさない。従って、光
学的光沢剤を余分に添加する必要がある場合には、少
量、すなわち、0.3重量%未満の光学的光沢剤をトッ
プコート30に添加することが可能である。これによ
り、トップーコート30の物理的特性を低下させること
なく、トップコート30中の少量の光学的光沢剤によっ
てクリアーコート28中の光学的光沢剤の光沢効果を増
すことができる。
【0040】同様に、プライマーコート26に固形成分
の約0.45重量%未満の光学的光沢剤を含ませること
により、他層からの光沢効果を増すこともできる。
【0041】また、以下の事項は本発明の範囲内に入る
ものである。すなわち、ボールカバー14に、クリアー
コート28の光学的光沢剤によって光沢が増大される光
学的光沢剤(米国特許第4,798,386号で述べら
れたものと実質的に同じもの)を含ませても良い。これ
により、クリアーコート28の光沢増大を行うための光
学的光沢剤の必要量を’386特許より減らすことがで
きる。これにより、少なくとも、光学的光沢剤を多量に
必要とする米国特許第4,798,386号の経済的欠
点に関しては克服され、完成したゴルフボール18の光
沢を損うこともない。
【0042】図2では、前記実施例と同様、ゴルフボー
ル32のボール芯12に適当なボールカバー14が被せ
られている。ボールカバー14はペイント層34で覆わ
れている。従来技術に従うと、ペイント層34はプライ
マーコートと見なすことができる。
【0043】ペイント層34の上にクリアーコート36
である第一の層が設けられ、さらにその上に、クリアー
コートであるトップコート38が重層される。クリアー
コート36とペイント層34の少なくともいずれかに
は、固形成分の約0.3重量%から約10重量%の効果
的な量の光学的光沢剤が含まれる。トップコート38に
含まれる光学的光沢剤は、固形成分の約0.3重量%に
過ぎない。好適な実施例では、クリアーコート36およ
びペイント層34には固形成分の少なくとも約0.3重
量%の光学的光沢剤が含まれるが、クリアーコート36
およびペイント層34における光学的光沢剤の量および
種類は同じであっても異なっていてもよい。
【0044】クリアーコート36は、二以上のサブコー
ト(図2には明示せず)からなるものであってもよく、
一以上のサブコートに光学的光沢剤が含まていてもよ
い。光学的光沢剤が二以上のサブコートに含まれる場
合、それらのサブコートにおける光学的光沢剤の量およ
び種類は同じであっても異なっていてもよい。
【0045】本発明の好適な実施例を図をあげて説明し
たが、本発明は、これらを忠実に実施したものだけに限
定されず、特許請求の範囲で規定される本発明の精神か
ら逸脱することなく、当業者が様々な変更や修正を加え
得ることを明記する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るゴルフボールの部分断面
図である。
【図2】本発明の別の実施例に係るゴルフボールの部分
断面図である。
【図3】クリアーコートである外層部に光学的光沢剤を
含んだボールカバーを有する、従来技術に係るゴルフボ
ールの断面図である。
【図4】従来技術に係るゴルフボールの断面図である。
【符号の説明】
26・・・・プライマーコート 28・・・・クリアーコート 30・・・・トップコート

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボール芯、 前記ボール芯の上の成形されたボールカバー、 前記ボールカバーの上のクリアーコートである第一の
    層、 前記第一の層は、固形成分重量の0.45%未満の光学
    的光沢剤を含むこと、 前記第一の層の上のクリアーコートである第二の層、 前記のクリアーコートである第二の層は、固形成分重量
    の約0.3%から約2.7%の光学的光沢剤を含むこ
    と、 前記第二の層の上のクリアーコートである第三の層、お
    よび前記第三の層は、固形成分重量の約0.3%未満の
    光学的光沢剤を含み、これにより前記第三の層は、前記
    第二の層が使用中に損われるのを有効に防止すること、
    を備えたことを特徴とするゴルフボール。
  2. 【請求項2】請求項1のゴルフボールにおいて、前記光
    学的光沢剤は、前記第二の層の固形成分重量の約0.3
    %から約1.0%含まれることを特徴とするもの。
  3. 【請求項3】請求項1のゴルフボールにおいて、前記第
    二の層および第三の層は同一の樹脂素材を含み、前記第
    二の層だけが固形成分重量の約0.3%を越える光学的
    光沢剤を含むことを特徴とするもの。
  4. 【請求項4】請求項1のゴルフボールにおいて、さらに
    前記ボールカバーに含まれる光学的光沢剤を備えたこと
    を特徴とするもの。
  5. 【請求項5】ボール芯、 前記ボール芯の上のボールカバー、 前記ボールカバーに含まれる効果的な量の光学的光沢
    剤、 前記ボールカバーの上のクリアーコートである第一の
    層、 前記第一の層の上のクリアーコートである第二の層、 前記第二の層の上のクリアーコートである第三の層、お
    よび前記ボールカバー、前記第一の層、前記第二の層、
    前記第三の層のうち、少なくとも二つは光学的光沢剤を
    含むこと、を備えたことを特徴とするゴルフボール。
  6. 【請求項6】ボール芯、 ボールカバー、 前記ボールカバーの上のクリアーコートである第一の
    層、 前記第一の層の上のクリアーコートである第二の層、 前記第二の層の上のクリアーコートである第三の層、 前記第二の層は、前記第一の層から外側に数えて、少な
    くとも第一のサブ層、第二のサブ層および第三のサブ層
    を含むこと、 前記第一のサブ層および第三のサブ層は、効果的な量の
    光学的光沢剤を含むこと、 前記第一の層、前記第二のサブ層および前記第三の層
    は、わずか0.3%の光学的光沢剤を含むこと、を備え
    たことを特徴とするゴルフボール。
  7. 【請求項7】ボール芯、 前記ボール芯の上のボールカバー、 前記ボールカバーの上のペイント層、 前記ペイント層の上のクリアーコートである少なくとも
    一つの層、および前記ペイント層は固形成分重量の約
    0.3%から約10%の光学的光沢剤を含むこと、を備
    えたことを特徴とするゴルフボール。
  8. 【請求項8】請求項7のゴルフボールにおいて、 前記のクリアーコートである少なくとも一つの層は、ク
    リアーコートである少なくとも第一の層および第二の層
    を含むこと、および前記ペイント層および前記のクリア
    ーコートである第一の層および第二の層のうち、少なく
    とも二つは固形成分重量の約0.3%から約10%の光
    学的光沢剤を含むことを特徴とするもの。
  9. 【請求項9】ボール芯、 前記ボール芯の上のボールカバー、 前記ボールカバーの上のペイント層、 前記ペイント層から外側に数えた、前記ペイント層の上
    の少なくとも第一の層、第二の層および第三の層、 前記ペイント層、前記第一の層、前記第二の層および前
    記第三の層のうち少なくとも二つは固形成分重量の約
    0.3%から約10%の光学的光沢剤を含むこと、およ
    び前記ペイント層、前記第一の層、前記第二の層および
    前記第三の層のうちの残りの層は、固形成分重量のわず
    か約0.3%の光学的光沢剤を含むこと、を備えたこと
    を特徴とするゴルフボール。
JP4098034A 1991-04-18 1992-04-17 ゴルフボール Pending JPH06121844A (ja)

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US68737191A 1991-04-18 1991-04-18
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