JPH061157U - 脚・装輪式車両 - Google Patents
脚・装輪式車両Info
- Publication number
- JPH061157U JPH061157U JP4537791U JP4537791U JPH061157U JP H061157 U JPH061157 U JP H061157U JP 4537791 U JP4537791 U JP 4537791U JP 4537791 U JP4537791 U JP 4537791U JP H061157 U JPH061157 U JP H061157U
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- leg
- legs
- hydraulic
- vehicle
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 不整地において脚で移動する場合においても
スムーズに移動することのできる脚・装輪式車両を提供
すること。 【構成】 脚先端の各車輪5〜10に連る各油圧モータ
14〜19にそれぞれバイパス回路を設け、同各回路上
にバイパス弁26〜29を設け、同各バイパス弁を独立
に開閉するようにした。
スムーズに移動することのできる脚・装輪式車両を提供
すること。 【構成】 脚先端の各車輪5〜10に連る各油圧モータ
14〜19にそれぞれバイパス回路を設け、同各回路上
にバイパス弁26〜29を設け、同各バイパス弁を独立
に開閉するようにした。
Description
【0001】
本考案は不整地作業等に用いられる脚・装輪式車両に関するものである。
【0002】
図3は脚・装輪式車両の外観図である。図において、1,2,3,および4は 関節を有する脚、5,6,7,8,9,および10は車輪、11は車体である。 複数の車輪のうち車輪6および9は車体11に設けられた軸を中心として回転す る車輪、車輪5,7,8,および10は、それぞれ脚1,2,3,および4の先 端部に設けられている軸を中心として回転する車輪である。
【0003】 図4は上記車両が、超堤作業において、段差部を超えて進む時の脚の動きを示 す動作説明図、図5は同車両が、超壕作業において、壕を超えて進む時の脚の動 きを示す動作説明図である。いずれの場合も、図の(A),(B),(C),( D)の順に動作が進行する。
【0004】 図6は上述の動作の代表的パターンとしての超壕動作の一部の詳細説明図であ る。図においてa,b,c,dは脚の関節である。脚の各関節a,b,c,dを 駆動して、車体11を図の(A)の位置から(B)の位置へ移動するためには、 その間の移動軌跡を細分化し、各関節の位置(角度)を事前に計算しておく。そ の計算値にもとづいて、各関節を順次位置制御する。その際、車輪の位置を固定 するため脚先の前後輪5,10,7,および8にはブレーキをかけておく。
【0005】 図7は従来の脚・装輪式車両の車輪回転駆動系統の油圧回路図である。図にお いて、12,13は油圧ポンプ、14〜19は前記油圧ポンプによって駆動され る油圧モータ、20〜25は各車輪の回転軸に設けられている駐車ブレーキであ る。車輪走行を行う時は、脚は固定され、車輪5〜10は前記油圧ポンプと油圧 モータによって回転駆動される。車両の走行速度の変更は、油圧ポンプを制御し 、油圧モータへ供給する油量を変えることによって行われる。超壕動作等を行う 時には油圧ポンプ12,13が停止され、車輪5〜10には駐車ブレーキ20, 21,22,23,24,25がかけられ、脚が動かされる。
【0006】
従来の脚・装輪式車両において、車体がブレーキをかけた脚先の前後輪5,1 0,7,および8のみで支えられている状態、すなわち図6(B)の状態を考え る。脚先の車輪の動きが拘束されているため、各関節の角度は、他の関節の角度 が決まると自ずと決まる。よって、ある関節の角度を制御する場合、同時に他の 関節も制御する必要がある。しかるに、脚の各関節に加わる負荷が異なるため各 関節の角速度を協調して制御する必要があるが、これは非常に難しい。その結果 、従来の脚・装輪式車両においては、各関節間で互いにブレーキの作用が働き車 体の滑らかな移動が出来なかった。また動力損失も大きかった。
【0007】 本考案は、上記従来技術の欠点を解消し、不整地において脚で移動する場合に おいても、スムーズに動くことのできる脚・装輪式車両を提供しようとするもの である。
【0008】
本考案は前記課題を解決したものであって、関節を有する複数の脚、同各脚の 先端に設けられた車輪、同各車輪に連る油圧モータ、および同各油圧モータを駆 動する油圧ポンプを備えた脚・装輪式車両において、上記各油圧モータにそれぞ れバイパス回路を設け、同各回路上にバイパス弁を設け、同各バイパス弁を独立 に開閉するようにしたことを特徴とする脚・装輪式車両に関するものである。
【0009】
従来は、特に不整地において、車輪を油圧によって駆動することなく、脚によ る移動を行う時は油圧ポンプを止め、駐車ブレーキを掛けて、すべての車輪を止 めて移動していた。本考案の車両においては、自由回転を行うことが必要な車輪 については、駐車ブレーキを開放し、バイパス弁を開いて、接地している車輪の 側から車輪が動かされた時、油が油圧モータとバイパス回路との間で自由に動き うるようにして、車輪を自由回転させる。
【0010】
本実施例は、例えば前述の図6において、車体11を水平に保ちながら車輪5 ,7,8,および10を支点として脚1〜4の各関節a,b、c、dを協調制御 しながら駆動して壕を超える際、車輪5,7,8,10を全て固定せず、必要に 応じて車輪5,10あるいは車輪7,8のいずれか一方を自由に回転出来るよう にするためのものである。
【0011】 図1は本考案の一実施例の油圧回路図である。図において、26,27,28 ,および29は車輪10,8,7,および5をそれぞれ自由に回転できるように するための、バイパス回路に設けられたバイパス弁である。上記以外の部分は従 来技術と同じであるから説明を省略する。各バイパス弁および各ブレーキはそれ ぞれ独立に作動するようになっている。この作動は油圧式手段または電磁式手段 のいずれで行ってもよい。
【0012】 本実施例において、車輪5〜10すべてを駆動して、車両が通常の走行をする 時は、バイパス弁26〜29はすべて閉じる。すなわち油の流れを図7に示す従 来の車両の油圧回路と同じくする(図1に示すバイパス弁は閉じた状態を示す) 。バイパス弁26〜29を閉じた状態では各車輪と対をなす油圧モータの入力ポ ートと出力ポートとが直につながっていない為各車輪を独立して車輪側から動か すことはできない。すなわち車輪は自由回転できない。
【0013】 次に、例えば、車輪5,10を固定にし、車輪7,8を回転自在にするには、 油圧ポンプ12,13を止め、駐車ブレーキ21,24を掛け、駐車ブレーキ2 2,23を開放して、バイパス弁27,28を開にする。このとき、バイパス弁 26,29は開,閉どちらでも良い。また、上記を実現するための別の方法とし て、油圧ポンプ12,13を止め、駐車ブレーキを21,22,23,24を開 放して、バイパス弁26,29を閉、バイパス弁27,28を開にしても良い。
【0014】 図2はバイパス弁の開いた時の油の移動状態図である。車輪をまわすと油は図 に示す様に、油圧モータの出力ポートから自身の入力ポートへと循環して流れる ことができるため、各車輪を独立して車輪側から駆動できる。脚の各関節a,b 、c、dを駆動して車体11を移動する際には、例えば油圧ポンプ12,13を 止め、ブレーキ21,24を掛けて車輪5,10を固定し、ブレーキ22,23 を開放し、バイパス弁27,28を開にし、車輪27,28の車輪側からの駆動 を自由にする。
【0015】
本考案の脚・装輪式車両においては、各油圧モータにそれぞれバイパス回路を 設け、同各回路上にバイパス弁を設け、同各バイパス弁を独立に開閉するように してあるので、車輪が自由回転することができ、したがって、不整地において脚 で移動する場合において、脚間の干渉がなく、スムーズに移動することができる 。
【図1】本考案の一実施例の油圧回路図。
【図2】上記実施例のバイパス弁の開いた時の状態図。
【図3】脚・装輪式車両の外観図。
【図4】上記車両の超堤作業の動作説明図。
【図5】上記車両の超壕作業の動作説明図。
【図6】上記車両の超壕動作の詳細説明図。
【図7】従来の脚・装輪式車両の油圧回路図。
1,2,3,4 脚 5,6,7,8,9,10 車輪 11 車体 12,13 油圧ポンプ 14,15,16,17,18,19 油圧モータ 20,21,22,23,24,25 駐車ブレーキ 26,27,28,29 バイパス弁
Claims (1)
- 【請求項1】 関節を有する複数の脚、同各脚の先端に
設けられた車輪、同各車輪に連る油圧モータ、および同
各油圧モータを駆動する油圧ポンプを備えた脚・装輪式
車両において、上記各油圧モータにそれぞれバイパス回
路を設け、同各回路上にバイパス弁を設け、同各バイパ
ス弁を独立に開閉するようにしたことを特徴とする脚・
装輪式車両。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4537791U JPH061157U (ja) | 1991-06-17 | 1991-06-17 | 脚・装輪式車両 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4537791U JPH061157U (ja) | 1991-06-17 | 1991-06-17 | 脚・装輪式車両 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH061157U true JPH061157U (ja) | 1994-01-11 |
Family
ID=12717580
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4537791U Withdrawn JPH061157U (ja) | 1991-06-17 | 1991-06-17 | 脚・装輪式車両 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH061157U (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010008540A2 (en) * | 2008-07-14 | 2010-01-21 | Smith W Reynolds | Vehicles having multiple controlled systems and configurations for optimized use or performance |
WO2020004024A1 (ja) * | 2018-06-25 | 2020-01-02 | 株式会社クボタ | 作業車 |
JP2020001441A (ja) * | 2018-06-25 | 2020-01-09 | 株式会社クボタ | 作業車 |
JP2020001440A (ja) * | 2018-06-25 | 2020-01-09 | 株式会社クボタ | 作業車 |
JP2020001443A (ja) * | 2018-06-25 | 2020-01-09 | 株式会社クボタ | 作業車 |
-
1991
- 1991-06-17 JP JP4537791U patent/JPH061157U/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010008540A2 (en) * | 2008-07-14 | 2010-01-21 | Smith W Reynolds | Vehicles having multiple controlled systems and configurations for optimized use or performance |
WO2010008540A3 (en) * | 2008-07-14 | 2010-05-06 | Smith W Reynolds | Vehicles having multiple controlled systems and configurations for optimized use or performance |
WO2020004024A1 (ja) * | 2018-06-25 | 2020-01-02 | 株式会社クボタ | 作業車 |
JP2020001441A (ja) * | 2018-06-25 | 2020-01-09 | 株式会社クボタ | 作業車 |
JP2020001440A (ja) * | 2018-06-25 | 2020-01-09 | 株式会社クボタ | 作業車 |
JP2020001443A (ja) * | 2018-06-25 | 2020-01-09 | 株式会社クボタ | 作業車 |
EP3812250A4 (en) * | 2018-06-25 | 2022-07-13 | Kubota Corporation | WORK VEHICLE |
US11498632B2 (en) | 2018-06-25 | 2022-11-15 | Kubota Corporation | Work vehicle |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19950907 |