JPH06117592A - 回転式流路継手の増設装置 - Google Patents
回転式流路継手の増設装置Info
- Publication number
- JPH06117592A JPH06117592A JP26495392A JP26495392A JPH06117592A JP H06117592 A JPH06117592 A JP H06117592A JP 26495392 A JP26495392 A JP 26495392A JP 26495392 A JP26495392 A JP 26495392A JP H06117592 A JPH06117592 A JP H06117592A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- extension
- shaft
- cylinder
- tubular member
- oil passage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
- Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目 的】 既設の流路継手のコストを高騰させない
で、且つ、増設の作業が容易であるところの、回転式の
流路継手を得ること。 【構 成】 相互に回動自在の筒部材7bとそれに嵌合
された軸部材7aとからなり、それらの間に流体の流路
を形成してなる回転式流路継手において、前記筒部材7
bの一端を軸部材7aの端部で閉じ、他端をボルト止め
された蓋部材7cで閉じると共に、前記蓋部材7cによ
って閉じられた側において、前記筒部材7bと軸部材7
aとにそれぞれ油路を備えた延長軸8bと延長筒8eと
を接続可能に構成したもの。
で、且つ、増設の作業が容易であるところの、回転式の
流路継手を得ること。 【構 成】 相互に回動自在の筒部材7bとそれに嵌合
された軸部材7aとからなり、それらの間に流体の流路
を形成してなる回転式流路継手において、前記筒部材7
bの一端を軸部材7aの端部で閉じ、他端をボルト止め
された蓋部材7cで閉じると共に、前記蓋部材7cによ
って閉じられた側において、前記筒部材7bと軸部材7
aとにそれぞれ油路を備えた延長軸8bと延長筒8eと
を接続可能に構成したもの。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は建設機械や産業機械に
おいて使用するのに好適な回転式流路継手に関するもの
で、特に、流路継手に接続される液圧機器の多少に応じ
て着脱することのできる増設装置を備えたものに関す
る。
おいて使用するのに好適な回転式流路継手に関するもの
で、特に、流路継手に接続される液圧機器の多少に応じ
て着脱することのできる増設装置を備えたものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば建設機械として使用される
パワーショベルでは、履帯に支持された車台上に運転席
とブームに支持されたバケット、およびエンジンを有す
る上部構造体を回動可能に支持している。エンジンやエ
ンジンによって駆動される油圧ポンプは上部構造体に設
けられているので、車台側に設けた履帯駆動用の走行モ
ータやドーザ(ブレード)に対する給油は回転式の流路
継手を介して行われている。
パワーショベルでは、履帯に支持された車台上に運転席
とブームに支持されたバケット、およびエンジンを有す
る上部構造体を回動可能に支持している。エンジンやエ
ンジンによって駆動される油圧ポンプは上部構造体に設
けられているので、車台側に設けた履帯駆動用の走行モ
ータやドーザ(ブレード)に対する給油は回転式の流路
継手を介して行われている。
【0003】このような用途に供される回転式の流路継
手は当初予定された油圧機器の他にオプション設定とし
てチルト式のドーザーに供給するための油路を要する場
合や、逆に、特定の機種では採用していても、他の機種
では使用していない機器もあるので、多種の継手が必要
となる。
手は当初予定された油圧機器の他にオプション設定とし
てチルト式のドーザーに供給するための油路を要する場
合や、逆に、特定の機種では採用していても、他の機種
では使用していない機器もあるので、多種の継手が必要
となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、そのよ
うな特殊用途の機種は一般に生産数量が少ないため、そ
れ専用の流路継手を設定すると、そのコストが著しく上
昇する不具合がある。また、付加的にポートを増設する
とき既になされている配管を分解する必要があるもので
は、著しく作業能率が低下する不具合があった。
うな特殊用途の機種は一般に生産数量が少ないため、そ
れ専用の流路継手を設定すると、そのコストが著しく上
昇する不具合がある。また、付加的にポートを増設する
とき既になされている配管を分解する必要があるもので
は、著しく作業能率が低下する不具合があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明はこのような用
途に供するため、多量生産機種に採用している回転式の
流路継手に多少の部品を加えて多様化するための増設装
置を得ることを目的とするもので、相互に回動自在の筒
部材とそれに嵌合された軸部材とからなり、それらの間
に流体の流路を形成してなる回転式流路継手において、
前記筒部材の一端を軸部材の端部で閉じ、他端をボルト
止めされた蓋部材で閉じると共に、前記蓋部材によって
閉じられた側において、前記筒部材と軸部材とにそれぞ
れ油路を備えた延長軸と延長筒とを接続可能に構成した
点に特徴がある。
途に供するため、多量生産機種に採用している回転式の
流路継手に多少の部品を加えて多様化するための増設装
置を得ることを目的とするもので、相互に回動自在の筒
部材とそれに嵌合された軸部材とからなり、それらの間
に流体の流路を形成してなる回転式流路継手において、
前記筒部材の一端を軸部材の端部で閉じ、他端をボルト
止めされた蓋部材で閉じると共に、前記蓋部材によって
閉じられた側において、前記筒部材と軸部材とにそれぞ
れ油路を備えた延長軸と延長筒とを接続可能に構成した
点に特徴がある。
【0006】
【作 用】筒部材の端部は蓋部材を被せてボルトで止め
てあるから、流路継手をポートの多い大型のものとする
ときは、ボルトを抜いて蓋部材を外し、露出した軸部材
に油路を備えた延長軸をボルト止めし、その外周に筒部
材を嵌合し、一層長いボルトを用いて筒部材と蓋部材と
の間に延長筒を介装するもので、継手全体を交換する必
要がないから、配管を増設するとき、既になされている
配管を分解することなく増設できる。
てあるから、流路継手をポートの多い大型のものとする
ときは、ボルトを抜いて蓋部材を外し、露出した軸部材
に油路を備えた延長軸をボルト止めし、その外周に筒部
材を嵌合し、一層長いボルトを用いて筒部材と蓋部材と
の間に延長筒を介装するもので、継手全体を交換する必
要がないから、配管を増設するとき、既になされている
配管を分解することなく増設できる。
【0007】
【実 施 例】以下、図示の実施例によってこの発明を
説明する。図中、1はこの発明を利用した走行式作業
機、すなわちパワーショベルである。作業機1は機体の
左右に走行用の履帯1a、すなわち、キャタピラー又は
クローラを備え、その履帯1aによって支持された車台
2を有する。作業機1の機体の前部に整地ブレード3、
いわゆるドーザが設けられている。4は上部構造体をな
すスイングフレームであり、車体台2上に支持されて鉛
直軸Aの回りを旋回可能に構成されている。このスイン
グフレーム4は鋼板を溶接して箱状に組立てたもので、
そこには中央部に設けられた運転席5と、それを挟んで
前側にシャベル機構6、後側にエンジンフード4aが設
けられ、内部に小型の内燃エンジンが搭載されている。
なお、4bは運転者用の日除け屋根である。
説明する。図中、1はこの発明を利用した走行式作業
機、すなわちパワーショベルである。作業機1は機体の
左右に走行用の履帯1a、すなわち、キャタピラー又は
クローラを備え、その履帯1aによって支持された車台
2を有する。作業機1の機体の前部に整地ブレード3、
いわゆるドーザが設けられている。4は上部構造体をな
すスイングフレームであり、車体台2上に支持されて鉛
直軸Aの回りを旋回可能に構成されている。このスイン
グフレーム4は鋼板を溶接して箱状に組立てたもので、
そこには中央部に設けられた運転席5と、それを挟んで
前側にシャベル機構6、後側にエンジンフード4aが設
けられ、内部に小型の内燃エンジンが搭載されている。
なお、4bは運転者用の日除け屋根である。
【0008】履帯1aは前側の従動輪1bと後側の駆動
輪1cとの間に巻回されており、従動輪1bはテンショ
ナ1dを介して支持されており、この従動軸1bを駆動
輪1cから引き離す方向へ付勢している。このテンショ
ナ1dは、図4に示すように車台2に前後に摺動自在に
支持されたブラケットの前部に従動輪1bを支持し、こ
のブラケットの後部にシリンダ1eを設け、このシリン
ダ1eに嵌入されたピストン1fの端部に調整ロッド1
jの一端を当接し、他端にナット1nを螺合して車台2
に設けた支持板1kに支持させ、調整ロッド1jの周囲
に配置したコイルバネ1qの弾性力によって調整ロッド
1jに張力を与えている。このナット1nを螺合するこ
とによってコイルバネ1qの圧縮力が調節できるように
なっている。履帯1aの張力はシリンダ1eに対するピ
ストン1fの突出長さに伴うコイルバネ1qの圧縮力に
よって与えられる。
輪1cとの間に巻回されており、従動輪1bはテンショ
ナ1dを介して支持されており、この従動軸1bを駆動
輪1cから引き離す方向へ付勢している。このテンショ
ナ1dは、図4に示すように車台2に前後に摺動自在に
支持されたブラケットの前部に従動輪1bを支持し、こ
のブラケットの後部にシリンダ1eを設け、このシリン
ダ1eに嵌入されたピストン1fの端部に調整ロッド1
jの一端を当接し、他端にナット1nを螺合して車台2
に設けた支持板1kに支持させ、調整ロッド1jの周囲
に配置したコイルバネ1qの弾性力によって調整ロッド
1jに張力を与えている。このナット1nを螺合するこ
とによってコイルバネ1qの圧縮力が調節できるように
なっている。履帯1aの張力はシリンダ1eに対するピ
ストン1fの突出長さに伴うコイルバネ1qの圧縮力に
よって与えられる。
【0009】次に履帯1aを交換したとき、具体的には
先に嵌めてあったゴムクローラを鉄クローラに替え、あ
るいは鉄クローラをゴムコローラに替えるときは、その
長さが大きく相違し、ナット1nでは調整し切れないの
で、ピストン1fがシリンダ1eから突出する長さを変
えて調節する。すなわち、前記ピストン1fにボルト形
のスペーサ1pを取り付けたり、取り外したりしてクロ
ーラ毎の基本長さの調節を行うことができる。
先に嵌めてあったゴムクローラを鉄クローラに替え、あ
るいは鉄クローラをゴムコローラに替えるときは、その
長さが大きく相違し、ナット1nでは調整し切れないの
で、ピストン1fがシリンダ1eから突出する長さを変
えて調節する。すなわち、前記ピストン1fにボルト形
のスペーサ1pを取り付けたり、取り外したりしてクロ
ーラ毎の基本長さの調節を行うことができる。
【0010】整地ブレード3は、図2で示すように基端
を車台2へ回動可能に支持した左右のアーム3aの先端
に支持板3bを溶着し、その支持板3bを介して整地部
材3cを支持している。3dは油圧式のブレードシリン
ダであり、前記アーム3aを所望の量だけ上下に回動さ
せる。こゝで、アーム3aの側面に溶着された支持板3
bには牽引用の孔3eが設けてある。一般に整地ブレー
ドを持つ作業機は後側に牽引用のフックを備え、前進し
つゝ牽引するようになっているが、前側は整地ブレード
が邪魔になるので設けられていない。このように支持板
3bに牽引用の孔3eを設けることにより、前進時は従
来同様に後部のフックを用いて牽引し、後進時には図
中、実線で示すように、アーム3aを高くあげ、その下
側の孔3eにロープを掛けて後進することにより、転向
することなく前後進ともに牽引することができる。
を車台2へ回動可能に支持した左右のアーム3aの先端
に支持板3bを溶着し、その支持板3bを介して整地部
材3cを支持している。3dは油圧式のブレードシリン
ダであり、前記アーム3aを所望の量だけ上下に回動さ
せる。こゝで、アーム3aの側面に溶着された支持板3
bには牽引用の孔3eが設けてある。一般に整地ブレー
ドを持つ作業機は後側に牽引用のフックを備え、前進し
つゝ牽引するようになっているが、前側は整地ブレード
が邪魔になるので設けられていない。このように支持板
3bに牽引用の孔3eを設けることにより、前進時は従
来同様に後部のフックを用いて牽引し、後進時には図
中、実線で示すように、アーム3aを高くあげ、その下
側の孔3eにロープを掛けて後進することにより、転向
することなく前後進ともに牽引することができる。
【0011】前記シャベル機構6は図1及び図3に示す
ように、スイングフレーム4の前端部に支持され鉛直軸
の周りを回動自在な支持部材6aによって支持されてい
る。6bはシャベル機構6の要部をなすブームであり、
基端部を枢軸6cによって前記支持部材6aに支持さ
れ、先端部にアーム6dが水平方向の枢軸6qによって
回動自在に連結されている。そして、アーム6dの先端
にはバケット6eが回動自在に枢支されている。そし
て、それらは油圧シリンダによって作動する。すなわ
ち、前記支持部材6aとブーム6bとの間にはブームシ
リンダ6fが設けられ、ブーム6bとアーム6dとの間
にはアームシリンダ6jが設けられ、更に、アーム6d
とバケット6eとの間にはリンク部材6k、6nを介し
てバケットシリンダ6pが設けられている。このような
構造から、バケット6eはそれら油圧シリンダの作動に
よって所望の作動が得られるようになっている。
ように、スイングフレーム4の前端部に支持され鉛直軸
の周りを回動自在な支持部材6aによって支持されてい
る。6bはシャベル機構6の要部をなすブームであり、
基端部を枢軸6cによって前記支持部材6aに支持さ
れ、先端部にアーム6dが水平方向の枢軸6qによって
回動自在に連結されている。そして、アーム6dの先端
にはバケット6eが回動自在に枢支されている。そし
て、それらは油圧シリンダによって作動する。すなわ
ち、前記支持部材6aとブーム6bとの間にはブームシ
リンダ6fが設けられ、ブーム6bとアーム6dとの間
にはアームシリンダ6jが設けられ、更に、アーム6d
とバケット6eとの間にはリンク部材6k、6nを介し
てバケットシリンダ6pが設けられている。このような
構造から、バケット6eはそれら油圧シリンダの作動に
よって所望の作動が得られるようになっている。
【0012】こゝで、前記アームシリンダ6jとバケッ
トシリンダ6pへ給油する油路はブーム6bに沿って配
管されている。この実施例ではブーム6bの直線部分に
金属管からなる配管Mを使用し、屈曲部にはゴムなどの
可撓管Rによって接続してある。従ってブーム6bが重
負荷を受けて弾性変形することがあっても、可撓管Rの
部分で吸収できるので、金属管からなる配管Mや、それ
を支持するクランプ部に過大な負荷が作用することがな
く、その耐久性を増すことができる。
トシリンダ6pへ給油する油路はブーム6bに沿って配
管されている。この実施例ではブーム6bの直線部分に
金属管からなる配管Mを使用し、屈曲部にはゴムなどの
可撓管Rによって接続してある。従ってブーム6bが重
負荷を受けて弾性変形することがあっても、可撓管Rの
部分で吸収できるので、金属管からなる配管Mや、それ
を支持するクランプ部に過大な負荷が作用することがな
く、その耐久性を増すことができる。
【0013】次に、本発明の要部であるスイベルジョイ
ント、すなわち、回転式の流路継手7について説明す
る。流路継手7は、図1で示すように車台2とスイング
フレーム4の回転軸たる鉛直軸Aの軸芯の部分に設けら
れている。そして、スイングフレーム4が車台2に対し
て何回転しても何ら支障なく、エンジンフード4aの中
に設けた油圧ポンプから送られる圧油を車台2側の油圧
作動機器、例えば、前記整地ブレード3や図示してない
走行用の油圧モータへ給送する。
ント、すなわち、回転式の流路継手7について説明す
る。流路継手7は、図1で示すように車台2とスイング
フレーム4の回転軸たる鉛直軸Aの軸芯の部分に設けら
れている。そして、スイングフレーム4が車台2に対し
て何回転しても何ら支障なく、エンジンフード4aの中
に設けた油圧ポンプから送られる圧油を車台2側の油圧
作動機器、例えば、前記整地ブレード3や図示してない
走行用の油圧モータへ給送する。
【0014】回転式の流路継手7の要部は、図7に示す
ように台車2支持された軸部材7aと、それの上部に嵌
合させた筒部材7bで構成され、この筒部材7bはスイ
ングフレームに係止(図示せず)されると共に一側が軸
部材7aの段部7pによって支持され、他側がスラスト
受板7nとボルト8jとによって抜け止めしてある。7
cは前記スラスト受板7nの外面を覆い、筒部材7bの
上側開口部を閉じる蓋部材である。
ように台車2支持された軸部材7aと、それの上部に嵌
合させた筒部材7bで構成され、この筒部材7bはスイ
ングフレームに係止(図示せず)されると共に一側が軸
部材7aの段部7pによって支持され、他側がスラスト
受板7nとボルト8jとによって抜け止めしてある。7
cは前記スラスト受板7nの外面を覆い、筒部材7bの
上側開口部を閉じる蓋部材である。
【0015】軸部材7aには図7及び図10に示すよう
に複数の軸方向の長手油路7dと、そこから半径方向に
開設された接続油路7eとが設けられており、筒部材7
bの内面にはその接続油路7eに対応する環状溝7fが
設けられ、上記長手油路7dはポートを介して走行用モ
ータやブレードシリンダ3dなどの油圧機器へ接続され
る。7kは隣接する接続油路7eの間をシールするため
のOリングである。このようにして、例えば軸部材7a
側のポートαと筒部材7b側のポートβとが相互に連通
しているのが分かる。
に複数の軸方向の長手油路7dと、そこから半径方向に
開設された接続油路7eとが設けられており、筒部材7
bの内面にはその接続油路7eに対応する環状溝7fが
設けられ、上記長手油路7dはポートを介して走行用モ
ータやブレードシリンダ3dなどの油圧機器へ接続され
る。7kは隣接する接続油路7eの間をシールするため
のOリングである。このようにして、例えば軸部材7a
側のポートαと筒部材7b側のポートβとが相互に連通
しているのが分かる。
【0016】図8は図7で示す回転式流路継手に更にポ
ートを増設したもので、図中、8bは筒部材7bの端部
に接続した延長軸である。この延長軸8bは筒部材7b
に設けた中央の長手油路7dと同軸、且つ同径の延長油
路8cと、外側の長手油路7d内に新たに挿入した後述
するパイプ8sに通じる接続油路7eを有し、延長ボル
ト8dによって締着されている。なお、延長軸8bの一
方の端面にはやゝ大径のフランジ7qが設けられてお
り、このフランジ7qが図7のスラスト受け板7nに代
わって筒部材7bの開口端を閉じる。
ートを増設したもので、図中、8bは筒部材7bの端部
に接続した延長軸である。この延長軸8bは筒部材7b
に設けた中央の長手油路7dと同軸、且つ同径の延長油
路8cと、外側の長手油路7d内に新たに挿入した後述
するパイプ8sに通じる接続油路7eを有し、延長ボル
ト8dによって締着されている。なお、延長軸8bの一
方の端面にはやゝ大径のフランジ7qが設けられてお
り、このフランジ7qが図7のスラスト受け板7nに代
わって筒部材7bの開口端を閉じる。
【0017】8eは延長軸8bと同じ長さに形成された
延長筒部、8jは延長筒部8eを跨いで使用する延長ボ
ルトである。延長筒部8eも長さやポートの数を除い
て、略筒部材7bと同様の構成を有しているので、この
筒部材7bの場合と同一の符号を記してその説明に代え
る。なお、前記中央の長手油路7dの中には細いパイプ
7rによって長手油路7dと分離した補助通路8fを形
成しているが、これについては延長軸8bを用いる場合
には一層長いものに替える必要があるのは勿論のことで
ある。また、軸部材7a側のポートγと延長筒部8eの
ポートδとが、外側の長手油路7dの中に追加した細い
パイプ8sによって連通され、新たに補助通路8kが追
加構成されていることが分かる。なお、蓋部材7cに設
けた9は走行パイロット圧用ポート、9aはドレンポー
トである。
延長筒部、8jは延長筒部8eを跨いで使用する延長ボ
ルトである。延長筒部8eも長さやポートの数を除い
て、略筒部材7bと同様の構成を有しているので、この
筒部材7bの場合と同一の符号を記してその説明に代え
る。なお、前記中央の長手油路7dの中には細いパイプ
7rによって長手油路7dと分離した補助通路8fを形
成しているが、これについては延長軸8bを用いる場合
には一層長いものに替える必要があるのは勿論のことで
ある。また、軸部材7a側のポートγと延長筒部8eの
ポートδとが、外側の長手油路7dの中に追加した細い
パイプ8sによって連通され、新たに補助通路8kが追
加構成されていることが分かる。なお、蓋部材7cに設
けた9は走行パイロット圧用ポート、9aはドレンポー
トである。
【0018】図7のようにして使用している流路継手7
に図8のように延長軸8bや延長筒部8eなどを追加す
ることによってこの延長軸8bに開口したポートを利用
してポートの増設をすることができる。また、図8のよ
うにして使用しているものから延長軸8bや延長筒部8
eなどを削除することによってポートを削除し、全体の
大きさを必要最小限に設定することができる。また、延
長筒8c、延長軸8bの着脱はスイングフレーム4の上
側から容易に行うことができる。
に図8のように延長軸8bや延長筒部8eなどを追加す
ることによってこの延長軸8bに開口したポートを利用
してポートの増設をすることができる。また、図8のよ
うにして使用しているものから延長軸8bや延長筒部8
eなどを削除することによってポートを削除し、全体の
大きさを必要最小限に設定することができる。また、延
長筒8c、延長軸8bの着脱はスイングフレーム4の上
側から容易に行うことができる。
【0019】
【発明の効果】この発明は以上のように構成されている
ので、既になされている軸部材7aや筒部材7bの組立
済みの配管を分解することなく、増設することができ
る。或いは、当初より増設されていたものを途中で除去
するときも同様に他の配管を分解することなく行うこと
ができ、作業が簡単に行い得る効果がある。また、機種
ごとに専用の流路継手を設定する必要がなく、安価に構
成できる効果がある。
ので、既になされている軸部材7aや筒部材7bの組立
済みの配管を分解することなく、増設することができ
る。或いは、当初より増設されていたものを途中で除去
するときも同様に他の配管を分解することなく行うこと
ができ、作業が簡単に行い得る効果がある。また、機種
ごとに専用の流路継手を設定する必要がなく、安価に構
成できる効果がある。
【図1】この発明を適用したパワーショベルの側面図で
ある。
ある。
【図2】その前部の拡大側面図である。
【図3】ショベル機構の拡大側面図である。
【図4】履帯の張力調整機構の拡大側面図である。
【図5】図4の要部の拡大側面図である。
【図6】図4の張力を調整した状態を示す拡大側面図で
ある。
ある。
【図7】従来の流路継手の一部を破断した側面図であ
る。
る。
【図8】この発明に係る流路継手の一部を破断した側面
図である。
図である。
【図9】図8の矢視IX図である。
【図10】図8のX−X矢視図である。
【図11】そのXI−XI断面図である。
7 流路継手 7a 軸部材 7b 筒部材 7
d 長手油路 7e 接続油路 8b 延長軸 8c 延長油路
8e 延長筒部
d 長手油路 7e 接続油路 8b 延長軸 8c 延長油路
8e 延長筒部
Claims (1)
- 【請求項1】 相互に回動自在の筒部材とそれに嵌合さ
れた軸部材とからなり、それらの間に流体の流路を形成
してなる回転式流路継手において、前記筒部材の一端を
軸部材の端部で閉じ、他端をボルト止めされた蓋部材で
閉じると共に、前記蓋部材によって閉じられた側におい
て、前記筒部材と軸部材とにそれぞれ油路を備えた延長
軸と延長筒とを接続可能に構成してなる増設装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26495392A JPH06117592A (ja) | 1992-10-02 | 1992-10-02 | 回転式流路継手の増設装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26495392A JPH06117592A (ja) | 1992-10-02 | 1992-10-02 | 回転式流路継手の増設装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06117592A true JPH06117592A (ja) | 1994-04-26 |
Family
ID=17410497
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26495392A Pending JPH06117592A (ja) | 1992-10-02 | 1992-10-02 | 回転式流路継手の増設装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06117592A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61286694A (ja) * | 1985-06-10 | 1986-12-17 | 株式会社 大成金属工業所 | ロ−タリ−ジヨイント |
-
1992
- 1992-10-02 JP JP26495392A patent/JPH06117592A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61286694A (ja) * | 1985-06-10 | 1986-12-17 | 株式会社 大成金属工業所 | ロ−タリ−ジヨイント |
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