JPH06116617A - 溶鋼処理槽へMgO耐火物を使用する方法 - Google Patents
溶鋼処理槽へMgO耐火物を使用する方法Info
- Publication number
- JPH06116617A JPH06116617A JP26740792A JP26740792A JPH06116617A JP H06116617 A JPH06116617 A JP H06116617A JP 26740792 A JP26740792 A JP 26740792A JP 26740792 A JP26740792 A JP 26740792A JP H06116617 A JPH06116617 A JP H06116617A
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- refractory
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/20—Recycling
Landscapes
- Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
- Carbon Steel Or Casting Steel Manufacturing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目 的】 転炉に内張りされるMgOレンガを解体し
たときに生ずるレンガ屑を、MgOを主成分とする耐火
物を内張りした転炉にスラグ中のMgO調整として従来
添加されていたドロマイトや軽焼ドロマイトの代替物と
して用い、レンガ屑を有効利用する。 【構 成】 解体時に生ずるMgOレンガ屑を20mm以
下の粒径に粉砕してドロマイトや軽焼ドロマイトの代替
物としてMgOを主成分とする耐火物を内張りした転炉
に投入する。
たときに生ずるレンガ屑を、MgOを主成分とする耐火
物を内張りした転炉にスラグ中のMgO調整として従来
添加されていたドロマイトや軽焼ドロマイトの代替物と
して用い、レンガ屑を有効利用する。 【構 成】 解体時に生ずるMgOレンガ屑を20mm以
下の粒径に粉砕してドロマイトや軽焼ドロマイトの代替
物としてMgOを主成分とする耐火物を内張りした転炉
に投入する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は転炉や取鍋などの溶鋼処
理槽の操業方法に関し、ことに溶鋼処理槽に内張りされ
る耐火物の損耗防止対策として行われ、スラグ中のMg
O量を調整するために溶鋼処理槽へMgO耐火物を使用
する方法に関する。
理槽の操業方法に関し、ことに溶鋼処理槽に内張りされ
る耐火物の損耗防止対策として行われ、スラグ中のMg
O量を調整するために溶鋼処理槽へMgO耐火物を使用
する方法に関する。
【0002】
【従来技術】転炉や取鍋などの溶鋼処理槽に内張りされ
る耐火物として用いられるものに、マグネシアMgOを
組成とするMgOレンガがある。MgOレンガが損耗す
る要因の一つに、スラグことに吹練中のスラグとの反応
によるマグネシアMgOの溶出があり、これを防止する
ため従来は、副原料としてMgO、CaOよりなるドロ
マイトや軽焼ドロマイトを投入し、スラグ中のMgOを
飽和状態にしていた。
る耐火物として用いられるものに、マグネシアMgOを
組成とするMgOレンガがある。MgOレンガが損耗す
る要因の一つに、スラグことに吹練中のスラグとの反応
によるマグネシアMgOの溶出があり、これを防止する
ため従来は、副原料としてMgO、CaOよりなるドロ
マイトや軽焼ドロマイトを投入し、スラグ中のMgOを
飽和状態にしていた。
【0003】一方、溶鋼処理槽の内張り耐火物は、損耗
が激しくなると、使用止めとなって解体され、解体後、
処理槽には新たな耐火物が築炉されているが、解体され
た耐火物は利用方法がなく、その処理に困っている実状
にある。
が激しくなると、使用止めとなって解体され、解体後、
処理槽には新たな耐火物が築炉されているが、解体され
た耐火物は利用方法がなく、その処理に困っている実状
にある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、マグネシア
MgOを含む内張り耐火物を解体したときに生ずる屑を
ドロマイトないし軽焼ドロマイトの代替物として有効利
用しようとするものである。
MgOを含む内張り耐火物を解体したときに生ずる屑を
ドロマイトないし軽焼ドロマイトの代替物として有効利
用しようとするものである。
【0005】
【課題の解決手段】すなわち本発明は、溶鋼製錬炉もし
くは溶鋼を受ける容器に内張りされ、MgOを組成とす
る耐火物を解体したときに生ずる屑をジョークラッシャ
ー等の粉砕機にて20mm以下の粒径に粉砕し、MgOを
主成分とした耐火物を内張りした溶鋼製錬炉もしくは溶
鋼を受ける容器にドロマイトないし軽焼ドロマイトの代
替物として投入することを特徴とするものである。
くは溶鋼を受ける容器に内張りされ、MgOを組成とす
る耐火物を解体したときに生ずる屑をジョークラッシャ
ー等の粉砕機にて20mm以下の粒径に粉砕し、MgOを
主成分とした耐火物を内張りした溶鋼製錬炉もしくは溶
鋼を受ける容器にドロマイトないし軽焼ドロマイトの代
替物として投入することを特徴とするものである。
【0006】MgOを含む耐火物としては、MgOレン
ガが一般に知られるが、マグネシアMgOを含む不定形
耐火物を用いることもできる。
ガが一般に知られるが、マグネシアMgOを含む不定形
耐火物を用いることもできる。
【0007】
【作用】耐火物の解体屑中に含まれるMgOによりスラ
グ中のマグネシアMgOが増加し、MgOが飽和状態に
されることにより内張り耐火物のマグネシアMgOの溶
出が防止される。
グ中のマグネシアMgOが増加し、MgOが飽和状態に
されることにより内張り耐火物のマグネシアMgOの溶
出が防止される。
【0008】
【実施例】転炉に内張りされるMgOレンガを解体した
ときに生ずるレンガ屑をジョークラッシャーにて20mm
以下の粒径に粉砕し、転炉に投入した。投入時期は吹錬
開始前若しくは吹錬初期に投入するのが望ましく、ここ
では吹錬開始後2分以内に投入した。図1において、×
印は20mm以下に粉砕したレンガ屑を投入したときのス
ラグ中のMgO(重量%)を示すものであり、・印は軽
焼ドロマイトを投入したときのMgO(重量%)を示す
もので、同図から明らかなように、MgOレンガ屑を粒
径20mm以下に粉砕して投入した場合、軽焼ドロマイト
を投入したときと同様、スラグ中のMgO増加が認めら
れた。
ときに生ずるレンガ屑をジョークラッシャーにて20mm
以下の粒径に粉砕し、転炉に投入した。投入時期は吹錬
開始前若しくは吹錬初期に投入するのが望ましく、ここ
では吹錬開始後2分以内に投入した。図1において、×
印は20mm以下に粉砕したレンガ屑を投入したときのス
ラグ中のMgO(重量%)を示すものであり、・印は軽
焼ドロマイトを投入したときのMgO(重量%)を示す
もので、同図から明らかなように、MgOレンガ屑を粒
径20mm以下に粉砕して投入した場合、軽焼ドロマイト
を投入したときと同様、スラグ中のMgO増加が認めら
れた。
【0009】
【比較例】レンガ屑を30mm以下の粒径に粉砕して転炉
に同様にして投入したところ、図2に示すように軽焼ド
ロマイトを投入したときと比べ、スラグ中のMgO増加
は十分に認められなかった。図中、×印はレンガ屑、・
印は軽焼ドロマイトを投入したときのMgO(重量%)
を示す。
に同様にして投入したところ、図2に示すように軽焼ド
ロマイトを投入したときと比べ、スラグ中のMgO増加
は十分に認められなかった。図中、×印はレンガ屑、・
印は軽焼ドロマイトを投入したときのMgO(重量%)
を示す。
【0010】
【発明の効果】本発明は以上のように、溶鋼製錬炉若し
くは溶鋼を受ける容器に内張りされたMgOを組成とす
る耐火物を解体したときに生ずる屑を20mm以下の粒径
に粉砕してMgOを主成分とする耐火物を内張りした溶
鋼製錬炉若しくは溶鋼を受ける容器にドロマイトないし
軽焼ドロマイトの代替物として投入するようにしたもの
で、ドロマイトないし軽焼ドロマイトを投入したときと
同様、スラグ中のMgOを調整することができるように
なり、耐火物の解体屑がリサイクルされ、有効利用が可
能となる。
くは溶鋼を受ける容器に内張りされたMgOを組成とす
る耐火物を解体したときに生ずる屑を20mm以下の粒径
に粉砕してMgOを主成分とする耐火物を内張りした溶
鋼製錬炉若しくは溶鋼を受ける容器にドロマイトないし
軽焼ドロマイトの代替物として投入するようにしたもの
で、ドロマイトないし軽焼ドロマイトを投入したときと
同様、スラグ中のMgOを調整することができるように
なり、耐火物の解体屑がリサイクルされ、有効利用が可
能となる。
【図1】 MgOレンガ屑を20mm以下の粒径に粉砕し
て転炉に投入したときのスラグ中のMgOを示す図。
て転炉に投入したときのスラグ中のMgOを示す図。
【図2】 MgOレンガ屑を30mm以下の粒径に粉砕し
て転炉に投入したときのスラグ中のMgOを示す図。
て転炉に投入したときのスラグ中のMgOを示す図。
Claims (1)
- 【請求項1】 溶鋼製錬炉もしくは溶鋼を受ける容器に
内張りされ、MgOを組成とする耐火物を解体したとき
に生ずる屑を粉砕機にて20mm以下の粒径に粉砕し、M
gOを主成分とした耐火物を内張りした溶鋼製錬炉もし
くは溶鋼を受ける容器にドロマイトないし軽焼ドロマイ
トの代替物として投入することを特徴とする溶鋼処理層
へMgO耐火物を使用する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26740792A JPH06116617A (ja) | 1992-10-06 | 1992-10-06 | 溶鋼処理槽へMgO耐火物を使用する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26740792A JPH06116617A (ja) | 1992-10-06 | 1992-10-06 | 溶鋼処理槽へMgO耐火物を使用する方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06116617A true JPH06116617A (ja) | 1994-04-26 |
Family
ID=17444419
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26740792A Withdrawn JPH06116617A (ja) | 1992-10-06 | 1992-10-06 | 溶鋼処理槽へMgO耐火物を使用する方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06116617A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006103115A2 (en) * | 2005-04-01 | 2006-10-05 | Techint Compagnia Tecnica Internazionale | Method and apparatus for the recovery of refractory debris materials and ladle slags as process slags in iron metallurgy production in eafs, and the related metering to the furnace for the formation of the process slag |
JP2013082953A (ja) * | 2011-10-06 | 2013-05-09 | Nippon Steel & Sumitomo Metal Corp | 転炉耐火物の寿命延長方法 |
CN107841594A (zh) * | 2017-10-12 | 2018-03-27 | 河钢股份有限公司承德分公司 | 一种降低钢包包衬侵蚀的精炼方法 |
-
1992
- 1992-10-06 JP JP26740792A patent/JPH06116617A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006103115A2 (en) * | 2005-04-01 | 2006-10-05 | Techint Compagnia Tecnica Internazionale | Method and apparatus for the recovery of refractory debris materials and ladle slags as process slags in iron metallurgy production in eafs, and the related metering to the furnace for the formation of the process slag |
WO2006103115A3 (en) * | 2005-04-01 | 2007-01-18 | Techint Spa | Method and apparatus for the recovery of refractory debris materials and ladle slags as process slags in iron metallurgy production in eafs, and the related metering to the furnace for the formation of the process slag |
US7942949B2 (en) | 2005-04-01 | 2011-05-17 | Techint Compagnia Tecnica Internazionale S.P.A. | Method and apparatus for the recovery of refractory debris materials and ladle slags as process slags in iron metallurgy production in EAFs, and the related metering to the furnace for the formation of the process slag |
JP2013082953A (ja) * | 2011-10-06 | 2013-05-09 | Nippon Steel & Sumitomo Metal Corp | 転炉耐火物の寿命延長方法 |
CN107841594A (zh) * | 2017-10-12 | 2018-03-27 | 河钢股份有限公司承德分公司 | 一种降低钢包包衬侵蚀的精炼方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000104 |