JPH06112855A - 放送局認識手段 - Google Patents

放送局認識手段

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JPH06112855A
JPH06112855A JP4282537A JP28253792A JPH06112855A JP H06112855 A JPH06112855 A JP H06112855A JP 4282537 A JP4282537 A JP 4282537A JP 28253792 A JP28253792 A JP 28253792A JP H06112855 A JPH06112855 A JP H06112855A
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broadcasting
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政俊 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 IDロジック型データ搭載型ラジオ受信機に
おけるメインフィーチャであるジャンル別スキャンは実
際にサーチしないと所望のジャンルの放送があるかどう
かが判らないものであった不便さを解消しようとする。 【構成】 車両の現在位置の地域名を入力すれば、マイ
クロコンピュータ構成のコントロール部8がIDロジッ
クメモリ10に内蔵されている地域別、ジャンル別のテ
ーブルから該地域のジャンル別の局の存在を読み出して
1〜6のジャンル別のインジケータ11aを作動させ
て、点灯中のインジケータにより存在するジャンルを判
断できるように構成、さらに、ジャンルキー11bを操
作しプリセットメモリ13に所望のジャンルの局をプリ
セットすることにより、プリセットキー11cで選局を
可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車載用ラジオ受信機に
係わり、特に、予め分割した複数の地域名と、この地域
ごとに受信可能な放送局の送信周波数とを対応させたテ
ーブルを記憶したデータメモリを備えた、車載用ラジオ
受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車載用ラジオ受信機の分野にあっ
ては、全国を複数のブロックに分割して、各地域ブロッ
クごとに、受信可能な放送局の送信周波数データと、前
記送信周波数データに対応した放送局名等のデータを記
憶してなる放送局データとを予めラジオ受信機内のメモ
リに記憶させておき、選局時に前記メモリの記憶内容を
利用して所望の放送局の受信信号を得るようにした車載
用ラジオ受信機が知られている。この種の車載用ラジオ
受信機は、外国においては、いわゆる、IDロジック型
データ搭載型ラジオ受信機として知られている。
【0003】米国等の、その国土が広大である国におい
ては、国土の中に多数の放送局が配置されていて、それ
らの放送局のなかには、終日、特定の放送ジャンルの放
送内容だけを放送しているものも存在している。ここで
特定のジャンルというのは、音楽番組、ニュース番組等
のことで、例えば、音楽番組においても、クラシック、
カントリー、ロック等をそれぞれ専門に放送している局
も存在している。
【0004】このような地域ブロックを有する地方で使
用される車載用ラジオ受信機には、通常各地域における
放送局に関する各種のデータ、例えば、放送局名、放送
周波数、放送番組の内容等がそれぞれ記憶されている前
述のIDロジック型データが搭載されていて、車載用ラ
ジオ受信機に備えた各種選択キーのなかには、特定のジ
ャンルの番組を放送している局を直接選択するための各
ジャンル別の選択キーも設けられていて、多数の放送局
の中の一つをできるだけ少ない操作回数で選択できるよ
うな構成が採用されている。
【0005】一方、前述のIDロジック型データには地
域ブロックが指定されていて、その単位はステート
(州)とシティ(市)であり、現在、車が走行中のステ
ート(州)とシティ(市)を車載用ラジオ受信機の表示
装置に表示させれば、そのステート/シティにおける聴
取可能な放送局が受信可能となり、さらに特定のジャン
ルの番組を放送している局をも自動的に選択する機能を
持っている。これはジャンル別スキャンとして、通常6
個のキーにそれぞれのジャンルが割り当てられており、
該当のキー入力によってそのジャンルの放送局をサーチ
する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このようなIDロジッ
ク型データ搭載型ラジオ受信機は、現在の地域に所望す
るジャンルの放送局が存在するかどうかは上記のように
そのジャンルを実際にサーチしてみないと判らないもの
であった。このことは自動車を走行させて好みのジャン
ルの音楽等を楽しんだり、あるいはニュースを聞いたり
しているうちに走行エリアが変わって別の地域に入る都
度、いちいちサーチを繰り返さなくてはならないことに
なり、ドライバーにとっては大いに煩わしいことであ
る。本発明はこの欠点を解消した車載用ラジオ受信機を
提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題は本発明によれ
ば、予め分割した複数の地域の地域名に対応して、該地
域向けに放送されている放送局をジャンル別にその放送
周波数のテーブルを記憶したデータメモリと、前記デー
タメモリに該当ジャンルの放送局が存在時該当のものが
作動する複数のインジケータと、前記データメモリ、前
記インジケータ及び受信全般を制御するコントロール部
とを備え、前記コントロール部は、前記地域名の入力に
伴い、その地域向けに放送されている放送局のデータを
前記データメモリのテーブルからジャンル別に読み出し
て、前記複数のインジケータのうち存在するジャンルに
相当するインジケータをそれぞれ作動させること、さら
に、以上の構成に加えて複数の放送局をプリセット可能
なプリセット手段を備えさせ、前記プリセット手段をも
前記コントロール部に制御させて所望するジャンルに存
在する放送局を前記プリセット手段によりプリセットす
ることにより解決される。
【0008】
【作用】マイクロコンピュータ構成のコントロール部
は、車両の走行地域の変化に伴う地域名変更を入力され
ることによりデータメモリから該地域の放送周波数を放
送内容のジャンル別に読み出し、ジャンル別に設けたイ
ンジケータを作動させるので、存在するジャンルの放送
局が一瞥にして判断できる。さらに、インジケータに対
応して設けたキーを操作することで所望するジャンルの
放送局のみをプリセットするように作用するので、地域
名さえ入力すればジャンル別の放送受信が容易に可能と
なる。
【0009】
【実施例】図1は本考案に関するIDロジック型データ
搭載型車載用ラジオ受信機の一実施例のブロック構成図
であって、1はフロントエンド、2は中間周波増幅回
路、3は復調回路、4は可聴周波増幅回路、5はスピー
カ、6は位相同期回路(PLL回路)、12は受信用の
アンテナであり、以上は一般のラジオ受信機の構成と同
様であるので詳述は省略する。7は中間周波増幅回路2
の出力により受信された入力信号のレベルを監視するS
メータ回路で、その出力は受信信号のレベルのデータと
して後述のコントロール部8に入力される。8はマイク
ロコンピュータ構成で受信回路その他各部を制御するコ
ントロール部、9は地域名その他を表示する表示部、1
0はROMで構成されるデータメモリとしてのIDロジ
ックメモリ、10aはIDロジックメモリ8中に含まれ
るデータベースの一部であって、前記IDロジックメモ
リ10に記憶されている、各地域におけるそれぞれ受信
可能な放送局の周波数が地域名に対応してジャンル別に
書き込まれているテーブルであり、表示部9、IAロジ
ックメモリ10ともにコントロール部8に接続されてい
る。
【0010】11は操作部であるが、ここに備える多数
の操作機能のうち、本発明に直接の関連のないものは図
示と説明とを省略する。11aは放送局の存在をジャン
ル別にIDロジックメモリから読み出して表示するイン
ジケータで本実施例では1〜6の6個を備え、11bは
表示されたジャンル別にそのメモリを指定するジャンル
キーでインジケータ11aに対応して1〜6の6個を備
え、11cは受信周波数をプリセットして記憶させ、ま
た呼び出す複数のプリセットキーであり、以上のインジ
ケータ11a、ジャンルキー11b、そしてプリセット
キー11cはともにコントロール部8によって制御され
る。さらに、13は前記プリセットキー11cに関係す
るプリセットメモリであり、コントロール部8の制御に
よってプリセットキー11cに対応して複数の受信周波
数を記憶する。
【0011】以上のように構成された本実施例の動作に
ついて前記図1に併せて、図2のフローチャートによっ
て説明する。アンテナ12、フロントエンド1、中間周
波増幅回路2、復調回路3、可聴周波増幅回路4、位相
同期回路(PLL)6、コントロール部8、及びスピー
カ5からなる部分は通常のラジオ受信機と構成も動作も
同じであるので、これらの部分の基本的な説明は省略す
る。今、この受信機がIDロジックモードにあるとし、
車の走行移動によって走行している地域が変わったとす
ると、当然受信していた信号の電界強度も弱くなってく
るので、地域変更の操作を行う。
【0012】操作は操作部11に含まれるステート/シ
ティ選択キー(図示省略)によって行われ、ステート/
シティ選択キーが最初に押されるとステート/シティ入
力モードに入り、表示部9上に走行中の車の現在地を示
すステート/シティが表示される。次に、ステート/シ
ティ選択キーを1.7秒以上押すとステート入力モード
になり、この時、アップダウンキーにおける所望方向の
キー(ともに操作部11に含まれるが図示省略)を押す
と、ステート名がスクロール選択され、また、アップダ
ウンキーの前記所望方向のキーを1.7秒以上押すとス
テート名が早送りになって、500msの間、表示部9
に順次表示される。
【0013】さらに、再度、ステート/シティ選択キー
を押すと、シティ入力モードになり、この時、アップダ
ウンキーの所望方向のキーを押すと、前述同様にシティ
名がスクロール選択され、また、アップダウンキーの前
記所望方向のキーを1.7秒以上押すと、シティ名が早
送りになって500msの間、表示部7に順次表示され
る。その後、ステート/シティ選択キーを1.7秒以上
押すか、又は、5秒以内にキー入力を行わない時は、自
動的にステート/シティ入力モードが解除され、通常モ
ードに復帰する。
【0014】上記の操作によって、表示部9に表示され
る地域名(ステート/シティ)が選択されると(ステッ
プ101)、コントロール部8はIDロジックメモリ1
0のテーブル10aから該当地域名を検索し、その地域
名に対応する放送周波数をジャンル別に読み出す(ステ
ップ102)。図1の例では地域名Aにおいて、ジャン
ル1には放送周波数がf1、f2、f3の3局、ジャン
ル2にはf4の1局、ジャンル3にはf5、f6の2
局、ジャンル4にはf7、f8の2局、ジャンル5には
f9、f10、f11、f12の4局、そしてジャンル
6にはゼロであることがわかる。従って、この例では、
コントロール部8は、ジャンル別のインジケータ11a
のうち、存在するジャンルのインジケータ、1、2、
3、4、5を点灯させ、6は点灯しない(ステップ10
3)。このように、地域変更の操作のみで、所望のジャ
ンルの放送局の存在はインジケータによって表示され明
確となる。
【0015】次に、所望のジャンルのインジケータ11
aのいずれかが点灯していれば、その点灯しているイン
ジケータ11aに対応するジャンルキー11bを操作す
る(ステップ104)ことにより、コントロール部8は
オートプリセットを行う(ステップ105)。すなわ
ち、仮にジャンル1が所望ジャンルで、しかもこの例の
ようにインジケータ11aの1が点灯であれば、ジャン
ルキー11bの1を操作することにより、コントロール
部8はIDロジックメモリ10のテーブル10aから地
域名Aにおけるジャンル1の周波数データf1、f2、
f3を読み出してPLL回路6を制御しフロントエンド
1、アンテナ12、中間周波回路2、Sメータ回路7に
よりf1、f2、f3を順次受信し、Sメータ出力が所
定値以上であれば、それらの局をプリセットメモリ13
に記憶させる。そして、プリセット局数が所定数に達し
たか否かをチェックし(ステップ106)、まだ空きが
あれば、その旨を表示部9によって表示し、さらにジャ
ンルキー11bが操作されるのを待つ(ステップ10
4)。この状態において、プリセットキー11cの操作
により所望のジャンルの放送受信が可能となるが、公知
の技術であるので記述を省略する。
【0016】上記においてプリセット局数が所定数に達
したか否かをチェックし(ステップ106)、例えば、
プリセット可能局数が8局の場合、上記に引き続きジャ
ンルキー11bの2が操作されてf4がプリセットさ
れ、続いてジャンルキー11bの3が操作されてf5、
f6がプリセットされ、さらに、ジャンルキー11bの
4が操作されてf7、f8がプリセットされると合計8
局となるので、所定数に達した旨を表示部9によって表
示し、次の地域名変更入力があるまで待機する。この状
態において、プリセットキー11cにより所望のジャン
ルの放送受信が可能なことはもちろんである。
【0017】上記においては、操作部11の複数のイン
ジケータ11aに対応させてそれぞれジャンルキー11
bを設け、その操作によりプリセット動作が行われるよ
うに構成したが、地域名入力操作に伴って、直接各ジャ
ンルの放送局をプリセットキー1個に対しジャンル1つ
としてオートプリセットさせ、ジャンルキー11bを不
要とすることも可能であり、そのほかにも、様々な方法
が考えられる。
【0018】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、IDロ
ジック型データ搭載型ラジオ受信機の使用にあたり、走
行による地域の変化に伴う地域名(ステートとシティ)
を入力すれば、自動的にその地域におけるジャンル別の
放送局の存在状況をインジケータに表示するので、所望
のジャンルの放送の有無が一瞥にして判断でき、従来の
ようにジャンル別のキーをいちいち操作してサーチして
みないと存在がわからないというようなことがなくな
り、車両ドライブの快適性、安全性に効果がある。さら
に、これらの局をジャンル別にプリセットすることもで
きるのでユーザーにとって頗る便利なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック構成図である。
【図2】本発明の一実施例の動作のフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 フロントエンド 2 中間周波増幅回路 3 復調回路 4 可聴周波増幅回路 5 スピーカ 6 位相同期回路(PLL) 7 Sメータ回路 8 コントロール部 9 表示部 10 IDロジックメモリ 10a テーブル 11 操作部 11a インジケータ 11b ジャンルキー 11c プリセットキー 12 アンテナ 13 プリセットメモリ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め分割した複数の地域の地域名に対応
    して、該地域向けに放送されている放送局をジャンル別
    にその放送周波数のテーブルを記憶したデータメモリ
    と、前記データメモリに該当ジャンルの放送局が存在
    時、該当のインジケータが作動する複数のインジケータ
    と、前記データメモリ、前記インジケータ及び受信全般
    を制御するコントロール部とを備え、前記コントロール
    部は、前記地域名の入力に伴い、その地域向けに放送さ
    れている放送局のデータを前記データメモリのテーブル
    からジャンル別に読み出して、前記複数のインジケータ
    のうち放送局が存在するジャンルに相当するインジケー
    タをそれぞれ作動させることを特徴とするラジオ受信機
    の放送局認識手段。
  2. 【請求項2】 予め分割した複数の地域の地域名に対応
    して、該地域向けに放送されている放送局をジャンル別
    にその放送周波数のテーブルを記憶したデータメモリ
    と、前記データメモリに該当ジャンルの放送局が存在
    時、該当のインジケータが作動する複数のインジケータ
    と、複数の放送局をプリセット可能なプリセット手段
    と、前記データメモリ、前記インジケータ及び前記プリ
    セット手段を含む受信全般を制御するコントロール部と
    を備え、前記コントロール部は、前記地域名の入力に伴
    い、その地域向けに放送されている放送局のデータを前
    記データメモリのテーブルからジャンル別に読み出し
    て、前記複数のインジケータのうち放送局が存在するジ
    ャンルに相当するインジケータをそれぞれ作動させると
    ともに、所望するジャンルに存在する放送局を前記プリ
    セット手段によりプリセットすることを特徴とするラジ
    オ受信機の放送局認識手段。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5864753A (en) * 1995-03-06 1999-01-26 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Radio station tuning system
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