JPH0611643A - 自動焦点カメラ用レンズ鏡筒 - Google Patents
自動焦点カメラ用レンズ鏡筒Info
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- JPH0611643A JPH0611643A JP12714692A JP12714692A JPH0611643A JP H0611643 A JPH0611643 A JP H0611643A JP 12714692 A JP12714692 A JP 12714692A JP 12714692 A JP12714692 A JP 12714692A JP H0611643 A JPH0611643 A JP H0611643A
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- JP
- Japan
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- ring
- clutch
- switching
- gear
- focus
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 MFとAFの切換をレンズ側で行なうことが
でき、しかも同一のAF−MF切換環により、AFとM
Fの切換、およびMF時のフォーカシングを行なうこと
ができる使い勝手のよいレンズ鏡筒を得ること。 【構成】 光軸方向のAF位置とMF位置とへの手動直
進移動操作および回動操作が可能なAF−MF切換環、
回動に伴いフォーカスレンズ群を光軸方向に移動させる
フォーカス環、このフォーカス環と常時連動して回動す
るフォーカス環連動ギヤ、このフォーカス環連動ギヤ
と、AF駆動源によって回動される駆動軸との間に設け
られたクラッチ機構、上記AF−MF切換環のAF位置
とMF位置に応じ、このクラッチ機構を作動させ、AF
位置では上記駆動軸とフォーカス環連動ギヤを接続し、
MF位置では上記駆動軸とフォーカス環連動ギヤの接続
を断つクラッチ部材、および上記AF−MF切換環のA
F位置およびMF位置に応じ、該AF−MF切換環と上
記フォーカス環とを相対的自在にし、または一体化する
クラッチ機構を備えた自動焦点カメラ用レンズ鏡筒。
でき、しかも同一のAF−MF切換環により、AFとM
Fの切換、およびMF時のフォーカシングを行なうこと
ができる使い勝手のよいレンズ鏡筒を得ること。 【構成】 光軸方向のAF位置とMF位置とへの手動直
進移動操作および回動操作が可能なAF−MF切換環、
回動に伴いフォーカスレンズ群を光軸方向に移動させる
フォーカス環、このフォーカス環と常時連動して回動す
るフォーカス環連動ギヤ、このフォーカス環連動ギヤ
と、AF駆動源によって回動される駆動軸との間に設け
られたクラッチ機構、上記AF−MF切換環のAF位置
とMF位置に応じ、このクラッチ機構を作動させ、AF
位置では上記駆動軸とフォーカス環連動ギヤを接続し、
MF位置では上記駆動軸とフォーカス環連動ギヤの接続
を断つクラッチ部材、および上記AF−MF切換環のA
F位置およびMF位置に応じ、該AF−MF切換環と上
記フォーカス環とを相対的自在にし、または一体化する
クラッチ機構を備えた自動焦点カメラ用レンズ鏡筒。
Description
【0001】
【技術分野】本発明は、自動焦点(AF)カメラ、特に
AF一眼レフカメラのレンズ鏡筒に関する。
AF一眼レフカメラのレンズ鏡筒に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】AF一眼レフカメラにお
いては従来、マニュアルフォーカス(MF)とオートフ
ォーカス(AF)の切換は、ボディ側において行なわれ
ていた。AF一眼レフカメラでは、そのカメラボディに
AF軸が備えられ、交換レンズ側に、このAF軸によっ
て駆動される被動AF軸が設けられている。この両AF
軸が結合されている状態がAF状態であり、AF軸の回
動により、フォーカスレンズ群が光軸方向に移動し、同
時にレンズ側のフォーカスリングが回動する。MF状態
にするには、ボディ側AF軸とレンズ側被動AF軸の結
合を外し、手動で、レンズ側のフォーカスリングを回動
させる。この従来のレンズ鏡筒は、AF時にも、レンズ
側のフォーカスリングが回動する。このため、該フォー
カスリング自体を小さくする(幅狭にする)、レンズ鏡
筒の先端部に配置する等により、AF時に邪魔にならな
いように配慮しているが、このフォーカスリングが小さ
くかつレンズ鏡筒の先端部にあれば、逆にMF時の操作
がしにくい。
いては従来、マニュアルフォーカス(MF)とオートフ
ォーカス(AF)の切換は、ボディ側において行なわれ
ていた。AF一眼レフカメラでは、そのカメラボディに
AF軸が備えられ、交換レンズ側に、このAF軸によっ
て駆動される被動AF軸が設けられている。この両AF
軸が結合されている状態がAF状態であり、AF軸の回
動により、フォーカスレンズ群が光軸方向に移動し、同
時にレンズ側のフォーカスリングが回動する。MF状態
にするには、ボディ側AF軸とレンズ側被動AF軸の結
合を外し、手動で、レンズ側のフォーカスリングを回動
させる。この従来のレンズ鏡筒は、AF時にも、レンズ
側のフォーカスリングが回動する。このため、該フォー
カスリング自体を小さくする(幅狭にする)、レンズ鏡
筒の先端部に配置する等により、AF時に邪魔にならな
いように配慮しているが、このフォーカスリングが小さ
くかつレンズ鏡筒の先端部にあれば、逆にMF時の操作
がしにくい。
【0003】
【発明の目的】本発明は、このような従来のAF一眼レ
フカメラ用レンズ鏡筒についての問題意識に基づき、M
FとAFの切換をレンズ側で行なうことができ、しかも
同一のAF−MF切換環により、AFとMFの切換、お
よびMF時のフォーカシングを行なうことができる使い
勝手のよいレンズ鏡筒を得ることを目的とする。
フカメラ用レンズ鏡筒についての問題意識に基づき、M
FとAFの切換をレンズ側で行なうことができ、しかも
同一のAF−MF切換環により、AFとMFの切換、お
よびMF時のフォーカシングを行なうことができる使い
勝手のよいレンズ鏡筒を得ることを目的とする。
【0004】
【発明の概要】本発明は、光軸方向のAF位置とMF位
置とへの手動直進移動操作および回動操作が可能なAF
−MF切換環、回動に伴いフォーカスレンズ群を光軸方
向に移動させるフォーカス環、このフォーカス環と常時
連動して回動するフォーカス環連動ギヤ、このフォーカ
ス環連動ギヤと、AF駆動源によって回動される駆動軸
との間に設けられたクラッチ機構、上記AF−MF切換
環のAF位置とMF位置に応じ、このクラッチ機構を作
動させ、AF位置では上記駆動軸とフォーカス環連動ギ
ヤを接続し、MF位置では上記駆動軸とフォーカス環連
動ギヤの接続を断つクラッチ部材、および上記AF−M
F切換環のAF位置およびMF位置に応じ、該AF−M
F切換環と上記フォーカス環とを相対的自在にし、また
は一体化するクラッチ機構を備えたことを特徴としてい
る。
置とへの手動直進移動操作および回動操作が可能なAF
−MF切換環、回動に伴いフォーカスレンズ群を光軸方
向に移動させるフォーカス環、このフォーカス環と常時
連動して回動するフォーカス環連動ギヤ、このフォーカ
ス環連動ギヤと、AF駆動源によって回動される駆動軸
との間に設けられたクラッチ機構、上記AF−MF切換
環のAF位置とMF位置に応じ、このクラッチ機構を作
動させ、AF位置では上記駆動軸とフォーカス環連動ギ
ヤを接続し、MF位置では上記駆動軸とフォーカス環連
動ギヤの接続を断つクラッチ部材、および上記AF−M
F切換環のAF位置およびMF位置に応じ、該AF−M
F切換環と上記フォーカス環とを相対的自在にし、また
は一体化するクラッチ機構を備えたことを特徴としてい
る。
【0005】
【実施例】以下図示実施例について本発明を説明する。
図1ないし図8は、本発明を適用したレンズ鏡筒の第1
の実施例を示している。この交換レンズ鏡筒は、前群レ
ンズL1と後群レンズL2を備え、後群レンズL2の光
軸方向の位置調整でフォーカシングを行なう2群タイプ
である。後部にカメラボディとの装着マウント11を有
する固定鏡筒10は、その前部に前群レンズL1を備
え、その内周部にフォーカスレンズ群(後群レンズ)L
2を支持したフォーカスレンズ枠12が嵌まっている。
固定鏡筒10は、複数の環状部材の組み合わせからなっ
ているが、図では、それら全てを固定鏡筒10として示
している。この固定鏡筒10には、直進案内溝13が形
成されていて、この直進案内溝13に、フォーカスレン
ズ枠12に固定されたガイドピン14が嵌まっている。
固定鏡筒10には、このフォーカスレンズ枠12の直進
案内溝13の外側に位置させて、フォーカス環15が回
動自在に嵌まっている。このフォーカス環15には、そ
の内面に、ガイドピン14を嵌入させるリード溝16が
形成されており、従ってフォーカス環15が回動する
と、直進案内溝13、リード溝16およびガイドピン1
4に従って、フォーカスレンズ枠12(フォーカスレン
ズ群L2)が光軸方向に移動してフォーカシングがなさ
れる。このフォーカス環15上には、撮影距離目盛20
が付され、この撮影距離目盛20が固定鏡筒10に形成
した観察窓21を通して観察される。
図1ないし図8は、本発明を適用したレンズ鏡筒の第1
の実施例を示している。この交換レンズ鏡筒は、前群レ
ンズL1と後群レンズL2を備え、後群レンズL2の光
軸方向の位置調整でフォーカシングを行なう2群タイプ
である。後部にカメラボディとの装着マウント11を有
する固定鏡筒10は、その前部に前群レンズL1を備
え、その内周部にフォーカスレンズ群(後群レンズ)L
2を支持したフォーカスレンズ枠12が嵌まっている。
固定鏡筒10は、複数の環状部材の組み合わせからなっ
ているが、図では、それら全てを固定鏡筒10として示
している。この固定鏡筒10には、直進案内溝13が形
成されていて、この直進案内溝13に、フォーカスレン
ズ枠12に固定されたガイドピン14が嵌まっている。
固定鏡筒10には、このフォーカスレンズ枠12の直進
案内溝13の外側に位置させて、フォーカス環15が回
動自在に嵌まっている。このフォーカス環15には、そ
の内面に、ガイドピン14を嵌入させるリード溝16が
形成されており、従ってフォーカス環15が回動する
と、直進案内溝13、リード溝16およびガイドピン1
4に従って、フォーカスレンズ枠12(フォーカスレン
ズ群L2)が光軸方向に移動してフォーカシングがなさ
れる。このフォーカス環15上には、撮影距離目盛20
が付され、この撮影距離目盛20が固定鏡筒10に形成
した観察窓21を通して観察される。
【0006】このフォーカス環15には、その後部内周
に、インナーギヤ24が形成されている。一方、固定鏡
筒10には、このインナーギヤ24と常時噛み合うフォ
ーカス環連動ギヤ25を有するクラッチ機構26が支持
されている。このクラッチ機構26は、フォーカス環連
動ギヤ25と同軸に、かつフォーカス環連動ギヤ25に
対して相対移動可能な駆動軸27を備え、この駆動軸2
7が、ギヤ列28を介して、AFジョイント軸29の回
転を受ける。周知のように、AFジョイント軸29は、
カメラボディ側のAF駆動源によって回転を受け、この
回転が駆動軸27に伝達される。
に、インナーギヤ24が形成されている。一方、固定鏡
筒10には、このインナーギヤ24と常時噛み合うフォ
ーカス環連動ギヤ25を有するクラッチ機構26が支持
されている。このクラッチ機構26は、フォーカス環連
動ギヤ25と同軸に、かつフォーカス環連動ギヤ25に
対して相対移動可能な駆動軸27を備え、この駆動軸2
7が、ギヤ列28を介して、AFジョイント軸29の回
転を受ける。周知のように、AFジョイント軸29は、
カメラボディ側のAF駆動源によって回転を受け、この
回転が駆動軸27に伝達される。
【0007】この実施例では、インナーギヤ24と常時
噛み合うフォーカス環連動ギヤ25が駆動軸27に対し
て軸方向に移動自在に支持されている。そして、駆動軸
27の先端には、略十字状をなす凸クラッチ部材18A
が固定されており、フォーカス環連動ギヤ25には、こ
の凸クラッチ部材18Aと噛み合い、または離間する十
字状凹部からなる凹クラッチ部18Bが形成されてい
る。この凸クラッチ部材18Aと凹クラッチ部18B
は、対摩耗性に優れた材料から構成する。フォーカス環
連動ギヤ25は、圧縮ばね30により凹クラッチ部18
Bが凸クラッチ部材18Aと噛み合う方向に常時付勢さ
れている。
噛み合うフォーカス環連動ギヤ25が駆動軸27に対し
て軸方向に移動自在に支持されている。そして、駆動軸
27の先端には、略十字状をなす凸クラッチ部材18A
が固定されており、フォーカス環連動ギヤ25には、こ
の凸クラッチ部材18Aと噛み合い、または離間する十
字状凹部からなる凹クラッチ部18Bが形成されてい
る。この凸クラッチ部材18Aと凹クラッチ部18B
は、対摩耗性に優れた材料から構成する。フォーカス環
連動ギヤ25は、圧縮ばね30により凹クラッチ部18
Bが凸クラッチ部材18Aと噛み合う方向に常時付勢さ
れている。
【0008】固定鏡筒10には、AF−MF切換環31
が光軸方向への直進進退操作および回動操作自在に支持
されている。この実施例では、このAF−MF切換環3
1を前方の移動端に移動させた状態(図1)がAF位
置、後方の移動端に移動させた状態(図2)がMF位置
である。AF−MF切換環31の内面には、このAF位
置とMF位置に対応させて、テーパ径部33と、環状V
溝34が形成されており、固定鏡筒10には、このテー
パ径部33と環状V溝34のいずれかに一方に嵌入する
クリックボール35とこれを付勢する板ばね36が設け
られている。
が光軸方向への直進進退操作および回動操作自在に支持
されている。この実施例では、このAF−MF切換環3
1を前方の移動端に移動させた状態(図1)がAF位
置、後方の移動端に移動させた状態(図2)がMF位置
である。AF−MF切換環31の内面には、このAF位
置とMF位置に対応させて、テーパ径部33と、環状V
溝34が形成されており、固定鏡筒10には、このテー
パ径部33と環状V溝34のいずれかに一方に嵌入する
クリックボール35とこれを付勢する板ばね36が設け
られている。
【0009】AF−MF切換環31とフォーカス環15
の間には、クラッチ機構43が設けられている。このク
ラッチ機構43は、AF−MF切換環31が前方のAF
位置にあるときには、AF−MF切換環31に対してフ
ォーカス環15の回転を自在にし、後方のMF位置にあ
るときには、AF−MF切換環31とフォーカス環15
を回転方向に一体化するものである。AF−MF切換環
31の前部内面には、小径部44、上記テーパ径部33
および大径部46が前方から順に形成されている。一
方、フォーカス環15には、周方向に間隔をおいて複数
の径方向のクラッチピン孔47が形成されており、この
クラッチピン孔47に、小径部44、テーパ径部45ま
たは大径部46に位置の合致するクラッチピン48が摺
動自在に嵌められている。このクラッチピン48は、板
ばね50によって、外方へ、つまりAF−MF切換環3
1側へ移動付勢されている。板ばね50は、図3に示す
ように、その一端が固定ねじ51によってフォーカス環
15の内面に固定されている。固定鏡筒10には、クラ
ッチピン48の通過および移動を許す周方向貫通溝38
が形成されている。
の間には、クラッチ機構43が設けられている。このク
ラッチ機構43は、AF−MF切換環31が前方のAF
位置にあるときには、AF−MF切換環31に対してフ
ォーカス環15の回転を自在にし、後方のMF位置にあ
るときには、AF−MF切換環31とフォーカス環15
を回転方向に一体化するものである。AF−MF切換環
31の前部内面には、小径部44、上記テーパ径部33
および大径部46が前方から順に形成されている。一
方、フォーカス環15には、周方向に間隔をおいて複数
の径方向のクラッチピン孔47が形成されており、この
クラッチピン孔47に、小径部44、テーパ径部45ま
たは大径部46に位置の合致するクラッチピン48が摺
動自在に嵌められている。このクラッチピン48は、板
ばね50によって、外方へ、つまりAF−MF切換環3
1側へ移動付勢されている。板ばね50は、図3に示す
ように、その一端が固定ねじ51によってフォーカス環
15の内面に固定されている。固定鏡筒10には、クラ
ッチピン48の通過および移動を許す周方向貫通溝38
が形成されている。
【0010】AF−MF切換環31の内周面にはまた、
環状溝52が形成されており、この環状溝52に、クラ
ッチ部材53に固定したローラ54が嵌まっている。ク
ラッチ部材53は、固定鏡筒10の内面に光軸と平行な
方向に移動可能に支持されていて、図5に示すようにフ
ォーカス環連動ギヤ25に一体に設けた係合フランジ5
5に係合する二股部56を備えている。クラッチ部材5
3は、AF−MF切換環31の前後の移動に伴って同方
向に移動し、その二股部56によって、フォーカス環連
動ギヤ25を軸方向に進退させる。すなわち、クラッチ
部材53は、AF−MF切換環31が前方のAF位置に
あるときには、フォーカス環連動ギヤ25の係合フラン
ジ55に力を及ぼすことがなく、従って、フォーカス環
連動ギヤ25は圧縮ばね30の力に従って前方に移動
し、凹クラッチ部18Bが凸クラッチ部材18Aに噛み
合う。これに対し、AF−MF切換環31が後方のMF
位置に移動すると、クラッチ部材53が、圧縮ばね30
の力に抗してフォーカス環連動ギヤ25を後退させ、凹
クラッチ部18Bと凸クラッチ部材18Aの噛合を解
く。このMF状態においても、インナーギヤ24とフォ
ーカス環連動ギヤ25の噛合は解かれない。
環状溝52が形成されており、この環状溝52に、クラ
ッチ部材53に固定したローラ54が嵌まっている。ク
ラッチ部材53は、固定鏡筒10の内面に光軸と平行な
方向に移動可能に支持されていて、図5に示すようにフ
ォーカス環連動ギヤ25に一体に設けた係合フランジ5
5に係合する二股部56を備えている。クラッチ部材5
3は、AF−MF切換環31の前後の移動に伴って同方
向に移動し、その二股部56によって、フォーカス環連
動ギヤ25を軸方向に進退させる。すなわち、クラッチ
部材53は、AF−MF切換環31が前方のAF位置に
あるときには、フォーカス環連動ギヤ25の係合フラン
ジ55に力を及ぼすことがなく、従って、フォーカス環
連動ギヤ25は圧縮ばね30の力に従って前方に移動
し、凹クラッチ部18Bが凸クラッチ部材18Aに噛み
合う。これに対し、AF−MF切換環31が後方のMF
位置に移動すると、クラッチ部材53が、圧縮ばね30
の力に抗してフォーカス環連動ギヤ25を後退させ、凹
クラッチ部18Bと凸クラッチ部材18Aの噛合を解
く。このMF状態においても、インナーギヤ24とフォ
ーカス環連動ギヤ25の噛合は解かれない。
【0011】さらに、AF−MF切換環31と固定鏡筒
10との間には、AF−MF切換環31をAF位置に移
動させたとき、AF−MF切換環31をロックするロッ
ク機構65が設けられている。このロック機構65は、
AF−MF切換環31の先端部内面に、適当な角度間隔
で、複数のロック溝66を設ける一方、固定鏡筒10
に、AF−MF切換環31がAF位置にあるとき、この
ロック溝66に嵌入するロックボール67とその付勢板
ばね68を設けてなっている。
10との間には、AF−MF切換環31をAF位置に移
動させたとき、AF−MF切換環31をロックするロッ
ク機構65が設けられている。このロック機構65は、
AF−MF切換環31の先端部内面に、適当な角度間隔
で、複数のロック溝66を設ける一方、固定鏡筒10
に、AF−MF切換環31がAF位置にあるとき、この
ロック溝66に嵌入するロックボール67とその付勢板
ばね68を設けてなっている。
【0012】またAF−MF切換環31と固定鏡筒10
の間には、図1、2の下方、および図7、8に示すよう
に、AF−MF切換環31のAF位置とMF位置を検出
するスイッチ手段70が設けられている。このスイッチ
手段70は、固定鏡筒10に光軸と平行な方向に摺動可
能にスイッチ板71を支持して、このスイッチ板71に
設けたローラ72をAF−MF切換環31の環状溝52
に嵌め、このスイッチ板71と固定鏡筒10に、それぞ
れ互いに接触するスイッチ接片73と基板74を設けて
なっている。従って、AF−MF切換環31がAF位置
とMF位置に移動すると、これがスイッチ接片73と基
板74によって検出され、このAF位置とMF位置の信
号は、信号伝達ピン75を介してカメラボディ側に設け
られたAFモータ制御回路77に与えられる。MF状態
では、AFモータ制御回路77は、AFジョイント軸2
9に回転力を伝えるカメラボディ側のジョイント軸を回
転させない。
の間には、図1、2の下方、および図7、8に示すよう
に、AF−MF切換環31のAF位置とMF位置を検出
するスイッチ手段70が設けられている。このスイッチ
手段70は、固定鏡筒10に光軸と平行な方向に摺動可
能にスイッチ板71を支持して、このスイッチ板71に
設けたローラ72をAF−MF切換環31の環状溝52
に嵌め、このスイッチ板71と固定鏡筒10に、それぞ
れ互いに接触するスイッチ接片73と基板74を設けて
なっている。従って、AF−MF切換環31がAF位置
とMF位置に移動すると、これがスイッチ接片73と基
板74によって検出され、このAF位置とMF位置の信
号は、信号伝達ピン75を介してカメラボディ側に設け
られたAFモータ制御回路77に与えられる。MF状態
では、AFモータ制御回路77は、AFジョイント軸2
9に回転力を伝えるカメラボディ側のジョイント軸を回
転させない。
【0013】上記構成の本発明によるレンズ鏡筒は従っ
て、次のように作動する。図1のように、AF−MF切
換環31を前方に移動させたAF状態では、クラッチ機
構43は、AF−MF切換環31とフォーカス環15の
一体回動関係を解き、クラッチ機構26は、フォーカス
環連動ギヤ25の凹クラッチ部18Bと、駆動軸27の
凸クラッチ部材18Aとの噛合を許し、ロック機構65
は、AF−MF切換環31を固定鏡筒10にロックして
いる。すなわち、フォーカス環15に支持したクラッチ
ピン48の先端は、AF−MF切換環31内面の大径部
46の位置にあって、AF−MF切換環31とは非接触
の状態を保ち(図3)、一方、圧縮ばね30によって前
方に付勢されたフォーカス環連動ギヤ25の凹クラッチ
部18Bは、駆動軸27の凸クラッチ部材18Aと噛み
合っている。この状態では、カメラボディ側のAF軸に
よってAFジョイント軸29を回動させると、その回転
がギヤ列28、駆動軸27、凹クラッチ部18B、凸ク
ラッチ部材18A、フォーカス環連動ギヤ25およびイ
ンナーギヤ24を介してフォーカス環15に伝達され、
従ってAFがなされる。このとき、ロックボール67
は、AF−MF切換環31のいずれかのロック溝66に
嵌合している。ロックボール67がロック溝66に嵌合
していないとしても、小角度AF−MF切換環31をい
ずれかに回動させると、噛合状態になる。従って、AF
状態で、AF−MF切換環31が回動することはなく、
把持部が回転することによる使い勝手の悪さは生じな
い。
て、次のように作動する。図1のように、AF−MF切
換環31を前方に移動させたAF状態では、クラッチ機
構43は、AF−MF切換環31とフォーカス環15の
一体回動関係を解き、クラッチ機構26は、フォーカス
環連動ギヤ25の凹クラッチ部18Bと、駆動軸27の
凸クラッチ部材18Aとの噛合を許し、ロック機構65
は、AF−MF切換環31を固定鏡筒10にロックして
いる。すなわち、フォーカス環15に支持したクラッチ
ピン48の先端は、AF−MF切換環31内面の大径部
46の位置にあって、AF−MF切換環31とは非接触
の状態を保ち(図3)、一方、圧縮ばね30によって前
方に付勢されたフォーカス環連動ギヤ25の凹クラッチ
部18Bは、駆動軸27の凸クラッチ部材18Aと噛み
合っている。この状態では、カメラボディ側のAF軸に
よってAFジョイント軸29を回動させると、その回転
がギヤ列28、駆動軸27、凹クラッチ部18B、凸ク
ラッチ部材18A、フォーカス環連動ギヤ25およびイ
ンナーギヤ24を介してフォーカス環15に伝達され、
従ってAFがなされる。このとき、ロックボール67
は、AF−MF切換環31のいずれかのロック溝66に
嵌合している。ロックボール67がロック溝66に嵌合
していないとしても、小角度AF−MF切換環31をい
ずれかに回動させると、噛合状態になる。従って、AF
状態で、AF−MF切換環31が回動することはなく、
把持部が回転することによる使い勝手の悪さは生じな
い。
【0014】これに対し、図2に示すように、AF−M
F切換環31を後方に移動させてMF状態とすると、ク
ラッチ機構43は、AF−MF切換環31とフォーカス
環15を摩擦係合させ、クラッチ機構26は、フォーカ
ス環連動ギヤ25を後退させて、凹クラッチ部18Bと
凸クラッチ部材18Aの噛合を解き、ロック機構65
は、AF−MF切換環31のロックを解除する。すなわ
ち、フォーカス環15に支持したクラッチピン48の先
端は、AF−MF切換環31内面の小径部44に強く摩
擦接触して、AF−MF切換環31とフォーカス環15
を一体化し(図4)、一方、AF−MF切換環31の後
方移動に伴って、クラッチ部材53の二股部56が係合
フランジ55を介してフォーカス環連動ギヤ25を後方
に押し、凹クラッチ部18Bと凸クラッチ部材18Aの
噛合を解く。またロックボール67は、ロック溝66か
ら脱する。この状態で、AF−MF切換環31を手動で
回動させると、その回動は、小径部44、クラッチピン
48およびクラッチピン孔47を介してフォーカス環1
5に伝達される。従って、MFがなされる。
F切換環31を後方に移動させてMF状態とすると、ク
ラッチ機構43は、AF−MF切換環31とフォーカス
環15を摩擦係合させ、クラッチ機構26は、フォーカ
ス環連動ギヤ25を後退させて、凹クラッチ部18Bと
凸クラッチ部材18Aの噛合を解き、ロック機構65
は、AF−MF切換環31のロックを解除する。すなわ
ち、フォーカス環15に支持したクラッチピン48の先
端は、AF−MF切換環31内面の小径部44に強く摩
擦接触して、AF−MF切換環31とフォーカス環15
を一体化し(図4)、一方、AF−MF切換環31の後
方移動に伴って、クラッチ部材53の二股部56が係合
フランジ55を介してフォーカス環連動ギヤ25を後方
に押し、凹クラッチ部18Bと凸クラッチ部材18Aの
噛合を解く。またロックボール67は、ロック溝66か
ら脱する。この状態で、AF−MF切換環31を手動で
回動させると、その回動は、小径部44、クラッチピン
48およびクラッチピン孔47を介してフォーカス環1
5に伝達される。従って、MFがなされる。
【0015】このMF状態では、スイッチ手段70およ
び信号伝達ピン75を介して与えられるMF信号によ
り、カメラボディ側のAF軸は回動せず、従って、AF
ジョイント軸29は回動しない。また仮にAFジョイン
ト軸29が回動しても、凹クラッチ部18Bと凸クラッ
チ部材18Aの噛合は解かれているから、その回転がフ
ォーカス環15に伝達されることはない。この際のAF
−MF切換環31の軸方向位置は、環状V溝34とクリ
ックボール35の係合によって規制されている。
び信号伝達ピン75を介して与えられるMF信号によ
り、カメラボディ側のAF軸は回動せず、従って、AF
ジョイント軸29は回動しない。また仮にAFジョイン
ト軸29が回動しても、凹クラッチ部18Bと凸クラッ
チ部材18Aの噛合は解かれているから、その回転がフ
ォーカス環15に伝達されることはない。この際のAF
−MF切換環31の軸方向位置は、環状V溝34とクリ
ックボール35の係合によって規制されている。
【0016】上記実施例は、同軸に設けたフォーカス環
連動ギヤ25と駆動軸27の関係においては、駆動軸2
7の軸方向位置を固定し、フォーカス環連動ギヤ25を
これに対して摺動可能としたものであるが、逆に、フォ
ーカス環連動ギヤ25の軸方向位置を固定し、駆動軸2
7、つまり凸クラッチ部材18Aを軸方向に移動させる
構成としてもよい。この場合には、クラッチ部材53に
よって駆動軸27(凸クラッチ部材18A)を移動させ
る構成とすればよい。
連動ギヤ25と駆動軸27の関係においては、駆動軸2
7の軸方向位置を固定し、フォーカス環連動ギヤ25を
これに対して摺動可能としたものであるが、逆に、フォ
ーカス環連動ギヤ25の軸方向位置を固定し、駆動軸2
7、つまり凸クラッチ部材18Aを軸方向に移動させる
構成としてもよい。この場合には、クラッチ部材53に
よって駆動軸27(凸クラッチ部材18A)を移動させ
る構成とすればよい。
【0017】図9ないし図13は、本発明を適用したレ
ンズ鏡筒の第2の実施例を示している。この交換レンズ
鏡筒は、第1の実施例での交換レンズと同様に、前群レ
ンズL1と後群レンズL2を備え、後群レンズL2の光
軸方向の位置調整でフォーカシングを行なう2群タイプ
である。前群レンズL1は、後端部に、カメラボディと
の接続マウント111を備えた固定鏡筒112に固定さ
れている。固定鏡筒112には、その前側外周にAF−
MF切替環113が光軸方向に移動可能に支持され、後
部内周に距離目盛環114(フォーカス環)が回転自在
に支持されている。AF−MF切替環113は、MF位
置に移動されたときにはマニュアルフォーカシング環を
兼ねる。また固定鏡筒112は、内側固定筒112aを
有し、この内側固定筒112aの外周にリード環115
が回転自在に嵌合し、内周に移動鏡筒116が嵌合して
いる。距離目盛環114とリード環115とは、結合部
材117によって結合されており、常時等しい回動をす
る。距離目盛環114の外周には、図示しない距離目盛
が付されていて、この距離目盛が固定鏡筒112に設け
た同じく図示しない距離目盛窓より露見する。
ンズ鏡筒の第2の実施例を示している。この交換レンズ
鏡筒は、第1の実施例での交換レンズと同様に、前群レ
ンズL1と後群レンズL2を備え、後群レンズL2の光
軸方向の位置調整でフォーカシングを行なう2群タイプ
である。前群レンズL1は、後端部に、カメラボディと
の接続マウント111を備えた固定鏡筒112に固定さ
れている。固定鏡筒112には、その前側外周にAF−
MF切替環113が光軸方向に移動可能に支持され、後
部内周に距離目盛環114(フォーカス環)が回転自在
に支持されている。AF−MF切替環113は、MF位
置に移動されたときにはマニュアルフォーカシング環を
兼ねる。また固定鏡筒112は、内側固定筒112aを
有し、この内側固定筒112aの外周にリード環115
が回転自在に嵌合し、内周に移動鏡筒116が嵌合して
いる。距離目盛環114とリード環115とは、結合部
材117によって結合されており、常時等しい回動をす
る。距離目盛環114の外周には、図示しない距離目盛
が付されていて、この距離目盛が固定鏡筒112に設け
た同じく図示しない距離目盛窓より露見する。
【0018】内側固定筒112aには光軸と平行な方向
の直進案内溝119が形成され、リード環115にはリ
ード溝120が形成されている。移動鏡筒116に植設
した径方向ピン122は、この直進案内溝119および
リード溝120に挿通されていて、リード環115が回
転すると、直進案内溝119およびリード溝120に従
い、移動鏡筒116が光軸方向に直進移動する。移動鏡
筒116には、後群レンズL2と、絞ブロック118が
支持されており、従って、リード環115、つまり距離
目盛環114を回転駆動すると、後群レンズL2が光軸
方向に移動してフォーカシングがなされる。
の直進案内溝119が形成され、リード環115にはリ
ード溝120が形成されている。移動鏡筒116に植設
した径方向ピン122は、この直進案内溝119および
リード溝120に挿通されていて、リード環115が回
転すると、直進案内溝119およびリード溝120に従
い、移動鏡筒116が光軸方向に直進移動する。移動鏡
筒116には、後群レンズL2と、絞ブロック118が
支持されており、従って、リード環115、つまり距離
目盛環114を回転駆動すると、後群レンズL2が光軸
方向に移動してフォーカシングがなされる。
【0019】AF機構は、距離目盛環114を電動で回
転駆動するための機構であり、距離目盛環114にはそ
の内周に、光軸を中心とするインナーギヤ123が形成
されている。一方、接続マウント111および軸受板1
24には、ジョイントギヤ125が回転自在に支持され
ている。このジョイントギヤ125は、後端部のジョイ
ント部125aがカメラボディのジョイントギヤに結合
されるもので、前側端部にギヤ125bを有している。
このギヤ125bは、軸受板124と軸受板126に支
持されたギヤ127に噛み合い、このギヤ127と同軸
一体の小ギヤ127aは、切替軸128と少なくとも軸
方向には一体の原動クラッチギヤ129に常時噛み合っ
ている。つまり、この原動クラッチギヤ129は、ジョ
イントギヤ125を介してカメラボディ側から駆動力を
与えられると、必ず回動する。
転駆動するための機構であり、距離目盛環114にはそ
の内周に、光軸を中心とするインナーギヤ123が形成
されている。一方、接続マウント111および軸受板1
24には、ジョイントギヤ125が回転自在に支持され
ている。このジョイントギヤ125は、後端部のジョイ
ント部125aがカメラボディのジョイントギヤに結合
されるもので、前側端部にギヤ125bを有している。
このギヤ125bは、軸受板124と軸受板126に支
持されたギヤ127に噛み合い、このギヤ127と同軸
一体の小ギヤ127aは、切替軸128と少なくとも軸
方向には一体の原動クラッチギヤ129に常時噛み合っ
ている。つまり、この原動クラッチギヤ129は、ジョ
イントギヤ125を介してカメラボディ側から駆動力を
与えられると、必ず回動する。
【0020】一方、この切替軸128(駆動軸)には、
相対回動および軸方向移動自在に、従動クラッチギヤ1
30(フォーカス環連動ギヤ)が嵌まっている。この従
動クラッチギヤ130は、固定鏡筒112内面に固定さ
れる軸受板131によって回転自在に支持されるもの
で、常時、距離目盛環114のインナーギヤ123と噛
み合っている。そして、この原動クラッチギヤ129と
従動クラッチギヤ130にはそれぞれ、その対向端面
に、クラッチ歯129a、130aが形成されている。
クラッチ歯129a、130aの形状は、図13に明ら
かであり、原動クラッチギヤ129と従動クラッチギヤ
130は、両者が接近して両クラッチ歯129aとクラ
ッチ歯130aが係合したとき一体に回転する。インナ
ーギヤ123以外のギヤはいずれも、レンズ鏡筒の周辺
に位置する、光軸を回転中心としない小ギヤである。
相対回動および軸方向移動自在に、従動クラッチギヤ1
30(フォーカス環連動ギヤ)が嵌まっている。この従
動クラッチギヤ130は、固定鏡筒112内面に固定さ
れる軸受板131によって回転自在に支持されるもの
で、常時、距離目盛環114のインナーギヤ123と噛
み合っている。そして、この原動クラッチギヤ129と
従動クラッチギヤ130にはそれぞれ、その対向端面
に、クラッチ歯129a、130aが形成されている。
クラッチ歯129a、130aの形状は、図13に明ら
かであり、原動クラッチギヤ129と従動クラッチギヤ
130は、両者が接近して両クラッチ歯129aとクラ
ッチ歯130aが係合したとき一体に回転する。インナ
ーギヤ123以外のギヤはいずれも、レンズ鏡筒の周辺
に位置する、光軸を回転中心としない小ギヤである。
【0021】切替軸128の先端部は、固定ビス133
によって内側固定筒112aに固定されるガイドプレー
ト134に支持されており、図10から明かなように切
替軸128に挿通した圧縮コイルばね135とワッシャ
136、および切替軸128先端に固定したCリング1
37によって、前方、つまり原動クラッチギヤ129の
クラッチ歯129aが従動クラッチギヤ130のクラッ
チ歯130aと係合する方向に移動付勢されている。
によって内側固定筒112aに固定されるガイドプレー
ト134に支持されており、図10から明かなように切
替軸128に挿通した圧縮コイルばね135とワッシャ
136、および切替軸128先端に固定したCリング1
37によって、前方、つまり原動クラッチギヤ129の
クラッチ歯129aが従動クラッチギヤ130のクラッ
チ歯130aと係合する方向に移動付勢されている。
【0022】ガイドプレート134上には、AF−MF
検知切替板138(クラッチ部材)が支持されている。
このAF−MF検知切替板138は、固定ビス133に
対応する長孔138aと、上記AF−MF切替環113
の押圧突起113aに係合する被押圧突起138bと、
切替軸128の段部切替軸128aとの係合部138c
を有していて、切替軸128と同一の方向に移動可能で
あり、さらに、ガイドプレート134との間に張設した
引張コイルばね139により、前方に移動付勢されてい
る。このAF−MF検知切替板138は、固定鏡筒11
2に固定したコード板140と接触するブラシ141を
有しており、コード板140はブラシ141が接触位置
を変えると、AFとMFの切替を検出し、その情報をF
PC基板142および接続マウント111に臨む情報端
子143を介して、カメラボディのAFモータ制御回路
145に送る。係合部138cは、AF−MF切替環1
13の押圧突起113aによってAF−MF検知切替板
138が後方に移動操作された際、切替軸128をとも
に後退させるためのものである。
検知切替板138(クラッチ部材)が支持されている。
このAF−MF検知切替板138は、固定ビス133に
対応する長孔138aと、上記AF−MF切替環113
の押圧突起113aに係合する被押圧突起138bと、
切替軸128の段部切替軸128aとの係合部138c
を有していて、切替軸128と同一の方向に移動可能で
あり、さらに、ガイドプレート134との間に張設した
引張コイルばね139により、前方に移動付勢されてい
る。このAF−MF検知切替板138は、固定鏡筒11
2に固定したコード板140と接触するブラシ141を
有しており、コード板140はブラシ141が接触位置
を変えると、AFとMFの切替を検出し、その情報をF
PC基板142および接続マウント111に臨む情報端
子143を介して、カメラボディのAFモータ制御回路
145に送る。係合部138cは、AF−MF切替環1
13の押圧突起113aによってAF−MF検知切替板
138が後方に移動操作された際、切替軸128をとも
に後退させるためのものである。
【0023】AF−MF切替環113と距離目盛環11
4の対向端面には、それぞれクラッチ手段113c、1
14cが設けられている。このクラッチ手段113c、
114cは、AF−MF切替環113を後方のMF位置
に移動させたとき、該AF−MF切替環113と距離目
盛環114を回転方向に一体化するものである。
4の対向端面には、それぞれクラッチ手段113c、1
14cが設けられている。このクラッチ手段113c、
114cは、AF−MF切替環113を後方のMF位置
に移動させたとき、該AF−MF切替環113と距離目
盛環114を回転方向に一体化するものである。
【0024】上記構成の本交換レンズ鏡筒は、AF−M
F切替環113を図9のように前方のAF位置に移動さ
せた状態では、圧縮コイルばね135の力により切替軸
128および原動クラッチギヤ129が前方に移動し、
そのクラッチ歯129aが従動クラッチギヤ130のク
ラッチ歯130aと噛み合う。そして、AF−MF切替
環113がAF位置にあるという情報は、コード板14
0およびブラシ141により検出され、FPC基板14
2および情報端子143を介してAFモータ制御回路1
45に与えられる。AFモータ制御回路145は、被写
体の焦点情報に応じて、カメラボディのジョイント軸を
正逆に回転させる。ジョイントギヤ125には、このジ
ョイント軸の回転が伝達され、この回転が上述のギヤ列
機構を介して従動クラッチギヤ130に、さらにインナ
ーギヤ123から距離目盛環114、リード環115、
移動鏡筒116へと伝達される。従って後群レンズL2
が光軸方向に移動してAFがなされる。
F切替環113を図9のように前方のAF位置に移動さ
せた状態では、圧縮コイルばね135の力により切替軸
128および原動クラッチギヤ129が前方に移動し、
そのクラッチ歯129aが従動クラッチギヤ130のク
ラッチ歯130aと噛み合う。そして、AF−MF切替
環113がAF位置にあるという情報は、コード板14
0およびブラシ141により検出され、FPC基板14
2および情報端子143を介してAFモータ制御回路1
45に与えられる。AFモータ制御回路145は、被写
体の焦点情報に応じて、カメラボディのジョイント軸を
正逆に回転させる。ジョイントギヤ125には、このジ
ョイント軸の回転が伝達され、この回転が上述のギヤ列
機構を介して従動クラッチギヤ130に、さらにインナ
ーギヤ123から距離目盛環114、リード環115、
移動鏡筒116へと伝達される。従って後群レンズL2
が光軸方向に移動してAFがなされる。
【0025】これに対し、AF−MF切替環113を後
方のMF位置に移動させると、押圧突起113aが被押
圧突起138bを押し、係合部138cを介して切替軸
128および原動クラッチギヤ129を後退させ、クラ
ッチ歯129aとクラッチ歯130aとの係合を解く。
同時に、AF−MF切替環113は、クラッチ手段11
3c、114cを介して、距離目盛環114と一体回動
するように結合される。従って、AF−MF切替環11
3を回動させることにより、MFがなされる。AF−M
F切替環113がMF位置にあるという情報は、コード
板140およびブラシ141により検出され、FPC基
板142および情報端子143を介してAFモータ制御
回路145に与えられる。このMF状態では、AFモー
タ制御回路145は、カメラボディ側ジョイント軸を回
転させない。
方のMF位置に移動させると、押圧突起113aが被押
圧突起138bを押し、係合部138cを介して切替軸
128および原動クラッチギヤ129を後退させ、クラ
ッチ歯129aとクラッチ歯130aとの係合を解く。
同時に、AF−MF切替環113は、クラッチ手段11
3c、114cを介して、距離目盛環114と一体回動
するように結合される。従って、AF−MF切替環11
3を回動させることにより、MFがなされる。AF−M
F切替環113がMF位置にあるという情報は、コード
板140およびブラシ141により検出され、FPC基
板142および情報端子143を介してAFモータ制御
回路145に与えられる。このMF状態では、AFモー
タ制御回路145は、カメラボディ側ジョイント軸を回
転させない。
【0026】以上第2の実施例では、第1の実施例で開
示されたAF−MF切換環をロックするロック機構は開
示されていないが、AF−MF切換環13に同様のロッ
ク機構を適用できることは言うまでもない。
示されたAF−MF切換環をロックするロック機構は開
示されていないが、AF−MF切換環13に同様のロッ
ク機構を適用できることは言うまでもない。
【0027】上記2つの実施例は、AFの駆動力をカメ
ラボディ側から得るタイプのAFレンズ鏡筒に本発明を
適用したものであるが、AFモータをレンズ鏡筒内に内
蔵するタイプのAFレンズ鏡筒にも本発明は適用でき
る。
ラボディ側から得るタイプのAFレンズ鏡筒に本発明を
適用したものであるが、AFモータをレンズ鏡筒内に内
蔵するタイプのAFレンズ鏡筒にも本発明は適用でき
る。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明のレンズ鏡筒は、光
軸方向への直進進退操作および回動操作が可能なAF−
MF切換環を設け、このAF−MF切換環がMF位置に
あるときには、該AF−MF切換環の回動によりMFを
行なわせ、AF位置にあるときには、このAF−MF切
換環を回動させることなくAF動作を行なわせることが
できるから、AF動作時にAF−MF切換環が回動する
ことがない。従って、AF時にAF−MF切換環を把持
することができるから、把持性が高まり、またMF状態
に切り換えた後は、AF−MF切換環の回動操作により
MFができるから、MFへの移行に際し持ち直し動作の
必要がない操作性に優れたレンズ鏡筒が得られる。
軸方向への直進進退操作および回動操作が可能なAF−
MF切換環を設け、このAF−MF切換環がMF位置に
あるときには、該AF−MF切換環の回動によりMFを
行なわせ、AF位置にあるときには、このAF−MF切
換環を回動させることなくAF動作を行なわせることが
できるから、AF動作時にAF−MF切換環が回動する
ことがない。従って、AF時にAF−MF切換環を把持
することができるから、把持性が高まり、またMF状態
に切り換えた後は、AF−MF切換環の回動操作により
MFができるから、MFへの移行に際し持ち直し動作の
必要がない操作性に優れたレンズ鏡筒が得られる。
【0029】また本発明は、フォーカス環と常時連動し
て回動するフォーカス環連動ギヤを設け、このフォーカ
ス環連動ギヤと、AF駆動源によって回動される駆動軸
との間にクラッチ機構を設け、AF−MF切換環のAF
位置とMF位置に応じ、このクラッチ機構を作動させ、
AF位置では駆動軸とフォーカス環連動ギヤを接続し、
MF位置では駆動軸とフォーカス環連動ギヤを離脱させ
るようにしたので、歯車どうしの間で、クラッチ機構を
構成する場合のような歯面の損傷が生じるおそれがな
く、耐久性に優れたレンズ鏡筒が得られる。
て回動するフォーカス環連動ギヤを設け、このフォーカ
ス環連動ギヤと、AF駆動源によって回動される駆動軸
との間にクラッチ機構を設け、AF−MF切換環のAF
位置とMF位置に応じ、このクラッチ機構を作動させ、
AF位置では駆動軸とフォーカス環連動ギヤを接続し、
MF位置では駆動軸とフォーカス環連動ギヤを離脱させ
るようにしたので、歯車どうしの間で、クラッチ機構を
構成する場合のような歯面の損傷が生じるおそれがな
く、耐久性に優れたレンズ鏡筒が得られる。
【図1】本発明によるレンズ鏡筒の第1の実施例を示す
AF状態の縦断面図である。
AF状態の縦断面図である。
【図2】同MF状態の縦断面図である。
【図3】図1のA−A線に沿う、AF状態のクラッチの
断面図である。
断面図である。
【図4】図2のB−B線に沿う、MF状態のクラッチの
断面図である。
断面図である。
【図5】図1のレンズ鏡筒内のクラッチ機構のAF状態
の斜視図である。
の斜視図である。
【図6】同MF状態の斜視図である。
【図7】図1のレンズ鏡筒内のスイッチ手段のAF状態
の斜視図である。
の斜視図である。
【図8】同MF状態の斜視図である。
【図9】本発明によるレンズ鏡筒の第2の実施例を示す
断面図である。
断面図である。
【図10】同要部の斜視図である。
【図11】クラッチ機構のAF状態の斜視図である。
【図12】同MF状態の斜視図である。
【図13】原動クラッチギヤおよび従動クラッチギヤの
クラッチ歯の形状を示す斜視図である。
クラッチ歯の形状を示す斜視図である。
10 固定鏡筒 11 装着マウント 12 フォーカスレンズ枠 13 直進案内溝 14 ガイドピン 15 フォーカス環 16 リード溝 18A 凸クラッチ部材 18B 凹クラッチ部 20 撮影距離目盛 21 観察窓 24 インナーギヤ 25 フォーカス環連動ギヤ 26 クラッチ機構 27 駆動軸 28 ギヤ列 29 AFジョイント軸 30 圧縮ばね 31 AF−MF切換環 33 テーパ径部 34 環状V溝 35 クリックボール 36 板ばね 44 小径部 46 大径部 48 クラッチピン 50 板ばね 52 環状溝 53 クラッチ部材 54 ローラ 55 係合フランジ 56 二股部 65 ロック機構 66 ロック溝 67 ロックボール 68 付勢板ばね 70 スイッチ手段 71 スイッチ板 72 ローラ 73 スイッチ接片 74 基板 75 信号伝達ピン 77 AFモータ制御回路 112 固定鏡筒 113 AF−MF切替環 114 距離目盛環(フォーカス環) 115 リード環 116 移動鏡筒 117 結合部材 119 直進案内溝 120 リード溝 122 径方向ピン 123 インナーギヤ 124 126 131 軸受板 125 ジョイントギヤ 127 127a ギヤ 128 切替軸(駆動軸) 129 原動クラッチギヤ 130 従動クラッチギヤ(フォーカス環連動ギヤ) 129a 130a クラッチ歯 134 ガイドプレート 135 圧縮コイルばね 138 AF−MF検知切替板(クラッチ部材) 140 コード板 141 ブラシ 142 FPC基板 143 情報接点 145 AFモータ制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田 淳 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 光軸方向のAF位置とMF位置とへの手
動直進移動操作および回動操作が可能なAF−MF切換
環;回動に伴いフォーカスレンズ群を光軸方向に移動さ
せるフォーカス環;このフォーカス環と常時連動して回
動するフォーカス環連動ギヤ;このフォーカス環連動ギ
ヤと、AF駆動源によって回動される駆動軸との間に設
けられたクラッチ機構;上記AF−MF切換環のAF位
置とMF位置に応じ、このクラッチ機構を作動させ、A
F位置では上記駆動軸とフォーカス環連動ギヤを接続
し、MF位置では上記駆動軸とフォーカス環連動ギヤの
接続を断つクラッチ部材;および、上記AF−MF切換
環のAF位置およびMF位置に応じ、該AF−MF切換
環と上記フォーカス環とを相対的自在にし、または一体
化するクラッチ機構;を備えたことを特徴とする自動焦
点カメラ用レンズ鏡筒。 - 【請求項2】 請求項1において、さらに、上記AF−
MF切換環の上記AF位置とMF位置に応じ、該AF−
MF切換環の回動を許し、またはロックするロック機構
が備えられている自動焦点カメラ用レンズ鏡筒。 - 【請求項3】 請求項1または2において、フォーカス
環連動ギヤと駆動軸は、同軸に設けられている自動焦点
カメラ用レンズ鏡筒。
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---|---|---|---|
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JP4-27524 | 1992-04-27 | ||
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JP12714692A JP3120895B2 (ja) | 1991-05-21 | 1992-05-20 | 自動焦点カメラ用レンズ鏡筒 |
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JPH0611643A true JPH0611643A (ja) | 1994-01-21 |
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Family Applications (1)
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Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11211967A (ja) * | 1998-01-23 | 1999-08-06 | Nikon Corp | レンズ鏡筒 |
WO2008047612A1 (fr) * | 2006-10-17 | 2008-04-24 | Sony Corporation | Dispositif à lentille et dispositif imageur |
JP2013092751A (ja) * | 2011-10-07 | 2013-05-16 | Olympus Imaging Corp | レンズ鏡筒 |
US8553136B2 (en) | 2011-06-24 | 2013-10-08 | Olympus Imaging Corp. | Camera system |
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-
1992
- 1992-05-20 JP JP12714692A patent/JP3120895B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN113625418A (zh) * | 2021-09-24 | 2021-11-09 | 苏州墨空视觉技术有限公司 | 调焦装置及调焦方法 |
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