JPH06114555A - エンジン駆動形作業機 - Google Patents

エンジン駆動形作業機

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JPH06114555A
JPH06114555A JP26385292A JP26385292A JPH06114555A JP H06114555 A JPH06114555 A JP H06114555A JP 26385292 A JP26385292 A JP 26385292A JP 26385292 A JP26385292 A JP 26385292A JP H06114555 A JPH06114555 A JP H06114555A
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JP
Japan
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engine
short
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JP26385292A
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Shinji Hibi
真二 日比
Masateru Hamase
雅暉 浜瀬
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Yanmar Co Ltd
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Yanmar Diesel Engine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 溶接棒を母材の上に落として振動した場合
に、振動を1回と計測して、エンジンを起動することの
無いように、短絡時間測定手段2やマスク時間設定手段
42を設けて、意図的にスイッチ手段19が2回操作さ
れた場合にしか、エンジンが起動されないように構成し
た。 【構成】 計数手段24による計数値が所定値以上であ
れば前記エンジンを駆動させるための始動電動機駆動手
段6とを設けた構成において、前記スイッチ手段19の
短絡時間測定手段2を設け、一定時間以上スイッチ手段
19が短絡した場合のみ計数手段24により1回と計数
すべく構成した。また、スイッチ手段19の短絡を検出
するマスク時間設定手段42を設け、該マスク時間内に
おける一定時間以上のスイッチ手段19の操作を1回と
計数すべく構成した。また、スイッチ手段19のスイッ
チ信号反転手段52を設け、スイッチ手段19がOFF
となった時の信号を計数手段24により計数すべく構成
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばエンジン溶接機
を遠隔操作により起動可能とした場合の、遠隔起動シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術として、例えば特公平1−27
824号公報(特開昭57−112977号公報)のよ
うに、溶接棒を所定時間以上継続して被溶接物に接触さ
せた場合にのみエンジンが駆動するようにしていた。ま
た遠隔操作により起動可能なエンジンを備えた従来のエ
ンジン駆動形作業機として、上記特公平1−27824
号公報に記載されたものの他に、特公昭63−5602
6号公報(特開昭59−130680号公報)や特開昭
61−116036号公報に記載の如き技術が公知とさ
れていた。
【0003】しかし、上記の構成においても、不用意に
エンジンが起動する虞れがあったのである。例えば、溶
接機の操作中に、溶接棒を落とした際に、溶接母材の上
で、溶接棒が振動すると、この振動を計数手段が計測し
て、エンジンを起動するという誤操作の可能性があった
のである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の如く、
溶接棒を母材の上に落として振動した場合に、振動を1
回と計測して、エンジンを起動することの無いように、
短絡時間測定手段2やマスク時間設定手段42を設け
て、意図的にスイッチ手段19が2回操作された場合に
しか、エンジンが起動されないように構成したのであ
る。また、従来はスイッチ手段19の短絡時の操作回数
が起動条件となっているが、この構成では、2回目の短
絡信号で、起動回路がONとなるので、短絡状態のまま
でエンジン起動回路に電流が流れると、制御回路に溶接
機の出力が印加されて、制御回路が破損する可能性が高
くなるのである。本発明においては、スイッチ手段19
がOFFとなった信号を起動信号とすべく、スイッチ信
号反転手段52を介装したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決する手段
を説明する。即ち、遠隔操作により起動可能なエンジン
を具備し、該エンジンから離れた位置に配置可能なスイ
ッチ手段19と、このスイッチ手段19が操作されるこ
とにより計時動作を開始する計時手段23と、該計時手
段23が所定時間を計時するまでに前記スイッチ手段1
9が操作された回数を計数する計数手段24と、この計
数手段24による計数値が所定値以上であれば前記エン
ジンを駆動させるための始動電動機駆動手段6とを設け
た構成において、前記スイッチ手段19の短絡時間測定
手段2を設け、一定時間以上スイッチ手段19が短絡し
た場合のみ計数手段24により1回と計数すべく構成し
たものである。
【0006】また、スイッチ手段19の短絡を検出する
マスク時間設定手段42を設け、該マスク時間内におけ
る一定時間以上のスイッチ手段19の操作を1回と計数
すべく構成したものである。
【0007】また、スイッチ手段19のスイッチ信号反
転手段52を設け、スイッチ手段19がOFFとなった
時の信号を計数手段24により計数すべく構成したもの
である。
【0008】
【作用】計時手段は、スイッチ手段が操作されることに
より計時動作を開始する。計数手段は、計時手段が所定
時間を計時するまでにスイッチ手段が操作された回数を
計数する。始動電動機駆動手段は、計数手段による計数
値が所定値以上であればエンジンを起動させるための始
動電動機を作動させる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1に基づいて説
明する。図1は本発明のエンジンウエルダーセット本体
Wに短絡時間測定手段2が付設された制御回路図、図2
は図1の発明の場合の制御状態を示す図面、図3はエン
ジンウエルダーセット本体Wにマスク時間設定手段42
が付設された発明の制御回路図、図4は図3の発明にお
いて、マスク時間設定手段42により設定したマスク時
間とスイッチ手段19の操作との関係を示す図面、図5
は、図3の発明において、エンジンが起動しない場合の
作動状態を示す図面、図6はマスク時間内にスイッチ手
段19の操作が行われ、エンジンが起動された状態の図
面、図7は、2回目のスイッチ手段19の操作が長過ぎ
て、エンジンを起動する制御信号が発信されない場合の
図面、図8はエンジンウエルダーセット本体Wにスイッ
チ信号反転手段52が付設された発明の制御回路図であ
る。
【0010】図1において説明する。図1はエンジンウ
エルダーセット本体Wの要部の構成図で、出力端子短絡
検知手段1はエンジンウエルダーセット本体Wに設置さ
れた溶接電流出力端子3の正極側3aと負極側3bとが
短絡されたことを検知する。エンジン起動検知手段4は
エンジン5が起動したことを検知する。始動電動機駆動
手段6はエンジン5を起動させるための始動電動機7に
通電する。始動電動機停止手段8はエンジン起動検知手
段4からの検知信号により始動電動機7への通電を遮断
する。電源スイッチ手段9はバッテリー10の出力端と
各手段1・4・6・8等の電源入力端とを断接し、また
出力端子短絡検知手段1と溶接電流出力端子3との間に
介装されたスイッチ11a・11bを開閉する。
【0011】エンジン5により駆動される交流発電機1
4の出力端は、図外の整流器を介して溶接電流出力端子
3に接続されており、溶接電流出力端子3の正極側3a
はキャプタイヤケーブル15の一方の導線を介して被溶
接物16に接続され、溶接電流出力端子3の負極側3b
はキャプタイヤケーブル15の他方の導線とホルダー1
7とを介して溶接棒18に接続されている。被溶接物1
6と溶接棒18とによりエンジン5を遠隔起動させるた
めのスイッチ手段19が構成されている。スローダウン
タイマー20はエンジン5のスローダウン状態を、交流
発電機14の出力電流の変化により検知してその継続時
間が予め設定された所定時間を越えたときにタイムオー
バー信号を出力する。
【0012】エンジン停止手段21はスローダウンタイ
マー20からのタイムオーバー信号により作動してエン
ジン5の作動を停止させる。エンジン停止手段21は例
えばエンジン5の点火系統の信号を遮断するように構成
されている。計時手段23はスイッチ手段19が短絡さ
れることにより計時を開始する。計数手段24は計時手
段23が所定時間を計時するまでにスイッチ手段19が
短絡された回数を計数し、計数値が所定値以上であれば
始動電動機駆動手段6を作動させる。
【0013】始動電動機停止指令用タイマー25は始動
電動機7の作動により計時を開始する。始動電動機強制
停止手段26は始動電動機停止指令用タイマー25が所
定時間を計時したときに、エンジン5が起動していなく
ても始動電動機7の作動を強制的に停止させる。なお、
上記の各手段1・4・6・8・9・21・24・26や
各タイマー20・23・25からなる制御回路は電子回
路により構成されている。
【0014】以上のような構成において、図1のエンジ
ンウエルダーセット本体Wにおいては、短絡時間測定手
段2を設けたものである。上記した従来の技術において
は、計時手段23により検出する時間の間に、計数手段
24により2回のスイッチ手段19の短絡操作があれ
ば、始動電動機駆動手段6により始動電動機7をONす
べく構成しているので、もしオペレーターがホルダー1
7と溶接棒18の部分を、被溶接物16の上に、ミス操
作により落下させ、該溶接棒18の部分が被溶接物16
の上で2回以上振動すると、その振動の周期が極短いも
のであっても、計数手段24はこれを検出して、始動電
動機駆動手段6と始動電動機7を作動させる可能性があ
ったのである。
【0015】本発明においては、短絡時間測定手段2を
該制御回路に介装することにより、図2の如く、短絡時
間の落下の時の振動の如く、短い場合にはこれを検出し
ないように構成したのである。因みに図2に示す実施例
においては、最小短絡時間を、0.65ミリ秒に設定
し、これ以下の落下時の振動は1回に検出しないように
構成しているのである。
【0016】図3においては、別の発明として、エンジ
ンウエルダーセット本体Wの制御回路に、マスク時間設
定手段42を付設している。同様に、溶接棒18の付い
たホルダー17を、被溶接物16の上に落下させたよう
な状態を、計数手段24が正規の操作と誤判断しないよ
うに、計数手段24の計測する時間範囲を、マスク時間
設定手段42により設定しているのである。
【0017】図4の実施例の場合には、1回目のマスク
時間としてt2秒を設定し、1回目の短絡信号を受けて
から、t3秒の間、2回目の信号受付時間を設定してい
るのである。しかし、該t3の時間内でも、最初のt2
秒以内は検出しないように設定している。このマスク時
間設定手段42により設定した時間の間内に、t1秒以
上の最小短絡時間の間、短絡された場合に、1回・2回
と計数手段24により計測すべく設定したのである。上
記における時間長さの条件は、t3>t2>t1であ
る。
【0018】図5・図6・図7においては、マスク時間
設定手段42を設けた発明において、マスク時間をt2
秒とし、次の2回目の信号受付時間をt3秒以下とした
場合の作用を示している。図5の場合には、1回しかス
イッチ手段19が短絡されないので、始動電動機7は始
動されない。図6においては、t2・t3の時間内にそ
れぞれ、スイッチ手段19が短絡されているので、始動
電動機7が始動されている。図7においては、2回目の
短絡に要する時間が長過ぎて、t3秒以上の時間を費や
しているので、スイッチ手段19のOFFとなる時間が
長過ぎた為に、始動電動機7を始動する信号は出されな
い状態を示している。
【0019】図8においては、エンジンウエルダーセッ
ト本体Wの制御回路に、スイッチ信号反転手段52を付
設し、スイッチ手段19が短絡した場合ではなくて、O
FFと成った場合に初めて、計数手段24が1回と計測
すべく構成している。このように、スイッチ手段19の
スイッチ信号を反転させることにより、制御回路に、エ
ンジンウエルダーセット本体Wにより発電された電流が
逆流される可能性が低くなり、制御回路に誤作動や破壊
を防ぐことが出来たのである。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1の如く構
成したので、ホルダー17や溶接棒18が被溶接物16
の上に落下する際の、振動を計数手段24が2回と計測
して、始動電動機7を始動するような、誤操作を無くす
ことが出来たのである。
【0021】請求項2の如く構成したので、一定の時間
の範囲内において、2回のスイッチ手段19の短絡が無
ければ、始動電動機7の駆動は有り得ないので、誤操作
によるエンジンの始動を無くすことが出来たのである。
【0022】請求項3の如く構成したので、2回目にス
イッチ手段19が短絡された状態で、エンジンが始動さ
れてエンジンウエルダーセット本体Wが発電を開始し、
該エンジンウエルダーセット本体Wの電流が制御回路に
印加されて、制御回路の破損を来すことが無くなったの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエンジンウエルダーセット本体Wに短
絡時間測定手段2が付設された制御回路図。
【図2】図1の発明の場合の制御状態を示す図面。
【図3】エンジンウエルダーセット本体Wにマスク時間
設定手段42が付設された発明の制御回路図。
【図4】図3の発明において、マスク時間設定手段42
により設定したマスク時間とスイッチ手段19の操作と
の関係を示す図面。
【図5】図3の発明において、エンジンが起動しない場
合の作動状態を示す図面。
【図6】マスク時間内にスイッチ手段19の操作が行わ
れ、エンジンが起動された状態の図面。
【図7】2回目のスイッチ手段19の操作が長過ぎて、
エンジンを起動する制御信号が発信されない場合の図
面。
【図8】エンジンウエルダーセット本体Wにスイッチ信
号反転手段52が付設された発明の制御回路図である。
【符号の説明】
W エンジンウエルダーセット本体 2 短絡時間測定手段 4 エンジン起動検知手段 5 エンジン 6 始動電動機駆動手段 7 始動電動機 8 始動電動機停止手段 19 スイッチ手段 23 計時手段 24 計数手段 25 始動電動機停止指令用タイマー 26 始動電動機強制停止手段 42 マスク時間設定手段 52 スイッチ信号反転手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遠隔操作により起動可能なエンジンを具
    備し、該エンジンから離れた位置に配置可能なスイッチ
    手段19と、このスイッチ手段19が操作されることに
    より計時動作を開始する計時手段23と、該計時手段2
    3が所定時間を計時するまでに前記スイッチ手段19が
    操作された回数を計数する計数手段24と、この計数手
    段24による計数値が所定値以上であれば前記エンジン
    を駆動させるための始動電動機駆動手段6とを設けた構
    成において、前記スイッチ手段19の短絡時間測定手段
    2を設け、一定時間以上スイッチ手段19が短絡した場
    合のみ計数手段24により1回と計数すべく構成したこ
    とを特徴とするエンジン駆動形作業機。
  2. 【請求項2】 遠隔操作により起動可能なエンジンを具
    備し、該エンジンから離れた位置に配置可能なスイッチ
    手段19と、このスイッチ手段19が操作されることに
    より計時動作を開始する計時手段23と、該計時手段2
    3が所定時間を計時するまでに前記スイッチ手段19が
    操作された回数を計数する計数手段24と、この計数手
    段24による計数値が所定値以上であれば前記エンジン
    を駆動させるための始動電動機駆動手段6とを設けた構
    成において、前記スイッチ手段19の短絡を検出するマ
    スク時間設定手段42を設け、該マスク時間内における
    一定時間以上のスイッチ手段19の操作を1回と計数す
    べく構成したことを特徴とするエンジン駆動形作業機。
  3. 【請求項3】 遠隔操作により起動可能なエンジンを具
    備し、該エンジンから離れた位置に配置可能なスイッチ
    手段19と、このスイッチ手段19が操作されることに
    より計時動作を開始する計時手段23と、該計時手段2
    3が所定時間を計時するまでに前記スイッチ手段19が
    操作された回数を計数する計数手段24と、この計数手
    段24による計数値が所定値以上であれば前記エンジン
    を駆動させるための始動電動機駆動手段6とを設けた構
    成において、前記スイッチ手段19のスイッチ信号反転
    手段52を設け、スイッチ手段19がOFFとなった時
    の信号を計数手段24により計数すべく構成したことを
    特徴とするエンジン駆動形作業機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009018343A (ja) * 2007-06-15 2009-01-29 Denyo Co Ltd エンジン駆動型溶接機
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US8987638B2 (en) 2007-06-15 2015-03-24 Denyo Kabushiki Kaisha Engine driven welding machine

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