JPH0611407Y2 - デファレンシャル伝動装置 - Google Patents

デファレンシャル伝動装置

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Publication number
JPH0611407Y2
JPH0611407Y2 JP1987199482U JP19948287U JPH0611407Y2 JP H0611407 Y2 JPH0611407 Y2 JP H0611407Y2 JP 1987199482 U JP1987199482 U JP 1987199482U JP 19948287 U JP19948287 U JP 19948287U JP H0611407 Y2 JPH0611407 Y2 JP H0611407Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
differential
gear
pinion
shifter
transmission
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1987199482U
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English (en)
Other versions
JPH01102549U (ja
Inventor
欣也 岡本
秀明 中川
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Iseki and Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
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Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Motor Power Transmission Devices (AREA)
  • Retarders (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、デファレンシャル伝動装置に関する。
従来の技術、および考案が解決しようとする問題点 トラクタ等の走行伝動装置に使用されるデファレンシャ
ルギヤ機構では、デファレンシャルギヤのピニオンギヤ
を軸受するピニオンピンの抜止めを、入力ギヤであるリ
ングギヤの嵌合によって行う構成としている(実開昭5
9−8827号公報)。このような形態では、リングギ
ヤの取付が強固で、着脱が容易でないために、内部のピ
ニオンギヤ等の分解、組立等が行い難い。
問題点を解決するための手段 この考案は、動力を受けてデフ軸8回りに回転する伝動
ギヤボス1の内周には、デファレンシャル機構のピニオ
ンギヤ2をピニオンピン3で回転自在に軸支し、この伝
動ギヤボス1の外周には、デファレンシャル伝動を固定
するデフロックメタル4と、該ピニオンピン3の外端面
を押えて抜止めする抜止カラー5とを嵌合し、この抜止
カラー5の外側端を、該デフロックメタル4の外周に形
成したシフタ溝6に嵌合するデフロックシフタ7に当接
可能に構成して、抜止カラー5のデフ軸8方向外側への
抜け落ちを防止してなるデファレンシャル伝動装置の構
成とする。
考案の作用、および効果 伝動ギヤボス(1)が伝動ギヤ等によって入力回転され
ると、ピニオン(3)回りに回転自在のピニオンギヤ
(2)によって、このピニオンギヤ(2)の左右両側に
対向して噛合するベベルギヤ等を経て左右の伝動機構へ
差動伝動される。
デフロックを行って差動を固定するときは、デフロック
シフタ(7)を操作連動して、デフロックメタル(4)
を軸方向へ移動させて、伝動ギヤボス(1)とベベルギ
ヤとを一体回転するようにすると、ピニオンギヤ(2)
とこれに噛合するベベルギヤとが一体的回転して、差動
が働かないように固定される。
このようなデファレンシャルギヤ機構の分解では、該デ
フロックメタル(4)の外周に形成せるシフタ溝(6)
から、デフロックシフタ(7)を外せば、このデフロッ
クメタル(4)の外周に嵌合している抜止カラー(5)
をこのシフタ溝(6)側へ抜外すことができる。この抜
止カラー(5)の軸方向移動によってピニオンピン
(3)を外周方向へ引き抜くと、伝動ギヤボス(1)や
デフロックメタル(4)、更にはピニオンギヤ(2)等
をも分解することができる。
このようにピニオンピン(3)の抜止めを行う抜止カラ
ー(5)の着脱を、デフロックメタル(4)のシフタ溝
(6)に対するデフロックシフタ(7)の嵌脱によって
行うものであるから、この抜止カラー(5)の着脱を簡
単に行うことができ、構成が簡単である。
実施例 なお、図例において、デフレンシャルギヤ機構を軸装す
るデフ軸(8)には、ピニオンギヤ(2)の軸方向両側か
ら噛合する一対のベベルギヤ(9)(10)を回転自在に設
け、この軸方向外側部にクラッチギヤ(11)(12)を回転自
在にして、しかも各々ばね(13)(14)でベベルギヤ(9)(1
0)側へ張圧させて設ける。又、ベベルギヤ(9)(10)の
外側には該クラッチギヤ(11)(12)とクラッチ咬合するク
ラッチ歯(15)(16)を設けている。又、左右のベベルギヤ
(9)(10)間にはデフ軸(8)回りに回転自在の伝動ギヤボス
(1)を設け、この伝動ギヤボス(1)の二個所にはピ
ニオンギヤ(2)を位置できる目穴(17)を設けて、外周
からピン孔を通してピニオンピン(3)、このピニオン
ギヤ(2)を回転自在に設ける。又伝動ギヤボス(1)
の一側外周にはリングギヤからなる伝動ギヤ(18)を設け
る。
この伝動ギヤボス(1)の外周面には、該伝動ギヤ(18)
の反対側から嵌脱自在にデフロックメタル(4)を設け
る。デフロックメタル(4)は、上記ピニオンピン
(3)の先端部と嵌合する切欠状の係合溝(19)を設け、
この係合溝(19)側とは反対の側の外周面には、デフロッ
クシフタ(7)を嵌脱自在のシフタ溝(6)を形成し、
内周面にはベベルギヤ(10)の外周面に形成せる咬合歯(2
0)と咬合できる咬合歯(21)を形成し、デフロックメタル
(4)をデフロックシフタ(7)によって伝動ギヤボス
(1)側へ移動させることによって、これら咬合歯(20)
と(21)との咬合によって、伝動ギヤボス(1)とベベル
ギヤ(10)とを一体的に回転させて差動伝動を行わせない
ように固定したり、又、これらの咬合歯(20)(21)の離脱
によって差動伝動を行わせるように切換えることができ
る。
抜止カラー(5)は、円筒状の薄材からなり、伝動ギヤ
ボス(1)の外周面に軸方向に移動自在に嵌合し、ピニ
オンピン(3)の外端面を押えて外周方向への抜止めを
行う。上記デフロックシフタ(21)は、この抜止カラー
(5)の伝動ギヤ(18)側とは反対側の端縁を係止して、
この方向への抜止めを維持する。(22)はデフ軸(8)の
両端を回転自在に軸受けする軸受である。
(23)は伝動ギヤ(18)へ伝動する入力ギヤで、変速ギヤ(2
4)等を経て伝動回転される。(25)(26)は軸に対して回転
自在の出力ギギヤで、左右のクラッチギヤ(11)(12)に常
時噛合して、伝動動力の取出を受けると共に、各出力ギ
ヤ(25)(26)は左右の走行装置のホイルギヤ(27)(28)へ噛
合伝動される。(29)はデアロックシフタ(7)を伝動ケ
ースの一部に対して支持するシフタ軸である。
このデフロックシフタ(7)をシフタ軸(29)から抜き外
して、該伝動ギヤボス(1)のシフタ溝(6)から外す
と、抜止カラー(5)及びデフロックメタル(4)等
を、ベベルギヤ(10)側へ移動又は抜き外すことができ
る。これによってピニオンピン(3)の抜止めを解除し
て、ピニオンギヤ(2)及び伝動ギヤボス(1)のピン
孔からピニオンピン(3)を抜き外すことができる。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の一実施例を示すもので、第1図は正断面
図、第2図はその一部の側断面図である。 図中、符号(1)は伝動ギヤボス、(2)はピニオンギ
ヤ、(3)はピニオンピン、(4)はデフロックメタ
ル、(5)は抜止カラー、(6)はシフタ溝、(7)は
デフロックシフタを示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】動力を受けてデフ軸8回りに回転する伝動
    ギヤボス1の内周には、デファレンシャルギヤ機構のピ
    ニオンギヤ2をピニオンピン3で回転自在に軸支し、こ
    の伝動ギヤボス1の外周には、デファレンシャル伝動を
    固定するデフロックメタル4と、該ピニオンピン3の外
    端面を押えて抜止めする抜止カラー5とを嵌合し、この
    抜止カラー5の外側端を、該デフロックメタル4の外周
    に形成したシフタ溝6に嵌合するデフロックシフタ7に
    当接可能に構成して、抜止カラー5のデフ軸8方向外側
    への抜け落ちを防止してなるデファレンシャル伝動装
    置。
JP1987199482U 1987-12-28 1987-12-28 デファレンシャル伝動装置 Expired - Lifetime JPH0611407Y2 (ja)

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JP1987199482U JPH0611407Y2 (ja) 1987-12-28 1987-12-28 デファレンシャル伝動装置

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JP1987199482U JPH0611407Y2 (ja) 1987-12-28 1987-12-28 デファレンシャル伝動装置

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Publication Number Publication Date
JPH01102549U JPH01102549U (ja) 1989-07-11
JPH0611407Y2 true JPH0611407Y2 (ja) 1994-03-23

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