JPH0611242U - ガス遮断器 - Google Patents
ガス遮断器Info
- Publication number
- JPH0611242U JPH0611242U JP5557392U JP5557392U JPH0611242U JP H0611242 U JPH0611242 U JP H0611242U JP 5557392 U JP5557392 U JP 5557392U JP 5557392 U JP5557392 U JP 5557392U JP H0611242 U JPH0611242 U JP H0611242U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arc
- hollow portion
- extinguishing device
- contactor
- electrode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H33/00—High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
- H01H33/02—Details
- H01H33/04—Means for extinguishing or preventing arc between current-carrying parts
- H01H33/18—Means for extinguishing or preventing arc between current-carrying parts using blow-out magnet
- H01H33/187—Means for extinguishing or preventing arc between current-carrying parts using blow-out magnet comprising a hollow annular arc runner and a central contact between which a radially drawn arc rotates
Landscapes
- Circuit Breakers (AREA)
- Arc-Extinguishing Devices That Are Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 消弧装置の内径を大きくして再閃絡を防止す
る。 【構成】 下面のア−クランナ9と上部の駆動コイル7
とからなり中央に上下方向の中空部11が形成された環
状の消弧装置6と、消弧装置6の下方の中空部11の近
傍に配設された固定接触子3と、固定接触子3に接離す
る可動接触子5と、中空部11内にほぼ同心状に配設さ
れア−クランナ9と同電位で両接触子3,5の開離時に
発生したア−クの回転を案内する円筒状の電極12と、
電極12に形成された分割用の割り込み13とを備え
る。
る。 【構成】 下面のア−クランナ9と上部の駆動コイル7
とからなり中央に上下方向の中空部11が形成された環
状の消弧装置6と、消弧装置6の下方の中空部11の近
傍に配設された固定接触子3と、固定接触子3に接離す
る可動接触子5と、中空部11内にほぼ同心状に配設さ
れア−クランナ9と同電位で両接触子3,5の開離時に
発生したア−クの回転を案内する円筒状の電極12と、
電極12に形成された分割用の割り込み13とを備え
る。
Description
【0001】
本考案は、ア−ク回転形のガス遮断器に関する。
【0002】
従来のこの種ガス遮断器は、図3に示すような構成になっている。 同図において、1はSF6 ガス等の絶縁性ガスが封入された容器に設けられた 固定側主回路導体、2は導体1に接続され下部がU字状に形成された固定導体、 3は固定導体2の先端の固定接触子、4は基部が回動する開閉操作軸に固着され た可動導体、5は可動導体4の先端部に設けられ固定接触子3に接離する可動接 触子である。
【0003】 6は両接触子3,5の上方に設けられ両接触子3,5の開離時に発生するア− クを高速回転して消弧する環状の消弧装置、7は駆動コイル、8は駆動コイル7 の外側に設けられた永久磁石、9は駆動コイル7の下側に設けられ中央に透孔の 形成されたア−クランナ、10は駆動コイル7,永久磁石8,ア−クランナ9及 び固定側主回路導体2を一体にモ−ルドしたエポキシ樹脂等の絶縁材であり、こ れらにより消弧装置6が構成され、駆動コイル7の両端が固定導体2及びア−ク ランナ9に接続されている。11は消弧装置6の中央に上下方向に形成された中 空部である。
【0004】 そして、前述の構成において、投入状態より開閉操作軸の回動により可動接触 子5が固定接触子3から開離すると、両接触子3,5間で発生したア−クは、ル −プ電磁力によりその発弧点が固定接触子3からア−クランナ9に移行し、駆動 コイル7にア−ク電流が流れ、可動接触子5とア−クランナ9間に永久磁石8に よる磁界とともに駆動コイル7による磁界が生じるようになり、ア−クにフレミ ングの左手の法則に従った回転力が作用し、ア−クが絶縁性ガス雰囲気中におい てア−クランナ9の中空部11の下端周上を高速回転して急速冷却され、電流零 点で消弧し、遮断が完了する。
【0005】 つぎに、従来のガス遮断器の他の例を図4について説明する。図3の中空部1 1の内径が大で、ア−クランナ9における発弧点と固定接触子3との距離が短か いのに対し、図4は、消弧装置6の中空部11の内径を小さくしてア−クランナ 9における発弧点を固定接触子3から遠ざけ、ア−クランナ9における発弧点と 固定接触子3との距離を長くしたものである。
【0006】
従来の図3に示すガス遮断器の場合、固定接触子3とア−クランナ9における 発弧点とが接近しており、しかも、開離時に両接触子3,5間で発生したア−ク によるイオン化ガスが固定接触子3とア−クランナ9間に停滞しやすい構造にな っており、そのため、固定接触子3から一旦ア−クランナ9に移行したア−クが 回転中に固定接触子3に再閃絡し、ア−ク時間が延び、遮断性能を悪くするとい う問題点がある。
【0007】 一方、従来の図4に示す遮断器の場合、ア−クランナ9におけ発弧点と固定接 触子3との距離が大であるため、図3に比し再閃絡が防止されるが、つぎの問題 点がある。即ち、両接触子3,5間で発生したア−クによるイオン化ガス,いわ ゆるホットガスは、可動接触子5の上部の空隙に遮断時のル−プ電磁力と上昇気 流で押し上げられ、同図に矢印で示すように、中空部11を通ってア−ク空間か ら排出されるが、遮断電流が大きくなればなるほどホットガスの温度も高くなり 、その移動が速くなるため、中空部11の内径を小さくすると、ガスの流れに対 し閉塞現象を起こし、特に大電流域における遮断性能を悪くする結果となる。 本考案は、前記の点に留意し、消弧装置の中空部の内径を大きくしつつ固定接 触子へのア−クの再閃絡を防止できるガス遮断器を提供することを目的とする。
【0008】
前記課題を解決するために、本考案のガス遮断器は、下面のア−クランナと上 部の駆動コイルとからなり中央に上下方向の中空部が形成された環状の消弧装置 と、この消弧装置の下方の前記中空部の近傍に配設された固定接触子と、この固 定接触子に接離する可動接触子と、前記中空部内にほぼ同心状に配設されア−ク ランナと同電位で両接触子の開離時に発生したア−クの回転を案内する円筒状の 電極と、この電極に形成された分割用の割り込みとを備えたものである。
【0009】
前記のように構成された本考案のガス遮断器は、可動接触子の固定接触子から の開離により発生したア−クは、その消弧点が固定接触子からア−クランナに移 行し、さらにア−クランナの中空部内の円筒状の電極に移行し、消弧装置の磁界 による電磁力によりア−クが高速回転し、中空部の内径を大きくした状態で回転 中のア−クを固定接触子から遠ざけることができる。 さらに、電極に分割用の割り込みが形成されているため、駆動コイルを流れる 1次電流による磁界により、円筒状の電極に2次電流が流れることを防止し、駆 動コイル及び永久磁石による磁界を減磁させるのを防止する。
【0010】
1実施例につき、図1及び図2を参照して説明する。それらの図において、図 3と同一記号は同一もしくは相当するものを示すものとする。 図1及び図2において、図3と異なる点は、消弧装置6であり、中空部11の 内径が大でホットガスの流れが良く、中空部11内に円筒状の電極12をほぼ同 心状に配設し、電極12に複数個の分割用の割り込み13を形成し、分割された 電極12をそれぞれ中空部11を構成するア−クランナ9の円筒部内面の1個ず つの支持導体14により支持し、この支持導体14を介してア−クランナ9と同 電位になるよう電気的に接続されている。
【0011】 したがって、可動接触子5を固定接触子3より開離することにより両接触子3 ,5で発生したア−クaは、可動接触子5の回動に伴ってその発弧点がア−クラ ンナ9に移行し、さらに、このア−クbはホットガスの流れ及び電磁力で発弧点 が可動接触子5に最も近い電極12に移行し、可動接触子5と電極12との間の ア−クcが駆動コイル7及び永久磁石8の磁界による電磁力で電極12の下端周 上を高速回転することにより、急速冷却されて消弧する。
【0012】 この場合、電極12に転流したア−クcは、この電極12がア−クランナ9よ りも固定接触子3から遠ざけられているため、固定接触子3に再閃絡することが 防止され、さらに、電極12に割り込み13が形成されているため、円筒状の電 極12に2次電流の流れることが防止され、その2次電流により駆動コイル7及 び永久磁石8による磁界が減磁されるのを防止できる。
【0013】
本考案は、以上説明したように構成されているため、次に記載する効果を奏す る。 消弧装置6の中空部11にほぼ同心状にア−クランナ9と同電位の電極12を 配設し、電極12に分割用の割り込み13を形成したため、開離時に発生したア −クの回転を電極12に案内し、回転中のア−クを固定接触子3より遠ざけてア −クの固定接触子3への再閃絡を防止でき、遮断性能を向上することができ、従 来のように中空部11の内径を小さくする必要がなく、ホットガスの流れを円滑 に案内することができ、特に大電流域における遮断性能の向上に大きく寄与でき 、さらに、円筒状の電極12に2次電流の流れることを防ぎ、駆動コイル7及び 永久磁石8による磁界を減磁させるのを防止することができる。
【図1】本考案の1実施例の正面図である。
【図2】図1の下面図である。
【図3】従来例の切断正面図である。
【図4】他の従来例の切断正面図である。
3 固定接触子 5 可動接触子 6 消弧装置 7 駆動コイル 9 ア−クランナ 11 中空部 12 電極 13 割り込み
Claims (1)
- 【請求項1】 下面のア−クランナと上部の駆動コイル
とからなり中央に上下方向の中空部が形成された環状の
消弧装置と、該消弧装置の下方の前記中空部の近傍に配
設された固定接触子と、該固定接触子に接離する可動接
触子と、前記中空部内にほぼ同心状に配設され前記ア−
クランナと同電位で前記両接触子の開離時に発生したア
−クの回転を案内する円筒状の電極と、該電極に形成さ
れた分割用の割り込みとを備えたガス遮断器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5557392U JPH0611242U (ja) | 1992-07-14 | 1992-07-14 | ガス遮断器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5557392U JPH0611242U (ja) | 1992-07-14 | 1992-07-14 | ガス遮断器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0611242U true JPH0611242U (ja) | 1994-02-10 |
Family
ID=13002472
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5557392U Pending JPH0611242U (ja) | 1992-07-14 | 1992-07-14 | ガス遮断器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0611242U (ja) |
-
1992
- 1992-07-14 JP JP5557392U patent/JPH0611242U/ja active Pending
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