JPH0611657U - 包丁殺菌装置 - Google Patents

包丁殺菌装置

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JPH0611657U
JPH0611657U JP5411192U JP5411192U JPH0611657U JP H0611657 U JPH0611657 U JP H0611657U JP 5411192 U JP5411192 U JP 5411192U JP 5411192 U JP5411192 U JP 5411192U JP H0611657 U JPH0611657 U JP H0611657U
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JP
Japan
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kitchen knife
kitchen
box
knife
timer
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Pending
Application number
JP5411192U
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English (en)
Inventor
一元 福王寺
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DAI-ICHI DENTSU LTD.
Original Assignee
DAI-ICHI DENTSU LTD.
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 厨房内の少ないスペース等を利用して設備で
きる殺菌効果の高い包丁殺菌装置を得る。 【構成】 包丁を挿入する包丁置台6を備え、蓋体2を
開閉自在に設けた包丁箱Aの中に、タイマーの作動によ
って一定時間だけ点灯する殺菌灯を設ける。この包丁箱
Aを調理設備Bにある扉14の裏側に装置するとともに、
タイマーを作動させるための点灯スイッチ16が設けられ
ており、扉14を閉じると点灯スイッチ16の作用でタイマ
ーが作動し、殺菌灯が点灯され、包丁の殺菌が行われ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、扉を有する調理設備に組入型とした包丁の殺菌装置に関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
包丁や爼板等の調理器具に付着する細菌数は、調理器具を使用する環境により 異なるが、一般的には1cm2当り約10万個といわれている。また、それら細菌の増 殖率は極めて高く、それが発生する食中毒の大きな原因となっている。
【0003】 従来、調理器具の除菌、殺菌は、水や温湯等による洗浄で行われているのが通 常であるが、それでは付着した細菌の約1000分の1程度を除菌できるにすぎない のが実状である。また、日光消毒による方法もあるが、それには長時間を要する ため実用には難がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
そのため、近頃では紫外線の殺菌効果を利用した調理器具の殺菌装置が種々提 案されている。しかし、それらの殺菌装置は大がかりなものが多く、小規模の調 理場や一般家庭での使用には不向きとなっている。
【0005】 本考案は、かかる状況にかんがみなされたもので、一般家庭等で使用されてい る調理台等の扉の裏側に組込型として設置でき、特別のスペースを要さず、しか も取扱いが簡便であり、紫外線の照射による人体への弊害の防げる、殺菌効果の 良好な包丁の殺菌装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本考案の構成について、実施例に対応する図面を 参照して説明すると、本考案は、上面部に包丁5の差込長孔7,7を有する包丁 置台6を設けた、前面が開放された箱本体1に、開閉自在とした蓋体2を取付け るとともに、箱本体1内に、殺菌灯10, 10と、この殺菌灯を一定時間点灯するタ イマー12と点灯回路11を設けた包丁箱Aを形成し、この包丁箱Aを厨房関係設備 品Bの扉類14の裏側に装着するとともに、上記扉類14の開閉により、殺菌灯10の 電源回路を開閉する点灯スイッチ16を設けたことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】
本考案の装置は、図1に示すように、扉14の裏側に包丁箱Aを装着し、常時は 蓋体2を閉じて錠止した状態で使用する。使用後の包丁5は包丁置台6の差込長 孔7から刃部を挿入して収められる。包丁箱Aを装着した扉14を閉じれば点灯ス イッチ16が押されて電源が入り、タイマー12が作動するとともに点灯回路11が閉 じて殺菌灯10,10が点灯し、包丁5に紫外線が照射され、包丁5に付着した細菌 の殺菌が行われることになる。一定時間後タイマー12が停止すれば点灯回路11へ の電源が切られて殺菌灯は消灯する。包丁5は複数本並んで収められるが、包丁 箱A内には反射膜13が被着されているので、紫外線は乱反射によって各包丁5に 照射され、殺菌が効果的に行えることになる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面を参照して説明する。本考案は、包丁の収 納と殺菌とを行う包丁箱Aと、この包丁箱A内に設けた殺菌灯を点滅させるスイ ッチ機構とを備えている。
【0009】 包丁箱Aは図2、図3に示すように、前面が開放された箱本体1に、その開放 された前面を開閉自在とする蓋体2を蝶番等のヒンジ金具3,3により取付ける とともに、蓋体2を閉じた状態で固定する掛止錠4が設けられている。そして、 箱本体1の上面部には、包丁5の刃部を挿入する差込長孔7,7を設けた包丁置 台6が設けられ、また、箱本体1内の両側部には、紫外線による殺菌灯8,8が ソケット9,9を介して装着されているとともに、殺菌灯8,8の防護網10,10 が設けられている。さらに、箱本体1内の底部には殺菌灯8,8と接続した点灯 回路11及び、これと接続して、殺菌灯を一定時間のみ点灯させるためのタイマー 12が収容されている。そして、箱本体1及び蓋体2の内面には、アルミ箔やアル ミ蒸着による反射膜13が被着されている。
【0010】 上記の包丁箱Aは、例えば図1に示すような調理台等厨房関係設備品Bの扉類 14の裏側に取付けられる。また、設備品Bの扉類14と対向した部分には、上記タ イマー12を介して点灯回路11と接続された電源コード15に介装の点灯スイッチ16 が取付けられており、扉類14の開閉によって作動し、扉類14が開かれたときには 電源が切られ、扉類14が閉じられたときには電源が入り、タイマー12が作動して その定められた作動時間内だけ点灯回路11が閉じられて殺菌灯8,8が点灯する ようになっている。
【0011】 なお、上記の点灯スイッチ16は扉類14と対向した部分への取付けに限定される ものではなく、扉類14や包丁箱Aに取付けるようにしてもよい。この場合は扉類 14の開閉に応じて点灯スイッチ16を作動する部材を適宜設けてやればよい。
【0012】 本考案の包丁箱を用いて包丁に付着した細菌に対する殺菌効果試験を、財団法 人日本食品分析センターに依頼して行った。その試験の概要は次のとおりである 。(試験成績書発行日:平成4年5月1日,試験成績書発行番号:第45040662− 2号) 包丁箱 巾25cm×高さ33cm×深さ6cm 殺菌灯 紫外線灯(波長253.7nm ,6w)2本 包丁 牛刃2本,三徳2本 試験方法 大腸菌又は黄色ブドウ球菌の菌液を塗布した上記4本の包丁を包丁 箱内に挿入し、紫外線を30分間照射した後、ふき取り法により包丁の 生菌数を測定した。 菌数測定 標準寒天培地を使用した混釈平板培養法(35℃,48時間培養) によ り測定した。 試験結果 次表のとおりである。
【0013】 包丁に塗抹した試験菌の生菌数測定結果 ──────────────────────────────────── 理 論 生 菌 数*2 試 験 菌 包丁*1 ──────────── 塗抹菌数 試験区*3 対照区*4 ──────────────────────────────────── 牛刀−1 <10*5 8.2×106 大 腸 菌 三徳−1 9.4×106 <10 8.9×106 三徳−2 <10 9.7×106 牛刀−2 <10 8.0×106 ──────────────────────────────────── 牛刀−1 <10 3.9×106 黄色ブドウ球菌 三徳−1 3.6×106 <10 2.1×106 三徳−2 <10 2.6×106 牛刀−2 <10 2.8×106 ──────────────────────────────────── *1 装着正面の向かって右側から牛刀−1,三徳−1,三徳−2,牛刀−2 の順とした。 *2 包丁の片面中央部約3×3cmについて測定した。 *3 検体に包丁を設置し、30分間作動させた。 *4 検体に包丁を設置し、未作動のまま30分間保持した。 *5 本試験で用いた菌数測定法の測定限界によるもので菌が検出されなかっ たことを意味する。
【0013】 財団法人日本食品分析センターの試験結果によれば、紫外線灯(殺菌灯)の30 分間照射により、包丁に付着した大腸菌及び黄色ブドウ球菌の殆どが死滅するこ とが確認され、実用上有効であることが確認された。なお、上記対照区のものは 、紫外線の照射を行わないものである。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、包丁箱に包丁を収納した状態で他に特 別の装置を要することなく、包丁を使用しない間に手数をかけずに殺菌ができる 。また、殺菌灯は蓋で閉じられた箱内で点灯するため、紫外線が外に漏れること がなく、しかも、包丁を使用するために扉を開いたときには殺菌灯は消灯し、扉 を閉じた後もタイマーによって殺菌に必要な一定時間のみ点灯するようになって いるので、紫外線による人体への弊害を防げるとともに、電力の消費も少なくて すむことになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す概略斜視図である。
【図2】同包丁箱の蓋体を開いた状態の斜視図である。
【図3】同箱本体の一部切裁正面図である。
【符号の説明】
A 包丁箱 B 厨房関係設備品(調理台) 1 箱本体 2 蓋体 5 包丁 6 包丁置台 7 差込長孔 8 殺菌灯 10 防護網 11 点灯回路 12 タイマー 13 反射膜 14 扉類 15 電源コード 16 点灯スイッチ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上面部に包丁の差込長孔を有する包丁置台を設けた、前
    面が開放された箱本体に、開閉自在とした蓋体を取付け
    るとともに、箱本体内に、殺菌灯と、この殺菌灯を一定
    時間点灯するタイマーと点灯回路を設けた包丁箱を形成
    し、この包丁箱を厨房関係設備品の扉類の裏側に装着す
    るとともに、上記扉類の開閉により、殺菌灯の電源回路
    を開閉する点灯スイッチを設けたことを特徴とする、包
    丁殺菌装置。
JP5411192U 1992-07-09 1992-07-09 包丁殺菌装置 Pending JPH0611657U (ja)

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JP5411192U JPH0611657U (ja) 1992-07-09 1992-07-09 包丁殺菌装置

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JP5411192U JPH0611657U (ja) 1992-07-09 1992-07-09 包丁殺菌装置

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JPH0611657U true JPH0611657U (ja) 1994-02-15

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ID=12961488

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