JPH06111176A - 車両感知装置 - Google Patents

車両感知装置

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Publication number
JPH06111176A
JPH06111176A JP26166292A JP26166292A JPH06111176A JP H06111176 A JPH06111176 A JP H06111176A JP 26166292 A JP26166292 A JP 26166292A JP 26166292 A JP26166292 A JP 26166292A JP H06111176 A JPH06111176 A JP H06111176A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
frequency
road
filter
noise
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP26166292A
Other languages
English (en)
Inventor
Riichiro Yamashita
利一郎 山下
Yasuhiko Ikegami
保彦 池上
Masazumi Kataoka
正純 片岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP26166292A priority Critical patent/JPH06111176A/ja
Publication of JPH06111176A publication Critical patent/JPH06111176A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 路側に支柱を設ける必要がなく、ドライバー
や一般通行者の障害物をなくし、都市の美観を保持する
と共に設置コストを低減する。 【構成】 道路に埋設したマイクロホン11aにより通
過車両の騒音を計測し、周波数分析装置22aで周波数
分析し、フィルタ23aによりフィルタリングしてエン
ジンの特徴音を抽出する。同様に所定距離を保って道路
に埋設したマイクロホン11bにより通過車両の騒音を
計測して周波数分析する。次にマイクロホン11a,1
1bからの各騒音信号の周波数パターンを比較し、同じ
場合には周波数分析装置22bで得た結果をフィルタ2
3bにより処理してエンジンの特徴音を抽出する。次に
各フィルタ23a,23bの出力の時間遅れから、車両
がマイクロホン11a,11b間を通過する通過時間Δ
tを求めて車両の速度を演算する。また、通過車両台数
をカウントして車両の平均速度を計算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交通管制の交通量計測
に適用される車両感知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】交通管制用の車両感知装置(トラフィッ
ク・カウンタ)は、現在超音波センサが主に用いられて
いる。
【0003】従来の車両感知装置は、図5及び図6に示
すように道路1の上方に位置するように支柱2を介して
超音波送受波器3を設置し、この超音波送受波器3より
超音波パルスTpを一定時間間隔で発射し、路面から反
射波Rpをキャッチするまでの時間(Δta)と、車両
4のルーフからの反射波の時間(Δtb)を測定する。
【0004】超音波パルスTpは、超音波送受波器3よ
り高速で連続して発射されているので、「Δta>Δt
b」のエコーが連続しているパターンから車両4の通過
または存在を検出する。なお、信号処理装置については
図示を省略している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の方
法は、車両4の通過台数や交通状況を正確に検出できる
反面、道路1の上方に超音波送受波器3を設置するた
め、路側に支柱2を立てる必要がある。
【0006】このため都心等においては、歩行者に対す
る障害となる場合があり、また、都市の美観上からも支
柱2のない方式が望まれている。更に、保守、点検を行
なう場合、高所作業となるので、安全性、作業性の点で
も問題があった。
【0007】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、路側に支柱を設ける必要がなく、ドライバーや一般
通行者の障害とならず、都市美観上も有利であり、か
つ、保守、点検を安全に行ない得る車両感知装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る車両感知装
置は、車両が通過する道路に車両の進行方向に所定の間
隔で埋設した2個のマイクロホンと、この各マイクロホ
ンにより検出された通過車両の騒音信号をそれぞれ周波
数分析する分析手段と、この分析手段により分析された
信号の中からエンジン音の特徴を抽出するフィルタと、
このフィルタの出力信号から通過車両の速度、台数等を
算出する演算手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】
【作用】道路に埋設した一方のマイクロホンにより通過
車両の騒音を計測し、周波数分析手段で周波数分析し、
フィルタによりフィルタリングしてエンジンの特徴音を
抽出する。同様にして他方のマイクロホンにより通過車
両の騒音を計測して周波数分析する。次に上記両マイク
ロホンからの各騒音信号の周波数パターンを比較し、同
じ場合には同一車両からの騒音であると判断して一方の
周波数分析手段で得た結果をフィルタにより処理してエ
ンジンの特徴音を抽出する。次に演算手段により各フィ
ルタの出力の時間遅れから、車両が2つのマイクロホン
間を通過する通過時間を求めて車両の速度を演算すると
共に、通過車両台数をカウントして車両の平均速度を計
算する。
【0010】上記のように構成することにより、通過車
両のエンジンに最も近い路面で、エンジン音を収録する
ことができ、かつエンジンの回転数に同調したフィルタ
で検波するため、車両の通過台数及び通過車両の平均速
度を確実に感知することができる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。
【0012】図1は本発明の一実施例を示す構成図であ
る。同図に示すように道路1のほぼ中央の表層部に超指
向性マイクロホン11aを埋設すると共に、さらに車両
4の進行方向に距離L離れた位置に超指向性マイクロホ
ン11bを埋設する。このマイクロホン11a,11b
が捉えた車両4のエンジン音信号は、ケーブル12a,
12bを介して例えば路側等に配置された信号処理装置
13に送られる。
【0013】上記信号処理装置13は、図2に示すよう
に構成される。即ち、信号処理装置13は、マイクロホ
ン11a,11bの騒音信号を増幅するための増幅器2
1a,21b、車両4のエンジン音を周波数分析する周
波数分析装置22a,22b、エンジン音の特徴を抽出
するフィルタ23a,23b、マイクロホン11a,1
1bで得られた騒音信号から単位時間当りの通過車両の
台数をカウントすると共に車両4の速度を計算し、単位
時間当りの通過車両の平均速度を演算し、さらに周波数
分析装置22a,22b、フィルタ23a,23bを制
御する演算・制御装置24を備え、更に必要に応じて演
算・制御装置24に命令を入力すると共に、道路1を通
過した車両台数と通過速度から割り出した道路の渋滞度
を表示する表示・端末装置25、また必要データを保存
しておくメモリ26が設けられている。上記演算・制御
装置24は、周波数分析装置22a,22bの周波数分
析結果を比較し、マイクロホン11a,11bの騒音信
号が同一車両の騒音であることを識別する機能を持って
いる。上記メモリ26には、例えば計測を行なう時刻が
予め書き込まれている。上記信号処理装置13は、表示
・端末装置25が監視センタに設けられ、その他は路側
に設置される。
【0014】図3は、演算・制御装置24が通過車両の
速度をいかにして演算するかを示した概念図であり、車
両4がマイクロホン11aから11bまでの距離Lを移
動するのにかかった通過時間Δtから車両4の速度を演
算する。なお、通過時間Δtはエンジン音の特徴を抽出
したフィルタ22a,22bの出力の時間遅れから求め
る。すなわち、車両速度v=L/Δtで求められる。
【0015】次に図4のフローチャートに基づいてこの
実施例の車両感知装置の動作を説明する。表示・端末装
置25から計測命令が出されると、演算・制御装置24
は図4のフローチャートに示す処理を実行する。即ち、
演算・制御装置24は、まずメモリ26を参照して現在
の時刻が計測指示の時刻に達したか否かをチェックし
(ステップS1 )、計測時刻であるならステップS2 へ
移り、マイクロホン11aで騒音信号を計測して周波数
分析装置22aにより周波数分析を行ない、ステップS
3 でエンジン音の特徴を抽出するためのフィルタリング
を演算・制御装置24の制御によって実施する。
【0016】次にステップS4 に移り、マイクロホン1
1bの騒音信号を周波数分析装置22bにより周波数分
析し、ステップS5 で演算・制御装置24によりステッ
プS2 とステップS4 のスペクトルパターンを比較す
る。スペクトルパターンが異なっているならマイクロホ
ン11aと11bが違う車両の騒音信号を捉えていると
判断してステップS4 に戻る。スペクトルパターンが同
じであるなら、ステップS6 に移り、周波数分析装置2
2bで得られた結果を演算・制御装置24の指令により
フィルタ23bでフィルタリングし、エンジン音の特徴
を抽出する。
【0017】次に、ステップS7 で速度演算を行なうと
共にステップS8 で通過車両台数をカウントする。その
後、測時間終了か否かを判断し(ステップS9 )、終了
でなければステップS2 に戻って同様の処理を繰り返し
て行なう。そして、計測時間を終了すると、設定された
計測時間内の平均速度を計算し(ステップS10)、ステ
ップS8 で求めた車両通過台数と共に表示・端末装置2
5に表示する(ステップS11)。上記通過する車両の平
均速度、台数等から交通渋滞度を求めることができる。
【0018】上記のようにして計測を行なった後、計測
終了の指示が出されているか否かを判断し(ステップS
12)、計測終了の指示が出されていなければステップS
1 に戻り、メモリ26を参照して次の計測時刻に達する
まで待機する。そして、次の計測時刻に達すると、上記
した計測処理繰り返して実行する。また、上記ステップ
S12で計測終了の指示が出されていれば計測を終了す
る。
【0019】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、メ
モリに記憶した計測時刻において車両騒音を路面に埋設
したマイクロホンで計測し、周波数分析及びフィルタリ
ングにより通過車両台数及び通過車両の平均速度を求め
るようにしたので、従来の超音波式感知装置のように路
側に支柱を設ける必要がなく、ドライバーや一般通行者
の障害物がなくなり、都市の美観を保持できると共に設
置コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る車両感知装置の全体構
成を示す図。
【図2】同実施例における信号処理装置の構成を示すブ
ロック図。
【図3】同実施例において通過車両の速度を求める概念
図。
【図4】同実施例における信号処理装置の動作を示すフ
ローチャート。
【図5】従来の車両感知装置の設置状況を示す図。
【図6】従来の車両感知装置における車両感知の原理を
示す図。
【符号の説明】
1…道路、 4…車両、 11a,11b…マイク
ロホン、 12a,12b…ケーブル、 13…信
号処理装置、 21a,21b…増幅器、22a,2
2b…周波数分析装置、 23a,23b…フィル
タ、 24…演算・制御装置、 25…表示・端末
装置、 26…メモリ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両が通過する道路に車両の進行方向に
    所定の間隔で埋設した2個のマイクロホンと、この各マ
    イクロホンにより検出された通過車両の騒音信号をそれ
    ぞれ周波数分析する分析手段と、この分析手段により分
    析された信号の中からエンジン音の特徴を抽出するフィ
    ルタと、このフィルタの出力信号から通過車両の速度、
    台数等を算出する演算手段とを具備したことを特徴とす
    る車両感知装置。
JP26166292A 1992-09-30 1992-09-30 車両感知装置 Withdrawn JPH06111176A (ja)

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JP26166292A JPH06111176A (ja) 1992-09-30 1992-09-30 車両感知装置

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JP26166292A JPH06111176A (ja) 1992-09-30 1992-09-30 車両感知装置

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JPH06111176A true JPH06111176A (ja) 1994-04-22

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ID=17365020

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JP26166292A Withdrawn JPH06111176A (ja) 1992-09-30 1992-09-30 車両感知装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012095939A1 (ja) * 2011-01-12 2012-07-19 パナソニック株式会社 車両台数特定装置及び車両台数特定方法

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012095939A1 (ja) * 2011-01-12 2012-07-19 パナソニック株式会社 車両台数特定装置及び車両台数特定方法
JP5048887B2 (ja) * 2011-01-12 2012-10-17 パナソニック株式会社 車両台数特定装置及び車両台数特定方法
US9205787B2 (en) 2011-01-12 2015-12-08 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Vehicle counting device and vehicle counting method

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