JPH06117533A - 変速機用チェンジ装置 - Google Patents
変速機用チェンジ装置Info
- Publication number
- JPH06117533A JPH06117533A JP26767492A JP26767492A JPH06117533A JP H06117533 A JPH06117533 A JP H06117533A JP 26767492 A JP26767492 A JP 26767492A JP 26767492 A JP26767492 A JP 26767492A JP H06117533 A JPH06117533 A JP H06117533A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- change
- shift drum
- arm
- sector
- rotary actuator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Arrangement Of Transmissions (AREA)
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 スイッチ若しくはバルブ操作でシフトドラム
を増、減速いずれの方向へも駆動し得る変速機用チェン
ジ装置を得る。 【構成】 チェンジスピンドル1に固着されてシフトド
ラム5を駆動するチェンジアーム4の自由端にセクタ2
8を形成し、このセクタ28にアイドルギヤ27を介し
て噛合する駆動ギヤ26をロータリ軸23に固着した空
圧式ロータリアクチュエータ19をミッションケース2
に取付け、このロータリアクチュエータ19の第1及び
第2作動室301 ,302 に電磁切換弁33を介して高
圧空気を交互に供給することによりロータリ軸23を正
逆転させるようにした。
を増、減速いずれの方向へも駆動し得る変速機用チェン
ジ装置を得る。 【構成】 チェンジスピンドル1に固着されてシフトド
ラム5を駆動するチェンジアーム4の自由端にセクタ2
8を形成し、このセクタ28にアイドルギヤ27を介し
て噛合する駆動ギヤ26をロータリ軸23に固着した空
圧式ロータリアクチュエータ19をミッションケース2
に取付け、このロータリアクチュエータ19の第1及び
第2作動室301 ,302 に電磁切換弁33を介して高
圧空気を交互に供給することによりロータリ軸23を正
逆転させるようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として自動二輪車に
採用される変速機用チェンジ装置に関し、特に、チェン
ジペダルにより回動されるチェンジスピンドルをミッシ
ョンケースに支承し、このチェンジスピンドルに固着さ
れたチェンジアームの回動によりミッションケースに回
転自在に支承されたシフトドラムを駆動するようにした
ものゝ改良に関する。
採用される変速機用チェンジ装置に関し、特に、チェン
ジペダルにより回動されるチェンジスピンドルをミッシ
ョンケースに支承し、このチェンジスピンドルに固着さ
れたチェンジアームの回動によりミッションケースに回
転自在に支承されたシフトドラムを駆動するようにした
ものゝ改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動二輪車において、チェンジ装
置のペダル操作力を軽減するために、チェンジペダルの
作動時には、それに連動して作動するクラッチを介して
エンジンの動力の一部をシフトドラムに伝達し、それに
よりシフトドラムを増速側へ駆動するようにしたものが
知られている(例えば特開昭60−34555号公報参
照)。
置のペダル操作力を軽減するために、チェンジペダルの
作動時には、それに連動して作動するクラッチを介して
エンジンの動力の一部をシフトドラムに伝達し、それに
よりシフトドラムを増速側へ駆動するようにしたものが
知られている(例えば特開昭60−34555号公報参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来装置において
は、エンジンの動力の一部をシフトドラムまで伝達する
伝動系及びその伝動系を断接するクラッチの構造が複雑
な上、シフトドラムの駆動方向が増速側に限定されるこ
とになるため、減速側へのペダル操作力の軽減には寄与
し得ない。
は、エンジンの動力の一部をシフトドラムまで伝達する
伝動系及びその伝動系を断接するクラッチの構造が複雑
な上、シフトドラムの駆動方向が増速側に限定されるこ
とになるため、減速側へのペダル操作力の軽減には寄与
し得ない。
【0004】本発明は、かゝる事情に鑑みてなされたも
ので、単なるスイッチ若しくはバルブ操作でシフトドラ
ムを増速、減速の両方向へ駆動し得る構成簡素な変速機
用チェンジ装置を提供することを目的とする。
ので、単なるスイッチ若しくはバルブ操作でシフトドラ
ムを増速、減速の両方向へ駆動し得る構成簡素な変速機
用チェンジ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、チェンジアームにセクタを形成し、この
セクタを駆動し得る駆動ギヤを正逆転可能のロータリア
クチュエータのロータリ軸に設けると共に、このロータ
リアクチュエータをミッションケースに取付けたことを
特徴とする。
に、本発明は、チェンジアームにセクタを形成し、この
セクタを駆動し得る駆動ギヤを正逆転可能のロータリア
クチュエータのロータリ軸に設けると共に、このロータ
リアクチュエータをミッションケースに取付けたことを
特徴とする。
【0006】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例について
説明する。
説明する。
【0007】先ず、図1及び図2において、チェンジス
ピンドル1は、自動二輪車に搭載されるパワーユニット
のミッションケース2の左右両側壁2a,2bを貫通す
ると共にそれらに回転自在に支承されており、このチェ
ンジスピンドル1の左端にチェンジペダル3がセレーシ
ョン結合され、また右端にチェンジアーム4が溶接され
る。
ピンドル1は、自動二輪車に搭載されるパワーユニット
のミッションケース2の左右両側壁2a,2bを貫通す
ると共にそれらに回転自在に支承されており、このチェ
ンジスピンドル1の左端にチェンジペダル3がセレーシ
ョン結合され、また右端にチェンジアーム4が溶接され
る。
【0008】チェンジアーム4は後述のシフトドラム5
側へ延びる長腕4aと、それと直角方向へ突出する短腕
4bとを有する。この短腕4bには、チェンジスピンド
ル1を中心とする円弧状の長孔6が設けられており、ミ
ッションケース1に固設されたストッパピン7がチェン
ジアーム4の回動角度を規制すべく上記長孔6に突入す
る。また短腕4bには長孔6の中央位置でチェンジスピ
ンドル1の半径方向に沿ってストッパピン7と並ぶ突片
8が屈曲形成されており、この突片8及びストッパピン
7をチェンジアーム4の回動方向に沿って同時に挟圧す
る挟みばね9のコイル部がチェンジスピンドル1に嵌装
される。したがって、通常は挟みばね9がストッパピン
7と共に突片8を挟持することによりチェンジアーム4
は回動中立位置に保持され、その状態からチェンジペダ
ル3が下向きまたは上向きに回動操作されると、長孔6
の一方または他方の端壁がストッパピン7に当接するこ
とにより、チェンジアーム4の下方または上方への回動
角度が規制される。
側へ延びる長腕4aと、それと直角方向へ突出する短腕
4bとを有する。この短腕4bには、チェンジスピンド
ル1を中心とする円弧状の長孔6が設けられており、ミ
ッションケース1に固設されたストッパピン7がチェン
ジアーム4の回動角度を規制すべく上記長孔6に突入す
る。また短腕4bには長孔6の中央位置でチェンジスピ
ンドル1の半径方向に沿ってストッパピン7と並ぶ突片
8が屈曲形成されており、この突片8及びストッパピン
7をチェンジアーム4の回動方向に沿って同時に挟圧す
る挟みばね9のコイル部がチェンジスピンドル1に嵌装
される。したがって、通常は挟みばね9がストッパピン
7と共に突片8を挟持することによりチェンジアーム4
は回動中立位置に保持され、その状態からチェンジペダ
ル3が下向きまたは上向きに回動操作されると、長孔6
の一方または他方の端壁がストッパピン7に当接するこ
とにより、チェンジアーム4の下方または上方への回動
角度が規制される。
【0009】またミッションケース2の左右両側壁2
a,2bには、チェンジスピンドル1と平行なシフトド
ラム5の両端がベアリング11a,11bを介して回転
自在に支承され、このシフトドラム5が図1でA方向へ
回動すると、これの外周面に形成されたカム溝12に係
合するシフトフォーク13が移動して図示しない変速歯
車が減速側へシフトされ、B方向へ回動されると増速側
へシフトされるようになっている。
a,2bには、チェンジスピンドル1と平行なシフトド
ラム5の両端がベアリング11a,11bを介して回転
自在に支承され、このシフトドラム5が図1でA方向へ
回動すると、これの外周面に形成されたカム溝12に係
合するシフトフォーク13が移動して図示しない変速歯
車が減速側へシフトされ、B方向へ回動されると増速側
へシフトされるようになっている。
【0010】このシフトドラム5の右端部には駆動輪1
4が可逆式ラチェット機構15を介して連結される。上
記駆動輪14には、その中心から離れた偏心軸16が設
けられており、これがローラ17を介して前記長腕4a
の長孔18に係合する。
4が可逆式ラチェット機構15を介して連結される。上
記駆動輪14には、その中心から離れた偏心軸16が設
けられており、これがローラ17を介して前記長腕4a
の長孔18に係合する。
【0011】以上は従来周知のチェンジ装置の一般的構
成である。
成である。
【0012】さらにミッションケース2の右側壁2bに
は、シフトドラム5と平行な空圧式ロータリアクチュエ
ータ19のシリンダ20がボルト21により固着され
る。このシリンダ20には、ロータリピストン22が収
容されており、これに連結したロータリ軸23がベアリ
ング24,25を介してシリンダ20に支承される。こ
のロータリ軸23の右端部には駆動ギヤ26が固着さ
れ、この駆動ギヤ26はアイドルギヤ27を介して、前
記長腕4aの自由端に形成されたセクタ28に噛合す
る。アイドルギヤ27はミッションケース2に固着され
た支軸29に回転自在に支承されている。
は、シフトドラム5と平行な空圧式ロータリアクチュエ
ータ19のシリンダ20がボルト21により固着され
る。このシリンダ20には、ロータリピストン22が収
容されており、これに連結したロータリ軸23がベアリ
ング24,25を介してシリンダ20に支承される。こ
のロータリ軸23の右端部には駆動ギヤ26が固着さ
れ、この駆動ギヤ26はアイドルギヤ27を介して、前
記長腕4aの自由端に形成されたセクタ28に噛合す
る。アイドルギヤ27はミッションケース2に固着され
た支軸29に回転自在に支承されている。
【0013】図3に示すように、シリンダ20の内壁に
は、ロータリピストン22と共にシリンダ20内部を第
1及び第2作動室301 ,302 に仕切る隔壁31が固
設され、上記両作動室301 ,302 にそれぞれ開口す
る入力ポート321 ,322がシリンダ20に穿設され
る。
は、ロータリピストン22と共にシリンダ20内部を第
1及び第2作動室301 ,302 に仕切る隔壁31が固
設され、上記両作動室301 ,302 にそれぞれ開口す
る入力ポート321 ,322がシリンダ20に穿設され
る。
【0014】図4に示すように、上記ポート321 ,3
22 には電磁切換弁33の一側から延出する第1及び第
2作動空気路341 ,342 が接続され、該切換弁33
の他側には高圧空気タンク35から延出する一本の高圧
空気路36が接続される。上記電磁切換弁33は自動二
輪車の操向ハンドルの適所に設置されたチェンジスイッ
チ37の制御により中正位置Nから第1切換位置C1 ま
たは第2切換位置C2に切換えられるようになってお
り、中正位置Nでは両作動空気路341 ,342を大気
に開放し、第1切換位置C1 では高圧空気路36を第1
作動空気路341に連通すると共に第2作動空気路34
2 を大気に開放し、第2切換位置C2 では高圧空気路3
5を第2作動空気路342 に連通すると共に第1作動空
気路341を大気に開放する。
22 には電磁切換弁33の一側から延出する第1及び第
2作動空気路341 ,342 が接続され、該切換弁33
の他側には高圧空気タンク35から延出する一本の高圧
空気路36が接続される。上記電磁切換弁33は自動二
輪車の操向ハンドルの適所に設置されたチェンジスイッ
チ37の制御により中正位置Nから第1切換位置C1 ま
たは第2切換位置C2に切換えられるようになってお
り、中正位置Nでは両作動空気路341 ,342を大気
に開放し、第1切換位置C1 では高圧空気路36を第1
作動空気路341に連通すると共に第2作動空気路34
2 を大気に開放し、第2切換位置C2 では高圧空気路3
5を第2作動空気路342 に連通すると共に第1作動空
気路341を大気に開放する。
【0015】また第2作動空気路342 には分岐路38
を介して空圧式のエンジン出力低減装置39が接続され
る。このエンジン出力低減装置39としては、例えば高
圧空気を供給されるとエンジンの点火時期をリタードさ
せる点火時期制御装置が用いられる。
を介して空圧式のエンジン出力低減装置39が接続され
る。このエンジン出力低減装置39としては、例えば高
圧空気を供給されるとエンジンの点火時期をリタードさ
せる点火時期制御装置が用いられる。
【0016】尚、図2中、符号40はチェンジ装置を覆
うべくミッションケース2に固着されたサイドカバーを
示す。
うべくミッションケース2に固着されたサイドカバーを
示す。
【0017】次にこの実施例の作用について説明する。
【0018】いま、チェンジスイッチ37の操作により
切換弁33を第1切換位置C1 に切換えれば、高圧空気
路36が第1作動空気路341 に連通すると共に第2作
動空気路342 が大気に開放されるので、高圧空気タン
ク35の高圧空気がロータリアクチュエータ19の第1
作動室301 に供給されてロータリピストン22をロー
タリ軸23と共に図4で時計方向に回動し、駆動ギヤ2
6を同方向に駆動する。これに伴い駆動ギヤ26はアイ
ドルギヤ27を介してセクタ28を下方へ、即ちチェン
ジアーム4を下方へ回動させる。すると、チェンジアー
ム4が長孔18により偏心軸16を下方へ押下げて駆動
輪14を所定角度回動し、ラチェット機構15を介して
シフトドラム5を減速方向Aへ同角度駆動するので、変
速機は減速側へ1段変速される。
切換弁33を第1切換位置C1 に切換えれば、高圧空気
路36が第1作動空気路341 に連通すると共に第2作
動空気路342 が大気に開放されるので、高圧空気タン
ク35の高圧空気がロータリアクチュエータ19の第1
作動室301 に供給されてロータリピストン22をロー
タリ軸23と共に図4で時計方向に回動し、駆動ギヤ2
6を同方向に駆動する。これに伴い駆動ギヤ26はアイ
ドルギヤ27を介してセクタ28を下方へ、即ちチェン
ジアーム4を下方へ回動させる。すると、チェンジアー
ム4が長孔18により偏心軸16を下方へ押下げて駆動
輪14を所定角度回動し、ラチェット機構15を介して
シフトドラム5を減速方向Aへ同角度駆動するので、変
速機は減速側へ1段変速される。
【0019】それからチェンジスイッチ37を切って切
換弁33を当初の中正位置Nに戻せば、第1及び第2作
動空気路341 ,342 は大気に開放されるので、両作
動室301 ,302 は共に大気圧となってロータリアク
チュエータ19は不作動状態となる。すると挟みばね9
の挟圧力によりチェンジアーム4は回動中立位置に復帰
し、それに連動してロータリピストン22も当初の回動
中立位置に戻ることになるが、ラチェット機構15の作
用によりシフトドラム5の逆転は阻止される。
換弁33を当初の中正位置Nに戻せば、第1及び第2作
動空気路341 ,342 は大気に開放されるので、両作
動室301 ,302 は共に大気圧となってロータリアク
チュエータ19は不作動状態となる。すると挟みばね9
の挟圧力によりチェンジアーム4は回動中立位置に復帰
し、それに連動してロータリピストン22も当初の回動
中立位置に戻ることになるが、ラチェット機構15の作
用によりシフトドラム5の逆転は阻止される。
【0020】上記とは反対にチェンジスイッチ37の操
作により切換弁33を第2切換位置C2 に切換えれば、
高圧空気路36が第2作動空気路342 に連通すると共
に第1作動空気路341 が大気に開放されるので、高圧
空気タンク35の高圧空気が第2作動室302 に供給さ
れ、ロータリピストン22が図4で反時計方向に回動す
る。したがって、先刻と同様の作用によりシフトドラム
5が増速方向Bへ所定角度回動され、変速機が1段増速
側へ変速されることは明らかであろう。そしてチェンジ
スイッチ37を切れば、切換弁33は再び中正位置Nに
戻り、シフトドラム5の逆転を防止しつゝチェンジアー
ム4は挟みばね9の挟圧力により回転中立位置に復帰す
る。
作により切換弁33を第2切換位置C2 に切換えれば、
高圧空気路36が第2作動空気路342 に連通すると共
に第1作動空気路341 が大気に開放されるので、高圧
空気タンク35の高圧空気が第2作動室302 に供給さ
れ、ロータリピストン22が図4で反時計方向に回動す
る。したがって、先刻と同様の作用によりシフトドラム
5が増速方向Bへ所定角度回動され、変速機が1段増速
側へ変速されることは明らかであろう。そしてチェンジ
スイッチ37を切れば、切換弁33は再び中正位置Nに
戻り、シフトドラム5の逆転を防止しつゝチェンジアー
ム4は挟みばね9の挟圧力により回転中立位置に復帰す
る。
【0021】ところで、切換弁33が第2切換位置C2
に切換えられたときは、第2作動空気路342 が高圧と
なり、その高圧空気は分岐路38を介してエンジン出力
低減装置39に伝達してそれを作動させるので、加速中
のエンジンの出力が所定量低減する。その結果、変速機
では変速ギヤの噛合歯面に加わるトルクが一時的に減少
するため、変速機のシフト抵抗が減少し、したがってク
ラッチを切らずともロータリアクチュエータ19の出力
により前述のような増速側への変速を軽快に行うことが
できる。
に切換えられたときは、第2作動空気路342 が高圧と
なり、その高圧空気は分岐路38を介してエンジン出力
低減装置39に伝達してそれを作動させるので、加速中
のエンジンの出力が所定量低減する。その結果、変速機
では変速ギヤの噛合歯面に加わるトルクが一時的に減少
するため、変速機のシフト抵抗が減少し、したがってク
ラッチを切らずともロータリアクチュエータ19の出力
により前述のような増速側への変速を軽快に行うことが
できる。
【0022】また切換弁33が中正位置Nにあるとき、
チェンジペダル3を下方または上方へ回動操作すれば、
チェンジスピンドル1を介してチェンジアーム4を回動
し、従来普通のようにシフトドラム5を減速または増速
側へ駆動することができる。このとき、ロータリアクチ
ュエータ19の両作動室341 ,342 に連なる第1,
第2作動空気路341 ,342 は切換弁33により共に
大気開放状態となっているから、ロータリピストン22
はチェンジアーム4の回動に連動してスムーズに回動
し、チェンジアーム4の回動を何等妨げない。
チェンジペダル3を下方または上方へ回動操作すれば、
チェンジスピンドル1を介してチェンジアーム4を回動
し、従来普通のようにシフトドラム5を減速または増速
側へ駆動することができる。このとき、ロータリアクチ
ュエータ19の両作動室341 ,342 に連なる第1,
第2作動空気路341 ,342 は切換弁33により共に
大気開放状態となっているから、ロータリピストン22
はチェンジアーム4の回動に連動してスムーズに回動
し、チェンジアーム4の回動を何等妨げない。
【0023】尚、上記実施例は、本発明の要旨を逸脱す
ることなく種々の設計変更が可能である。例えばチェン
ジスイッチ37をチェンジペダル3で操作するようにし
てもよい。またロータリアクチュエータ19を油圧式に
構成してもよい。
ることなく種々の設計変更が可能である。例えばチェン
ジスイッチ37をチェンジペダル3で操作するようにし
てもよい。またロータリアクチュエータ19を油圧式に
構成してもよい。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、チェンジ
アームにセクタを形成し、このセクタを駆動し得る駆動
ギヤを正逆転可能のロータリアクチュエータのロータリ
軸に設けると共に、このロータリアクチュエータをミッ
ションケースに取付けたので、スイッチ若しくはバルブ
操作によりロータリアクチュエータを正逆転させること
によりシフトドラムを減、増速のいずれの方向へも駆動
することができ、変速を常に軽快、的確に行うことがで
きる。しかも従来のエンジン動力をチェンジ操作に利用
するものとは異なり、その動力伝達を断接するクラッチ
が不要であるから構成が簡単である上、ロータリアクチ
ュエータの設置位置の自由度が広く、種々の機種に適用
可能である。
アームにセクタを形成し、このセクタを駆動し得る駆動
ギヤを正逆転可能のロータリアクチュエータのロータリ
軸に設けると共に、このロータリアクチュエータをミッ
ションケースに取付けたので、スイッチ若しくはバルブ
操作によりロータリアクチュエータを正逆転させること
によりシフトドラムを減、増速のいずれの方向へも駆動
することができ、変速を常に軽快、的確に行うことがで
きる。しかも従来のエンジン動力をチェンジ操作に利用
するものとは異なり、その動力伝達を断接するクラッチ
が不要であるから構成が簡単である上、ロータリアクチ
ュエータの設置位置の自由度が広く、種々の機種に適用
可能である。
【図1】本発明の一実施例の側面図
【図2】図1の2−2線断面図
【図3】図2の3−3線断面図
【図4】ロータリアクチュエータの作動空気圧回路図
1 チェンジスピンドル 2 ミッションケース 3 チェンジペダル 4 チェンジアーム 5 シフトドラム 19 ロータリアクチュエータ 20 シリンダ 22 ロータリピストン 23 ロータリ軸 26 駆動ギヤ 28 セクタ 33 電磁切換弁 37 チェンジスイッチ
Claims (1)
- 【請求項1】 チェンジペダル(3)により回動される
チェンジスピンドル(1)をミッションケース(2)に
支承し、このチェンジスピンドル(1)に固着されたチ
ェンジアーム(4)の回動によりミッションケース
(2)に回転自在に支承されたシフトドラム(5)を駆
動するようにした、変速機用チェンジ装置において、 チェンジアーム(4)にセクタ(28)を形成し、この
セクタ(28)を駆動し得る駆動ギヤ(26)を正逆転
可能のロータリアクチュエータ(19)のロータリ軸
(23)に設けると共に、このロータリアクチュエータ
(19)をミッションケース(2)に取付けたことを特
徴とする、変速機用チェンジ装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26767492A JP3171954B2 (ja) | 1992-10-06 | 1992-10-06 | 変速機用チェンジ装置 |
US08/132,324 US5411448A (en) | 1992-10-06 | 1993-10-06 | Gear shifting mechanism for a transmission |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26767492A JP3171954B2 (ja) | 1992-10-06 | 1992-10-06 | 変速機用チェンジ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06117533A true JPH06117533A (ja) | 1994-04-26 |
JP3171954B2 JP3171954B2 (ja) | 2001-06-04 |
Family
ID=17447953
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26767492A Expired - Fee Related JP3171954B2 (ja) | 1992-10-06 | 1992-10-06 | 変速機用チェンジ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3171954B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002059758A (ja) * | 2000-08-23 | 2002-02-26 | Yamaha Motor Co Ltd | 変速装置のシフト操作機構 |
US7174800B2 (en) | 2003-08-05 | 2007-02-13 | Honda Motor Co., Ltd. | Speed change gear drive for transmission |
EP1251299A3 (de) * | 2001-03-19 | 2007-05-09 | Hydraulik-Ring Gmbh | Stelleinrichtung für automatisierte Handschaltgetriebe von Kraftfahrzeugen |
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1992
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