JPH06115814A - ワインダー用テンサー - Google Patents
ワインダー用テンサーInfo
- Publication number
- JPH06115814A JPH06115814A JP26179492A JP26179492A JPH06115814A JP H06115814 A JPH06115814 A JP H06115814A JP 26179492 A JP26179492 A JP 26179492A JP 26179492 A JP26179492 A JP 26179492A JP H06115814 A JPH06115814 A JP H06115814A
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- JP
- Japan
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- gate
- tension
- pressing
- members
- tension members
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Tension Adjustment In Filamentary Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 張力の微少変化に追従できると共に圧力の増
加と解舒抵抗の安定性を得ることができることを可能と
する。 【構成】 複数枚の第1テンション部材12が略平行に
起立された第1ゲート13と、第1ゲート13に対して
回動自在に設けられ、先端に第1テンション部材12間
に延びる複数の第2テンション部材14を有する第2ゲ
ート15とを備えたワインダー用テンサーにおいて、上
記第2ゲート15を、それぞれ独立して回動する上部第
2ゲート15U と下部第2ゲート15D とに分割し、他
方上下の第2ゲート15U ,15D を加圧するための加
圧レバー21を設けると共に加圧レバー21の加圧面2
4に、それぞれ上下の第2ゲート15U ,15D を押圧
するためのゴム27とスプリング28からなるダンパー
部材25U ,25D を設けたことを特徴としている。
加と解舒抵抗の安定性を得ることができることを可能と
する。 【構成】 複数枚の第1テンション部材12が略平行に
起立された第1ゲート13と、第1ゲート13に対して
回動自在に設けられ、先端に第1テンション部材12間
に延びる複数の第2テンション部材14を有する第2ゲ
ート15とを備えたワインダー用テンサーにおいて、上
記第2ゲート15を、それぞれ独立して回動する上部第
2ゲート15U と下部第2ゲート15D とに分割し、他
方上下の第2ゲート15U ,15D を加圧するための加
圧レバー21を設けると共に加圧レバー21の加圧面2
4に、それぞれ上下の第2ゲート15U ,15D を押圧
するためのゴム27とスプリング28からなるダンパー
部材25U ,25D を設けたことを特徴としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動ワインダーにおい
て給糸をパッケージに巻き取る際に給糸に張力を付与す
るためのワインダー用テンサーに関するものである。
て給糸をパッケージに巻き取る際に給糸に張力を付与す
るためのワインダー用テンサーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動ワインダーにおいては、精紡上がり
のボビンの糸を綾振ドラム上で回転するパッケージに巻
き返すが、この場合、ボビンからパッケージに至る給糸
をテンサーにて所定の張力に維持して巻き取るようにし
ている。
のボビンの糸を綾振ドラム上で回転するパッケージに巻
き返すが、この場合、ボビンからパッケージに至る給糸
をテンサーにて所定の張力に維持して巻き取るようにし
ている。
【0003】従来この種のテンサーとしてクシ型テンサ
ーがある。このクシ型テンサーは、複数の固定テンショ
ン部材と可動テンション部材と噛み合わせその間に給糸
をジグザグ状に通して給糸に張力を付与するもので、固
定テンション部材に対する可動テンション部材の噛み合
い深さをソレノイドなどで調整することで給糸の張力を
調整できる。
ーがある。このクシ型テンサーは、複数の固定テンショ
ン部材と可動テンション部材と噛み合わせその間に給糸
をジグザグ状に通して給糸に張力を付与するもので、固
定テンション部材に対する可動テンション部材の噛み合
い深さをソレノイドなどで調整することで給糸の張力を
調整できる。
【0004】ところで、給糸は微少に張力が変動してお
り、このためソレノイドから可動テンション部材に至る
間にスプリング,ゴム等の弾性部材を介在させることが
なされている。
り、このためソレノイドから可動テンション部材に至る
間にスプリング,ゴム等の弾性部材を介在させることが
なされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来弾
性部材は、取付けの都合上ソレノイドの近傍に設けられ
ており、このため弾性部材で可動羽根の振動を吸収しよ
うとしても弾性部材から可動ゲート間での重量(マス)
が大きくなりこのため微少変化を十分に吸収できない問
題があった。
性部材は、取付けの都合上ソレノイドの近傍に設けられ
ており、このため弾性部材で可動羽根の振動を吸収しよ
うとしても弾性部材から可動ゲート間での重量(マス)
が大きくなりこのため微少変化を十分に吸収できない問
題があった。
【0006】そこで図8に示すテンサーが提案されてい
る。
る。
【0007】図8に示すように複数枚の第1テンション
部材1が平行に起立された第1ゲート2と、固定具3の
固定軸4に回動自在に支持され、先端に第1テンション
部材1間に延びる複数の第2テンション部材5を有する
第2ゲート6と、第2ゲート6を第1ゲート2へ押圧す
る加圧レバー7及びその加圧レバー7を回動すべくロー
タリソレノイド(図示せず)に連結されたロッド8から
なり、また加圧レバー7の押圧側面には、第2ゲート6
を弾性的に押圧するクッションゴム9とスプリング10
とが設けられている。
部材1が平行に起立された第1ゲート2と、固定具3の
固定軸4に回動自在に支持され、先端に第1テンション
部材1間に延びる複数の第2テンション部材5を有する
第2ゲート6と、第2ゲート6を第1ゲート2へ押圧す
る加圧レバー7及びその加圧レバー7を回動すべくロー
タリソレノイド(図示せず)に連結されたロッド8から
なり、また加圧レバー7の押圧側面には、第2ゲート6
を弾性的に押圧するクッションゴム9とスプリング10
とが設けられている。
【0008】ボビンからのボビン側給糸YB は第1ゲー
ト2の第1テンション部材1と第2ゲート6の第2テン
ション部材5とを交互にジグザグ状に折り返しながら進
むことで、そのパッケージ側給糸YP に張力が付与され
る。この場合、加圧レバー7の押圧側面にはクッション
ゴム9とスプリング10とが設けられ、第2ゲート6と
は直接連結されていないため、給糸Yに対して振動する
部分は第2ゲート6のみとなるため、微少変化を効率よ
く吸収できる利点がある。
ト2の第1テンション部材1と第2ゲート6の第2テン
ション部材5とを交互にジグザグ状に折り返しながら進
むことで、そのパッケージ側給糸YP に張力が付与され
る。この場合、加圧レバー7の押圧側面にはクッション
ゴム9とスプリング10とが設けられ、第2ゲート6と
は直接連結されていないため、給糸Yに対して振動する
部分は第2ゲート6のみとなるため、微少変化を効率よ
く吸収できる利点がある。
【0009】しかしながら、第2ゲート6は、その第2
テンション部材5の枚数が多くなればなるほどそのマス
が大きくなり張力の微少変化に対して追従性が悪くなり
やすい問題がある。従って加圧力の増加と解舒抵抗の安
定性を得るためにはまだまだ不十分である。
テンション部材5の枚数が多くなればなるほどそのマス
が大きくなり張力の微少変化に対して追従性が悪くなり
やすい問題がある。従って加圧力の増加と解舒抵抗の安
定性を得るためにはまだまだ不十分である。
【0010】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、張力の微少変化に追従できると共に圧力の増加と解
舒抵抗の安定性を得ることができるワインダー用テンサ
ーを提供することにある。
し、張力の微少変化に追従できると共に圧力の増加と解
舒抵抗の安定性を得ることができるワインダー用テンサ
ーを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、複数枚の第1テンション部材が略平行に起
立された第1ゲートと、第1ゲートに対して回動自在に
設けられ、先端に第1テンション部材間に延びる複数の
第2テンション部材を有する第2ゲートとを備えたワイ
ンダー用テンサーにおいて、上記第2ゲートを、それぞ
れ独立して回動する上部第2ゲートと下部第2ゲートと
に分割し、他方上下の第2ゲートを加圧するための加圧
レバーを設けると共に加圧レバーの加圧面に、それぞれ
上下の第2ゲートを押圧するためのゴムとスプリングか
らなるダンパー部材を設けたものである。
に本発明は、複数枚の第1テンション部材が略平行に起
立された第1ゲートと、第1ゲートに対して回動自在に
設けられ、先端に第1テンション部材間に延びる複数の
第2テンション部材を有する第2ゲートとを備えたワイ
ンダー用テンサーにおいて、上記第2ゲートを、それぞ
れ独立して回動する上部第2ゲートと下部第2ゲートと
に分割し、他方上下の第2ゲートを加圧するための加圧
レバーを設けると共に加圧レバーの加圧面に、それぞれ
上下の第2ゲートを押圧するためのゴムとスプリングか
らなるダンパー部材を設けたものである。
【0012】
【作用】上記構成によれば、第2ゲートを複数に分割す
ることで、分割した各分割第2ゲートの重量が少なくな
り、かつ上下の第2ゲートをダンパー部材で給糸の微少
な張力変動を吸収することで、微少な張力を、より効果
的に吸収することが可能となる。また、スプリングとゴ
ムの複合体からなるダンパー部材で張力変動を吸収する
ことで共振点がなくなり振動を効果的に吸収できる。
ることで、分割した各分割第2ゲートの重量が少なくな
り、かつ上下の第2ゲートをダンパー部材で給糸の微少
な張力変動を吸収することで、微少な張力を、より効果
的に吸収することが可能となる。また、スプリングとゴ
ムの複合体からなるダンパー部材で張力変動を吸収する
ことで共振点がなくなり振動を効果的に吸収できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
て詳述する。
【0014】先ず図2〜4により全体構成を説明する。
【0015】固定基板11に6枚の第1テンション部材
12が上下方向に平行に間隔をおいて起立して設けられ
て第1ゲート13が形成される。この第1ゲート13の
第1テンション部材12間に延びる第2テンション部材
14を有する第2ゲート15が、固定基板11に回動自
在に設けられる。
12が上下方向に平行に間隔をおいて起立して設けられ
て第1ゲート13が形成される。この第1ゲート13の
第1テンション部材12間に延びる第2テンション部材
14を有する第2ゲート15が、固定基板11に回動自
在に設けられる。
【0016】第1テンション部材12の中央部には、そ
れぞれ給糸Yを案内するための円弧状の溝16が形成さ
れ、その両側の第1テンション部材12a,12aの基
部17間には、第2ゲート15を回動自在に支持する固
定軸18が取り付けられている。また中間の内側第1テ
ンション部材12bの固定軸18側の端部は、第2ゲー
ト15と干渉しないよう短くされる。
れぞれ給糸Yを案内するための円弧状の溝16が形成さ
れ、その両側の第1テンション部材12a,12aの基
部17間には、第2ゲート15を回動自在に支持する固
定軸18が取り付けられている。また中間の内側第1テ
ンション部材12bの固定軸18側の端部は、第2ゲー
ト15と干渉しないよう短くされる。
【0017】さて本発明においては、第2ゲート15
が、上部第2ゲート15U と下部第2ゲート15D とに
二分割され、例えば上部第2ゲート15U の第2テンシ
ョン部材14は二枚で、下部第2ゲート15D の第2テ
ンション部材14は三枚で、計5枚となっている。
が、上部第2ゲート15U と下部第2ゲート15D とに
二分割され、例えば上部第2ゲート15U の第2テンシ
ョン部材14は二枚で、下部第2ゲート15D の第2テ
ンション部材14は三枚で、計5枚となっている。
【0018】第1テンション部材12aの基部17と上
下の第2ゲート15間の固定軸18にそれぞれスリーブ
ワッシャ19が嵌挿され、また上下の第2ゲート15U
,15D 間にもスリーブワッシャ19が嵌挿される。
下の第2ゲート15間の固定軸18にそれぞれスリーブ
ワッシャ19が嵌挿され、また上下の第2ゲート15U
,15D 間にもスリーブワッシャ19が嵌挿される。
【0019】他方固定具20に、第2ゲート15側に延
びる加圧レバー21が回動自在に設けられ、その加圧レ
バー21の他端がリンクロッド22を介してロータリー
ソレノイド23が連結される。加圧レバー21の先端の
加圧板24には、それぞれ上部第2ゲート15U と下部
第2ゲート15D とを押圧するためのダンパー部材25
U ,25D が設けられる。ダンパー部材25U ,25D
は、第2ゲート15の背面と接する押圧部26と、その
押圧部26を支持する筒状のゴムキャップ部材27と、
ゴムキャップ部材27内に設けられ押圧部26を押圧す
る竹の子状のスプリング28とからなっている。またこ
のダンパー部材25U ,25D の押圧部26には、スリ
ット29が形成され、そのスリット29に係合レバー3
0が係合し、押圧部26を移動可能に保持案内すると共
に、係合レバー30の係合を解除することで、第2ゲー
ト15を図3の二点鎖線で示したように回動して第1ゲ
ート13から離すことができる。
びる加圧レバー21が回動自在に設けられ、その加圧レ
バー21の他端がリンクロッド22を介してロータリー
ソレノイド23が連結される。加圧レバー21の先端の
加圧板24には、それぞれ上部第2ゲート15U と下部
第2ゲート15D とを押圧するためのダンパー部材25
U ,25D が設けられる。ダンパー部材25U ,25D
は、第2ゲート15の背面と接する押圧部26と、その
押圧部26を支持する筒状のゴムキャップ部材27と、
ゴムキャップ部材27内に設けられ押圧部26を押圧す
る竹の子状のスプリング28とからなっている。またこ
のダンパー部材25U ,25D の押圧部26には、スリ
ット29が形成され、そのスリット29に係合レバー3
0が係合し、押圧部26を移動可能に保持案内すると共
に、係合レバー30の係合を解除することで、第2ゲー
ト15を図3の二点鎖線で示したように回動して第1ゲ
ート13から離すことができる。
【0020】次に実施例の作用を述べる。
【0021】図1に示すように、ボビン側の給糸YB
は、下部第2ゲート15D の第2テンション部材14D
と第1ゲート13の下部の第1テンション部材12とを
交互にジグザグに折り返され、更に上部第2ゲート15
U の第2テンション部材14Uと第1ゲート13の上部
の第1テンション部材12とを交互にジグザグに折り返
されてパッケージ側への給糸YP となり所望の張力が付
与されてパッケージに巻き取られる。この際、上下の第
2ゲート15D ,15U は、ダンパー部材25U,25D
により給糸Yの張力の微少振動に対して互いに独立し
て回動するため、張力変動を吸収できる。
は、下部第2ゲート15D の第2テンション部材14D
と第1ゲート13の下部の第1テンション部材12とを
交互にジグザグに折り返され、更に上部第2ゲート15
U の第2テンション部材14Uと第1ゲート13の上部
の第1テンション部材12とを交互にジグザグに折り返
されてパッケージ側への給糸YP となり所望の張力が付
与されてパッケージに巻き取られる。この際、上下の第
2ゲート15D ,15U は、ダンパー部材25U,25D
により給糸Yの張力の微少振動に対して互いに独立し
て回動するため、張力変動を吸収できる。
【0022】また図2,図3に示したロータリーソレノ
イド23よりリンクロッド22を介して加圧レバー21
の加圧力を調整することで、ダンパー部材25U ,25
D を介して第2ゲート15U ,15D の第1ゲート13
の第1テンション部材14食い込み度合いを調整して張
力を調整できる。
イド23よりリンクロッド22を介して加圧レバー21
の加圧力を調整することで、ダンパー部材25U ,25
D を介して第2ゲート15U ,15D の第1ゲート13
の第1テンション部材14食い込み度合いを調整して張
力を調整できる。
【0023】この上部第2ゲート15U と下部第2ゲー
ト15D とを押圧するためのダンパー部材25U ,25
D は、上部ダンパー部材25U に対し下部ダンパー部材
がより加圧力が強くなるようにする。すなわち下部のダ
ンパー部材25D のスプリング28D のバネ力を上部ダ
ンパー部材25U のスプリング28U より強くする。こ
のように、下部のダンパー部材25D のスプリング28
のバネ力をより強くすると、図1に示すように下部第2
ゲート15D の第2テンション部材14D が第1テンシ
ョン部材12により食い込んだ状態となり、下部第2ゲ
ート15D で、主に全体の張力を決定し、上部第2ゲー
ト15U は、主に張力の微少変動を吸収するようにする
ことで、張力及び解舒抵抗を安定させることが可能とな
る。
ト15D とを押圧するためのダンパー部材25U ,25
D は、上部ダンパー部材25U に対し下部ダンパー部材
がより加圧力が強くなるようにする。すなわち下部のダ
ンパー部材25D のスプリング28D のバネ力を上部ダ
ンパー部材25U のスプリング28U より強くする。こ
のように、下部のダンパー部材25D のスプリング28
のバネ力をより強くすると、図1に示すように下部第2
ゲート15D の第2テンション部材14D が第1テンシ
ョン部材12により食い込んだ状態となり、下部第2ゲ
ート15D で、主に全体の張力を決定し、上部第2ゲー
ト15U は、主に張力の微少変動を吸収するようにする
ことで、張力及び解舒抵抗を安定させることが可能とな
る。
【0024】図6は、ロータリーソレノイド23の加圧
力と糸張力の関係を示したもので、グラフa,bは本発
明の実施例を示し、グラフaは、下部第2ゲートの加圧
力を強く、上部を弱くした場合、グラフbは、下部第2
ゲートの加圧力を弱く、上部を強くした場合を示す。ま
たグラフcは図8に示したテンサーの特性を示し、グラ
フdは従来のクシ型テンサーの特性を示したものであ
る。
力と糸張力の関係を示したもので、グラフa,bは本発
明の実施例を示し、グラフaは、下部第2ゲートの加圧
力を強く、上部を弱くした場合、グラフbは、下部第2
ゲートの加圧力を弱く、上部を強くした場合を示す。ま
たグラフcは図8に示したテンサーの特性を示し、グラ
フdは従来のクシ型テンサーの特性を示したものであ
る。
【0025】図6から本発明のグラフa,bにおいて
は、加圧力を高めると糸張力も比例して高くなる。これ
に対して、グラフc及び従来例のグラフdでは加圧力を
高めても糸張力が上昇しない、。このことは、従来張力
を高めるべく加圧力を強くしてもさほど効果がないが、
本発明では、より低い加圧力でも十分な張力を与えるこ
とができることを意味している。
は、加圧力を高めると糸張力も比例して高くなる。これ
に対して、グラフc及び従来例のグラフdでは加圧力を
高めても糸張力が上昇しない、。このことは、従来張力
を高めるべく加圧力を強くしてもさほど効果がないが、
本発明では、より低い加圧力でも十分な張力を与えるこ
とができることを意味している。
【0026】図7は、上下の加圧力に差をもたせたとき
の、テンション値の変動幅を示す図である。Fu は時間
と加圧力の積が0〜49の範囲に入る加圧力、F1 は同
じく−49〜0の範囲に入る加圧力を示し、全体として
F1 〜Fu がテンション値の変動の大きさを示してい
る。グラフから、特に加圧力を大きくしたときに、下側
の加圧力を上側の加圧力を大きくした方が、テンション
の変動の幅を小さくなることがわかる。なお、上下の加
圧力として説明したが、上とは糸走行の下流、下とは糸
走行の上流の意味である。
の、テンション値の変動幅を示す図である。Fu は時間
と加圧力の積が0〜49の範囲に入る加圧力、F1 は同
じく−49〜0の範囲に入る加圧力を示し、全体として
F1 〜Fu がテンション値の変動の大きさを示してい
る。グラフから、特に加圧力を大きくしたときに、下側
の加圧力を上側の加圧力を大きくした方が、テンション
の変動の幅を小さくなることがわかる。なお、上下の加
圧力として説明したが、上とは糸走行の下流、下とは糸
走行の上流の意味である。
【0027】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、第2ゲー
トを複数に分割することで、分割した各分割第2ゲート
の重量が少なくなり、かつ上下の第2ゲートをダンパー
部材で給糸の微少な張力変動を吸収することで、微少な
張力を、より効果的に吸収することが可能となる。ま
た、スプリングとゴムの複合体からなるダンパー部材で
張力変動を吸収することで共振点がなくなり振動を効果
的に吸収できる。
トを複数に分割することで、分割した各分割第2ゲート
の重量が少なくなり、かつ上下の第2ゲートをダンパー
部材で給糸の微少な張力変動を吸収することで、微少な
張力を、より効果的に吸収することが可能となる。ま
た、スプリングとゴムの複合体からなるダンパー部材で
張力変動を吸収することで共振点がなくなり振動を効果
的に吸収できる。
【図1】本発明の一実施例を示す要部断面図である。
【図2】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】図3の正面図である
【図5】図4の側断面図である。
【図6】本発明及び従来のテンサーの加圧力と解舒抵抗
の関係を示す図である。
の関係を示す図である。
【図7】本発明において加圧力と振幅の変化を示す図で
ある。
ある。
【図8】提案されているテンサーの例を示す斜視図であ
る。
る。
12 第1テンション部材 13 第1ゲート 14 第2テンション部材 15U,15D 第2ゲート
Claims (1)
- 【請求項1】 複数枚の第1テンション部材が略平行に
起立された第1ゲートと、第1ゲートに対して回動自在
に設けられ、先端に第1テンション部材間に延びる複数
の第2テンション部材を有する第2ゲートとを備えたワ
インダー用テンサーにおいて、上記第2ゲートを、それ
ぞれ独立して回動する上部第2ゲートと下部第2ゲート
とに分割し、他方上下の第2ゲートを加圧するための加
圧レバーを設けると共に加圧レバーの加圧面に、それぞ
れ上下の第2ゲートを押圧するためのゴムとスプリング
からなるダンパー部材を設けたことを特徴とするワイン
ダー用テンサー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26179492A JPH06115814A (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | ワインダー用テンサー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26179492A JPH06115814A (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | ワインダー用テンサー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06115814A true JPH06115814A (ja) | 1994-04-26 |
Family
ID=17366808
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26179492A Pending JPH06115814A (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | ワインダー用テンサー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06115814A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ITMI20120478A1 (it) * | 2012-03-27 | 2013-09-28 | Savio Macchine Tessili Spa | Dispositivo tendifilo dei filati in avvolgimento |
-
1992
- 1992-09-30 JP JP26179492A patent/JPH06115814A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ITMI20120478A1 (it) * | 2012-03-27 | 2013-09-28 | Savio Macchine Tessili Spa | Dispositivo tendifilo dei filati in avvolgimento |
EP2644550A1 (en) * | 2012-03-27 | 2013-10-02 | Savio Macchine Tessili S.p.A. | Self-adjusting thread tensioning device for winding yarns |
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