JPH06118144A - 電圧測定装置及び電圧測定方法 - Google Patents

電圧測定装置及び電圧測定方法

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JPH06118144A
JPH06118144A JP4263437A JP26343792A JPH06118144A JP H06118144 A JPH06118144 A JP H06118144A JP 4263437 A JP4263437 A JP 4263437A JP 26343792 A JP26343792 A JP 26343792A JP H06118144 A JPH06118144 A JP H06118144A
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voltage
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JP4263437A
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English (en)
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Hironori Teguri
弘典 手操
Kazuo Okubo
和生 大窪
Akio Ito
昭夫 伊藤
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は電圧測定装置の改善に関し、被測定
領域の探索や荷電粒子ビームの位置決め処理をオペレー
タによる手作業に依存することなく、それを自動化し、
被測定対象の電圧測定を自動的に、かつ、連続的に行う
こと、及び、その設計検証,故障解析の効率向上を図る
ことを目的とする。 【構成】 CAD設計データDINに基づいて被測定対象
14の電圧測定をする荷電粒子ビーム測定手段11と、
荷電粒子ビーム測定手段11の入出力を制御する制御手
段12とを具備し、制御手段12にデータ作成手段13
A,データ制御手段13B及びデータ記憶手段13Cから成
る測定補助制御手段13が設けられ、測定補助制御手段
13が予め設定された測定制御データD2に基づいて制
御手段12の補助制御をすることを含み構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】〔目次〕 産業上の利用分野 従来の技術(図8) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1,2) 作用 実施例(図3〜7) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、電圧測定装置及び電圧
測定方法に関するものであり、更に詳しく言えば、設計
データを利用して半導体集積回路(以下LSIという)
装置の設計検証,故障解析を行う電子ビーム装置及び測
定方法の改善に関するものである。
【0003】近年、高集積,超微細化するLSI装置等
に荷電粒子ビームを偏向走査して画像取得をし、その画
像解析をする電子顕微鏡,電子ビーステスタ及び集束イ
オンビーム装置等の荷電粒子ビーム装置が使用されてい
る。例えば、CAD設計データベースに基づいて作成さ
れたLSI装置を電子ビーム装置を用いて、その試験や
故障診断をする場合、観測者が被測定LSIのSEM
(Scanning ElectronMicroscope)像の観測しようと
する特定観測領域の設定処理をし、そのマスク全体図か
ら観測しようとする特定観測領域に係るマスク図表示画
面のみを設計画像モニタに表示している。
【0004】これによれば、被測定領域を変更する場合
やある測定点に電子ビームを位置決めする場合に、その
都度、被測定LSIの測定箇所や測定条件等の入力作業
や電子ビームの位置決め作業をオペレータに依存してい
る。
【0005】このため、電圧測定前後を通じて、オペレ
ータは常に、当該装置の操作に従事していなければなら
なず、オペレータの解析作業時間以外に当該装置を操作
する作業時間に多くを必要とし、被測定LSIの設計検
証,解析工数のボトルネックとなる。
【0006】そこで、被測定領域の探索や電子ビームの
位置決め処理をオペレータによる手作業に依存すること
なく、それを自動化し、被測定LSIの電圧測定を自動
的に、かつ、連続的に行うこと、及び、その設計検証,
故障解析の効率向上を図ることができる装置及び方法が
望まれている。
【0007】
【従来の技術】図8は、従来例に係る説明図である。ま
た、図8(a)は従来例に係る電圧測定装置の構成図で
あり、図8(b)は、その電圧測定制御装置の構成図を
それぞれ示している。
【0008】例えば、本発明者らが先に特許出願〔特願
平2−192041,特開平4−79140 〕をした荷電粒子ビー
ム装置や位置ずれ補正部を備えた装置〔特願平3−2581
40〕に見られるような電子ビームテスタは、図8(a)
において、電子ビーム装置1,電圧測定制御装置2,S
EM像モニタ3,設計画像モニタ4及びキーボード5等
から成る。なお、その電圧測定制御装置の内部構成は、
図8(b)において、CADデータメモリ2A,CAD
データ読込み部2B,位置ずれ補正部2C,SEM像取
得部2D,制御部2E及び波形測定部2Fから成る。
【0009】また、当該装置の機能は、まず、電圧測定
制御装置2にCAD設計データDINが供給されると、該
CAD設計データDINに基づいてこれから測定しようと
する被測定LSI28の設計画像が設計画像モニタ4に
表示される。
【0010】一方,電圧測定制御装置2を介して電子ビ
ーム装置1により被測定LSI28に電子ビームが照射
偏向されると、これに基づいて被測定LSI28の電圧
測定や二次元画像に係る二次電子が検出される。これに
より、被測定LSI28の二次電子画像がSEM像モニ
タ3に表示される。
【0011】また、オペレータは、被測定領域を指定す
べく、キーボード5を介して被測定LSI28の測定箇
所や測定条件等の制御データを入力する。これにより、
図8(b)において、電圧測定制御装置のCADデータ
メモリ2Aから指定された測定箇所や測定条件に基づく
CAD設計データDINがCADデータ読込み部2Bを介
して読み出され、そのCAD設計データDINが制御部2
Eや位置ずれ補正部2Cに出力される。
【0012】この際に、制御部2Eのマスク図・ステー
ジ座標登録部201 によりCAD設計データDINと対応し
た領域である被測定LSI28の二次元画像データD5
がSEM像取得部2Dから出力される。位置ずれ補正部
2CではCAD設計データDINと二次元画像データD5
との位置ずれ補正が行われる。これにより、オペレータ
が被測定LSI28のある測定点に電子ビームを位置決
めをすると、波形測定部2Fでは測定点に位置決めされ
電子ビームに基づく二次電子検出信号を処理し、これに
基づいて被測定LSI28の電圧波形が測定される。
【0013】これにより、オペレータはLSI設計モニ
タ画像(マスク図表示画面)を参照しながら被測定LS
I28の電圧測定やSEM像の観測をすることができ
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来例の電
子ビーム装置を応用した電圧測定方法によれば、被測定
領域を変更する場合やある測定点に電子ビームを位置決
めする場合に、その都度、被測定LSI28の測定箇所
や測定条件等の入力作業や電子ビームの位置決め作業を
オペレータに依存している。
【0015】このため、電圧測定前後を通じて、例え
ば、被測定領域の配線パターンの探索やその測定点への
電子ビームの位置決め作業の間,オペレータは常に、当
該装置の操作に従事していなければならない。このこと
で、LSI装置の高集積,高密度化に伴い1つのチップ
につき、通常十点から百点の測定点に係る測定箇所や測
定条件等の入力作業や電子ビームの位置決め作業が必須
となり、オペレータの煩に堪えない。
【0016】なお、被測定領域の配線パターンの探索が
オペレータ(主に設計者)の記憶に依存する作業となる
ことから、予め、被測定LSI28のマスク図表示画面
上の座標と被測定LSI28が載置されているステージ
座標とをデジタイザを用いて登録し、該登録データによ
り、被測定配線の探索を簡略化する方法がある。
【0017】しかし、被測定配線の探索の自動化は可能
となっても、被測定LSI28の設計検証,故障解析の
工数の多くの部分を占める測定点への電子ビームの位置
決め作業については、上述のデジタイザを用いても解消
できず、依然、オペレータによる電子ビーム位置決め作
業に依存することとなる。
【0018】これにより、被測定LSI28の品種によ
って測定点数が多くなる場合には、オペレータの解析作
業時間以外に当該装置を操作する作業時間に多くを必要
とし、被測定LSI28の設計検証,解析工数のボトル
ネックとなるという問題がある。
【0019】本発明は、かかる従来例の問題点に鑑み創
作されたものであり、被測定領域の探索や電子ビームの
位置決め処理をオペレータによる手作業に依存すること
なく、それを自動化し、被測定対象の電圧測定を自動的
に、かつ、連続的に行うこと、及び、その設計検証,故
障解析の効率向上を図ることが可能となる電圧測定装置
及び電圧測定方法の提供を目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】図1(a),(b)は、
本発明に係る電圧測定装置の原理図であり、図2
(a),(b)は、本発明に係る電圧測定方法の原理図
をそれぞれ示している。
【0021】本発明の電圧測定装置は、図1(a)に示
すように、少なくとも、CAD設計データDINに基づい
て被測定対象14の電圧測定をする荷電粒子ビーム測定
手段11と、前記荷電粒子ビーム測定手段11の入出力
を制御する制御手段12とを具備し、前記制御手段12
に測定補助制御手段13が設けられ、前記測定補助制御
手段13が予め設定された測定制御データD2に基づい
て制御手段12の補助制御をすることを特徴とする。
【0022】なお、本発明の電圧測定装置において、前
記測定補助制御手段13が、少なくとも、図1(b)に
示すようにCAD設計データDIN,外部入力データD1
に基づいて測定制御データD2を作成するデータ作成手
段13Aと、前記測定制御データD2の書込み/読出し制
御をするデータ制御手段13Bと、前記測定制御データD
2を記憶するデータ記憶手段13Cから成ることを特徴と
する。
【0023】また、本発明の電圧測定装置において、図
1(b)に示すように前記測定補助制御手段13に結果
判定手段13Dが設けられ、前記結果判定手段13Dが測定
結果データDOUT に基づいてデータ制御手段13Bに出力
制御信号S1を出力することを特徴とする。
【0024】さらに、本発明の電圧測定方法は、図2
(b)に示すように被測定対象14の二次元画像AとC
AD設計データDINに基づく設計画像Bとを対比しなが
ら被測定対象14の電圧測定をする方法であって、図2
(a)の処理フローチャートに示すように、予め、ステ
ップP1でCAD設計データDIN,外部入力データD1
に基づいて測定制御データD2の作成処理をし、次に、
ステップP2で前記測定制御データD2に基づいて被測
定対象14の電圧測定処理をすることを特徴とする。
【0025】なお、本発明の電圧測定方法において、前
記測定制御データD2の作成処理の際に、図2(a)の
処理フローチャートのステップP1Aで被測定対象14の
測定順序,測定箇所,測定条件,結果判定条件に基づい
てデータ処理をすることを特徴とする。
【0026】また、本発明の電圧測定方法において、前
記被測定対象14の電圧測定処理の際に、図2(a)の
処理フローチャートのステップP2Aで被測定対象14の
二次元画像AとCAD設計データDINに基づく設計画像
Bとの位置ずれ補正処理をすることを特徴とする。
【0027】さらに、本発明の電圧測定方法において、
前記被測定対象14の電圧測定処理の際に、図2(a)
の処理フローチャートのステップP2Bで該被測定対象1
4の測定状態に基づいて測定手順,測定箇所,測定条
件,結果判定条件の変更処理をすることを特徴とし、上
記目的を達成する。
【0028】
【作用】本発明の電圧測定装置によれば、図1(a)に
示すように、荷電粒子ビーム測定手段11及び制御手段
12が具備され、該制御手段12に測定補助制御手段1
3が設けられる。
【0029】このため、予め設定された測定制御データ
D2に基づいて測定補助制御手段13により被測定対象
14の電圧測定に係る補助制御することができる。例え
ば、図1(b)に示すように、CAD設計データDIN,
外部入力データD1に基づいて測定補助制御手段13の
データ作成手段13Aにより測定制御データD2が作成さ
れ、該測定制御データD2がデータ制御手段13Bを介し
てデータ記憶手段13Cに記憶される。
【0030】また、制御手段12に測定開始の起動命令
が与えられると、データ制御手段13Bにより測定制御デ
ータD2が読出し制御され、該測定制御データD2が制
御手段12に出力され、該測定制御データD2とCAD
設計データDINとに基づいて荷電粒子ビーム測定手段1
1により被測定対象14の自動電圧測定を行うことが可
能となる。
【0031】これにより、被測定領域Cの探索や荷電粒
子ビームの位置決め処理を従来例のようにオペレータに
よる手作業に依存することなく、それを自動化すること
ができ、被測定対象の電圧測定を自動的に、かつ、連続
的に行うことが可能となる。
【0032】また、本発明の電圧測定装置によれば、図
1(b)に示すように測定補助制御手段13に結果判定
手段13Dが設けられる。このため、被測定対象14の動
作状態に依存する測定結果データDOUT に基づいて、結
果判定手段13Dからデータ制御手段13Bに出力制御信号
S1が出力される。なお、出力制御信号S1はデータ制
御手段13Bを制御する信号であり、被測定対象14の自
動電圧測定中に、被測定対象14の動作状態,例えば、
予め設定された複数の測定点につき、測定目的が得ら
れ、全ての測定点の電圧測定をする必要が無くなった状
態等に出力される。
【0033】これにより、自動電圧測定に係る測定手
順,測定箇所,測定条件,結果判定条件の自動変更処理
をすることが可能となる。このことから、CAD設計デ
ータDINに基づいて被測定対象14の自動電圧測定を合
理的,かつ有効的に行うことが可能となる。
【0034】さらに、本発明の電圧測定方法よれば、図
2(a)の処理フローチャートに示すように、ステップ
P1でCAD設計データDIN,外部入力データD1に基
づいて測定制御データD2が作成処理される。
【0035】例えば、図2(a)の処理フローチャート
のステップP1Aで被測定対象14の測定順序,測定箇
所,測定条件,結果判定条件に基づいて測定制御データ
D2が作成処理される。
【0036】このため、被測定配線の自動探索処理や被
測定対象14の設計検証,故障解析の工数の多くの部分
を占める測定点への荷電粒子ビームの位置決め処理の自
動化を図ることが可能となる。
【0037】また、ステップP2で測定制御データD2
に基づいて被測定対象14の自動電圧測定処理が行われ
る。このため、従来例のようにオペレータによる電子ビ
ーム位置決め作業に依存することが無くなり、電圧測定
前後を通じて、被測定領域Cの配線パターンの自動探索
処理やその測定点への荷電粒子ビームの自動位置決め処
理の間,オペレータが常に、当該装置の操作に従事しな
くても済む。
【0038】また、図2(a)の処理フローチャートの
ステップP2AでCAD設計データDINに基づく設計画像
Bと荷電粒子ビーム偏向走査に基づく二次元画像Aとの
位置ずれが補正処理される。
【0039】このため、図2(b)に示すようにCAD
設計データDINに基づく設計画像Bと荷電粒子ビーム偏
向走査に基づく二次元画像Aとを対比しながら被測定対
象14の自動電圧測定をすることが可能となる。
【0040】さらに、図2(a)の処理フローチャート
のステップP2Bで該被測定対象14の測定状態に基づい
て測定手順,測定箇所,測定条件,結果判定条件が変更
処理される。
【0041】このため、被測定対象14の品種によって
測定点数が多くなった場合であって、全ての測定点の電
圧測定をする必要が無くなった場合には、それらが自動
変更処理されることから、オペレータによる当該装置を
操作する作業時間が大幅に短縮化され、被測定対象14
の設計検証作業に早期に従事すること、及び、その解析
時間を十分確保することが可能となる。
【0042】これにより、LSI装置の高集積,高密度
化に伴い1つのチップにつき、通常十点から百点の測定
点の探索処理や荷電粒子ビームの位置決め処理が自動化
されることから、オペレータの操作時間の省力化が図ら
れ、解析時間に多くを費やすことが可能となり、その設
計検証,故障解析処理の能率向上を図ることが可能とな
る。
【0043】
【実施例】次に図を参照しながら本発明の実施例につい
て説明をする。図3〜7は、本発明の実施例に係る電圧
測定装置及び電圧測定方法を説明する図であり、図3
は、本発明の実施例に係る電子ビーム自動測定装置の構
成図であり、図4はその制御計算機の主要部の構成図を
それぞれ示している。
【0044】例えば、電圧測定装置の一例となる電子ビ
ーム自動電圧測定装置は、図3において、電子ビーム測
定系100 及び電圧測定制御系200 から成る。すなわち、
電子ビーム測定系100 は荷電粒子ビーム測定手段11の
一実施例を構成するものであり、CAD設計データDIN
に基づいて被測定対象14の一例となる被測定LSI2
8のSEM像取得や電圧測定をするものである。例え
ば、電子ビーム測定系100 は、鏡筒20内に電子銃2
1,偏向系22A〜22C,二次電子検出器23A及びXYス
テージ25aが設けられる。
【0045】電子銃21は電子ビーム21aを被試験LS
I28に出射するものである。偏向系22A〜22Cは制御
計算機27からの偏向制御データD7に基づいて電子ビ
ーム21aを被試験LSI28に偏向走査するものであ
り、例えば、電磁偏向器,静電偏向器及び電子レンズ等
から成る。また、二次電子検出器23Aは、被試験LSI
28からの二次電子21bを検出して二次電子検出信号を
二次電子信号処理回路23Bに出力するものである。XY
ステージ25aは被試験LSI28を載置するものであ
る。
【0046】電圧測定制御系200 は制御手段12の一実
施例を構成するものであり、電子ビーム測定系100 の入
出力を制御するものである。例えば、電圧測定制御系20
0 は二次電子信号処理回路23B,ステージ制御回路25
b,第1,第2のモニタ24,26,制御計算機27及
びキーボード29から成る。
【0047】二次電子信号処理回路23Bは、二次電子検
出信号を信号処理して、その二次元画像データD5を制
御計算機27に出力するものであり、ステージ制御回路
25bは制御計算機27からのステージ駆動データD6に
基づいて該XYステージ25aを移動するものである。
【0048】また、第1のモニタ24は制御計算機27
からのSEM画像表示データD3に基づいて、被試験L
SI28のSEM(Scanning Electron Microscope
)像を表示するものである。第2のモニタ26は制御
計算機27からの画像表示データD4に基づいて、被試
験LSI28の設計画像Bの一例となるマスク全体図や
その部分図を画面表示するものである。なお、本発明の
実施例では、第2のモニタ26の画面中で、設計画像B
に係る被測定領域Cを設定すると、第1のモニタ24に
設計画像Bに係る二次元画像Aが画像表示される。
【0049】さらに、制御計算機27は及び測定補助制
御回路30主制御回路31から成り、電子銃21,偏向
系22A〜22C,二次電子信号処理回路23B,第1,第2
のモニタ24,26,ステージ制御回路25b及びキーボ
ード29の入出力を制御するものである。なお、制御計
算機27の内部構成については、図4において詳述す
る。
【0050】また、キーボード29は制御計算機27に
制御命令等の外部入力データD1を入力するものであ
り、例えば、オペレータが測定制御データD2の一例と
なる測定シーケンス記述ファイルを作成する際に、被測
定LSI28の測定順序,測定箇所,測定条件,結果判
定条件等を入力する。
【0051】図4は、本発明の実施例に係る制御計算機
の主要部の構成図である。図4において、制御計算機は
測定補助制御回路30及び主制御回路31から成る。す
なわち、測定補助制御回路30は測定補助制御手段13
の一実施例であり、予め設定された測定シーケンス記述
ファイル(測定制御データD2)に基づいて被測定LS
I28の電圧測定に係る補助制御をするものである。例
えば、測定補助制御回路30は測定シーケンス記述ファ
イル作成部30A,書込み/読出し制御回路30B,測定シ
ーケンス記述ファイルメモリ30C及び測定結果判定部30
Dから成る。
【0052】測定シーケンス記述ファイル作成部30Aは
データ作成手段13Aの一実施例であり、CAD設計デー
タDIN,外部入力データD1に基づいて測定制御データ
D2を作成するものである。例えば、測定シーケンス記
述ファイル作成部30AはCAD設計データDIN,外部入
力データD1に基づいて、図5に示すような測定シーケ
ンス記述ファイルを作成する。なお、測定シーケンス記
述ファイルは、測定順序データD21,測定箇所データD
22,測定条件データD23及び結果判定条件データD24を
内容とする。
【0053】書込み/読出し制御回路30Bはデータ制御
手段13Bの一実施例であり、測定制御データD2の書込
み/読出し制御をするものである。例えば、書込み/読
出し制御回路30Bは、測定順序データD21に関連して測
定箇所データD22,測定条件データD23及び結果判定条
件データD24を読出し、それらのデータD22,D23,D
24を制御部276 に設定をする。
【0054】測定シーケンス記述ファイルメモリ30Cは
データ記憶手段13Cの一実施例であり、測定制御データ
D2を記憶するものである。例えば、測定シーケンス記
述ファイルメモリ30Cは、測定順序データD21,測定箇
所データD22,測定条件データD23及び結果判定条件デ
ータD24を記憶する。
【0055】また、測定結果判定部30Dは結果判定手段
13Dの一実施例であり、被測定LSI28の動作状態に
係る測定結果データDOUT に基づいて書込み/読出し制
御回路30Bに出力制御信号S1を出力するものである。
なお、出力制御信号S1は書込み/読出し制御回路30B
を制御する信号であり、被測定LSI28の自動電圧測
定中に、その動作状態,例えば、予め設定された複数の
測定点につき、測定目的が得られ、全ての測定点の電圧
測定をする必要が無くなった場合等に出力される。
【0056】さらに、主制御回路31は、CADデータ
メモリ271 ,CADデータ読込み部272 ,位置ずれ補正
部273 ,SEM像取得部274 ,制御部276 及び波形測定
部275 から成り、その機能は、CADデータメモリ271
から出力された測定箇所や測定条件に基づくCAD設計
データDINがCADデータ読込み部272 を介して読み出
され、そのCAD設計データDINが制御部276 や位置ず
れ補正部273 に出力される。
【0057】これにより、本発明者らが先に特許出願
〔特願平3−258140号〕したパターンマッチング
装置に見られるように、制御部276 のマスク図・ステー
ジ座標登録部201 によりCAD設計データDINと対応し
た領域である被測定LSI28の二次元画像データD5
がSEM像取得部2Dから出力され、位置ずれ補正部2
CによりCAD設計データDINと二次元画像データD5
との位置ずれ自動補正を行うことが可能となる。
【0058】また、波形測定部275 では、ある測定点に
位置決めされた電子ビームに基づく二次電子検出信号が
処理され、これに基づいて被測定LSI28の電圧波形
が測定される。
【0059】このようにして、本発明の実施例に係る電
圧測定装置によれば、図3に示すように、電子ビーム測
定系100 及び制御計算機27が具備され、該制御計算機
27に測定補助制御回路30が設けられる。
【0060】このため、予め設定された測定制御データ
D2に基づいて測定補助制御回路30により制御計算機
27を補助制御することができる。例えば、図4に示す
ように、CAD設計データDIN,外部入力データD1に
基づいて測定補助制御回路30の測定シーケンス記述フ
ァイル作成部30Aにより測定制御データD2が作成さ
れ、該測定制御データD2が書込み/読出し制御回路30
Bを介して測定シーケンス記述ファイルメモリ30Cに記
憶される。
【0061】また、制御計算機27に測定開始の起動命
令が与えられると、書込み/読出し制御回路30Bにより
測定制御データD2が読出し制御され、該測定制御デー
タD2が主制御回路31に出力され、該測定制御データ
D2とCAD設計データDINとに基づいて電子ビーム測
定系100 により被測定LSI28の自動電圧測定に移行
をすることが可能となる。
【0062】この際に、図4において、電圧測定制御系
200 のCADデータメモリ271 から読出された測定箇所
や測定条件に基づくCAD設計データDINがCADデー
タ読込み部272 を介して読み出され、そのCAD設計デ
ータDINが制御部276 や位置ずれ補正部273 に出力され
る。これにより、電子ビーム測定系100 において、測定
順序データD21,測定箇所データD22,測定条件データ
D23及び結果判定条件データD24を内容とする測定シー
ケンス記述ファイル(測定制御データD2)に基づいて
被測定LSI28を載置したステージが電子ビーム21a
の照射偏向可能領域に移動され、被測定LSI28の測
定配線が自動探索される。
【0063】また、位置ずれ補正部273 ではCAD設計
データDINとSEM像取得部274 から出力される被測定
LSI28の二次元画像データD5との自動位置ずれ補
正が行われ、電子ビーム21aがその測定点に自動照射偏
向される。これに基づいて被測定LSI28の電圧測定
に係る二次電子が検出され、被測定LSI28の電圧波
形の測定が実行される。
【0064】これにより、被測定領域Cの探索や電子ビ
ーム21aの位置決め処理を従来例のようにオペレータに
よる手作業に依存することなく、それを自動化すること
ができ、被測定対象の電圧測定を自動的に、かつ、連続
的に行うことが可能となる。
【0065】また、本発明の実施例に係る電圧測定装置
によれば、図4に示すように測定補助制御回路30に測
定結果判定部30Dが設けられる。このため、被測定LS
I28の動作状態に依存する測定結果データDOUT に基
づいて、測定結果判定部30Dから書込み/読出し制御回
路30Bに出力制御信号S1が出力される。なお、出力制
御信号S1は書込み/読出し制御回路30Bを制御する信
号であり、被測定LSI28の自動電圧測定中に、被測
定LSI28の動作状態,例えば、予め設定された複数
の測定点につき、測定目的が得られ、全ての測定点の電
圧測定をする必要が無くなった状態等に出力される。
【0066】これにより、メモリ30Cに格納されている
測定シーケンス記述ファイルに係る測定手順,測定箇
所,測定条件,結果判定条件の自動変更処理をすること
が可能となる。このことから、CAD設計データDINに
基づいて被測定LSI28の自動電圧測定を合理的,か
つ有効的に行うことが可能となる。
【0067】次に、本発明の実施例に係る電圧測定方法
について当該装置の動作を補足しながら説明をする。図
6は、本発明の実施例に係る電圧測定の処理フローチャ
ートであり、図7(a),(b)はその補足説明図をそ
れぞれ示している。
【0068】例えば、CAD設計データDINに基づく設
計画像Bと電子ビーム21aの偏向走査に基づく二次元画
像Aとを対比させながら被測定LSI28の自動電圧測
定処理をする場合に、図6において、まず、ステップP
1でCAD設計データDIN,外部入力データD1に基づ
いて測定シーケンス記述ファイル(測定制御データD
2)の作成処理をする。
【0069】ここで、予め、オペレータは設計検証,解
析処理をする被測定LSI28の測定順序,測定箇所,
測定条件,結果判定条件等の制御文をキーボード29を
介して入力をする。これにより、キーボード29から電
圧測定制御系200 の測定シーケンス記述ファイル作成部
30Aに外部入力データD1が出力される。
【0070】例えば、測定シーケンス記述ファイル作成
部30では、CAD設計データDINと外部入力データD1
とに基づいて、図5の測定シーケンス記述ファイルに示
すように、電圧測定順序,例えば、ステップ1〜ステッ
プ4→END等の処理の流れを示す測定順序データD2
1,マスク図座標上に指定された測定点〔X1,Y1〕
〜〔X4,Y4〕等を内容とする測定箇所データD22,
二次電子検出に係る電圧分解能や電圧測定時の初期位相
等の測定条件データD23及び被測定LSI28の電圧振
幅や立ち上がり時間等の結果判定条件データD24を内容
とする測定シーケンス記述ファイルが作成される。
【0071】なお、測定シーケンス記述ファイル作成部
30Aで作成された測定順序データD21,測定箇所データ
D22,測定条件データD23及び結果判定条件データD24
等の測定制御データD2は書込み/読出し制御回路30B
を介して測定シーケンス記述ファイルメモリ30Cに格納
される。
【0072】次に、ステップP2〜P9で測定制御デー
タD2に基づいて被測定LSI28の電圧測定処理をす
る。すなわち、ステップP2で測定シーケンス記述ファ
イル(測定制御データD2)の中の測定箇所データD22
の読出し処理をする。この際に、書込み/読出し制御回
路30Bにより測定箇所データD22が読出され、例えば、
測定順序データD21に関連して測定箇所データD22,測
定条件データD23及び結果判定条件データD24が読出さ
れ、それらのデータD22,D23,D24が制御部276 に自
動設定される。
【0073】次に、ステップP3でCAD設計データD
INに基づいて測定箇所を含むマスク図の画像表示処理を
する。この際に、制御計算機27からの画像表示データ
D4に基づいて図7(a)に示すような第2のモニタ2
6に被試験LSI28のマスク全体図が画面表示され
る。なお、本発明の実施例では本発明者らが先に特許出
願〔特願平2−192041〕をした荷電粒子ビーム装置のよ
うに、第2のモニタ26の画面中で、設計画像Bに係る
被測定領域Cが設定されると、第1のモニタ24に設計
画像Bに係る二次元画像Aが画像表示される(図7
(b)参照)。
【0074】例えば、ステップP4で測定箇所を含むS
EM像の取得処理をする。この際に、被試験LSI28
を載置したXYステージ25aが制御計算機27からのス
テージ駆動データD6に基づいてステージ制御回路25b
により駆動され、ビーム偏向可能領域に移動される。
【0075】また、電子銃21から被試験LSI28に
電子ビーム21aが出射され、電磁偏向器,静電偏向器及
び電子レンズ等から成る偏向系22A〜22Cにより該ビー
ム21aが被試験LSI28に偏向走査される。これによ
り、二次電子検出器23Aにより被試験LSI28からの
二次電子21bが検出され、その二次電子検出信号が二次
電子信号処理回路23Bに出力される。さらに、二次電子
信号処理回路23Bでは、二次電子検出信号が信号処理さ
れ、その二次元画像データD5が制御計算機27に出力
される。
【0076】なお、制御計算機27からのSEM画像表
示データD3に基づいて第1のモニタ24に図7(b)
に示すように、被試験LSI28のSEM(Scanning
Electron Microscope )像が表示される。
【0077】その後、ステップP5でマスク図,SEM
像間の位置ずれ補正処理をする。ここで、CAD設計デ
ータDINに基づく設計画像Bと二次電子信号の取得に基
づく二次元画像Aとの位置ずれ補正処理をする。ここで
は、主制御回路31によりCADデータメモリ271 から
出力された測定箇所や測定条件に基づくCAD設計デー
タDINがCADデータ読込み部272 を介して読み出さ
れ、そのCAD設計データDINが制御部276 や位置ずれ
補正部273 に出力される。
【0078】これにより、制御部276 のマスク図・ステ
ージ座標登録部201 によりCAD設計データDINと対応
した領域である被測定LSI28の二次元画像データD
5がSEM像取得部2Dから出力され、位置ずれ補正部
2CによりCAD設計データDINと二次元画像データD
5との位置ずれが自動補正される。
【0079】次に、ステップP6で電子ビーム21aを被
測定領域Cの配線パターンに位置決め処理をする。この
際に、偏向制御データD7に基づいて電磁偏向器,静電
偏向器及び電子レンズ等から成る偏向系22A〜22Cによ
り電子ビーム21aが被測定領域Cの配線パターン等に位
置決めされる。
【0080】その後、ステップP7で当該配線パターン
に出力される電圧波形の測定処理をする。この際に、被
試験LSI28からの二次電子21bが二次電子検出器23
Aにより検出され、その二次電子検出信号が二次電子信
号処理回路23Bに出力される。さらに、二次電子信号処
理回路23Bでは、二次電子検出信号が信号処理され、そ
の電圧取得データが制御計算機27に出力される。これ
により、波形測定部275 では、ある配線パターンの測定
点の電圧波形が測定される。
【0081】さらに、ステップP8で被測定LSI28
の電圧測定結果の判定処理をし、次の測定点の決定をす
る。この際に、測定結果判定部30Dでは被測定LSI2
8の動作状態,例えば、電圧測定期待値5〔V〕につい
て、それに満たない測定結果データDOUT が得られた場
合には、以後の測定点に係る電圧測定を中止すべく、こ
れに基づいて測定結果判定部30Dから書込み/読出し制
御回路30Bに出力制御信号S1が出力される。
【0082】なお、この際の出力制御信号S1は書込み
/読出し制御回路30Bから読み出される測定シーケンス
記述ファイルの測定順序データD21につき、例えば、ス
テップ1からステップ3にジャンプするような出力動作
に変更される。これにより、該被測定LSI28の動作
状態に基づいて測定手順,測定箇所,測定条件,結果判
定条件等の変更処理をすることができる。
【0083】次いで、ステップP9で残りの測定点数が
「0」になったか否かの判定をする。この際に、測定点
数が「0」になった場合(YES)には、その測定制御を
終了する。また、それが「0」にならない場合(NO)
には、ステップP2に戻って、ステップP2〜P9を継
続する。
【0084】これにより、CAD設計データDINに基づ
く設計画像Bと二次電子信号の取得に基づく二次元画像
Aとを対比させながら被測定LSI28の自動電圧測定
処理をすることが可能となる。
【0085】このようにして、本発明の実施例に係る電
圧測定方法によれば、図6の処理フローチャートに示す
ように、ステップP1でCAD設計データDIN,測定順
序,測定箇所,測定条件,結果判定条件等の外部入力デ
ータD1に基づいて測定制御データD2が作成処理され
る。
【0086】このため、被測定配線の自動探索処理や被
測定LSI28の設計検証,故障解析の工数の多くの部
分を占める測定点への電子ビーム21aの位置決め処理の
自動化を図ることが可能となる。なお、被測定領域Cの
配線パターンへの探索処理が従来例のようにオペレータ
(主に設計者)の記憶に依存する作業とならない。
【0087】また、ステップP2〜P9で測定シーケン
ス記述ファイル(測定制御データD2)に基づいて被測
定LSI28の自動電圧測定処理が行われる。このた
め、従来例のようにオペレータによる電子ビーム位置決
め作業に依存することが無くなり、電圧測定前後を通じ
て、被測定領域Cの配線パターンの自動探索処理やその
測定点への電子ビーム21aの自動位置決め処理の間,オ
ペレータが常に、当該装置の操作に従事しなくても済
む。
【0088】また、図6のステップP5でCAD設計デ
ータDINに基づく設計画像Bと二次電子信号の取得に基
づく二次元画像Aとの位置ずれが自動補正処理される。
このため、図7(b)に示すようにCAD設計データD
INに基づく設計画像Bと二次電子信号の取得に基づく二
次元画像Aとを対比しながら被測定LSI28の自動電
圧測定をすることが可能となる。
【0089】さらに、図6のステップP8で被測定LS
I28の電圧測定の判定結果に基づいて測定手順,測定
箇所,測定条件,結果判定条件が変更処理される。この
ため、被測定LSI28の品種によって測定点数が多く
なった場合であって、全ての測定点の電圧測定をする必
要が無くなった場合には、それらが自動変更処理される
ことから、従来例のようにオペレータによる当該装置を
操作する作業時間が大幅に短縮化され、被測定LSI2
8の設計検証作業に早期に従事すること、及び、その解
析時間を十分確保することが可能となる。
【0090】これにより、LSI装置の高集積,高密度
化に伴い1つのチップにつき、通常十点から百点の測定
点の探索処理や電子ビーム21aの位置決め処理が自動化
されることから、オペレータの操作時間の省力化が図ら
れ、解析時間に多くを費やすことが可能となり、その設
計検証,故障解析処理の能率向上を図ることが可能とな
る。
【0091】なお、本発明の実施例では荷電粒子ビーム
測定手段に電子ビーム装置を適用する場合について説明
をしたが、そこにイオンビームを用いる集束イオンビー
ム装置を適用した場合であっても、同様な効果が得られ
る。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電圧測定
装置によれば、荷電粒子ビーム測定手段及び制御手段が
具備され、該制御手段に測定補助制御手段が設けられ
る。
【0093】このため、予め設定された測定制御データ
に基づいて測定補助制御手段により制御手段を補助制御
することができ、被測定領域Cの探索や荷電粒子ビーム
の位置決め処理を従来例のようにオペレータによる手作
業に依存することなく、それを自動化することができ、
被測定対象の電圧測定を自動的に、かつ、連続的に行う
ことが可能となる。
【0094】また、本発明の電圧測定装置によれば、測
定補助制御手段に結果判定手段が設けられる。このた
め、被測定対象の動作状態に依存する測定結果データに
基づいて、被測定対象の自動電圧測定中に、予め設定さ
れた複数の測定点につき、測定目的が得られ、全ての測
定点の電圧測定をする必要が無くなった場合には、測定
手順,測定箇所,測定条件,結果判定条件の自動変更処
理をすることが可能となる。
【0095】さらに、本発明の電圧測定方法よればCA
D設計データ,外部入力データに基づいて測定順序,測
定箇所,測定条件,結果判定条件に測定制御データが作
成処理される。
【0096】このため、被測定配線の自動探索処理や被
測定対象の設計検証,故障解析の工数の多くの部分を占
める測定点への荷電粒子ビームの位置決め処理の自動化
を図ることが可能となる。
【0097】また、本発明の電圧測定方法よれば、測定
制御データに基づいて被測定対象の自動電圧測定処理が
行われるため、従来例のようにオペレータによる電子ビ
ーム位置決め作業に依存することが無くなり、電圧測定
前後を通じて、被測定領域Cの自動探索処理やその測定
点への荷電粒子ビームの自動位置決め処理の間,オペレ
ータが常に、当該装置の操作に従事しなくても済み、設
計画像と二次元画像とを対比しながら被測定対象の自動
電圧測定をすることが可能となる。
【0098】さらに、本発明の電圧測定方法によれば、
測定手順,測定箇所,測定条件,結果判定条件が自動変
更処理されるため、CAD設計データに基づいて被測定
対象の自動電圧測定を短時間に、かつ有効的に行うこと
が可能となる。このことから、オペレータによる当該装
置を操作する作業時間が大幅に短縮化され、被測定対象
の設計検証作業に早期に従事すること、及び、その解析
時間を十分確保することが可能となる。
【0099】これにより、測定点の探索処理や荷電粒子
ビームの位置決め処理が自動化されることから、オペレ
ータの操作時間の省力化が図られ、その設計検証,故障
解析処理の能率向上を図ることが可能となる。また、高
信頼度,かつ、高機能の電圧測定装置の提供に寄与する
ところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電圧測定装置の原理図である。
【図2】本発明に係る電圧測定方法の原理図である。
【図3】本発明の実施例に係る電子ビーム自動電圧測定
装置の全体構成図である。
【図4】本発明の実施例に係る制御計算機の主要部の構
成図である。
【図5】本発明の実施例に係る測定シーケンス記述ファ
イルの概念図である。
【図6】本発明の実施例に係る電圧測定の処理フローチ
ャートである。
【図7】本発明の実施例に係る電圧測定方法の補足説明
図である。
【図8】従来例に係る電圧測定装置の説明図である。
【符号の説明】
11…荷電粒子ビーム測定手段、 12…制御手段、 13…測定補助制御手段、 13A…データ作成手段、 13B…データ制御手段、 13C…データ記憶手段、 13D…結果判定手段、 DIN…CAD設計データ、 DOUT …測定結果データ、 D1…外部入力データ、 D2…測定制御データ、 S1…出力制御信号、 A…二次元画像、 B…設計画像、 C…被測定領域。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、CAD設計データ(DIN)
    に基づいて被測定対象(14)の電圧測定をする荷電粒
    子ビーム測定手段(11)と、前記荷電粒子ビーム測定
    手段(11)の入出力を制御する制御手段(12)とを
    具備し、前記制御手段(12)に測定補助制御手段(1
    3)が設けられ、前記測定補助制御手段(13)が予め
    設定された測定制御データ(D2)に基づいて制御手段
    (12)の補助制御をすることを特徴とする電圧測定装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電圧測定装置において、
    前記測定補助制御手段(13)が、少なくとも、CAD
    設計データ(DIN),外部入力データ(D1)に基づい
    て測定制御データ(D2)を作成するデータ作成手段
    (13A)と、前記測定制御データ(D2)の書込み/読
    出し制御をするデータ制御手段(13B)と、前記測定制
    御データ(D2)を記憶するデータ記憶手段(13C)か
    ら成ることを特徴とする電圧測定装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の電圧測定装置において、
    前記測定補助制御手段(13)に結果判定手段(13D)
    が設けられ、前記結果判定手段(13D)が測定結果デー
    タ(DOUT )に基づいてデータ制御手段(13C)に出力
    制御信号(S1)を出力することを特徴とする電圧測定
    装置。
  4. 【請求項4】 被測定対象(14)の二次元画像(A)
    とCAD設計データ(DIN)に基づく設計画像(B)と
    を対比しつつ被測定対象(14)の電圧測定をする方法
    であって、予め、CAD設計データ(DIN),外部入力
    データ(D1)に基づいて測定制御データ(D2)の作
    成処理をし、前記測定制御データ(D2)に基づいて被
    測定対象(14)の電圧測定処理をすることを特徴とす
    る電圧測定方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の電圧測定方法において、
    前記測定制御データ(D2)の作成処理の際に、被測定
    対象(14)の測定順序,測定箇所,測定条件,結果判
    定条件に基づいてデータ処理をすることを特徴とする電
    圧測定方法。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の電圧測定方法において、
    前記被測定対象(14)の電圧測定処理の際に、被測定
    対象(14)の二次元画像(A)とCAD設計データ
    (DIN)に基づく設計画像(B)との位置ずれ補正処理
    をすることを特徴とする電圧測定方法。
  7. 【請求項7】 請求項4記載の電圧測定方法において、
    前記被測定対象(14)の電圧測定処理の際に、該被測
    定対象(14)の測定状態に基づいて測定手順,測定箇
    所,測定条件,結果判定条件の変更処理をすることを特
    徴とする電圧測定方法。
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