JP2560724Y2 - Hst変速装置の作動油補給回路 - Google Patents

Hst変速装置の作動油補給回路

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JP2560724Y2
JP2560724Y2 JP1991036728U JP3672891U JP2560724Y2 JP 2560724 Y2 JP2560724 Y2 JP 2560724Y2 JP 1991036728 U JP1991036728 U JP 1991036728U JP 3672891 U JP3672891 U JP 3672891U JP 2560724 Y2 JP2560724 Y2 JP 2560724Y2
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Japan
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hydraulic
impeller
center section
circuit
hydraulic oil
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良太 大橋
憲一 高田
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Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はHST変速装置を一体的
に組み込んだ車軸駆動装置において、HST変速装置の
作動油補給回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からHST変速装置を一体的に構成
した車軸駆動装置に関する技術は公知とされているので
ある。例えば実開平2−54965号公報や、実開平2
−54966号公報に記載の技術の如くである。
【0003】
【考案が解決すべき課題】しかし上記従来の技術におい
ては、センタセクションの油圧ポンプ取付面とは逆の側
にチャージポンプを設置し、延長した油圧ポンプ軸によ
り駆動していたので、チャージポンプ自体がコスト高と
なり、またセンタセクションにおいて、チャージポンプ
を設置する面を機械加工する必要があり、加工コストも
高くなるという不具合いがあったのである。また補給油
圧を低圧にする為にチャージリリーフ弁が必要であり、
全体的にコストが高くなるという不具合いがあったので
ある。本考案の目的は上記従来技術の不具合いを解消す
るHST変速装置の作動油補給回路を構成するものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案の解決すべき課題
は以上の如くであり、次に該課題を解決する手段を説明
する。油圧ポンプPと油圧モータMとを閉回路で連結す
る為のセンタセクション2を車軸ケース1内に固定した
ものにおいて、該センタセクション2に油圧ポンプ取付
面2aを設け、該油圧ポンプ取付面2aとは反対側の、
センタセクション2の面に円形の凹部2cを構成し、該
凹部2c内に油圧ポンプ軸6の軸端を延出させて羽根車
3を固設し、該羽根車3は凹部2c内で非接触状態で回
転可能に構成し、該凹部2cは全周をオイルフィルタ4
で覆い作動油内に浸漬させ、更に凹部2cは閉回路の作
動油補給回路に連通させたものである。
【0005】
【作用】次に本考案の作用を説明する。即ち、凹部2c
内で羽根車3が回転することにより、オイルフィルタ4
の周囲から作動油を吸い込んで凹部2cの内部に油圧を
発生させることができ、従来の技術において構成してい
たチャージポンプの代用をするのである。またポンプ
が、凹部2cと羽根車3により構成した簡単な構成であ
るので、凹部内には補給回路に適した程度の油圧しか発
生しないので、別にチャージリリーフ弁を設ける必要が
無くなったのである。
【0006】
【実施例】次に本考案の実施例を添付の図面に従って説
明する。図1は本考案のHST変速装置を一体的に具備
した車軸駆動装置の上部ケース1uを外した状態の平面
図、図2は車軸駆動装置の側面断面図、図3は図2のA
−A矢視断面図、図4は羽根車3の第2の実施例を示す
側面断面図、図5は図4のB−B矢視断面図、図6は図
4のC−C矢視断面図、図7は羽根車3の第3の実施例
を示す側面断面図、図8は同じく斜視図、図9はオイル
フィルタ4とフィルタ固定板9の斜視図である。
【0007】図1と図2において、車軸駆動装置の全体
的な構成を説明する。車軸ケース1は上部ケース1uと
下部ケース1dにより、上下に半割可能な構成とされて
おり、両者の接合面において、車軸10L・10Rと油
圧モータ軸7の軸受部を構成している。該上部ケース1
uを貫通して、油圧ポンプ軸6と変速レバー軸11と油
圧短絡軸45が上方へ突出されている。変速レバー軸1
1の上端には変速レバーアーム22が固設されており、
変速レバー軸11が車軸ケース1の内部に突出した部分
にはてこ杆26が固設されており、油圧ポンプPの可動
斜板20を回動して変速操作を行っている。また油圧短
絡軸45の上部には油圧短絡アーム44を付設されてお
り、逆に油圧短絡軸45が車軸ケース1の内部に突出し
た部分には偏心軸46を介して両端押圧杆8が枢支され
ている。該両端押圧杆8の両端が、センタセクション2
から突出した回路短絡弁操作杆38・38に接当されて
いる。
【0008】油圧ポンプPは可動斜板20とポンプケー
ス16とポンプピストン18により構成されており、セ
ンタセクション2の油圧ポンプ取付面2aの部分に付設
されている。該センタセクション2の油圧ポンプ取付面
2aの面には、可動斜板20を角度変更して変速操作を
する際において、発生する荷重がポンプケース16より
センタセクション2に作用するので、この荷重を受ける
為にセンタセクション2の取付面であり、油圧ポンプ取
付面2aと同一の面となるように、ベアリングプレート
25を嵌装している。センタセクション2は上部ケース
1uと下部ケース1dの接合部分に配置するべく、上部
ケース1uの下面側にボルトにより下方から付設されて
いる。
【0009】可動斜板20の角度を変更することによ
り、油圧ポンプPから発生される圧油がセンタセクショ
ン2内の油路40・41を介して、センタセクション2
の垂直面に構成された油圧モータ取付面2bの油圧モー
タMに供給される。該油圧モータMは、モータケース1
7とモータピストン19と固定斜板21により構成され
ている。そして該モータケース17の回転が油圧モータ
軸7に伝達され、該油圧モータ軸7より、動力伝達ギア
連を介してカウンター軸12からデフギア装置13に動
力伝達される。該デフギア装置13により車軸10L・
10Rに動力伝達される。
【0010】センタセクション2内の油路40・41の
内部に回路短絡弁兼チェック弁39・39が構成されて
おり、該回路短絡弁兼チェック弁39・39を押圧し
て、高低の油圧回路を短絡する為の回路短絡弁操作杆3
8・38が構成されている。該回路短絡弁操作杆38・
38は前述の両端押圧杆8により押圧開放されるのであ
る。本考案の羽根車3の回転により発生された低圧作動
油は、図2の油路28より、回路短絡弁兼チェック弁3
9・39の間の連通油路27に供給されるのである。そ
してセンタセクション2の内部に構成した閉回路内即ち
油路40又は油路41に負圧が発生すると、回路短絡弁
兼チェック弁39・39の一方が開いて、該回路内に供
給されるのである。
【0011】該羽根車3は、センタセクション2の下面
に鋳抜きにより構成された凹部2c内に配置されてお
り、センタセクション2を下向きに貫通した油圧ポンプ
軸6に固着している。該凹部2cの下部に円筒状の嵌装
突起を突出し、該嵌装突起にオイルフィルタ4の上端を
嵌挿している。また該オイルフィルタ4の下端は、フィ
ルタ固定板9内に嵌入されており、該フィルタ固定板9
は中央部下向きに突起部9aを構成した円板状としてい
る。該フィルタ固定板9の突起部9aが、下部ケース1
dの底面に接当し、フィルタ固定板9の弾力性により押
圧されており、オイルフィルタ4をセンタセクション2
の下面と下部ケース1dの底面との間に保持する役目を
している。
【0012】図4・図5・図6・図7において、羽根車
3の他の実施例を説明する。即ち、図1・図2・図3に
おいて、羽根車3は軸流型の羽根車に構成されていたの
であるが、図4においては、輻流型の羽根車3に構成し
ている。即ち羽根車3の羽根は、円心方向の流れを発生
させるものであり、吐出油路28も円心流の方向に沿う
ように接線方向に開口しているのである。そして該油路
28が、回路短絡弁兼チェック弁39・39の連通油路
27に接続されている。以上の如く軸流型の羽根車3の
場合も、輻流型の羽根車3の場合にも、羽根の傾き角度
の相違するものを交換することにより、凹部2c内に発
生する油圧は所望のものを得ることが出来るのである。
【0013】図7及び図8は本考案の羽根車3の第3実
施例を示すものであり、油圧ポンプ軸6に固着した円盤
において、放射状に油路3aを穿設して、遠心型に構成
したものである。
【0014】
【考案の効果】本考案は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するものである。第1に、センタセクシ
ョン2に凹部2cを設けて、羽根車3のケーシングとし
たので、従来の如く、ケーシングを別に構成して付設す
る必要が無くなったのである。これにより部品点数を減
少し、更に組立コストを安くすることが可能となったの
である。 第2に、羽根車3と凹部2cとは非接触状態で
あり摺動面が存在しないので、凹部2cの内面の精度は
低くてもよく、アルミ鋳物等の鋳放し状態で成形するこ
とかでき、機械加工を施す必要がなく、加工コストを安
くすることが出来る。 第3に、凹部2c内で羽根車3が
回転することにより、凹部2c内に油圧を発生させるこ
とができ、高価なチャージポンプの代用とすることが出
来るのである。 第4に、軸流や輻流の羽根車3の形式か
ら見ても、凹部2c内には補給油圧に適した程度の油圧
しか発生し得ないので、チャージリリーフ弁を構成する
必要がなく、低コストとすることが出来たのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のHST変速装置を一体的に具備した車
軸駆動装置の上部ケース1uを外した状態の平面図であ
る。
【図2】車軸駆動装置の側面断面図である。
【図3】図2のA−A矢視断面図である。
【図4】羽根車3の第2の実施例を示す側面断面図であ
る。
【図5】図4のB−B矢視断面図である。
【図6】図4のC−C矢視断面図である。
【図7】羽根車3の第3の実施例を示す側面断面図であ
る。
【図8】同じく斜視図である。
【図9】オイルフィルタ4とフィルタ固定板9の斜視図
である。
【符号の説明】
P 油圧ポンプ M 油圧モータ 1 車軸ケース 1u 上部ケース 1d 下部ケース 2 センタセクション 2c 凹部 3 羽根車 4 オイルフィルタ 9 フィルタ固定板

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧ポンプPと油圧モータMとを閉回路
    で連結する為のセンタセクション2を車軸ケース1内に
    固定したものにおいて、該センタセクション2に油圧ポ
    ンプ取付面2aを設け、該油圧ポンプ取付面2aとは反
    対側の、センタセクション2の面に円形の凹部2cを構
    成し、該凹部2c内に油圧ポンプ軸6の軸端を延出させ
    て羽根車3を固設し、該羽根車3は凹部2c内で非接触
    状態で回転可能に構成し、該凹部2cは全周をオイルフ
    ィルタ4で覆い作動油内に浸漬させ、更に凹部2cは閉
    回路の作動油補給回路に連通させたことを特徴とするH
    ST変速装置の作動油補給回路。
JP1991036728U 1991-05-23 1991-05-23 Hst変速装置の作動油補給回路 Expired - Lifetime JP2560724Y2 (ja)

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JPH04129960U JPH04129960U (ja) 1992-11-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0612274Y2 (ja) * 1988-10-14 1994-03-30 株式会社神崎高級工機製作所 車軸駆動装置
JPH0611440Y2 (ja) * 1988-10-14 1994-03-23 株式会社神崎高級工機製作所 車軸駆動装置

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