JPH0611440Y2 - 車軸駆動装置 - Google Patents

車軸駆動装置

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JPH0611440Y2
JPH0611440Y2 JP1988134701U JP13470188U JPH0611440Y2 JP H0611440 Y2 JPH0611440 Y2 JP H0611440Y2 JP 1988134701 U JP1988134701 U JP 1988134701U JP 13470188 U JP13470188 U JP 13470188U JP H0611440 Y2 JPH0611440 Y2 JP H0611440Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
manifold
mission case
hydraulic
oil
hydraulic pump
Prior art date
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JP1988134701U
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English (en)
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JPH0254965U (ja
Inventor
英章 岡田
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Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of Fluid Gearings (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、車両の車速変更用として使い勝手の良い静油
圧(HST)式変速装置を、ミッションケースの内部に
構成した車軸駆動装置に関するものである。
(ロ)従来技術 従来からHST式変速装置付きの車軸駆動装置は公知と
されているのである。
例えば特公昭63−16630号公報に記載の技術の如
くである。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 前記のHST式変速装置付きの車軸駆動装置は、油圧ポ
ンプと油圧モータを収納したHSTケースを、車軸を収
納したミッションケースに装着して、該ミッションケー
スの内部に突出させた油圧モータ軸にて車軸を連動連結
する構成である為に、車軸駆動装置が大型化するのであ
る。
更に、油圧ポンプと油圧モータの間で循環する作動油が
減少した場合にこれを補うためのチャージポンプは前記
HSTケース側に付設するものであり、油洩れを起こさ
ないようにその付設個所はシール精度を向上させておく
必要がある。
本考案は、HST式変速装置を構成する油圧ポンプ及び
油圧モータをミッションケースの内部に設けたマニホー
ルドに装着すると共に、該マニホールドに、油圧ポンプ
と油圧モータの間を循環する圧油を補充するチャージポ
ンプを装着したものである。
(ニ)問題を解決するための手段 本考案の目的は以上の如くであり、次に該目的を達成す
る為の構成を説明する。
ミッションケース9の内部に、油圧ポンプPと、油圧ポ
ンプPからの圧油で駆動される油圧モータMと、該油圧
モータMのモータ軸6に連動連結された車軸17とを収
容してなる車軸駆動装置であって、油圧ポンプPと油圧
モータMを装着してあるマニホールド1をミッションケ
ース9の内部において宙吊り状態で固定すると共に、ミ
ッションケース9の内底壁と向き合うマニホールド1の
一側面に、油圧ポンプ軸29により駆動されるチャージ
ポンプCを装着したものである。
(ホ)実施例 本考案の目的・構成は以上の如くであり、次に添付の図
面に示した実施例の構成を説明する。
第1図は本考案の車軸駆動装置の前面断面図、第2図は
同じく右側面断面図、第3図は上部ミッションケース9
bの部分を外した状態の平面図、第4図はマニホールド
1の平面断面図、第5図は第1図のX−X矢視断面図、
第6図は第1図のY−Y矢視断面図、第7図はオイルフ
ィルタ5の斜視図、第8図はオイルフィルタ5がマニホ
ールド1と下部ミッションケース9aの間に挟持された
実施例の前面断面図である。
第1図・第2図・第3図において、ミッションケース9
内に構成されたHST式変速装置の油圧ポンプPと油圧
モータMと、該油圧ポンプPと油圧モータMを支持する
マニホールド1と該マニホールド1に付設したチャージ
ポンプC及び車軸17L・17Rまでの動力伝達経路に
ついて説明する。
上部ミッションケース9bと下部ミッションケース9a
を上下に合わせて連結ボルトにより締結し、1個のミッ
ションケース9を構成しているのである。
そして該下部ミッションケース9aと上部ミッションケ
ース9bの合わせ面において、油圧モータ軸6とカウン
ター軸38と、車軸17L・17Rの軸受部を構成して
いる。
マニホールド1は、水平部と垂直部から成る断面視略L
字状に形成され、上部ミッションケース1b側において
該マニホールド1の水平部を4本のボルトBで固定する
ことにより、ミッションケース9の内部で上下方向の略
中央位置に宙吊り状態で固定されるようにしている。
該マニホールド1の水平部上面にアキシャルピストン型
油圧ポンプPを、またマニホールド1に設けた垂直部の
立設面に同型の油圧モータMを夫々装着している。
油圧ポンプPには、可変容量型のものが用いられ、その
可動斜板28が上部ミッションケース1bの円弧状凹部
にそって回動自在に配置されている。油圧ポンプ軸29
はマニホールド1の水平部に立設され、その上端が上部
ミッションケース1bより突出してエンジン動力が入力
される。
該可動斜板28より凹状の操作係合部が側方へ突出して
おり、該操作係合部に梃子アーム10が係合している。
該梃子ケース10は変速レバー軸2に固設され、該変速
レバー軸2が上部ミッションケース9bの上面に貫通突
出した位置に変速アーム11が固設されている。
該梃子ケース10により可動斜板28を回動することに
より、可動斜板28の斜板角度が変更されて油圧ポンプ
Pからの圧油の吐出方向と吐出量が変化するのである。
油圧モータMは、固定斜板33にピストンを接当させて
油圧モータ軸6の回転力を得ており、該油圧モータ軸6
の中途部には出力ギア34を固設し、外端にはブレーキ
装置の制動ドラム24を固設しているのである。
第3図において示す如く、油圧モータ軸6に固設された
出力ギア34が、カウンター軸38上の大径ギア35と
噛合しており、カウンター軸38の上の小径ギア36が
デフギア装置Dのリングギア37と噛合しているのであ
る。デフギア装置Dは左右の車軸17L・17Rを差動
的に連結している。
前記マニホールド1において、水平部には油圧ポンプP
の吸入側及び吐出側につながる一対の三日月状の油路P
1・P2が、また、垂直部には油圧モータMの吸入側及
び吐出側につながる一対の三日月状の油路1e・1fが
開口され、夫々の油路P1・P2と油路1e・1fを一
対の直線状の油路1c・1dにより互いに接続すること
で、油圧ポンプPと油圧モータMとの間で作動油を循環
させる為の閉回路を構成している。
ミッションケース9の内部に溜められた油を該閉回路へ
補給する方向にのみ開くチェックバルブ8・8を油路1
c・1dの開口端に配設し、該チェックバルブ8・8の
油入口は、第5図に示すようにマニホールド1の水平部
の下面に形成した幅広溝状のチャージポート1aに夫々
油路1b・1bを通じて接続されている。
尚、各チェックバルブ8・8は、その操作杆をバルブシ
ート41・42の側方へ突出させてあり、両操作杆の先
端を1つの連結板40に接当させ、連結板40の背後か
ら、下部ミッションケース9aに支持させたプッシュピ
ン39により押すことで、チェックバルブ8・8を機械
的に同時に開かせ、閉回路を短絡させ油圧ポンプPを無
負荷状態にすることができる。
以上のような車軸駆動装置において本考案は更に次の構
成を有する。
即ち、マニホールド1は前記したようにミッションケー
ス9の内部に宙吊り状に固定されていて、その下部ミッ
ションケース9aの内底壁との間には空間Aが形成され
ており、この内底壁と向き合うマニホールド1の一側
面、つまり水平部の下面にチャージポンプCを装着する
のである。
そして、油圧ポンプ軸29をマニホールド1の水平部よ
り下向きに貫通させ、その下端部でチャージポンプCを
駆動するようにしている。
チャージポンプCは第6図に示す如く、前記油圧ポンプ
軸29の下端部が係合するアウターギア7aと、この外
周に噛み合うインターナルギア7bと、これらを収納す
るチャージポンプケース3とによって構成された内接歯
車式ポンプであり、ギアの非噛合部において油の吸入側
3bと吐出側3aを有する。
チャージポンプCの吸入側3bはチャージポンプケース
3の下面に開口されてミッションケース9の内部に通じ
ており、該吸入側3bを覆うべく、第7図に示す如く多
孔質材料で構成されたリング状のオイルフィルタ5をチ
ャージポンプケース3の下面と下部ミッションケース9
aの内底壁との間に挟み込んで固定している。
尚、オイルフィルタ5は第8図に示す如く、チャージポ
ンプケース3を取り囲む程度の大きさとしてマニホール
ド1の下面と下部ミッションケース9a内底壁との間に
挟み込んで固定する構造でも良い。
チャージポンプCの吐出側3aはマニホールド1とチャ
ージポンプCの装着面を通じて前記のチャージポート1
aにダイレクトに接続されている。
(ヘ)作用 油圧ポンプ軸29は図示しないエンジンに連結されて常
時回転しており、油圧ポンプPの容積を可動斜板28の
傾動により変更することでマニホールド1内の閉回路を
流れる油量が変化して油圧モータMの回転が制御され、
車軸17L・17Rの回転を無段階に変速することがで
きる。
また、この油圧ポンプ軸29によって、ミッションケー
ス9に溜められた油の中に配設されたチャージポンプC
が常時駆動されており、その吸入側3bからミッション
ケース9内の油が、オイルフィルタ5によって濾過され
て吸い込まれ、チャージポンプの吐出側3aからダイレ
クトにチャージ油路1aへ給油される。油路1b・1b
を流れる圧油はチェックバルブ8・8の油入口へ至り、
低圧側のチェックバルブ8を開かせながら作動油として
閉回路へ補充される。
(ト)考案の効果 本考案は以上の如く構成したもので、次のような効果を
奏するものである。
第1に、ミッションケース9の内部に、HST式変速装
置を構成する油圧ポンプPと油圧モータMとマニホール
ド1を収納したので、従来のHSTケースを廃止でき車
軸駆動装置全体が小型化すると共に、低コストに製作で
きる。
第2に、マニホールド1をミッションケース9の内部に
収納しているので、マニホールド1からの作動油の漏れ
は一切ミッションケース9の外に出ることはない。
第3に、マニホールド1をミッションケース9の内部に
宙吊り状態で固定することにより該マニホールド1の一
側面とミッションケース9の内底壁との間には空間Aが
形成されて、この空間AにチャージポンプCが配設され
ることになりミッションケース9の大型化が避けられ
る。
第4に、チャージポンプCはミッションケース9に溜め
られた油中に配設されるため、チャージポンプCとマニ
ホールド1との間には精密なシール手段を必要とせず、
簡易で低コストなものを使用することができる。
第5に、チャージポンプCはミッションケース9の底部
寄りの箇所に配置されるので、比較的気泡の少ない状態
の油を作動油として使用でき、更に、この油をチャージ
ポンプCがダイレクトに吸い込み、そして、マニホール
ド1の閉回路へダイレクトに供給するので管路抵抗も少
なく、キャビテーション等の発生を抑制し油圧ポンプP
や油圧モータMの騒音を極力低減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の車軸駆動装置の前面断面図、第2図は
同じく右側面断面図、第3図は上部ミッションケース9
bの部分を外した状態の平面図、第4図はマニホールド
1の平面断面図、第5図は第1図のX−X矢視断面図、
第6図は第1図のY−Y矢視断面図、第7図はオイルフ
ィルタ5の斜視図、第8図はオイルフィルタ5がマニホ
ールド1と下部ミッションケース9aの間に挟持された
実施例の前面断面図である。 C…チャージポンプ P…油圧ポンプ M…油圧モータ 1…マニホールド 3…チャージポンプケース 5…オイルフィルタ 9…ミッションケース

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ミッションケース9の内部に、油圧ポンプ
    Pと、油圧ポンプPからの圧油で駆動される油圧モータ
    Mと、該油圧モータMのモータ軸6に連動連結された車
    軸17とを収容してなる車軸駆動装置であって、油圧ポ
    ンプPと油圧モータMを装着してあるマニホールド1を
    ミッションケース9の内部において宙吊り状態で固定す
    ると共に、ミッションケース9の内底壁と向き合うマニ
    ホールド1の一側面に、油圧ポンプ軸29により駆動さ
    れるチャージポンプCを装着したことを特徴とする車軸
    駆動装置
JP1988134701U 1988-10-07 1988-10-14 車軸駆動装置 Expired - Lifetime JPH0611440Y2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988134701U JPH0611440Y2 (ja) 1988-10-14 1988-10-14 車軸駆動装置
US07/413,763 US5031403A (en) 1988-10-07 1989-09-28 Axle driving apparatus
US08/829,792 USRE36807E (en) 1988-10-07 1997-04-30 Axle driving apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988134701U JPH0611440Y2 (ja) 1988-10-14 1988-10-14 車軸駆動装置

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Publication Number Publication Date
JPH0254965U JPH0254965U (ja) 1990-04-20
JPH0611440Y2 true JPH0611440Y2 (ja) 1994-03-23

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ID=31393693

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JP1988134701U Expired - Lifetime JPH0611440Y2 (ja) 1988-10-07 1988-10-14 車軸駆動装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2560724Y2 (ja) * 1991-05-23 1998-01-26 株式会社 神崎高級工機製作所 Hst変速装置の作動油補給回路

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JPH0254965U (ja) 1990-04-20

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