JPH0611937A - 画像濃度制御装置 - Google Patents

画像濃度制御装置

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JPH0611937A
JPH0611937A JP4267064A JP26706492A JPH0611937A JP H0611937 A JPH0611937 A JP H0611937A JP 4267064 A JP4267064 A JP 4267064A JP 26706492 A JP26706492 A JP 26706492A JP H0611937 A JPH0611937 A JP H0611937A
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JP4267064A
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English (en)
Inventor
Kazunari Narasaki
和成 楢崎
Yoshikazu Kawabe
義和 川邉
Masabumi Yoshizawa
正文 吉澤
Osamu Ito
修 伊藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディジタル方式の電子写真プロセスの定性的
な知識を明確にし、その知識に基づいて制御ルールを構
成することにより、画像濃度制御を行う事を目的とす
る。 【構成】 入力演算手段142aは低中濃度制御手段1
30aの定性モデルを選定し、誤差出力手段128の値
に基づき低、中濃度の一致をまず図る。その後に高濃度
制御手段132aを選定し、高濃度の一致を図る。ま
た、限界回避手段144によって入力の限界を回避した
後、電子写真プロセス100に入力を印加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル露光手段を
用いた電子写真プロセスの画像濃度制御装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】OA化の急速な促進とともに、扱いが簡
単で画質の良い電子写真プロセスを用いた複写機、プリ
ンタ、ファクシミリ等の需要は増加の一途を辿ってい
る。
【0003】電子写真プロセスにおいては、環境変化や
使用劣化により、出力画像の濃度やコントラストが元の
原稿より濃くなったり薄くなったりする。そこでプロセ
スの特性を表す関数を定量的に求めることができれば、
目標濃度を実現する入力を求めることができる。しか
し、感光体感度は劣化度、除電光量、光質などで変化
し、現像定数もトナーの物性や劣化度合い、感光体の膜
厚および誘電率など様々な内的要因や温湿度変化などの
外的要因により変化し、それらを定量的に厳密に把握す
ることは非常に困難である。
【0004】そこで、操作する入力の個数を絞り込み実
験的に求めた画質変化と入力補正値との関係表を用いト
ナー補給量と現像バイアスを個々に制御している特願昭
63−253383号公報がある。しかし、制御入力が
少ない、また関係表があらゆる変動を記述していない等
の理由で制御性能が良くない。
【0005】それに対し、様々な変動に対し適応能力を
増すために例えば特願平2−202180号公報では、
アナログ露光手段を用いた電子写真プロセスを有する複
写機に対し、プロセスの数式を偏微分して得られた定性
モデルを用いて制御を行っている。定性モデルは入力の
符号によって、出力値の符号がどのように変化するかを
定性式で表したものであり、様々な変化に対して現在の
定性的な関係を求め、その定性モデルに沿って繰り返し
制御する。即ち、状態に応じ定性的に正しい入力補償を
行えば、最終的に必ず理想の画像に制御する事ができ
る。
【0006】具体的にはアナログ複写機においてスコロ
トロンとうの帯電手段により感光体を帯電する。そして
予め原稿台に設けられている低濃度と高濃度のテストパ
ッチにハロゲンランプが照射されパッチ濃度と反比例し
た光が感光体に与えられ感光体に静電潜像が形成され
る。さらに現像手段において、現像バイアス電圧を印加
された現像剤を用いて静電潜像が現像され感光体上にテ
ストパッチの可視像が形成される。そして感光体上のテ
ストパッチ像の濃度を濃度検出手段によって測定し、各
々のパッチに対し予め設定された目標濃度と比較し誤差
を出力する。
【0007】ここで入力である帯電電圧、露光エネルギ
ー、現像バイアス電圧の変化と濃度曲線に与える影響の
定性的な関係が既に求められている。即ち、平均濃度を
増加させるためにはバイアスを減少する。コントラスト
を増すためには帯電電圧と露光を増加する。この様に実
測濃度曲線を平行移動と回転移動を行い目標とする濃度
曲線と一致させる定性モデルが与えられている。
【0008】そして、出力された誤差信号に従って入力
を定性モデルから求めて制御を行う。この動作を繰り返
すことで、望みの画像を得ることができる。
【0009】また特願平2−202180号公報は制御
するために制御用の基準濃度パッチを用いて濃度制御を
行う必要がある。そこで制御用の基準濃度パッチを用い
ずに濃度制御を行っている例として1頁分の実際の画像
において濃度検出手段から出力される最高濃度のみ検出
し、最高濃度のみを用いて制御する特願昭47−755
98がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
(1)特願平2−202180号公報の画像濃度制御は
アナログ複写機を対象としており、電子写真プロセスを
数学的に取り扱うことによって、制御入力の変化方向を
決定していた。しかし、レーザービームプリンタを代表
とするディジタルプリンタにおいては、画素ごとに強度
分布を持った光によって露光されるため、そのプロセス
に対し従来の画像濃度制御のように数学的取扱いにより
容易に定性モデルの導出ができず、ディジタル方式を制
御するのに十分な定性モデルが明確でなかった。そのた
め従来の画像濃度制御方法をそのままディジタルのプリ
ンタに用いることが出来なく、ディジタル用の濃度制御
手法が確立されていないという問題があった。
【0011】(2)さらに、制御するためにはテストト
ナー像を書く必要がありトナー消費量が増加する等の問
題がある。また、特願昭47−75598号公報は最高
濃度しか検出できず低濃度を検出できない。また相対的
に最高濃度を検出するので最高濃度を得た場合の入力画
像を正確に把握できないので制御性能が十分ではない。
【0012】(3)仮にディジタル方式の定性知識が確
立され、定性モデルによって入力変化の方向を決める事
ができても入力の定量的な変化分を与える手法が確立さ
れていないという問題も当然生じる。
【0013】(4)また、入力変化を繰り返して制御す
るためファーストコピーまでに時間がかかるという画像
濃度制御一般の問題点がある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
(1)プロセスの定性的な知識に基づき誤差出力手段か
ら出力される低濃度誤差と逆符号の帯電電圧の変化分あ
るいは低濃度誤差と同符号の現像バイアス電圧の変化分
あるいは中濃度誤差と同符号の露光の変化分の少なくと
も一つの変化分を与える低中濃度制御手段と、プロセス
の定性的な知識に基づき感光体の表面電位と現像バイア
ス電圧をほぼ一定の電位差に保ち、高濃度誤差と同符号
の帯電電圧、現像バイアス電圧の変化分あるいは高濃度
誤差と同符号の露光の変化分、あるいは高濃度誤差が正
の場合は潜像の拡大、高濃度誤差が負の場合は潜像の縮
小を行うよう入力の変化分を与える高濃度制御手段と、
低中濃度制御手段と高濃度制御手段とから出力された入
力の変化分から制御入力を演算し出力する入力処理手段
とを備え、帯電電圧、露光、現像バイアス電圧の少なく
とも一つの入力の更新を繰り返すことにより画像濃度を
目標濃度に一致させる画像濃度制御装置を提供するもの
である。
【0015】(2)前記画像信号出力手段から出力され
る前記出力画像信号に従って現像される可視像の感光体
上の濃度を少なくとも一つ予測し出力する予測濃度出力
手段と,前記感光体上に作成した前記予測出力濃度に対
応した画像濃度を検出する濃度検出手段と、前記予測濃
度出力手段から出力される前記画像濃度に対応する少な
くとも一つ以上の予測濃度と前記濃度検出手段から出力
される前記予測濃度に対応した少なくとも一つ以上の前
記画像濃度との誤差を出力する誤差出力手段と、プロセ
スの定性的な知識に基づき前記誤差出力手段から出力さ
れる前記誤差より制御入力を決定する制御入力決定手段
とを備え、前記帯電電圧、前記露光、前記現像バイアス
電圧の少なくとも一つの入力の更新を繰り返すことによ
り検出出力濃度を前記予測濃度に一致させる画像濃度制
御装置を提供するものである。
【0016】(3)帯電電圧、露光、現像バイアス電圧
の入力の入力変化分の濃度変化に対する影響分を計算
し、前記影響分を低中濃度制御手段と高濃度制御手段と
から出力される入力の定量的な変化分として与える変化
分演算手段を付加する画像濃度制御装置を提供するもの
である。
【0017】(4)連続プリント出力動作中でも画像信
号出力手段から出力される各々一枚分の実際の出力画像
信号の可変する空き時間間隔の長さに対応してパッチ信
号出力手段から出力されるテストパッチ信号を出力する
タイミングを与えるパッチタイミング手段を付加する画
像濃度制御装置を提供するものである。
【0018】
【作用】(1)ディジタル方式の電子写真プロセスの現
象理解および数値計算から定性的な知識を導出し、その
知識に基づいた低中濃度制御手段や高濃度制御手段を設
ける事により、ディジタル方式の定性的知識を用いて制
御を行うこととなり、環境変化や使用劣化にも適応して
出力濃度を常に理想の濃度に制御する画像濃度制御装置
が実現できる。
【0019】(2)出力画像信号から出力濃度を予測す
る予測濃度出力手段を設ける事により、出力画像信号か
ら予測された濃度と実際に検出された濃度との誤差を用
いて制御できる事となり、制御用パッチを用いずに制御
可能な画像濃度制御装置を実現できる。
【0020】(3)入力変化分の濃度変化に対する影響
分を計算し入力の定量的な変化分とする変化分演算手段
を設ける事により、現在の状態に応じた入力の定量的な
変化分を用いて制御できる事となり、収束回数が低減可
能な画像濃度制御装置が実現できる。
【0021】(4)各々一枚分の実際の出力画像信号の
可変する空き時間間隔に対応してテストパッチ信号を出
力するタイミングを与えるパッチタイミング手段を設け
る事により、制御用に特別に時間を必要とせず連続プリ
ント出力動作中でも制御できる。また効率的に制御の時
間を得る事ができる画像濃度制御装置を実現できる。
【0022】
【実施例】本発明の第1の実施例は、ディジタル方式の
電子写真プロセスの定性的な知識を明確にし、その知識
に基づいて制御ルールを構成することにより、画像濃度
制御を行う事を目的とする。
【0023】以下、本発明の第1の実施例について図面
を参照しながら詳細に述べる。図1は、本発明の第1の
実施例にあたる画像濃度制御装置を用いたディジタルプ
リンタの構成図である。
【0024】図1において、100は電子写真プロセ
ス、101は帯電手段、102は露光手段、103は現
像手段、104は感光体、120はパッチ信号出力手
段、122は画像信号出力手段、124は濃度検出手
段、126は目標出力手段、128は誤差出力手段、1
30aは低中濃度制御手段、132aは高濃度制御手
段、134は第1の制御手段、136は第2の制御手
段、138aは選定手段、140aは入力処理手段、1
42aは入力演算手段、144は限界回避手段、150
aは制御入力決定手段である。
【0025】まず、通常に画像を出力する場合のディジ
タル写真プロセスの動作を説明する。
【0026】帯電手段101で、セレン系の材料よりな
る感光体104を帯電させる。この時、帯電電圧は帯電
手段101のグリッド電圧によって制御されるが、実際
の帯電電圧は環境によって変動し、グリッド電圧と帯電
電圧の関係は一義には決まらない。
【0027】次に、画像信号出力手段122から送られ
た画像信号に従って半導体レーザーをオン、オフし、半
導体レーザとポリゴンミラーとレンズ群と折り返しミラ
ー等から構成される(図は省略)露光手段102によっ
て感光体104が露光され静電潜像が形成される。ここ
で感光体104上の半導体レーザの走査方向は感光体1
04の中心軸の左から右方向、即ち主走査方向に走査す
る。なお感光体104の回転方向は副走査方向という。
さらに現像手段103において、現像バイアス電圧を印
加された現像剤を用いて静電潜像(感光体表面電位の分
布像)が現像され感光体104上に可視像が形成され
る。図2に帯電電位、現像バイアス、低露光量及び高露
光量の可視像を生成するのに有効なエネルギ、感光体表
面電位の状態を説明する図を示す。図においてX軸は主
走査方向、Y軸は副走査方向、Z軸はレーザの中心が走
査するX軸上の表面電位の値を表す。そしてその可視像
を用紙に転写、定着して(図は省略)出力画像が得られ
る。ここで画像の濃度階調は露光を点灯させる時間の変
化(パルス幅変調)によって与えられている。
【0028】ここで、まずディジタル方式の電子写真プ
ロセスの定性的知識について簡単に述べる。図3に示す
レーザスポットが走査される場合に露光手段、帯電手
段、現像手段は次式のように表現される。
【0029】
【数1】
【0030】
【数2】
【0031】
【数3】
【0032】(数1)は露光エネルギーの式で、EIMは
1画素あたりの総露光エネルギー、Pはレーザー光強
度、xは主走査方向の座標、yは副走査方向の座標、W
Xは感光体上で得られるレーザースポットの主走査方
向、WYはレーザースポットの副走査方向の(x,y)
=(0,0)のレーザ強度を1とした場合の1/e2
強度でのスポット半径、Δtはレーザーが点灯している
時間つまりパルス幅、vは走査速度である。この式は、
ポリゴンミラーを用いたディジタルプリンタ独自のもの
である。(数2)はセレン系感光体の静電潜像形成の式
で、VIMは画像部の感光体表面電位、VTは帯電電圧に
よって帯電した感光体表面電位、Sは感光体感度であ
る。(数3)は現像の式で、DSは出力画像濃度、γSは
現像手段の各種パラメータや現像材の物性、劣化度合
い、感光体の誘電率などで決まる現像定数、VBは現像
バイアス電圧である。
【0033】(数1)〜(数3)を定量的に把握するこ
とができれば、プロセスの制御も定量的に行うことがで
きる。しかし、感光体感度Sや現像定数γSは温湿度変
化や経時変化等による変動が激しく、それらを定量的に
厳密に把握することは困難である。従って、(数1)〜
(数3)をもとに定量的にプロセスを制御しようとする
事も非常に困難となる。しかし、例えばレーザー光強度
Pを上げれば1画素あたりの総露光エネルギーEIMが上
がる(数1)、1画素あたりの総露光エネルギーEIMが
上がれば画像部の感光体表面電位VIMが下がる(数
2)、画像部の感光体表面電位VIMが下がれば出力画像
濃度DS が上がる(数3)といった知識を得ることは可
能であるので、それらの知識を記述した定性モデルに基
づいてプロセスの制御を行う。定性モデルは入力の符
号、即ち正か負か0のいずれかによって、出力値の符号
がどのように変化するかを定性式で表したものである。
【0034】ここで、ディジタル方式の電子写真プロセ
スの低、中、高濃度領域に関する定性的知識と定性モデ
ルに基づいた制御ルールの生成について詳しく説明す
る。なお、ディジタル方式の電子写真プロセスの定性的
知識は数式を単純に偏微分する事によっては得られない
ので、プロセスの現象理解や数値計算により知識を導い
た。
【0035】(数1)〜(数3)をもとに低、中濃度領
域に対し次の定性的知識が得られる。
【0036】1.帯電電圧Tをあげると出力画像濃度D
Sは下がる(図4a)。 2.現像バイアスBをあげると出力画像濃度DSは上が
る(図4b)。
【0037】3.露光Pをあげると出力画像濃度DSは
上がる(図4c)。 4.低、中濃度領域において、帯電電圧Tと現像バイア
スBの変化の影響はほぼ同じである(図5)。
【0038】5.帯電電圧T、現像バイアスB、露光P
により低濃度DLを同じ量だけ変化させる入力の変化を
与えると、露光Pを変化させた場合が最も中濃度DMの
変化が大きい(図5)。
【0039】ここで、帯電電圧の指令値Tを与えた場合
の表面電位をVTとし、現像バイアスの指令値Bを与え
た場合の実際の現像バイアスをVBとする。図4a,
b,cは帯電電圧、現像バイアス電圧、露光を変化させ
た場合の入力画像濃度に対する出力画像濃度の関係を表
す。図4において↑は入力の増加、↓は入力の減少を表
す。
【0040】図5は感光体が飽和していない状態におい
て帯電電圧、現像バイアス電圧、露光を低濃度が同じだ
け変化するように入力を変化させた場合の入力画像濃度
に対する出力画像濃度の関係を表す。図4、5において
点線が入力変化前、実線が入力変化後を表す。また、横
軸の入力画像濃度は出力画像信号に従って出力されるパ
ルス幅を表し、縦軸の出力画像濃度は実際にプロセスに
よって可視化された場合の濃度を表す。
【0041】また、ここでトナーの占める面積率はおお
よそ低濃度DL(0〜35%)、中濃度DM(36〜70
%)、高濃度DH(71〜100%)程度と考える。
【0042】この定性的知識をもとに、低、中濃度領域
において(表1)のようなルール表を構成する。
【0043】
【表1】
【0044】ここで、誤差を以下のように定義する。
【0045】
【数4】
【0046】即ち低濃度誤差と逆符号の帯電電圧の変化
分あるいは低濃度誤差と同符号の現像バイアス電圧の変
化分を与える。また、中濃度誤差に対しては誤差と同符
号の露光の変化分を与える。
【0047】また、高濃度領域においては、露光による
感光体や濃度の飽和現象が重要となる。図6aは感光体
が飽和していない場合を示す。図6bに飽和している場
合を示す。現像バイアス電圧が低いと、高濃度領域にお
いて図6a,bの網掛け部分の潜像の有効エネルギーが
カットされ、露光の増加、または帯電電圧の減少ではあ
まり高濃度を上げることができない。ここでは簡単のた
め有効エネルギのみが出力濃度に影響を与えると考え
る。従って、高濃度を上げるためには現像バイアス電圧
を増加させないといけないが、それだけでは低、中濃度
領域においても濃度が大きくなってしまう。そこで感光
体表面電位と現像バイアス電圧の差が一定値を保つよう
に帯電電圧を同時に増加することにより、低、中濃度領
域において濃度を変化させることなく、高濃度領域の濃
度を増加させることができる。逆に、帯電電圧と現像バ
イアス電圧を同時に減少することにより、高濃度領域の
濃度のみを減少させることができる。
【0048】あるいは、高濃度が中濃度のように感光体
の飽和領域を使用していない場合は中濃度と同様に露光
を用いて高濃度を制御する事が可能である。しかし露光
を変化させることにより低、中濃度も変化するので露光
を変化させても低、中濃度を一定に保つために図7に示
すように高濃度誤差が正の場合は潜像が拡大、高濃度誤
差が負の場合は潜像が縮小するよう入力の変化分を与え
てもよい。
【0049】潜像の拡大 P↑ and T↑ and B↑
(T↑に比べ約半分) 潜像の縮小 P↓ and T↓ and B↓(T↓に比べ
約半分) しかし、このルールは現在の入力変化の影響が定量的に
掌握できる場合に限る。
【0050】即ち、高濃度領域において(表2)のよう
なルール表を構成する。
【0051】
【表2】
【0052】即ち、飽和している場合、高濃度誤差と同
符号の帯電電圧、現像バイアス電圧の変化分を与える。
飽和していない場合、高濃度誤差と同符号の露光の変化
分を与える。高濃度誤差が正の場合は潜像が拡大、高濃
度誤差が負の場合は潜像が縮小するよう入力の変化分を
与える。
【0053】以上のディジタル方式の電子写真プロセス
において、低、中、高濃度の3点を制御する場合の動作
について詳しく説明する。
【0054】電子写真プロセス100に帯電電圧、露
光、現像バイアス電圧の制御入力を入力する。帯電手段
101は、感光体104を設定された帯電電圧に帯電さ
せる。感光体104の表面に制御用画像を形成するため
にパッチ信号出力手段120から出力される予め設定さ
れた3つのパッチである低濃度パッチ、中濃度パッチ、
高濃度パッチ信号が露光手段102に入力される。露光
手段102は、設定された露光によって、入力された信
号に基づき感光体104に潜像を作成する。現像手段1
03は、現像バイアス電圧を印加された現像材によっ
て、感光体104上に潜像に基づく可視像を作成する。
そして発光素子LEDと受光素子フォトトランジスタ
(図は省略)から構成された濃度検出手段124は、感
光体104上に作成された低濃度パッチ、中濃度パッ
チ、高濃度パッチの受光量を検出する。そして受光量と
濃度との関係から濃度を算出し出力画像の濃度は得られ
る。
【0055】ここで、パッチ信号出力手段120から出
力されたパッチに対応して低濃度パッチには低濃度目標
値yl_ref、中濃度パッチには中濃度目標値ym_ref、高
濃度パッチには高濃度目標値yh_refを目標値出力手段
126は出力する。そして誤差出力手段128は、低,
中,高濃度目標値と測定された低,中,高濃度パッチの
濃度(yl,ym,yh)を用いて低、中、高濃度誤差e
l、em,ehを次式によって出力する。
【0056】
【数5】
【0057】さらに、誤差出力手段128は、誤差の定
性値[el]、[em]、[eh]を出力する。ここで、
[ ]は変数の符号のみに注目した値を表し、正の場合
は+1、負の場合は−1を出力する。特に誤差が許容値
内(L1≦e≦L2)である場合には0を出力する。
【0058】次に、低中濃度制御手段130a、高濃度
制御手段132a、入力処理手段140aから構成され
る制御入力決定手段150aについて説明する。
【0059】高濃度は高濃度制御手段132aによって
制御するため、低中濃度制御手段130aによって高濃
度誤差を許容値内までは制御できないが、高濃度誤差も
減少させる事を考慮にいれ低、中濃度を制御する。
【0060】まず、低中濃度制御手段130aは、誤差
出力手段124から出力される誤差を判断し、以下(1)
〜(3)の3つの状態の中から一つを選び入力の変化分を
与える。
【0061】 (1)高濃度誤差が許容値内の場合に低濃度誤差と逆符号の帯電電圧の変化分を 与える。 △T=−kt_l・el([eh]=0) (2)高濃度誤差と低濃度誤差が同符号の場合に低濃度誤差と同符号の現像バイ アス電圧の変化分を与える。 △B=kb_l・el ([el]=[eh]) (3)高濃度誤差と低濃度誤差が逆符号の場合に低濃度誤差と逆符号の帯電電圧 の変化分を与える。 △T=−kt_l・el([el]≠[eh]) また低中濃度制御手段130aは、中濃度誤差と同符号
の露光の変化分を与える。
【0062】△P=kp_l・el ここで、△は変化分、kt_l,kb_l,kp_lは入力の変化
分を求めるために予め設定された定数である。
【0063】次に、第1の制御手段134、第2の制御
手段136、選定手段138aから構成される高濃度制
御手段132aについて説明する。
【0064】第1の制御手段134は感光体の表面電位
と現像バイアス電圧をほぼ一定の電位差に保ち、高濃度
誤差と同符号の帯電電圧、現像バイアス電圧の変化分を
与える。第2の制御手段136は高濃度誤差と同符号の
露光の変化分を与える。
【0065】そして選定手段138aは、高濃度制御手
段132aからの出力が入力処理手段140aにより実
際に電子写真プロセス100への入力として採用される
初回は第1の制御手段134により帯電電圧、現像バイ
アス電圧を変化させる。そして制御の結果、高濃度誤差
が設定値以上減少すれば前回と同様に第1の制御手段を
選定し、誤差が設定値以上減少しなければ前回とは違う
第2の制御手段を選定する。
【0066】また入力演算手段142a、限界回避手段
144から構成される入力処理手段140aについて説
明する。
【0067】まず、入力演算手段142aは、低、中濃
度の目標濃度への一致を優先させる。すなわち、低濃
度、中濃度のうち一つでも目標濃度からの誤差が許容値
より大きければ低中濃度制御手段130aを選択して
低、中濃度の一致を図り、どちらの誤差も許容値内に治
まっていれば高濃度制御手段132aを選択し高濃度の
一致を図る。
【0068】そして、限界回避手段144は入力の限界
判断を行い限界の場合は次のように他の入力を変化させ
る。
【0069】Tが上限以上 T↑の代わりにP↓ Bが上限以上 B↑の代わりにP↑ Pが上限以上 P↑の代わりにT↓ 即ち、入力処理手段140aは、次の制御のための帯電
電圧、露光、現像バイアス電圧の制御入力を決定し、電
子写真プロセス100に入力する。
【0070】ここで制御入力決定手段150aの動作に
ついて例をあげて説明する。初回の制御において誤差出
力手段128から出力された誤差が各々
【0071】
【数6】
【0072】である場合は(3)の状態に対応し低中濃度
制御手段130aは以下の入力の変化分を計算し出力す
る。
【0073】
【数7】
【0074】また、選定手段138aは第1の制御手段
134を選定し、高濃度制御手段132aより以下の入
力の変化分が出力される。
【0075】
【数8】
【0076】ここで入力演算手段140aは低中濃度制
御手段130aの出力のみを選択して出力する。
【0077】現在、各入力が上限でないので入力演算手
段142aの出力がそのまま入力処理手段140aから
の出力となり電子写真プロセスに制御入力として印加さ
れる。
【0078】そして、制御を繰り返すことによって、誤
差が各々
【0079】
【数9】
【0080】定量的にはehが12である場合に前回、
選定手段138aが第1の制御手段134を選んで以下
の入力の変化分を与えたとする。
【0081】
【数10】
【0082】ここで、帯電電圧と現像バイアス電圧の変
化はほぼ同じとなるようにkt_h,kb_hの比を予め設定
して置く。
【0083】ここで、制御を行った結果ehが8にな
り、定性的には同様に
【0084】
【数11】
【0085】である。この場合選定手段138aは以下
の判断を行う。
【0086】 △eh>2 前回と同じ第1の制御手段134を選定 △eh≦2 前回と違う第2の制御手段136を選定 上記判断より第1の制御手段134が有効であったの
で、同様に第1の制御手段134により入力の変化分が
与えられる。そして入力の限界でない場合はそのまま制
御入力として電子写真プロセス100に印加される。
【0087】即ちまず、低中濃度制御手段130aを選
定し、低、中濃度の一致をまず図り、その後に高濃度制
御手段132aを選定し、高濃度の一致を図る。ここ
で、高濃度を制御している段階で、低濃度や中濃度が制
御許容値からはずれる場合は低中濃度制御手段130a
を選定し、低、中濃度を制御する段階に戻る。この様な
動作を繰り返すことにより、各々の目標濃度に一致さ
せ、出力画像の濃度の安定を図る。
【0088】尚、本実施例の場合は低濃度誤差あるいは
中濃度誤差がある場合は高濃度出力手段132aを採用
しないため例で示した高濃度誤差に対する入力変化分の
演算は行う必要がないのは明かである。
【0089】この様にディジタル方式の電子写真プロセ
スに対しそれぞれの状態に適した制御ルールを用いるこ
とにより、各濃度領域毎に制御を行い容易に複数濃度を
制御することが可能となる。
【0090】ここで、クレーム1で記述した制御部分の
ブロック図を図8に示す。既に述べたように高濃度制御
手段132において感光体が未飽和で高濃度誤差が正の
場合は潜像が拡大、高濃度誤差が負の場合は潜像が縮小
するよう入力の変化分を与えるルールを用いる事も可能
である。このルールは、特性変化が小さい制御対象や現
在の入力変化の影響が定量的に掌握できている制御対象
にのみ適用される事が望ましい。
【0091】図9に示すクレーム3のように、低中濃度
制御手段130bにおいて、露光により低、中濃度が制
御できる知識を用い高濃度より低い濃度を露光によって
も制御する事も可能である。このルールは露光エネルギ
が十分で常に感光体が飽和しており高濃度誤差が生じな
い場合に対して有効である。
【0092】図10に示すクレーム6のように、選定手
段138bは、感光体の飽和を直接検出できる表面電位
センサ等がある場合は、表面電位によって飽和を判断し
第1の制御手段134、第2の制御手段136を選定し
ても良い。また、入力値によってに感光体の飽和をおお
よそ予測できる場合は入力値によって飽和を判断し手段
の選定を行っても良い。
【0093】第1の実施例で述べたように低、中,高濃
度の3点を制御する場合は制御が複雑になる。そこで入
力処理手段140aが低中濃度制御手段130を用いて
最初に低濃度と中濃度の2点を制御した後高濃度制御手
段132を用いて高濃度を制御する方が制御動作の動き
が明確で制御しやすい。しかし、かなり誤差が小さくな
ってきた場合や低濃度と高濃度の2点のみを制御する場
合は、図11に示すクレーム7に記述しているように入
力処理手段140bを用いて低中濃度制御手段130と
高濃度制御手段132から出力された入力の変化分を加
算して制御入力を決定してもよい。これにより、制御の
試行回数を減少させることが可能となる。
【0094】また2点の濃度を制御する場合は、低い方
の濃度を低濃度、高い方の濃度を高濃度と考え制御を行
う事によって容易に制御可能である。
【0095】ここで、感光体104は一般的にマイナス
に帯電させる場合の方が多いが、本実施例では考え方を
理解しやすいようにプラスに帯電させるものとする。マ
イナス帯電の場合は制御入力の変分化をプラスの場合の
逆方向に加えれば容易に対応可能である。
【0096】なお、濃度検出手段124は感光体104
上の濃度を検出しているが、転写が転写ベルトで構成さ
れている場合は、転写ベルト上の濃度を検出してもよい
事は明かである。
【0097】次に第2の実施例について説明する。図1
2は、本発明の第2の実施例の画像濃度制御装置のブロ
ック線図である。
【0098】本発明の第2の実施例の目的は出力画像信
号から出力濃度を予測し、予測濃度と実際に検出された
濃度との誤差を用いて制御する事により制御用パッチを
用いずに制御可能な画像濃度制御装置を提供する事であ
る。以下本発明の第2の実施例を以下図面を参照しなが
ら説明する。
【0099】図12において、100は電子写真プロセ
ス、101は帯電手段、102は露光手段、103は現
像手段、104は感光体、122は画像信号出力手段、
224は濃度検出手段、227aは予測濃度出力手段、
229は誤差出力手段、150は制御入力決定手段であ
る。
【0100】第1の実施例と同じ番号のついた手段につ
いては同様の動作を行う。電子写真プロセス100に帯
電電圧、露光、現像バイアス電圧の制御入力を入力す
る。帯電手段101は、感光体104を設定された帯電
電圧に帯電させる。画像信号出力手段120は、感光体
104の表面に実際に画像を形成するための信号を露光
手段102に入力する。露光手段102は、設定された
露光によって、入力された信号に基づき感光体104に
潜像を作成する。また、現像手段103は、現像バイア
ス電圧を印加された現像材によって、感光体104上に
潜像に基づく可視像を作成する。
【0101】次に、予測濃度出力手段227aについて
詳しく説明する。図13に示すようにいま感光体104
が矢印方向に回転し、その表面に例えば図14のコピー
画像に対応する可視像が形成される。そこで一点鎖線A
で示された部分が左方から右方へ検出領域254の中心
点Pを通過する。濃度検出手段224は現像手段の後に
配置され感光体面上の検出領域254内のトナー量と比
例した電圧を出力する。また、検出領域254の拡大図
を図15に示す。ここで、実際の検出領域254は楕円
や円に近い形であるが、説明を簡単にするため図15の
実線で囲んだ部分とする。また、個々のドットD11〜D
89は各々画像信号出力手段122から順次出力される入
力信号の番号を表わしている。ここで、説明の簡単化の
ためD11からD89までの領域(実際は数千個の領域を検
出する)をD11→D12→…→D19→D21……→D89のよ
うに番号の小さい方から大きい方に出力画像信号のオン
あるいはオフ信号に応じて半導体レーザ(以下、レーザ
という)がオンあるいはオフする。そしてレーザがオン
した部分にトナーが付着するものとする。(1つの入力
信号に対応する画像を1ドットという)。
【0102】そこで、予測濃度出力手段227aは濃度
検出領域D24,D25,D33,…,D75までの24個のド
ットのなかで入力信号がオンする個数(以後、オン個数
という)をカウントする。例えば図16〜図19は全て
12個がオンする場合の様々なドットパターンを表す。
しかしオン個数が同じでもドットパターンによって実際
の出力画像濃度が変化する。例えば、図17のような孤
立ドットの集合では図19に比べ出力濃度は大きくな
る。そのため予測濃度もパターンに従って変化させる必
要がある。また、実際は1ドットの一辺は100μm以
下でありLEDとフォトトランジスタ等で構成される濃
度検出手段224の取付誤差等もあり実際の検出画像濃
度と予測画像濃度との領域は完全には一致しない。その
ため入力信号のパターンが大きく変化する領域よりある
一定のパターンが検出領域の周りに広く領域を占める図
17の場合の濃度を予測し、実際の検出濃度と比較した
方がよい。例えば、図16、18、19の場合検出領域
254が左右、前後にズレルと検出濃度は変化する。そ
こで、大きい領域でパターンに規則性がある図17のよ
うな場合に、予測濃度出力手段227aは前もって設定
されたオン個数やパターンと濃度との関係から出力濃度
を予測し予測濃度yref1を出力する。
【0103】そして、予測濃度を決定した領域と同じ領
域の画像濃度y1を濃度検出手段224はタイミングを
一致させて検出する。そして予測濃度yref1と画像濃度
y1を誤差出力手段229に入力し、誤差出力手段22
9はまずその誤差e1を出力する。
【0104】
【数12】
【0105】また同様に画像濃度y2,y3…と予測濃度
yref2,yref2…を用いて誤差出力手段229は次々に
誤差e2,e3…を出力する。
【0106】
【数13】
【0107】ここで、低濃度と高濃度の2点濃度制御の
場合は、濃度域の振り分けを行い、それぞれの濃度領域
に対応する一番新しい誤差を用いて第1の実施例と同様
に各濃度域にあった誤差を誤差出力手段229は最終的
に出力する。例えば、e1〜e3の誤差が出力されe1は
低濃度誤差,e2は低濃度誤差,e3は高濃度誤差に対応す
る場合は低濃度誤差el=e2、高濃度誤差eh=e3の操
作を行い制御入力決定手段150に入力する誤差を出力
する。そして、制御入力決定手段150は第1の実施例
と同様の動作を行い制御入力を求め濃度制御を行う。
【0108】以上のように本実施例によれば、画像信号
出力手段122から出力される出力画像信号が濃度を予
測する領域よりも大きい領域でパターンに規則性がある
場合にトナーにより可視化される媒体上のある一定領域
の出力予測濃度を出力する予測濃度出力手段227aを
設け、予測濃度と実際に検出された濃度との誤差を出力
する誤差出力手段229の信号に基づいて制御入力決定
手段150により出力される入力の変化分を用いて制御
する事により、ドットの分布がある一定の繰り返しであ
る中間調の場合やラインのみを制御する事となり制御用
パッチを用いずとも高精度の制御が可能となる。
【0109】尚、センサが検出領域の中央ほど感度が良
い場合は予測濃度出力手段227aにおいてD44とD42
との出力濃度に与える影響の重みを変化させて予測濃度
を計算しても良い。
【0110】また、図20に示すクレーム12のように
画像信号出力手段から文字信号のみが出力される場合に
は濃度検出手段124の検出領域の文字信号と対応する
濃度を予め求められた文字信号と濃度との関係表を用い
て予測濃度出力手段227bにより予測濃度を出力する
こと事も可能である。この場合は写真などの画像信号で
はなく文字信号のみが入力される場合に有効である。
【0111】次に第3の実施例について説明する。図2
1は、本発明の第3の実施例にあたる画像濃度制御装置
において新たに付加された変化分演算手段の接続関係の
みを示す。
【0112】本発明の第3の実施例の目的は、現在の状
態に応じた入力変化に対する濃度のの定量的な変化分を
求め、それを入力の変化分として用いる事により収束回
数が低減可能な画像濃度制御装置を提供する事である。
以下本発明の第3の実施例について説明する。
【0113】第1の実施例と同様の動作を行うものに関
してはブロックおよびその動作の説明を省略する。
【0114】図21において、100は電子写真プロセ
ス、140は入力処理手段、342は変化分演算手段で
ある。
【0115】例えば第1の実施例と同様に、制御を繰り
返すことによって、誤差が各々
【0116】
【数14】
【0117】定量的にはehが12である場合に前回、
選定手段138aが第1の制御手段134を選んで以下
の入力の変化分を与えたとする。
【0118】
【数15】
【0119】ここで、△は変化分、kt_h,kb_hは入力
の変化分を求めるための変数であり現在kth=4.17,kb
h=3.33である。このように帯電電圧と現像バイアス電
圧の変化はほぼ同じとなるようにkt_h,kb_hの比を予
め設定して置く。そして帯電電圧あるいは現像バイアス
電圧を単独に変化させた場合に濃度の変化によりkt_h,
kb_hの比を修正してゆく。
【0120】ここで、制御を行った結果ehが8にな
り、定性的には同様に
【0121】
【数16】
【0122】この場合選定手段138aは以下の判断を
行う。 △eh>2 前回と同じ第1の制御手段134を選定 △eh≦2 前回と違う第2の制御手段136を選定 上記判断より第1の制御手段134が有効であったの
で、同様に第1の制御手段134により入力の変化分を
与える。
【0123】ここで、前回の入力変化分に対する出力の
変化分により新たな入力△Tnew,△Bnew及び新たなkt
_h_new,kb_h_newを以下のように求める。添字newは今
回の値、oldは前回の値を表す。
【0124】
【数17】
【0125】ここで、図21においてu,e,kはぞれ
ぞれ入力、誤差、変数を表す。本実施例のように変化分
演算手段342を用い、過去の制御の結果を用い、操作
量を変化分として与えるkt_h,kb_hなどの変数を変化
させてゆく事により現状の状態に合った入力を与える事
が可能となり収束回数の減少できる。
【0126】第4の実施例について説明する。図22
は、本発明の第4の実施例にあたる画像濃度制御装置に
おいて新たに付加されたパッチタイミング手段の接続関
係のみを示す。
【0127】本発明の第4の実施例の目的は、制御用に
特別に時間を必要としない画像濃度制御装置を提供する
事である。以下本発明の第4の実施例について説明す
る。
【0128】第1の実施例と同様の動作を行うものに関
してはブロックおよびその動作の説明を省略する。
【0129】図22において、100は電子写真プロセ
ス、120はパッチ信号出力手段、121はパッチタイ
ミング手段、122は画像信号出力手段である。
【0130】第1の実施例に新たにパッチ信号出力手段
120から出力されるテストパッチ信号を出力するタイ
ミングを与えるパッチタイミング手段421を付加し
た。そこでパッチタイミング手段421の動作のみを詳
しく説明する。
【0131】一般に画像濃度制御はプリンタ電源投入時
や一定時間毎や一定枚数毎に行われるが、その場合制御
を行うために時間が必要となる。それに対し本実施例で
は制御用の時間を特別に必要とせずに制御を行う。
【0132】まず、画像信号出力手段122から出力さ
れる1頁分の画像信号のタイミングを図23に示す。こ
こで各画像信号間は連続せずにある時間間隔空いてい
る。また、画像信号とパッチ信号の出力タイミングを図
24a,bに示す。即ち、まず1頁分の画像信号が出力
される。そして1頁分の画像信号が終了すると次の入力
の準備終了信号がパッチタイミング手段421に入力さ
れるまで順次、パッチ信号出力手段120から低濃度、
中濃度、高濃度などのパッチ信号を出力する。ここで準
備終了信号がパッチタイミング手段421に入力される
と新たなパッチ信号は出力されずパッチ信号が強制的に
終了あるいは1つのパッチ信号を出力した後、次の1頁
分の画像信号が出力される。
【0133】例えば図24aに示すように1つのパッチ
信号が終了する以前に準備終了信号がパッチタイミング
手段421に入力される場合には各画像信号間に一つず
つパッチが予め決められた時間出力される。また図24
bに示すように空き時間間隔が図24aに比べ長い場合
は各画像信号の間に低濃度、中濃度、高濃度などのパッ
チ信号を出力する。即ち、画像の複雑さによって画像信
号出力手段122から出力される1頁分の画像信号を出
力する時間間隔は変化する。そこで1頁分の画像信号が
出力されてから準備終了信号がパッチタイミング手段4
21に入力されるまでパッチ信号出力手段120からパ
ッチ信号を出力する事により、空き時間間隔に応じて画
像信号間に出力するパッチの出力個数が変化できる事と
なる。
【0134】この様にして、連続プリント出力動作中で
も画像信号出力手段122から出力される各々一枚分の
実際の出力画像信号の空き時間間隔の長さに応じて、パ
ッチ信号出力手段120から出力されるテストパッチ信
号を出力するタイミングを与えるパッチタイミング手段
421を設けることにより、制御用に特別に時間を必要
とせず効率的に制御用の時間を短縮する事が可能とな
る。
【0135】
【発明の効果】ディジタル方式の電子写真プロセスの現
象理解および数値計算から定性的な知識を導出し、その
知識に基づいた低中濃度制御手段や高濃度制御手段を設
ける事により、ディジタル方式の電子写真プロセスの定
性的知識を用いて制御を行うこととなり、環境変化や使
用劣化にも適応して出力濃度を常に理想の濃度に制御す
る画像濃度制御装置が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の画像濃度制御装置のブ
ロック線図
【図2】感光体表面の潜像、即ち表面電位及びエネルギ
状態をを示す図
【図3】レーザスポットの走査図
【図4】(a)は帯電電圧、現像バイアス電圧、露光を
変化させた場合の入力画像濃度に対する出力画像濃度の
関係の変化を表す (b)は帯電電圧、現像バイアス電圧、露光を変化させ
た場合の入力画像濃度に対する出力画像濃度の関係の変
化を表す (c)は帯電電圧、現像バイアス電圧、露光を変化させ
た場合の入力画像濃度に対する出力画像濃度の関係の変
化を表す
【図5】帯電電圧、現像バイアス電圧、露光を低濃度が
同じだけ変化するように入力を変化させた場合の入力画
像濃度に対する出力画像濃度の関係の変化を表す
【図6】(a)は感光体の飽和、未飽和と有効エネルギ
との関係を表す (b)は感光体の飽和、未飽和と有効エネルギとの関係
を表す
【図7】潜像の拡大、縮小を説明する図
【図8】クレーム1の制御部分のブロック図
【図9】クレーム3に示す低中濃度制御手段
【図10】クレーム6に示す選定手段
【図11】クレーム7に示す入力処理手段
【図12】本発明の第2の実施例の画像濃度制御装置の
ブロック線図
【図13】感光体上の濃度検出手段による検出領域を示
【図14】出力画像図
【図15】検出領域の拡大図
【図16】第一のドットパターン
【図17】第二のドットパターン
【図18】第三のドットパターン
【図19】第四のドットパターン
【図20】クレーム12に示す予測濃度出力手段
【図21】本発明の第3の実施例の変化分演算手段の接
続図
【図22】本発明の第4の実施例のパッチタイミング手
段の接続図
【図23】画像信号出力手段から出力される画像信号の
タイミングを示す
【図24】(a)は画像信号とパッチ信号の出力タイミ
ングを示す (b)は画像信号とパッチ信号の出力タイミングを示す
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/04 120 9122−2H 15/06 101 15/08 115 9222−2H G05B 13/02 M 9131−3H H04N 1/23 103 Z 9186−5C 1/29 Z 9186−5C (72)発明者 伊藤 修 大阪府門真市千石東町15−35

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光体と、前記感光体を所定の帯電電圧に
    帯電させる帯電手段と、実際の出力画像信号を出力する
    画像信号出力手段と、少なくとも一つ以上の制御用のテ
    ストパッチ信号を出力するパッチ信号出力手段と、少な
    くとも一つ以上の前記パッチ信号に対応した目標濃度を
    出力する目標出力手段と、前記出力画像信号やパッチ信
    号に基づき前記感光体に潜像を作成する露光手段と、現
    像剤に現像バイアス電圧を印加することにより前記潜像
    から可視像を作成する現像手段と、前記感光体上に作成
    した画像の濃度を検出する濃度検出手段と、目標出力手
    段から出力されるパッチ信号に対応した低、中、高濃度
    などの目標濃度と各々の前記目標濃度に対応し濃度検出
    手段から出力される各々の画像濃度との差である低、
    中、高濃度誤差などを出力する誤差出力手段と、プロセ
    スの定性的な知識に基づき誤差出力手段から出力される
    低濃度誤差と逆符号の前記帯電電圧の変化分あるいは低
    濃度誤差と同符号の前記現像バイアス電圧の変化分ある
    いは中濃度誤差と同符号の前記露光の変化分の少なくと
    も一つの変化分を与える低中濃度制御手段と、プロセス
    の定性的な知識に基づき前記感光体の表面電位と前記現
    像バイアス電圧をほぼ一定の電位差に保ち、高濃度誤差
    と同符号の前記帯電電圧、前記現像バイアス電圧の変化
    分、あるいは高濃度誤差と同符号の前記露光の変化分、
    あるいは高濃度誤差が正の場合は潜像の拡大、高濃度誤
    差が負の場合は潜像の縮小を行うよう入力の変化分を与
    える高濃度制御手段と、前記低中濃度制御手段と前記高
    濃度制御手段とから出力された入力の変化分から制御入
    力を演算し出力する入力処理手段とを備え、前記帯電電
    圧、前記露光、前記現像バイアス電圧の少なくとも一つ
    の入力の更新を繰り返すことにより前記画像濃度を前記
    目標濃度に一致させる画像濃度制御装置。
  2. 【請求項2】低中濃度制御手段がプロセスの定性的な知
    識に基づき少なくとも二つの誤差を用い高濃度誤差が許
    容値内の場合に低濃度誤差と逆符号の前記帯電電圧の変
    化分、高濃度誤差と低濃度誤差が同符号の場合に低濃度
    誤差と同符号の現像バイアス電圧の変化分、高濃度誤差
    と低濃度誤差が逆符号の場合に低濃度誤差と逆符号の帯
    電電圧の変化分を与えることを特徴とする請求項1記載
    の画像濃度制御装置。
  3. 【請求項3】低中濃度制御手段がプロセスの定性的な知
    識に基づき高濃度誤差が常に許容値内の場合には誤差と
    同符号の露光の変化分を与えることを特徴とする請求項
    1記載の画像濃度制御装置。
  4. 【請求項4】高濃度制御手段がプロセスの定性的な知識
    に基づき感光体の表面電位と現像バイアス電圧をほぼ一
    定の電位差に保ち、高濃度誤差と同符号の前記帯電電
    圧、前記現像バイアス電圧の変化分を与える第1の制御
    手段と、高濃度誤差と同符号の露光の変化分を与える第
    2の制御手段と、前記第1の制御手段と前記第2の制御
    手段から一つの手段を選定する選定手段から構成される
    事を特徴とする請求項1記載の画像濃度制御装置。
  5. 【請求項5】選定手段が第1の制御手段あるいは第2の
    制御手段を用いた前回の制御の結果、誤差が設定値以上
    減少すれば前回と同様の前記第1の制御手段あるいは前
    記第2の制御手段を選定し、誤差が設定値以上減少しな
    ければ前回とは違う前記第1の制御手段あるいは前記第
    2の制御手段を選定することを特徴とする請求項4記載
    の画像濃度制御装置。
  6. 【請求項6】選定手段が露光による感光体の表面電位減
    少の度合いあるいは入力より前記感光体の飽和状態を判
    断し、前記感光体が飽和していれば第1の制御手段を選
    定し、前記感光体が飽和していなければ第2の制御手段
    を選定することを特徴とする請求項4記載の画像濃度制
    御装置。
  7. 【請求項7】入力処理手段が低中濃度制御手段と高濃度
    制御手段から出力された入力の変化分を加算して制御入
    力を決定する入力演算手段と入力の限界値を回避する限
    界回避手段とから構成される事を特徴とする請求項1記
    載の画像濃度制御装置。
  8. 【請求項8】入力処理手段が高濃度制御手段よりも優先
    権を持つ低中濃度制御手段あるいは前記高濃度制御手段
    から出力される入力の変化分のうちどちらか一方の入力
    の変化分を出力する入力演算手段と入力の限界値を回避
    する限界回避手段とから構成される事を特徴とする請求
    項1記載の画像濃度制御装置。
  9. 【請求項9】限界回避手段が計算上、帯電電圧が上限以
    上の値を取る場合に前記帯電電圧を増加する代わりに露
    光あるいは現像バイアスの少なくとも一つを減少し、現
    像バイアス電圧が上限以上の値を取る場合に前記現像バ
    イアス電圧を増加する代わりに帯電電圧の減少あるいは
    露光の増加の少なくとも一つを行い、露光が上限以上の
    値を取る場合に前記露光を増加する代わりに帯電電圧の
    減少あるいは現像バイアス電圧の増加の少なくとも一つ
    を行い、入力の限界を他の入力を用いる事で回避するこ
    とを特徴とする請求項7、8記載の画像濃度制御装置。
  10. 【請求項10】感光体と、前記感光体を所定の帯電電圧
    に帯電させる帯電手段と、実際の出力画像信号を出力す
    る画像信号出力手段と、前記出力画像信号に基づき前記
    感光体に潜像を作成する露光手段と、現像剤に現像バイ
    アス電圧を印加することにより前記潜像から可視像を作
    成する現像手段と、前記画像信号出力手段から出力され
    る前記出力画像信号に従って現像される可視像の感光体
    上の濃度を少なくとも一つ予測し出力する予測濃度出力
    手段と,前記感光体上に作成した前記予測出力濃度に対
    応した画像濃度を検出する濃度検出手段と、前記予測濃
    度出力手段から出力される前記画像濃度に対応する少な
    くとも一つ以上の予測濃度と前記濃度検出手段から出力
    される前記予測濃度に対応した少なくとも一つ以上の前
    記画像濃度との誤差を出力する誤差出力手段と、プロセ
    スの定性的な知識に基づき前記誤差出力手段から出力さ
    れる前記誤差より制御入力を決定する制御入力決定手段
    とを備え、前記帯電電圧、前記露光、前記現像バイアス
    電圧の少なくとも一つの入力の更新を繰り返すことによ
    り検出出力濃度を前記予測濃度に一致させる画像濃度制
    御装置。
  11. 【請求項11】予測濃度出力手段が濃度検出手段の検出
    領域よりも広い領域に対し前記画像信号出力手段から出
    力される前記出力画像信号の分布状態が均一である部分
    のみを用い、前記部分が感光体上で現像された可視像の
    出力濃度を少なくとも一つ予測し出力することを特徴と
    する請求項10記載の画像濃度制御装置。
  12. 【請求項12】予測濃度出力手段が前記画像信号出力手
    段から文字信号が出力される場合に濃度検出手段の検出
    領域内の文字信号に対応する濃度を文字信号と濃度との
    関係表を用いて、感光体上で現像された可視像の出力濃
    度の少なくとも一つを予測し出力することを特徴とする
    請求項10記載の画像濃度制御装置。
  13. 【請求項13】帯電電圧、露光、現像バイアス電圧の入
    力の入力変化分の濃度変化に対する影響分を計算し、前
    記影響分を低中濃度制御手段と高濃度制御手段とから出
    力される入力の定量的な変化分として与える変化分演算
    手段を付加するすることを特徴とする請求項1記載の画
    像濃度制御装置。
  14. 【請求項14】連続プリント出力動作中でも画像信号出
    力手段から出力される各々一枚分の実際の出力画像信号
    の可変する空き時間間隔の長さに対応して前記パッチ信
    号出力手段から出力されるテストパッチ信号を出力する
    タイミングを与えるパッチタイミング手段を付加するこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像濃度制御装置。
JP4267064A 1991-11-14 1992-10-06 画像濃度制御装置 Pending JPH0611937A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007171967A (ja) * 2005-12-21 2007-07-05 Xerox Corp 画像出力装置の性能を制御するための方法、および画像に基づくカラーキャリブレーションのためのシステム
JP2011008254A (ja) * 2009-06-24 2011-01-13 Xerox Corp 電子写真印刷装置における感光体の不良化を感知する装置およびその方法
JP2012163629A (ja) * 2011-02-03 2012-08-30 Fuji Xerox Co Ltd 電子写真装置及びプログラム
US9628774B2 (en) 2012-12-28 2017-04-18 Samsung Ekectronics Co., Ltd. Image processing method and apparatus

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