JPH0611122B2 - 多値識別回路 - Google Patents

多値識別回路

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JPH0611122B2
JPH0611122B2 JP60146155A JP14615585A JPH0611122B2 JP H0611122 B2 JPH0611122 B2 JP H0611122B2 JP 60146155 A JP60146155 A JP 60146155A JP 14615585 A JP14615585 A JP 14615585A JP H0611122 B2 JPH0611122 B2 JP H0611122B2
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JP
Japan
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signal
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circuit
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JP60146155A
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JPS627227A (ja
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洋一 斉藤
康久 中村
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、多値振幅変調を行うディジタル通信方式にお
いて用いられる多値識別回路に関するものである。
〔従来の技術〕
多値変調方式において多値振幅信号を正しく識別,再生
する為には、識別回路への入力レベルは常に正しく所定
の範囲に保たれる必要がある。その為従来より、識別器
の出力信号をその前段に設けた直流増幅器に帰還するこ
とにより入力信号の振幅及び直流電圧を自動的に最適に
保つ構成が提案され、例えば特願昭58-18149号に記載さ
れている。この従来の識別回路の構成を第2図に示す。
11は多値(2N値)信号入力端子、12は直流増幅
器、13はA/D変換器、21,22は低域通過フィル
タ、23はドリフト補償信号、24は利得制御信号、1
41は排他的論理和回路である。ドリフト補償信号23
はA/D変換器13の出力の上位第(N+1)ビット目を
用いる。例えば8値(N=3)信号入力時における入力
信号とA/D変換器出力の関係を第3図に示す。ここでは
入力多値信号の信号間電圧を2d、A/D変換器出力を上
位ビットから順にB1,B2…と表わした。B4が入力電圧と
識別電圧との誤差を示しており、入力電圧の方が小さい
時は“0”となる。第3図から明らかなように極性を示
す誤差信号B4を直流増幅器12に帰還することにより、
直流ドリフト補償を実施することが可能である。すなわ
ち、入力信号に正のドリフトがあるとB4は“1”を出力
するためB4を前段の増幅器12に負帰還することによ
り、増幅器出力は負側に制御されドリフトが解消され
る。負のドリフトがある場合も同様である。極性を示す
誤差信号B4を帰還信号とした場合の、入力信号の直流ド
リフト量と制御電圧値との関係の計算結果を第4図に示
す。横軸は第3図にも示したように入力電圧と識別電圧
の差異であり、縦軸は増幅器12に帰還されるドリフト
補償信号23の電圧である。第4図より明らかなように
ループの安定点はドリフト量Ud=2nd(n=0,±1,
±2…)の点であり複数個存在する。このうち正常な引
込み点は原点(n=0)のみであり、その他はいわゆる
疑似引込みである。この場合正常な直流レベルからずれ
た状態でもループが安定してしまう為、符号誤りを発生
し続けてしまう。その為、このような疑似引込みに対す
る対策を施した回路構成が既に特願昭59-37106、特願昭
59-215879で提案されている。
前者は疑似引込みに陥った後に、制御信号を誤差信号か
ら識別信号(例えば第1ビット)に切替える形式であ
り、後者はA/D変換器の下位ビット出力を再びD/A変換し
た信号を制御信号とすることにより疑似引込みに陥りに
くくする構成である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前者は疑似引込み後に制御信号を切替えることから回線
の瞬断を発生し、後者は回路が複雑になるという欠点が
あった。
本発明の目的は、疑似引込みに陥りにくく、かつ一旦陥
っても早急な復帰が可能であり、しかも更に回路構成の
簡易な多値識別回路を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、2Nの多値入力に対して、A/D変換器出力の第
(N+1)ビット目で表わされる符号間干渉の極性を示
す誤差信号を、A/D変換器出力の第(N+1)ビット目
と第(N+2)ビット目の排他的論理和をとることによ
り生成できる符号間干渉の量を示す誤差信号をクロック
入力とするフリップフロップを介してドリフト補償信号
とし、増幅器に帰還することを最も主要な特徴とする。
〔作用〕
このように誤差信号を、入力信号のドリフト量の大小に
応じて選択することにより、疑似引込みに陥いりにくく
なるという特徴がある。
〔実施例〕
第1図は、入力信号が2N値信号の場合における本発明
の一実施例を説明する図であって、14は排他的論理和
回路、13はフリップフロップ回路、311はその出力
であり、第2図と同一の回路は同一の番号で表わした。
第3図からもわかるように、第3図の入力信号レベル欄
の・で表わされる識別電圧を基準としてドリフト量が±
d/2以内の範囲では第(N+1)ビット(第3図では
B4)と第(N+2)ビット(第3図ではB5)の符号は常
に異なることからその排他的論理和出力は“1”とな
り、±d/2を越えると“0”となる。これを利用して、
フリップフロップ31において、第(N+1)ビットを
入力データ、第(N+1)ビットと第(N+2)ビット
の排他的論理和出力を入力クロックとすることにより、
フリップフロップの出力311は、ドリフト量が±d/2
以下の場合は、第(N+1)ビットの符号が出力されて
ドリフトを補償するように動作するが、ドリフト量が±
d/2を越えても補償動作を続けると隣の識別値に疑似引
込みを起こすおそれがでてくるため、ドリフト量が±d/
2を越えると、直前の値をホールドし、補償動作をとめ
る。このような回路構成とすることにより、ドリフト量
が実際には±d/2を越えていてもフリップフロップ出力
はホールドされる為に、常に第(N+1)ビットを制御
信号とする構成に比べて類似引込みに陥りにくくなる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、符号間干渉量を示す誤差信号を入
力信号のドリフト量の大きさに応じて選択してドリフト
補償信号とすることにより、識別器が類似引込みに陥り
にくくすることができる。
本識別器によれば、信号の多値化に併い入力信号の直流
ドリフトに起因する固定劣化が著しく大きくなる64QA
Mや256QAM変復調方式において、変復調装置の固定劣
化を大幅に低減し良好な伝送品質を実現できる利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は2N値信号入力時の本発明の一実施例を示す
図、第2図は従来の帰還型多値識別回路の構成を示す
図、第3図は8値信号入力をA/D変換器により識別した
時の入出力の関係を示す図、第4図は誤差信号を帰還し
た場合の入力信号のドリフト量と制御電圧の関係を示す
図である。 11…多値信号入力端子、12…直流増幅器、13…A/
D変換器、14…排他的論理和回路、21,22…低域
通過フィルタ、23…ドリフト補償信号、24…利得制
御信号、31…D型フリップフロップ、311…フリッ
プフロップ出力信号。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2Nの多値振幅信号を識別する多値識別回
    路において、入力多値信号を増幅するオフセット調節機
    能付直流増幅器と、該増幅出力を識別して少なくとも
    (N+2)ビットで出力するA/D変換器と、該A/D変換器
    の第(N+1)ビット目と第(N+2)ビット目の排他
    的論理和をとる回路と、該論理和出力をクロック入力と
    して前記第(N+1)ビット目をラッチするフリップフロッ
    プと、該フリップフロップ出力を低域通過フィルタを介
    して前記増幅器のオフセット調節部に帰還することによ
    り入力信号のドリフトを低減することを特徴とする多値
    識別回路。
JP60146155A 1985-07-03 1985-07-03 多値識別回路 Expired - Lifetime JPH0611122B2 (ja)

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JP60146155A JPH0611122B2 (ja) 1985-07-03 1985-07-03 多値識別回路

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JPS627227A JPS627227A (ja) 1987-01-14
JPH0611122B2 true JPH0611122B2 (ja) 1994-02-09

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JPH01301516A (ja) * 1987-12-25 1989-12-05 Titan Kogyo Kk トンネル構造・六チタン酸カリウム繊維,その製造方法及びそれを含む複合材料
JP6443194B2 (ja) 2015-04-13 2018-12-26 富士通株式会社 信号識別回路、これを用いた光受信器、及び信号識別方法

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JPS627227A (ja) 1987-01-14

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