JPH061192Y2 - 走行玩具 - Google Patents

走行玩具

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JPH061192Y2
JPH061192Y2 JP1987075531U JP7553187U JPH061192Y2 JP H061192 Y2 JPH061192 Y2 JP H061192Y2 JP 1987075531 U JP1987075531 U JP 1987075531U JP 7553187 U JP7553187 U JP 7553187U JP H061192 Y2 JPH061192 Y2 JP H061192Y2
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JP
Japan
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rotation
contact
cams
floor surface
rotary
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JP1987075531U
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JPS63184098U (ja
Inventor
克弘 山崎
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株式会社三協精機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、進行方向に任意性をもたせて動きに意外性を
もたせた走行玩具に関する。
(従来の技術) 自動車玩具等の走行玩具では、操舵輪によって進行方向
を決定するようになっており、上記操舵輪の向きにより
直進し、また曲がるようになっている。上記操舵輪の向
きは一定の向きに固定的に設定されているものもあり、
フリーの状態にされているものもある。何れにせよ、従
来の走行玩具は進行方向に任意性をもたず、常に操舵輪
の向きと駆動輪の回転の向きとによって進行方向が決定
される。
(考案が解決しようとする問題点) 従来の走行玩具によれば、常に操舵輪の向きと駆動輪の
回転の向きとによって進行方向が決まるため、動きに意
外性がなく、面白みがなかった。動きに意外性をもたせ
るためには、前進、後退、回転、斜め走行その他の各種
の動きを任意に組み合わせて進行方向を任意に変える必
要がある。しかし、前進及び後退を可能にするためには
駆動輪の駆動の向きを切り換える切換機構が必要であ
り、走行の向きを変えるには操舵機構が必要であり、さ
らに、斜め走行を可能にするためには4輪操舵機構が必
要であり、これらの機構を総て組み込もうとすると複雑
な構成となって部品点数も増えるという問題があった。
本考案は、かかる従来の問題点を解消するためになされ
たもので、部品点数が少なく簡単な構成ながら、前進、
後退、回転、斜め走行その他の運動が任意に組み合わせ
られて任意の向きに走行し、かつ、運動の意外性を実現
できる走行玩具を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、駆動源によって床面に対して垂直方向の回転
中心軸の周りに回転駆動される複数の端面カムに、その
回転中心からずれた位置で、かつ、回転中心から見て所
定の角度範囲に床面に接触する接触部を形成し、また、
この接触部を除く角度範囲に床面に接触しない非接触部
を形成したことを特徴とする。
(作用) 複数の端面カムの接触部が床面に接触した状態で上記各
カムが回転駆動されると、上記接触部と床面との摩擦力
により接触部を支点として各回転カムの回転中心軸に対
し直角な面内で回転軸を移動させようとする力を生ず
る。この移動力の向きは上記接触部の回転位置に応じて
刻々と変化し、複数の回転カムによる移動力の合成によ
って走行玩具の走行の向きが任意に変化する。
(実施例) 以下、図面を参照しながら本考案に係る走行玩具の実施
例について説明する。
図示の実施例は、本考案に係る走行玩具を布帛人形用の
ユニットとして構成したものである。
第1図及び第2図において、符号1は表側のケース、2
は裏側のケースであり、これらのケース1,2を腹合せ
状に嵌め合わせることにより走行玩具のケースが形成さ
れている。このケース内には駆動源としてオルゴール3
が固定されている。オルゴール3は、周知のように、全
舞の畜勢機構と、この畜勢機構によって回転駆動され、
音程順に並べられた振動弁を弾くことにより所定の音楽
を鳴奏するドラムと、このドラムの回転速度を制御する
速度制御機構とを有する。第2図において符号12はオル
ゴール3の上記全舞を畜勢するための巻上げ軸であり、
ケース外から差し込んだ巻鍵を回転させることにより全
舞を畜勢するようになっている。なお、上記巻鍵は巻上
げ軸12に一体に固着してもよい。
上記オルゴール3からは出力軸15が下方に向かって突出
している。出力軸15は、例えばオルゴール3の上記ドラ
ムと一体に設けることができる。上記出力軸15には出力
歯車4が圧入により固着されている。出力歯車4は、第
1図の右側においてピニオン7とかみ合っており、左側
においてアイドル歯車5とかみ合っている。このアイド
ル歯車5はさらにその左側のピニオン10とかみ合ってい
る。上記各ピニオン7,10は前述のケースによって床面
に対して垂直に、かつ、回転可能に支持された軸6,9
に圧入により固着されている。上記各軸6,9の下端部
にはそれぞれ端面カムからなる回転カム8,11が圧入に
より固着されている。
各回転カム8,11はシャーレを伏せたような形になって
いて、下端部は上記ケースの下端から下方に突出してお
り、各軸6,9の回転により同軸6,9を中心として回
転駆動される。第3図に示されているように、回転カム
8は、その下端面の一部が切除されて段状に形成されて
おり、これにより、回転中心からずれた位置に、かつ、
回転中心から見て所定の角度範囲(例えば180゜)に床面
に接触することができる接触部8aが形成され、一方、こ
の接触部8aを除く角度範囲に床面に接触しない非接触部
8bが形成されている。他方の回転カム11も同様に、回転
中心からずれた位置に回転中心から見て所定の角度範囲
に床面に接触することができる接触部11aが形成され、
この接触部11aを除く角度範囲に床面に接触しない非接
触部11bが形成されている。一方の回転カム8の外径よ
りも他方の回転カム11の外径が大きくなっている。もっ
とも、双方の回転カムの外径は相等しくしても差支えな
い。
軸6,ピニオン7,回転カム8は予め一体の組立部品と
してユニット化しておくことができ、同様に、軸9,ピ
ニオン10、回転カム11も一体の組立部品として予めユニ
ット化しておくことができる。
なお、出力歯車4の下端面にはクラウン歯車4aが一体に
形成されている。このクラウン歯車4aは適宜の装置を駆
動するのに用いることができるが、本考案に係る走行玩
具には直接的な関係はない。
次に、上記実施例の動作を説明する。オルゴール3の巻
上げ軸12を巻鍵により回転させて全舞を畜勢すると、こ
の畜勢力でドラムが回転駆動されて所定の音楽が鳴奏さ
れると共に、出力軸15が回転駆動され、この軸15と一体
の出力歯車4が回転駆動される。歯車4の回転力はピニ
オン7,軸6を介して回転カム8に伝達されると共に、
アイドル歯車5,ピニオン10,軸9を介して回転カム11
に伝達され、各回転カム8,11が逆向きに回転駆動され
る。
走行玩具の荷重は各回転カム8,11の回転中心からずれ
た位置にある接触部8a,11aによって支持されている。従
って、各回転カム8,11が回転駆動されると、その各接
触部8a,11aと床面との間に生ずる摩擦力により、接触部
8a,11aと床面との接触部を支点として各軸6,9の軸線
に対し直角な面内で各軸6,9を移動させようとする力
を生ずる。この移動力は、回転カム8,11間の中央部に
対して接触部8a,11aが外周側にあるときは大きく、内周
側にあるときは小さく作用する。また、上記移動力の向
きは各接触部8a,11aの位置に応じて刻々と変化する。走
行玩具全体の移動の向きは各回転カム8,11の回転によ
る各軸6,9に生ずる移動力の合成によって決まるが、
各軸6,9に生ずる移動力の向きは刻々と変化するた
め、合成された移動力の向きも刻々と変化し、走行玩具
全体は床面に対し平行に直進したり、回転したり、斜行
したりして複雑かつ任意の動きをする。
走行玩具全体の動きは、各回転カムの回転の向きが同じ
であるか逆であるか、各回転カムの接触部の回転位相が
同相であるか逆相であるか、各回転カムの接触部の回転
半径が同じであるか異なるか、各回転カムの回転速度が
同じであるか異なるかなど、各種の条件によって異な
る。
第4図は、前記実施例において各回転カム8,11の接触
部部8a,11aの回転半径及び回転速度を同じとし、各回転
カム8,11の接触部8a,11aの位相を同相又は逆相とし、
また、各回転カム8,11の回転の向きを同じ又は逆向き
にした場合の走行玩具の走行の向きの変化を示したもの
である。(a)は各回転カム8,11を逆向きに回転させ、
各接触部8a,11aの位置を互いに180゜ずらして逆位相とし
た場合、(b)は各回転カム8,11を逆向きに回転させ、
各接触部8a,11aの位置を同相とした場合、(c)は各回転
カム8,11を同じ向きに回転させ、各接触部8a,11aの位
置を逆相とした場合、(d)は各回転カム8,11を同じ向
きに回転させ、各接触部8a,11aの位置を同相とした場合
を示す。何れも、各回転カム8,11が1/4回転する間
の動きを4段階にわたって示したものである。頭部が白
抜きで示された矢印は各回転カム8,11の回転により各
カム8,11の軸に生ずる移動力の向きを示す。各カム
8,11の間に示された矢印は上記各移動力に基づく走行
玩具全体の運動の向きを示すものであり、その大きさは
運動量の大きさを示す。
第4図から明らかなように、各回転カムの回転の向きと
各回転カムの接触部の位相関係を適宜設定することによ
り、走行玩具を任意の向きに直線的に運動させたり、回
転運動させたり、直線運動と回転運動とを組み合わせた
運動をさせたりすることができる。
上記の実施例において、各回転カム8,11の回転速度を
異ならせ、あるいは、各回転カム8,11の位相関係を例
えば90゜ずらすなど、各種の条件を複雑に組み合わせて
設定することにより、複雑な運動を任意に行わせること
ができる。
このように、上記実施例によれば、複数の回転カムが回
転すると、各カムの軸に生ずる移動力の向きが刻々と変
化し、これらの移動力の合成による走行玩具全体の運動
方向が刻々と変化するため、運動方向に任意性あるいは
意外性のある走行玩具を得ることができる。
なお、回転カムは最低2個必要であり、2個以上であれ
ばいくつあってもよい。第5図は3個の回転カム14を設
けた例である。第5図において符号14cは回転中心を示
し、14aは上記回転中心14cからずれた位置に、かつ、回
転中心から見て所定の角度範囲に設けられた接触部を示
し、14bは上記接触部14aを除く角度範囲の非接触部であ
る。上記各カム14の回転方向は図示のように同一方向で
あってもよいし、一つのカムの回転方向を他の二つのカ
ムの回転方向の逆にしてもよい。
また、一つの回転カムに設ける接触部は一つに限られる
ものではなく、複数個の接触部を持っていてもよい。第
6図はこのような例を示すものであって、回転カム16は
回転中心16cからずれた位置に回転中心16cから見て所定
の角度範囲に床面に接触する3個の接触部16aを有する
と共に、これらの接触部16aを除く角度範囲に床面に接
触しない非接触部16bを有してなる。
各回転カムの回転速度を個々に又は同時に可変とし、あ
るいは間欠的に回転駆動することにより、動作が周期的
にならず、複雑な運動を行わせることができる。また、
各回転カムを交換可能にしておけば、形状の異なった回
転カムに交換することにより異なった動きを行わせるこ
とができるし、回転カムを装着する際に同カムの回転位
置を任意に設定できるようにしておけば、さらに異なっ
た動きを行わせることができる。
駆動源は、オルゴールに限られるものではなく、専用の
駆動源であってもよいし、その形式も全舞式であっても
電動式であってもよい。
(考案の効果) 本考案によれば、複数の回転カムに、その回転中心から
ずれた位置の所定の角度範囲に床面に接触する接触部を
形成し、上記複数の回転カムを適宜の駆動源によって床
面に対して垂直方向の回転中心軸の周りに回転駆動する
という極めて簡単な構成で部品点数も少ないにもかかわ
らず、各回転カムの回転によって生ずる移動力を刻々と
変化させて、全体の動きに任意性あるいは意外性のある
走行玩具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る走行玩具の実施例の内部機構を示
す一部断面正面図、第2図は同上実施例の側面断面図、
第3図は上記実施例中の回転カムの一つを示す斜視図、
第4図は上記実施例の回転カム部分の動作を各種設定条
件ごとに示す動作態様図、第5図は本考案に適用可能な
回転カムの配置例を示す底面図、第6図は本考案に適用
可能な回転カムの別の例を示す底面図である。 3・・駆動源としてのオルゴール、8,11,14,16・・端
面カムからなる回転カム、8a,11a,14a,16a・・接触部、
8b,11b,14b,16b・・非接触部、14c,16c・・回転中心。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A63H 31/08 E 9012−2C

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】床面に接触するように配設され、駆動源に
    よって上記床面に対して垂直方向の回転中心軸の周りに
    回転駆動される複数の端面カムを有する走行玩具であっ
    て、上記端面カムは、その回転中心からずれた位置に、
    かつ、上記回転中心から見て所定の角度範囲に床面に接
    触する接触部を有し、また、この接触部を除く角度範囲
    に床面に接触しない非接触部を有することを特徴とする
    走行玩具。
JP1987075531U 1987-05-20 1987-05-20 走行玩具 Expired - Lifetime JPH061192Y2 (ja)

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JP1987075531U JPH061192Y2 (ja) 1987-05-20 1987-05-20 走行玩具

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JP1987075531U JPH061192Y2 (ja) 1987-05-20 1987-05-20 走行玩具

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JPS63184098U JPS63184098U (ja) 1988-11-28
JPH061192Y2 true JPH061192Y2 (ja) 1994-01-12

Family

ID=30921760

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JP1987075531U Expired - Lifetime JPH061192Y2 (ja) 1987-05-20 1987-05-20 走行玩具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5833095U (ja) * 1981-08-31 1983-03-03 株式会社セキグチ 走行駆動玩具

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Publication number Publication date
JPS63184098U (ja) 1988-11-28

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