JPH06112190A - 絶縁膜の形成方法 - Google Patents

絶縁膜の形成方法

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JPH06112190A
JPH06112190A JP25440992A JP25440992A JPH06112190A JP H06112190 A JPH06112190 A JP H06112190A JP 25440992 A JP25440992 A JP 25440992A JP 25440992 A JP25440992 A JP 25440992A JP H06112190 A JPH06112190 A JP H06112190A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】アスペクト比の大きいトレンチに絶縁膜を埋め
込む。 【構成】TEOS16、N2 O18およびNF3 19を
反応ガスとして、2.4GHzのマイクロ波発振器12
および13.56MHzの高周波発振器14の出力を交
互に印加する。周期的に10秒間のマイクロ波プラズマ
CVDと5秒間のRIEエッチバックとを50周期だけ
切り替えることにより、下部電極11の試料ウェーハ1
3に形成されたアスペクト比の大きいトレンチにSiO
2 を埋め込んだのち、最後に250秒間、高周波発振器
14の出力を印加して表面に堆積した余分のSiO2
エッチバック(平坦化)する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体集積回路の素子分
離絶縁膜および層間絶縁膜の上にプラズマCVD(化学
気相成長)法により絶縁膜を形成する方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路が形成された単結晶シリ
コン基板には、溝掘りしたトレンチ内に二酸化シリコン
(SiO2 )や硼珪酸ガラス(BPSG:boro−p
hospho silicate glass)などの
絶縁物を埋め込んだ素子分離領域やトレンチキャパシタ
が形成されている。
【0003】従来のトレンチ分離領域の形成方法につい
て、図4(a)〜(e)の断面図を参照して説明する。
【0004】はじめに図4(a)に示すように、P-
シリコン基板1内にレジスト(図示せず)をマスクとし
てドライエッチングして形成されたトレンチ6内に絶縁
体を埋め込むため、CVD法により全面にBPSG膜5
aが成長されている。
【0005】BPSG膜5aを成長するCVD法には、
供給ガスとしてモノシラン(SiH4 )、フォスフィン
(PH3 )および酸素(O2 )を用いるもの、あるいは
テトラオルソエトキシシラン(TEOS:Si(OC2
5 4 )、トリメチルボラン(TMB:B(CH3
3 )、トリメチルオキシフォスフィン(TMOP:PO
(CH3 3 )および酸素(O2 )を用いるものがあ
る。それぞれ減圧方式と常圧方式とがある。
【0006】BPSG膜5aの成分別の濃度は平坦化工
程におけるガラスリフロー特性を考慮してB2 5 /S
iO2 =4〜20mol%、P2 5 /SiO2 =4〜
20mol%に制御されている。
【0007】トレンチの開口幅が1μmと狭く、深さが
5μm程度と深い、いわゆるアスペクト比の大きいトレ
ンチの場合、BPSG膜5aを全面成長すると、トレン
チ4の深さ方向への反応ガスの回り込みが悪くなり、ト
レンチ4の底部まで反応ガス分子が届き難くなる。その
結果、BPSG膜5aの成長速度がトレンチのコーナー
6で最も大きく、トレンチ4の底に向って徐々に小さく
なる。
【0008】BPSG膜5aを成長させるとトレンチの
コーナー6で膜厚が厚くなってオーバーハング状になっ
て両側から接合して、トレンチ4の内部にボイド(空
洞)が発生する。そのためトレンチ4がふさがる前にB
PSG膜5aの成長を中断しなければならない。幅1μ
mのトレンチを埋め込むときは、BPSG膜5aの膜厚
は0.5μmに制御するのが普通である。
【0009】つぎに図4(b)に示すように、950〜
1000℃でリフロー熱処理してトレンチのコーナー6
におけるBPSG膜5aのオーバーハングをなくす。
【0010】つぎに図4(c)に示すように、通常のC
VD法によりBPSG膜を成長させてトレン4を完全に
埋め込む。
【0011】つぎに図4(d)に示すように、950〜
1000℃でリフロー熱処理してトレンチ4におけるB
PSG膜5aのくぼみをなくす。
【0012】つぎに図4(e)に示すように、ドライエ
ッチングまたはウェットエッチングによりBPSG膜5
aをエッチバックしてトレンチ分離領域が完成する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来、CVD法におい
てアスペクト比の大きなトレンチへのステップカバレッ
ジ(段差被覆性)が悪いので、950〜1000℃の高
温でリフロー熱処理する必要がある。そのため半導体層
に結晶欠陥が導入される確率が高くなり、半導体素子の
歩留りや信頼性が低下する恐れがある。
【0014】また高温熱処理によりP- 型シリコン基板
とN+ 型埋込層とのPN接合に欠陥が導入されてリーク
電流が大きくなる。N+ 型埋込層が垂直方向にせり上が
り、N- 型エピタキシャル層との濃度勾配が小さくな
る。その結果、半導体素子の特性が大幅に低下する。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の絶縁膜の形成方
法は、出力が周期的にスィッチングできるようになって
いる高周波電源が印加される下部電極と、三弗化窒素が
導入されるシャワー上部電極とからなる平行平板電極を
備えた成長室において、テトラエチルオルソシリケー
ト、亜酸化窒素、アンモニアおよび三弗化窒素からなる
反応気体をプラズマ化して、半導体基板の表面に絶縁膜
を気相成長させるものである。
【0016】
【作用】マイクロ波プラズマCVDで絶縁膜を堆積する
工程と、三弗化窒素を反応ガスとしてRIE(反応性イ
オンエッチング)を行なう工程とを、周期的に繰り返す
ことによりステップカバレッジの優れた絶縁膜を形成す
ることができる。
【0017】
【実施例】本発明の第1の実施例として、SiO2 の成
長に用いたプラズマCVD装置を示す図1を参照して説
明する。
【0018】プラズマCVD装置は成長室7、TEOS
プラズマ室8およびN2 Oプラズマ室9から構成されて
いる。成長室7内には上部電極10および下部電極11
からなる平行平板電極があり、TEOSプラズマ室8お
よびN2 Oプラズマ室9にはそれぞれマイクロ波発振器
12が接続されている。
【0019】成長室7内の下部電極11上にはアスペク
ト比の大きなトレンチを有する試料ウェーハ13が配置
されている。下部電極11にはブロッキングキャパシタ
(コンデンサ)15および高周波発振器14が直列接続
されている。成長室7の圧力を任意に制御するため、下
部に真空ポンプ21が設置されている。
【0020】はじめにTEOSタンク16からMFC
(マスフローコントローラ)17により100sccm
に流量制御したTEOSをTEOSプラズマ室8に導入
する。TEOSプラズマ室8にはマイクロ波発振器12
から2.4GHz、500Wのマイクロ波を印加して、
TEOSを効率良くプラズマ化する。
【0021】一方、N2 Oボンベ18からMFC17に
より25sccmに流量制御したN2 OをN2 Oプラズ
マ室9に導入する。N2 Oプラズマ室9にはマイクロ波
発振器12から2.4GHz、500Wのマイクロ波を
印加して、N2 Oを効率良くプラズマ化する。
【0022】NF3 ボンベ19からMFC17により1
0sccmに流量制御したNF3 が上部電極10表面に
開けられた無数の導入孔から成長室7に導入される。成
長室7内の圧力は真空ポンプ21に取り付けられたバル
ブ(図示せず)により1×10-2Paに制御される。こ
のときTEOSプラズマ室8およびN2 Oプラズマ室9
と成長室7との間に圧力差が生じて、TEOSプラズマ
室8で発生したシリコンを中心とする活性化学種とN2
Oプラズマ室9で発生した酸素ラジカルを中心とする活
性化学種とが成長室7内に輸送される。
【0023】TEOSプラズマ室8で発生したプラズマ
には主としてエチルアルコキシ基(C2 5 O−)から
なる有機化学種が多量に含まれている。そのまま導入す
ると成長室7の側壁に有機化学物質による汚染が拡が
る。そこでTEOSプラズマ室8の出口近傍に有機化学
物質を凝縮して除去するため、5℃に保たれた電子冷却
機構20が設置されている。電子冷却機構20によって
凝縮除去される物質は、主としてエタノール(C2 5
OH)である。
【0024】成長室7内に導入されたTEOSプラズマ
およびN2 Oプラズマは、下向きに移動するNF3 分子
と衝突して下部電極11上に設置された試料ウェーハ1
3の表面に輸送される。下部電極11には試料ウェーハ
13を370℃に加熱するためのヒーター(図示せず)
が埋め込まれている。試料ウェーハ13に到達したTE
OSプラズマおよびN2 Oプラズマは熱エネルギーの助
けにより表面反応して二酸化シリコン(SiO2 )を形
成する。
【0025】TEOSを用いたSiO2 のCVDは反応
の律速段階が気相反応ではなく表面反応である。しかも
表面でTEOSプラズマの重合による多量体(中間生成
物)が発生し、それがウェーハ表面の吸着するとき液体
状に流れるので、SiH4 系のCVDに比べてステップ
カバレッジが格段に優れているのが特長である。
【0026】さらにアスペクト比が5:1以上の大きな
トレンチにおいては、底部へのTEOSプラズマおよび
2 Oプラズマの回り込みが悪くなり、成長速度の大き
い部分と小さい部分とが発生して、トレンチのコーナー
で膜厚が厚くなるオーバーハングが発生する。
【0027】そこでマイクロ波プラズマCVD法で短時
間SiO2 を成長したのち、RIEにより成長速度の大
きかった部分のSiO2 をエッチバックする。この成長
とエッチバックとを繰り返すことにより、ステップカバ
レッシの良好な絶縁膜を形成することができる。
【0028】具体的には10秒間マイクロ波プラズマC
VD法により試料ウェーハ13表面にSiO2 を成長す
る。そのあと5秒間マイクロ波発振器12の出力を停止
する。
【0029】マイクロ波発振器12の出力を停止すると
TEOSプラズマ室8およびN2 Oプラズマ室9でのペ
ラズマ発生が中断する。TEOSプラズマ室8からはT
EOS分子が、N2 Oプラズマ室8からはN2 O分子が
そのまま成長室7に導入される。
【0030】しかしTEOSプラズマ室8の出口には電
子冷却機構20が設置されているので、TEOS分子が
凝縮されて成長室7内にはほとんど到達しない。したが
って成長室7内にはNF3 およびN2 Oの分子だけが存
在することになる。そこで高周波発振器14から13.
56MHz、300Wの高周波を下部電極11に印加す
る。
【0031】上部電極10は接地されているので、上部
電極10および下部電極11からなる平行平板電極1
0,11間にはNF3 およびN2 Oの混合ガスのプラズ
マが発生する。プラズマ中においては、電子の移動度が
イオンの移動度に比べて非常に大きいので、電子は陽極
である上部電極10に流れる。
【0032】その結果両電極10,11間に電流が流れ
てブロッキングキャパシタ15に電荷が蓄積される。高
周波電圧が両電極10,11間に印加されたままブロッ
キングキャパシタ15に電荷が蓄積されると陰極降下
(cathode fall)が生じて、下部電極11
の表面近傍にイオンシース層が形成される。イオンシー
ス層内では主にNF2+からなる活性なイオンが垂直電界
によって加速されてRIEが進行する。RIEにおいて
は垂直方向に加速された陽イオンによる物理エッチング
と同時にプラズマ中の活性ラジカルによる化学エッチン
グが行なわれる。
【0033】SiO2 はNF3 プラズマ中の弗素ラジカ
ル(F* )によって次式に示すエッチングが行なわれ
る。
【0034】 SiO2 +4F* →SiF4 ↑+O2 (1) アスペクト比の大きいトレンチに成長したSiO2 をR
IEでエッチバックすると、試料ウェーハの表面のSi
2 が物理エッチングによって除去され、反応ガスの回
り込みの良いトレンチのコーナーのSiO2 が化学エッ
チングによって除去される。プラズマCVD法と同様に
反応ガスの回り込みが悪いトレンチの底面ではエッチン
グ速度が小さくなる。
【0035】5秒間RIEを行なってSiO2 をエッチ
バックしたら高周波発振器14の出力を停止する。つぎ
に10秒間マイクロ波発振器12の出力を印加してマイ
クロ波プラズマCVDを行なってSiO2 を成長させ
る。そのあと再び5秒間SiO2 をエッチバックしたの
ち、10秒間SiO2 を成長させる操作を繰り返えす。
このときのマイクロ波発振器12のタイムスケジュール
を図2(a)に、高周波発振器14のタイムスケジュー
ルを図2(b)に示す。
【0036】10秒間マイクロ波プラズマCVDを行な
うと、最も成長速度の大きい試料ウェーハの表面および
トレンチのコーナーに成長するSiO2 の膜厚は20n
mになる。最も成長速度の小さいトレンチの底面に成長
するSiO2 の膜厚は10nmになる。
【0037】一方、10秒間RIEを行なうとSiO2
が深さ10nmまでエッチバックされる。したがってマ
イクロ波CVDおよびRIEエッチバックの1サイクル
毎にトレンチのコーナーでSiO2 が10nm成長し、
トレンチの底面でSiO2 が10nm成長するコンフォ
ーマブルな成長が実現する。
【0038】マイクロ波プラズマCVDおよびRIEエ
ッチバックを交互に50サイクル繰り返すことにより、
開口径1μm、深さ5μmのトレンチにSiO2 を埋め
込むことができることがわかる。このように高温熱処理
によるリフローを行なうことなく、図3(c)に示すよ
うにトレンチにSiO2 を完全に埋め込むことが可能に
なった。
【0039】さらにトレンチ開口以外の表面に成長した
SiO2 を連続RIEによりエッチングすることができ
る。すなわち図2(b)のタイムスケジュールに示すよ
うにマイクロ波プラズマCVDおよびRIEエッチバッ
クを50サイクル繰り返したのち、RIEエッチバック
を連続して250秒間行なって、トレンチ開口以外の表
面に成長した厚さ0.5μmのSiO2 を全面除去す
る。
【0040】従来は絶縁膜成長、高温ガラスリフローお
よびエッチバックによりトレンチを埋め込んでいた。本
実施例では一連のマイクロ波プラズマCVDおよびRI
Eエッチバックによりトレンチ内にボイド(空隙)を生
じることなくSiO2 を埋め込み、そのほかのエピタキ
シャル層表面に堆積したSiO2 を除去することができ
る。
【0041】高温リフロー処理することなくトレンチを
埋め込むことにより、結晶欠陥が生じなくなり埋込層の
せり上がりもなくなり素子特性が低下しなくなった。
【0042】つぎに本発明の第2の実施例として、Si
3 4 の成長について図1を参照して説明する。
【0043】本実施例ではN2 Oボンベ18の代りにN
3 ボンベを設置する。マスフロコントローラ17で
制御した20sccmのNH3 をプラズマ室9に導入す
る。
【0044】マイクロ波発振器12から2.4MHz、
500Wのマイクロ波を発生させると、成長室7内の試
料ウェーハ13にはSi3 4 (窒化シリコン)膜が成
長する。
【0045】Si3 4 膜は弗素ラジカル(F* )を用
いた反応性イオンエッチングにおいて、次式の反応によ
って化学エッチングされる。
【0046】 Si3 4 +12F* →3SiF4 ↑+2N2 ↑ (2) 試料ウェーハ13を370℃に加熱してマイクロ波プラ
ズマCVDおよびRIEエッチバックのサイクルを繰り
返すことによりアスペクト比の大きいトレンチにSi3
4 を埋め込むことができる。Si3 4 はSiO2
比べて耐湿性および耐絶縁性が優れているので、主に多
層電極配線の層間絶縁膜に用いられている。本実施例で
は高温リフロー処理を行なうことなく、Si3 4 から
なる層間絶縁膜を形成することができる。
【0047】つぎにトレンチ分離領域の形成工程に本発
明の第1および第2の実施例を適用した試料ウェーハに
ついて、図3(a)〜(c)の断面図を参照して説明す
る。
【0048】はじめに図3(a)に示すように、P-
シリコン基板1にN+ 型埋込層2を形成したのち、N-
型エピタキシャル層3を成長させる。
【0049】つぎに図3(b)に示すように、レジスト
(図示せず)をマスクとしてドライエッチングしてトレ
ンチ4を形成したのちレジストを除去する。
【0050】つぎに図3(c)に示すように、第1また
は第2の実施例のマイクロ波プラズマCVDおよびRI
Eエッチバックのサイクルを繰り返すことにより、図3
(c)に示すようにトレンチ4にSiO2 またはSi3
4 からなる絶縁膜5を埋め込む。
【0051】従来の絶縁膜成長、高温ガラスリフローお
よびエッチバックを順次実施していたのに比べて、工程
を大幅に短縮することができた。試料ウェーハの温度も
370℃と低温になって、P- 型シリコン基板1に形成
されたN+ 型埋込層2の不純物が再拡散するという問題
が解消した。同時にP- 型シリコン基板1とN+ 型埋込
層2とで形成されるPN接合に欠陥が導入されてリーク
電流が大きくなるという問題も解決することができた。
【0052】
【発明の効果】テトラエチルオルソシリケート、亜酸化
窒素およびアンモニアを反応ガスとするマイクロ波プラ
ズマCVDおよび三弗化窒素を反応ガスとするRIEエ
ッチバックを交互に繰り返して、アスペクト比の大きい
トレンチにSiO2 またはSi3 4 からなる絶縁膜を
ボイド(空洞)を生じることなく埋め込むことができ
る。
【0053】従来の絶縁膜成長、高温ガラスリフローお
よびエッチバックを順次実施していたのに比べて、単一
の工程で絶縁膜を埋め込んで平坦化することができ、製
造工程を短縮することができた。
【0054】従来の高温ガラスリフロー工程がなくなっ
て、製造工程の低温化を達成することができた。埋込層
がせり上ったり結晶欠陥が導入されて素子特性が低下す
る心配がなくなった。素子製造工程における歩留りが上
り、信頼性が向上した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例で用いたプラズマCVD装置
を示す模式図である。
【図2】(a)は本発明の一実施例で用いたプラズマC
VD装置のマイクロ波発振器のタイムスケジュールを示
すグラフである。(b)は本発明の一実施例で用いたプ
ラズマCVD装置の高周波発振器のタイムスケジュール
を示すグラフである。
【図3】本発明の一実施例で用いたプラズマCVD装置
によるトレンチ分離領域の形成工程を示す試料ウェーハ
の断面図である。
【図4】従来のトレンチ分離領域の形成工程を示す試料
ウェーハの断面図である。
【符号の説明】
1 P- 型シリコン基板 2 N+ 型埋込層 3 N- 型エピタキシャル層 4 トレンチ 5 絶縁膜 5a BPSG膜 6 トレンチのコーナー 7 成長室 8 TEOSプラズマ室 9 N2 Oプラズマ室 10 上部電極 11 下部電極 12 マイクロ波発振器 13 試料ウェーハ 14 高周波発振器 15 ブロッキングキャパシタ 16 TEOSタンク 17 MFC 18 N2 Oボンベ 19 NF3 ボンベ 20 冷却機構 21 真空ポンプ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テトラエチルオルソシリケート、亜酸化
    窒素、アンモニアおよび三弗化窒素からなる反応気体を
    プラズマ化して、半導体基板の表面に絶縁膜を気相成長
    させる絶縁膜の形成方法。
  2. 【請求項2】 半導体基板がセットされ、高周波電源が
    印加される下部電極と、三弗化窒素がシャワー状に導入
    されるノズルを有する上部電極とからなる平行平板電極
    を備えた成長室を用いる請求項1記載の絶縁膜の形成方
    法。
  3. 【請求項3】 出力が周期的にスィッチングできる高周
    波電源を用いる請求項2記載の絶縁膜の形成方法。
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