JPH06115273A - 平版印刷版用支持体の製造方法 - Google Patents

平版印刷版用支持体の製造方法

Info

Publication number
JPH06115273A
JPH06115273A JP28494692A JP28494692A JPH06115273A JP H06115273 A JPH06115273 A JP H06115273A JP 28494692 A JP28494692 A JP 28494692A JP 28494692 A JP28494692 A JP 28494692A JP H06115273 A JPH06115273 A JP H06115273A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
japanese patent
patent application
support
lithographic printing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28494692A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Uesugi
彰男 上杉
Fumio Yuhito
文夫 由比藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP28494692A priority Critical patent/JPH06115273A/ja
Publication of JPH06115273A publication Critical patent/JPH06115273A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Printing Plates And Materials Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 平面性が優れしかも汚れ、耐刷性能が良い平
版印刷版用支持体の製造方法を提供すること。 【構成】 厚さ0.24mmのアルミニウム板(JIS
1050)をRa10μmのφ300金属ロールにて3
00kg/cm2 の圧力で圧接し、φ25mmのロール
4本にラップ角10°,張力600kgにて支持体に引
張り張力をかけてローラレベリング装置にて矯正を行っ
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は平板印刷版支持体の製造
方法に関する、特に、汚れ、耐刷性能が良く、平面性の
良い感光性平版印刷版の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、平版印刷版用支持体としてア
ルミニウム板が広く使用されているが、その上に設けら
れる感光層との密着性を良好にし、且つそれを用いて作
成される平版印刷版の非画像部(印刷時に使用される湿
し水を受容し、油性インクを反発する領域で、支持体の
表面が露出している領域がこれを担う)の保水性を改善
することを目的として、アルミニウム板の表面は粗面化
されるのが通例である。
【0003】この粗面化の処理は、いわゆる砂目立てと
称され、平版印刷版用支持体の調製においては不可欠の
工程で、しかも相当の熟練度を必要とする作業である。
この砂目立てはボールグレイン、ワイヤーグレイン、ブ
ラシグレイン等の機械的な粗面化方法と電気的な粗面化
方法に大別される。ボールグレインの場合にはボールの
材質、研磨剤の種類、研磨の際の水分の調整等、熟練を
要する因子が多く、また作業を連続的に行なうことは不
可能で一枚一枚仕上げる必要がある。又ワイヤーグレイ
ンは、得られる砂目が不均一である。これに対してブラ
シグレインは、これ等の方法を改良したものであって、
均一な砂目のものが得られ、連続的処理が可能であるの
で、大量生産に向いている。
【0004】しかし、上記機械的な方法では、印刷版用
支持体として十分な性能を得るのが難しかった。
【0005】一般に表面粗さが大きいと水持ち(即ち、
保水性)が良くなると言われており、水持ちを良くする
ためや印刷し易くする目的の平版印刷版を作成する場合
には、その支持体の表面形状はできるだけ均一な凹凸を
もっているもきが好ましいとされている。このような好
ましい表面形状が得られる方法として、電気化学的な粗
面化方法が着目されている。
【0006】この電気化学的粗面化方法による場合に
は、電解液の組成、温度、電解条件などの諸条件を一定
に維持しておけば、一定の粗面化表面を有するアルミニ
ウム板が得られるが、それ等の電解条件の巾が非常に狭
く、従って、そのような範囲内に常に保つように調整し
て電解することは、極めて困難である。又電気化学的な
粗面化は、その電力消費が大であるので経済的な見地か
らも問題がある。しかも、電解によって、電解液中にア
ルミニウムイオンが相当量蓄積されていき、この廃液の
処理に対する人件費及び薬品代が、かなりの金額に達す
る欠点があった。
【0007】そこで経済的にもアルミニウム表面に凹凸
をつける方法として、反転グレイニング面を有する圧延
ロールを用いる方法が、特開昭55−74898号公報
で公開されているが、ロールに印刷版用支持体として好
適な微細な反転グレイニング面を形成させることが非常
に難しいという欠点がある。特開昭60−36195号
公報、特開昭60−36196号公報ではロールによっ
て長軸平均長さ10〜140μm、短軸平均長さ7〜8
0μmの楕円状のプレス凹部を形成させた後に化学的ま
たは電気化学的に1〜10μmの微細凹凸を形成させる
方法が記されている。特開昭60−203496号公報
では平均直径10〜100μmの凹凸をエンボス加工し
たロールにより転写した後に化学的なエッチング処理と
電気化学的なエッチング処理をおこなったアルミニウム
板が記されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、凹凸面
をアルミニウム板に圧接し、転写によりアルミニウム板
の表面に凹凸をつける平版印刷版用支持体の製造方法
は、印刷性能,ランニングコスト等優れた方式である
が、平面性を維持する為に、非常に弱い圧力で圧接する
と求める深い砂目立てが難しく、圧接力を強くすると支
持体のアルミニウム板に大きな力がかかり、平面性が損
なわれるという問題があった。
【0009】本発明の目的は、上記問題点を解消し、平
面性が優れしかも汚れ、耐刷性能が良い平版印刷版用支
持体の製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の上記目
的は凹凸面をアルミニウム板に圧接し、転写によりアル
ミニウム板の表面に凹凸パターンを形成する平版印刷版
用支持体の製造方法において、アルミニウム板に凹凸を
つけた後、ローラーレベリング装置によってアルミニウ
ム板の平面性を矯正することを特徴とする平版印刷版用
支持体の製造方法によって達成される。
【0011】本発明に於て、使用されるアルミニウム板
には、純アルミニウム、アルミニウム合金が含まれる。
アルミニウム合金としては、種々な物が使用出来、例え
ば、珪素、銅、マンガン、マグネシウム、クロム、亜
鉛、鉛、ニッケル、ビスマス等の合金とアルミニウムの
合金が用いられる。アルミニウム合金は、種々あるが、
オフセット印刷用版材として例えば、特公昭58−66
35号公報では、FeとSi成分を限定し、金属間化合
物を特定している。また、特公昭55−28874号公
報では、冷間圧延率、中間鈍純を行い、電解粗面化の電
圧印加方法を限定している。特公昭62−41304、
特公平1−46577、特公平1−46578、特公平
1−47545、特公平1−35910、特公昭63−
60823、特公昭63−60824、特公平4−13
417、特公平4−19290、特公平4−1929
1、特公平4−19293、特公昭62−50540、
特開昭61−272357、特開昭62−74060、
特開昭61−201747、特開昭63−14323
4、特開昭63−143235、特開昭63−2553
38、特開平1−283350各号公報、EP2725
28、米国特許4902353、同4818300、E
P394816、米国特許5019188、西ドイツ特
許3232810、米国特許435230、EP239
995、米国特許4822715、西ドイツ特許350
7402、米国特許4715903、西ドイツ特許35
07402、EP289844、米国特許500972
2、同4945004、西ドイツ特許3714059、
米国特許4686083、同4861396、EP15
8941各号明細書等に示されているアルミニウム合金
のみならず、一般的なものもすべて含まれる。板材の製
造方法としては、熱間圧延を使用した方法とともに連続
鋳造で行なう方法も最近出願されている。例えば東ドイ
ツ特許252799号明細書では、双ロール方式で行な
われた板材が紹介されている。EP223737,米国
特許4802935,同4800950号各明細書で
は、微量合金成分を限定した形で出願されている。EP
415238号明細書では、連鋳、連鋳+熱延を提案し
ている。
【0012】次に、これらのアルミニウム板の処理条件
を示す。本発明(転写)に先だって、アルミニウム表面
の圧延油を除去すること、及び、清浄なアルミニウム表
面を露出するために、前処理を行なう場合がある。前者
の場合は、トリクレン等の溶剤、界面活性材が用いられ
ている。後者では、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム
等のアルカリエッチング剤を用いる方法が広く用いられ
ている。特開平2−026793では、脱脂処理につい
て記載がされている。例えば、溶剤脱脂方法としては、
ガソリン、ケロシン、ベンジン、ソルベントナフサ、ノ
ルマルヘキサン等の石油系溶剤を用いる方法、トルクロ
ルエチレン、メチレンクロライド、パークロルエチレ
ン、1,1,1−トリクロルエタン等の塩素系溶剤を用
いる方法がある。アルカリ脱脂方法としては、水酸化ナ
トリウム、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、硫酸ナ
トリウム等のソーダ塩を用いる方法、オルトケイ酸ナト
リウム、メタケイ酸ナトリウム、二号ケイ酸ナトリウ
ム、三号ケイ三ナトリウム等のケイ酸塩の水溶液を用い
る方法、第一燐酸ナトリウム、第三燐酸ナトリウム、第
二燐酸ナトリウム、トリポリリン酸ナトリウム、ピロリ
ン酸ナトリウム、ヘキサメタリン酸ナトリウム等の燐酸
塩水溶液を用いる方法等がある。アルカリ脱脂方法を用
いる場合、処理時間、処理温度によって、アルミニウム
表面が溶解する可能性があり得るので、脱脂処理につい
ては、溶解現象が伴わないようにする必要がある。界面
活性剤による脱脂処理としては、アニオン界面活性剤、
カチオン界面活性剤、非イオン型界面活性剤、及び両性
活性剤の水溶液が用いられ、各種の市販品等を用いるこ
とが出来る。脱脂方法としては、浸漬法、吹き付け法、
液を布等に含ませて擦る方法等用いることが出来る。ま
た、浸漬や吹き付け法には、超音波を用いてもよい。
【0013】本発明における凹凸面をアルミニウム板に
圧接する転写方法としては、種々の方法を使用すること
が出来る。即ち、前述の特開昭55−74898号,特
開昭60−36195号,特開昭60−203496号
各公報の他、転写を数回行うことを特徴とした特願平4
−175945号明細書,表面が弾性であることを特徴
とした特願平4−204235号明細書も適用可能であ
る。
【0014】また、放電加工・ショットブラスト・レー
ザー・プラズマエッチングなどを用いて、微細な凹凸を
食刻したロールを用いて繰り返し転写をおこなうこと
や、微細粒子を塗布した凹凸のある面を、アルミニウム
板に接面させ、その上より複数回繰返し圧力を加え、ア
ルミニウム板に微細粒子の平均直径に相当する凹凸パタ
ーンを複数回繰り返し転写させても良い。
【0015】転写ロールへ微細な凹凸を付与する方法と
しては、特開平3−08635号、特開平3−0664
04号、特開昭63−065017号各公報などが公知
となっている。また、ロール表面にダイス、バイトまた
はレーザーなどを使って2方向から微細な溝を切り、表
面に角形の凹凸をつけてもよい。このロール表面は、公
知のエッチング処理などをおこなって形成した角形の凹
凸が丸みを帯びるような処理をおこなってもよい。表面
の硬度を上げるために焼き入れ、ハードクロムメッキな
どを行なってもよいことは勿論である。
【0016】この様にして得られたアルミニウム支持体
は、平面性が損なわれている場合が多く、ローラ・レベ
リング装置、または引張張力をかけてローラレベリング
装置にて矯正を行う。この装置はアルミニウム帯板を上
下より多数本の小径ロールにより互違いに挟み搬送させ
ることにより、繰返し曲げで帯板材料表皮部を塑性変形
させ、帯板全体の内部応力を低下,細分化させ、帯板を
平坦化させ真直化させるための設備であり、いろいろな
改良が施行されており、例えば、特開昭63−1990
22号公報には、異物による帯板面の故障を防止するロ
ーラレベリング装置が、特開昭63−199023号公
報には、ワークロールの表面がウレタンゴム,又はウレ
タンゴムに類似したゴム質材料で被覆したものを用いる
ことを特徴とするローラレベリング装置が開示されてい
る。
【0017】また、この様な装置に、100kg〜20
00kgの張力をかけ、引張張力をかけて上述ローラー
レベリング装置により矯正を行っても良い。
【0018】この様に転写により凹凸を作成したのち必
要に応じて、アルミニウム板の平滑化、均斉化等を目的
として、アルミニウム表面を酸、アルカリで化学処理す
る。特に、電気化学的粗面化を行なう場合には転写後そ
のまま引き続いて行なう場合、粗面化が不均一になる。
この様に処理する酸、アルカリの具体例としては、燐
酸、硫酸、塩酸、硝酸、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリ
ウム、重炭酸ナトリウム、硫酸ナトリウム等のソーダ塩
を用いる方法、オルトケイ酸ナトリウム、メタケイ酸ナ
トリウム、二号ケイ酸ナトリウム、三号ケイ酸ナトリウ
ム等のケイ酸塩の水溶液を用いる方法、第一燐酸ナトリ
ウム、第三燐酸ナトリウム、第二燐酸ナトリウム、トリ
ポリリン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム、ヘキサ
メタリン酸ナトリウム等の燐酸塩水溶液を用いる方法等
がある。処理条件としては、濃度0.01%〜50%、
温度20℃〜90℃、時間5秒〜5分間から適時選択さ
れる。エッチング量としては、アルミニウム材質、求め
る品質で適時選択される。特開昭54−65607、特
開昭55−125299各号公報では、電気化学的粗面
化の前処理を提案している。特願昭62−67980
1、特願昭62−1423701、特願昭62−228
43171、特願昭62−3208931、特願昭62
−2951381、特願昭62−2951371、特願
昭63−24381、特願昭63−138482、特願
平1−265286、特願平1−265288、特願平
1−313457各号明細書等に各種前処理が含まれて
いるが、本発明は、これらに限っているわけではない。
しかしながら、この様に、酸、アルカリの水溶液により
アルミニウム表面を化学処理すると、その表面に不溶解
残渣部すなわちスマットが生成する。このスマットは、
燐酸、硝酸、硫酸、クロム酸または、これらの混合物に
より除去することが出来る。本発明に於いて、電気化学
的粗面化処理されるアルミニウム表面は、スマットの無
い清浄な面であることが望ましい。しかし、電解液が酸
であり、デスマット作用を持つ場合等これを省くことが
できる。
【0019】この様にして処理されたアルミニウム板に
必要に応じて、電気化学的粗面化が行なわれる。電気化
学的グレイン法については、特公昭48−28123号
公報、英国特許896563号明細書に記載されてい
る。上記電解グレイニングは、従来正弦波形の交流電流
を用いるものであるが、特開昭52−58602号公報
に記載されているような特殊な波形を用いて行ってもよ
い。また、特開昭55−158298、特開昭56−2
8898、特開昭52−58602、特開昭52−15
2302、特開昭54−85802、特開昭60−19
0392、特開昭58−120531、特開昭60−1
47394各号公報、特願昭62−83241、特願昭
62−1610201、特願昭62−2735461、
特願昭62−2756681、特願昭62−30769
91、特願昭63−12441、特願昭63−1256
81、特願昭62−3134051、特願平1−563
77、特願平2−57920、特願平2−51637、
特願平2−181468、特願平2−181477、特
願平2−64435、特願昭62−297835各号明
細書等の方法も適用できる。
【0020】周波数としては、前述の他に、電解コンデ
ンサーにて提案されているものも使用できる。例えば、
米国特許4276129,同4676879号明細書等
である。
【0021】電解液としては、硝酸、塩酸等前述の他、
米国特許4671859,同466576,同4661
219,同4618405,同462628,同460
0482,同4566960,同4566958,同4
566959,同4416972,同4374710,
同4336113,同4184932各号明細書等の電
解液も使用できる。電解槽、電源としては、色々提案さ
れているが、米国特許4203637号明細書、特開昭
56−123400、特開昭57−59770、特開昭
53−12738、特開昭53−32821、特開昭5
3−32822、特開昭53−32823、特開昭55
−122896、特開昭55−132884、特開昭6
2−127500各号公報、特願昭62−206583
1、特願昭62−2065841、特願昭58−173
674、特願昭63−54783、特願平2−5375
8各号明細書等がある。また、上述した特許以外にも、
色々提案されている。例えば、特開昭52−5860
2、特開昭52−152302、特開昭53−1273
8、特開昭53−12739、特開昭53−3282
1、特開昭53−32822、特開昭53−3283
3、特開昭53−32824、特開昭53−3282
5、特開昭54−85802、特開昭55−12289
6、特開昭55−132884、特公昭48−2812
3、特公昭51−7081、特開昭52−13383
8、特開昭52−133840、特開昭52−1338
44、特開昭52−133845、特開昭53−149
135、特開昭54−146234各号公報等ももちろ
ん適用できる。
【0022】かくして得られたサンプルに必要に応じ
て、アルカリまたは、酸にて処理を行なう。特開昭56
−51388号公報のようにアルカリ処理し、特開昭5
3−12739号公報のように硫酸によってデスマット
処理を行なう。また、特開昭53−115302号公報
のように燐酸処理したり、特願昭60−8091、特願
昭62−8325、特願昭62−194552、特願昭
62−2843181、特願昭63−125671、特
願平1−313458、特願平1−265286、特願
平1−32969各号明細書等も用いることが出来る。
【0023】この様に得られたアルミニウム支持体の表
面に、陽極酸化皮膜を形成させるのが好ましい。電解液
としては、硫酸、燐酸、クロム酸、しゅう酸、スルファ
ミン酸、ベンゼンスルホン酸等あるいは、これら2種類
以上組み合わせた水溶液または非水溶液中で、アルミニ
ウムを陽極として電流を流すと、アルミニウム表面に、
陽極酸化皮膜を形成させることが出来る。陽極酸化の処
理条件は、使用される電解液によって種々変化するの
で、一概にいえないが一般的には、電解液の濃度が、1
〜80重%、液温5〜70℃、電流密度0.5〜60A
/dm2 、電圧1〜100V、電解時間15秒〜50分
が適当である。電解装置としては、特開昭48−266
38、特開昭47−18739、特公昭58−2451
7各号公報等に液中給電方式が紹介されている。また、
特願昭52−149044、特願昭55−12306
4、特願昭55−125458、特願昭55−1254
59、特願昭55−130437、特願昭55−133
890、特願昭56−204747、特願昭59−68
573、特願昭60−275027、特願昭62−75
19、特願平2−158795、特願平2−25185
0、特願平3−41929、特願平3−150083、
特願平3−187376、特願平3−188829、特
願平3−187377、特願平3−188830、特願
平3−294204、特願平3−289849、特願平
4−9701各号明細書にかかれている方法ももちろん
使用できる。処理液としては、特願平2−51638、
特願昭60−221648、特願昭62−292457
各号明細書、特開昭54−32424号公報、特願平3
−159901、特願平3−197306各号明細書等
の液ももちろん使用できる。
【0024】上述の様に、陽極酸化皮膜を形成した後、
各支持体と感光組成物との密着を最適なものとするため
に、陽極酸化皮膜をエッチングした後、水蒸気並びに、
熱水で封孔処理をして、経時安定性の良い、現像性の良
好な、非画像部の汚れのない感光性印刷版を与える支持
体の封孔処理装置があり、(特公昭56−12518号
公報)この様な装置で皮膜生成後処理を行なっても良
い。また、特願平4−33952、特願平4−3395
1、特願平3−315245、特願平2−103091
各号明細書等の装置、方法で封孔処理を行なっても良
い。
【0025】他に、米国特許第2946638号明細書
に記載されている弗化ジルコニウム酸カリウム処理、米
国特許第3201247号明細書に記載されているホス
ホモリブデート処理英国特許第1108559号に記載
されているアルキルチタネート処理、独国特許第109
1433号明細書に記載されているポリアクリル酸処
理、独国特許第1134093号明細書や英国特許第1
230447号明細書に記載されているポリビニルホス
ホン酸処理、特公昭44−6409号公報に記載されて
いるホスホン酸処理、米国特許第3307951号明細
書に記載されているフィチン酸処理、特開昭58−16
893号や特開昭58−18291号の各公報に記載さ
れている親油性有機高分子化合物と2価の金属との塩に
よる処理や、米国特許第3860426号明細書に記載
されているように、水溶性金属塩(例えば酢酸亜鉛な
ど)を含む親水性セルロース(例えばカルボキシメチル
セルロースなど)の下塗り層を設けたり、特開昭59−
101651号公報に記載されているスルホン酸基を有
する水溶性重合体の下塗りによって親水化処理を行った
ものや、特開昭62−019494号公報に記載されて
いるリン酸塩、特開昭62−033692号公報に記載
されている水溶性エポキシ化合物、特開昭62−097
892号公報に記載のリン酸変性デンプン、特開昭63
−056498号公報に記載のジアミン化合物、特開昭
63−130391号公報記載のアミノ酸の無機または
有機酸、特開昭63−145092号公報に記載の−C
OOHまたは−OHを含む有機ホスホン酸、特開昭63
−165183号公報に記載のアミノ基とホスホン酸基
を有する化合物、特開平2−316290号公報に記載
の特定のカルボン酸誘導体、特願平1−272594号
明細書に記載のリン酸エステル、特願平2−59592
号明細書に記載の1個のアミノ基とリンの酸素酸基1個
を持つ化合物、特願平2−265845号明細書に記載
のリン酸エステル、特願平3−10604号明細書に記
載のフェニルホスホン酸などの脂肪族または芳香族ホス
ホン酸、特開平1−307745号公報に記載のチオサ
リチル酸のようなS原子を含む化合物、特願平3−46
932号明細書に記載のリンの酸素酸のグループを持つ
化合物などの下塗りや、特開昭60−64352号公報
に記載されている酸性染料による着色を行なう事もでき
る。
【0026】本発明の支持体には、以下に例示する感光
層を設けて感光性平板印刷板とすることができる。 〔I〕o−ナフトキノンジアジドスルホン酸エステルお
よびフェノール・クレゾール混合のノボラック樹脂を含
有する感光層を設ける場合。 o−キノンジアジド化合物はo−ナフトキノンジアジド
化合物であり、例えば、米国特許第2,766,118
号、同第2,767,092号、同第2,772,97
2号、同第2,859,112号、同第3,102,8
09号、同第3,106,465号、同第3,635,
709号、同第3,647,443号の各明細書をはじ
め、多数の刊行物に記されており、これらは、好適に使
用することができる。これらの内でも、特に芳香族ヒド
ロキシ化合物のo−ナフトキノンジアジドスルホン酸エ
ステルまたはo−ナフトキノンジアジドカルボン酸エス
テル、及び芳香族アミノ化合物のo−ナフトキノンジア
ジドスルホン酸アミドまたはo−ナフトキノンジアジド
カルボン酸アミドが好ましく、特に米国特許第3,63
5、709号明細書に記されているピロガロールとアセ
トンとの縮合物にo−ナフトキノンジアジドスルホン酸
をエステル反応させたもの、米国特許第4,028,1
11号明細書に記されている末端にヒドロキシ基を有す
るポリエステルにo−ナフトキノンジアジドスルホン
酸、またはo−ナフトキノンジアジドカルボン酸をエス
テル反応させたもの、英国特許第1,494,043号
明細書に記されているようなp−ヒドロキシスチレンの
ホモポリマーまたはこれと他の共重合し得るモノマーと
の共重合体にo−ナフトキノンジアジドスルホン酸、ま
たはo−ナフトキノンジアジドカルボン酸をエステル反
応させたもの、米国特許第3,759,711号明細書
に記されているようなp−アミノスチレンと他の共重合
し得るモノマーとの共重合体にo−ナフトキノンジアジ
ドスルホン酸、またはo−ナフトキノンジアジドカルボ
ン酸をアミド反応させたものは非常に優れている。
【0027】これらのo−キノンジアジド化合物は、単
独で使用することができるが、アルカリ可溶性樹脂と混
合して用いた方が好ましい。好適なアルカリ可溶性樹脂
には、ノボラック型フェノール樹脂が含まれ、具体的に
は、フェノールホルムアルデヒド樹脂、o−クレゾール
ホルムアルデヒド樹脂、m−クレゾールホルムアルデヒ
ド樹脂などが含まれる。さらに米国特許第4,028,
111号明細書に記されているように上記のようなフェ
ノール樹脂と共に、t−ブチルフェノールホルムアルデ
ヒド樹脂のような炭素数3〜8のアルキル基で置換され
たフェノールまたはクレゾールとホルムアルデヒドとの
縮合物を併用すると、より一層好ましい。
【0028】また、露光により可視像を形成するために
o−ナフトキノンジアジド−4−スルホニルクロライ
ド、p−ジアゾジフェニルアミンの無機アニオン塩、ト
リハロメチルオキサジアゾール化合物、ベンゾフラン環
を有するトリハロメチルオキサジアゾール化合物等の化
合物などが添加される。一方画像の着色剤としては、ビ
クトリアブル−BOH、クリスタルバイオレット、オイ
ルブルー、等のトリフェニルメタン染料が用いられる。
また、特開昭62−293247号公報に記載されてい
る染料は特に好ましい。
【0029】さらに、感脂化剤として特公昭57−23
253号公報に記載されているような炭素数3〜15の
アルキル基で置換されたフェノール、例えばt−ブチル
フェノール、N−オクチルフェノール、t−ブチルフェ
ノールとホルムアルデヒドとを縮合させたノボラック樹
脂、または、このようなノボラック樹脂のo−ナフトキ
ノンジアジド−4−または−5−スルホン酸エステル
(例えば、特開昭61−242446号公報に記載され
ている)を含有させることができる。
【0030】また、現像性を良化させるためにさらに特
開昭62−251740号公報に記載されているような
非イオン界面活性剤を含有させることができる。以上の
組成物は、上記各成分を溶解する溶媒に溶かして支持体
上に塗布する。ここで使用する溶媒としては、エチレン
ジクロライド、シクロヘキサノン、メチルエチルケト
ン、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレン
グリコールモノエチルエーテル、2−メトキシエチルア
セテート、1−メトキシ−2−プロパノール、1−メト
キシ−2−プロピルアセテート、乳酸メチル、乳酸エチ
ル、ジメチルスルホキシド、ジメチルアセトアミド、ジ
メチルホルムアミド、水、N−メチルピロリドン、テト
ラヒドロフルフリルアルコール、アセトン、ジアセトン
アルコール、メタノール、エタノール、イソプロパノー
ル、ジエチレングリコールジメチルエーテルなどがあ
り、これらの溶媒を単独あるいは混合して使用する。
【0031】これらの成分からなる感光性組成物が、固
形分として0.5〜3.0g/m2設けられる。
【0032】〔II〕ジアゾ樹脂と水不溶性かつ親油性
光分子化合物を含有する感光層を設ける場合。 ジアゾ樹脂としては、例えばp−ジアゾジフェニルアミ
ンとホルムアルデヒドまたはアセトアルデヒドの縮合物
と、ヘキサフルオロリン酸塩、テトラフルオロホウ酸塩
との有機溶媒可溶の反応生成物であるジアゾ樹脂無機
塩、また米国特許第3,300,309号明細書に記載
されているような、前記縮合物とスルホン酸類例えばパ
ラトルエンスルホン酸またはその塩、ホスフィン酸類例
えばベンゼンホスフィン酸またはその塩、ヒドロキシル
基含有化合物例えば、2,4−ジヒドロキシベンゾフェ
ノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−
5−スルホン酸またはその塩等の反応生成物である有機
溶媒可溶性ジアゾ樹脂有機酸塩等が挙げられる。
【0033】本発明において、好適に用いることができ
る他のジアゾ樹脂は、カルボキシル基、スルホン酸基、
スルフィン酸基、リンの酸素酸基およびヒドロキシル基
のうち少なくとも一つの有機基を有する芳香族化合物
と、ジアゾニウム化合物、好ましくは芳香族ジアゾニウ
ム化合物とを構造単位として含む共縮合体である。そし
て上記の芳香族環としては、好ましくはフェニル基、ナ
フチル基をあげることができる。
【0034】前述のカルボキシル基、スルホン酸基、ス
ルフィン酸基、リンの酸素酸基、及びヒドロキシル基の
うち少なくとも一つを含有する芳香族化合物としては種
々のものが挙げられるが、好ましいのは、4−メトキシ
安息香酸、3−クロロ安息香酸、2,4−ジメトキシ安
息香酸、p−フェノキシ安息香酸、4−アニリノ安息香
酸、フェノキシ酢酸、フェニル酢酸、p−ヒドロキシ安
息香酸、2,4−ジヒドロキシ安息香酸、ベンゼンスル
ホン酸、p−トルエンスルフィン酸、1−ナフタレンス
ルホン酸、フェニルリン酸、フェニルホスホン酸であ
る。前述の共縮合ジアゾ樹脂の構成単位をなす芳香族ジ
アゾニウム化合物には、例えば特公昭49−48001
号に挙げられているようなジアゾニウム塩を用いること
ができるが、特に、ジフェニルアミン−4−ジアゾニウ
ム塩類が好ましい。
【0035】ジフェニルアミン−4−ジアゾニウム塩類
は、4−アミノ−ジフェニルアミン類から誘導される
が、このような4−アミン−ジフェニルアミン類として
は、4−アミノ−ジフェニルアミン、4−アミノ−3−
メトキシ−ジフェニルアミン、4−アミノ−2−メトキ
シ−ジフェニルアミン、4’−アミノ−2−メトキシ−
ジフェニルアミン、4’−アミノ−4−メトキシ−ジフ
ェニルアミン、4−アミノ−3−メチルジフェニルアミ
ン、4−アミノ−3−エトキシ−ジフェニルアミン、4
−アミノ−3−β−ヒドロキシエトキシジフェニルアミ
ン、4−アミノ−ジフェニルアミン−2−スルホン酸、
4−アミノ−ジフ−ニルアミン−2−カルボン酸、4−
アミノ−ジフェニルアミン−2’−カルボン酸等が挙げ
られ、特に好ましくは、3−メトキシ−4−アミノ−4
−ジフェニルアミン、4−アミノ−ジフェニルアミンで
ある。
【0036】また、酸基を有する芳香族化合物との共縮
合ジアゾ樹脂以外のジアゾ樹脂として、特願平1−13
0493号、特願平1−303705号、及び特願平2
−53101号に記載された酸基を含有するアルデヒド
またはそのアセタール化合物で縮合したジアゾ樹脂も好
ましく用いることができる。ジアゾ樹脂の対アニオンと
しては、ジアゾ樹脂と安定に塩を形成し、かつ該樹脂を
有機溶媒に可溶となすアニオンを含む。これらは、デカ
ン酸及び安息香酸等の有機カルボン酸、フェニルリン酸
等の有機リン酸及びスルホン酸を含み、典型的な例とし
ては、メタンスルホン酸、トルフルオロメタンスルホン
酸などのフルオロアルカンスルホン酸、ラウリルスルホ
ン酸、ジオクチルスルホコハク酸、ジシクロヘキシルス
ルホコハク酸、カンファースルホン酸、トリルオキシ−
3−プロパンスルホン酸、ノニルフェノキシ−3−プロ
パンスルホン酸、ノニルフェノキシ−4−ブタンスルホ
ン酸、ジブチルフェノキシ−3−プロパンスルホン酸、
ジアミルフェノキシ−3−プロパンスルホン酸、ジノニ
ルフェノキシ−3−プロパンスルホン酸、ジブチルフェ
ノキシ−4−ブタンスルホン酸、ジノニルフェノキシ−
4−ブタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、トルエン
スルホン酸、メシチレンスルホン酸、p−クロロベンゼ
ンスルホン酸、2,5−ジクロロベンゼンスルホン酸、
スルホサルチル酸、2,5−ジメチルベンゼンスルホン
酸、p−アセチルベンゼンスルホン酸、5−ニトロ−o
−トルエンスルホン酸、2−ニトロベンゼンスルホン
酸、3−クロロベンゼンスルホン酸、3−ブロモベンゼ
ンスルホン酸、2−クロロ−5−ニトロベンゼンスルホ
ン酸、ブチルベンゼンスルホン酸、オクチルベンゼンス
ルホン酸、デシルベンゼンスルホン酸、ドデシルベンゼ
ンスルホン酸、ブトキシベンゼンスルホン酸、ドデシル
オキシベンゼンスルホン酸、2−ヒドロキシ−4−メト
キシベンゾフェノン−5−スルホン酸、イソプロピルナ
フヘタレンスルホン酸、ブチルナフタレンスルホン酸、
ヘキシルナフタレンスルホン酸、オクチルナフタレンス
ルホン酸、ブトキシナフタレンスルホン酸、ドデシルオ
キシナフタレンスルホン酸、ジブチルナフタレンスルホ
ン酸、ジオクチルナフタレンスルホン酸、トリイソプロ
ピルナフタレンスルホン酸、トリブチルナフタレンスル
ホン酸、1−ナフトール−5−スルホン酸、ナフタリン
−1−スルホン酸、ナフタリン−2−スルホン酸、1,
8−ジニトロ−ナフタレン−3,6−ジスルホン酸、ジ
メチル−5−スルホイソフタレート等の脂肪族並びに芳
香族スルホン酸、2,2’,4,4’−テトラヒドキシ
ベンゾフェノン、1,2,3−トリヒドロシキシベンゾ
フェノン、2,2’4−トリヒドロキシベンゾフェノン
等の水酸基含有芳香族化合物、ヘキサフルオロリン酸、
テトラフルオロホウ酸等のハロゲン化ルイス酸、ClO
4 ,IO4 等の過ハロゲン酸等が挙げられるが、これに
限られるものではない。これらの中で、特に好ましいも
のは、ブチルナフタレンスルホン酸、ジブチルナフタレ
ンスルホン酸、ヘキサフルオロリン酸、2−ヒドロキシ
−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸、ドデ
シルベンゼンスルホン酸である。
【0037】本発明に使用するジアゾ樹脂は、各単量体
のモル比及び縮合条件を種々変えることにより、その分
子量は任意の値として得ることができるが、本発明の目
的とする使途に有効に供するためには分子量が約400
〜100,000のもの、好ましくは、約800〜8,
000のものが適当である。水不溶性かつ親油性高分子
化合物としては、下記(1)〜(15)に示すモノマー
をその構造単位とする通常1〜20万の分子量をもつ共
重合体が挙げられる。(1)芳香族水酸基を有するアク
リルアミド類、メタクリルアミド類、アクリル酸エステ
ル類、メタクリル酸エステル類及びヒドロキシスチレン
類、例えばN−(4−ヒドロキシフェニル)アクリルア
ミドまたはN−(4−ヒドロキシフェニル)メタクリル
アミド、o−,m−,p−ヒドロキシスチレン、o−,
m−,p−ヒドロキシフェニル−アクリレートまたはメ
タクリレート、(2)脂肪族水酸基を有するアクリル酸
エステル類、及びメタクリル酸エステル類、例えば2−
ヒドロキシエチルアクリレートまたは2−ヒドロキシエ
チルメタクリレート、4−ヒドロキシブチルメタクリレ
ート(3)アクリル酸、メタクリル酸、無水マレイン
酸、イタコン酸等の不飽和カルボン酸、(4)アクリル
酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、ア
クリル酸ブチル、アクリル酸アミル、アクリル酸ヘキシ
ル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸オクチル、
アクリル酸ベンジル、アクリル酸−2−クロロエチル、
グリシジルアクリレート、N−ジメチルアミノエチルア
クリレート等の(置換)アルキルアクリレート、(5)
メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、プロピ
ルメタクリレート、ブチルメタクリレート、アミルメタ
クリレート、シクロヘキシルメタクリレート、ベンジル
メタクリレート、グリシジルメタクリレート、N−ジメ
チルアミノエチルメタクリレート等の(置換)アルキル
メタクリレート、(6)アクリルアミド、メタクリルア
ミド、N−メチロールアクリルアミド、N−メチロール
メタクリルアミド、N−エチルアクリルアミド、N−ヘ
キシルメタクリルアミド、N−シクロヘキシルアクリル
アミド、N−ヒドロキシエチルアクリルアミド、N−フ
ェニルアクリルアミド、N−ニトロフェニルアクリルア
ミド、N−エチル−N−フェニルアクリルアミド等のア
クリルアミドもしくはメタクリルアミド類、(7)エチ
ルビニルエーテル、2−クロロエチルビニルエーテル、
ヒドロキシエチルビニルエーテル、プロピルビニルエー
テル、ブチルビニルエーテル、オクチルビニルエーテ
ル、フェニルビニルエーテル等のビニルエーテル類、
(8)ビニルアセテート、ビニルクロロアセテート、ビ
ニルブチレート、安息香酸ビニル等のビニルエステル
類、(9)スチレン、α−メチルスチレン、クロロメチ
ルスチレン等のスチレン類、(10)メチルビニルケト
ン、エチルビニルケトン、プロピルビニルケトン、フェ
ニルビニルケトン等のビニルケトン類、(11)エチレ
ン、プロピレン、イソブチレン、ブタジエン、イソプレ
ン等のオレフィン類、(12)N−ビニルピロリドン、
N−ビニルカルバゾール、4−ビニルピリジン、アクリ
ロニトリル、メタクリロニトリル等(13)マレイミ
ド、N−アクリロイルアクリルアミド、N−アセケチル
メタクルアミド、N−プロピオニルメタクリルアミド、
N−(p−クロロベンゾイル)メタクリルアミド等の不
飽和イミド、(14)N(o−アミノスルホニルフェニ
ル)メタクリルアミド、N−(m−アミノスルホニルフ
ェニル)メタクリルアミド、N−(p−アミノ)スルホ
ニルフェニルメタクリルアミド、N−(1−(3−アミ
ノスルホニル)ナフチル)メタクリルアミド、N−(2
−アミノスルホニルエチル)メタクリルアミド等のメタ
クリル酸アミド類、及び上記と同様の置換基を有するア
クリルアミド類、また、o−アミノスルホニルフェニル
フメタクリレート、m−アミノスルホニルフェニルメタ
クリレート、p−アミノスルホニルフェニルメタクリレ
ート、1−(3−アミノスルホニルナフチル)メタクリ
レート等のメタクリル酸エステル類、及び上記と同様の
置換基を有するアクリル酸エステル類などの不飽和スル
ホンアミド、(15)N−(2−(メタクリロイルオキ
シ)−エチル)−2,3−ジメチルマレイミド、ビニル
シンナメート、などの、側鎖に、架橋性基を有する不飽
和モノマー。更に、上記モノマーと共重合し得るモノマ
ーを共重合させてもよい。(16)米国特許第3,75
1,257号明細書に記載されているフェノール樹脂お
よび例えばポリビニルフォルマール樹脂、ポリビニルブ
チラール樹脂のようなポリビニルアセタール樹脂。(1
7)ポリウレタンをアルカリ可溶化した特公昭54−1
9773号、特開昭57−904747号、同60−1
82437号、同62−58242号、同62−123
452号、同62−123453号、同63−1134
50号、特開平2−146042号に記載された高分子
化合物。
【0038】上記共重合体の好ましい分子量は1〜20
万である。
【0039】また上記共重合体には必要に応じて、ポリ
ビニルブチラール樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド
樹脂、エポキシ樹脂、ノボラック樹脂、天然樹脂等を添
加してもよい。本発明に用いる感光性組成物には、露光
による可視画像と現像後の可視画像を得ることを目的と
してさらに色素を用いることができる。
【0040】該色素としては、例えば、ビクトリアピュ
アブル−BOH〔保土ヶ谷化学社製〕、オイルブルー#
603〔オリエント化学工業社製〕,パテントピュアブ
ルー〔住友三国化学社製〕、クリスタルバイオレット、
ブリリアントグリーン、エチルバイオレット、メチルバ
イオレット、メチルグリーン、エリスロシンB、ベイシ
ックフクシン、マラカイトグリーン、オイルレッド、m
−クレゾールパープル、ローダミンB、オーラミン、4
−p−ジエチルアミノフェニルイミナフトキノン、シア
ノ−p−ジエチルアミノフェニルアセトアニリド等に代
表されるトリフェニルメタン系、ジフェニルメタン系、
オキサジン系、キサンテン系、イミノナフトキノン系、
アゾメチン系またはアントラキノン系の色素が有色から
無色あるいは異なる有色の色調へ変化する変色剤の例と
して挙げられる。
【0041】一方、無色から有色に変化する変色剤とし
ては、ロイコ色素及び、例えばトリフェニルアミン、ジ
フェニルアミン、o−クロロアニリン、1,2,3−ト
リフェニルグアニジン、ナフチルアミン、ジアミノジフ
ェニルメタン、p,p’−ビス−ジメチルアミノジフェ
ニルアミン、1,2−ジアニリノエチレン、p,p’,
p”−トリス−ジメチルアミノトリフェニルメタン、
p,p’−ビス−ジメチルアミノジフェニルメチルイミ
ン、p,p’,p”−トリアミノ−o−メチルトリフェ
ニルメタン、p,p’−ビス−ジメチルアミノジフェニ
ル−4−アニリノナフチルメタン、p,p’,p”−ト
リアミノトリフェニルメタンに代表される第1級または
第2球アリールアミン系色素が挙げられる。特に好まし
くは、トリフェニルメタン系、ジフェニルメタン系色素
が有効に用いられ、さらに好ましくはトリフェニルメタ
ン系色素であり、特にビクトリアピュアブルーBOHで
ある。
【0042】本発明の感光性組成物には、更に種々の添
加物を加えることができる。例えば、塗布性を改良する
ためのアルキルエーテル類(例えばエチルセルロース、
メチルセルロース)、フッ素系界面活性剤類や、ノニオ
ン系界面活性剤(特にフッ素系界面活性剤が好まし
い)、塗膜の柔軟性、耐摩耗性を付与するための可塑剤
(例えばブチルフタリル、ポリエチレングリコール、ク
エン酸トリブチル、フタル酸ジエチル、フタン酸ジブチ
ル、フタン酸ジヘキシル、フタル酸ジオクチル、リン酸
トリクレジル、リン酸トリブチル、リン酸トリオクチ
ル、オレイン酸テトラヒドロフルフリル、アクリル酸ま
たはメタクリル酸のオリゴマー及びポリマー、この中で
特にリン酸トリクレジルが好ましい)、画像部の感脂性
を向上させるための感脂化剤(例えば特開昭55−52
7号公報記載のスチレン−無水マレイン酸共重合体のア
ルコールによるハーフエステル化物、p−t−ブチルフ
ェノール−ホルムアルデヒド樹脂などのノボラック樹
脂、p−ヒドロキシスチレンの50%脂肪酸エステル
等)、安定剤{例えば、リン酸、亜リン酸、有機酸(ク
エン酸、シュウ酸、ジピコリン酸、ベンゼンスルホン
酸、ナフタレンスルホン酸、スルホサリチル酸、4−メ
トキシ−2−ヒドロキシベンゾフェノン−5−スルホン
酸、酒石酸等)}、現像促進剤(例えば高級アルコー
ル、酸無水物等)等が好ましく用いられる。
【0043】上述の感光性組成物を支持体上に設けるに
は、感光性ジアゾ樹脂、親油性高分子化合物、及び必要
に応じて種々の添加剤の所定量を適当な溶媒(メチルセ
ロソルブ、エチルセロソルブ、ジメトキシエタン、ジエ
チレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリ
コールジメチルエーテル、1−メトキシ−2−プロパノ
ール、メチルセロソルブアセテート、アセトン、メチル
エチルケトン、メタノール、ジメチルホルムアミド、ジ
メチルアセトアミド、シクロヘキサノン、ジオキサン、
テトラヒドロフラン、乳酸メチル、乳酸エチル、エチレ
ンジクロライド、ジメチルスルホキシド、水またはこれ
らの混合物等)中に溶解させ感光性組成物の塗布液を調
整し、これを支持体上に塗布、乾燥すればよい。
【0044】用いられる溶媒は単独でもよいが、メチル
セロソルブ、1−メトキシ−2−プロパノール、乳酸メ
チルのような高沸点溶媒と、メタノール、メチルエチル
ケトンのような低沸点溶媒との混合物とするとさらに好
ましい。塗布する際の感光性組成物の固形分濃度は1〜
50重量%の範囲とすることが望ましい。この場合、感
光性組成物の塗布量は、おおむね、0.2〜10g/m2
(乾燥重量)程度とすればよくさらに好ましくは、0.
5〜3g/m2 とするとよい。
【0045】〔III〕光二量化型感光性組成物及び光
重合性感光性組成物をふくむ感光層を設ける場合 光二量化型感光性組成物としてはマレイミド基やシンナ
ミル基、シンナモイル基、シンナミリデン基、シンナミ
リデンアセチル基やカルコン基などを側鎖、または主鎖
に有するポリマーが挙げられ、マレイミド基を側鎖に有
するポリマーとして、特開昭52−988号(対応米国
特許4,079,041号)公報や、独国特許第2,6
26,769号明細書、ヨーロッパ特許第21,019
明細書、ヨーロッパ特許第3,552号明細書や、ディ
ー・アンゲバンドゥテ・マクロモレクラーレ・ケミー
(Die Angewandte Makromolekulare Chemie)115(1
983)の163〜181ページに記載されているポリ
マーや、特開昭49−128991号、同49−128
992号、同49−128993号、同50−5376
号、同50−5377号、同50−5379号、同50
−5378号、同50−5380号、同53−5298
号、同53−5299号、同53−5300号、同50
−50107号、同51−47940号、同52−13
907号、同50−45076号、同52−12170
0号、同50−10884号、同50−45087号、
独国特許第2,349,948号、同第2,616,2
76号各公報に記載されているポリマーなどを挙げるこ
とができる。
【0046】これらのポリマーを、アルカリ水に可溶性
または膨潤性とするためには、カルボン酸・スルホン
酸、リン酸、ホスホン酸、及びこれらのアルカル金属塩
やアンモニウム塩、及びアルカリ水に対し解離するpK
aが6〜12の酸基などを、ポリマー中に含めたものが
有用である。必要により上記酸基を有するモノマー13
種類と、マレイミド基を有するモノマーを共重合させる
こともできる。
【0047】酸基を有するマレイミドポリマーの酸価は
30〜300の範囲が好ましく、このような酸価を有す
るポリマーの中でも、ディー・アンゲバンドゥテ・マク
ロモレクラーレ・ケミー(Die Angewandte Makromoleku
lare Chemie)128(1984)の71〜91ページに
記載されているような、N−〔2−(メタクリロイルオ
キシ)エチル〕−2,3−ジメチルマレイミドとメタク
リル酸あるいはアクリル酸との共重合体が有用である。
更にこの共重合体の合成に際して第3成分のビニルモノ
マーを共重合することによって目的に応じた多元共重合
体を容易に合成することができる。例えば、第3成分の
ビニルモノマーとして、そのホモポリマーのガラス転移
点が室温以下のアルキルメタアクリレートやアルキルア
クリレートを用いることによって、共重合体に柔軟性を
与えることができる。
【0048】シンナミル基、シンナモイル基、シンナミ
リデン基、シンナミリデンアセチル基やカルコン基など
を側鎖、または主鎖に有する光架僑性ポリマーとして
は、米国特許第3,030,208号、米国特許出願7
09,496号、同第828,455号の各明細書の記
載されている感光性ポリエステルがある。これらの光架
橋性ポリマーをアルカリ水可溶化したものとしては、次
のようなものがあげられる。
【0049】即ち、特開昭60−191244号公報中
に記載されているような感光性ポリマーを挙げることが
できる。更に、特開昭62−175729号、特開昭6
2−175730号、特開昭63−25443号、特開
昭63−218944号、特開昭63−218945号
の各公報に記載されている感光性ポリマーなどを挙げる
ことができる。
【0050】また、これらを含む感光層には増感剤を使
用することが出来るが、そのような増感剤としてはベン
ゾフェノン誘導体、ベンズアンスロン誘導体、キノン
類、芳香族ニトロ化合物、ナフトチアゾリン誘導体、ベ
ンゾチアゾリン誘導体、チオキサントン類、ナフトチア
ゾール誘導体、ケトクマリン化合物、ベンゾチアゾール
誘導体、ナフトフラノン化合物、ビリリウム塩、チアビ
リリウム塩などを挙げることが出来る。このような感光
層には必要に応じて塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプ
ロピレン、ポリアクリル酸アルキルエステル、アクリル
酸アルキルエステル、アクリロニトリル、塩化ビニル、
スチレン、ブタジェンなどのモノマーの少なくとも一種
との共重合体、ポリアミド、メチルセルロース、ポリビ
ニルホルマール、ポリビニルブチラール、メタクリル酸
共重合体、アクリク酸共重合体、アクリル酸共重合体、
イタコン酸共重合体などの結合剤や、ジブチルフタレー
ト、ジヘキシルフタレートなどのフタル酸ジアルキルエ
ステル、オリゴエチレングリコールアルキルエステル、
リン酸エステルなどの可塑剤などを使用することが出来
る。また、感光層の着色を目的として、染料もしくは顔
料や焼出し剤としてpH支持薬等を添加するものも好ま
しい。
【0051】光重合性感光性組成物としては、不飽和カ
ルボン酸及びその塩、不飽和カルボン酸と脂肪族多価ア
ルコール化合物とのエステル、不飽和カルボン酸と脂肪
族多価アミン化合物とのアミドなどが挙げられる。
【0052】光重合開始剤としては、ビシナ−ルポリタ
ケタルドニル化合物、α−カルボニル化合物、アシロイ
ンエーテル、α−位が炭化水素で置換された芳香族アシ
ロイン化合物、多核キノン化合物、トリアリルイミダゾ
ールダイマー/p−アミノフェニルケトンの組み合わ
せ、ベンゾチアゾール系化合物、トリハロメチル−s−
トリアジン化合物、アクリジン及びフェナジン化合物、
オキサジアゾール化合物などが含まれ、これらととも
に、アルカリ水可溶性または膨潤性で、かつフィルム形
成可能な高分子重合体としては、ベンジル(メタ)アク
リレート/(メタ)アクリル酸/必要に応じてその他の
付加重合性ビニルモノマー共重合体、メタクリル酸/メ
タクリル酸メチル(またはメタクリル酸エステル)共重
合体、無水マレイン酸共重合体にペンタエリスリトール
トリアクリレートを半エステル化で付加させたものや酸
性ビニル共重合体などが挙げられる。
【0053】〔IV〕電子写真用感光層 例えば、米国特許3,001,872号明細書に開示さ
ているZnO感光層を用いることもできる。また、特開
昭56−161550号、特開昭60−186847
号、特開昭61−238063号各公報などに記載され
ている電子写真感光体を用いた感光層を用いてもよい。
【0054】支持体上に設けられる感光層の量は、塗布
後の乾燥重量で、薬0.1〜約7g/m2 、好ましくは
0.5〜4g/m2 の範囲である。
【0055】本発明法において、支持体と感光層との密
着性を高めるためや、現像後に感光層が残らないように
するため、またはハレーションを防止するなどの目的
で、必要に応じて中間層を設けてもよい。密着性向上の
ためには、一般に中間層は、ジアゾ樹脂や、例えばアル
ミに吸着するリン酸化合物、アミノ化合物、カルボン酸
化合物などからなっている。現像後に感光層が残存しな
いように溶解性の高い物質からなる中間層は、一般に溶
解性の良好なポリマーや、水溶性ポリマーからなってい
る。更にハレーション防止のためには、中間層は一般に
染料やUV吸収剤を含む。中間層の厚さは任意であり、
露光した時に、上層の感光層と均一な結合形成反応を行
い得る厚みでなければならない。通常、乾燥固体で約1
〜100mg/m2 の塗布割合がよく、5〜40mg/
2 が特に良好である。
【0056】塗布された感光層上には相互に独立して設
けられた突起物により構成されるマット層を設けること
もできる。マット層の目的は密着露光におけるネガ画像
フィルムと感光性平版印刷版との真空密着性を改良する
ことにより、真空引き時間を短縮し、さらに密着不良に
よる露光時の微小網点のつぶれを防止することである。
【0057】マット層の塗布方法としては、特開昭55
−12974号公報に記載されているパウダリングされ
た固体粉末を熱融着する方法、特開昭58−18263
6号に記載されているポリマー含有水をスプレーし乾燥
させる方法などがあり、どの方法でもよいが、マット層
自体が実質的に有機溶剤を含まない水性アルカリ現像液
に溶解するか、あるいはこれにより除去可能な物が望ま
しい。
【0058】以上のようにして作成された感光性平版印
刷版は、画像露光された後、常法により現像を含む処理
によって樹脂画像が形成される。例えば、前記〔I〕の
感光層を有する感光性平版印刷版の場合は、画像露光
後、米国特許第4,259,434号明細書に記載され
ているようなアルカリ水溶液で現像することにより露光
部分が除去されて、平版印刷版が得られ、〔II〕の感
光層を有する感光性平版印刷版の場合には、画像露光
後、米国特許第4,186,006号明細書に記載され
ているような現像液で、未露光部の感光層が現像により
除去されて平板印刷版が得られる。また、特開昭59−
84241号、特開昭57−192952号、及び特開
昭62−24263号公報に記載されているようなポジ
型平版印刷版を現像する際に用いられる水性アルカリ現
像液組成物を使用することもできる。
【0059】
【実施例】 (実施例−1)厚さ0.24mmのアルミニウム板(J
IS1050)をRa10μmのφ300金属ロールに
て300kg/cm2 の圧力で圧接し、φ24mmのロ
ール4本にラップ角10°,張力600kgにて支持体
に引張り張力をかけてローラレベリング装置にて矯正を
行い、10%水酸化ナトリウム水に50℃で22秒間浸
漬してエッチングした。次に1.2%の硝酸水溶液を用
い、35℃において電圧12Vの正弦波の交流を用い、
電気量190クーロン/dm2 の条件で電解グレインを
行った後、25%硫酸で60℃において20秒間デスマ
ットし、水洗後15%硫酸水溶液にて、電圧22V,電
気量1500クーロン/dm2 き直流によって陽極酸化
を行ったこれをサンプル〔A〕とする。
【0060】(比較例−1)厚さ0.24mmのアルミ
ニウム板(JIS1050)をRa10μmのφ300
金属ロールにて10kg/cm2 の圧力で圧接し、10
%水酸化ナトリウム水に50℃で22秒間浸漬してエッ
チングした。次に1.2%の硝酸水溶液を用い、35℃
において電圧12Vの正弦波の交流を用い、電気量19
0クーロン/dm2 の条件で電解グレインを行った後、
25%硫酸で60℃において20秒間デスマットし、水
洗後15%硫酸水溶液にて、電圧22V,電気量150
0クーロン/dm2 の直流によって陽極酸化を行ったこ
れをサンプル〔B〕とする。
【0061】(比較例−2)厚さ0.24mmのアルミ
ニウム板(JIS1050)をRa10μmのφ300
金属ロールにて300kg/cm2 の圧力で圧接し、1
0%水酸化ナトリウム水に50℃で22秒間浸漬してエ
ッチングした。次に1.2%の硝酸水溶液を用い、35
℃において電圧12Vの正弦波の交流を用い、電気量1
90クーロン/dm2 の条件で電解クレインを行った
後、25%硫酸で60℃において20秒間デスマット
し、水洗後15%硫酸水溶液にて、電圧22V,電気量
1500クーロン/dm2 の直流によって陽極酸化を行
った これをサンプル〔C〕とする。
【0062】このように作成した基板〔A〕〔B〕
〔C〕に、下記組成物を乾燥後の塗布重量が2.5g/
2 になる様に塗布して感光層を設けた。 〔感光液組成〕 ナフトキノン−1,2−ジアジド−5−スルホニルクロライドとピロガロール 、アセトン樹脂とのエステル化合物(米国特許3,635,709号明細書実施 例−1に記載のもの) 0.75g クレゾールノボラック樹脂 2.00g オイルブルー#603(オリエント化学製) 0.04g エチレンジクロライド 16g 2−メトキシエチルアセテート 12g このようにして作成された感光性平版印刷版を真空焼枠
中で、透明ポジチブフィイルムを通して1mの距離から
3kwのメタルハライドランプにより、50秒間露光を
行った後、SiO2 /Na2 Oのモル比が1.74の珪
酸ナトリウムの5.26%水溶液(PH=12.7)で
現像したのち、常法の手順で印刷した。
【0063】なお、印刷機はスプリント25(小森印刷
機社製)を用いた。印刷評価結果、表1に示す。
【0064】
【表1】
【0065】表1に明らかなように本発明の実施例−1
は従来に比べて平面性がすぐれ、しかも汚れ、耐刷性能
が良い平板印刷版用支持体を示している。
【0066】
【発明の効果】本発明の平版印刷版用支持体の製造方法
により、従来に比して平面性(耳,腹のひずみ,そり等
の故障が少ないこと)が優れ、しかも汚れ,耐刷性能が
良い平版印刷版用支持体を製造することが出来る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凹凸面をアルミニウム板に圧接し、転写
    によりアルミニウム板の表面に凹凸パターンを形成する
    平版印刷版用支持体の製造方法において、アルミニウム
    板に凹凸をつけた後、ローラーレベリング装置によって
    アルミニウム板の平面性を矯正することを特徴とする平
    版印刷版用支持体の製造方法
JP28494692A 1992-10-01 1992-10-01 平版印刷版用支持体の製造方法 Pending JPH06115273A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28494692A JPH06115273A (ja) 1992-10-01 1992-10-01 平版印刷版用支持体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28494692A JPH06115273A (ja) 1992-10-01 1992-10-01 平版印刷版用支持体の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06115273A true JPH06115273A (ja) 1994-04-26

Family

ID=17685119

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28494692A Pending JPH06115273A (ja) 1992-10-01 1992-10-01 平版印刷版用支持体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06115273A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6596150B2 (en) Production method for an aluminum support for a lithographic printing plate
US6232037B1 (en) Lithographic printing plate, method for producing lithographic printing plate, and method for producing support for lithographic printing plate
JP2520694B2 (ja) 平版印刷版用支持体
JPH06262203A (ja) 平版印刷版用支持体の製造方法
JP2001213066A (ja) 平版印刷版支持体の製造方法、平版印刷版支持体、および、平版印刷版
JP3791722B2 (ja) 平版印刷版用支持体並びに平版印刷版用支持体の製造方法
US5873771A (en) Process for manufacturing lithographic printing plate support
JP3613496B2 (ja) 平版印刷版用支持体の製造方法
JPH06115273A (ja) 平版印刷版用支持体の製造方法
JP3698378B2 (ja) 平版印刷版
JPH06122287A (ja) 平版印刷版用支持体
JPH07132688A (ja) 平版印刷版用アルミニウム合金基材
JP3613489B2 (ja) 平版印刷版支持体の製造方法
JPH06171259A (ja) 平版印刷版用支持体
JP3909103B2 (ja) 感光性平版印刷版の製造方法
JP3568065B2 (ja) 平版印刷版支持体の製造方法
JPH06183168A (ja) 平版印刷版用支持体の製造方法
JP3585069B2 (ja) 平版印刷版支持体の製造方法
JPH06171256A (ja) 平版印刷版用支持体
JPH09220869A (ja) 平版印刷版支持体の製造方法
JPH10119454A (ja) 平版印刷版用支持体の製造方法
JP2000247054A (ja) 平版印刷版
JPH11301136A (ja) 印刷版用アルミニウム支持体の表面処理方法及び装置
JP2000043436A (ja) 平版印刷版支持体の製造方法
JPH1165101A (ja) 平版印刷板支持体の製造方法