JPH0611476Y2 - 周期測定回路 - Google Patents

周期測定回路

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JPH0611476Y2
JPH0611476Y2 JP5558587U JP5558587U JPH0611476Y2 JP H0611476 Y2 JPH0611476 Y2 JP H0611476Y2 JP 5558587 U JP5558587 U JP 5558587U JP 5558587 U JP5558587 U JP 5558587U JP H0611476 Y2 JPH0611476 Y2 JP H0611476Y2
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JP
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digital
signal
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filter
output
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JP5558587U
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JPS63161370U (ja
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吉田  隆
一 桑原
秀夫 萬歳
裕 小野
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Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
  • Measuring Frequencies, Analyzing Spectra (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この考案は、周期性のあるアナログ信号の周期をもとめ
る回路に関し、とくにロータリーエンコーダに用いて好
適な周期測定回路に関するものである。
<従来技術> ロータリーエンコーダはモータ等の回転機の回転速度や
アーム等の回転角度をもとめるために用いられる。この
様なロータリーエンコーダの構造を第6図に示す。この
図において、1はコード板であり、その中心にあるシャ
フト2はモータ等のシャフトに接続されている。このコ
ード板1の円周に沿って透孔スリット3が形成されてい
る。4は光源であり、この光源4からの光はレンズ5で
平行光に変換されて透孔スリット3に照射される。この
透孔スリット3を透過した光はイメージセンサ6で検出
される。イメージセンサ6には複数(図では4個)の光
電変換素子が平行に配置されており、そのピッチは透孔
スリット3のピッチの整数分の1に選定される。これら
光電変換素子の出力はスイッチアレイ7に配置されたス
イッチSW1〜SW4を介して増幅器8に入力され、合
成されかつ増幅される。この増幅器8の出力はローパス
フィルタ9でノイズ分を除去され、コンパレータ10で
デジタル信号に変換され、さらにF/V変換器11でア
ナログ信号に変換されてその周期が測定される。
この様な構成のロータリーエンコーダにおいて、スイッ
チSW1〜SW4を順番にかつ互いに重ならないように
オンすると、増幅器8の出力は第7図(A)に示すよう
な階段状の波形になる。この波形の周期はコード板1が
静止しているとイメージセンサ6のスキャン周期に一致
し、また透孔スリット3とイメージセンサ6の相対位置
が変化するとその位相が変化する。さらにコード板1が
連続的に回転するとその周期が変化する。この階段状波
形をローパスフィルタ9により(B)に示すように滑か
な波形に変換し、(C)に示すようにコンパレータ10
でデジタル信号に変換する。このコンパレータ10の出
力の周波数Fは、 F=F±k・s F:コード板1が静止しているときの周波数 s:透孔スリットの線速度 k:定数 になるから、周波数Fを測定することによりコード板1
の回転数をもとめることができる。なお、第7図(A)
の波形は透孔スリット3の1ピッチ間にイメージセンサ
6の光電変換素子が10個ある場合の例である。この様
なロータリーエンコーダでは周期をもとめるためにロー
パスフィルタ9で雑音成分を取除いた後コンパレータ1
0でパルス列に変換し、それをF/Vコンバータ11で
アナログ信号に変換した後その周期を測定している。
<考案が解決すべき問題点> しかしながらこの様な周期測定回路はそのほとんどをア
ナログ的に処理する構成であるため、 ローパスフィルタ、コンパレータ、F/V変換器等の
構成が複雑になるため回路自体が高価になりかつ設計が
難しくなる。
ドリフトが発生すると誤差が大きくなり、精度が低下
する。そのためドリフト発生を防止しなければならず、
設計、整数が複雑になる。
という欠点があった。
<考案の目的> この考案の目的は、デジタル的に信号を処理することに
より、設計、整数が簡単でかつ精度の高い周期測定回路
を提供することにある。
<問題点を解決するための手段> 前記問題点を解決するために、雑音成分を有するアナロ
グ信号が入力されこのアナログ信号をデジタル信号に変
換するAD変換と、 このAD変換部の出力が入力され所定の周波数以外の周
波数成分を抑圧するデジタルフィルタと、 このデジタルフィルタの出力信号からゼロ交差時間を求
め、このゼロ交差時間から周期をもとめる補間演算部と
を備えたものである。
<実施例> 第1図に本考案に係る周期測定回路の一実施例を示す。
この図において、20はAD変換部であり、第6図で示
したロータリーエンコーダ等からの信号y(t)が入力
され、デジタル信号y*に変換する。このデジタル信号
y*はローパス特性を有するデジタルフィルタ21に入
力され、雑音成分が除去される。このデジタルフィルタ
21の出力は補間演算部22に入力されてその周期が演
算される。
第2図にデジタルフィルタの構成例を示す。このデジタ
ルフィルタはFIR(finite impulse response)型と
呼ばれるものである。デジタルフィルタは時系列入力信
号Xにデジタル演算を施してフィルタリングを行うも
のであり、FIR型においてはフィルタリング結果y
は、 y=Σh(i)・x……(1) になる。h(i)はインパルス応答係数を表わす。第2
図はこの演算を実行する回路の一例であり、23は縦接
続されたレジスタ、24はこれらデレジスタ23の出力
が入力されインパルス応答係数と乗算される乗算器、2
5はこれら乗算器24の出力を加算する加算器である。
時系列入力信号xはレジスタ23の左端のレジスタに
入力され、順にシフトされる。これらレジスタの出力は
乗算器24で対応するインパルス応答係数h(i)(i
=O〜N)と乗算される。この乗算された値は加算器2
5で加算される。この様にして前記(1)式の演算が実
行される。インパルス応答係数h(i)の値およびフィ
ルタ次数Nを変えることにより、フィルタの特性を変え
ることができる。
第3図にこのデジタルフィルタの特性の一例を示す。こ
の図において、26は第7図(A)で示したロータリー
エンコーダの出力波形のスペクトル、fは出力波形の
基本波、fはAD変換部20のサンプリング周波数、
27は第2図で示したデジタルフィルタの特性、28は
従来のアナログフィルタの特性の一例である。ロータリ
ーエンコーダの出力は階段状であるために高調波成分が
多く存在する。また、アナログデジタル変換の過程で不
要なエイリアジングが入込むこともある。従来のアナロ
グフィルタはその特性が緩かであるためこの高調波成分
を充分に除去できないが、デジタルフィルタは容易に急
峻な特性を得ることができるので、高調波成分を完全に
除去できる。また、デジタルフィルタは正確な線形位相
を実現することができる。
第4図に補間による周期を求める手順を示す。この図に
おいて、29は補間した出力波形、t〜tはAD変
換部20のサンプリング時間、y〜yは時間t
におけるデジタルフィルタ21の出力、tはサン
プリング周期である。出力値を補間した波形29はデジ
タルフィルタ21で高調波成分が除去されているのでほ
ぼ正弦波と見なして良いので、補間した波形29が負か
ら正になる時間すなわちゼロ交差時間Tは、 T=t+Δt=t−t・sin-1/(sin-1
−sin-1) になる。精度を落して良いなら、 T=t−y/(y−y) としてもよい。tはサンプリング周期から正確に求め
ることができるので、上式からゼロ交差時間tを正確
に求めることができる。同様にして隣接するゼロ交差時
間を求めると周期が計算できる。
第5図に本考案の他の実施例を示す。この実施例はデジ
タルフィルタと補間演算部を単一のDSP(digital si
gnal processer)で構成するようにしたものである。第
5図において、30はアナログローパスフィルタであ
り、AD変換部20によるエイリアジングを防止する。
このアナログローパスフィルタ30の出力はAD変換部
20に入力され、デジタル信号に変換される。このデジ
タル変換された信号はDSP31に入力され、デジタル
フィルタリングおよび補間演算が実行される。全体の動
作はタイミングコントローラ32のタイミングパルスに
同期して行なわれる。またこのタイミングパルスは第6
図に示したスイッチSW1〜SW4の動作信号として用
いることもできる。デジタルフィルタ、補間演算の方法
は第1図実施例と同じなので省略する。
なお、これらの実施例ではデジタルフィルタの特性をロ
ーパスフィルタとしたが、バンドパスのような特性であ
ってもよい。
<考案の効果> 以上実施例に基づいて具体的に説明したように、この考
案では雑音成分を有するアナログ信号の周期を求めるた
めに、このアナログ信号をデジタル信号に変換してデジ
タルフィルタに通し、その後補間演算を施して周期を求
めるようにした。そのため、回路構成が簡単になり、か
つデジタル演算でフィルタリングおよび補間演算を行う
ため高精度で再現性のある測定値が得られるという効果
がある。
また、インパルス応答係数等を変えるだけでフィルタの
特性を変えられるので、入力信号の特性に応じてフィル
タ特性を変えることができ、フレキシビリティが高くな
り、かつ耐ノイズ性が向上するという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る周期測定回路の一実施例を示すブ
ロック図、第2図はデジタルフィルタの構成を示すブロ
ック図、第3図はフィルタの特性を示す特性曲線図、第
4図は補間演算の手順を説明する為の図、第5図は本考
案の他の実施例を示すブロック図、第6図はロータリー
エンコーダの構成および従来の周期測定回路の構成を示
す構成図、第7図は従来の周期測定回路の出力を示す特
性曲線図である。 20…AD変換部、、21…デジタルフィルタ、22…
補間演算部、23…レジスタ、24…乗算器、25…加
算器、30…アナログローパスフィルタ、31…DS
P、32…タイミングコントローラ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】雑音成分を有するアナログ信号が入力され
    このアナログ信号をデジタル信号に変換するAD変換部
    と、 このAD変換部の出力が入力され所定の周波数以外の周
    波数成分を抑圧するデジタルフィルタと、 このデジタルフィルタの出力信号からゼロ交差時間を求
    め、このゼロ交差時間から周期をもとめる補間演算部と を備えたことを特徴とする周期測定回路。
JP5558587U 1987-04-13 1987-04-13 周期測定回路 Expired - Lifetime JPH0611476Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5558587U JPH0611476Y2 (ja) 1987-04-13 1987-04-13 周期測定回路

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JP5558587U JPH0611476Y2 (ja) 1987-04-13 1987-04-13 周期測定回路

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Publication Number Publication Date
JPS63161370U JPS63161370U (ja) 1988-10-21
JPH0611476Y2 true JPH0611476Y2 (ja) 1994-03-23

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ID=30883613

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