JPH06111688A - 接点切換表示機能付き波動スイッチ - Google Patents

接点切換表示機能付き波動スイッチ

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JPH06111688A
JPH06111688A JP25528092A JP25528092A JPH06111688A JP H06111688 A JPH06111688 A JP H06111688A JP 25528092 A JP25528092 A JP 25528092A JP 25528092 A JP25528092 A JP 25528092A JP H06111688 A JPH06111688 A JP H06111688A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハンドルの傾きに対応して接点切換状態が正
確に確認できる。接点切換の表示が消えたりしない。 【構成】 波動スイッチ3のハンドル2に表示体4を移
動自在に取付けると共に表示体4をばね材5により摺動
方向の一方側に弾性付勢する。表示体4に当たり部6を
設ける。当たり部6をスイッチ本体1の上面部に設けた
傾斜面部7に当接させる。傾斜面部7の傾斜を表示体4
のばね材5による弾性付勢方向と反対側程下となるよう
な傾斜面とする。ハンドル2に表示体4に対向するよう
に表示窓8を設ける。ハンドル2が一方側に傾いた状態
と他方側に傾いた状態とにおける表示窓8に表示される
表示体4の表示位置を異ならせる。このことにより接点
切換状態を表示窓8から表示できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シーソ運動による操作
で接点切換が行われる波動スイッチにおける接点切換状
態を表示する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からスイッチ本体にハンドルをシー
ソ運動を行うように枢支すると共にハンドルが一方側に
傾いた状態と他方側に傾いた状態との二位置で保持され
るようにした波動スイッチが知られている。この波動ス
イッチにおいてはハンドルの表示の左右に例えば換気扇
の場合には「強」、「弱」と表示し、ハンドルの傾き方
向により強弱のどちら側に接点が切り換わっているかを
表していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の従来
例にあっては、ハンドルの傾きにより接点の切り換り状
態を判断していたので、少し離れた位置からはどちらに
ハンドルが傾いているわかりにくく、このため、接点の
切り換わり状態もわかりにくいという問題があった。ま
た、ハンドルの表面を指でさわって操作するためハンド
ルの表面の表示の印刷が消えてきて見えにくくなるとい
う問題もあった。
【0004】本発明は上記した従来例の問題点に鑑みて
発明したものであり、その目的とするところは、ハンド
ルの傾きに対応して接点切換状態が正確に確認でき、ま
た、接点切換の表示が消えたりしない接点切換表示機能
付き波動スイッチを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の接点切換表示機能付き波動スイッチは、ス
イッチ本体1にハンドル2をシーソ運動を行うように枢
支すると共にハンドル2が一方側に傾いた状態と他方側
に傾いた状態との二位置で保持されるようにした波動ス
イッチ3において、ハンドル2に表示体4を移動自在に
取付けると共に表示体4をばね材5により摺動方向の一
方側に弾性付勢し、表示体4に当たり部6を設け、該当
たり部6をスイッチ本体1の上面部に設けた傾斜面部7
に当接させ、該傾斜面部7の傾斜を表示体4のばね材5
による弾性付勢方向と反対側程下となるような傾斜面と
し、ハンドル2に表示体4に対向するように表示窓8を
設け、ハンドル2が一方側に傾いた状態と他方側に傾い
た状態とにおける表示窓8に表示される表示体4の表示
位置を異ならせて成ることを特徴とするものである。
【0006】また、表示窓8をハンドル2の略中央部に
設けてもよい。
【0007】
【作用】しかして、上記のような構成の本発明によれ
ば、ハンドル2に表示体4を移動自在に取付けると共に
表示体4をばね材5により摺動方向の一方側に弾性付勢
し、表示体4に当たり部6を設け、該当たり部6をスイ
ッチ本体1の上面部に設けた傾斜面部7に当接させ、該
傾斜面部7の傾斜を表示体4のばね材5による弾性付勢
方向と反対側程下となるような傾斜面とし、ハンドル2
に表示体4に対向するように表示窓8を設け、ハンドル
2が一方側に傾いた状態と他方側に傾いた状態とにおけ
る表示窓8に表示される表示体4の表示位置を異ならせ
てあることで、ハンドル2を押圧して傾斜面部7に沿っ
て当たり部6を押し下げると、当たり部6が傾斜面部7
に沿って下降し、このことにより表示体4がばね材7の
ばね力に抗して移動し、表示窓8から表示体4の一部が
表示されてハンドル2が一方に傾いていること、すなわ
ち、ハンドル2が一方に傾いている場合における接点切
換状態の表示がなされる。また、上記の状態から逆にハ
ンドル2を回動して傾けると、当たり部6が上昇するた
め、当たり部6による傾斜面部7への押圧が解除され、
このことによりばね材5のばね力で表示体4が逆方向に
移動して、表示窓8から表示体4の他の部分が表示され
てハンドル2が他方に傾いていること、すなわち、ハン
ドル2が他方に傾いている場合における接点切換状態の
表示がなされる。
【0008】また、このハンドル2の表示窓8からの表
示に当たって、表示窓8をハンドル2の略中央部に設け
てあることで、正確にハンドル2の傾き状態、つまり、
接点切換状態が確認できるようになったものである。
【0009】
【実施例】本発明を以下添付図面に示す実施例に基づい
て詳述する。まず、波動スイッチ3の基本構造から説明
する。本実施例の波動スイッチ3は、図1に示すよう
に、ボディ9とカバー10とを組み合わせたスイッチ本
体1と、スイッチ本体1内に内装された固定接点11
a,11bと、可動接点12と、可動接点12を有する
可動接点板13を反転回動操作する回動自在な内ハンド
ル14と、内ハンドル14に取付けてスイッチ本体1の
上面部に露出して位置するハンドル2とで構成してあ
る。
【0010】合成樹脂製のボディ9とカバー10とで構
成されたスイッチ本体1は規格化された既製の埋込型の
配線器具の1個モジュール寸法に形成してある。そし
て、カバー10には、既製の配線器具を埋設する場合に
用いる取付枠(図示せず)に着脱自在に取付可能とする
ために、両端面に一対の係止爪15a,15bを夫々突
設してあって、この係止爪15a,15bを既製の配線
器具用の取付枠に係止させてスイッチ本体1を着脱自在
に取り付け、壁面などの造営面に埋設できるようにして
ある。
【0011】このボディ9内の両端部に、接続端子収納
部16,17を形成し、両接続端子収納部16,17の
間に中央収納部18を形成してある。ここで、一方の接
続端子収納部16には共通端子板19と鎖錠ばね19b
及び解除釦からなる速結端子が収納される。また、他方
の接続端子収納部17には端子板20及び図示しない鎖
錠ばねからなる第1の接続端子部と、端子板21及び図
示しない鎖錠ばねからなる第2の接続端子部とが収納さ
れ、これら第1,第2の接続端子部は図示しない解除釦
で共通に解除できるようにしてある。
【0012】端子板20には固定接点11aが固着され
た延設片20aを形成してあり、この延設片20aを隔
壁22に近接する中央収納部18側に延出してある。ま
た、端子板21にも固定接点11bが固着された折曲片
21aを形成してあり、この折曲片21aは上記端子板
20の延設片20aに対向させる形で中央収納部18側
に延出してある。
【0013】上記した固定接点11a,11bの間には
導電板からなる可動接点板13が回動自在に立設してあ
る。この可動接点板13は、共通端子板19から中央収
納部18に延出された支持片19a上に立設され、両端
下部に設けた図示しない突部を中央収納部18の内側壁
に形成されたV状凹部25に嵌め込んで、V状凹部25
の下部を中心に回動自在となっている。そして、可動接
点板13の上部両面に設けてある可動接点12を回動に
応じて固定接点11a,11bに接離して、共通接続端
子部と、第1または第2の接続端子部との間を接続,切
離を行うようになっている。
【0014】上記可動接点板13は、コイルスプリング
40、内ハンドル14で構成された反転機構により反転
駆動される。ここで、コイルスプリング40は、下部が
上記可動接点板13の上縁に係止され、上部が内ハンド
ル14の下部に設けられて下方に開口する筒部14a内
に収められ、内ハンドル14の回動に応じて可動接点板
13を反転駆動するものである。内ハンドル14は、両
側に設けた逆三角形状の軸14bをカバー10の上開口
部26の両側壁に形成された軸受け27に枢支して回動
自在に取り付けられ、上記コイルスプリング40のばね
力により軸受け27に軸14bが下方から弾接した状態
となっている。内ハンドル14の上部にはハンドル取付
け部28が設けてあって、このハンドル取付け部28が
カバー10の上開口部26内に位置している。ハンドル
2は下面部に係止脚部29を垂下してり、ハンドル取付
け部28に設けた挿入孔29に係止脚部29を挿入し、
挿入孔29に設けた被係止部30に係止脚部29の下端
部の係止部31を係止することで内ハンドル14にハン
ドル2が取付けられる。
【0015】ハンドル2の裏面側には摺動溝32が設け
てあり、この摺動溝32に表示体4が摺動自在にはめ込
んである。この表示体4の移動方向はハンドル2の回動
軸芯と直交する方向となっている。ハンドル2にはばね
材5が設けてあり、このばね材5により表示体4を表示
体4の摺動方向の一方側に押圧するための弾性力が付与
してある。表示体4のばね材5が弾接している方と反対
側の端部の下面部には当たり部6が垂設してあり、この
当たり部6は外側端部側程上となるような傾斜面32と
なっている。一方、カバー10の上面部の上記当たり部
6が移動する部分に対応する箇所に図1に示すように傾
斜面部7が設けてある。この傾斜面部7の傾斜は表示体
4のばね材5による弾性付勢方向と反対側程下となるよ
うな傾斜面となっている。ハンドル2の中央部には表示
体4に対向するように表示窓8を設けてある。表示体4
の上面部には摺動方向の片側半分と他の片側半分とにそ
れぞれ異なった表示がしてあり、この異なった表示は、
例えば、負荷が換気扇等である場合、表示体4の表面の
一部を摺動方向に2分割し、その片側半分の部分に
「強」と記入し、他の片側半分の部分に「弱」と記入し
たりして、表示窓8から「強」または「弱」のいずれか
が表示されるようにしてある。もちろん「強」、「弱」
以外の他の文字や記号、あるいは異なる色等で表示して
もよいものである。
【0016】次に、図2乃至図6に基づいて本発明の波
動スイッチ3の動作を簡単に説明する。なお、図2の状
態は可動接点12が図2において左側の固定接点11a
に接触している状態を示しており、表示窓8には表示体
4の表面の右側半分に記載した文字や記号や色等が表示
されており、また、ハンドル2は右下がりとなってい
る。この場合、当たり部6は傾斜面32の下端部が傾斜
面部7の上端部付近に位置し、傾斜面部7の上端部に設
けた小凸部35に傾斜面32の下端付近が当たってい
る。この状態で、ハンドル2を左下がりとなるように反
転操作させると、図2→図3→図4→図5→図6の順序
でハンドル2が反転し、同時に可動接点12が固定接点
11aから離れて固定接点11bに接触する。この場
合、ハンドル2が図2の状態から図3→図4→図5→図
6と左下がりに反転することで、表示体4に設けた当た
り部6が下降して傾斜面部7に押圧される。このように
当たり部6が下降して当たり部6の下端部が傾斜面部7
に押圧されると図2→図3→図4→図5→図6の順序で
当たり部6の下端が傾斜面部7の上端側から傾斜面部7
に沿って傾斜面部7の下端部側に沿って移動しながら下
降することになり、このことにより、表示体4がばね材
5のばね力に抗して移動し、表示窓8には表示体4の表
面の左側半分に記載した文字や記号や色等が表示されて
おり、また、ハンドル2は左下がりとなっている。この
状態で、更に、ハンドル2を上記と逆に図6→図5→図
4→図3→図2の順序で反転させると、接点が図2のよ
うに切り替えられ、また、ハンドル2が右上がりになる
ことで、当たり部6が上昇してばね材5のばね力により
傾斜面部7に沿って傾斜面部7の下端部から上端部付近
に移動され、このように表示体4がばね材5に押圧され
て移動することで、図2に示すように表示体4の上面部
の右側半分に記載した文字や記号や色等が表示窓8から
表示されることになる。
【0017】なお、本発明におていは、図7に示すよう
にハンドル2の中央部に表示窓8を設けて、ハンドル2
がシーソ運動するにもかかわらず、接点切換状態が外部
から最も見やすいようにしてあるが、図8に示すように
表示体4による表示を行う表示窓8に隣接して、ネオン
ランプや発光ダイオード等の光表示手段により通電表示
を行う光表示窓46を設けるようにしてもよいものであ
る。この通電表示としては例えば、通電がオフの時に光
る蛍表示や、通電がオンの時に光るパイロット表示があ
る。
【0018】
【発明の効果】本発明は上述のように、ハンドルに表示
体を移動自在に取付けると共に表示体をばね材により摺
動方向の一方側に弾性付勢し、表示体に当たり部を設
け、該当たり部をスイッチ本体の上面部に設けた傾斜面
部に当接させ、該傾斜面部の傾斜を表示体のばね材によ
る弾性付勢方向と反対側程下となるような傾斜面とし、
ハンドルに表示体に対向するように表示窓を設け、ハン
ドルが一方側に傾いた状態と他方側に傾いた状態とにお
ける表示窓に表示される表示体の表示位置を異ならせて
あるので、ハンドルの反転にともなった接点切換が表示
窓を介して表示体により表示されるものであって、波動
スイッチのハンドルの傾きが判別しにくい場合でも確実
に接点切換状態の確認ができるものであり、しかも、表
示体にばね材のばね力を付勢し、表示体に当たり部を設
けると共にスイッチ本体に傾斜面部を設けるという簡単
な構成により表示機構が構成できるので構成が簡単とな
るものであり、また、ハンドルの表示窓を介して表示体
を表示するので、ハンドルに直接印刷により表示したも
ののようにハンドル操作時に指が触れて表示が消えると
いうようなおそれがない。
【0019】また、表示窓をハンドルの略中央部に設け
ることで、ハンドルの傾き方向に関係なく、接点切換が
ハンドルの中央部の表示窓を見ることで確実に確認でき
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の波動スイッチの断面図である。
【図2】同上の操作順序を示す説明のための断面図であ
る。
【図3】同上の操作順序を示す説明のための断面図であ
る。
【図4】同上の操作順序を示す説明のための断面図であ
る。
【図5】同上の操作順序を示す説明のための断面図であ
る。
【図6】同上の操作順序を示す説明のための断面図であ
る。
【図7】同上のハンドルの一実施例の平面図である。
【図8】同上のハンドルの他の実施例の平面図である。
【符号の説明】
1 スイッチ本体 2 ハンドル 3 波動スイッチ 4 表示体 5 ばね材 6 当たり部 7 傾斜面部 8 表示窓

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチ本体にハンドルをシーソ運動を
    行うように枢支すると共にハンドルが一方側に傾いた状
    態と他方側に傾いた状態との二位置で保持されるように
    した波動スイッチにおいて、ハンドルに表示体を移動自
    在に取付けると共に表示体をばね材により摺動方向の一
    方側に弾性付勢し、表示体に当たり部を設け、該当たり
    部をスイッチ本体の上面部に設けた傾斜面部に当接さ
    せ、該傾斜面部の傾斜を表示体のばね材による弾性付勢
    方向と反対側程下となるような傾斜面とし、ハンドルに
    表示体に対向するように表示窓を設け、ハンドルが一方
    側に傾いた状態と他方側に傾いた状態とにおける表示窓
    に表示される表示体の表示位置を異ならせて成ることを
    特徴とする接点切換表示機能付き波動スイッチ。
  2. 【請求項2】 表示窓をハンドルの略中央部に設けて成
    ることを特徴とする請求項1記載の接点切換表示機能付
    き波動スイッチ。
JP04255280A 1992-09-25 1992-09-25 接点切換表示機能付き波動スイッチ Expired - Lifetime JP3106017B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6335674B1 (en) * 2000-02-23 2002-01-01 Chao-Tai Huang Circuit breaker with a push button
CN102881499A (zh) * 2012-09-19 2013-01-16 耐思电气(嘉兴)有限公司 按钮开关的自动复位操作机构
US8716962B2 (en) 2011-11-10 2014-05-06 Snap-On Incorporated Variable speed trigger mechanism

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