JPH06119022A - ロボットの可動部の制御方法及び制御装置 - Google Patents

ロボットの可動部の制御方法及び制御装置

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JPH06119022A
JPH06119022A JP26490692A JP26490692A JPH06119022A JP H06119022 A JPH06119022 A JP H06119022A JP 26490692 A JP26490692 A JP 26490692A JP 26490692 A JP26490692 A JP 26490692A JP H06119022 A JPH06119022 A JP H06119022A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロボット可動部の動作を簡単な検索コードに
より指定できるロボット可動部の制御方法を提案する。 【構成】 ロボットの可動部の複数通りの動作を制御す
る制御方法であって、前記複数通りの動作命令コードを
検索可能に前もって記憶し、外部から所望の動作に対応
する検索コードを前記可動部の制御手段に送り、前記制
御手段において、前記検索コードに対応する動作命令コ
ードを実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はロボット可動部の制御方
法および制御装置に関し、特にロボット可動部の動作を
動作毎に検索可能にテーブル化した上でそのテーブル中
の動作を外部からの命令によりテーブル中の所望の動作
を検索して実行する制御方法および制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ロボットの可動部、例えばロボッ
トハンド機構のフィンガにワークを把持させるというよ
うな動作を行なわせるためには、 :ロボットコントローラと同様に予め制御プログラム
によりそのフィンガの動作を記述し、さらに上位コント
ローラと入出力インタフェースを介してフィンガコント
ローラに目標位置を別途に教示する方法、或は、 :フィンガのコントローラに対して直接通信で動作デ
ータを上位コントローラから送り込む方法などがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例において、前述されている方法では、 :ロボットハンド機構のフィンガの動作そのものは、
ロボット本体ほど複雑な動作・制御は必要ないにもかか
わらず、ロボット本体と同一制御手段において動作・制
御されているので、ロボットハンド機構のみを見た時に
オーバースペック(即ち、過剰仕様)になりがちであ
る。 :また、ロボットハンド機構のフィンガの動作プログ
ラムがロボット本体、つまりロボット全体の動作プログ
ラム中に散在し、動作プログラムを組む上で非常に面倒
であり、間違いを引き起こしやすいという欠点があっ
た。このプログラムのメインテナンスの困難性は別途に
教示する目標位置データにおいても同様のことが言え
る。 :次に、の方法では、通信の為に上位コントローラ
に通信機能が必要であるために、コントローラとしては
高価なものになってしまうという必然性があった。
【0004】本発明は上記従来技術の問題点を解決する
ために提案されたもので、その目的は、ロボット可動部
の動作を簡単な検索コードにより指定可能にした制御方
法及び制御装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、 ロボ
ットの可動部の複数通りの動作を制御する制御方法であ
って、前記複数通りの動作命令コードを検索可能に前も
って記憶し、外部から所望の動作に対応する検索コード
を前記可動部の制御手段に送り、前記制御手段におい
て、前記検索コードに対応する動作命令コードを実行す
ることを特徴とする。
【0006】また、本発明の制御装置は、ロボットの可
動部の複数通りの動作を制御する制御装置であって、前
記複数通りの動作命令コードを検索可能に前もって記憶
する記憶手段と、外部から所望の動作に対応する検索コ
ードを前記可動部の制御手段に送る通信手段と、前記検
索コードに対応する動作命令コードを検索して実行する
実行手段とを具備することを特徴とする。
【0007】
【実施例】以下添付図面を参照しながら、本発明の好適
な実施例を説明する。この実施例では、ロボットの可動
部の一例として「ロボットのフィンガ」を選ぶ。 〈システム構成〉図1はこの実施例の対象となるロボッ
トハンドとその制御装置の展開例を示している。
【0008】同図における11はロボットハンド機構で
あり、12は前記ロボットハンド機構11に含まれ、実
際にワークを把持するフィンガであり、13はロボット
ハンド機構11を制御するコントローラである。14は
ロボットハンド機構を備える組立作業用ロボットであ
り、15はその組立作業用ロボット14を制御するコン
トローラである。16はロボットハンド機構11を制御
するコントローラ13と接続されており、ロボットハン
ド機構11を動作させるための目標位置、目標速度及び
目標把持力などのデータをロボットハンド機構のコント
ローラ13の教示データテーブルに登録するための、或
は直接ロボットハンド機構11を動作させることのでき
る教示装置であり、17,18はそれぞれのコントロー
ラのインタフェースである。 〈ハンド機構〉図2は、制御の対象となるロボットハン
ド機構の一例として、フィンガを1対備えるロボットハ
ンド機構の概略図である。
【0009】ロボットハンド機構11は、組立作業用ロ
ボット14に接続される本体151を備えている。この
本体151は、下辺が開放された筺体から形成されてお
り、即ち、上側に位置する水平片151aと、この水平
片151aの左右両端から夫々立ち下がった左右の垂直
片151b,151cとから構成されている。これらの
左右の垂直片151b,151cに両端を夫々固着され
た状態で、一対のガイドロッド152a,152bが互
いに上下に平行に、且つ、水平方向に沿って延出した状
態で配設されている。これら上下のガイドロッド152
a,152bにより、水平方向に沿ってスライド自在に
一対のフィンガ部材12a,12bが支持されている。
これらフィンガ部材12a,12bは上下方向に沿って
延出するように形成されている。
【0010】ここで、本体151の図中、右方の垂直片
151cには、一対のフィンガ部材12a,12bを互
いに離間・接近するように駆動するための駆動源として
の可逆転可能なサーボモータ153が、図示しない駆動
軸を水平軸回りに回転駆動する状態で取り付けられてい
る。しかし、これは一例であって、サーボモータ153
の取り付け位置は、フィンガ部材12a,12bが駆動
でき、且つ、それらに干渉しなければどのような取り付
け方法であってもよい。このサーボモータ153には、
その回転量を正確に規定できるよう、その回転量を検出
するためのロータリエンコーダ154が取着されてい
る。このサーボモータ153の図示しない駆動軸には、
これと一体に送りねじ155が接続されている。ここ
で、この送りねじ155は、中心部より図中左方に位置
する順ねじ部155aと、右方に位置する逆ねじ部15
5bとから構成されている。
【0011】一方、前記一対のフィンガ部材12a,1
2bの中で左方のフィンガ部材12aには、順ねじ部1
55aに螺合するねじ穴部156aが、また、右方のフ
ィンガ部材12bには、逆ねじ部155bに螺合するね
じ穴部156bが夫々形成されている。このように、左
方のフィンガ部材12aが順ねじ部155aに、また、
右方のフィンガ部材12bが逆ねじ部155bに夫々螺
着することにより、この送りねじ155が時計方向に回
転駆動することにより、両フィンガ部材12a,12b
は互いに離間することにより、把持していたワークを開
放することになる。
【0012】また、送りねじ155が反時計方向に回転
駆動することにより、両フィンガ部材12a,12bは
互いに接近することになり、ワークを両フィンガ部材1
2a,12bの間に把持することになる。また、これと
は逆に、円筒状のワークでは、両フィンガ部材12a,
12bを内部で離間,接近させることにより、前記作用
とは逆になることは容易に考えられる。157はフィン
ガ部材12a,12bの原点位置を検出するセンサであ
る。 〈ハンドコントローラ〉図3は、ハンドコントローラ1
3の制御ブロック図である。組立作業用ロボットコント
ローラ15からハンドコントローラ13には、後述する
把持位置xd,目標移動速度vd,把持力fd、更にフィ
ンガの把持部の移動限界位置xd+xeが送られてくる。
加算器30,乗算器31,加算器32,乗算器34,ト
ルクアンプ26,モータ28,エンコーダ29,カウン
タ27,微分器33は目標位置制御ループを構成する。
指令位置xdが目標位置制御ループにセットされ、フィ
ンガ12を駆動するサーボモータ28の回転量を検出す
るエンコーダ29からの信号で現在位置を算出する位置
カウンタ27からの現在位置情報と、前記目標位置との
差分を取る加算器30から、位置ループゲインKpを乗
じて、位置カウンタ27からの現在位置情報を微分する
ことにより現在速度情報とし、これと位置ループゲイン
pを乗じて出力されてきた情報との差分を取る加算器
32からの情報を速度ループゲインKvを乗じて速度指
令とし、これがトルクアンプ26を通り電流指令とな
り、この電流値によりサーボモータ28を駆動させ、フ
ィンガ12をワークに把持させる為に動作させる。
【0013】次にフィンガ12が目標位置xdに達した
ら、指令切換器25を目標位置制御ループから把持力制
御ループへと切り換える。教示データから指令把持力f
dが把持力制御ループにセットされ、フィンガ12を把
持力制御し、把持力が目標値に達するまでフィンガ12
を動作させる。この時、同時にエンコーダ29からの信
号で、現在位置を算出する位置カウンタ27からの情報
に基づいて監視器24がフィンガ12の移動位置を監視
しており、フィンガ12が正しくワークを把持していな
い、又は全くワークを把持していないような場合は、セ
ットされている限界位置23をフィンガ12が越えてし
まうので、把持エラー信号を出力して目標位置制御ルー
プに切り換えて終了する。尚、フィンガ12が限界位置
d+xeに達しない状態で正しくフィンガ12がワーク
を把持していれば、フィンガの動作完了信号を出力し、
指令切換器25を目標位置制御ループに切り換えて終了
する。
【0014】図4は、ロボットハンド機構コントローラ
13の構成図である。CPU41は、ロボットハンド機
構コントローラ13全体を動作管理しており、ROM4
2はロボットハンド機構11(図1)を動作させるため
のプログラムが格納されており、RAM43は教示パネ
ル47からI/F46を通して入力されてくる目標位
置,目標速度,指令把持力,移動限界位置などの教示デ
ータを格納するためのものである。
【0015】I/F44は、外部の入出力インタフェー
ス(組立作業用ロボットコントローラ15教示装置16
の入出力インタフェース17)と接続されており、ロボ
ットハンド機構11の動作信号パターンや、ロボットハ
ンド機構11の動作終了信号などのやり取りを行ってい
る。D/A50はROM42からの動作命令信号をD/
A変換し、AMP51で増幅し、サーボモータ28を駆
動させている。エンコーダ29は、サーボモータ28の
回転量を検出して、カウンタ27,F/F48へ信号を
送っている。45はCPU41,ROM42をはじめと
する各要素を結ぶ通信インターフェースである。 〈教示装置〉図5はロボットハンド機構用教示装置16
の操作パネルの一例を示す。
【0016】61はフィンガ12の現在値及び教示デー
タ表示部であり、62はフィンガ12の動作完了時にロ
ボットハンド機構コントローラ13から取り込まれた現
在値が表示され、63におけるPoint1,2,…2
n-1 −1はフィンガ12の動作すべきポイント名であ
り、後述のビットパターンn=1,2,3,…,7(4
ビットの場合)にそれぞれ対応している。xd,vd,f
d及びxeは、それぞれ目標位置,目標速度,指令把持力
それぞれ目標位置,目標速度,指令把持力,目標位置に
対する移動許容範囲である。図3の限界位置レジスタ2
3には、上述のx d+xeが格納される。
【0017】Point1のfに+500と記されてい
るが、これはワークの形状によって把持する方法が異な
る為で、フィンガ12が外側から把持する場合には+、
円筒形のようなワークを内側から把持する場合には−を
付けて判断する。64は教示作業の時に、現在教示出来
るデータの箇所を表している。65は教示データを直接
打ち込むテンキー、66は教示作業を行う時に位置成
分,速度成分,把持力成分を直接選択するキー、67は
64を上下左右に移動させる時に使うキー、68は教示
したそれぞれのデータを確定する為の登録キーである。 〈全体動作〉次に、前記ロボットハンド機構11、ロボ
ットハンド機構のコントロラ13、組立作業用ロボット
14及び組立作業用ロボットのコントローラ15の全体
の動作を説明する。
【0018】先ず、組立作業用ロボットコントローラ1
5は、ロボットハンド機構11が目標とするワークを把
持するために、組立作業用ロボット14を動作させる。
次に、組立作業用コントローラ15は、入出力インタフ
ェース17より、実際にフィンガ12が目標とするワー
クを把持する為の動作信号パターンを出力する。この動
作信号パターンを図6に示す。本実施例では、図7に示
すように、9通りのパターンが用意されている。各パタ
ーンの構成は、図6に示すように、全体で4ビットから
なり、動作の開始を示す「開始ビット」(図7におい
て、丸に破線を付した記号で示す)と、3ビットの動作
種別ビットからなる。本実施例においては、動作種別ビ
ットの種類にかかわらず、開始ビットが「0」のときは
動作を開始しない。また、開始ビットが「1」のときは
動作種別ビットによって設定された動作、例えば、図7
においてn=0,1,2,…7で示された動作が実行可
能となる。
【0019】図7にフィンガに対する8通りの動作指令
を例示する。3ビットの動作種別ビットが動作パターン
nの値を決定する。n=0〜n=7までの8通りの動作
パターンを設定している。例えば、n=0のパターンは
「原点出し」動作を示し、n=1のパターンを有する動
作は、位置xd(1)へ速度vd(1)で移動し、その後
把持力fd(1)で把持するというものである。n=2
〜n=7までの動作は、パターンn=1と位置x
d(n),速度vd(n),把持力fd(n)の値が異な
るだけである。このように、動作を類型化できるという
のもフィンガ装置の特徴である。
【0020】尚、本発明をロボットの他の可動部に適用
するものであるならば、ビット数を更に増やしてもよ
い。図7のテーブルは、検索読み出しが可能なように、
コントローラ13内のRAM43に記憶される。ロボッ
トハンド機構コントローラ13は、入出力インタフェー
ス18よりその信号パターンを入力し、予め教示装置1
6によりロボットハンド機構コントローラ13内の教示
データテーブルに登録されている目標位置(xd)、目
標速度(vd)及び目標把持力(fd)などのデータに対
応した信号パターンと同一のものを選択して、フィンガ
12にそのデータに示された動作を開始させワークを把
持させる。
【0021】次に、フィンガ12が実際に目標とするワ
ークを把持したら、ロボットハンド機構コントローラ1
3は、入出力インタフェース18より組立作業用ロボッ
トコントローラ15に対して、ワークの把持完了信号を
出力し、入出力インタフェース17よりその完了信号を
取り込んだ組立作業用コントローラ15は、組立作業用
ロボット14を、把持したワークを目標組立位置へ移動
するように動作させ、そこで組み付ける。
【0022】そして、組立作業用コントローラ15は入
出力インタフェース17より、フィンガ12が把持して
いるワークを解放する為の信号パターンをロボットハン
ド機構コントローラ13に対して出力する。すると、ロ
ボットハンド機構コントローラ13の入出力インタフェ
ース18にその信号パターンが入力され、その入力信号
パターンに対応した予め教示装置16によりロボットハ
ンド機構制御コントローラ13の教示データテーブルに
登録されている教示データに従って、フィンガ12にそ
の動作を開始させ、ワークを解放する。
【0023】次に、この開放動作が完了すると、動作完
了信号がロボットハンド機構コントローラ13の入出力
インタフェース18から組立作業用ロボットコントロー
ラ15の入出力インタフェース17に取り込まれ、組立
作業用ロボットコントローラ15は組立作業用ロボット
14を次の同一の(或は異なった)ワークをフィンガ1
2が把持するための目標位置へ位置決めする。上記のよ
うな一連の動作を順次繰り返していく。 〈制御手順〉図8はロボットハンド機構コントローラ1
3の全体の動作フローチャートである。
【0024】先ず、電源が投入される(ステップS1)
と、ロボットコントローラ15からSTART指令(N
=1)を待つ(ステップS2)。ここで既に組立作業用
ロボットコントローラ15から送信されるロボットハン
ド機構のための動作信号パターンが、ロボットハンド機
構コントローラ13の入出力インタフェース18を介し
て入力されており、先のSTART指令を受けると、ロ
ボットハンド機構コントローラ13はその動作信号パタ
ーンを、ロボットハンド機構コントローラ13の教示デ
ータテーブル(図7)上に登録されているロボットハン
ド機構11の動作信号パターンから選択し、その動作命
令をロボットハンド機構11へ出力し、ロボットハンド
機構11を動作させる(ステップS3)。この動作が完
了すると、完了信号を組立作業用コントローラ15に対
して出力し、次のロボットハンド機構動作信号パターン
が入力されるまで現在の状態を維持しつづける。尚、本
実施例では、START指令が入力されてから既に入力
されている動作信号パターンを教示データテーブルに登
録されているパターンと照合するようにしたが、STA
RT指令が入力される前にパターンの照合動作を行なっ
ておき、START指令が入力されたら即座に動作を実
行させるようにしてもよい。
【0025】図9は、図8のステップS3における動作
信号パターン(N≠0)の入力されてからの解釈実行の
様子を表したフローチャートである。この実施例では、
原点出し動作以外の動作(n=0〜n=7)はフィンガ
の把持部を開閉する動作であるので、原点出し動作につ
いてはステップS12において実行し、原点出し動作以
外の動作(n=0〜n=7)についてステップS14〜
ステップS23で実行するようにしている。
【0026】先ず、入力信号パターンのn=0のビット
パターン(つまり、000)の信号が入力されると、ロ
ボットハンド機構11はフィンガ12を開く方向に移動
させ、フィンガ12を原点の位置へと導く(ステップS
11,ステップS12)。前記、原点出しの動作が終了
すると、ロボットハンド機構コントローラ13へ終了出
力を出す(ステップS13)。
【0027】もう既に原点出しの動作が完了しており、
n=1,2,3,…,7の入力信号パターンが入力され
ると、入力信号パターンに対応した目標位置xd(n)
をセットすると共に限界位置xd+xeをセットする(ス
テップS14)。続いて目標速度vd(n)をセットし
(ステップS15)、フィンガ12を動作させ位置決め
を行なう(ステップS16)。図10を参照。
【0028】次に、ステップS17において、指令把持
力fdをセットする。そしてステップS18において、
図3の切り替え器25により目標位置制御ループから指
令把持力制御ループへと切換える。ステップS19で
は、フィンガ12が目標位置xdに位置決めされてから
一定時間にセットされた指令把持力fdに達するまでの
フィンガ12の移動量が、予め登録されている所定値x
eよりも小さい場合には目標とするワークを把持したと
して、ステップS20で把持終了信号を出力し、ステッ
プS23で指令把持力制御ループから目標位置制御ルー
プへと切換える。図11を参照。
【0029】他の場合として、フィンガ12が目標位置
に位置決めされてから、指令把持力fdに達するまでの
フィンガ12の移動量が予め登録されている所定値xe
よりも大きい場合には、ステップS21で、フィンガ1
2の現在位置がある一定値(これはフィンガ12がワー
クを全く把持していないような値)を越えてしまうと判
断し、ステップS22で、ワークを把持していないと判
断して把持エラー信号を出力して、指令把持力ループか
ら指令位置制御ループへと切換わる(ステップS2
3)。またステップS21で現在位置がある一定を越え
ていなければ、再びステップS19の動作を繰り返す。 〈実施例の効果〉以上説明したように、上記実施例によ
れば、ロボットハンドの制御装置に関して、ロボットハ
ンド機構において複数のフィンガを備え、フィンガの把
持データを教示するとともに、その内容を登録するよう
にしたことで、外部からのオン・オフ入力信号に対し
て、予め登録されている点の教示データテーブルを設け
ることで数種の異なったワークをフィンガで把持できる
ようにでき、また、教示装置により、簡単にフィンガの
目標位置,目標速度及び目標把持データなどを登録,再
登録することが出来、複雑なプログラム作業から開放さ
れ、間違いも低減することができ、容易な制御対象のコ
ントローラの為に安価なものにできる効果がある。 〈変形〉本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で種々変形
が可能である。
【0030】例えば、上記実施例は、本発明をフィンガ
に適用したものであったが、本発明の適用分野はフィン
ガに限られず、動作命令を予め登録することが可能であ
る可動部分ならばいかなるものでも適用可能である。こ
の場合、その可動部分は同じ命令フォーマットを有する
のが望ましい。また本発明は動作命令の形態は問われな
い、即ち、上記実施例では、4ビット形式であったが、
そのビット数は限定されない。また、本発明において
は、テーブルの登録が重要であるが、そのテーブルの記
憶場所は限定されない。
【0031】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用
しても良い。また、本発明はシステム或は装置にプログ
ラムを供給することによって達成される場合にも適用で
きることは言うまでもない。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、ロボッ
トの可動部の複数通りの動作を制御する制御方法であっ
て、前記複数通りの動作命令コードを検索可能に前もっ
て記憶し、外部から所望の動作に対応する検索コードを
前記可動部の制御手段に送り、前記制御手段において、
前記検索コードに対応する動作命令コードを実行するこ
とを特徴とする。また、本発明の制御装置は、ロボット
の可動部の複数通りの動作を制御する制御装置であっ
て、前記複数通りの動作命令コードを検索可能に前もっ
て記憶する記憶手段と、外部から所望の動作に対応する
検索コードを前記可動部の制御手段に送る通信手段と、
前記検索コードに対応する動作命令コードを検索して実
行する実行手段とを具備することを特徴とする。
【0033】したがって、ロボット可動部の動作を簡単
な検索コードにより指定できる。具体的には、例えば、
教示装置により、簡単にフィンガの目標位置,目標速度
及び目標把持データなどを登録,再登録することが出
来、複雑なプログラム作業から開放され、間違いも低減
することができ、容易な制御対象のコントローラの為に
安価なものにできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のロボットシステムの構成を示す図であ
る。
【図2】実施例に用いられるフィンガの構成を示す図。
【図3】実施例のハンドコントローラ内の制御ブロック
図。
【図4】ハンドコントローラの回路図。
【図5】実施例に使われる教示装置のパネル図。
【図6】実施例に用いられる検索コードのフォーマット
を説明する図。
【図7】検索コードとそれに対応する動作を記述するテ
ーブルを示す図。
【図8】ロボットハンド機構コントローラ13の全体の
動作フローチャートである。
【図9】ロボットコントローラ13のI/O解釈実行部
ステップS3の動作フローチャートである。
【図10】フィンガによるワークの把持動作を説明する
図。
【図11】フィンガによるワークの把持動作を説明する
図。
【符号の説明】
11…ロボットハンド機構、12…フィンガ、13…ロ
ボットハンド機構コントローラ、14…組立作業用ロボ
ット、15…組立作業用ロボットコントローラ、16…
教示装置、17,18…インタフェース、24…監視
器、25…指令切換器、26…トルクアンプ、27…位
置カウンタ、28…サーボモータ、29…エンコーダ、
41…CPU、42…ROM、43…ROM、44…外
部I/F

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロボットの可動部の複数通りの動作を制
    御する制御方法であって、 前記複数通りの動作命令コードを検索可能に前もって記
    憶し、 外部から所望の動作に対応する検索コードを前記可動部
    の制御手段に送り、 前記制御手段において、前記検索コードに対応する動作
    命令コードを実行することを特徴とするロボットの可動
    部の制御方法。
  2. 【請求項2】 ロボットの可動部の複数通りの動作を制
    御する制御装置であって、 前記複数通りの動作命令コードを検索可能に前もって記
    憶する記憶手段と、 外部から所望の動作に対応する検索コードを前記可動部
    の制御手段に送る通信手段と、 前記検索コードに対応する動作命令コードを検索して実
    行する実行手段とを具備することを特徴とするロボット
    の可動部の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記ロボットは、 複数の可動部と、 ロボットの動作を制御する上位制御手段と、 各々の可動部のための夫々の下位制御手段と、 前記上位制御手段から下位制御手段の各々への前記検索
    コードを伝送する通信手段とを有し、前記下位制御手段
    は、受けた検索コードに対応する動作情報を格納するレ
    ジスタを有することを特徴とする請求項1のロボットの
    可動部の制御装置。
  4. 【請求項4】 前記可動部はハンドに取付けられるフィ
    ンガであり、このフィンガの動作は、目標位置、目標速
    度、把持力、移動限界位置により特徴付けられることを
    特徴とする請求項2のロボットの可動部の制御装置。
  5. 【請求項5】 前記検索コードはシリアルのnビットか
    らなり、このコードにより、最大2n-1個の動作を記述
    できることを特徴とする請求項2のロボットの可動部の
    制御装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000286923A (ja) * 1999-03-30 2000-10-13 Yaskawa Electric Corp 通信システムの通信方法および通信システム
JP2006346792A (ja) * 2005-06-15 2006-12-28 Toyota Motor Corp ロボットとワーク把持方法
JP2007140787A (ja) * 2005-11-16 2007-06-07 Sanden Corp 自動販売機
JP2010058202A (ja) * 2008-09-02 2010-03-18 Yaskawa Electric Corp ロボットの教示再生装置および教示再生方法

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