JPH06121548A - インバータ装置 - Google Patents

インバータ装置

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JPH06121548A
JPH06121548A JP4290904A JP29090492A JPH06121548A JP H06121548 A JPH06121548 A JP H06121548A JP 4290904 A JP4290904 A JP 4290904A JP 29090492 A JP29090492 A JP 29090492A JP H06121548 A JPH06121548 A JP H06121548A
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JP
Japan
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inverter
unit
reversible converter
section
power
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Application number
JP4290904A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoji Mizoguchi
昭次 溝口
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回路構成を簡略化し小型化を実現すると共に
保守を容易にし、さらにコストを削減できるインバータ
装置を得ることである。 【構成】 可逆コンバータ部,インバータ部を制御する
制御回路を同一基板上に実装したことを構成上の特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、小型化を実現すると
共に保守を容易にし、さらに直流回路電圧の変動に対す
る応答性などを向上させたインバータ装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図11は、例えば特公昭56−4223
7号公報に示されたインバータ装置の構成を示す回路図
であり、図において、101は3相交流電源、102は
可逆コンバータ部、103は直流リアクトルとコンデン
サとから構成される直流フィルタ部、104a,104
bはGTOサイリスタとGTOサイリスタに逆並列接続
されたダイオードにより構成されるインバータ部、10
5a,105bは交流電動機に代表される交流負荷、1
06aは前記可逆コンバータ部102の制御部、106
bは前記インバータ部104aの制御部、106cは前
記インバータ部104bの制御部である。
【0003】107a,107b,107c,107d
は前記直流フィルタ部103で平滑化された直流回路電
圧を検出する電圧検出器である。
【0004】109aは前記3相交流電源101と可逆
コンバータ部102との間を流れる電流を検出する電流
検出器、109bは前記インバータ部104aと交流負
荷105aとの間を流れる電流を検出する電流検出器、
109cは前記インバータ部104bと交流負荷105
bとの間を流れる電流を検出する電流検出器である。
【0005】108は3相交流電源101の電圧を検出
するための変圧器である。
【0006】また図12は、「日立評論」(Vol.7
3,No.3,P79〜P84)に示されたPWMコン
バータ−インバータ装置の構成を示す回路図である。
【0007】図12において、111は3相交流電源、
112は可逆コンバータ部、112a,112bは逆並
列接続されたGTOサイリスタとダイオードにより構成
される単位コンバータ、113は平滑コンデンサ、11
4はインバータ部、114a,114bは逆並列接続さ
れたGTOサイリスタとダイオードにより構成される単
位インバータ、115は交流電動機に代表される交流負
荷、116aは前記可逆コンバータ部112の制御部、
116bは前記インバータ部114の制御部である。
【0008】117aは前記平滑コンデンサ113の端
子電圧を検出する電圧検出器である。
【0009】119aは前記3相交流電源111と可逆
コンバータ部112との間を流れる電流を検出する電流
検出器、119bは前記インバータ部114と交流負荷
115との間を流れる電流を検出する電流検出器であ
る。
【0010】118は3相交流電源111の電圧を検出
するための変圧器である。
【0011】次に動作について説明する。
【0012】図11に示す制御部106aでは、直流電
圧指令値Vdc*と電圧検出器107aが検出した直流
フィルタ部103の直流回路電圧値Vdcとが突き合わ
され、変圧器108により検出された3相交流電源電圧
と同期が取られた状態で電圧閉ループ制御により、直流
フィルタ部103の直流回路電圧値Vdcが上記直流電
圧指令値Vdc*に対応した一定の値になるように可逆
コンバータ部102をPWM制御している。
【0013】制御部106aではさらに、電流検出器1
09aにより3相交流電源101と可逆コンバータ部1
02の間を流れる電流値を検出することにより電流マイ
ナーループを形成している。
【0014】この結果、可逆コンバータ部102により
3相交流電力は直流に変換され、さらに直流フィルタ部
103により平滑化され、上記直流電圧指令値Vdc*
に対応した一定の直流電力がインバータ部104a,1
04bに供給される。
【0015】制御部106bでは、電流検出器109b
が検出した電流値を基にベクトル制御を行う場合、ある
いは電流的に開ループ制御を行う場合(V/f=一定制
御)が一般的であり、制御部106bはインバータ部1
04aをPWMにより制御して、インバータ部104a
から可変電圧,可変周波数の交流電力を交流負荷105
aに供給する。
【0016】制御部106cおよびインバータ部104
bにおいても同様である。
【0017】図11に示したインバータ装置は数100
KVA程度のものであり、これ以上の容量域では、図1
2に示すようなコンバータ部とインバータ部とが1:1
の容量比になる構成がとられる。
【0018】図12に示したインバータ装置によれば、
単機容量を増大するために単位コンバータ112a,1
12bや単位インバータ114a,114bは相関リア
クトル多重された構成となっている。
【0019】また、図11および図12に示したインバ
ータ装置は、共にコンバータ部の制御部とインバータ部
の制御部がそれぞれ独立して設けられ、動作するように
構成されている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】従来のインバータ装置
は以上のように構成されているので、コンバータ部の制
御部とインバータ部の制御部をそれぞれ個別に設けてい
るため、これらコンバータ部の制御部とインバータ部の
制御部に使用される電圧検出器や電圧検出器の入力回路
もそれぞれ別々に設けており、これら電圧検出器や電圧
検出器の入力回路が重複することになり、回路構成が複
雑化し信頼性が低下したりコストが上昇する問題点があ
った。
【0021】また、コンバータ部の制御部とインバータ
部の制御部との間で信号の授受を行うときには特別なイ
ンターフェースを必要とし、この結果、回路構成が複雑
化し信頼性が低下したりコストが上昇する問題点があっ
た。
【0022】また、インバータ部において負荷から電力
を直流回路側に戻す回生動作を高速に行うとコンバータ
部は回生電力による直流回路電圧Vdcの上昇を電圧検
出器で検知した後、制御器のゲインで決まる応答速度で
前記直流回路電圧Vdcの上昇を抑制する制御を行うこ
とになるので過渡応答特性が良くなく、10%〜20%
程度の電圧上昇は避けることができない問題点があっ
た。
【0023】さらには瞬停が生じたりすると従来のイン
バータ装置は即座に停止することになり、再起動に時間
がかかるなどの問題点があった。
【0024】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、請求項1の発明は、回路構成を
簡略化し小型化を実現すると共に保守を容易にし、さら
にコストを削減できるインバータ装置を得ることを目的
とする。
【0025】請求項2の発明は、回路構成を簡略化し小
型化を実現すると共に保守を容易にしコストを削減で
き、さらにコンバータ部の出力電圧制御の遅れによる直
流回路電圧の変動の増加や過渡応答特性の劣化を改善し
たインバータ装置を得ることを目的とする。
【0026】請求項3の発明は、小型化を実現すると共
に保守を容易にし、さらにコストを削減できるインバー
タ装置を得ることを目的とする。
【0027】請求項4の発明は、小型化を実現すると共
に保守を容易にし、さらにコストを削減でき、コンバー
タ部の出力電圧制御の遅れによる直流回路電圧の変動の
増加や過渡応答特性の劣化を改善できるインバータ装置
を得ることを目的とする。
【0028】請求項5の発明は、瞬停などが生じたとき
にも可能な限り運転を継続するインバータ装置を得るこ
とを目的とする。
【0029】請求項6の発明は、瞬停などが生じたとき
の再起動を短時間のうちに行うことができ、コンバータ
部の出力電圧制御の遅れによる直流回路電圧の変動の増
加や過渡応答特性の劣化を改善できるインバータ装置を
得ることを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るイ
ンバータ装置は、可逆コンバータ部,インバータ部を制
御する制御回路を同一基板上に実装したものである。
【0031】請求項2の発明に係るインバータ装置は、
可逆コンバータ部,インバータ部を制御する同一基板上
に実装された制御回路と、上記可逆コンバータ部を制御
する際の有効電力分電流指令値に上記インバータ部の有
効電力分電流値を加算する加算制御手段とを備えたもの
である。
【0032】請求項3の発明に係るインバータ装置は、
可逆コンバータ部,インバータ部をそれぞれ制御するた
めに上記可逆コンバータ部,インバータ部にそれぞれ対
応して設けられたCPUと、それらCPUにより上記可
逆コンバータ部,インバータ部をそれぞれ制御する際に
互いに必要となるデータを共有化するデータ共有化手段
とを備えたものである。
【0033】請求項4の発明に係るインバータ装置は、
可逆コンバータ部,インバータ部をそれぞれ制御するた
めに上記可逆コンバータ部,インバータ部にそれぞれ対
応して設けられたCPUと、それらCPUにより上記可
逆コンバータ部,インバータ部をそれぞれ制御する際に
互いに必要となるデータを共有化するデータ共有化手段
と、上記可逆コンバータ部を制御する際の有効電力分電
流指令値に上記インバータ部の有効電力分電流値を加算
する加算制御手段とを備えたものである。
【0034】請求項5の発明に係るインバータ装置は、
可逆コンバータ部への入力電力レベルを検出しその入力
電圧の低下を検出する入力電圧低下検出手段と、その入
力電圧低下検出手段により検出した入力電圧レベルと上
記可逆コンバータ部の出力する直流電流値、さらに上記
インバータ部の負荷量またはその負荷量に相当する指令
値、あるいは上記可逆コンバータ部の出力する直流電流
値と上記負荷量に相当する指令値の差と上記直流フィル
タ部の電圧値を基に上記可逆コンバータ部の運転と上記
インバータ部の運転を継続するか否かを判断する運転継
続判断手段と、その運転継続判断手段により運転続行可
能と判断したときに構成機器を破損しない範囲で運転を
継続する運転続行手段とを備えたものである。
【0035】請求項6の発明に係るインバータ装置は、
瞬停などによる商用系統電圧値の低下により上記可逆コ
ンバータ部の運転が困難であるか否かを判断する判断手
段と、その判断手段により上記可逆コンバータ部の運転
が困難であると判断したときに上記可逆コンバータ部の
出力有効電力分電流を絞り込み上記可逆コンバータ部の
出力直流電流零制御を行う可逆コンバータ電流零制御手
段と、その可逆コンバータ電流零制御手段により行う出
力直流電流零制御に連動して上記インバータ部の出力有
効電力分電流あるいはトルク分電流を絞り込み出力有効
電力分電流零制御あるいはトルク分電流零制御を行うイ
ンバータ電流零制御手段とを備えたものである。
【0036】
【作用】請求項1の発明におけるインバータ装置は、可
逆コンバータ部,インバータ部を制御する制御回路を同
一基板上に実装することで、これら制御回路間において
データの授受を行うための複雑なインターフェースなど
を不要とし、小型化を実現すると共に保守を容易にし、
さらにコストを削減する。
【0037】請求項2の発明におけるインバータ装置
は、可逆コンバータ部,インバータ部を制御する制御回
路を同一基板上に実装し、これら制御回路間においてデ
ータの授受を行うための複雑なインターフェースなどを
不要とし、回路構成を簡略化し小型化を実現しコストを
削減すると共に保守を容易にし、可逆コンバータ部を制
御する際の有効電力分電流指令値に上記インバータ側の
有効電力分電流値を加算するようにして上記可逆コンバ
ータ部で直流回路電圧の変動を抑制するように制御する
ことにより直流回路電圧の変動の増加や過渡応答特性の
劣化を改善する。
【0038】請求項3の発明におけるインバータ装置
は、CPUにより可逆コンバータ部,インバータ部をそ
れぞれ制御すると共にそれぞれの制御において必要とな
るデータを共有化し、小型化を実現すると共に保守を容
易にし、さらにコストを削減する。
【0039】請求項4の発明におけるインバータ装置
は、可逆コンバータ部,インバータ部をそれぞれのCP
Uにより制御し、それらCPUにより上記可逆コンバー
タ部,インバータ部をそれぞれ制御する際に互いに必要
となるデータを共有化することにより、回路構成を簡略
化し小型化を実現しコストを削減すると共に保守を容易
にし、可逆コンバータ部を制御する際の有効電力分電流
指令値情報に上記インバータ部の有効電力分電流値情報
を加算するようにして上記可逆コンバータ部で直流回路
電圧の変動を抑制するように制御することにより直流回
路電圧の変動の増加や過渡応答特性の劣化を改善する。
【0040】請求項5の発明におけるインバータ装置
は、可逆コンバータ部への入力電圧レベルの低下を検出
し、その入力電圧レベルと上記可逆コンバータ部の出力
する直流電流値、さらにインバータ部の負荷量またはそ
の負荷量に相当する指令値、あるいは上記可逆コンバー
タ部の出力する直流電流値と上記負荷量に相当する指令
値の差と上記直流フィルタ部の電圧値を基に上記可逆コ
ンバータ部の運転と上記インバータ部の運転を継続する
か否かを判断し、瞬停などが生じたときにも可能な限り
運転を継続する。
【0041】請求項6の発明におけるインバータ装置
は、瞬停などによる商用系統電圧値の低下が発生したと
きに可逆コンバータ部の運転が困難であるか否かを判断
し、上記可逆コンバータ部の運転が困難であると判断し
たときには上記可逆コンバータ部の出力有効電力分電流
を絞り込み上記可逆コンバータ部の出力直流電流零制御
を行い、さらにその出力直流電流零制御に連動して上記
インバータ部の出力有効電力分電流あるいはトルク分電
流を絞り込み出力有効電力分電流零制御あるいはトルク
分電流零制御を行い、瞬停などによる商用系統電圧値の
低下に即座に対応し、また瞬停などが回復したときには
出力有効電力分電流零制御あるいはトルク分電流零制御
を即座に解除し再起動を短時間のうちに行う。
【0042】
【実施例】実施例1.以下、請求項1および請求項2の
発明の一実施例を図について説明する。図1において、
1は3相交流電源、2は可逆コンバータ部、3はコンデ
ンサを備えた直流フィルタ部、4はGTOサイリスタと
GTOサイリスタに逆並列接続されたダイオードにより
構成されるインバータ部、5は交流電動機に代表される
交流負荷、6は前記可逆コンバータ部2や前記インバー
タ部4の制御回路であり同一基板上に実装されている。
【0043】この制御回路は、可逆コンバータ部2を制
御するための可逆コンバータ制御回路6aとインバータ
部4を制御するためのインバータ制御回路6bを備えて
いる。
【0044】7は前記直流フィルタ部3が出力する直流
回路電圧Vdcを検出する電圧検出器である。9aは前
記3相交流電源1と可逆コンバータ部2の間を流れる電
流を検出する電流検出器、9bは交流負荷5の負荷電流
を検出する電流検出器である。8は3相交流電源1の電
圧を検出するための変圧器である。
【0045】図2は、図1に示した可逆コンバータ用制
御回路6aのブロック線図である。
【0046】図2において、19は直流電圧指令値Vd
c*と電圧検出器7により検出された直流フィルタ部3
の直流回路電圧Vdcとの加え合わせ点、20は電圧制
御器、21は電圧制御器20から出力される可逆コンバ
ータ部2の直流出力電流指令値(有効電力分電流指令
値)idc*とインバータ側の有効電力に相当する電流
量idci*との加え合わせ点(加算制御手段)であ
る。
【0047】このインバータ側の有効電力に相当する電
流値idci*は、可逆コンバータ制御回路6aとイン
バータ制御回路6bとの間でコンバータ電流制御器30
の入力段にフィードフォワードされている。
【0048】22は可逆コンバータ部2の直流出力電流
指令値idc*とインバータ側の有効電力に相当する電
流量idci*との加算結果と、可逆コンバータ部2へ
の入力交流電流の有効電力に相当する電流信号idcの
加え合わせ点である。
【0049】V*はコンバータ電流制御器30から出力
される可逆コンバータ部2の入力端子電圧指令値であ
り、PWM変調器40に出力される。
【0050】PWM変調器40は、入力端子電圧指令値
V*を基にPWM制御信号を生成する回路である。50
はゲート増幅器である。
【0051】次に動作について説明する。
【0052】可逆コンバータ用制御回路6aは、変圧器
8により検出した3相交流電源電圧信号を基に、3相交
流電源1に同期した状態で直流電圧指令値Vdc*と電
圧検出器7により検出された直流フィルタ部3の直流回
路電圧Vdcとの偏差を検出し、電圧制御器20に出力
する。
【0053】電圧制御器20は、前記偏差量を可逆コン
バータ部2の直流出力電流指令値idc*として加え合
わせ点21に出力する。
【0054】加え合わせ点21では、電圧制御器20か
ら供給される可逆コンバータ部2の直流出力電流指令値
idc*とインバータ側の有効電力に相当する電流量i
dci*との加算を行い、この加算結果を加え合わせ点
22に出力する。
【0055】加え合わせ点22では、前記加算結果と可
逆コンバータ部2への入力交流電流の有効電力に相当す
る電流信号idcとの偏差を演算し、この演算結果をコ
ンバータ電流制御器30に出力する。
【0056】コンバータ電流制御器30は、この演算結
果を可逆コンバータ部2の入力端子電圧指令値V*とし
てPWM変調器40に出力する。
【0057】PWM変調器40は、コンバータ電流制御
器30から供給された入力端子電圧指令値V*を基に可
逆コンバータ部2の各相のGTOサイリスタをPWM制
御するためのGTOサイリスタゲート制御信号をゲート
増幅器50に出力する。
【0058】ゲート増幅器50は、PWM変調器40か
ら供給されたGTOサイリスタゲート制御信号を増幅し
て可逆コンバータ部2を構成する各相のGTOサイリス
タゲートに供給する。
【0059】このようにして可逆コンバータ部2はPW
M制御されて、3相交流電源1から供給される3相交流
電力を直流電力に変換し、直流フィルタ部3に出力す
る。
【0060】直流フィルタ部3は、可逆コンバータ部2
により変換された直流電力のリップルを除去して平滑化
し、前記直流電圧指令値Vdc*に対応した一定の電圧
Vdcを出力しインバータ部4に供給する。
【0061】一方、インバータ制御回路6bには、電圧
検出器7により検出された直流フィルタ部3から出力さ
れる直流回路電圧値や電流検出器9bにより検出された
交流負荷5の負荷電流値等が供給されており、インバー
タ制御回路6bはこれらの情報を基にインバータ部4を
PWM制御して、交流負荷5に対し可変電圧,可変周波
数制御を行う。
【0062】この実施例では、可逆コンバータ制御回路
6aとインバータ制御回路6bは、同一のハードウェア
により構成され同一基板上に実装されている。
【0063】また、図2に示す可逆コンバータ制御回路
6aのブロック線図から明らかなように、直流フィルタ
部3が出力する直流回路電圧Vdcの検出は可逆コンバ
ータ制御回路6aでは可逆コンバータ部2の出力電圧制
御に不可欠であり、またインバータ制御回路6bでは直
流フィルタ部3が出力する直流回路電圧Vdcは規定値
に対し所定の範囲に入っていなければ、インバータ部4
の正常な運転が望めないため、やはり不可欠である。こ
こで前記「所定の範囲」とは、上限がインバータ部4の
耐圧により決まり、下限は前記直流回路電圧Vdcの低
下によるインバータ部4の出力電流の上昇が許容される
限度内ということである。
【0064】従って、直流フィルタ部3が出力する直流
回路電圧Vdcを検出するための電圧検出器やその入力
インターフェース回路は、それぞれ設ける必要がなく、
この実施例では可逆コンバータ制御回路6a,インバー
タ制御回路6b共に共通化されて1つ設ければよいよう
に構成されている。
【0065】また、インバータ部4において負荷から電
力を直流回路側に戻す回生動作を高速に行うと従来では
可逆コンバータ部2は回生電力による直流回路電圧Vd
cの上昇を電圧検出器で検知した後、電圧制御器20の
ゲインで決まる応答速度でしか前記直流回路電圧Vdc
の上昇を制御する制御を行えず、このため10%〜20
%程度の電圧上昇は避けることができなかったのに対
し、この実施例では、大容量インバータ装置の場合には
可逆コンバータ部とインバータ部とが1対1になる場合
がほとんどであることから、インバータ部の回生動作を
可逆コンバータ部の力行動作と一致するように、またイ
ンバータ部の力行動作と可逆コンバータ部の回生動作も
全く逆動作となるようにして、インバータ部の有効電力
に相当する電流量idci*を可逆コンバータ部2の直
流出力電流指令値idc*にフィードフォワード的に加
算し、前記直流回路電圧Vdcの変動を抑制し過渡応答
特性を向上させている。これは同一基板上に可逆コンバ
ータ制御部6aとインバータ制御部6bを一体的に構成
したことから容易になる。
【0066】実施例2.以下、請求項3および請求項4
の発明の一実施例を図について説明する。
【0067】図3,図4,図5,図6はこの実施例にお
けるデータ共有化の説明図である。
【0068】図3,図4,図5,図6において、図1と
同一または相当の部分については同一の符号を付し説明
を省略する。
【0069】図3において、51はマルチバス51の使
用権を管理制御するバスコントローラ(データ共有化手
段)、52はマルチバス(データ共有化手段)である。
【0070】図3に示すデータ共有化では、可逆コンバ
ータ制御回路6aとインバータ制御回路6bにおいて互
いに必要とするデータは、マルチバス52を介して相互
にやり取りできるようにしてデータの共有化を実現する
ものである。
【0071】図4において、53,55は双方向メモリ
54(データ共有化手段)を介して可逆コンバータ制御
回路6aとインバータ制御回路6bを接続しているロー
カルバスである。
【0072】図4に示すデータ共有化では、可逆コンバ
ータ制御回路6aとインバータ制御回路6bにおいて互
いに必要とするデータは、双方向メモリ54を介してロ
ーカルバス53,55により相互にやり取りできるよう
にしてデータの共有化を実現するものである。
【0073】図5において、56はマルチバス、57は
バスコントローラ(データ共有化手段)、58はマスタ
CPU(データ共有化手段)である。可逆コンバータ制
御回路6aとインバータ制御回路6bはスレーブCPU
を備えている。
【0074】図5に示すデータ共有化では、可逆コンバ
ータ制御回路6aとインバータ制御回路6bにおいて互
いに必要とするデータは、マルチバス56を介して相互
にやり取りしたり、マスタCPU58により可逆コンバ
ータ制御回路6a,インバータ制御回路6bに供給でき
るようにしてデータの共有化を実現するものである。
【0075】図6において、59はマルチバス、60
a,60bはローカルバス、61a,61bは双方向メ
モリ(データ共有化手段)、62はマスタCPU(デー
タ共有化手段)である。可逆コンバータ制御回路6aと
インバータ制御回路6bはスレーブCPUを備えてい
る。
【0076】図6に示すデータ共有化では、可逆コンバ
ータ制御回路6aとインバータ制御回路6bにおいて互
いに必要とするデータ、双方向メモリ61a,61bを
介して相互にやり取りしたり、マスタCPU58との間
で双方向メモリ61a,61bを介して相互にやり取り
することによりデータの共有化を実現するものである。
【0077】図7は、以上説明したデータ共有化が行わ
れるインバータ装置の構成を示すブロック図であり、可
逆コンバータ部周辺については省略してある。
【0078】図7において、63は直流フィルタ部、6
4A,64Bは単位インバータ、65は3相2巻線電動
機である。
【0079】66は制御回路であり、単位インバータ制
御回路67,68、単位コンバータ制御回路69,7
0、さらに単位インバータ制御回路67,68、単位コ
ンバータ制御回路69,70を共通して制御するマスタ
CPU71、マスタCPU71と単位インバータ制御回
路67,68、単位コンバータ制御回路69,70を接
続するマルチバス72などを備えている。
【0080】単位インバータ制御回路67は、スレーブ
CPUを有した制御部67aやPWM変調器67bやゲ
ート増幅器67cを備えている。単位インバータ制御回
路68も同様であり、スレーブCPUを有した制御部6
8aやPWM変調器68bやゲート増幅器68cを有し
ている。
【0081】単位コンバータ制御回路69,単位コンバ
ータ制御回路70の構成も同様である。
【0082】このインバータ装置では、マスタCPU7
1はインバータ装置全体に共通する処理、例えば上位コ
ントローラとのインターフェースや外部表示やシステム
全体の故障処理などを実行し、階層化された制御システ
ムを構成している。
【0083】また負荷の多様化(図8に示すような機械
的に連設された3相交流電動機、図9に示す多相交流電
動機)や可逆コンバータ部,インバータ部の多様化に対
してもスレーブである単位インバータ制御回路67,6
8、単位コンバータ制御回路69,70を変更するだけ
でよく、基本的なシステム構成は変更する必要がなく、
ハードウェアの標準化、さらにはシステムの柔軟性が向
上する。
【0084】また、可逆コンバータ部,インバータ部を
それぞれのスレーブCPUにより制御し、この際に互い
に必要となるデータを共有化すると共に、マスタCPU
71により階層化されてそれぞれのスレーブCPUが統
轄されており一体的に構成されている。さらに、可逆コ
ンバータ部を制御する際の有効電力分電流指令値や上記
インバータ部の有効電力分電流値をCPUが処理できる
ようにしてこれらを加算するようにし、回生動作を行っ
た際、あるいは負荷の急激な変動が生じた際にコンバー
タ部の出力電圧制御の遅れによる直流回路電圧の変動の
増加や過渡応答特性の劣化なども改善することができ
る。
【0085】実施例3.以下、請求項5および請求項6
の発明の一実施例を図について説明する。
【0086】図10は、この実施例の構成を示す回路図
であり、図10において図1および図2と同一または相
当の部分については同一の符号を付し説明を省略する。
【0087】図10において、75は整流器であり、変
圧器8が検出した3相交流電源1の電圧を整流し、直流
電圧に変換して出力する。76はコンパレータ(入力電
圧低下検出手段,運転継続判断手段)であり、整流器7
5から出力される直流電圧値と瞬停検出レベル電圧Vi
とを比較する。
【0088】また、可逆コンバータ制御回路6aは、可
逆コンバータ部2の入力交流電流を商用電源位相で座標
変換し、その位相θと有効電力に相当する電流信号id
cを出力する座標変換器77、前記コンパレータ76の
出力により切り替えられるスイッチ回路78などを備え
ている。
【0089】79は直流フィルタ部3から出力される直
流回路電圧の直流電圧指令値Vdc*と直流フィルタ部
3から出力される直流回路電圧Vdcの偏差量を基に可
変リミッタ値を生成し出力するリミッタ関数発生器(可
逆コンバータ電流零制御手段)、80と81は前記コン
パレータ76の出力により切り替えられるスイッチ回路
である。
【0090】82は加え合わせ点であり、交流負荷(3
相交流電動機)の速度指令値N*と交流負荷5の速度を
検出する速度検出器83から出力される速度信号の値と
の偏差を求め速度制御器84に出力する。
【0091】85は前記リミッタ関数発生器79が生成
した可変リミッタ値によりそのリミッタ特性が制御され
る可変リミッタ(可逆コンバータ電流零制御手段)であ
る。
【0092】次に動作について説明する。
【0093】変圧器8は3相交流電源電圧を検出してお
り、変圧器8の出力は整流器75により整流されて直流
電圧に変換される。
【0094】この直流電圧はコンパレータ76の一方の
入力端子に供給され、またコンパレータ76の他方の入
力端子には瞬停検出レベル電圧Viが供給され、コンパ
レータ76において両者の比較がなされ、瞬停の有無を
検出している。
【0095】通常は可逆コンバータ部2,インバータ部
4共にそれぞれ可逆コンバータ制御部6a,インバータ
制御部6bにより制御されているが、瞬停がコンパレー
タ76において検出されると、コンパレータ76の出力
によりスイッチ回路78,80,81が切り替えられ
て、スイッチ回路78,スイッチ回路80は開き、スイ
ッチ回路81は閉じて可逆コンバータ部2の直流出力電
流指令値idc*は、インバータ部4の有効電力分電流
(周知の誘導電動機のベクトル制御ではトルク分電流に
相当する)iq*に切り替えられる。
【0096】さらにインバータ部4では、直流電圧指令
値Vdc*と直流回路電圧Vdcの偏差量が大きくなる
とその偏差量と同じ極性で出力が減少するような可変リ
ミッタ値がリミッタ関数発生器79により生成され、可
変リミッタ85に供給される。
【0097】この結果、瞬停時に直流フィルタ部3から
出力される直流回路電圧Vdcを所定の設定値に維持し
ようとする方向での運転を避けるように作用して、例え
ば、図示してはいないが、仮に瞬停により可逆コンバー
タ部2が運転を維持できなくなり、保護のためゲートブ
ロックして停止したとしても、直流回路電圧Vdcがリ
ミッタ関数発生器79の出力するリミッタ値の影響を受
けない程度にしか変化しなければ、インバータ部4は軽
負荷時に運転を継続することが可能であり、仮に重負荷
時においてリミッタ関数発生器79の出力するリミッタ
値がゼロになるまで絞り込まれる状態に至っても運転停
止とはならず、無負荷励磁状態まで有効電力分電流iq
が絞り込まれる(有効電力分電流零制御)だけであるか
ら、瞬間的に速度制御などは不調となるが、瞬停が回復
すると可逆コンバータ部2のゲートブロック解除および
インバータ部4の有効電力分電流零制御が解除され、瞬
停が回復すると同時に有効電力分電流零制御から抜け出
し、運転を継続することが可能となる。
【0098】また、以上の説明では、瞬停が発生し可逆
コンバータ部2が運転継続不能となった場合から説明し
たが、インバータ部4の軽負荷時あるいは瞬停時の電源
電圧の低下度によっては、可逆コンバータ部4もゲート
ブロックすることなく連続負荷運転可能な場合、あるい
は負荷運転は無理であるが有効電力分電流零制御、すな
わち無負荷運転により運転を継続することができる場合
もある。
【0099】瞬停には、落雷などにより電源の数周期間
ゼロ電圧まで電源電圧が低下する場合と、同系統の電源
に対し過大負荷が瞬間投入され(誘導電動機の直入起動
時など)30%〜40%電源電圧が数周期間落ち込む場
合など、種々のケースがあるが、これらのケースに対し
有効に対応することができる。
【0100】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、可逆コンバータ部,インバータ部を制御する制御回
路を同一基板上に実装したので、小型化を実現すると共
に保守を容易にし、さらにコストを削減する効果があ
る。
【0101】請求項2の発明によれば、可逆コンバータ
部,インバータ部を制御する制御回路を同一基板上に実
装したので、回路構成が簡略化でき小型化が実現でき、
この結果さらにコストを削減すると共に保守を容易に
し、また可逆コンバータ部を制御する際の有効電力分電
流指令値情報に上記インバータ部の有効電力分電流値情
報を加算するようにしたので、コンバータ部の出力電圧
制御の遅れによる直流回路電圧の変動の増加や過渡応答
特性の劣化を改善できる効果がある。
【0102】請求項3の発明によれば、マイクロプロセ
ッサにより可逆コンバータ部,インバータ部をそれぞれ
制御すると共に可逆コンバータ部,インバータ部の制御
において必要となるデータを共有化できるように構成し
たので、小型化を実現すると共に保守を容易にし、さら
にコストを削減できる効果がある。
【0103】請求項4の発明によれば、可逆コンバータ
部,インバータ部をそれぞれのCPUにより制御し、そ
れらCPUにより上記可逆コンバータ部,インバータ部
をそれぞれ制御する際に互いに必要となるデータを共有
化できるようにしたので、回路構成が簡略化でき小型化
を実現し、コストを削減すると共に保守を容易にし、ま
た可逆コンバータ部を制御する際の有効電力分電流指令
値に上記インバータ部の有効電力分電流値を加算するよ
うにしたので、コンバータ部の出力電圧制御の遅れによ
る直流回路電圧の変動の増加や過渡応答特性の劣化を改
善できる効果がある。
【0104】請求項5の発明によれば、可逆コンバータ
部への入力電圧レベルの低下を検出し、その入力電圧レ
ベルと上記可逆コンバータ部の出力する直流電流値、さ
らにインバータ部の負荷量またその負荷量に相当する指
令値、あるいは上記可逆コンバータ部の出力する直流電
流値と上記負荷量に相当する指令値の差と上記直流フィ
ルタ部の電圧値を基に上記可逆コンバータ部の運転と上
記インバータ部の運転を継続するか否かを判断し、運転
続行可能と判断したときに構成機器を破損しない範囲で
運転を続行するように構成したので、例えば落雷などに
よる瞬停が生じたときでも可能な限り運転を継続できる
効果がある。
【0105】請求項6の発明によれば、瞬停などによる
商用系統電圧値の低下が発生したときに可逆コンバータ
部の運転が困難であるか否かを判断し、上記可逆コンバ
ータ部の運転が困難であると判断したときには上記可逆
コンバータ部の出力有効電力分電流を絞り込み、上記可
逆コンバータ部の出力直流電流零制御を行い、さらにそ
の出力直流電流零制御に連動して上記インバータ部の出
力有効電力分電流、あるいはトルク分電流を絞り込み、
出力有効電力分電流零制御あるいはトルク分電流零制御
を行うように構成したので、瞬停などによる商用系統電
圧値の低下に即座に対応でき、また瞬停などが回復した
ときには出力有効電力分電流零制御あるいはトルク分電
流零制御を即座に解除できるので、再起動を短時間のう
ちに行うことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1,請求項2の発明の一実施例によるイ
ンバータ装置を示す回路図である。
【図2】請求項1,請求項2の発明の一実施例によるイ
ンバータ装置の可逆コンバータ制御部の構成を示すブロ
ック線図である。
【図3】請求項3,請求項4の発明の一実施例によるイ
ンバータ装置の制御回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】請求項3,請求項4の発明の一実施例によるイ
ンバータ装置の制御回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図5】請求項3,請求項4の発明の一実施例によるイ
ンバータ装置の制御回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図6】請求項3,請求項4の発明の一実施例によるイ
ンバータ装置の制御回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図7】請求項3,請求項4の発明の一実施例によるイ
ンバータ装置の構成を示す回路図である。
【図8】交流負荷の構成を示す説明図である。
【図9】交流負荷の構成を示す説明図である。
【図10】請求項5,請求項6の発明の一実施例による
インバータ装置の構成を示す回路図である。
【図11】従来のインバータ装置の構成を示す回路図で
ある。
【図12】従来のPWMコンバータ−インバータ装置の
構成を示す回路図である。
【図13】可逆コンバータ部の構成を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
2 可逆コンバータ部 3,63 直流フィルタ部 4 インバータ部 6,66 制御回路 6a 可逆コンバータ制御回路(運転継続判断手段) 6b インバータ制御回路(運転継続判断手段,インバ
ータ電流零制御手段) 21 加え合わせ点(加算制御手段) idc* 直流出力電流指令値(有効電力分電流指令
値) idci* インバータ部負荷量に相当する電流量 58,62,71 マスタCPU(データ共有化手段) 51,57 バスコントローラ(データ共有化手段) 54,61a,61b 双方向メモリ(データ共有化手
段) 76 コンパレータ(入力電圧低下検出手段,運転継続
判断手段) 79 リミッタ関数発生器(可逆コンバータ電流零制御
手段) 85 可変リミッタ(可逆コンバータ電流零制御手段)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年1月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 逆並列された整流素子からなる可逆コン
    バータ部と、その可逆コンバータ部により交流電力から
    変換された直流電力を平滑するための直流フィルタ部
    と、その直流フィルタ部から供給される直流電力を可変
    電圧,可変周波数の交流電力に変換する逆並列された整
    流素子からなるインバータ部と、上記可逆コンバータ部
    および上記インバータ部を制御する制御回路を備え、負
    荷側において発生したエネルギーを電源側に回生可能な
    インバータ装置において、上記可逆コンバータ部および
    上記インバータ部を制御する制御回路は同一基板上に実
    装された制御回路であることを特徴とするインバータ装
    置。
  2. 【請求項2】 逆並列された整流素子からなる可逆コン
    バータ部と、その可逆コンバータ部により交流電力から
    変換された直流電力を平滑するための直流フィルタ部
    と、その直流フィルタ部から供給される直流電力を可変
    電圧,可変周波数の交流電力に変換する逆並列された整
    流素子からなるインバータ部を有し、負荷側において発
    生したエネルギーを電源側に回生可能なインバータ装置
    において、上記可逆コンバータ部および上記インバータ
    部を制御する同一基板上に実装された制御回路と、上記
    可逆コンバータ部を制御する際の有効電力分電流指令値
    に上記インバータ部の有効電力分電流値を加算する加算
    制御手段とを備えたことを特徴とするインバータ装置。
  3. 【請求項3】 逆並列された整流素子からなる可逆コン
    バータ部と、その可逆コンバータ部により交流電力から
    変換された直流電力を平滑するための直流フィルタ部
    と、その直流フィルタ部から供給される直流電力を可変
    電圧,可変周波数の交流電力に変換する逆並列された整
    流素子からなるインバータ部を有し、負荷側において発
    生したエネルギーを電源側に回生可能なインバータ装置
    において、上記可逆コンバータ部および上記インバータ
    部をそれぞれ制御するために上記可逆コンバータ部およ
    び上記インバータ部にそれぞれ対応して設けられたCP
    Uと、それらCPUにより上記可逆コンバータ部および
    上記インバータ部をそれぞれ制御する際に互いに必要と
    なるデータを共有化するデータ共有化手段とを備えたこ
    とを特徴とするインバータ装置。
  4. 【請求項4】 逆並列された整流素子からなる可逆コン
    バータ部と、その可逆コンバータ部により交流電力から
    変換された直流電力を平滑するための直流フィルタ部
    と、その直流フィルタ部から供給される直流電力を可変
    電圧,可変周波数の交流電力に変換する逆並列された整
    流素子からなるインバータ部を有し、負荷側において発
    生したエネルギーを電源側に回生可能なインバータ装置
    において、上記可逆コンバータ部および上記インバータ
    部をそれぞれ制御するために上記可逆コンバータ部およ
    び上記インバータ部にそれぞれ対応して設けられたCP
    Uと、それらCPUにより上記可逆コンバータ部および
    上記インバータ部をそれぞれ制御する際に互いに必要と
    なるデータを共有化するデータ共有化手段と、上記可逆
    コンバータ部を制御する際の有効電力分電流指令値に上
    記インバータ部の有効電力分電流値を加算する加算制御
    手段とを備えたことを特徴とするインバータ装置。
  5. 【請求項5】 逆並列された整流素子からなる可逆コン
    バータ部と、その可逆コンバータ部により交流電力から
    変換された直流電力を平滑するための直流フィルタ部
    と、その直流フィルタ部から供給される直流電力を可変
    電圧,可変周波数の交流電力に変換する逆並列された整
    流素子からなるインバータ部を有し、負荷側において発
    生したエネルギーを電源側に回生可能なインバータ装置
    において、上記可逆コンバータ部への入力電圧レベルを
    検出しその入力電圧の低下を検出する入力電圧低下検出
    手段と、その入力電圧低下検出手段により検出した入力
    電圧レベルと上記可逆コンバータ部の出力する直流電流
    値、さらに上記インバータ部の負荷量またはその負荷量
    に相当する指令値により、あるいは上記可逆コンバータ
    部の出力する直流電流値と上記負荷量に相当する指令値
    の差と上記直流フィルタ部の電圧値を基に上記可逆コン
    バータ部の運転と上記インバータ部の運転を継続するか
    否かを判断する運転継続判断手段と、その運転継続判断
    手段により運転続行可能と判断したときに構成機器を破
    損しない範囲で運転を継続する運転続行手段とを備えた
    ことを特徴とするインバータ装置。
  6. 【請求項6】 逆並列された整流素子からなる可逆コン
    バータ部と、その可逆コンバータ部により交流電力から
    変換された直流電力を平滑するための直流フィルタ部
    と、その直流フィルタ部から供給される直流電力を可変
    電圧,可変周波数の交流電力に変換する逆並列された整
    流素子からなるインバータ部を有し、負荷側において発
    生したエネルギーを電源側に回生可能なインバータ装置
    において、瞬停などによる商用系統電圧値の低下により
    上記可逆コンバータ部の運転が困難であるか否かを判断
    する判断手段と、その判断手段により上記可逆コンバー
    タ部の運転が困難であると判断したときに上記可逆コン
    バータ部の出力有効電力分電流を絞り込み上記可逆コン
    バータ部の出力直流電流零制御を行う可逆コンバータ電
    流零制御手段と、その可逆コンバータ電流零制御手段に
    より行う出力直流電流零制御に連動して上記インバータ
    部の出力有効電力分電流あるいはトルク分電流を絞り込
    み出力有効電力分電流零制御あるいはトルク分電流零制
    御を行うインバータ電流零制御手段とを備えたことを特
    徴とするインバータ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108352793A (zh) * 2015-10-23 2018-07-31 东芝三菱电机产业系统株式会社 电力转换装置
WO2024105876A1 (ja) * 2022-11-18 2024-05-23 株式会社Tmeic 制御装置、電力変換装置及び制御方法

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