JPH06115053A - インキ元ローラの本機速度に対する速度比を任意且つ正確に 設定可能な印刷機 - Google Patents
インキ元ローラの本機速度に対する速度比を任意且つ正確に 設定可能な印刷機Info
- Publication number
- JPH06115053A JPH06115053A JP3360429A JP36042991A JPH06115053A JP H06115053 A JPH06115053 A JP H06115053A JP 3360429 A JP3360429 A JP 3360429A JP 36042991 A JP36042991 A JP 36042991A JP H06115053 A JPH06115053 A JP H06115053A
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- Japan
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- speed
- ink fountain
- fountain roller
- printing
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- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】印刷機のインキ元ローラの回転数を、本機の回
転速度に一定の固定比を掛けたものだけで追従させず、
インキ質に応じて追従比を自由に変更設定し、且つ本機
最低速度の時のインキ元ローラの最低必要回転速度（ベ
ース速度）を考慮し、本機回転速度の上昇に伴い常に一
定比以上の増速をインキ元ローラに与え、インキ供給量
を最適とする。 【構成】印刷機主機により駆動されるロータリエンコー
ダからの出力Ｘを入力し、予め記憶されたインキ元ロー
ラベース速度Ｂ、インキ元ローラと本機間の速度追従比
ｒ、及び本機最低印刷速度ｘ０とにより下記の演算を行
って、インキ元ローラモータの速度指令ｙを出力する制
御装置。
転速度に一定の固定比を掛けたものだけで追従させず、
インキ質に応じて追従比を自由に変更設定し、且つ本機
最低速度の時のインキ元ローラの最低必要回転速度（ベ
ース速度）を考慮し、本機回転速度の上昇に伴い常に一
定比以上の増速をインキ元ローラに与え、インキ供給量
を最適とする。 【構成】印刷機主機により駆動されるロータリエンコー
ダからの出力Ｘを入力し、予め記憶されたインキ元ロー
ラベース速度Ｂ、インキ元ローラと本機間の速度追従比
ｒ、及び本機最低印刷速度ｘ０とにより下記の演算を行
って、インキ元ローラモータの速度指令ｙを出力する制
御装置。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は輪転印刷機のインキ供
給源駆動装置に関する。
給源駆動装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の技術による枚葉印刷機のインキ元
ローラ駆動装置は、印刷本機の駆動装置から歯車機構を
経て連動されており、印刷本機に対する速度比は固定さ
れていた。従ってインキの種類によっては印刷機回転の
増加に応じてインキ量を増やすだけでは、インキ量の不
足を来たし、印刷色の濃度が変化することが有った。又
色合わせする時の印刷機速度と、本作業の時の印刷速度
に差があれば印刷紙上のインキの濃さが変わり、印刷速
度に応じてインキ供給量の微調整をする必要があった。
他方印刷前のインキローラ早送り、印刷後の掃除、その
他インキの色替え等の場合には、本機駆動系とは別にイ
ンキ供給源専用の駆動装置を設け、クラッチにより印刷
機の普通時の回転速度の時と、上記高速回転速度の場合
とを切り換えている。
ローラ駆動装置は、印刷本機の駆動装置から歯車機構を
経て連動されており、印刷本機に対する速度比は固定さ
れていた。従ってインキの種類によっては印刷機回転の
増加に応じてインキ量を増やすだけでは、インキ量の不
足を来たし、印刷色の濃度が変化することが有った。又
色合わせする時の印刷機速度と、本作業の時の印刷速度
に差があれば印刷紙上のインキの濃さが変わり、印刷速
度に応じてインキ供給量の微調整をする必要があった。
他方印刷前のインキローラ早送り、印刷後の掃除、その
他インキの色替え等の場合には、本機駆動系とは別にイ
ンキ供給源専用の駆動装置を設け、クラッチにより印刷
機の普通時の回転速度の時と、上記高速回転速度の場合
とを切り換えている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置によれば、
印刷機の回転数を変える毎に印刷物の色濃度の点検、イ
ンキ供給量の微調整等作業者による手動操作が必要で、
自動化が要望されている。又インキ供給用の別駆動装置
を設けると切換装置その他を含めて構造が複雑となり、
スペースも広くなり保守作業も大変である。又印刷機本
機が低速回転（３０００ｒ・ｐ・ｈ）中も、インキ供給
元ローラは、インキの固化を防止する為最低速度の回転
が必要である。この最低速度（べース速度という）を考
慮すると、インキ元ローラと本機の速度比（追従比とい
う）が一定の場合、インキ元ローラの速度はベース速度
と追従比による増加速度の和であるため速度が増加する
に従って増加率が漸次減少する。 が成立する。従って印刷本機速度最低ｘ０時、インキ元
ローラ速度がベース速度Ｂ０を持っ 度の増加割合の絶対値と本機速度増加割合とが一定値に
ならない。本発明はこの課題を解決すべくなされたもの
である。
印刷機の回転数を変える毎に印刷物の色濃度の点検、イ
ンキ供給量の微調整等作業者による手動操作が必要で、
自動化が要望されている。又インキ供給用の別駆動装置
を設けると切換装置その他を含めて構造が複雑となり、
スペースも広くなり保守作業も大変である。又印刷機本
機が低速回転（３０００ｒ・ｐ・ｈ）中も、インキ供給
元ローラは、インキの固化を防止する為最低速度の回転
が必要である。この最低速度（べース速度という）を考
慮すると、インキ元ローラと本機の速度比（追従比とい
う）が一定の場合、インキ元ローラの速度はベース速度
と追従比による増加速度の和であるため速度が増加する
に従って増加率が漸次減少する。 が成立する。従って印刷本機速度最低ｘ０時、インキ元
ローラ速度がベース速度Ｂ０を持っ 度の増加割合の絶対値と本機速度増加割合とが一定値に
ならない。本発明はこの課題を解決すべくなされたもの
である。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は本機からインキ元ローラを連動する手段中
に、制御装置とインキ元ローラ駆動モーターを加え、半
自動的に本機速度に対するインキ元ローラの速度を正し
く制御する様にした。先づ本機駆動軸によって駆動され
るロータリエンコーダを介して、制御装置に本機速度ｘ
を入力し、制御装置内に予めインプットされたベース速
度Ｂ、追従比ｒ、及び本機の最低速度ｘ０によって次の
演算を行う。 速比と追従比ｒとの積をベース速度Ｂに掛け合わせた数
値が含まれている。図３に示す ｙの値の増加割合は常に１よりも大であって、インキ供
給量が主機の回転数によって確実に増加する事を示して
いる。又インキローラ速送り、掃除等の場合はｒを特に
大きく設定すればよい。
に、本発明は本機からインキ元ローラを連動する手段中
に、制御装置とインキ元ローラ駆動モーターを加え、半
自動的に本機速度に対するインキ元ローラの速度を正し
く制御する様にした。先づ本機駆動軸によって駆動され
るロータリエンコーダを介して、制御装置に本機速度ｘ
を入力し、制御装置内に予めインプットされたベース速
度Ｂ、追従比ｒ、及び本機の最低速度ｘ０によって次の
演算を行う。 速比と追従比ｒとの積をベース速度Ｂに掛け合わせた数
値が含まれている。図３に示す ｙの値の増加割合は常に１よりも大であって、インキ供
給量が主機の回転数によって確実に増加する事を示して
いる。又インキローラ速送り、掃除等の場合はｒを特に
大きく設定すればよい。
【０００５】
【実施例】図４は本発明の１実施例を図示したものであ
って、印刷機本機に歯車列を介して駆動されるロータリ
エンコーダを取り付け、此のロータリエンコーダより出
力する回転速度値ｘを制御装置に入力させる。制御装置
には、予めインキ元ローラベーススピード設定値Ｂ（任
意に設定可能）、本機速度に対するインキ元ローラ速度
の追従比ｒ（任意に設定可能）、最低印刷速度ｘ０（任
意に設定可能）を記憶させてあり、ロータリエンコーダ
よりの回転速度値により前記インキ元ローラ速度指令値
ｙを演算して出力し、モータ制御装置を介して、インキ
元モータを作動し、同軸に連結されたインキ元ローラを
所定の速度で回転させる。実施データの１例として、本
機速度ｘを３０００〜１２０００ｒ・ｐ・ｈとし、イン
キ元ローラべーススピードＢを１０００ｒ・ｐ・ｈ（１
０％）、本機の最低速度ｘ０を３０００ｒ・ｐ・ｈ、追
従比ｒを１１０％とすると、 となりインキ元ローラ速度は本機速度の増加比以上に確
実に増加する。
って、印刷機本機に歯車列を介して駆動されるロータリ
エンコーダを取り付け、此のロータリエンコーダより出
力する回転速度値ｘを制御装置に入力させる。制御装置
には、予めインキ元ローラベーススピード設定値Ｂ（任
意に設定可能）、本機速度に対するインキ元ローラ速度
の追従比ｒ（任意に設定可能）、最低印刷速度ｘ０（任
意に設定可能）を記憶させてあり、ロータリエンコーダ
よりの回転速度値により前記インキ元ローラ速度指令値
ｙを演算して出力し、モータ制御装置を介して、インキ
元モータを作動し、同軸に連結されたインキ元ローラを
所定の速度で回転させる。実施データの１例として、本
機速度ｘを３０００〜１２０００ｒ・ｐ・ｈとし、イン
キ元ローラべーススピードＢを１０００ｒ・ｐ・ｈ（１
０％）、本機の最低速度ｘ０を３０００ｒ・ｐ・ｈ、追
従比ｒを１１０％とすると、 となりインキ元ローラ速度は本機速度の増加比以上に確
実に増加する。
【０００６】
【発明の効果】本発明によれば印刷機の速度に応じてイ
ンキ供給量を適切に半自動的に調整可能である。即ち最
初にインキ元ローラのべース速度（本機速度が最低印刷
速度のときインキ元ローラを低速回転させる速度）と、
インキの質によって追従比を決めて制御装置にインプッ
トすると共に、本機最低速度を設定しておけば、本機回
転速度増減に際してインキ供給量の調整に気を使う必要
なく、印刷の品質・効率の向上に効果多い。
ンキ供給量を適切に半自動的に調整可能である。即ち最
初にインキ元ローラのべース速度（本機速度が最低印刷
速度のときインキ元ローラを低速回転させる速度）と、
インキの質によって追従比を決めて制御装置にインプッ
トすると共に、本機最低速度を設定しておけば、本機回
転速度増減に際してインキ供給量の調整に気を使う必要
なく、印刷の品質・効率の向上に効果多い。
【０００７】
【図１】 追従比ｒ、インキ元ローラベース速度をＢと
した場合の印刷機速度とインキ元ローラ速度との関係図
した場合の印刷機速度とインキ元ローラ速度との関係図
【図２】 追従比ｒ、インキ元ローラベース速度Ｂを変
更したときの関係図
更したときの関係図
【図３】 本機最低速度ｘ０を制御装置に記憶させ、追
従比を修正増加した場合の関係図
従比を修正増加した場合の関係図
【手続補正書】
【提出日】平成５年１０月４日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００７ 図面の簡単な説明
【補正方法】追加
【補正内容】
【図４】 本機速度を得る為の信号ｘとインキローラの
速度を調整する信号ｙと制御装置との関係図
速度を調整する信号ｙと制御装置との関係図
Claims (1)
- 【請求項１】 印刷機の主駆動軸によって駆動されるロ
ータリエンコーダを介して、その速度ｘを制御装置に入
力し、制御装置に予め記憶されたインキ元ローラのべー
ス速度Ｂと、可変設定可能なインキ元ローラ、本機間の
速度追従比ｒ，及び本機最低印刷速度ｘ０とにより下記
の演算を行い、インキ元ローラモータにインキ元ローラ
速度の指令ｙを出力するよう構成されたことを特徴とす
るインキ元ローラの本機速度に対する速度比を任意且つ
正確に設定可能な印刷機。 但しｙ％はインキ元ローラ速度指令（最高速を１００％
とした％） Ｂ％はインキ元ローラベーススピードの設定値（最高速
を１００％とした％）
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3360429A JPH06115053A (ja) | 1991-12-03 | 1991-12-03 | インキ元ローラの本機速度に対する速度比を任意且つ正確に 設定可能な印刷機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3360429A JPH06115053A (ja) | 1991-12-03 | 1991-12-03 | インキ元ローラの本機速度に対する速度比を任意且つ正確に 設定可能な印刷機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06115053A true JPH06115053A (ja) | 1994-04-26 |
Family
ID=18469367
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3360429A Pending JPH06115053A (ja) | 1991-12-03 | 1991-12-03 | インキ元ローラの本機速度に対する速度比を任意且つ正確に 設定可能な印刷機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06115053A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007125893A (ja) * | 2005-11-03 | 2007-05-24 | Goss Internatl Montataire Sa | インキの量を制御するための方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63315245A (ja) * | 1987-06-19 | 1988-12-22 | Komori Printing Mach Co Ltd | インキ装置の呼び出しロ−ラ制御システム |
-
1991
- 1991-12-03 JP JP3360429A patent/JPH06115053A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63315245A (ja) * | 1987-06-19 | 1988-12-22 | Komori Printing Mach Co Ltd | インキ装置の呼び出しロ−ラ制御システム |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007125893A (ja) * | 2005-11-03 | 2007-05-24 | Goss Internatl Montataire Sa | インキの量を制御するための方法 |
| US8720338B2 (en) | 2005-11-03 | 2014-05-13 | Goss International Montataire Sa | Process for controlling the quantity of ink applied to a material being printed and corresponding device |
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