JPH06128991A - 吐水装置 - Google Patents

吐水装置

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JPH06128991A
JPH06128991A JP30304392A JP30304392A JPH06128991A JP H06128991 A JPH06128991 A JP H06128991A JP 30304392 A JP30304392 A JP 30304392A JP 30304392 A JP30304392 A JP 30304392A JP H06128991 A JPH06128991 A JP H06128991A
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JP
Japan
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water discharge
water
head
spouting
supported
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Application number
JP30304392A
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English (en)
Inventor
Yasuhide Kimura
安秀 木村
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本吐水ヘッド100は、吐水形態の変更を円
滑かつ多様に行なうことができ、かつ吐水形態を変更す
るためのスイッチの切換操作性に優れている。 【構成】 吐水ヘッド100は、バスタブ側ハンガに支
持すると、吐水窓102からの吐水方向がほぼ鉛直方向
になるが、上面操作部140がケース101側壁であっ
て、上方から操作可能な位置にあるから、上面操作部1
40による操作で吐水形態の切換指令を指令を行なえ
る。一方、吐水ヘッド100をバスタブ側ハンガから外
した状態において、下面操作部130は、上面操作部1
40と反対側の位置に、つまり、吐水窓102と同じ面
に位置するから、吐水を浴びながら、下面操作部130
による操作で吐水形態の切換指令を行なえる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多様な吐水形態で吐水
する吐水ヘッドを備えた吐水装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の吐水装置として、例え
ば、シャワーヘッド、シャワータワーまたは台所水栓等
に、吐水形態を切換えることができるものがある。例え
ば、シャワーヘッドについて述べると、ヘッドの先端前
面に設けた吐水窓より、多様な吐水形態、例えば、スポ
ットをねらったストレート状の刺激的な吐水や、噴霧状
の拡散的な吐水や、棒状の打たせ湯的な吐水や、泡を含
んだ柔かい泡沫状の吐水等の形態等で吐水するととも
に、これらの吐水形態を、適宜変更するものである。
【0003】こうした吐水形態を変更するための機構
は、吐水窓を有するシャワーヘッド内部に、異なる吐水
形態で吐水可能な散水板等を複数枚配設しておき、該散
水板を手動レバーにより切り換えるとともに、該切換選
択された散水板にヘッド内部の湯水通路を接続させる構
成である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近時、手動
レバーにより切り換える技術を発展させたものとして、
吐水ヘッドのケース内に、モータの駆動によって散水板
を切り換えて多様な吐水形態で吐水させる機構を収納
し、これを操作部のボタンによって切換可能な装置が提
案されている。さらに、該吐水ヘッドは、バスタブやバ
スタブへの給湯やシャワー等への使用が可能なように着
脱可能にすることが提案されているが、使用する位置や
態様によって、操作部における操作が行ない難いという
問題があった。
【0005】本発明は、上記従来の技術の課題を達成す
るためになされたものであり、吐水形態の変更を円滑か
つ多様に行なうことができるとともに、多様な使用に対
して操作性に優れた吐水ヘッド装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた請求項1の本発明は、ケースに収納され、給
水通路から供給される水を複数の異なる吐水形態で吐水
する吐水ヘッドを備え、該吐水ヘッドの吐水口から吐水
する吐水装置であって、上記吐水ヘッドは、吐水形態が
異なる吐水形態部を複数有する吐水切換手段と、該吐水
切換手段を電気的に切換駆動して、上記複数の吐水形態
部の1つと上記給水通路とを連通させる駆動手段と、該
駆動手段に対して吐水形態を切換制御する吐水形態制御
手段と、上記吐水形態制御手段に対して、吐水形態を切
換指令するための信号を出力するための操作手段であ
り、上記ケース側壁の異なった面にそれぞれ設けた複数
の操作部を有する操作手段と、を具備することを特徴と
する。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の吐水装置に
おいて、吐水ヘッドを着脱自在に支持する支持手段と、
該支持手段に吐水ヘッドが支持されたときに、該支持手
段に対応した操作部を指令可能状態に指定する操作部指
定手段と、を備えたものである。
【0008】請求項3の発明は、請求項2の吐水装置に
おいて、上記操作部指定手段は、複数の操作部に優先順
位を付けて指令可能状態に指定する手段を備えたもので
ある。
【0009】請求項4の発明は、請求項1又は請求項3
にいずれかに記載の吐水装置において、上記支持手段
は、吐水ヘッドの吐水口からほぼ鉛直方向へ吐水するよ
うに支持可能に設けると共に、上記操作手段は、上記支
持手段への吐水ヘッドの支持状態にて、上方から操作可
能な位置に設けた第1操作部と、第1操作部と反対側の
位置に設けた第2操作部とを備えたものである。
【0010】
【作用】本発明に係る吐水ヘッドは、複数の吐水形態で
吐水する吐水ヘッドを備えている。該吐水ヘッドでは、
操作手段の操作により、吐水形態制御手段を介して駆動
手段が駆動され、該駆動手段により吐水形態部が電気的
に切換駆動されて吐水形態部の吐水形態により吐水され
る。上記操作手段は、ケース側壁の異なった面に設けた
複数の操作部を有しており、吐水口の向きに応じた使い
勝手のよい操作部を選択して操作することができる。
【0011】請求項2の発明では、吐水ヘッドを着脱可
能に支持する支持手段を備えており、該支持手段に吐水
ヘッドを支持すると、操作部指定手段から所定の操作部
が指令可能状態に指定される。
【0012】請求項3の発明では、操作部指定手段は、
複数の操作部に優先順位を付けて指令可能状態にする。
よって、吐水ヘッドを支持手段に支持し又は支持しない
状態において、複数の操作部が適切に選択されることに
なる。
【0013】また、請求項4の発明では、吐水ヘッド
は、支持手段に支持すると、吐水口からの吐水方向がほ
ぼ鉛直方向になるが、操作手段のうち、第1操作部がケ
ース側壁であって、上方から操作可能な位置にあるか
ら、第1操作部による操作で吐水形態の切換指令を指令
を行なえる。一方、吐水ヘッドを支持手段から外した状
態において、第2操作部は、第1操作部と反対側の位置
に、つまり、吐水口と同じ面に位置するから、吐水を浴
びながら、第2操作部の操作による操作で吐水形態の切
換指令を行なえる。したがって、吐水ヘッドは、上記支
持手段に支持又は支持していない状態に応じて、第1又
は第2操作部によって操作可能である。
【0014】
【実施例】以上説明した本発明の構成・作用を一層明ら
かにするために、以下本発明の好適な実施例について説
明する。
【0015】図1は浴室に用いた吐水ヘッドを含む吐水
装置を示す外観図である。図1において、吐水装置1
は、給湯装置(図示省略)に接続されかつ混合湯水を吐
水する吐水調節装置10と、吐水調節装置10からの混
合湯水をシャワーホースHを介して供給されかつ複数の
吐水形態で吐水する吐水ヘッド100とを備えており、
吐水ヘッド100から吐水調節装置10により温度調節
された混合湯水を種々の吐水形態で吐出する。なお、吐
水ヘッド100は、バスタブ側ハンガ300またはシャ
ワー側ハンガ350に着脱自在に保持されるようになっ
ている。
【0016】上記吐水調節装置10は、図2及び図3に
示すように、ケース本体11内に、高温水と低温水との
混合比を調節することにより吐水湯の温度を調節する吐
水温調節部20と、吐水湯の流量を調節する流量調節弁
70とを備えている。
【0017】上記吐水温調節部20は、温度調節用ハン
ドル21の回動により、温度調節用ギヤ25、連結部材
27を介して軸方向へ進退自在に移動する感温材29が
設けられている。感温材29の先端には、弁体30が装
着されており、この弁体30が湯通路41及び水通路4
3にそれぞれ設けられた湯側弁座45及び水側弁座47
に対して着座又は離反する。湯通路41及び水通路43
は、両弁座45、47を通って合流通路49に合流す
る。合流通路49には、上記感温材29が貫通してい
る。感温材29は、合流通路49に流れる混合湯によっ
て伸縮する。したがって、混合湯の温度により感温材2
9が伸張又は収縮することにより、湯側弁座45及び水
側弁座47の開度の割合を変更する。これにより、湯と
水との混合比が変更されて、吐出湯の温度が設定温度に
調節される。
【0018】ここで、感温材29は、温度調節用ハンド
ル21を回動すると、温度調節用ギヤ25の回転により
連結部材27を介して軸方向へ進退して、弁体30の位
置を変更する。これにより、湯側弁座45と水側弁座4
7の初期開度がぞれぞれ変えられて、湯と水の基準混合
比が変更され、混合湯の設定温度の変更を行える。
【0019】一方、流量調節弁70は、乾電池71を電
源とするモータ80の駆動により移動する弁体81を備
えており、この弁体81の進退により、合流通路49に
設けた流量側弁座73に対する開度を変更する。すなわ
ち、モータ80の駆動により、弁体81が流量側弁座7
3に対して進退して、流量が増減調節される。
【0020】吐水調節装置10には、各種のスイッチを
有する操作パネル90が取り付けられている。操作パネ
ル90は、図示しないが、吐水開始または停止をトグル
で選択する吐水開始停止スイッチと、吐水流量を増大さ
せるための流量増大ボタンと、吐水流量を減少させため
の流量減少ボタンとを備えている。よって、吐水停止時
に、吐水開始停止スイッチを押すとモータ80の正転駆
動により弁体81が開いて吐水を許可する状態になり、
一方、吐水時に吐水開始停止スイッチを押すとモータ8
0の逆転により弁体81が閉じて止水する。また、吐水
時に流量増大ボタンを押すと、その押し続けた時間に応
じて吐水流量が増大し、一方、流量減少ボタンを押す
と、その押し続けた時間に応じて吐水流量が減少する。
【0021】上記吐水ヘッド100は、図4に示すよう
に、吐水部Bと、シール部Cと、吐水部Bを駆動する各
種電子機器やモータ等を有するヘッド本体部Dと、シャ
ワーホースHの末端と連結するホース連結部Eとをケー
ス101内に主として収納して構成されている。
【0022】上記ヘッド本体部Dは、機能収納空間S内
に駆動機構111や各種の電子部品を収納している。す
なわち、駆動機構111は、モータ113に減速歯車機
構114を介して駆動軸116を回転駆動するものであ
る。なお、減速歯車機構114の上部には、駆動軸11
6の回転方向位置を検出するポテンショメータ118が
取り付けられている。また、電子部品は、モータ113
等を制御するための電子制御回路120や後述する流路
の混合湯の圧力を検出する圧力センサ122等である。
【0023】また、吐水ヘッド100のケース101の
外周部には、吐水形態を切り換えるための下面操作部1
30及び上面操作部140がそれぞれ設けられている。
上面操作部140は、バスタブ側ハンガ300に吐水ヘ
ッド100を支持したときに、上方から操作可能な位置
に設けられている。一方、下面操作部130は、上記上
面操作部140と反対側であり、吐水窓102と同じ面
に設けられている。下面操作部130には、切換スイッ
チ132及びモード切換スイッチ134が設けられてい
る。切換スイッチ132は、該切換スイッチ132を押
す毎に、吐水形態を順次送ってその変更指令を行なうた
めのボタンであり、モード切換スイッチ134は、吐水
形態をハンガ位置に応じて自動的に切り換えるモードを
選択するためのボタンである。一方、上面操作部140
は、下面操作部140と同じ機能の切換スイッチ142
及びモード切換スイッチ144を備えている。
【0024】すなわち、上面操作部140は、バスタブ
側ハンガ300への吐水ヘッド100の支持状態にて、
上方から操作可能であり、一方、下面操作部130は、
吐水ヘッド100の非支持状態またはシャワー側ハンガ
350への支持状態にて、吐水窓102と同じ面にある
から、吐水を浴びながら操作可能である。
【0025】さらに、吐水ヘッド100は、ケース10
1の内側部に、バスタブ側リードスイッチ136(SW
1 )及びシャワー側リードスイッチ138(SW2 )を
それぞれ周方向に所定角度ずれた位置に備え、さらにそ
の間の外周部に位置決め用突出部104を設けている。
【0026】上記駆動機構111の駆動軸116は、シ
ール部Cのシール材190を貫通して、吐水部Bの回転
吐水体160の軸体162の下端部にネジ止め固定され
ている。回転吐水体160は、周方向に4分割された吐
水形態部170a〜170dを備え、駆動軸116と一
体的に回転する。各吐水形態部170a〜170dは、
その底面に吐水流入穴172a〜172dをそれぞれ備
え、その側面には、図5に示すように、各種吐水形態で
の吐水を実現するための吐水穴174a〜174dを備
える。
【0027】吐水ヘッド100は、4種類の吐水形態で
吐水する。この4種類の吐水形態は、例えば、スプレー
状の吐水、整流の吐水、シャワー孔からの直線水を一点
に集めたスポット状の吐水、シャワー水に気泡を混入し
た泡沫状の吐水、棒状の吐水を浴びせるうたせの吐水、
霧状に吐水するミストの吐水、回転羽根を内蔵したマッ
サージの吐水等の吐水形態から任意の組み合わせで選択
される。なお、本実施例では、4種類の吐水形態とし
て、整流の吐水形態(図5(a))、シャワー吐水形態
(図5(b))、泡沫の吐水形態(図5(c))、棒状
の吐水を浴びせるうたせの吐水形態(図5(d))を採
用した。
【0028】また、シール部Cは、環状の流路191を
有するシール材190の他に、各種シール部材、つまり
駆動軸116の外周部をシールするOリング等を備え
る。
【0029】吐水ヘッド100内には、吐水調節装置1
0から、吐水穴174a〜174dのいずれか1つまで
湯水を供給するための流路が設けられており、つまり、
ホース連結部E内の流路180、ヘッド本体部D内の流
路182、シール部材190内の流路191及び貫通穴
192を通じて吐水流入穴172a〜172dの1つに
臨むことになる。
【0030】また、図1に示す上記吐水ヘッド100
は、上述したように、浴室BRの壁面Wの下部に固定さ
れたバスタブ側ハンガ300、または壁面Wの上部に固
定されたシャワー側ハンガ350で着脱可能に支持され
るように構成されている。
【0031】図6に示すように、バスタブ側ハンガ30
0は、吐水ヘッド100を支持する支持部312を有す
る支持本体310と、壁面Wに取り付けるための取付用
フランジ314とを備えており、上記取付用フランジ3
14にてネジ316で壁面Wに固定されている。上記支
持本体310は、基部側に上記吐水ヘッド100の位置
決め用突出部104を位置決めするための位置決め用凹
所315を有すると共に、その対向する部位に上記シャ
ワーホースHの取り出しを可能とする間隔の開口部32
0を有している。
【0032】また、支持本体310の位置決め用凹所3
15の側部内周には、吐水ヘッド100のバスタブ側リ
ードスイッチ136をオンオフさせるためのバスタブ側
永久磁石322が埋設されている。つまり、バスタブ側
ハンガ300の位置決め用凹所315に、吐水ヘッド1
00の位置決め用突出部104を位置合わせして、バス
タブ側ハンガ300で吐水ヘッド100を支持すると、
バスタブ側永久磁石322は、その磁力によりバスタブ
側リードスイッチ136をオンさせるように配置されて
いる。
【0033】一方、図7に示すように、シャワー側ハン
ガ350は、バスタブ側ハンガ300とほぼ同一の構成
であるが、吐水ヘッド100のシャワー側リードスイッ
チ138と対向する位置にシャワー側永久磁石372を
備えている点が異なる。つまり、シャワー側ハンガ35
0は、吐水ヘッド100を支持したときに、シャワー側
リードスイッチ138をオンさせる位置にシャワー側永
久磁石372を備えている。
【0034】上記吐水ヘッド100の電子制御回路12
0は、図8に示すように、周知のCPU402、ROM
404、RAM406、バックアップRAM408を中
心に論理演算回路として構成され、これらとコモンバス
410を介して相互に接続された入出力インターフェー
ス412により外部との入出力を行なう。すなわち、電
子制御回路120は、吐水ヘッド100のハンガ30
0,350による支持位置や上面操作部140及び下面
操作部130のスイッチ操作に応じて、ROM404に
記憶された吐水形態切換処理プログラムにより、所望の
吐水形態で吐水するように、駆動回路51を介して流量
調節弁70を開閉制御すると共に、駆動回路112を介
してモータ113等を駆動制御する。
【0035】すなわち、電子制御回路120の指令によ
りモータ113が駆動され、減速歯車機構114を介し
て駆動軸116が回転駆動されると、回転吐水体160
が回転する。このとき、ポテンショメータ118の信号
に従いつつ駆動軸116の回転位置が制御されて、吐水
形態部170a〜170dにおける吐水流入穴172a
〜172dの1つが貫通穴192に接続される。例え
ば、図4に示す吐水穴174aが吐水窓102に臨むこ
とにより、吐水調節装置10から流出した湯水は、ホー
ス連結部E内の流路180、ヘッド本体部Dの流路18
2、流路191、貫通穴192、吐水流入穴172aを
経て、吐水穴174aに達し、整流の吐水形態の吐水が
行なわれる。
【0036】この吐水形態の切換処理について、図9及
び図10のフローチャートで説明する。図9において、
まず、ステップS200にて初期化処理が実行される。
初期化処理として、自動変更フラグFAUT を1に設定
し、また、吐水調節装置10における流量調節弁70を
全閉にする等の処理が実行される。ここで、自動変更フ
ラグFAUT は、ハンガ位置に応じて吐水形態を自動的に
選択するモードを表わすフラグである。続くステップS
202では、各種スイッチやセンサ等の現在状態が読み
込まれ、つまり、切換スイッチ132、モード切換スイ
ッチ134、バスタブ側リードスイッチ136、シャワ
ー側リードスイッチ137等からの信号が読み込まれ
る。
【0037】次のステップS210では、自動変更フラ
グFAUT の判定が行なわれる。このステップS210に
て、自動変更フラグFAUT が0であり、ステップS21
2にてモード切換スイッチ134が操作されていないと
判定された場合、またはステップS210にて自動変更
フラグFAUT が1と判定されても、ステップS216に
てモード切換スイッチ134が操作された場合には、ス
テップS218にて自動変更フラグFAUT を0に設定し
た後に、ステップS220へ進む。ステップS220へ
進むと、ステップS226までの処理により手動モード
による吐水形態の切換または止水等が実行される。
【0038】次に、手動モードの処理について説明す
る。まず、ステップS220にて、切換スイッチ132
が操作されていると判定された場合、つまり吐水形態の
切換指令がなされている場合には、ステップS222に
て流量調節弁70を閉じた後に、ステップS224及び
ステップS226にて、ポテンショメータ118の検出
結果をみながらモータ113を回転させて選択した吐水
形態に変更し、その後ステップ202へ戻る。一方、ス
テップS220にて切換スイッチ132の切換指令がな
されていないと判定されると、ステップ228へ進み、
流量調節弁70を開いて吐水を開始し、その後ステップ
S202へ戻る。
【0039】すなわち、ステップS220からステップ
S226の処理により、切換スイッチ132の操作で吐
水形態の切換が指令されると、流量調節弁70により吐
水ヘッド150側への水を止めて、回転吐水体160に
加わる水圧を除去して回転し易くしてから、モータ11
3により回転吐水体160を所定位置まで回転し、その
後に流量調節弁70を開いて吐水を開始する。
【0040】一方、ステップS210にて自動変更フラ
グFAUT が1であり、かつステップS216にてモード
切換スイッチ134が操作されていないと判定された場
合、及びステップS210にて自動変更フラグFAUT が
0と判定されても、ステップS212にてモード切換ス
イッチ134が操作されたと判定された場合には、ステ
ップS214にて自動変更フラグFAUT を1にセットし
た後に、図10に示すステップS240以下へ進み、自
動吐水モードを実行する。
【0041】次に、自動吐水モードの処理について説明
する。まず、ステップS240にて、バスタブ側リード
スイッチ136の出力SW1 がオンであるか否かの判定
が行なわれる。ステップS240にてオンであると判定
され、つまり、吐水ヘッド100がバスタブ側ハンガ3
00側に支持されていると判定された場合には、ステッ
プS242に進み、現在の吐水形態が整流か否かの判定
が実行される。このステップS242にて、整流吐水形
態となっていない場合には、ステップS244へ進み流
量調節弁70を閉じた後に、整流吐水形態の位置になる
ようにモータ113へ信号を出力し(ステップS24
6)、整流吐水形態に切り換えられたと判定した後に
(ステップS242)、流量調節弁70を開く(ステッ
プS248)。
【0042】一方、ステップS240にて、バスタブ側
リードスイッチ136の出力SW1がオンでないと判定
された場合には、ステップS250へ進み、シャワー側
リードスイッチ138の出力SW2 がオンであるか否か
の判定が実行される。このステップS250にて、オン
であると判定され、つまり、吐水ヘッド100がシャワ
ー側ハンガ350に支持されていると判定された場合に
は、ステップS252に進み、現在の吐水形態がシャワ
ーか否かの判定が実行される。このステップS252に
て、シャワー吐水形態となっていない場合には、ステッ
プS254へ進み流量調節弁70を閉じた後に、シャワ
ー吐水形態の位置になるようにモータ113へ信号を出
力し(ステップS256)、シャワー吐水形態に切り換
えられたと判定した後に(ステップS252)、流量調
節弁70を開く(ステップS248)。
【0043】上記実施例において、吐水ヘッド100を
バスタブ側ハンガ300またはシャワー側ハンガ350
のいずれかに支持したときに、該支持されたハンガが検
出されて、この検出結果に基づいて、バスタブ側ハンガ
300の場合には、整流吐水形態が選択され、一方、シ
ャワー側ハンガ350の場合には、シャワー吐水形態が
選択される。したがって、吐水ヘッド100が上記ハン
ガに支持されているときに、最も使用頻度の高い吐水形
態が自動的に選択され、面倒な吐水形態の切換操作が不
要になり、操作性が向上する。
【0044】また、この吐水ヘッド100は、シャワー
側ハンガ350への支持状態または非支持状態では、吐
水を浴びながら下面操作部130を視認して吐水形態を
切り換えることができると共に、バスタブ側ハンガ30
0への支持状態でも、上面操作部140により上方から
視認しながら操作可能である。すなわち、バスタブBT
周辺の低い位置にあるバスタブ側ハンガ300に吐水ヘ
ッド100を支持したときにも、上面操作部140を見
て操作することができるから、操作が容易で使い勝手が
よい。
【0045】なお、上記実施例では、吐水ヘッドに設け
た上面操作部140と下面操作部130に、同じ機能の
スイッチを設けたが、これに限らず、その操作部に適し
た異なった操作スイッチ等を設けてもよい。例えば、上
面操作部140には、バスタブBTを満水にする所定量
だけ吐水するためのお湯張りボタンを設けたり、下面操
作部130には、シャワー吐水に適した吐水形態だけを
選択する切換スイッチを設けたりする等、各種の操作ボ
タンを設けてよい。
【0046】また、上記実施例では、操作部を上下面に
2カ所設けた吐水ヘッドを説明したが、これに限らず、
吐水口の90゜異なった両側面に設けてもよく、またそ
の操作部の数は2カ所に限定されず、また、その位置
は、吐水ヘッドの軸方向の位置をずらして設置してもよ
い。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明の吐水装置に
よれば、吐水形態が異なる吐水形態部を電気的駆動手段
により切換駆動する吐水ヘッドを備えており、この吐水
ヘッドにより、優れた操作性でもって吐水形態の変更を
容易かつ円滑に行なうことができる。
【0048】また、請求項2の発明では、吐水ヘッドを
着脱可能に支持する支持手段を備えており、該支持手段
に吐水ヘッドを支持すると、操作部指定手段から所定の
操作部が指令可能状態に指定される。よって、使用性の
よい操作部を選択して操作することができる。
【0049】請求項3の発明では、操作部指定手段は、
複数の操作部に優先順位を付けて指令可能状態にする。
よって、吐水ヘッドを支持手段に支持し又は支持しない
状態において、複数の操作部が適切に選択されることに
なる。
【0050】また、請求項4の発明では、吐水ヘッド
は、支持手段に支持すると、吐水口からの吐水方向がほ
ぼ鉛直方向になるが、操作手段のうち、第1操作部がケ
ース側壁であって、上方から操作可能な位置にあるか
ら、第1操作部による操作で吐水形態の切換指令を指令
を行なえる。一方、吐水ヘッドを支持手段から外した状
態において、第2操作部は、第1操作部と反対側の位置
に、つまり、吐水口と同じ面に位置するから、吐水を浴
びながら、第2操作部の操作による操作で吐水形態の切
換指令を行なえる。したがって、吐水ヘッドは、上記支
持手段に支持又は支持していない状態に応じて、視認し
た状態にて第1又は第2操作部によって操作可能できる
から使い勝手がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る吐水装置を取り付けた
浴室を示す外観図。
【図2】同実施例に係る吐水調節装置を示す断面図。
【図3】同実施例に係る吐水調節装置を示す断面図。
【図4】同実施例に係る吐水ヘッドを示す断面図。
【図5】吐水ヘッドによる4つの吐水形態部を説明する
説明図。
【図6】バスタブ側ハンガを示す断面図。
【図7】シャワー側ハンガを示す断面図。
【図8】電子制御回路及び周辺装置を示す構成図。
【図9】同実施例に係る吐水形態の切換処理を示すフロ
ーチャート。
【図10】同実施例に係る吐水形態の切換処理を示すフ
ローチャート。
【符号の説明】
1…吐水装置 10…吐水調節装置 20…吐水温調節部 70…流量調節弁 90…操作パネル 100…吐水ヘッド 113…モータ 120…電子制御回路 130…下面操作部 132…切換スイッチ 134…モード切換スイッチ 136…バスタブ側リードスイッチ 138…シャワー側リードスイッチ 140…上面操作部 142…切換スイッチ 144…モード切換スイッチ 160…回転吐水体 300…バスタブ側ハンガ 322…バスタブ側永久磁石 350…シャワー側ハンガ 372…シャワー側永久磁石 B…吐水部 BR…浴室 BT…バスタブ C…シール部 D…ヘッド本体部 E…ホース連結部 H…シャワーホース

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースに収納され、給水通路から供給さ
    れる水を複数の異なる吐水形態で吐水する吐水ヘッドを
    備え、該吐水ヘッドの吐水口から吐水する吐水装置であ
    って、 上記吐水ヘッドは、 吐水形態が異なる吐水形態部を複数有する吐水切換手段
    と、 該吐水切換手段を電気的に切換駆動して、上記複数の吐
    水形態部の1つと上記給水通路とを連通させる駆動手段
    と、 該駆動手段に対して吐水形態を切換制御する吐水形態制
    御手段と、 上記吐水形態制御手段に対して、吐水形態を切換指令す
    るための信号を出力するための操作手段であり、上記ケ
    ース側壁の異なった面にそれぞれ設けた複数の操作部を
    有する操作手段と、 を具備することを特徴とする吐水装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の吐水装置において、 吐水ヘッドを着脱自在に支持する支持手段と、 該支持手段に吐水ヘッドが支持されたときに、該支持手
    段に対応した操作部を指令可能状態に指定する操作部指
    定手段と、 を備えた吐水装置。
  3. 【請求項3】 請求項2の吐水装置において、 上記操作部指定手段は、複数の操作部に優先順位を付け
    て指令可能状態に指定する手段を備えた吐水装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項3にいずれかに記載
    の吐水装置において、 上記支持手段は、吐水ヘッドの吐水口からほぼ鉛直方向
    へ吐水するように支持可能に設けると共に、 上記操作手段は、上記支持手段への吐水ヘッドの支持状
    態にて、上方から操作可能な位置に設けた第1操作部
    と、第1操作部と反対側の位置に設けた第2操作部とを
    備える吐水装置。
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