JP3058259B2 - ガス開閉器の消弧装置 - Google Patents

ガス開閉器の消弧装置

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JP3058259B2
JP3058259B2 JP9047405A JP4740597A JP3058259B2 JP 3058259 B2 JP3058259 B2 JP 3058259B2 JP 9047405 A JP9047405 A JP 9047405A JP 4740597 A JP4740597 A JP 4740597A JP 3058259 B2 JP3058259 B2 JP 3058259B2
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透 古賀
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    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
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    • H01H33/02Details
    • H01H33/04Means for extinguishing or preventing arc between current-carrying parts
    • H01H33/18Means for extinguishing or preventing arc between current-carrying parts using blow-out magnet
    • H01H33/187Means for extinguishing or preventing arc between current-carrying parts using blow-out magnet comprising a hollow annular arc runner and a central contact between which a radially drawn arc rotates

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固定接触子から可
動接触子が開放する開放動作に伴って生じるアークを消
弧するガス開閉器の消弧装置に関し、特に発生したアー
クをアークランナへ確実に移行させるガス開閉器の消弧
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のガス開閉器の消弧装置と
しては実開平5−75931号公報に開示されるものが
あり、これを図6に示す。この図6は従来のガス開閉器
の消弧装置の断面図を示す。
【0003】同図においてガス開閉器の消弧装置は、固
定導体110の下端部に固定接触子100を形成すると
共に、可動導体210の上端部に固定接触子100に接
離する可動接触子200を形成し、両接触子100、2
00の開離する開放動作時に発生したアークを回転消弧
する駆動コイル3及びアークランナ4を配置し、かつ、
可動導体210の一部を開放時の両接触子100、20
0間のアークにほぼ平行する平行部220としたもので
ある。また、前記固定導体110には下端に段付けの延
出部分の先端に主固定接触子101が形成され、前記可
動導体210の平行部220より下方に主可動接触子2
01が形成される。この主可動接触子201と主固定接
触子101とが投入時に接続するように構成される。
【0004】前述の構成によれば、開離時、可動接触子
200と固定接触子100との間に発生したアークにほ
ぼ平行する可動導体210の平行部にはアーク電流と逆
向きの電流が流れるため、この電流による磁界の影響を
受けてアークに上方への電磁反発力が作用し、アークは
アーク自身の浮揚力と共にこの電磁反発力により上方へ
移動し、アークランナ4に速やかに移行する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のガス開閉器の消
弧装置は以上のように構成されていたことから、アーク
自身の浮揚力と平行部220に流れる電流により生じる
磁界による上方への反発力とによりアークをアークラン
ナ4へ移行させることとなり、アーク自身の浮揚力及び
磁界による上方への反発力が共に不確実に発生すること
からアークランナ4へのアークの移動が確実且つ円滑に
移行できないという課題を有していた。また、従来装置
は、アーク自身の浮揚力を利用してアークのアークラン
ナ4への移行を行なうことから、可動接触子200の上
方にアークランナ4及び駆動コイル3を配設しなければ
ならず、ガス開閉器の極めて狭い密閉容器内において各
部材の配置が限定されて装置設計の自由度が制限される
と共に、装置自体の製作が困難となるという課題を有す
る。
【0006】本発明は前記課題を解消するためになされ
たもので、開放動作時に生じるアークを確実に且つ円滑
にアークランナへ移行できると共に、装置自体の製作を
容易にできるガス開閉器の消弧装置の提供を目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るガス開閉器
の消弧装置は、絶縁性ガスが充填された開閉器に収納さ
れる固定接触子に対して可動接触子が投入・開放して配
電線路の投入・開放を行なうガス開閉器であって、前記
固定接触子の近傍に駆動コイル及びアークランナを配設
し、前記固定接触子及び可動接触子の開放の際に生じる
アークを駆動コイルにて生じる磁界と直交方向にアーク
ランナ上を移動させて消滅させるガス開閉器の消弧装置
において、前記固定接触子に対向する位置に配設される
回動支点を中心として前記可動接触子を回動自在に支持
し、前記可動接触子が回動して開放する方向に略沿って
前記アークランナを配設し、導電材で形成されるアーク
誘導板を前記アークランナの固定接触子側の端部から
定接触子に向かって前記アークランナの外周辺から延
形成させるものである。このように本発明においては、
投入・開放動作時に回動運動を行なう可動接触子の開放
方向に略沿ってアークランナを配設し、このアークラン
ナの固定接触子側の端部から固定接触子に向かって導電
性で形成されるアーク誘導板を延出させることにより、
可動接触子の開放動作時に発生するアークをアーク誘導
板を介してアークランナへ誘導することにより、アーク
の確実且つ円滑な消弧ができる。特に、アーク誘導板及
びアークランナが固定接触子側に向かって一体的に所定
の位置関係で配設されることから、固定接触子に対向す
る可動接触子の位置関係を考慮して製作するだけで、可
動接触子とアーク誘導板及びアークランナとの相対位置
及びギャップ調整が一義的に特定されることとなり、装
置自体の製作を容易にできることとなる。
【0008】また、本発明に係るガス開閉器の消弧装置
は、可動接触子が完全開放時において前記駆動コイル及
び/又はアークランナの中心と前記可動接触子の回動支
点とを結ぶ仮想線上に略一致するように可動接触子の先
端を位置させるものである。このように本発明において
は、回動運動を行なう可動接触子の回動支点とアークラ
ンナ等の中心とを結ぶ仮想線上に略一致するように完全
開放時における可動接触子の先端を位置させるようにし
ているので、アークランナへ移行した後のアークの高速
回転による急速冷却が行なえることとなり、より高速且
つ円滑な消弧ができる。
【0009】また、本発明に係るガス開閉器の消弧装置
は、可動接触子を可動方向に対して平行な2枚の板状体
で形成し、前記アーク誘導板を開放接触子の2枚の板状
体の中間に所定間隔を隔てて配設するものである。この
ように本発明においては、2枚の板状体で形成される可
動接触子の中間にアーク誘導板を離隔配設することによ
り、固定接触子及び可動接触子の相互間に発生するアー
クをより確実にアーク誘導板へ誘導できる。
【0010】また、本発明に係るガス開閉器の消弧装置
は、アーク誘導板が可動接触子の回動移動の際に通過す
る凹溝状の間隙を有する磁性体で形成されるものであ
る。このように本発明においては、アーク誘導板が凹溝
状の間隙を有する磁性体で形成され、この凹溝状の間隙
を可動接触子を回動移動させて通過させることにより、
このアーク誘導板に集中する磁束で強制的にアークをア
ーク誘導板へ誘導できることとなり、消弧装置の遮断性
を安定的に向上させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
(本発明の第1の実施形態)以下、本発明の第1の実施
形態に係るガス開閉器の消弧装置を図1及び図2に基づ
いて説明する。この図1は本実施の形態に係るガス開閉
器の消弧装置における要部を破断した側面図、図2は図
1のA−A線断面図である。
【0012】前記各図において本実施形態に係るガス開
閉器の消弧装置は、絶縁性ガスが充填される密閉容器1
0内に固定して支持される固定接触子1と回動自在に支
持される可動接触子2とが収納されるガス開閉器であっ
て、前記可動接触子1が回動して開放する方向に略沿っ
て駆動コイル3及びアークランナ4を配設し、このアー
クランナ4における前記固定接触子1側の端部から固定
接触子1に向かって導電材で形成されるアーク誘導板5
を延出させる構成である。
【0013】前記固定接触子1は、円柱状の導電性体で
形成され、密閉容器10の内側壁に電源側ブッシング1
2を介して支持される固定導体11に円柱状の基部を固
着して配設される。前記可動接触子2は、回動方向に対
して平行な2枚の導電性の板状体で形成され、この板状
体の基部を回動支軸22に固着され、この回動支軸22
がリンクアーム61、62を介して主軸63に連結され
てこの主軸63の図示矢印B方向への回転に伴って図示
矢印A方向に回動する構成である。この可動接触子2の
固定接触子1に対する投入構造は、可動接触子2の2枚
の導電性の板状体をスプリング(図示を省略)で相互に
引張り、この2枚の板状体相互間で固定接触子1を挾持
する構成である。また、前記リンクアーム61、62と
主軸63とで駆動機構6を構成しており、前記可動接触
子2にはリンクアーム61が支持ピン61aで軸支さ
れ、このリンクアーム61にはリンクアーム62が支持
ピン62aで軸支され、さらにこのリンクアーム62に
は主軸63が同軸で固着されている。
【0014】前記駆動コイル3は、前記固定導体11に
一端側が支持される導電材で形成された取付板31と、
この他端側に磁性体からなる螺子34により螺着される
コイルボビン32と、このコイルボビン32の外周に巻
回され、一端側が取付板31に電気的に接続される巻線
33とを備える構成である。前記取付板31は、固定導
体11の取付面から所定角度屈曲させて形成され、この
所定角度が前記可動接触子2の回動軌跡に沿う方向で形
成される。また、前記コイルボビン32内には前記磁性
体の螺子34が貫通状態で突出し、この突出した螺子3
4に絶縁体キャップ35が螺着される構成である。
【0015】前記アークランナ4は、略円板状の導電性
材で形成され、前記駆動コイル3の前面側外周辺を覆う
ように螺子4aで螺着され、前記巻線33の他端が電気
的に接続される構成である。前記アーク誘導板5は、前
記アークランナ4の外周辺に導電材で形成される板状体
の一端部が一体的に固着され、この板状体の他端部を前
記可動接触子2の回動軌跡に漸次接近するように固定接
触子1の近傍まで延出させる構成である。このアーク誘
導板5の他端部の両側には、鉤状の切欠部5aが一対形
成され、この一対の切欠部5aの間に突出する突起片5
bが形成される。この一対の切欠部5aは可動接触子2
の2枚の板状体が回動する際に回動経路として作用す
る。
【0016】次に、前記構成に基づく本実施形態に係る
ガス開閉器の消弧装置の消弧動作について説明する。ま
ず、ガス開閉器が投入状態にある場合には、固定接触子
1と可動接触子2とが投入して配電線路に通電してい
る。この投入状態から開放状態に切換える場合には、密
閉容器10の外側に設けられた操作ハンドル(図示を省
略)を操作することにより主軸63が回転し、この主軸
63の回転に伴って可動接触子2を図示矢印A方向へ回
動させる。
【0017】この可動接触子2が回動を開始すると固定
接触子1から開放してアークが発生し、この固定接触子
1に対する可動接触子2の間隔が、この可動接触子2と
アーク誘導板5との各ギャップG1、G2、G3のいづれ
より大きくなった場合には、固定接触子2との間で生じ
ていたアークがアーク誘導板5へ誘導される。このアー
ク誘導板5へ誘導されたアークは、前記可動接触子2の
矢印A方向への回動に伴ってこの回動軌跡(一点鎖線で
示す)から漸次離反するように折曲形成されたアーク誘
導板5上をアークランナ4の方向へ誘導される。このア
ークランナ4上へのアークの誘導に際して可動接触子2
がアーク誘導板5から漸次離反するように回動している
ことから、アークを確実にアーク誘導板5上で誘導しつ
つアークの放電距離を大きくしている。
【0018】前記アーク誘導板5との間でアークが発生
すると駆動コイル3の巻線33にアーク電流が流れてコ
イルボビン32を励磁状態とし、アークランナ4上にフ
レミングの左手の法則に基づく電磁力を発生させること
となる。このアークランナ4上の電磁力によりアークラ
ンナ4上に誘導されて移行するアークに回転力を付与
し、アークをアークランナ4で高速回転させて絶縁性ガ
スの雰囲気中で急速に冷却されて消弧する。
【0019】なお、前記実施形態における可動接触子2
の完全開放時における回動停止位置を図3に示すように
も構成できる。この場合の可動接触子2の先端部Qは、
駆動コイル3及びアークランナ4の中心Pと可動接触子
2の回動支軸22とを結ぶ仮想線(図3に二点鎖線とし
て示す)上に略一致させる構成となる。このように可動
接触子2の回動停止位置をアークランナ4の中心Pに可
動接触子2の先端部Qが最も近く位置する状態となるの
で、アークランナ4上のアークの高速回転をより確実且
つ円滑に行わせることができることとなる。
【0020】(本発明の第2の実施形態)図4は本発明
の第2の実施形態に係るガス開閉器の消弧装置における
要部を破断した側面図、図5は図4のB−B線断面図で
ある。前記図4及び図5において本実施形態に係るガス
開閉器の消弧装置は、前記図第1及び図2に記載の第1
の実施形態と同様に駆動コイル3アークランナ4及びア
ーク誘導板5を共通して備え、このアーク誘導板5の形
状を異にする構成である。
【0021】このアーク誘導板5は、略コ字形状の磁性
体で形成され、このコ字形状の中央基台部をアークラン
ナ4上における固定接触子1側に固着されると共に、コ
字形状の二つの突片を可動接触子2側へ突出させる補助
誘導部52と、略L字形状の磁性体で形成され、このL
字形状の基底部分を前記補助誘導部52のコ字形状中央
基台部に重合組付けられる主誘導部51とを備える構成
である。このアーク誘導板5は主誘導部51と補助誘導
部52とにより凹溝状の2つの間隙61、62を有する
略U字形の磁性体で形成され、この2つの間隙61、6
2で2枚の板状態で形成される可動接触子2を通過させ
る領域を構成している。
【0022】次に、前記構成に基づく本実施形態に係る
ガス開閉器の消弧装置の消弧動作について説明する。ま
ず、投入状態にあるガス開閉器を開放状態に切換える場
合には、前記第1の実施形態と同様に固定接触子1と可
動接触子2との間にアークが発生し、このアークをアー
ク誘導板5へ誘導する。このアーク誘導板へアークが誘
導されてアーク誘導板5と可動接触子2との間でアーク
が発生すると、このアーク放電電流により発生する磁束
が磁性体からなる主誘導部51及び補助誘導部52で形
成される略U字形の磁性体に集中した磁束分布となり、
また前記U字形の開放部分が磁気抵抗として作用して前
記磁束が発散した磁束分布となる。
【0023】この主誘導部51及び補助誘導部52で形
成される2つの略U字形の磁性体における2つの間隙6
1、62を2板の板状体からなる可動接触子2が通過す
る際に、前記略U字形の磁性体に磁束分布の「密」な部
分と「疎」な部分とが形成されることとなる。この2つ
の略U字形の磁性体がグリッドとして作用することによ
り、磁束分布が「密」な部分に誘引されたアークを強制
的にアークランナ4側へ移行させることができることと
なり、遮断性能をより安定的に向上させることができ
る。
【0024】なお、前記各実施形態においては固定接触
子1を円柱状とし、可動接触子2を2枚の板状体として
形成する構成としたが、固定接触子1及び可動接触子2
を突き合わせるバットコンタクト構成とする場合にも適
用することもできる。また、前記第2の実施形態に係る
ガス開閉器の消弧装置のアーク誘導板5を磁性体で形成
する構成としたが、前記第1の実施形態に係るガス開閉
器の消弧装置のアーク誘導板5も磁性体で形成すること
もでき、より速やかにアークがアークランナに誘導され
て遮断性能を向上させることができる。
【0025】また、前記各実施形態においては、固定接
触子1の下方に駆動コイル3及びアークランナ4を配設
し、この中間にアーク誘導板5を装着する構成とした
が、固定接触子1に対して接離回動する可動接触子2の
回動方向に位置する限り固定接触子1の上方ま又は側方
に配設してその中間にアーク誘導板5を装着する構成と
することもできる。この駆動コイル3及びアークランナ
4を固定接触子1の上方等に配設した場合においても、
アーク自体の浮揚力をアーク誘導板5の誘導作用により
強制的に抑制して確実且つ円滑にアークランナ4側へア
ークを誘導することができる。このように駆動コイル3
及びアークランナ4の配設位置が特定方向に限定されな
いことから、各部材の配設位置を任意に選択できること
となり、装置設計の自由度が広がり、装置自体の製作を
容易化できる。
【0026】
【発明の効果】 以上のように本発明においては、投入
・開放動作時に回動運動を行なう可動接触子の開放方向
に略沿ってアークランナを配設し、このアークランナの
固定接触子側の端部から固定接触子に向かって導電性で
形成されるアーク誘導板を延出させることにより、可動
接触子の開放動作時に発生するアークをアーク誘導板を
介してアークランナへ誘導することにより、アークの確
実且つ円滑な消弧ができる。特に、アーク誘導板及びア
ークランナが固定接触子側に向かって一体的に所定の位
置関係で配設されることから、固定接触子に対向する可
動接触子の位置関係を考慮して製作するだけで、可動接
触子とアーク誘導板及びアークランナとの相対位置及び
ギャップ調整が一義的に特定されることとなり、装置自
体の製作を容易にできることとなるまた、本発明におい
ては、回動運動を行なう可動接触子の回動支点とアーク
ランナ等の中心とを結ぶ仮想線上に略一致するように完
全開放時における可動接触子の先端を位置させるように
しているので、アークがアークランナへ移行した後にア
ークの高速回転による急速冷却が行なえることとなり、
より高速且つ円滑な消弧ができるという効果を有する。
また、本発明においては、2枚の板状体で形成される可
動接触子の中間にアーク誘導板を離隔配設することによ
り、固定接触子及び可動接触子の相互間に発生するアー
クをより確実にアーク誘導板へ誘導できるという効果を
有する。また、本発明においては、アーク誘導板を凹溝
状の間隙を有する磁性体で形成し、この凹溝状の間隙を
可動接触子を回動移動させて通過させることにより、こ
のアーク誘導板に集中する磁束で強制的にアークをアー
ク誘導板へ誘導できることとなり、消弧装置の遮断性を
安定的に向上させることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態係るガス開閉器の消弧
装置における要部を破断した側面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である本発明に係る図で
ある。
【図3】本発明の第1の実施形態おける可動接触子の他
の動作説明図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係るガス開閉器の消
弧装置における要部を破断した側面図である。
【図5】 図のB−B線断面図である。
【図6】従来のガス開閉器の消弧装置の断面図である。
【符号の説明】
1、100 固定接触子 2、200 可動接触子 3 駆動コイル 4 アークランナ 4a、34 螺子 5 アーク誘導板 5a 切欠部 5b 突起片 6 駆動機構 10 密閉容器 11、110 固定導体 21、210 可動導体 22 回動支軸 31 取付板 32 コイルボビン 33 巻線 34 螺子 35 絶縁体キャップ 51 主誘導部 52 補助誘導部 61、62 リンクアーム 61a、62a 支持ピン 63 主軸 220 平行部 P アークランナの中心 Q 可動接触子の先端部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−167353(JP,A) 実開 平4−99330(JP,U) 実開 平3−8442(JP,U) 実開 昭61−132659(JP,U) 実開 昭57−101444(JP,U) 実開 平6−88035(JP,U) 実開 平6−58543(JP,U) 実開 平6−15244(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 33/18 H01H 33/70

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性ガスが充填された開閉器に収納さ
    れる固定接触子に対して可動接触子が投入・開放して配
    電線路の投入・開放を行なうガス開閉器であって、前記
    固定接触子の近傍に駆動コイル及びアークランナを配設
    し、前記固定接触子及び可動接触子の開放の際に生じる
    アークを駆動コイルにて生じる磁界と直交方向にアーク
    ランナ上を移動させて消滅させるガス開閉器の消弧装置
    において、 前記固定接触子に対向する位置に配設される回動支点を
    中心として前記可動接触子を回動自在に支持し、 前記可動接触子が回動して開放する方向に略沿って前記
    アークランナを配設し、 導電材で形成されるアーク誘導板を前記アークランナの
    固定接触子側の端部から固定接触子に向かって前記アー
    クランナの外周辺から延出形成させることを特徴とする
    ガス開閉器の消弧装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載のガス開閉器の消弧
    装置において、 前記可動接触子が完全開放時において前記駆動コイル及
    び/又はアークランナの中心と前記可動接触子の回動支
    点とを結ぶ仮想線上に略一致するように可動接触子の先
    端を位置させることを特徴とするガス開閉器の消弧装
    置。
  3. 【請求項3】 前記請求項1又は2に記載のガス開閉器
    の消弧装置において、 前記可動接触子を回動方向に対して平行な2枚の板状体
    で形成し、 前記アーク誘導板を前記可動接触子の2枚の板状体の中
    間に所定間隔を隔てて配設することを特徴とするガス開
    閉器の消弧装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項1ないし3のいづれかに記載
    のガス開閉器の消弧装置において、 前記アーク誘導板は可動接触子が回動移動の際に通過す
    る凹溝状の間隙を有する磁性体で形成されることを特徴
    とするガス開閉器の消弧装置。
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