JPH0611604B2 - 廃棄場構造 - Google Patents

廃棄場構造

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JPH0611604B2
JPH0611604B2 JP62041859A JP4185987A JPH0611604B2 JP H0611604 B2 JPH0611604 B2 JP H0611604B2 JP 62041859 A JP62041859 A JP 62041859A JP 4185987 A JP4185987 A JP 4185987A JP H0611604 B2 JPH0611604 B2 JP H0611604B2
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JP
Japan
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waste
site
sheet
pipe
waste site
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JP62041859A
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守 小林
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Landscapes

  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
  • Refuse Collection And Transfer (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (a) 産業上の利用分野 本発明は、生活廃棄物や産業廃棄物を廃棄処分するため
の廃棄場の構造に関するものである。
(b) 従来の技術 従来より、生活廃棄物や一部の産業廃棄物は焼却場で焼
却処理されたり、また、地中に埋設することによって処
理されていた。しかし、これらの廃棄物の処理に関して
は、種々の公害の問題を伴うものであった。つまり、焼
却する場合には有毒ガスの発生を除去する設備を設けた
り、また、地中に埋設する場合には、廃棄物より生じる
汚水の浸透を防ぐためのシートを敷設する必要があっ
た。
(c) 発明が解決しようとする問題点 しかし、焼却する場合における公害発生問題は技術的に
解決できることが可能であるものの、その焼却処理場の
立地条件など環境面で種々の問題が生じており、近時は
そのほとんどが埋立地等に埋設処理されているのが現状
であった。
廃棄物の埋設処理は、投棄するための廃棄場として極め
て広大な敷地を必要とするものの、今後増大する廃棄物
の処理に大きな期待が寄せられている。もっとも、この
埋設処理についても廃棄物からの汚水が地中に浸透する
ことによる地下水や河川或いは海の汚染という大きな問
題を伴うものであるが、前述したように廃棄場にシート
を敷設することにより防水層を形成して問題の解決を図
っている。しかし、シートを敷設する構造においては、
実際問題として地盤の沈下や投棄時におけるブルドーザ
等による破損や決潰が生じ、これにより汚水の浸透が生
ずることがあった。このような汚水の浸透は、廃棄場周
辺の地下水や河川等が汚染されて初めて確認できるもの
である。これを防ぐためにはシートを補修したり、或い
は別途防水層を形成しなければならないが、この破損や
決潰箇所は、そのほとんどが全く不明であり、廃棄場に
埋設された大部分の廃棄物を堀り出さなければならず、
膨大な費用と時間を費やしているのが現状であった。
(d) 問題を解決するための手段 そこで本発明者は、上記諸点に鑑み鋭意研究の結果、廃
棄物の廃棄場の底面部分にシートを敷設することによ
り、投棄された廃棄物より生じる汚水を集水処理し、土
壌への浸透を防止する構造において、該廃棄場に敷設し
た該シートの下方部に排水用パイプを配設した廃棄場の
構造を開発するに至った。つまり、本発明に係る廃棄場
構造は、シートの下方部に排水用パイプを敷設すること
によって、防水層の破損や決潰による汚水の漏洩の発生
を初期の段階で検知することが可能となり、その処置を
迅速に行なうことによって、汚染の拡散を未然に防ぐこ
とを目的としたものである。
尚、本明細書中でいう「廃棄場」とは、生活廃棄物や産
業廃棄物を投棄する場所をいい、埋立地或いは山や丘陵
地帯を切り崩した箇所をいう。
「廃棄場の底面部分」とは、廃棄場の底面は勿論のこ
と、底面と側壁部分或いは底面より広い範囲の部分をい
う。
「シート」とは、通常、ポリ塩化ビニル製の厚み3〜5
mm、幅3〜4m、長さ20mのものが使用され、これを複
数敷き詰めて漏水を防止するものをいう。勿論、本発明
についてはこれに限定するものではなく、形状・材質等
はどのようなものでもよい。
「排水用パイプ」とは、シートの下方部に埋設するもの
であって、塩ビ管、有孔管、筒状網目管、コンクリート
ポーラス管等をいい、その材質は問わない。
また、パイプの配設の方法としては、特定の数のパイプ
を連結して、廃棄場の外部に取り出すようにしてもよ
い。この方法では、漏洩の位置は確実には判明しない
が、外部の終端部に取り出すパイプの本数が少なくり、
終端部の処理場の構造が簡易となる。さらに、大凡の漏
洩位置は分かるためそれで十分であることも多い。
勿論、すべてのパイプを独立して取り出して、漏洩位置
が厳密に判明するようにしてもよい。その数としては、
廃棄場の20〜30m2毎に塩ビ管等のパイプの一端部を敷設
し、これらの個々のパイプの他端部からの漏水の有無
で、漏水箇所を特定できるようにするのが好ましい。
(e) 実施例 以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。
第1図は本発明に係る廃棄場構造の一実施例を示すもの
で、廃棄場(1)は丘陵地帯を切り崩した部分の底面に砂
(2)を敷き、この砂層部に排水用パイプとして複数のパ
イプ(3)を敷設しておく、そしてこの砂(2)の上面にシー
ト(4)を敷き、さらにその上に土(5)を敷き詰めた構造の
ものである。このパイプ(3)は第2図に示すように、廃
棄場(1)の100m2毎にその端部が位置するように設けられ
ている。そして夫々のパイプ(3)の終端部を集水槽(8)に
集合させ、この終端部から汚水が流出するパイプ(3)
で、漏水部に位置するパイプ(3)を特定することが可能
となり、漏水箇所を極めて容易に判別できるようにして
いる。この場合のパイプ(3)の終端部には、敷設された
箇所を認識できるように識別表示をしておく。また、パ
イプ(3)の端部には受水器(6)を設けることにより、集水
範囲を大きくする。そしてこの受水器(6)にはフィルタ
ー(7)を取り付けたり、又フィルター(7)の下部に受水器
(6)を位置させることにより、土砂による詰まりを防止
する。フィルター(7)としては立体網状体や栗石等が好
ましいが通常の網等のものでもよい。
(f) 発明の効果 以上のように本発明に係る廃棄場構造は、シートの下方
部に排水用パイプを敷設したことにより、廃棄物から生
じる汚水の土壌への浸透をいち早く認識することがで
き、且つ漏水箇所の識別をも同時に行なえることから、
迅速に対応することが可能となり、その処置も極めて容
易となる。従って汚水の浸透による公害や環境破壊など
を未然に防ぐことが可能となるなど産業上極めて有益な
効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る廃棄場の一実施例を示す概略断面
図、第2図は廃棄場の一実施例を示す概略平面図であ
る。 1……廃棄場、2……砂 3……パイプ、4……シート 5……土、6……受水器 7……フィルター、8……集水槽

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】廃棄物の廃棄場の底面部分にシートを敷設
    することにより、投棄された廃棄物より生じる汚水を集
    水処理し、土壌への浸透を防止する構造において、該廃
    棄場に敷設された該シートの下方部に、端部にのみ開口
    部を有すると共に該開口部にフィルターを有するもので
    あって、該端部が該廃棄場の所定間隔に配され且つ各々
    の終端部が該廃棄場の外部に設けられた集水槽まで配設
    された排水用パイプを複数設けたことを特徴とする廃棄
    場構造。
JP62041859A 1987-02-24 1987-02-24 廃棄場構造 Expired - Lifetime JPH0611604B2 (ja)

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JP62041859A JPH0611604B2 (ja) 1987-02-24 1987-02-24 廃棄場構造

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JP62041859A JPH0611604B2 (ja) 1987-02-24 1987-02-24 廃棄場構造

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JPS63208408A JPS63208408A (ja) 1988-08-29
JPH0611604B2 true JPH0611604B2 (ja) 1994-02-16

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ID=12619973

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Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4464081A (en) * 1983-06-29 1984-08-07 Rollins Environmental Services, Inc. Process and structure for storing and isolating hazardous waste

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JPS63208408A (ja) 1988-08-29

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