JP2634135B2 - 自動車等の垂直搬送用リフタ - Google Patents

自動車等の垂直搬送用リフタ

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JP2634135B2
JP2634135B2 JP5273950A JP27395093A JP2634135B2 JP 2634135 B2 JP2634135 B2 JP 2634135B2 JP 5273950 A JP5273950 A JP 5273950A JP 27395093 A JP27395093 A JP 27395093A JP 2634135 B2 JP2634135 B2 JP 2634135B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車等の重量
物を安定に垂直搬送するために使用する自動車等の垂直
搬送用リフタに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の重量物を垂直搬送するリフタ
には、ボールねじ式や、油圧式などが知られている。
【0003】ボールねじ式は、ベース上に立設する2本
または4本のボールねじ軸を同時に同方向に回転駆動す
ることにより、ボールねじ軸に螺合するテーブルを上下
に昇降させる。また、油圧式は、油圧シリンダを介して
パンタグラフ形の駆動機構を伸縮させ、駆動機構の上部
に固定するテーブルを昇降させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術による
ときは、ボールねじ式は、ボールねじ軸自体の剛性を十
分大きくすることが難しいために、適当な補強部材を併
用することが不可欠であり、製造コストが高くなりがち
である上、ボールねじ軸を保護するために厄介な防塵構
造が必要になるという問題があった。また、油圧式は、
高価な油圧源を必要とする上、パンタグラフ形の駆動機
構を介してテーブルを支持するために、テーブルに大き
な偏荷重が負荷されると、テーブルが傾くおそれがあ
り、偏荷重に対して十分な強度を実現することが容易で
ないという問題がある。
【0005】そこで、この発明の目的は、かかる従来技
術の問題に鑑み、ラックピニオン機構を利用することに
よって、全体構造を簡単にするとともに、偏荷重に対
し、十分な強度を容易に実現することができる自動車等
の垂直搬送用リフタを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの発明の構成は、長方形のベースと、ラック面を
内側にしてベースの4隅部に立設するラックと、ラック
を介してベース上に昇降自在に配設するテーブルと、テ
ーブルの下面に組み込む駆動機構とからなり、駆動機構
は、ラックに噛合する小歯車を両端に有する互いに平行
な一対の軸と、軸の間に配設する減速モータと、各軸の
中間部の歯車と減速モータの軸端の減速モータ小歯車と
の間に配設する2系統の中間歯車と、各ラックの背面に
沿って転動するローラとを備え、ローラは、各軸と同一
高さに配設し、中間歯車は、一方の系統に1枚を使用
し、他方の系統に2枚を使用することをその要旨とす
る。
【0007】なお、減速モータ小歯車、各中間歯車、各
軸は、同一高さ位置に配設することができる。
【0008】
【作用】かかる発明の構成によるときは、2系統の中間
歯車は、一方の系統に1枚を使用し、他方の系統に2枚
を使用することにより、減速モータを介して各軸を互い
に逆方向に駆動し、テーブルを上下に平行移動させるこ
とができる。各ラックは、ラック面を内側にして立設さ
れている一方、各軸は、ラックに噛合する小歯車を両端
に有し、各ラックの内側において互いに逆方向に回転す
ることにより、テーブルを上下同方向に駆動することが
できるからである。また、ローラは、各軸と同一高さに
配設され、ラックの背面に沿って転動することにより、
小歯車が噛合することによるラックの反りを防止するこ
とができる。
【0009】減速モータ小歯車、各中間歯車、各軸を同
一高さに配設すれば、これらの部材の下部にオイルパン
を設けることにより、全体を容易にオイル潤滑すること
が可能である。
【0010】
【実施例】以下、図面を以って実施例を説明する。
【0011】図1、図2において、1は長方形のテーブ
ル、2はテーブル1と同形のベース、3は軸、4は小歯
車であり、軸3の両端に取り付いている。歯車6は、軸
3の中間部に固定されて一体になっている。5はラック
であり、ラック面を内側にしてベース2の4隅部に立設
されている。7は軸受、8は中間歯車、9はブレーキ付
きの減速モータ、10は減速モータ小歯車であり、減速
モータ9の軸端に付設されている。11は歯車軸、12
は回り止め、13はピンであり、中間歯車8に打ち込ん
である。14はローラであり、各ラック5の背面に沿っ
て転動する。
【0012】減速モータ9、中間歯車8、軸3、ローラ
14は、テーブル1の下面に組み込まれており、ラック
5とともに、全体として、テーブル1を上下に駆動する
駆動機構を形成している。テーブル1は、ラック5を介
してベース2上に昇降自在に配設されており、軸3は、
両端の軸受7、歯車6の両側の軸受を介し、互いに平行
に配設されている。また、減速モータ9は、軸3の間に
配設されている。
【0013】中間歯車8は、各軸3の中間部の歯車6と
減速モータ9の軸端の減速モータ小歯車10との間に2
系統が配設されている。ただし、中間歯車8は、一方の
系統に1枚が使用され、他方の系統に2枚が使用されて
いる。また、減速モータ小歯車10、各中間歯車8、各
軸3、各ローラ14は、同一高さ位置に配設されてい
る。なお、ピン13は、減速モータ小歯車10に隣接す
る一方の中間歯車8に立設されており、回り止め12
は、その中間歯車8の歯車軸11に対し、相対回転自在
に装着されている。
【0014】減速モータ9が回転すると、減速モータ小
歯車10、中間歯車8、歯車6を介して軸3が回転し、
小歯車4がラック5のラック面に沿って転動する。そこ
で、軸3を支えるテーブル1は、上下に平行移動するこ
とができる。なお、一方の軸3は、歯車6と減速モータ
小歯車10との間に1枚の中間歯車8が介在するので、
回転方向が減速モータ小歯車10と同一となり、他方の
軸3は、歯車6と減速モータ小歯車10との間に2枚の
中間歯車8が介在するので、回転方向が減速モータ小歯
車10と逆方向となる。すなわち、各軸3は、両端の小
歯車4がラック5の内側のラック面に噛合することによ
り、テーブル1の駆動方向を一致させることができる。
【0015】なお、ローラ14は、軸3と同一高さ位置
においてラック5を外側から押圧することにより、ラッ
ク5の反りを防止する。また、テーブル1は、軸3の両
端の小歯車4、ラック5を介し、4隅部において支持さ
れているから、偏荷重に対し、十分な強度を容易に実現
することができる。さらに、小歯車4の歯数を小さくす
れば、軸3の回転数を高くし、減速モータ9を小形化す
ることができ、テーブル1の最低高さを十分に低くする
ことができる。なお、減速モータ9は、横形であるか
ら、反軸側にあるブレーキ部分を最も保守点検し易い位
置に配置できる上(図1)、全体の交換も極めて容易で
ある。
【0016】図3は、回り止め12、ピン13の作動を
示している。
【0017】ピン13は、中間歯車8とともに回転し、
回り止め12に当接すると、回り止め12を回転させる
(図3bの矢印方向)。回り止め12が回転して減速モ
ータ小歯車10の軸部に当ると(同図c、d)、中間歯
車8は、それ以上回転することができない。一方、中間
歯車8が逆方向に回転すると、同様に、ピン13が先き
に空転し、その後、回り止め12を反対方向に回転さ
せ、回り止め12が減速モータ小歯車10の軸部に当る
と、中間歯車8を停止させる。すなわち、ピン13、回
り止め12は、中間歯車8の正逆の回転範囲を制限し、
中間歯車8の回転範囲を適正に設定することにより、テ
ーブル1の昇降ストロークを調整することができる。な
お、ピン13、回り止め12は、中間歯車8が回転範囲
を超えたとき、減速モータ9を保護するサーマルリレー
を動作させ、減速モータ9の電源を遮断することによ
り、図示しないリミットスイッチや電気制御系の故障の
際に部材の破損を未然に防ぐことができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ラック面を内側にしてベースの4隅部に立設するラ
ックと、ラックに噛合する小歯車を両端に有する一対の
軸と、中間歯車を介して各軸を駆動する減速モータとを
組み合わせることによって、テーブルは、4隅のラック
を介して支持されているから、偏荷重に対して十分な強
度を容易に実現し、テーブルの傾きを最少に抑えること
ができる上、ボールねじ軸を使用せず、油圧源を必要と
しないから、全体構造が簡単であり、製造コストを低く
することができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体構成平面説明図
【図2】 全体構成正面説明図
【図3】 要部動作説明図
【符号の説明】
1…テーブル 2…ベース 3…軸 4…小歯車 5…ラック 6…歯車 8…中間歯車 9…減速モータ 10…減速モータ小歯車 14…ローラ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長方形のベースと、ラック面を内側にし
    て前記ベースの4隅部に立設するラックと、該ラックを
    介して前記ベース上に昇降自在に配設するテーブルと、
    該テーブルの下面に組み込む駆動機構とからなり、該駆
    動機構は、前記ラックに噛合する小歯車を両端に有する
    互いに平行な一対の軸と、該軸の間に配設する減速モー
    タと、前記各軸の中間部の歯車と前記減速モータの軸端
    の減速モータ小歯車との間に配設する2系統の中間歯車
    と、前記各ラックの背面に沿って転動するローラとを備
    え、該ローラは、前記各軸と同一高さに配設し、前記中
    間歯車は、一方の系統に1枚を使用し、他方の系統に2
    枚を使用することを特徴とする自動車等の垂直搬送用リ
    フタ。
  2. 【請求項2】 前記減速モータ小歯車、各中間歯車、各
    軸は、同一高さ位置に配設することを特徴とする請求項
    1記載の自動車等の垂直搬送用リフタ。
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