JPH06121532A - スイッチング電源装置のスイッチングfet駆動回路 - Google Patents
スイッチング電源装置のスイッチングfet駆動回路Info
- Publication number
- JPH06121532A JPH06121532A JP26382392A JP26382392A JPH06121532A JP H06121532 A JPH06121532 A JP H06121532A JP 26382392 A JP26382392 A JP 26382392A JP 26382392 A JP26382392 A JP 26382392A JP H06121532 A JPH06121532 A JP H06121532A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- switching
- fet
- power supply
- voltage
- capacitor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Dc-Dc Converters (AREA)
- Electronic Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 駆動信号のデューティーを制限することな
く、電源装置の小形化および低コスト化を図る。 【構成】 パルス幅制御回路21からの駆動信号がHレベ
ルの場合、コンデンサ15を直流電源11からの電圧で充電
する。このとき、トランジスタ13,17がターンオンし
て、スイッチングFET1はオフ、スイッチングFET
2はオン状態になる。一方、駆動信号がLレベルになる
と、スイッチングFET2はターンオフし、スイッチン
グFET1のソース電位が上昇する。このとき、コンデ
ンサ15の充電電圧がスイッチングFET1のゲートに印
加する。1個のコンデンサ15で、スイッチングFET1
を駆動できる。
く、電源装置の小形化および低コスト化を図る。 【構成】 パルス幅制御回路21からの駆動信号がHレベ
ルの場合、コンデンサ15を直流電源11からの電圧で充電
する。このとき、トランジスタ13,17がターンオンし
て、スイッチングFET1はオフ、スイッチングFET
2はオン状態になる。一方、駆動信号がLレベルになる
と、スイッチングFET2はターンオフし、スイッチン
グFET1のソース電位が上昇する。このとき、コンデ
ンサ15の充電電圧がスイッチングFET1のゲートに印
加する。1個のコンデンサ15で、スイッチングFET1
を駆動できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直列接続されたスイッ
チングFETを備えたスイッチング電源装置のスイッチ
ングFET駆動回路に関する。
チングFETを備えたスイッチング電源装置のスイッチ
ングFET駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のスイッチング電源装置
は、図3に示すように、直列接続された第1のスイッチ
ングFET1と第2のスイッチングFET2とを有し、
第1のスイッチングFET1とコンデンサ3との直列回
路がトランス4の一次巻線4A間に接続されるととも
に、このトランス4の一次巻線4Aと第2のスイッチン
グFET2との直列回路に、直流電源5からの直流入力
電圧VINが印加される。また、トランス4の二次巻線4
Bに誘起された電圧は、整流平滑回路6によって整流平
滑され、直流出力電圧VOUT として負荷7に供給される
ようになっている。そして、これらスイッチングFET
1,2のゲートには、図示しないパルス幅制御回路から
の駆動信号が交互に与えられ、この駆動信号のパルス幅
を制御することにより、出力電圧VOUT が一定に保たれ
る。このとき、スイッチングFET1がターンオンする
前までに、トランス4の一次巻線4Aに蓄積されたエネ
ルギーによりスイッチングFET1の寄生キャパシタン
スを放電させるとともに、スイッチングFET2がター
ンオンする前までに、一次巻線4Aに蓄積されたエネル
ギーによりスイッチングFET1の寄生キャパシタンス
を放電させるように駆動信号を供給すれば、各スイッチ
ングFET1,2のスイッチング損失は最小になり、い
わゆるゼロ電圧スイッチングが達成される。
は、図3に示すように、直列接続された第1のスイッチ
ングFET1と第2のスイッチングFET2とを有し、
第1のスイッチングFET1とコンデンサ3との直列回
路がトランス4の一次巻線4A間に接続されるととも
に、このトランス4の一次巻線4Aと第2のスイッチン
グFET2との直列回路に、直流電源5からの直流入力
電圧VINが印加される。また、トランス4の二次巻線4
Bに誘起された電圧は、整流平滑回路6によって整流平
滑され、直流出力電圧VOUT として負荷7に供給される
ようになっている。そして、これらスイッチングFET
1,2のゲートには、図示しないパルス幅制御回路から
の駆動信号が交互に与えられ、この駆動信号のパルス幅
を制御することにより、出力電圧VOUT が一定に保たれ
る。このとき、スイッチングFET1がターンオンする
前までに、トランス4の一次巻線4Aに蓄積されたエネ
ルギーによりスイッチングFET1の寄生キャパシタン
スを放電させるとともに、スイッチングFET2がター
ンオンする前までに、一次巻線4Aに蓄積されたエネル
ギーによりスイッチングFET1の寄生キャパシタンス
を放電させるように駆動信号を供給すれば、各スイッチ
ングFET1,2のスイッチング損失は最小になり、い
わゆるゼロ電圧スイッチングが達成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術における
スイッチング電源装置の一連の動作時おいて、スイッチ
ングFET2がオフ状態の場合には、スイッチングFE
T1のソースが直流入力電圧VINの約2倍の電位に達す
るため、少なくともスイッチングFET1をターンオン
させるには、このソース電位よりも高い電圧をスイッチ
ングFET1のゲートに与えなければならない。したが
って、実際には、高電圧を供給するための駆動用トラン
スを介して、ソース電位の高いスイッチングFET1の
ゲートに駆動信号を与えなければならず、電源装置の小
形化および低コスト化の大きな妨げとなっていた。しか
も、こうした駆動用トランスの場合、駆動信号のパルス
導通時間を長くすると飽和を起こす問題もあり、駆動信
号のデューティーが制限されるといった欠点を有してい
た。
スイッチング電源装置の一連の動作時おいて、スイッチ
ングFET2がオフ状態の場合には、スイッチングFE
T1のソースが直流入力電圧VINの約2倍の電位に達す
るため、少なくともスイッチングFET1をターンオン
させるには、このソース電位よりも高い電圧をスイッチ
ングFET1のゲートに与えなければならない。したが
って、実際には、高電圧を供給するための駆動用トラン
スを介して、ソース電位の高いスイッチングFET1の
ゲートに駆動信号を与えなければならず、電源装置の小
形化および低コスト化の大きな妨げとなっていた。しか
も、こうした駆動用トランスの場合、駆動信号のパルス
導通時間を長くすると飽和を起こす問題もあり、駆動信
号のデューティーが制限されるといった欠点を有してい
た。
【0004】そこで、本発明は上記問題点を一掃し、駆
動信号のデューティーを制限することなく、しかも、電
源装置の小形化および低コスト化を図ることの可能なス
イッチング電源装置のスイッチングFET駆動回路を提
供することを目的とする。
動信号のデューティーを制限することなく、しかも、電
源装置の小形化および低コスト化を図ることの可能なス
イッチング電源装置のスイッチングFET駆動回路を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、一次側と二次
側とを絶縁するトランスと、直列接続された第1,第2
のスイッチングFETとを有し、前記第1,第2のスイ
ッチングFETを交互にオン,オフ制御することによ
り、前記トランスの二次側より安定した直流出力出圧を
得るようにしたスイッチング電源装置において、前記ソ
ース電位の高い第1のスイッチングFETのゲート・ソ
ース間に駆動電圧供給用のコンデンサを接続するととも
に、この第1のスイッチングFETへの駆動信号により
前記コンデンサを介して前記第1のスイッチングFET
のゲートに駆動電圧を供給するように構成したものであ
る。
側とを絶縁するトランスと、直列接続された第1,第2
のスイッチングFETとを有し、前記第1,第2のスイ
ッチングFETを交互にオン,オフ制御することによ
り、前記トランスの二次側より安定した直流出力出圧を
得るようにしたスイッチング電源装置において、前記ソ
ース電位の高い第1のスイッチングFETのゲート・ソ
ース間に駆動電圧供給用のコンデンサを接続するととも
に、この第1のスイッチングFETへの駆動信号により
前記コンデンサを介して前記第1のスイッチングFET
のゲートに駆動電圧を供給するように構成したものであ
る。
【0006】
【作用】第1のスイッチングFETへの駆動信号がオ
ン、オフする毎に、コンデンサは充放電を繰返す。この
ときの一連の動作により、コンデンサは第1のスイッチ
ングFET1のソース電位を基準として、この第1のス
イッチングFETをターンオンさせ得る駆動電圧をゲー
トに供給することが可能となる。
ン、オフする毎に、コンデンサは充放電を繰返す。この
ときの一連の動作により、コンデンサは第1のスイッチ
ングFET1のソース電位を基準として、この第1のス
イッチングFETをターンオンさせ得る駆動電圧をゲー
トに供給することが可能となる。
【0007】
【実施例】以下、本発明をゼロ電圧スイッチングを実現
できるスイッチング電源装置に適用した場合について、
その実施例を図1および図2の回路図に基づいて説明す
る。なお、前記従来例における図3と同一部分には同一
符号を付し、その共通する部分の詳細なる説明は省略す
る。
できるスイッチング電源装置に適用した場合について、
その実施例を図1および図2の回路図に基づいて説明す
る。なお、前記従来例における図3と同一部分には同一
符号を付し、その共通する部分の詳細なる説明は省略す
る。
【0008】図1は本発明の第1実施例を示し、同図に
おいて、11はマイナス極を接地した直流電源であり、こ
の直流電源11のプラス極はダイオード12のアノードに接
続されるとともに、直流電源11の両端にプッシュプル接
続されたトランジスタ13,14が接続される。また、前記
ダイオード12のカソードと前記第1のスイッチングFE
T1のソース間には、駆動電圧供給用のコンデンサ15
と、プッシュプル接続されたトランジスタ16,17がそれ
ぞれ接続され、さらに、このダイオード12のカソードと
グランド間には抵抗18とMOS型FET19との直列回路
が接続される。そして、トランジスタ16,17のエミッタ
およびトランジスタ13,14のエミッタは、それぞれスイ
ッチングFET1,2のゲートに接続され、また、トラ
ンジスタ16,17のベースは前記抵抗18とFET19との接
続点に接続される。一方、20は整流平滑回路6の出力側
ラインに接続され、直流出力電圧VOUT に基づく検出信
号をパルス幅制御回路21に供給する電流検出回路であ
り、パルス幅制御回路21からの駆動信号がトランジスタ
13,14のベースと、FET19のゲートに供給されるよう
にして、スイッチングFET駆動回路22を構成する。な
お、各直流電源5,11からは、一例として、それぞれ4
8Vおよび12Vの電源電圧が供給されるようになって
いる。
おいて、11はマイナス極を接地した直流電源であり、こ
の直流電源11のプラス極はダイオード12のアノードに接
続されるとともに、直流電源11の両端にプッシュプル接
続されたトランジスタ13,14が接続される。また、前記
ダイオード12のカソードと前記第1のスイッチングFE
T1のソース間には、駆動電圧供給用のコンデンサ15
と、プッシュプル接続されたトランジスタ16,17がそれ
ぞれ接続され、さらに、このダイオード12のカソードと
グランド間には抵抗18とMOS型FET19との直列回路
が接続される。そして、トランジスタ16,17のエミッタ
およびトランジスタ13,14のエミッタは、それぞれスイ
ッチングFET1,2のゲートに接続され、また、トラ
ンジスタ16,17のベースは前記抵抗18とFET19との接
続点に接続される。一方、20は整流平滑回路6の出力側
ラインに接続され、直流出力電圧VOUT に基づく検出信
号をパルス幅制御回路21に供給する電流検出回路であ
り、パルス幅制御回路21からの駆動信号がトランジスタ
13,14のベースと、FET19のゲートに供給されるよう
にして、スイッチングFET駆動回路22を構成する。な
お、各直流電源5,11からは、一例として、それぞれ4
8Vおよび12Vの電源電圧が供給されるようになって
いる。
【0009】次に、上記構成について、その作用を説明
する。パルス幅制御回路21からの駆動信号によって、第
1,第2のスイッチングFET1,2が交互にオン、オ
フ制御され、トランス4の二次巻線4Bから誘起された
電圧が整流平滑回路6により整流平滑されることによ
り、負荷7に直流出力電圧VOUT が供給される。また、
電圧検出回路20からの検出信号の電圧変化に応じて、パ
ルス幅制御回路21は駆動信号のパルス導通時間を変化さ
せ、これによって、前記直流出力電圧VOUT を一定に保
つ制御が行われる。このとき、トランス4の一次巻線4
Aに蓄積されたエネルギーにより、各スイッチングFE
T1,2の寄生キャパシタンスを放電させるように駆動
信号を与えれば、ゼロ電圧スイッチングが達成される。
以上は、上述の従来技術における動作と同一である。
する。パルス幅制御回路21からの駆動信号によって、第
1,第2のスイッチングFET1,2が交互にオン、オ
フ制御され、トランス4の二次巻線4Bから誘起された
電圧が整流平滑回路6により整流平滑されることによ
り、負荷7に直流出力電圧VOUT が供給される。また、
電圧検出回路20からの検出信号の電圧変化に応じて、パ
ルス幅制御回路21は駆動信号のパルス導通時間を変化さ
せ、これによって、前記直流出力電圧VOUT を一定に保
つ制御が行われる。このとき、トランス4の一次巻線4
Aに蓄積されたエネルギーにより、各スイッチングFE
T1,2の寄生キャパシタンスを放電させるように駆動
信号を与えれば、ゼロ電圧スイッチングが達成される。
以上は、上述の従来技術における動作と同一である。
【0010】この一連の動作中において、パルス幅制御
回路21からの駆動信号がHレベルになると、トランジス
タ13,14のベース電位並びにFET19のゲート電位はい
ずれも上昇し、トランジスタ13およびFET19はターン
オンするとともに、トランジスタ14はターンオフする。
このとき、直流電源11からの直流電圧が駆動電圧として
トランジスタ13からスイッチングFET2のゲートに供
給されるため、スイッチングFET2のゲート・ソース
間に所定の電位差が生じて、このスイッチングFET2
はターンオンする。これに対し、スイッチングFET1
側では、前記スイッチングFET2がターンオンしてい
る間、このスイッチングFET1のソース電位は略0V
の状態にあるため、直流電源11からの直流電圧がダイオ
ード12を介してコンデンサ15に与えられ、コンデンサ15
は充電される。また、前記FET19がオン状態にあるた
め、トランジスタ16,17のベース電位は下降して略0V
となり、トランジスタ16はターンオフするのに対し、ト
ランジスタ17はターンオンする。すなわち、スイッチン
グFET1のゲート電位は略0Vとなり、このスイッチ
ングFET1のゲート・ソース間の電位差がなくなるた
め、スイッチングFET1はターンオフする。
回路21からの駆動信号がHレベルになると、トランジス
タ13,14のベース電位並びにFET19のゲート電位はい
ずれも上昇し、トランジスタ13およびFET19はターン
オンするとともに、トランジスタ14はターンオフする。
このとき、直流電源11からの直流電圧が駆動電圧として
トランジスタ13からスイッチングFET2のゲートに供
給されるため、スイッチングFET2のゲート・ソース
間に所定の電位差が生じて、このスイッチングFET2
はターンオンする。これに対し、スイッチングFET1
側では、前記スイッチングFET2がターンオンしてい
る間、このスイッチングFET1のソース電位は略0V
の状態にあるため、直流電源11からの直流電圧がダイオ
ード12を介してコンデンサ15に与えられ、コンデンサ15
は充電される。また、前記FET19がオン状態にあるた
め、トランジスタ16,17のベース電位は下降して略0V
となり、トランジスタ16はターンオフするのに対し、ト
ランジスタ17はターンオンする。すなわち、スイッチン
グFET1のゲート電位は略0Vとなり、このスイッチ
ングFET1のゲート・ソース間の電位差がなくなるた
め、スイッチングFET1はターンオフする。
【0011】一方、パルス幅制御回路21からの駆動信号
がLレベルになると、トランジスタ13,14のベース電位
並びにFET19のゲート電位は下降する。このとき、ト
ランジスタ14はターンオンするのに対して、トランジス
タ13はターンオフするため、スイッチングFET2のゲ
ート電位は略0Vに降下し、このスイッチングFET2
はターンオフするとともに、これに伴って、スイッチン
グFET1のソース電位は直流入力電圧VINの約2倍、
つまり、約100V付近に上昇する。また、前記FET
19のゲート・ソース間の電位差がなくなり、このFET
19はターンオフするとともに、スイッチングFET1の
ソース電位の上昇によって、ダイオード12のカソード電
位はアノード電位よりも高くなり、この時点で、コンデ
ンサ15、トランジスタ16,17および抵抗18で構成される
スイッチングFET1側の駆動回路は、他の回路素子か
ら分離されて全て高電位の状態に切換わる。したがっ
て、コンデンサ15に蓄えられた充電電圧は、抵抗18を介
してトランジスタ16,17のベースに供給されるため、ト
ランジスタ16はターンオンするとともに、トランジスタ
17はターンオフし、かつ、スイッチングFET1のゲー
トには、トランジスタ16を介して前記コンデンサ15の充
電電圧が駆動電圧として供給されるため、スイッチング
FET1をターンオンさせることが可能となる。
がLレベルになると、トランジスタ13,14のベース電位
並びにFET19のゲート電位は下降する。このとき、ト
ランジスタ14はターンオンするのに対して、トランジス
タ13はターンオフするため、スイッチングFET2のゲ
ート電位は略0Vに降下し、このスイッチングFET2
はターンオフするとともに、これに伴って、スイッチン
グFET1のソース電位は直流入力電圧VINの約2倍、
つまり、約100V付近に上昇する。また、前記FET
19のゲート・ソース間の電位差がなくなり、このFET
19はターンオフするとともに、スイッチングFET1の
ソース電位の上昇によって、ダイオード12のカソード電
位はアノード電位よりも高くなり、この時点で、コンデ
ンサ15、トランジスタ16,17および抵抗18で構成される
スイッチングFET1側の駆動回路は、他の回路素子か
ら分離されて全て高電位の状態に切換わる。したがっ
て、コンデンサ15に蓄えられた充電電圧は、抵抗18を介
してトランジスタ16,17のベースに供給されるため、ト
ランジスタ16はターンオンするとともに、トランジスタ
17はターンオフし、かつ、スイッチングFET1のゲー
トには、トランジスタ16を介して前記コンデンサ15の充
電電圧が駆動電圧として供給されるため、スイッチング
FET1をターンオンさせることが可能となる。
【0012】このように、上記実施例においては、駆動
電圧供給用のコンデンサ15をトランジスタ16を介してソ
ース電位の高い第1のスイッチングFET1のゲート・
ソース間に接続することによって、第2のスイッチング
FET2がオフ状態の時に、コンデンサ15はスイッチン
グFET1のソース電位を基準として、このスイッチン
グFET1をターンオンさせ得る電位差を有する駆動電
圧をゲートに供給することが可能となる。したがって、
1個のコンデンサ15のみでソース電位の高いスイッチン
グFET1を駆動させることができるため、電源装置の
小形化および低コスト化を簡単に実現することが可能と
なる。また、従来のように、高電圧を得るための駆動用
トランスは一切不要であり、飽和などの心配もなく、任
意のデューティー範囲の駆動信号によって各スイッチン
グFET1,2をオン,オフ制御させることが可能にな
る。
電圧供給用のコンデンサ15をトランジスタ16を介してソ
ース電位の高い第1のスイッチングFET1のゲート・
ソース間に接続することによって、第2のスイッチング
FET2がオフ状態の時に、コンデンサ15はスイッチン
グFET1のソース電位を基準として、このスイッチン
グFET1をターンオンさせ得る電位差を有する駆動電
圧をゲートに供給することが可能となる。したがって、
1個のコンデンサ15のみでソース電位の高いスイッチン
グFET1を駆動させることができるため、電源装置の
小形化および低コスト化を簡単に実現することが可能と
なる。また、従来のように、高電圧を得るための駆動用
トランスは一切不要であり、飽和などの心配もなく、任
意のデューティー範囲の駆動信号によって各スイッチン
グFET1,2をオン,オフ制御させることが可能にな
る。
【0013】図5は、本発明の第2実施例を示す要部の
回路図である。なお、前記第1実施例と同一部分には同
一符号を付し、その共通する部分の説明については省略
する。本実施例では、FET19内の浮遊キャパシタンス
による応答性の劣化を考慮して、このFET19のドレイ
ンと抵抗18との間に、応答性に優れたバイポーラトラン
ジスタ23を挿入接続したものであり、トランジスタ23の
ベースに直流電源24からの直流電圧(例えば、5V)を
常時供給することによって、スイッチングFET駆動回
路22に供給される駆動信号に対するオン,オフ追従性を
大幅に向上させることが可能となる。
回路図である。なお、前記第1実施例と同一部分には同
一符号を付し、その共通する部分の説明については省略
する。本実施例では、FET19内の浮遊キャパシタンス
による応答性の劣化を考慮して、このFET19のドレイ
ンと抵抗18との間に、応答性に優れたバイポーラトラン
ジスタ23を挿入接続したものであり、トランジスタ23の
ベースに直流電源24からの直流電圧(例えば、5V)を
常時供給することによって、スイッチングFET駆動回
路22に供給される駆動信号に対するオン,オフ追従性を
大幅に向上させることが可能となる。
【0014】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨の範囲において種々の変形実施
が可能である。例えば、本発明は、上記各実施例におけ
るゼロ電圧スイッチングを実現するスイッチング電源装
置に限らず、プッシュプル型や、フルブリッジ型のスイ
ッチング電源装置などにも適用可能である。また、実施
例中における各トランジスタ13,14,16,17をその構成
上省略して、コンデンサ15を第1のスイッチングFET
1のゲート・ソース間に直接的に接続してもよい。
ではなく、本発明の要旨の範囲において種々の変形実施
が可能である。例えば、本発明は、上記各実施例におけ
るゼロ電圧スイッチングを実現するスイッチング電源装
置に限らず、プッシュプル型や、フルブリッジ型のスイ
ッチング電源装置などにも適用可能である。また、実施
例中における各トランジスタ13,14,16,17をその構成
上省略して、コンデンサ15を第1のスイッチングFET
1のゲート・ソース間に直接的に接続してもよい。
【0015】
【発明の効果】本発明は、一次側と二次側とを絶縁する
トランスと、直列接続された第1,第2のスイッチング
FETとを有し、前記第1,第2のスイッチングFET
を交互にオン,オフ制御することにより、前記トランス
の二次側より安定した直流出力出圧を得るようにしたス
イッチング電源装置において、前記ソース電位の高い第
1のスイッチングFETのゲート・ソース間に駆動電圧
供給用のコンデンサを接続するとともに、この第1のス
イッチングFETへの駆動信号により前記コンデンサを
介して前記第1のスイッチングFETのゲートに駆動電
圧を供給するように構成したものであり、駆動信号のデ
ューティーを制限することなく、しかも、電源装置の小
形化および低コスト化を図ることの可能なスイッチング
電源装置のスイッチングFET駆動回路を提供できる。
トランスと、直列接続された第1,第2のスイッチング
FETとを有し、前記第1,第2のスイッチングFET
を交互にオン,オフ制御することにより、前記トランス
の二次側より安定した直流出力出圧を得るようにしたス
イッチング電源装置において、前記ソース電位の高い第
1のスイッチングFETのゲート・ソース間に駆動電圧
供給用のコンデンサを接続するとともに、この第1のス
イッチングFETへの駆動信号により前記コンデンサを
介して前記第1のスイッチングFETのゲートに駆動電
圧を供給するように構成したものであり、駆動信号のデ
ューティーを制限することなく、しかも、電源装置の小
形化および低コスト化を図ることの可能なスイッチング
電源装置のスイッチングFET駆動回路を提供できる。
【図1】本発明の第1実施例を示すスイッチング電源装
置の回路図である。
置の回路図である。
【図2】本発明の第2実施例を示す要部の回路図であ
る。
る。
【図3】従来例を示す回路図である。
1 第1のスイッチングFET 2 第1のスイッチングFET 4 トランス 15 コンデンサ
Claims (1)
- 【請求項1】 一次側と二次側とを絶縁するトランス
と、直列接続された第1,第2のスイッチングFETと
を有し、前記第1,第2のスイッチングFETを交互に
オン,オフ制御することにより、前記トランスの二次側
より安定した直流出力出圧を得るようにしたスイッチン
グ電源装置において、前記ソース電位の高い第1のスイ
ッチングFETのゲート・ソース間に駆動電圧供給用の
コンデンサを接続するとともに、この第1のスイッチン
グFETへの駆動信号により前記コンデンサを介して前
記第1のスイッチングFETのゲートに駆動電圧を供給
するように構成したことを特徴とするスイッチング電源
装置のスイッチングFET駆動回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26382392A JPH06121532A (ja) | 1992-10-01 | 1992-10-01 | スイッチング電源装置のスイッチングfet駆動回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26382392A JPH06121532A (ja) | 1992-10-01 | 1992-10-01 | スイッチング電源装置のスイッチングfet駆動回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06121532A true JPH06121532A (ja) | 1994-04-28 |
Family
ID=17394727
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26382392A Pending JPH06121532A (ja) | 1992-10-01 | 1992-10-01 | スイッチング電源装置のスイッチングfet駆動回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06121532A (ja) |
-
1992
- 1992-10-01 JP JP26382392A patent/JPH06121532A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7750720B2 (en) | Circuit arrangement and a method for galvanically separate triggering of a semiconductor switch | |
US5105144A (en) | Driver for field effect transistor | |
US4899065A (en) | Pre-drive circuit | |
US6867574B2 (en) | Switch mode power supply and driving method for efficient RF amplification | |
WO2018173381A1 (ja) | スイッチング制御装置 | |
JPH09154276A (ja) | 同期整流回路 | |
EP0177148A2 (en) | Power supplies using mosfet devices | |
JPH06121532A (ja) | スイッチング電源装置のスイッチングfet駆動回路 | |
US5302862A (en) | Efficient transformer-coupled gate driver circuit for power FET's | |
JP2716221B2 (ja) | Dc―dcコンバータ | |
JPH0740785B2 (ja) | 多チヤンネルインバ−タ回路 | |
JP2000125560A (ja) | スイッチング電源装置 | |
JPH0363312B2 (ja) | ||
JP2758477B2 (ja) | 携帯形情報機器 | |
JP2740476B2 (ja) | Fet整流回路 | |
KR200144592Y1 (ko) | 스위칭 소자의 보호회로 | |
JP2526754Y2 (ja) | インバータ駆動回路 | |
WO2000038305A9 (en) | A synchronous flyback converter | |
JP2606997Y2 (ja) | スイッチング電源装置 | |
JP2514594Y2 (ja) | スイッチング電源のスイッチングfet駆動回路 | |
JPH0619325Y2 (ja) | スイッチング電源回路 | |
JPH05344718A (ja) | 電力変換装置の駆動回路 | |
KR940006607Y1 (ko) | 스위칭 모드 전원공급장치의 동작 대기시간 조절회로 | |
JPH04167814A (ja) | 半導体スイッチ回路 | |
JP2577773Y2 (ja) | Dc−dcコンバータ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020819 |