JPH06116Y2 - 輸液用プラスチック容器 - Google Patents
輸液用プラスチック容器Info
- Publication number
- JPH06116Y2 JPH06116Y2 JP12566589U JP12566589U JPH06116Y2 JP H06116 Y2 JPH06116 Y2 JP H06116Y2 JP 12566589 U JP12566589 U JP 12566589U JP 12566589 U JP12566589 U JP 12566589U JP H06116 Y2 JPH06116 Y2 JP H06116Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- infusion
- mouth
- plastic container
- plug
- container
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- Expired - Lifetime
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- Closures For Containers (AREA)
- Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、糖質輸液剤、電解質輸液剤、血漿増量剤、浸
透圧利尿剤、アミノ酸輸液剤、脂肪乳剤、高カロリー輸
液剤等の静脈注射用の輸液用容器や、経腸栄養剤、高蛋
白栄養剤、成分栄養剤あるいは流動食等の経腸的高カロ
リー栄養剤用の容器等の可撓性のプラスチック容器であ
って、胴部を変形させて点滴を行う、いわゆる自然滴下
タイプの点滴用のプラスチック容器に関するものであ
る。
透圧利尿剤、アミノ酸輸液剤、脂肪乳剤、高カロリー輸
液剤等の静脈注射用の輸液用容器や、経腸栄養剤、高蛋
白栄養剤、成分栄養剤あるいは流動食等の経腸的高カロ
リー栄養剤用の容器等の可撓性のプラスチック容器であ
って、胴部を変形させて点滴を行う、いわゆる自然滴下
タイプの点滴用のプラスチック容器に関するものであ
る。
［従来の技術］ プラスチック材料の柔軟性を利用して胴部を変形させて
点滴を行う自然滴下タイプの輸液用プラスチック容器
は、実開昭６０−１０６６３３号公報に記載されている
もの等がある。
点滴を行う自然滴下タイプの輸液用プラスチック容器
は、実開昭６０−１０６６３３号公報に記載されている
もの等がある。
［考案が解決しようとする課題］ 上記従来の輸液用プラスチック容器は、柔軟性を有する
胴部の一端に筒状の口部が延設して形成され、その口部
の外方端をゴム栓付きの栓体で封止してなる構成のもの
であり、ゴム栓に刺し通した注射針から胴部内の輸液を
自然滴下するものである。
胴部の一端に筒状の口部が延設して形成され、その口部
の外方端をゴム栓付きの栓体で封止してなる構成のもの
であり、ゴム栓に刺し通した注射針から胴部内の輸液を
自然滴下するものである。
ところで、この種の輸液用プラスチック容器において
は、輸液の滴下にともなって、胴部が扁平状に変形し
て、内部の輸液の多くが滴下するが、口部は肉厚が大で
剛性が高いので、その部位がほとんど変形せず、この部
分に輸液が残留して無駄に捨てられるという欠点があ
る。
は、輸液の滴下にともなって、胴部が扁平状に変形し
て、内部の輸液の多くが滴下するが、口部は肉厚が大で
剛性が高いので、その部位がほとんど変形せず、この部
分に輸液が残留して無駄に捨てられるという欠点があ
る。
そこで、本考案は、従来のものの欠点を解消するもので
あって、口部に装着する栓体に、口部の内面に接して胴
部にまで至り、かつ先端を薄膜で密封した延長筒部を形
成したことにより、栓体のゴム栓に刺し通す注射針を胴
部にまで確実に到達させることができて、ほぼ完全に扁
平状に変形する胴部から直に輸液を最終量に至るまで滴
下させることができ、輸液の滴下時に口部が変形しなく
ても、口部に残留輸液を生じさせることなく、輸液をほ
ぼ全量にわたって有効に用いることができる輸液用プラ
スチック容器を提供することを目的とするものである。
あって、口部に装着する栓体に、口部の内面に接して胴
部にまで至り、かつ先端を薄膜で密封した延長筒部を形
成したことにより、栓体のゴム栓に刺し通す注射針を胴
部にまで確実に到達させることができて、ほぼ完全に扁
平状に変形する胴部から直に輸液を最終量に至るまで滴
下させることができ、輸液の滴下時に口部が変形しなく
ても、口部に残留輸液を生じさせることなく、輸液をほ
ぼ全量にわたって有効に用いることができる輸液用プラ
スチック容器を提供することを目的とするものである。
［課題を解決するための手段］ 本考案は、その目的を達成するための技術的手段として
次のように構成した。
次のように構成した。
すなわち、容器の胴部の一端に口部を延設して有し、口
部に栓体を装着して胴部を封止してなる輸液用プラスチ
ック容器において、口部に装着する栓体には、口部を封
止するゴム栓を内包するとともに、口部の内面に接して
胴部にまで至り、かつ先端を薄膜で密封した延長筒部を
形成したことを特徴とする輸液用プラスチック容器とし
たものである。
部に栓体を装着して胴部を封止してなる輸液用プラスチ
ック容器において、口部に装着する栓体には、口部を封
止するゴム栓を内包するとともに、口部の内面に接して
胴部にまで至り、かつ先端を薄膜で密封した延長筒部を
形成したことを特徴とする輸液用プラスチック容器とし
たものである。
［作用］ 本考案に係る輸液用プラスチック容器は、前記のよう
に、口部に装着する栓体に、口部の内面に接して胴部に
まで至り、かつ先端を薄膜で密封した延長筒部を形成し
てなるものであるから、栓体のゴム栓に刺し通す注射針
は胴部にまで確実に到達させることができる。
に、口部に装着する栓体に、口部の内面に接して胴部に
まで至り、かつ先端を薄膜で密封した延長筒部を形成し
てなるものであるから、栓体のゴム栓に刺し通す注射針
は胴部にまで確実に到達させることができる。
このため、輸液の滴下時に、口部が変形しなくても、口
部に残留輸液を生じさせることなく、ほぼ完全に扁平状
に変形する胴部から直に輸液を最終量に至るまで滴下さ
せることができる。
部に残留輸液を生じさせることなく、ほぼ完全に扁平状
に変形する胴部から直に輸液を最終量に至るまで滴下さ
せることができる。
［実施例］ 図面を参照して本考案の一実施例を説明する。
１は輸液用プラスチック容器であって、この輸液用プラ
スチック容器１は、熱可塑性プラスチックをブロー成形
して構成されたものである。上記輸液用プラスチック容
器１の胴部２は扁平で横断面が楕円形状のものであっ
て、その一端には外方へ筒状に延設した口部３が、他端
には吊片４が備えられている。５は吊穴である。
スチック容器１は、熱可塑性プラスチックをブロー成形
して構成されたものである。上記輸液用プラスチック容
器１の胴部２は扁平で横断面が楕円形状のものであっ
て、その一端には外方へ筒状に延設した口部３が、他端
には吊片４が備えられている。５は吊穴である。
胴部２の一端に形成された口部３は、胴部２より肉厚で
かつ剛性の高い筒状をなす突出部であり、６はそのフラ
ンジ部である。口部３には栓体７が装着されている。こ
の栓体７は、上栓８、下栓９およびそれらの間に挟持さ
れて口部３を封止するゴム栓10とで構成されており、上
栓８のフランジ部11は胴部２に輸液を充填したうえ口部
３のフランジ部６に溶着される。上記下栓９は、口部３
の内面に接し、かつ胴部２にまで至る延長筒部12を有し
ており、その先端の胴部２側開口面は薄膜13で密封され
ている。上栓８の上面には開口部14が形成され、上栓８
の上面は易開封性フィルム15で封止されている。第４図
において16は吊り掛け具を示している。
かつ剛性の高い筒状をなす突出部であり、６はそのフラ
ンジ部である。口部３には栓体７が装着されている。こ
の栓体７は、上栓８、下栓９およびそれらの間に挟持さ
れて口部３を封止するゴム栓10とで構成されており、上
栓８のフランジ部11は胴部２に輸液を充填したうえ口部
３のフランジ部６に溶着される。上記下栓９は、口部３
の内面に接し、かつ胴部２にまで至る延長筒部12を有し
ており、その先端の胴部２側開口面は薄膜13で密封され
ている。上栓８の上面には開口部14が形成され、上栓８
の上面は易開封性フィルム15で封止されている。第４図
において16は吊り掛け具を示している。
輸液用プラスチック容器１を構成する熱可塑性プラスチ
ックとしては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、塩化ビニル等のブロー成形に適した材料が用いられ
る。
ックとしては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、塩化ビニル等のブロー成形に適した材料が用いられ
る。
以上のように構成された輸液用プラスチック容器１に内
容液が充填されると、胴部２が膨らんだ状態となるが
（第１図および第２図）、栓体７のゴム栓10に輸液管17
を接続した注射針18を刺し通して輸液を滴下させると、
輸液の滴下の進行に伴って胴部２は順次扁平状に変形し
ていき、滴下の完了時には、第４図に示すように、胴部
２はその両面が上下端まで完全に密着した状態となる。
容液が充填されると、胴部２が膨らんだ状態となるが
（第１図および第２図）、栓体７のゴム栓10に輸液管17
を接続した注射針18を刺し通して輸液を滴下させると、
輸液の滴下の進行に伴って胴部２は順次扁平状に変形し
ていき、滴下の完了時には、第４図に示すように、胴部
２はその両面が上下端まで完全に密着した状態となる。
すなわち、ゴム栓10に注射針18を刺し通すと、その注射
針18は下栓９の胴部２側開口面を封止している薄膜13を
貫通して胴部２内に到達する。このため、輸液の滴下時
に、口部３が変形しなくても、口部３には残留輸液を生
じさせることなく、ほぼ完全に扁平状に変形する胴部２
から直に輸液を最終量に至るまで滴下させることがで
き、輸液を無駄にすることなく、そのほぼ全量を有効に
用いることができる。
針18は下栓９の胴部２側開口面を封止している薄膜13を
貫通して胴部２内に到達する。このため、輸液の滴下時
に、口部３が変形しなくても、口部３には残留輸液を生
じさせることなく、ほぼ完全に扁平状に変形する胴部２
から直に輸液を最終量に至るまで滴下させることがで
き、輸液を無駄にすることなく、そのほぼ全量を有効に
用いることができる。
［考案の効果］ 本考案は、容器の胴部の一端に口部を延設して有し、口
部に栓体を装着して胴部を封止してなる輸液用プラスチ
ック容器において、口部に装着する栓体には、口部を封
止するゴム栓を備えるとともに、口部の内面に接して胴
部にまで至り、かつ先端を薄膜で密封した延長筒部を形
成したものであるから、栓体のゴム栓に刺し通す注射針
を胴部にまで確実に到達させることができて、ほぼ完全
に扁平状に変形する胴部から直に輸液を最終量に至るま
で滴下させることができ、輸液の滴下時に口部が変形し
なくても、口部に残留輸液を生じさせることなく、輸液
をほぼ全量にわたって有効に用いることができる効果が
得られる。
部に栓体を装着して胴部を封止してなる輸液用プラスチ
ック容器において、口部に装着する栓体には、口部を封
止するゴム栓を備えるとともに、口部の内面に接して胴
部にまで至り、かつ先端を薄膜で密封した延長筒部を形
成したものであるから、栓体のゴム栓に刺し通す注射針
を胴部にまで確実に到達させることができて、ほぼ完全
に扁平状に変形する胴部から直に輸液を最終量に至るま
で滴下させることができ、輸液の滴下時に口部が変形し
なくても、口部に残留輸液を生じさせることなく、輸液
をほぼ全量にわたって有効に用いることができる効果が
得られる。
図面は本考案の一実施例を示し、第１図は輸液用プラス
チック容器の正面図、第２図は同上側面図、第３図は一
部の拡大縦断正面図、第４図は滴下終了時の態様を示す
一部を破断した側面図である。 １…輸液用プラスチック容器、２…胴部、３…口部、４
…吊片、７…栓体、８…上栓、９…下栓、10…ゴム栓、
12…延長筒部、13…薄膜、18…注射針
チック容器の正面図、第２図は同上側面図、第３図は一
部の拡大縦断正面図、第４図は滴下終了時の態様を示す
一部を破断した側面図である。 １…輸液用プラスチック容器、２…胴部、３…口部、４
…吊片、７…栓体、８…上栓、９…下栓、10…ゴム栓、
12…延長筒部、13…薄膜、18…注射針
Claims (1)
- 【請求項１】容器の胴部の一端に口部を延設して有し、
口部に栓体を装着して胴部を封止してなる輸液用プラス
チック容器において、口部に装着する栓体には、口部を
封止するゴム栓を内包するとともに、口部の内面に接し
て胴部にまで至り、かつ先端を薄膜で密封した延長筒部
を形成したことを特徴とする輸液用プラスチック容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12566589U JPH06116Y2 (ja) | 1989-10-30 | 1989-10-30 | 輸液用プラスチック容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12566589U JPH06116Y2 (ja) | 1989-10-30 | 1989-10-30 | 輸液用プラスチック容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0364645U JPH0364645U (ja) | 1991-06-24 |
| JPH06116Y2 true JPH06116Y2 (ja) | 1994-01-05 |
Family
ID=31673528
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12566589U Expired - Lifetime JPH06116Y2 (ja) | 1989-10-30 | 1989-10-30 | 輸液用プラスチック容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06116Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002072175A1 (fr) * | 2001-03-05 | 2002-09-19 | Nipro Corporation | Orifice d'injection de liquide chimique et recipient pour liquide chimique contenant ledit liquide chimique |
-
1989
- 1989-10-30 JP JP12566589U patent/JPH06116Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0364645U (ja) | 1991-06-24 |
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