JPH0611123Y2 - 自動鉋盤等における昇降装置 - Google Patents

自動鉋盤等における昇降装置

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JPH0611123Y2
JPH0611123Y2 JP4977988U JP4977988U JPH0611123Y2 JP H0611123 Y2 JPH0611123 Y2 JP H0611123Y2 JP 4977988 U JP4977988 U JP 4977988U JP 4977988 U JP4977988 U JP 4977988U JP H0611123 Y2 JPH0611123 Y2 JP H0611123Y2
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JP
Japan
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elevating
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勝康 伊藤
健一 河合
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Makita Corp
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Makita Corp
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば自動鉋盤等において、被加工材を載置
するテーブル或いは駆動手段により回転される加工工具
を有する本体を昇降動する装置に関する。
(従来の技術) 従来、ベースと、被加工材を載置するテーブルと、該テ
ーブルの上方に配置され駆動手段により回転される鉋胴
を有する鉋盤本体とを備えた自動鉋盤等においては、ベ
ースから2本の支柱を立設して鉋盤本体を支持するとと
もに、この2本の支柱により該テーブルを昇降動可能に
支持し、さらに、このテーブルを昇降するためのねじ軸
を前記ベースから立設してテーブルに螺合し、該テーブ
ルを2本の支柱及びねじ軸の3点で支持して昇降動する
構成のもの(例えば、特公昭57−30642号公報参
照)、また前記鉋盤本体を左右のスライド案内部材と左
右のガイド部材との係嵌により支持するとともに、ねじ
棒等の昇降手段を設けて該鉋盤本体を4点で支持して昇
降動する構成のもの(例えば、特公昭62−25481
号公報参照)が案出されている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記した従来の構成のものは、いずれも
昇降部材としてのテーブルや鉋盤本体の支持部が多くそ
の構成部品の点数が増大し、必然的にその構成が複雑と
なりかつ組付けに相当の精度や手間が要求されるもので
あり、コスト高は避けられないものであった。
そこで、本考案は上記した従来の欠点に鑑み、昇降部材
としてのテーブル或いは鉋盤本体の支持構造をきわめて
簡素化して安価でかつ高精度になし得、しかも、昇降部
材の昇降動を円滑になし得る自動鉋盤等における昇降装
置を提供することを目的としたものである。
(課題を解決するための手段) 上記した目的を達成するために、本考案はベースの上方
に位置されて被加工材を載置するテーブルと、該テーブ
ルの上方に配置され駆動手段により回転される加工工具
を有する本体とを備え、前記テーブル或いは本体の少な
くとも一方を昇降部材として昇降する自動鉋盤等におい
て、前記ベースの両側に2軸平行の昇降ねじ軸を立設
し、この昇降ねじ軸に対して前記昇降部材を螺合すると
ともに、この螺合部位には昇降動に必要な螺合部を残し
てベアリングを介装せしめ、該ベアリングは内輪が前記
昇降ねじ軸のねじ部外周に対して微小な公差で昇降動可
能に嵌合されていることを要旨としたものである。
(作用) 昇降ねじ軸を回転すると、これに螺合された昇降部材が
その回転に対応して昇降動されるものであり、その昇降
動に際して昇降部材の螺合部位に介装されたベアリング
の内輪によってその昇降動、すなわち昇降ねじ軸に対し
その軸方向の動きを案内するとともに、該ベアリング自
体の自由回転によって回転方向の動きを案内するため、
該螺合部位の「ガタ付き」をなくして円滑に昇降される
ものである。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面にしたがって詳述する。
図において、1は自動鉋盤の全体を示し、この自動鉋盤
1は大別すると、同自動鉋盤1を定置するための脚部を
備えたほぼ平板状のベース2と、該ベース1の上方に配
置される鉋盤の駆動部本体3と、該ベース2と駆動部本
体3との間に配置される被加工材を載置するテーブル4
とから構成されている。
前記ベース2の両側には2本の昇降ねじ軸5,5が該ベ
ース2に対してメタル軸受5aを介して回転可能に平行
に立設されており、この2本の昇降ねじ軸5,5のほぼ
上部には前記駆動部本体3がそのメインフレーム3aの
両側部中央を該昇降ねじ軸5,5の回転をメタル軸受5
bを介して許容するように支持して装設されている。そ
して、2本の昇降ねじ軸5,5は前記駆動部本体3のメ
タル軸受5b部位から前記ベース2のメタル軸受5a部
位まで断面台形のねじ部6,6が形成され、その下端は
ベース2内に突出されてそれぞれスプロケットホイル
7,7が嵌着されていて、一方側(第1図において左
側)の昇降ねじ軸5の上端は駆動部本体3から突出して
回動用の操作ハンドル8が取付けられている。なお、前
記両スプロケットホイル7,7間にはベース2内におい
て無端状のチェーン9が掛装されている。
前記駆動部本体3はそのメインフレーム3aにおいて鉋
刃を備えた鉋胴10と、該鉋胴10の前後に平行に位置
された送りローラ11,11とが装備され、この鉋胴1
0はモータハウジング3b内に装設された駆動モータ1
2によってベルト(図示しない)を介して回転駆動さ
れ、また送りローラ11,11は前記駆動モータ12に
よってチェーン(図示しない)を介して回転駆動される
ように構成されている。
前記テーブル4は第1図及び第2図に示すように所定の
厚さの平盤状に形成されており、その両側部のほぼ中央
部には相対向して軸受膨部13,13が水平状に一体的
に突出され、該軸受膨部13,13には前記昇降ねじ軸
5,5のねじ部6,6に螺合される断面台形のねじを刻
条したねじ孔部14,14が形成され、その上下端部に
はボールベアリング等からなる案内ベアリング15〜1
5が装着されている。しかして、テーブル4は昇降ねじ
軸5,5に対し、その軸受膨部13,13のねじ孔部1
4,14を該昇降ねじ軸5,5のねじ部6,6に螺合し
て水平状態での昇降動可能に装設され、そして、案内ベ
アリング15〜15はその内輪15a〜15aが昇降ね
じ軸5,5のねじ部6,6の外周に対して微小な公差で
嵌合された状態で対向位置されるものである。なお、案
内ベアリング15〜15は軸受膨部13,13の上下端
面においてその外輪15b〜15bが取付けビス16,
16により固止されている。
前記テーブル4の前後端部(第2図において左右)には
補助テーブル7,17が回動可能に装設されていて、水
平状に位置させたときにはその上面が該テーブル4と同
一面に固止されかつ上方への回動状態ではテーブル4の
前後端部上方に折り畳まれるように構成されている。
自動鉋盤1の両側面には前記昇降ねじ軸5,5及び軸受
膨部13,13を側方から全体的に覆う補助プレート1
8,18がその下端を前記ベース2に取付けかつ上端を
駆動部本体3のメインフレーム3a上端部に取付けて装
設されている。
なお、図中19は駆動部本体3に装設されたスイッチカ
バーを示す。
本実施例の昇降装置は上述のように構成されたものであ
り、テーブル4を昇降動する場合は操作ハンドル8を所
定の方向に回転すると、一方の昇降ねじ軸5が回転さ
れ、さらに同昇降ねじ軸5とスプロケットホイル7,7
及びチェーン9で連動された他方の昇降ねじ軸5が同時
に回転されるので、この回転される両昇降ねじ軸5,5
のねじ部6,6に対して軸受膨部13,13のねじ孔部
14,14を介して螺合されたテーブル4が該両昇降ね
じ軸の5,5のねじ部6,6に沿って水平状態のまま昇
降動されるものである。
そして、この昇降動に際して、テーブル4における軸受
膨部13,13の上下端部に装設された案内ベアリング
15〜15はその内輪15a〜15aが前記両昇降ねじ
軸5,5のねじ部6,6の外周に対して微小な公差で嵌
合された状態で対向位置されるものであるから、この案
内ベアリング15〜15の内輪15a〜15aによって
その昇降動が案内される、すなわちベアリングの内輪に
よって昇降ねじ軸に対しその軸方向の動きが案内される
とともに、該ベアリング自体の自由回転によって回転方
向の動きが案内される。したがって、テーブル4は昇降
ねじ軸5,5に対してその螺合部位が「ガタ付く」こと
なく円滑に昇降動されるものである。
なお、本実施例はテーブル4を昇降動する場合について
説明したが、該テーブル4を定置式にし、このテーブル
4に対して駆動部本体3側を昇降動する型式の構成とす
ることもでき、また昇降ねじ軸5,5の回転手段として
手動による操作ハンドル8を採用したが、これに変えて
モータ等の自動操作手段とすることもでき、さらには両
昇降ねじ軸5,5の回転伝達手段もチェーンに変えて他
の手段を用いることができるものである。
そして、上記した実施例は自動鉋盤について説明した
が、これに限定するものではなく、少なくとも昇降部材
を備えた他の機械であれば容易に実施できるものであ
る。
(効果) 以上のように、本考案はベースの両側に2軸平行の昇降
ねじ軸を立設し、この昇降ねじ軸に対して昇降部材を螺
合するとともに、この螺合部位には昇降動に必要な螺合
部を残してベアリングを介装し、該ベアリングは内輪が
前記昇降ねじ軸のねじ部外周に対して微小な公差で昇降
動可能に嵌合したものであり、該ベアリングの内輪によ
って昇降ねじ軸に対しその軸方向の動きを案内するとと
もに、該ベアリング自体の自由回転によって回転方向の
動きを案内するものであるから、昇降部材としての例え
ば、テーブル或いは鉋盤本体の支持構造をきわめて簡素
になし得るとともに安価に製作でき、その支持構造の簡
素化にもかかわらず、高精度な組付けを得るとともに、
昇降部材の前記螺合部位の「ガタ付き」をなくして円滑
なる昇降動を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示し、第1図は自動鉋盤全体を
示す一部破断の正面図、第2図は同じく側面図、第3図
は要部の拡大正断面図、第4図は第1図のIV−IV線拡大
断面図である。 1……自動鉋盤、2……ベース 3……駆動部本体、4……テーブル 5……昇降ねじ軸、13……軸受膨部 14……ねじ孔部、15……案内ベアリング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベースの上方に位置されて被加工材を載置
    するテーブルと、該テーブルの上方に配置され駆動手段
    により回転される加工工具を有する本体とを備え、前記
    テーブル或いは本体の少なくとも一方を昇降部材として
    昇降する自動鉋盤等において、前記ベースの両側に2軸
    平行の昇降ねじ軸を立設し、この昇降ねじ軸に対して前
    記昇降部材を螺合するとともに、この螺合部位には昇降
    動に必要な螺合部を残してベアリングを介装せしめ、該
    ベアリングは内輪が前記昇降ねじ軸のねじ部外周に対し
    て微小な公差で昇降動可能に嵌合されていることを特徴
    とする自動鉋盤等における昇降装置。
JP4977988U 1988-04-13 1988-04-13 自動鉋盤等における昇降装置 Expired - Lifetime JPH0611123Y2 (ja)

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JPH01153201U JPH01153201U (ja) 1989-10-23
JPH0611123Y2 true JPH0611123Y2 (ja) 1994-03-23

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