JPH06116996A - 吐水装置 - Google Patents

吐水装置

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Publication number
JPH06116996A
JPH06116996A JP29813292A JP29813292A JPH06116996A JP H06116996 A JPH06116996 A JP H06116996A JP 29813292 A JP29813292 A JP 29813292A JP 29813292 A JP29813292 A JP 29813292A JP H06116996 A JPH06116996 A JP H06116996A
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JP
Japan
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water discharge
water
spouting
head
distance
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Application number
JP29813292A
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English (en)
Inventor
Yasuhide Kimura
安秀 木村
Tomoaki Kishida
智明 岸田
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本吐水ヘッド150は、吐水形態の変更を円
滑かつ多様に行なえ、かつ頻繁な吐水形態の変更を使い
勝手よく行える。 【構成】 吐水ヘッド150には、複数の吐水形態で吐
水する。また、吐水ヘッド150の先端部には、吐水対
象物Tとの距離を検出する距離センサ295が設けられ
ている。距離センサ295は、吐水対象物Tとの距離を
検出する。この検出結果に基づいて、電子制御回路によ
り、吐水ヘッド150の吐水形態のうち、予め設定した
吐水形態が選択される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多様な吐水形態で吐水
する吐水ヘッドを備えた吐水装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の吐水装置として、例え
ば、シャワーヘッド、シャワータワーまたは台所水栓等
に、吐水形態を切換えることができるものがある。例え
ば、シャワーヘッドについて述べると、多様な吐水形
態、例えば、スポットをねらったストレート状の刺激的
な吐水や、噴霧状の拡散的な吐水や、棒状の打たせ湯的
な吐水や、泡を含んだ柔かい泡沫状の吐水等の形態を適
宜選択するものである。
【0003】こうした吐水形態を変更するための機構
は、吐水窓を有するシャワーヘッド内部に、異なる吐水
形態で吐水可能な散水板等を複数枚配設しておき、該散
水板を手動レバーにより切り換えるとともに、該切換選
択された散水板にヘッド内部の湯水通路を接続させる構
成である。
【0004】また、他の従来の吐水装置として、異なる
吐水形態を有する吐水ヘッド自体を交換するものも知ら
れている。
【0005】ところで、近時、手動レバーにより切り換
える技術を発展させて、吐水ヘッドのケース内に収納し
たモータの駆動によって複数の散水板を切り換えて多様
な吐水形態で吐水させる吐水ヘッドが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】こうした吐水ヘッド
は、吐水形態の切換を電気的に行なっているので、多様
な吐水形態に切り換えることが可能であるだけでなく、
各種の制御を加えた多様な技術へと展開が可能なもので
ある。しかし、こうした吐水形態の切換は、特に、頻繁
に多様な吐水形態を変更する場合には、使用者の操作に
よるとかえって使い勝手がよくないという問題があっ
た。
【0007】本発明は、上記従来の技術の問題を解決す
るためになされたものであり、吐水形態の変更を円滑か
つ多様に行なうことができるとともに、頻繁な吐水形態
の変更を使い勝手よく行える吐水装置を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた本発明は、給水通路から供給される水を複数
の吐水形態で吐水する吐水ヘッドを備えた吐水装置であ
って、吐水の対象となる吐水対象物に対する形態を検出
する吐水対象物検出手段と、吐水対象物に対応した吐水
形態を予め設定した吐水形態設定手段と、上記吐水対象
物検出手段からの検出信号に基づいて、吐水対象物を判
定し、この判定結果から上記吐水形態設定手段に記憶さ
れた吐水形態を選択して、該選択された吐水形態で吐水
するよう吐水ヘッドを切換制御する吐水形態制御手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明の吐水装置では、複数の吐水形態で吐水
する吐水ヘッド及び吐水対象物検出手段を備えている。
この吐水対象物検出手段は、吐水対象物に対する形態を
検出し、この検出信号を吐水形態制御手段に送る。吐水
形態制御手段では、吐水形態設定手段に予め記憶した吐
水形態に対応した吐水形態の中から、上記検出信号に対
応する吐水形態を選択し、該選択した吐水形態で吐水ヘ
ッドに対して吐水形態の切換を指令する。したがって、
吐水する際に、吐水対象物に適した吐水形態が選択され
るので、手動による吐水形態の切換操作が不要になり、
優れた使用性を得ることができる。
【0010】
【実施例】以上説明した本発明の構成・作用を一層明ら
かにするために、以下本発明の好適な実施例について説
明する。
【0011】図1は本発明の一実施例としての流し台ユ
ニット10の要部を示す斜視図である。流し台ユニット
10には、洗浄槽12が設けられており、この洗浄槽1
2に湯水を吐水する吐水装置20を備える。吐水装置2
0は、湯及び水の供給源に接続された吐水接続具22
と、この吐水接続具22の出水口側に接続され、ハンド
レバー24により湯水の混合比を変更することで吐水温
度を変更する湯水混合栓26と、この湯水混合栓26か
らの湯水を各種吐水形態で吐出するための吐水ヘッド装
置30等を備えている。
【0012】吐水ヘッド装置30は、図2に示すよう
に、湯水混合栓26の出水口端28に接続された開閉弁
装置50と、吐水形態を切り換える吐水ヘッド150と
を備えている。
【0013】開閉弁装置50は、図3に示すように、主
弁機構60と、この主弁機構60を制御するパイロット
弁機構120とを備えている。
【0014】主弁機構60は、流入口81Aを含む一次
側流路81及び流出口85Aを含む二次側流路85から
なる主流路80を形成した弁本体61を備えている。上
記流入口81Aは、湯水混合栓26の出水口端28に接
続されており、流出口85Aは、吐水ヘッド150側に
接続されている。一次側流路81と二次側流路85との
間には、主弁90が着座または離反する主弁座65が設
けられている。
【0015】主弁90は、主弁体部91と、この主弁体
部91と一体のダイヤフラム93とを備え、ダイヤフラ
ム93の周端部にて弁本体61に固定されており、主流
路80の一部を背圧室87となるように区画している。
【0016】上記主弁90の中央部には、背圧室87と
二次側流路85とを連通するパイロット弁孔101が形
成されており、該パイロット弁孔101の背圧室87側
がパイロット弁座102になっている。また、主弁90
の側部には、一次側流路81と背圧室87とを常時連通
するブリード孔103が形成されている。
【0017】上記パイロット弁機構120は、弁本体6
1の上部に装着されたケース62内に、ラッチング式の
ソレノイド機構で構成されており、すなわち、ボビン1
21に巻回されかつモールドされたソレノイドコイル1
23と、ボビン121の貫通孔内の上端側に固定された
コア125と、コア125の下端側で上記貫通孔内に貫
挿されたプランジャ127と、プランジャ127の先端
に形成されたパイロット弁体130と、コア125とプ
ランジャ127との間に介装され、プランジャ127に
対して付勢するスプリング131と、ソレノイドコイル
123の下端に設けられた永久磁石133と、を備えて
いる。
【0018】次に、開閉弁装置50の動作について説明
する。いま、電子制御回路180(図6参照)からソレ
ノイドコイル123に電流が流されず、無励磁の状態で
は、プランジャ127は、スプリング力と永久磁石13
3による磁力とのつり合いで定まる位置に保持されてい
る。この状態から、ソレノイドコイル123に正方向の
電流を流して励磁すると、コア125、永久磁石133
等を経路とする磁気閉回路が形成されて、スプリング1
31による付勢力に抗して、プランジャ127がコア1
25側へ移動して、コア125に吸着して安定保持され
る。このとき、プランジャ127と一体のパイロット弁
体130も、上方位置にあるから、主弁90は、一次側
流路81の圧力を受けて、パイロット弁体130に近接
するように移動して、全開状態になる。
【0019】一方、電子制御回路180からソレノイド
コイル123に逆方向へ電流を流すと、それまでの磁束
が消磁され、スプリングの力によりプランジャ127が
下方へ移動する。プランジャ127及びパイロット弁体
130が下方へ移動して、パイロット弁体130がパイ
ロット弁座102に着座してパイロット弁孔101を閉
じる。パイロット弁孔101が閉じられると、パイロッ
ト弁孔101を通じて背圧室87から二次側流路85へ
流れる湯水が減少し、一方、一次側流路81からブリー
ド孔103を通じて背圧室87に流れる湯水により背圧
室87の圧力が高くなる。この背圧室87の上昇圧力に
より、主弁90が主弁座65側に移動して主弁座65に
着座する。これにより、主弁90が閉じられて、湯水の
流通が遮断される。このように、パイロット弁機構12
0への開閉信号により開閉弁装置50は開閉動作を行な
う。
【0020】上記吐水ヘッド150は、図2に示すよう
に、吐水部Bと、シール部Cと、吐水部Bを駆動する各
種電子機器、モータや流路等を有するヘッド本体部Dと
をケース151内に収納し、該ケース151の基端部で
上記弁本体61に螺着されている。なお、153はケー
ス151に形成した吐水窓である。
【0021】上記ヘッド本体部Dは、機能収納空間S内
に駆動機構161や各種の電子部品を収納している。す
なわち、駆動機構161は、モータ163に減速歯車機
構164を介して駆動軸166を回転駆動するものであ
る。なお、減速歯車機構164の上部には、駆動軸16
6の回転方向位置を検出するポテンショメータ168が
取り付けられている。また、電子部品は、モータ163
等を制御するための電子制御回路180や、乾電池Ba
t等である。
【0022】また、吐水ヘッド150のケース151の
外壁には、吐水形態を切り換えるための操作部185が
設けられており、この操作部185には、電子制御回路
180に信号を出力するための吐水形態切換スイッチ1
86及びモード切換スイッチ187が設けられている。
吐水形態切換スイッチ186は、吐水形態の切換を手動
で指令するためのボタンであり、モード切換スイッチ1
87は、吐水形態を手動モードと自動モードとの切換を
指令するためのボタンである。
【0023】上記駆動機構161の駆動軸166は、シ
ール部Cのシール材190を貫通して、吐水部Bの回転
吐水体200の軸体201の下端部にネジ止め固定され
ている。回転吐水体200は、周方向に3分割された吐
水形態部210a〜210cを備え、駆動軸166と一
体的に回転する。各吐水形態部210a〜210cは、
その底面に吐水流入穴212a〜212cをそれぞれ備
え、その側面には、図4に示すように、各種吐水形態で
の吐水を実現するための吐水穴214a〜214cを備
える。
【0024】吐水ヘッド150は、3種類の吐水形態で
吐水する。この3種類の吐水形態は、例えば、シャワー
水に気泡を混入した泡沫吐水形態(図4(a))、整流
吐水形態(図4(b))、シャワー吐水形態(図4
(c))である。また、上記回転吐水体200の上端側
には、電子制御回路180で信号処理される距離センサ
295が設けられている。距離センサ295は、図5に
示すように、発光部295aと受光部295bとを備え
た光センサであり、発光部295aから照射される光が
洗浄槽12の底面または吐水対象物T(例えば、皿や野
菜等)で反射し、該反射光を受光部295bで受光し、
このときの位相差に基づいて距離を測定するものであ
り、洗浄槽12で反射したときに、最大値LMAX を出力
し、吐水対象物Tがあるときには、判定基準(LMID 、
LMIN )により判定されて、それより小さい値を出力す
る。
【0025】また、図2に戻り、シール部Cは、環状の
流路191を有するシール材190を備え、さらに、各
種シール部材、つまり、駆動軸166の外周部をシール
するOリング等を備える。
【0026】吐水ヘッド150内には、開閉弁装置50
の流出口85Aから、吐水穴214a〜214cのいず
れか1つにまで湯水を供給するための流路が設けられて
おり、つまり、主流路220から、上記流路191及び
貫通穴192を通じて吐水流入穴212a〜212cの
1つに臨むことになる。
【0027】したがって、操作部185の吐水形態切換
スイッチ186及びモード切換スイッチ187の操作に
より所望の吐水形態を選択すると、その信号が電子制御
回路180に入力される。電子制御回路180は、モー
タ163に駆動信号を出力して、減速歯車機構164を
介して駆動軸166を回転駆動する。これにより回転吐
水体200が回転する。このとき、ポテンショメータ1
68の信号に従いつつ駆動軸166の回転位置が制御さ
れて、吐水形態部210a〜210cの1つの吐水流入
穴212a〜212cが貫通穴192に接続される。例
えば、図2に示す吐水穴214aが吐水窓153に臨む
ことにより、開閉弁装置50から流入した湯水は、ヘッ
ド本体部Dの主流路220、流路191、貫通穴19
2、吐水流入穴212aを経て、吐水穴214aに達
し、整流の吐水形態の吐水が行なわれる。
【0028】上記電子制御回路180は、図6に示すよ
うに、CPU181、ROM182、RAM183及び
入出力インターフェース184等を備え、この入出力イ
ンターフェース184を介して上記スイッチ等の信号を
入力すると共に、駆動回路162介してモータ163
に、駆動回路51を介して開閉弁装置50を制御して、
吐水対象物Tとの距離に応じた吐水形態の切換制御を実
行する。
【0029】この吐水形態の切換処理について、図7及
び図8のフローチャートで説明する。図7において、ま
ず、ステップS200にて初期化処理が実行される。初
期化処理として、自動変更フラグFAUT を1に設定し、
また開閉弁装置50を全閉にする等の処理が実行され
る。ここで、自動変更フラグFAUT は、吐水対象物Tの
距離に応じて吐水形態を自動的に選択するモードを表わ
すフラグである。続くステップS202では、各種スイ
ッチやセンサ等の現在状態が読み込まれ、つまり、吐水
形態切換スイッチ186、モード切換スイッチ187、
ポテンショメータ168、距離センサ295からの信号
が読み込まれる。
【0030】次のステップS210では、自動変更フラ
グFAUT の判定が行なわれる。このステップS210に
て、自動変更フラグFAUT が0であり、ステップS21
2にてモード切換スイッチ187が操作されていないと
判定された場合、またはステップS210にて自動変更
フラグFAUT が1と判定されても、ステップS216に
てモード切換スイッチ187が操作されたと判定された
場合には、ステップS218にて自動変更フラグFAUT
を0に設定した後に、ステップS220へ進む。ステッ
プS220へ進むと、ステップS228までの処理で手
動モードによる吐水形態の切換または止水等が実行され
る。
【0031】次に手動モードの処理について説明する。
まず、ステップS220にて、吐水形態切換スイッチ1
86が操作されていると判定された場合、つまり吐水形
態の切換指令がなされている場合には、ステップS22
2にて開閉弁装置50を閉じた後に、ステップS224
及びステップS226にて、ポテンショメータ168の
検出結果をみながらモータ163を回転させて選択した
吐水形態に変更し、その後ステップ202へ戻る。一
方、ステップS220にて吐水形態切換スイッチ186
の切換がなされていないと判定されると、ステップ22
8へ進み、開閉弁装置50を開いて吐水を開始し、その
後ステップS202へ戻る。
【0032】すなわち、ステップS220からステップ
S228の処理により、吐水形態切換スイッチ186の
操作で吐水形態の切換が指令されると、開閉弁装置50
により吐水ヘッド150側に対する水を一旦止めて、回
転吐水体200に加わる水圧を除去して回転し易くして
から、モータ163により回転吐水体200を所定位置
まで回転し、その後に開閉弁装置50を開いて吐水を開
始する。
【0033】一方、ステップS210にて自動変更フラ
グFAUT が1であり、かつステップS216にてモード
切換スイッチ187が操作されていないと判定された場
合、またはステップS210にて自動変更フラグFAUT
が0と判定されても、ステップS212にてモード切換
スイッチ187が操作されたと判定された場合には、ス
テップS214にて自動変更フラグFAUT を1にセット
した後に、図8に示すステップS240以下へ進み、自
動吐水モードを実行する。
【0034】次に、自動吐水モードの処理について説明
する。まず、ステップS240にて、距離センサ295
の出力Ldが最大値LMAX を超えるか否かの判定が行な
われる。ステップS240にて最大値LMAX を超えると
と判定された場合、つまり、吐水対象物Tがないと判定
された場合には、ステップS242に進み、開閉弁装置
50が閉じていないと判定したときには、ステップ24
4にて開閉弁装置50を閉じてステップS202へ戻
る。
【0035】一方、ステップ240にて、距離センサ2
95の出力が最大値LMAX 以下であると判定されると、
さらにステップS250からステップS254にて距離
センサ295の出力Ldに基づいて吐水対象物Tとの距
離の判定が実行される。すなわち、ステップS250の
判定にて最大距離LMAX と中距離LMID との間の距離
(遠距離範囲)の場合には、ステップS260からステ
ップS264の処理が実行され、中距離LMID と近距離
LMIN との間の距離(中距離範囲)の場合には、ステッ
プS270からステップS274の処理が実行され、さ
らに近距離LMIN以下の距離(近距離範囲)の場合に
は、ステップS280からステップS284の処理が実
行される。
【0036】すなわち、ステップS250の判定による
遠距離範囲の処理では、ポテンショメータ168への検
出信号が泡沫吐水形態となっていない場合には(ステッ
プS260)、開閉弁装置50を閉じた後に(ステップ
S262)、泡沫吐水形態の位置になるようにモータ1
63へ信号を出力し(ステップS264)、泡沫吐水形
態に切り換えられたと判定した後に(ステップS26
0)、開閉弁装置50を開く(ステップS256)。ま
た、ステップS252の判定による中距離範囲の処理で
は、ポテンショメータ168への検出信号が整流吐水形
態となっていない場合には(ステップS270)、開閉
弁装置50を閉じた後に(ステップS272)、整流吐
水形態の位置になるようにモータ163へ信号を出力し
(ステップS274)、整流吐水形態に切り換えられた
後に開閉弁装置50を開く(ステップS256)。さら
に、ステップS254の判定による近距離範囲の処理で
は、ポテンショメータ168への検出信号がシャワー吐
水形態となっていない場合には(ステップS280)、
開閉弁装置50を閉じた後に(ステップS282)、シ
ャワー吐水形態の位置になるようにモータ163へ信号
を出力し(ステップS284)、シャワー吐水形態に切
り換えられた後に開閉弁装置50を開く(ステップS2
56)。
【0037】上記実施例によれば、吐水窓153と吐水
対象物の距離が遠距離の場合には泡沫吐水形態に、中距
離の場合には整流吐水形態に、近距離の場合にはシャワ
ー吐水形態に切り換えられる。したがって、吐水対象物
Tに対して吐水する際に、吐水対象物との距離に合った
吐水形態が自動的に選択されるので、手動による吐水形
態の切換操作が不要になり、優れた使用性を得ることが
できる。
【0038】なお、この発明は上記実施例に限られるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の
態様において実施することが可能であり、例えば次のよ
うな変形も可能である。
【0039】(1) 距離センサとして、光を利用した
センサについて説明したが、これに限らず、吐水ヘッド
の吐水窓と吐水対象物との距離を測定することができる
センサであれば、超音波等を利用したセンサ等の各種の
センサを用いることができる。また、距離センサを設け
る位置は、吐水ヘッドに装着する必要はなく、吐水窓と
吐水対象物との距離を測定できる位置であれば、吐水ヘ
ッドの側方等のいかなる位置であってもよい。
【0040】(2) 吐水形態の変更は、吐水ヘッドと
吐水対象物との距離を測定することにより行っている
が、これに限らず、吐水対象物の形状をパターン認識し
て、吐水形態を変更してもよい。例えば、流し台ユニッ
トにおける吐水ヘッドに用いた場合には、吐水対象物と
して手の形状を認識して泡沫吐水形態としたり、やかん
等の容器の形状を認識してストレート吐水形態に設定す
る等のように、吐水対象物を認識するカメラやパターン
認識手段等からなる手段を設けて、吐水形態を変更する
構成を採用することができる。また、投光をスキャニン
グして対象物の大きさを判定してもよい。
【0041】(3) 上記実施例では、流し台ユニット
用の吐水ヘッドに適用した構成を説明したが、吐水形態
を変更することに好適な吐水ヘッドであれば、浴室用の
シャワーヘッドや、庭への散水用の吐水ヘッド等の各種
の吐水ヘッドに適用することができる。例えば、浴室用
のシャワーヘッドの場合には、吐水窓との人との距離を
測定して、シャワーや泡沫等の吐水形態を切り換えるこ
とができる。
【0042】(4) 吐水ヘッドで切り換える吐水形態
は、上記したような吐水形態に限らず、その用途に応じ
て、各種の吐水形態を適宜選択して用いることができ
る。
【0043】(5) 上記実施例では、吐水対象物との
距離に応じて吐水形態の切換を単独で行なっているが、
吐水形態の切換と同時に、吐水湯水の温度や吐水流量等
を変更する制御を適宜加えてもよく、この場合には、使
用性を一層向上させることができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、発明の吐水装置で
は、吐水形態が異なる吐水形態部を切換駆動する吐水ヘ
ッドを備えており、この吐水ヘッドは、吐水対象物検出
手段の検出結果に基づいて、吐水形態設定手段に予め記
憶した吐水形態に対応した吐水形態の中から選択して、
該選択された吐水形態で吐水する。したがって、吐水対
象物に対して吐水する際に、吐水対象物に適した吐水形
態が自動的に選択されるので、手動による吐水形態の切
換操作が不要になり、優れた使用性を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る吐水装置を取り付けた
流し台を示す外観図。
【図2】同実施例に係る吐水装置の要部を破断した断面
図。
【図3】同実施例に係る吐水装置の開閉弁装置を示す断
面図。
【図4】吐水ヘッドにおける3つの吐水形態部を説明す
る説明図。
【図5】同実施例に係る作用を説明する説明図。
【図6】同実施例に係る電子制御回路等を示す説明図。
【図7】同実施例に係る吐水形態の切換処理を示すフロ
ーチャート。
【図8】同実施例に係る吐水形態の切換処理を示すフロ
ーチャート。
【符号の説明】
10…流し台ユニット 12…洗浄槽 20…吐水装置 30…吐水ヘッド装置 50…開閉弁装置 90…主弁 91…主弁体部 120…パイロット弁機構 150…吐水ヘッド 151…ケース 153…吐水窓 161…駆動機構 163…モータ 164…減速歯車機構 166…駆動軸 168…ポテンショメータ 180…電子制御回路 181…CUP 182…入出力インターフェース 185…操作部 186…吐水形態切換スイッチ 187…モード切換スイッチ 190…シール材 191…流路 192…貫通穴 200…回転吐水体 201…軸体 210a〜210c…吐水形態部 212a〜212c…吐水流入穴 214a〜214c…吐水穴 220…主流路 295…距離センサ 295a…発光部 295b…受光部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水通路から供給される水を複数の吐水
    形態で吐水する吐水ヘッドを備えた吐水装置であって、 吐水の対象となる吐水対象物に対する形態を検出する吐
    水対象物検出手段と、 吐水対象物に対応した吐水形態を予め設定した吐水形態
    設定手段と、 上記吐水対象物検出手段からの検出信号に基づいて、吐
    水対象物を判定し、この判定結果から上記吐水形態設定
    手段に記憶された吐水形態を選択して、該選択された吐
    水形態で吐水するように吐水ヘッドを切換制御する吐水
    形態制御手段と、 を備えたことを特徴とする吐水装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011214363A (ja) * 2010-04-02 2011-10-27 Yamaha Livingtec Corp 水栓
JP2013011570A (ja) * 2011-06-30 2013-01-17 Lixil Corp 検知距離設定装置及びこの検知距離設定装置を備えた自動水栓装置
JP2014118798A (ja) * 2012-12-19 2014-06-30 Panasonic Corp 水栓装置

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JP2013011570A (ja) * 2011-06-30 2013-01-17 Lixil Corp 検知距離設定装置及びこの検知距離設定装置を備えた自動水栓装置
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