JPH0611138Y2 - 成形型 - Google Patents
成形型Info
- Publication number
- JPH0611138Y2 JPH0611138Y2 JP3653189U JP3653189U JPH0611138Y2 JP H0611138 Y2 JPH0611138 Y2 JP H0611138Y2 JP 3653189 U JP3653189 U JP 3653189U JP 3653189 U JP3653189 U JP 3653189U JP H0611138 Y2 JPH0611138 Y2 JP H0611138Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- groove
- molding
- mold
- grooves
- molding die
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、パッキンなどの成形技術に係る成形型の改良
に関するものである。
に関するものである。
本願考案者は、製品に分割面の薄バリが付着することを
防止し、かつ製品表面にフローマークが発生するのを防
止する目的をもって、先に、互いに接合されて成形用キ
ャビティを形成する成形型の分割面に、螺旋状に延びる
逃がし溝または同心に形成された円形の逃がし溝を備え
ている成形型を考案したが(実開昭61−43012
号)、本考案はこの成形型に更なる改良を施こしたもの
である。
防止し、かつ製品表面にフローマークが発生するのを防
止する目的をもって、先に、互いに接合されて成形用キ
ャビティを形成する成形型の分割面に、螺旋状に延びる
逃がし溝または同心に形成された円形の逃がし溝を備え
ている成形型を考案したが(実開昭61−43012
号)、本考案はこの成形型に更なる改良を施こしたもの
である。
すなわち、上記先行技術によると、成形後の離型時に、
逃がし溝によって成形されたバリが溝ごとにバラバラと
なってこのバリが製品と複雑に絡み合うために、この状
態から製品を選別する作業をしなければならない問題が
ある。また離型時、前記バリの一部が成形型の周辺に飛
散することもあり、このバリをいちいち集めて片付けな
ければならない問題がある。
逃がし溝によって成形されたバリが溝ごとにバラバラと
なってこのバリが製品と複雑に絡み合うために、この状
態から製品を選別する作業をしなければならない問題が
ある。また離型時、前記バリの一部が成形型の周辺に飛
散することもあり、このバリをいちいち集めて片付けな
ければならない問題がある。
本考案は以上の点に鑑み、上記先行技術にみられる問題
を解消することを目的とするもので、この目的を達成す
るため、上記先行技術に対し、更に分割面に逃がし溝を
互いに接続する接続溝を設けることとした。
を解消することを目的とするもので、この目的を達成す
るため、上記先行技術に対し、更に分割面に逃がし溝を
互いに接続する接続溝を設けることとした。
すなわち、今回の提案は逃がし溝によって成形される複
数のバリを接続溝によって成形されるバリによって繋
ぎ、これらのバリを一体物として扱えるようにしたもの
である。一体のバリは自ずとその重量も増え、飛散しに
くいものとなる。
数のバリを接続溝によって成形されるバリによって繋
ぎ、これらのバリを一体物として扱えるようにしたもの
である。一体のバリは自ずとその重量も増え、飛散しに
くいものとなる。
つぎに本考案の実施例を図面にしたがって説明する。
第1図および第2図に示すように、成形型1の分割面に
キャビティの一部を構成する環状の成形用凹溝2が形成
され、この成形用凹溝2の内外周のそれぞれに、1本の
咬み切り溝3,4と複数条(図では3条)の逃がし溝
5,6が形成されている。この咬み切り溝3,4と逃が
し溝5,6はそれぞれ環状になり、かつ成形用凹溝2に
対して同心に配置されており、さらにこの成形用凹部2
の内外周のそれぞれにおいて、複数条の逃がし溝5,6
を接続する接続溝7,8が形成されている(第3図)。
キャビティの一部を構成する環状の成形用凹溝2が形成
され、この成形用凹溝2の内外周のそれぞれに、1本の
咬み切り溝3,4と複数条(図では3条)の逃がし溝
5,6が形成されている。この咬み切り溝3,4と逃が
し溝5,6はそれぞれ環状になり、かつ成形用凹溝2に
対して同心に配置されており、さらにこの成形用凹部2
の内外周のそれぞれにおいて、複数条の逃がし溝5,6
を接続する接続溝7,8が形成されている(第3図)。
上記成形型をつかってゴム製のパッキンを成形した場
合、各逃がし溝5,6によって成形されたバリは製品の
内外周のそれぞれにおいて接続溝7,8によって成形さ
れたバリによって一体に繋がれたものとなり、よって製
品との絡みをなくすとともに型外への飛散を防止するこ
とができる。図面は複数の分割型にあって下型を描いて
いるが、接続溝7,8はこの下型以外に形成しても良
く、また複数の型に同時に形成しても良い。接続溝7,
8は、成形用凹部2の内外周のそれぞれにおいて1本以
上あれば何本でもよく、またその断面形状も限定されな
い。逃がし溝5,6が螺旋状である場合接続溝7,8は
これを反対向きの螺旋とすることが考えられる。
合、各逃がし溝5,6によって成形されたバリは製品の
内外周のそれぞれにおいて接続溝7,8によって成形さ
れたバリによって一体に繋がれたものとなり、よって製
品との絡みをなくすとともに型外への飛散を防止するこ
とができる。図面は複数の分割型にあって下型を描いて
いるが、接続溝7,8はこの下型以外に形成しても良
く、また複数の型に同時に形成しても良い。接続溝7,
8は、成形用凹部2の内外周のそれぞれにおいて1本以
上あれば何本でもよく、またその断面形状も限定されな
い。逃がし溝5,6が螺旋状である場合接続溝7,8は
これを反対向きの螺旋とすることが考えられる。
本考案の成形型は以上説明したように逃がし溝を接続す
る接続溝を設けてバリを一体物として扱えるようにした
もので、製品との選別を容易にするとともにバリの飛散
を防止することができ、これに伴って作業行程を簡素化
することができる。
る接続溝を設けてバリを一体物として扱えるようにした
もので、製品との選別を容易にするとともにバリの飛散
を防止することができ、これに伴って作業行程を簡素化
することができる。
第1図は本考案の実施例に係る成形型の一部平面図、第
2図は第1図におけるA−A線断面図、第3図はB−B
線断面図である。 1……成形型、2……成形用凹溝、3,4……咬み切り
溝 5,6……逃がし溝、7,8……接続溝
2図は第1図におけるA−A線断面図、第3図はB−B
線断面図である。 1……成形型、2……成形用凹溝、3,4……咬み切り
溝 5,6……逃がし溝、7,8……接続溝
Claims (1)
- 【請求項1】互いに接合されて成形用キャビティを形成
する成形型の分割面に、螺旋状に延びる逃がし溝または
同心に形成された円形の逃がし溝を備えている成形型に
おいて、前記分割面に、前記逃がし溝を互いに接続する
接続溝を設けたことを特徴とする成形型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3653189U JPH0611138Y2 (ja) | 1989-03-31 | 1989-03-31 | 成形型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3653189U JPH0611138Y2 (ja) | 1989-03-31 | 1989-03-31 | 成形型 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02127410U JPH02127410U (ja) | 1990-10-19 |
JPH0611138Y2 true JPH0611138Y2 (ja) | 1994-03-23 |
Family
ID=31542841
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3653189U Expired - Lifetime JPH0611138Y2 (ja) | 1989-03-31 | 1989-03-31 | 成形型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0611138Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5311030B2 (ja) * | 2009-02-24 | 2013-10-09 | Nok株式会社 | 成形用金型 |
-
1989
- 1989-03-31 JP JP3653189U patent/JPH0611138Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02127410U (ja) | 1990-10-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |