JPH06114456A - 板金プレス製管フランジの製造方法 - Google Patents

板金プレス製管フランジの製造方法

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JPH06114456A
JPH06114456A JP29206692A JP29206692A JPH06114456A JP H06114456 A JPH06114456 A JP H06114456A JP 29206692 A JP29206692 A JP 29206692A JP 29206692 A JP29206692 A JP 29206692A JP H06114456 A JPH06114456 A JP H06114456A
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JP
Japan
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wall surface
hole
short
plate material
flange
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JP29206692A
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Toshiomi Hayashi
俊臣 林
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】板金から各種のプレス工程又はプログレッシン
グプレスによる管フランジの製作方法の提供。 【構成】板材1から中央部の貫通孔3のピアシング加
工、軸方向の短い壁面4の絞り加工、中間の短い円筒形
壁面の逆絞り加工、中央部貫通孔のトリミング加工、内
方の短い円筒形壁面のバーリング加工、接続ボルト用孔
のピアシング加工、ブランクのハーフブランク又は一旦
打ち抜いた後プルバックする工程、外縁9の縁付け工程
を順次経て作られ、中央部貫通孔内周側の2つの短い円
筒状壁面、これらを結ぶ内側の曲げ返し部、その外側の
曲げ返し部からフランジ面まで延びる軸方向の短い壁面
とが同心円状に配置されている板金プレス製管フランジ
の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、板金をプレス加工して
作られる管接続用フランジについての板金プレス製管フ
ランジの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】板金プレス製の管フランジは重量が軽い
ため、自動車部品その他軽量化を目指すものには従来か
ら一部で利用されており、量産化は板金をプレス加工し
て作られる。しかし、複雑な形状のフランジを正確にプ
レス加工することは困難であるため、フランジの構造、
製造方法等についてそれぞれ工夫が凝らされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】出願人は、平成4年8
月30日付で「フランジ継手、管フランジおよび管と管
フランジとの結合方法」に関する発明を特許出願した
が、本願発明は上記発明の管フランジを正確な寸法、形
状に大量生産することのできる製造方法を得ようとする
ものであり、さらにプログレッシブプレス内に条鋼を順
送りしながら逐次プレス加工を施して、歪が少なく、寸
法精度の良い製品の得られる製造方法をも開発しようと
するものである。
【0004】そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑み
て、板材に複数の複雑なプレス加工工程を順次施すこと
ができ、かつプログレッシブプレスによるプレス加工を
行うことが出来る板金プレス製管フランジの製造方法を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明の第1の方法は、図1乃至図15に示すよう
に、板材1から中央部の貫通孔3をピアシング加工する
工程A、軸に沿う方向の短い壁面4を絞り加工する工程
B、中間の短い円筒形壁面5を逆絞り加工する工程C、
中央部の貫通孔3をトリミング加工tする工程D、内方
の短い円筒形壁面6をパーリング加工する工程E、接続
ボルト用孔7をピアシング加工する工程F、ブランク8
をハーフブランクするかブランク8を一旦打ち抜いた後
プルバックする工程G、外縁9を縁付けする工程Hの各
工程を順次経て作られ、中央部の貫通孔3の内周側に同
心円状に配置された2つの短い円筒状壁面5,6と、こ
れらを結んで幅狭の円環状溝10を形成する内側の曲げ
返し部11と、該内側の曲げ返し部の外周に反対方向に
折り返され幅広の円環状溝12を形成する外側の曲げ返
し部13と、該外側の曲げ返し部からフランジ面14ま
で延びる軸に沿う方向の短い壁面15とが同心円状に配
置されている板金プレス製管フランジの製造方法であ
る。
【0006】また、本発明の第2の方法は、前項に説明
した第1の方法のうち、図3,4に示した軸に沿う方向
の短い壁面4を絞り加工する工程を、図18に示すよう
に、中間に段を備えた軸に沿う方向の短い壁面16,1
7を絞り加工する工程に変更したもので、板材1から中
央部の貫通孔3をピアシング加工する工程A、中間に段
16を備えた軸方向の短い壁面17を絞り加工する工程
I、中間の軸方向の短い壁面5を逆絞り加工する工程
B、中央部の貫通孔3をトリミング加工tする工程D、
内方の短い円筒形壁面6をパーリング加工する工程D、
接続ボルト用孔7をピアシング加工する工程E、ブラン
ク8をハーフブランクするかブランクを一旦打ち抜いた
のちプルバックする工程G、外縁9を縁付けする工程
H、の各工程を順次経て作られ、中央部の貫通孔3の内
周側に同心円状に配置された2つの短い円筒状壁面4、
5と、これらを結んで幅狭の円環状溝10を形成する内
側の曲げ返し部11と、該内側の曲げ返し部の外周に反
対方向に折り返され段16を備えた幅広の円環状溝22
を形成する外側の曲げ返し部23と、該外側の曲げ返し
部からフランジ面14まで延びる軸方向の短い壁面17
とが同心円状に配置されている板金プレス製管フランジ
の製造方法である。
【0007】更に、本発明の第3の方法は、図19に示
すように帯鋼よりなる板材1がその長手方向に間欠的に
移送、停止されながら送り込まれるプログレッシブプレ
ス18内において、まず上記板材1が所定の間隔でマー
キング(2)され、それらのマークを基準にして該板材
が所定の金型間に移送、停止されて請求項1または2記
載の各工程にしたがって順次加工成形され、その成形さ
れた管フランジ19が上記板材から離脱されるようにし
た板金プレス製管フランジの製造方法である。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。図1から図15は本発明の第1の方法の一実
施例を示し、図1は板材1の長手方向の一部を示す平面
図、図2はその断面図である。帯鋼である板材1は後述
のプログレッシブプレス内に間欠的に移送及び停止され
ながら送り込まれる。四隅の孔2は位置決め用ガイド孔
で所定の間隔に施され、このマークを基準にして順次金
型による加工が行われる。
【0009】まず図1,2に示すように板材1の中央部
の貫通孔3をピアシング加工する工程Aが行われる。次
に図3,4に示すように軸に沿う方向の短い壁面4を絞
り加工する工程Bが行われる。次ぎに図5,6に示すよ
うに中間の短い円筒形壁面5を逆絞り加工する工程Cが
行われる。次ぎに中央部の貫通孔3を前記壁面4,5と
同心の正しい寸法にトリミング加工する工程Dが行われ
る。次ぎに図7,8に示すように内方の短い円筒形壁面
6をバーリング加工する工程Eが行われる。(貫通孔3
をバーリング加工する直前にトリミング加工しているた
めバーリング加工された壁面6の高さが均等になる。)
次ぎに図9に示すように接続ボルト用孔7をピアシング
加工する工程Fが行われる。次ぎに図10,11に示す
ようにブランク8をハーフブランクするか、図12に示
すように一旦うちぬいた後、図13に示すようにプルバ
ックする工程Gが行われる。次ぎに図14,15に示す
ように外縁9を縁付けする工程Hが行われる。
【0010】上記各加工工程によって中央部の断面形状
がジグザグ状に形成される。即ち内周側より同心円状に
2つの短い円筒状壁面5,6を結んで幅狭の円環状溝1
0を形成する内側の折り返し部11と、内側の折り返し
部11の外周に反対方向に折り返された幅広の円環状溝
12を形成する外側の折り返し部13と、外側の折り返
し部13からフランジ面14まで延びる軸に沿う方向の
短い壁面15とが形成されている。
【0011】上記本発明の第1の方法の他の実施例とし
て、図16に示すように内側の折り返し部11がフラン
ジ面14から寸法dだけ多く突出したものや、図17に
示すように外側の折り返し部13の幅広の円環状溝12
が一層幅広に形成されたものがある。
【0012】次に本発明の第2の方法の実施例を説明す
る。上記第1の方法の工程Aを行った後、図18に示す
ように中間に段16を備えた軸に沿う方向の短い壁面1
7を逆絞りする工程Jを行う。該工程Jの後第1の方法
の各工程C,D,E,Fと同様の工程が行われる。その
結果、内側の折り返し部11の反対方向に折り返されて
段16を備えた幅広の円環状溝22を形成する外側の曲
げ返し部23が形成されている。
【0013】次に本発明の第3の方法の実施例を説明す
る。図19に示すようにプレス順送り型を内蔵したプロ
グレッシブプレス18がある。 このプレス18内に
は、図1に示すような帯鋼よりなる板材1が長手方向に
間欠的に移送、停止されながら送り込まれる。そして、
まず板材1は所定の間隔でマーキング2され、それらの
マークを基準にして所定の複数の金型間に移送、停止さ
れ、上記第1の方法や第2の方法の各工程にしたがって
順次加工成形される。最後に、成形され製品化された管
フランジ19は上記板材1から離脱される。金型の大き
さによっては、各工程間にアイドリング工程を入れた
り、変形量の大きい工程を複数に分けても良い。
【0014】上記管フランジ19はその幅狭の円環状溝
10に、金属製の管の端部がはめ込まれ、金型を用いる
などして管フランジ19と管の端部とが一体的にかしめ
られて強固に結合される。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、軽
量化に貢献できる管フランジが、板金からプレス加工に
よる各種の工程を経て所望の形状に成形され製品化され
る。また、プレス順送り型のプログレッシブプレスにも
上記各種の工程による成形加工が可能になるという特徴
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の方法の工程Aを示す板材の平面
図である。
【図2】図1のR−R線に沿う断面図である。
【図3】本発明の第1の方法の工程Bを示す板材の平面
図である。
【図4】図3のS−S線に沿う断面図である。
【図5】本発明の第1の方法の工程Cを示す板材の平面
図である。
【図6】図5のU−U線に沿う断面図である。
【図7】本発明の第1の方法の工程Eを示す板材の平面
図である。
【図8】図7のW−W線に沿う断面図である。
【図9】本発明の第1の方法の工程Fを示す板材の平面
図である。
【図10】本発明の第1の方法の工程Gのうちブランク
をハーフブランクする状態を示す板材の平面図である。
【図11】図10のX−X線に沿う断面図である。
【図12】本発明の第1の方法の工程Gのうちブランク
を一旦打ち抜いた状態を示す図11相当図である。
【図13】本発明の第1の方法の工程Gのうちプルバッ
クした状態を示す図11相当図である。
【図14】本発明の第1の方法の工程Hを示す板材の平
面図である。
【図15】図14のY−Y線に沿う断面図である。
【図16】本発明の第1の方法の他の実施例を示す図1
5相当図である。
【図17】本発明の第1の方法の他の実施例を示す図1
5相当図である。
【図18】本発明の第2の方法の工程Jを示す図15相
当図である。
【図19】本発明の第3の方法のプログレッシブプレス
の概略正面図である。
【符号の説明】
1 板材 2 孔 3 貫通孔 4 短い壁面 5 円筒形壁面 6 円筒形壁面 7 接続ボルト用孔 8 ブランク 9 外縁 10 円環状溝 11 内側の曲げ返し部 12 円環状溝 13 外側の曲げ返し部 14 フランジ面 16 段 17 壁面 18 プログレッシブプレス 19 管フランジ 22 円環状部 23 曲げ返し部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材から中央部の貫通孔をピアシング加
    工する工程、軸に沿う方向の短い壁面を絞り加工する工
    程、中間の短い円筒形壁面を逆絞り加工する工程、中央
    部の貫通孔をトリミング加工する工程、内方の短い円筒
    形壁面をパーリング加工する工程、接続ボルト用孔をピ
    アシング加工する工程、ブランクをハーフブランクする
    かブランクを一旦打ち抜いた後プルバックする工程、外
    縁を縁付けする工程の各工程を順次経て作られ、中央部
    の貫通孔の内周側に同心円状に配置された2つの短い円
    筒状壁面と、これらを結んで幅狭のリング状溝を形成す
    る内側の曲げ返し部と、該内側の曲げ返し部の外周に反
    対方向に折り返され幅広のリング状溝を形成する外側の
    曲げ返し部と、該外側の曲げ返し部からフランジ面まで
    延びる軸に沿う方向の短い壁面とが同心円状に配置され
    ている板金プレス製管フランジの製造方法。
  2. 【請求項2】 板材から中央部の貫通孔をピアシング加
    工する工程、中間に段を備えた軸に沿う方向の短い壁面
    を絞り加工する工程、中間の軸方向の短い壁面を逆絞り
    加工する工程、中央部の貫通孔をトリミング加工する工
    程、内方の短い円筒形壁面をパーリング加工する工程、
    接続ボルト用孔をピアシング加工する工程、ブランクを
    ハーフブランクするかブランクを一旦打ち抜いたのちプ
    ルバックする工程、外縁を縁付けする工程、の各工程を
    順次経て作られ、中央部の貫通孔の内周側に同心円状に
    配置された2つの短い円筒状壁面と、これらを結んで幅
    狭のリング状溝を形成する内側の曲げ返し部と、該内側
    の曲げ返し部の外周に反対方向に折り返され段を有する
    幅広のリング状溝を形成する外側の曲げ返し部と、該外
    側の曲げ返し部からフランジ面まで延びる軸に沿う方向
    の短い壁面とが同心円状に配置されている板金プレス製
    管フランジの製造方法。
  3. 【請求項3】 帯鋼よりなる板材がその長手方向に間欠
    的に移送、停止されながら送り込まれるプログレッシブ
    プレス内において、まず上記板材が所定の間隔でマーキ
    ングされ、それらのマークを基準にして該板材が所定の
    金型間に移送、停止されて請求項1または2記載の各工
    程にしたがって順次加工、成形され、その成形されたフ
    ランジを上記帯鋼から離脱させるようにした板金プレス
    製管フランジの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102000733A (zh) * 2010-09-27 2011-04-06 昌辉(上海)科技集团股份有限公司 一种带翻边和缩口的拉深件产品的生产工艺
CN104138960A (zh) * 2014-06-27 2014-11-12 中航飞机股份有限公司西安飞机分公司 一种侧边带外翻边孔及弯边的槽形钣金零件的成形方法

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