JP2000105274A - 接近車両検出装置およびその方法 - Google Patents

接近車両検出装置およびその方法

Info

Publication number
JP2000105274A
JP2000105274A JP10277531A JP27753198A JP2000105274A JP 2000105274 A JP2000105274 A JP 2000105274A JP 10277531 A JP10277531 A JP 10277531A JP 27753198 A JP27753198 A JP 27753198A JP 2000105274 A JP2000105274 A JP 2000105274A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
approaching
pressure level
determination
sound pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10277531A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Satomura
昌史 里村
Satoyuki Tsutsumi
智行 堤
Takayuki Tsuji
孝之 辻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP10277531A priority Critical patent/JP2000105274A/ja
Publication of JP2000105274A publication Critical patent/JP2000105274A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Emergency Alarm Devices (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】集音された周囲音の簡単な解析により、接近車
両情報、特に、接近車両の方向を、高い精度で検知判断
する。 【解決手段】少なくとも、自車両の左右の二箇所に取り
付けられ、周囲音を集音する左側集音部2および右側集
音部3と、各集音部2,3にて集音された各周囲音をそ
れぞれ左右側各音圧レベル信号に変換する左側信号処理
部8および右側信号処理部9と、前記左右側各音圧レベ
ル信号の特定周波数帯域における絶対量から他車両存在
の有無を左右独立に判断する車両存在判断部11と、前
記左右側各音圧レベル信号の特定周波数帯域における時
間的変化から前記他車両接近の有無を左右独立に判断す
る車両接近判断部12と、前記絶対量および前記時間的
変化の少なくとも一方の左右比較を行い、前記他車両が
接近する方向を判断する車両接近方向判断部10と、前
記各判断部によって判断された他車両情報を出力する出
力部5,6とを備えることを特徴とする接近車両検出装
置1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、周囲音の解析によ
って、自車両に接近する車両を検出する接近車両検出装
置およびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図6に示すように、建物31等に視界を
遮られ、かつ信号機の無い交差点30では、自動車の運
転者は、自車両32を、交差点30の手前で一旦停止さ
せ、さらに、安全確認のため、道路34の左右両方向を
目視できる位置まで、自車両32を徐行させる。しか
し、この方法では、自車両32のノーズが交差点30内
に侵入して、他車33等の走行を妨げ、時に、接触事故
の原因となって危険である。
【0003】そこで、前記のような交差点での安全性を
確保するために、様々な開発が進められている。その一
例として、車両の左右先端部にカメラやレーザレーダ等
を取り付けて、交差点に進入する車両等を検出する方式
がある。しかし、これらの方式でも、カメラ等を取り付
けた自車両のノーズは、依然として交差点内に侵入させ
る必要があり、相変わらず前述と同様の危険を伴う。そ
こで、自車両のノーズを交差点内に侵入させないで検出
する方式として、自車両の周囲音を利用して検出する方
式が開発された。この方式は、周囲音をマイクによって
集音し、この周囲音を解析して、交差点に進入する他車
を検出するものである。このような方式として、例え
ば、実開平5−92767号公報に開示された接近車両
認識装置がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記接近車
両認識装置では、自車両の左右二箇所に集音部を取り付
け、この各集音部で集音された周囲音を音圧レベル信号
に変換し、この絶対量から、車両の存在を確認してい
た。さらに、前記周囲音から判断される他車両の走行音
等が、前記各集音部へ達する到達時間差、および走行音
等の到達方向から車両接近の有無等を判断していた。つ
まり、前記接近車両認識装置で他車両接近の有無等を判
断するためには、前記到達時間差や到達方向等を正確に
検知し、演算する必要があり、演算等のための処理が複
雑なものであった。そのため、装置の構成が複雑化し、
コストアップ、演算に要する時間が長くなる等の問題点
を有していた。
【0005】そこで、本発明では、集音された周囲音の
簡単な解析により、他車両情報、特に、他車両の接近方
向を、高い精度で検知判断することができる接近車両検
出装置およびその方法を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明に係る接近車両検出装置として、周囲音の解
析によって、自車両の周囲に存在する他車両の情報を検
出する接近車両検出装置において、少なくとも、前記自
車両の左右の二箇所に取り付けられ、前記周囲音を集音
する左側集音部および右側集音部と、前記左側集音部に
て集音された前記周囲音を左側音圧レベル信号に変換す
る左側信号処理部と、前記右側集音部にて集音された前
記周囲音を右側音圧レベル信号に変換する右側信号処理
部と、前記左右側各音圧レベル信号の特定周波数帯域に
おける絶対量を、それぞれ判断レベルと比較し、前記他
車両存在の有無を左右独立に判断する車両存在判断部
と、前記左右側各音圧レベル信号の特定周波数帯域にお
ける時間的変化を、それぞれ判別し、前記他車両が接近
しているか、遠ざかっているかを左右独立に判断する車
両接近判断部と、前記左右側各音圧レベル信号の特定周
波数帯域における前記絶対量、および前記時間的変化の
少なくともどちらか一方の左右比較を行い、この比較結
果から、前記他車両の接近方向を判断する車両接近方向
判断部と、前記各判断部によって判断された他車両情報
を出力する出力部とを備えることを特徴とする接近車両
検出装置とした。
【0007】また、本発明に係る検出方法として、周囲
音の解析によって、自車両の周囲に存在する他車両の情
報を検出する接近車両検出方法において、前記周囲音
を、前記自車両の左右別々の位置で集音する集音工程
と、前記集音された各周囲音を、左右別の音圧レベル信
号に変換する信号処理工程と、前記各音圧レベル信号の
特定周波数帯域における各絶対量を、それぞれ判断レベ
ルと比較し、前記他車両存在の有無を左右独立に判断す
る車両存在判断工程と、前記各音圧レベル信号の特定周
波数帯域における各時間的変化を、それぞれ判別し、前
記他車両が接近するか否かを左右独立に判断する車両接
近判断工程と、前記各絶対量、および前記各時間的変化
の少なくともどちらか一方の左右比較を行い、この比較
結果から前記他車両の接近方向を判断する車両接近方向
判断工程と、前記各判断工程で判断された他車両情報を
出力する出力工程とを含むことを特徴とする接近車両検
出方法とすることもできる。
【0008】以上の接近車両検出装置および接近車両検
出方法によれば、集音された周囲音の簡単な解析によ
り、精度の高い他車両情報、特に、他車両の接近方向
を、検知判断することができる。
【0009】また、前記接近車両検出装置に、前記車両
存在判断部および前記車両接近判断部にてなされた左右
独立の判断結果を比較し、この比較結果から、さらに前
記他車両存在の有無および前記他車両が接近している
か、遠ざかっているかを判断する判断結果比較部を設け
たり、前記接近車両検出方法における前記接近車両判断
工程と前記車両接近方向判断工程との間に、前記車両存
在判断工程および前記車両接近判断工程にてなされた左
右独立の判断結果を比較し、この比較結果から、さらに
前記他車両存在の有無および前記他車両が接近している
か、遠ざかっているかを判断する判断結果比較工程を有
するものとすることもできる。
【0010】かかる判断結果比較部および判断結果比較
工程により、他車両検出における判断精度が向上する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る接近車両検出
装置、およびその方法の実施の形態を、図面を参照して
説明する。図1は接近車両検出装置の構成図、図2は接
近車両検出方法のフローチャート、図3は他車両存在判
断表、図4は左右判断結果を比較してなされた判断表で
ある。
【0012】まず、図1を参照して、接近車両検出装置
1の概略構成について説明する。本実施の形態に係る接
近車両検出装置1は、左側集音部であるLマイク2、右
側集音部であるRマイク3、Lマイク2で集音された周
囲音を処理する左側信号処理部8、Rマイク3で集音さ
れた周囲音を処理する右側信号処理部9、車両存在判断
部11、車両接近判断部12、判断結果比較部7、車両
接近方向判断部10、情報制御部13および出力部であ
るモニタ5,6で構成される。なお、ECU(Elec
tronic control unit)に相当する
制御部4は、前記各信号処理部8,9、車両存在判断部
11、車両接近判断部12、判断結果比較部7、車両接
近方向判断部10および情報制御部13で構成される。
【0013】前記各マイク2,3は、周囲音を集音する
とともに、この周囲音に対応した音響信号を電気信号に
変換する。本実施の形態では、Lマイク2を、車両のフ
ロントバンパの左側、Rマイク3を、車両のフロントバ
ンパの右側に取り付けている。しかし、この各マイク
2,3の取り付け位置は、車両のフロントバンパに限定
されず、各マイク2,3が、自車両の左右の位置に分か
れて取り付けられていれば足りる。
【0014】左側信号処理部8は、前記Lマイク2によ
って電気信号に変換された音響信号を左側音圧レベル信
号に変換し、右側信号処理部9は、前記Rマイク3によ
って電気信号に変換された音響信号を右側音圧レベル信
号に変換する。
【0015】車両存在判断部11は、前記各信号処理部
8,9で変換された各時間における左側もしくは右側
(以下、「左右側各」と表現する)音圧レベル信号の特
定周波数帯域における絶対量を、左右独立に判断レベル
と比較し、他車両が存在するか否かを判断する。ちなみ
に、前記判断レベルとは、自車両の周囲に存在する他車
両が発する走行音と推定される音圧レベルの基準であ
る。また、車両の構造振動によって発生する騒音等で
は、音場の共鳴によりタイヤ接地付近に1kHz程度の
音波が定在し、さらに、この値は、周波数的にはタイヤ
固有のものであり、車速等により変動しない。したがっ
て、前記特定周波数帯域とは、主に、この1kHz前後
の周波数帯域を指す。つまり、この1kHz前後の周波
数帯域を選択することにより、車両以外の事物が発生す
る雑音、およびこの雑音による誤判断を効果的に防止で
きる。
【0016】車両存在判断部11が他車両在りと判断し
た場合、車両接近判断部12が、左右側各音圧レベル信
号の特定周波数帯域における時間的変化を判別し、この
判別から、他車両が接近しているか、遠ざかっているか
(以下、「他車両接近の有無」と表現する)を判断す
る。
【0017】以上、車両存在判断部11および車両接近
判断部12で行われる左右側各音圧レベル信号の絶対
量、および時間的変化に基づいた各判断について、図3
に示す表を基に説明する。音圧レベル信号の絶対量が判
断レベルを超えていない場合、他車両は存在しないと判
断する。他方、時間軸音圧レベル信号の絶対量が判断レ
ベルを超えている場合、他車両が存在すると判断すると
ともに、時間軸音圧レベル信号の時間的変化を判別し、
他車両接近の有無を判断する。つまり、図3の表の如
く、時間軸音圧レベル信号が時間的に増加している場
合、「車両が近づいてくる」と判断し、時間的に減少し
ている場合、「車両が遠のいている」と判断する。さら
に、時間的変化が一定あるいは不明瞭な場合には、「車
両が存在するが近づいているかは不明」と判断する。な
お、この表において示す車両とは、他車両を意味する。
【0018】前記他車両存在の有無の判断、および他車
両接近の判断は、左右側各時間軸音圧レベル信号に基づ
いて左右独立に行われる。本実施の形態に係る接近車両
検出装置1は、判断結果比較部7を設けており、この判
断結果比較部7が、前記左右独立に行った判断結果を比
較し、より精度の高い判断を可能にしている。この比較
を、図4に示す表に基づいて説明する。なお、この表に
示す「Cn.1」は、左右の一方側、つまり本実施の形
態では、左側を示し、「Cn.2」は、左右の他方側、
つまり本実施の形態では、右側を示す。また、この表に
おける車両とは他車両を意味する。さらに、前記「C
n.1」および「Cn.2」の意味は、以後の説明で参
照する図5の「CN.1」および「CN.2」と同義で
ある。
【0019】左右両側の判断結果が同じである場合、つ
まり「車両が存在しかつ近づいてくる」である場合に
は、「車両が存在しかつ近づいてくる」と判断し、「車
両が存在しかつ遠のいている」である場合には、「車両
が存在しかつ遠のいている」と判断する。さらに、左右
両側の判断結果が、「車両存在なし」である場合には、
「車両存在なし」と判断する。
【0020】また、左右両側の判断結果が異なる場合、
つまり、片方の側の判断結果が、「車両が存在しかつ近
づいてくる」であり、もう片方の側の判断結果が、「車
両が存在しかつ遠のいている」であった場合、「車両が
存在するが近づいているかは不明」と判断する。また、
片方の側の判断結果が、「車両が存在しかつ遠のいてい
る」であり、もう片方の側の判断結果が、「車両存在な
し」である場合には、「車両が存在しかつ遠のいてい
る」と判断する。さらに、片方の側の判断結果が、「車
両が存在しかつ近づいてくる」であり、もう片方の側の
判断結果が、「車両存在なし」である場合には、「車両
が存在しかつ近づいてくる」と判断する。
【0021】以上、各判断において、少なくとも「他車
両が存在しかつ近づいてくる」との判断がなされた場合
には、車両接近方向判断部10が、他車両が接近してい
る方向を判断する。この判断においては、左右側各時間
軸音圧レベル信号の各絶対量、および各時間的変化の少
なくともどちらか一方の左右比較を行い、この比較結果
から前記他車両の接近方向を判断する。
【0022】情報制御部13は、モニタ5,6に表示す
る情報を制御する。つまり、車両存在判断部11、車両
接近判断部12、判断結果比較部7および車両接近方向
判断部10から、他車両に対する情報を収集し、この情
報から、モニタ5,6に表示するか否かの判断および表
示する時の表示情報の決定等をし、さらに、モニタ5,
6に、表示情報を送信する。
【0023】モニタ5,6は、他車両の情報を表示す
る。モニタ5,6は、液晶画面、LED表示画面等、特
に限定するものではない。また、表示する情報は、他車
両が存在しない、他車両が接近中等の各情報であり、そ
の表示態様は、特に限定するものでない。また、本実施
の形態におけるモニタ5,6の取付位置は、左右それぞ
れのドアの内側であり、かつ、その前部である。この位
置に取り付けると、運転者が、左右両方向から接近する
車両を確認する際、モニタ5,6の画面が自然に目に入
ってくるため、都合が良い。しかし、この取付位置に、
必ずしも限定されるものでは無く、運転者にとって見易
い位置にあれば足りる。
【0024】次に、図2のフローチャートに沿い、前記
接近車両検出装置1を用いて行われる接近車両検出方法
について説明をする。なお、この説明において、適宜、
図1および図5を参照する。ちなみに、図5は接近車両
検出方法の概念図でり、図2のフローチャートに対応し
ており、さらに、フローチャートの各ステップ(S1〜
S8、S13,S18)を説明する上で、便宜を図るた
め、各グラフ(G1〜G11)を示している。
【0025】本実施の形態に係る接近車両検出方法は、
集音工程、信号処理工程、車両存在判断工程、車両接近
判断工程、比較判断工程、車両接近方向判断工程、出力
工程の順番で行われる。以下、各工程に分けて詳細を説
明する。
【0026】[集音工程]集音工程では、Lマイク2,
Rマイク3(図1参照)が周囲音を集音し、さらに、こ
の各周囲音に対応した音響信号を、それぞれ電気音響信
号に変換する(S1)。つまり、前記音響信号は、図5
のグラフG1,G2に示す如く、横軸を時間軸(秒)、
縦軸を電圧(ボルト)とした電気信号14a,14bと
して置きかえられる。ちなみに、音響信号は、周囲音に
おける全ての周波数帯域の情報が含まれた信号であり、
周囲音が大きくなるにしたがって、前記電気音響信号の
電圧値も増す。また、図5のグラフG1,G2では、電
気音響信号14aが左側であり、電気音響信号14bが
右側である。
【0027】[信号処理工程]信号処理工程では、電気
音響信号を、それぞれ左右側各信号処理部8,9(図1
参照)に入力する。すると、この左右側各信号処理部
8,9が、まず帯域通過フィルタによって、前記音響信
号の低周波帯域と高周波帯域の周波数成分を除去し、そ
れぞれ補正音響信号に変換する(S2)。この変換によ
り、車両の走行音に関係のない高周波および低周波の雑
音成分が除去される。
【0028】次に、左右側各信号処理部8,9は、前記
各補正音響信号を、高速フーリエ変換(FFT)器で、
所定時間間隔毎(例えば、0.1秒毎)にフーリエ変換
し、各時間における左右側各音圧レベル信号に変換する
(S3)。フーリエ変換する理由は、補正音響信号が時
間的な変化を表わす信号であり、車両の走行音を解析す
るには、周波数空間の関数で表わされる信号が適してい
るからである。ちなみに、図5のグラフG3には、横軸
を周波数(Hz)、縦軸を基準の強度(2×10-4dy
n/cm2 )に対する比(dB)として、ある時間にお
ける音圧レベル信号15を、抜き出して表わしている。
また、この音圧レベル信号15は、所定時間間隔毎の各
時間に対して各々存在する。
【0029】[車両存在判断工程]車両存在判断工程で
は、左右側各音圧レベル信号15を、それぞれの時間毎
に車両存在判断部11(図1参照)に入力する。する
と、この車両存在判断部11が、1kHz前後の特定周
波数帯域(例えば、図5のグラフG3における15a)
を抽出するとともに、各時間における特定周波数帯域の
音圧レベル信号の平均を算出する。この処理を、所定時
間間隔毎に実行し、時間軸音圧レベル信号に変換する
(S4)。図5のグラフG4には、左右側各時間軸音圧
レベル信号16a,16bを、横軸を時間(秒)、縦軸
を基準の強度(2×10-4dyn/cm2)に対する比
(dB)として表わしている。ちなみに、本実施の形態
における音圧レベル信号の絶対量は、前記時間軸音圧レ
ベル信号の絶対量を意味し、グラフG4の縦軸の値が、
この時間軸音圧レベル信号の絶対量に相当する。
【0030】また、車両存在判断部11は、時間軸音圧
レベル信号16a,16bに対して下限値17を設定
し、下限値以下の時間軸音圧レベル信号16a,16b
を下限値17に補正する(S5)。ちなみに、図5のグ
ラフG4は、時間軸音圧レベル信号16a,16bにお
いて、下限値17以下の時間軸音圧レベル16a,16
bを下限値17に補正した状態を表わしている。この下
限値補正をすることにより、雑音を原因とした誤検出の
発生が軽減され、また、後述する時間軸音圧レベル信号
18a,18b(グラフG5参照)の時間的変化に基づ
く車両接近判断の精度が向上する。
【0031】以上の処理が終了した後、車両存在判断部
12が、左右側各時間軸音圧レベル信号18a,18b
の絶対量と判断レベル19とを比較し、この絶対量が判
断レベル19を超えている場合、他車両が存在すると判
断し(S6)、超えていない場合、他車両が存在しない
と判断する(S12)。ちなみに、グラフG5は、時間
軸音圧レベル信号18a,18bを、横軸を時間
(秒)、縦軸を基準の強度(2×10-4dyn/c
2 )に対する比(dB)として表わしている。また、
グラフG6,G7は、グラフG5の時間軸に沿って、左
右側各時間軸音圧レベル信号18a,18bが判断レベ
ル19を超える時間領域を、超過部分20a,20b、
として表わしている。つまり、前記超過部分20a,2
0bが属する時間領域では、他車両が存在すると判断さ
れ、それ以外の時間領域では、他車両は存在しないと判
断されている(S12)。
【0032】[車両接近判断工程]他車両が存在すると
判断されると、車両接近判断工程に移る。この車両接近
判断工程では、車両接近判断部12が、左右側各時間軸
音圧レベル信号18a,18bを微分処理する(S
7)。この微分値は、時間軸音圧レベル信号18a,1
8bの時間経過にともなう増減、つまり「時間軸音圧レ
ベル信号の時間的変化」を表わす。ちなみに、図5のグ
ラフG8には、この増減(傾き)21A,21Bを、横
軸を時間(秒)、縦軸を「0」を基準とした増減値(増
加の時をプラス値、減少の時マイナス値)として表わし
ている。
【0033】車両接近判断部12では、前記処理を基礎
として左右側各時間軸音圧レベル信号18a,18bの
増減(傾き)から、他車両が接近しているのか、遠ざか
っているのかを判断する(S8)。この判断を本実施の
形態に基づいて具体的に説明する。なお、この判断は、
左右独立になされるため、左側時間軸音圧レベル信号の
増減(傾き)21Aの場合を例に説明する。左側時間軸
音圧レベル信号18aの増減(傾き)21Aがプラスの
場合、他車両が近づいてくると判断し(S10)、左側
時間軸音圧レベル信号18aの増減(傾き)21Aがマ
イナスの場合、他車両が遠のいていると判断する(S1
1)。また、左側時間軸音圧レベル信号21Aの増減
(傾き)が判別できない場合、他車両が存在していると
のみ判断する(S9)。
【0034】ちなみに、グラフG9,G10は、左右側
各時間軸音圧レベル信号18a,18bの増減(傾き)
21A,21Bがプラスの時間領域およびマイナスの時
間領域を表わしたグラフであり、横軸を時間(秒)、縦
軸の上側を増加部分22a,22b、下側を減少部分2
3a,23bとして表わしている。
【0035】つまり、車両接近判断部12では、グラフ
G8,G9,G10の如く、左右側各時間軸音圧レベル
信号18a,18bの増減(傾き)21A,21Bのプ
ラス値21a,21bを前記増減(傾き)の増加部分2
2a,22bと判別し、マイナス値21c,21dを前
記増減(傾き)の減少部分23a,23bと判別してい
る。そして、この増加部分22a,22bで表わす時間
領域においては、他車両が接近していると判断し、減少
部分23a,23bで表わす時間領域においては、他車
両が遠ざかっていると判断している。さらに、左右側各
時間軸音圧レベル信号18a,18bの増減(傾き)2
1A,21Bが一定、あるいは増加減少が不明瞭の場合
には、車両が存在していることのみ確認し、かかる車両
が、接近しているか、遠ざかっているのかまでは分から
ないと判断している。
【0036】[判断結果比較工程]前記車両存在判断工
程および車両接近判断工程における各判断が、終了する
と、判断結果比較工程に移る。前記各判断は、左右独立
して行われており、この左右側各判断結果を、この判断
結果比較工程にて比較し、他車両存在の有無、および、
他車両接近の有無について、より正確な判断を行う。ち
なみに、グラフG11は、グラフG5,G8の時間軸に
沿っており、上方の部分24で示す時間領域では、「車
両が存在しかつ近づいてくる」と判断し、下方の部分2
5で示す時間領域では、「車両が存在しかつ遠のいてい
る」と判断する。さらに、上下の基準軸線上に存在する
部分26で示す時間領域では、「車両が存在するが近づ
いているかは不明」と判断する。
【0037】この具体的な比較判断については、図2の
フローチャートに沿って、かつ、図4を参照しながら説
明する。左右両側の判断結果が「車両が存在しかつ近づ
いてくる」で同じである場合、および、片方の側の判断
結果が、「車両が存在しかつ近づいてくる」であり、も
う片方の側の判断結果が、「車両存在なし」である場合
には、「車両が存在しかつ近づいてくる」と判断する
(S14)。また、左右両側の判断結果が「車両が存在
しかつ遠のいている」で同じである場合、および、「車
両が存在しかつ遠のいている」であり、もう片方の側の
判断結果が、「車両存在なし」である場合には、「車両
が存在しかつ遠のいている」と判断する(S15)。さ
らに、片方の側の判断結果が、「車両が存在しかつ近づ
いてくる」であり、もう片方の側の判断結果が、「車両
が存在しかつ遠のいている」であった場合、「車両が存
在するが近づいているかは不明」と判断する(S1
6)。また、左右両側の判断結果が「車両存在なし」で
同じである場合、「車両は存在しない」と判断する(S
17)。
【0038】[車両接近方向判断工程]前記判断結果の
比較により、少なくとも、「車両が存在しかつ近づいて
いる」と判断された場合には、車両接近方向判断工程に
移る。なお、本実施の形態の如く、「車両が存在しかつ
遠のいている」と判断する場合に、車両接近方向判断工
程に移るものとすることもできる。この車両接近方向判
断工程では、車両接近方向判断部10(図1参照)が、
前記左右側各時間軸音圧レベル信号の各絶対量、もしく
は各時間的変化(増減(傾き))、もしくはその両方を
比較判断することによって他車両が接近する方向を判断
する(S18)。
【0039】この比較判断の方法は、複数あり、以下に
その実施例を述べる。まず、左右側各時間軸音圧レベル
信号の絶対量を比較する方法を、図5を参照しつつ、図
2のフローチャートに沿って説明する。この方法は、例
えば、左右側各時間軸音圧レベル信号の各絶対量18
a,18b(グラフG5参照)が、判断レベル19まで
達し、その後一定時間継続して判断レベル19を超えて
いる状態(以下、判断レベル超過状態という)に至った
時間を測定し、左右側で各々測定された各時間を比較す
る方法である。この比較により、先に判断レベル超過状
態に至った側から他車両が接近していると判断する。つ
まり、左側が先に、前記判断レベル超過状態に至った場
合には、左側から右側に向けて他車両が走行していると
判断し(S19)、右側が先に、前記判断レベル超過状
態に至った場合には、右側から左側に向けて他車両が走
行していると判断する(S20)。さらに、例えば、前
記判断レベル超過状態に至った時間に差がなく、判断不
可能な場合等には、その他の状態と判断する(S2
1)。ちなみに、図5のグラフG5では、左側が先に、
判断レベル超過状態に至った状態を示しているため、他
車両は、左側から接近していると判断する。
【0040】次に、左右側各時間軸音圧レベル信号の時
間的変化(増減(傾き))を比較する方法の説明をす
る。この方法は、左右側各時間軸音圧レベル信号の時間
的変化21A,21Bがプラスに転じ、その後一定時間
増加している状態(以下、時間的変化プラス状態とい
う)に至った時間を測定し、左右側で各々測定された各
時間を比較する方法である。この比較により、先に時間
的変化プラス状態に至った側から他車両が接近している
と判断する。つまり、左側が先に、前記時間的変化プラ
ス状態に至った場合には、左側から右側に向けて他車両
が走行していると判断し(S19)、右側が先に、前記
時間的変化プラス状態に至った場合には、右側から左側
に向けて他車両が走行していると判断する(S20)。
さらに、例えば、前記時間的変化プラス状態に至った時
間に差がなく、判断不可能な場合等には、その他の状態
と判断する(S21)。ちなみに、図5のグラフG8で
は、左側が先に、プラスに転じているため、他車両は、
左側から接近していると判断する。
【0041】以上、他車両の接近方向を判断する各方法
は、適宜組み合わせて行うこともできる。また、前記判
断レベル超過状態および前記時間的変化増加状態を判別
する上で、一定時間の経過を条件としたのは、突発的に
前記状態に至った場合の誤判別を回避するためである
が、必ずしも、前記一定時間の経過は必要無い。
【0042】[出力工程]出力工程では、車両存在判断
工程、車両接近判断工程、判断結果比較工程、車両接近
方向判断工程で判断された他車両に関する情報を、モニ
タ5,6(図1参照)から出力する。なお、モニタ5,
6に出力する際、他車両に対する情報を判別するか否か
の判断を情報制御部13(図1参照)が行う。
【0043】以上、本発明は、前記の実施の形態に限定
されることなく、様々な形態で実施される。例えば、接
近車両検出装置1において情報制御部13で出力情報を
制御したが、車両存在判断部11等で判断された他車両
の情報を、直接、モニタ5,6に送信し、出力できる構
成としてもよい。また、例えば、車両存在判断工程で下
限値補正を行ったが、必ずしも、下限値補正を行う必要
は無い。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、集音部で集音された周
囲音に、簡単な解析処理を施すだけで、自車両に接近等
する他車両の存在、およびこの他車両が実際に接近して
いるか否か、さらには、この他車両が接近する方向を、
高精度に検出することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る接近車両検出装置の構成図であ
る。
【図2】本発明に係る接近車両検出方法のフローチャー
トである。
【図3】本発明に係る他車両存在判断表である。
【図4】本発明に係る左右判断結果を比較してなされた
判断表である。
【図5】本発明に係る接近車両検出方法の概念図であ
る。
【図6】死角のある交差点の模式的な平面図である。
【符号の説明】
1・・・接近車両検出装置 2・・・Lマイク(集音部) 3・・・Rマイク(集音部) 4・・・制御部 5,6・・・モニタ(出力部) 7・・・判断結果比較部 8・・・左側信号処理部 9・・・右側信号処理部 10・・・車両接近方向判断部 11・・・車両存在判断部 12・・・車両接近判断部 13・・・情報制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01S 15/93 G01S 15/93 (72)発明者 辻 孝之 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 5C086 AA53 BA22 CA09 CB26 DA08 GA09 5H180 AA01 CC11 LL01 LL02 LL04 LL08 5J083 AA05 AB12 AB13 AC28 AD17 AE01 AF06 BE11 BE19 BE21 BE43 BE54 CA07 CA10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周囲音の解析によって、自車両の周囲に存
    在する他車両の情報を検出する接近車両検出装置におい
    て、 少なくとも、前記自車両の左右の二箇所に取り付けら
    れ、前記周囲音を集音する左側集音部および右側集音部
    と、 前記左側集音部にて集音された前記周囲音を左側音圧レ
    ベル信号に変換する左側信号処理部と、 前記右側集音部にて集音された前記周囲音を右側音圧レ
    ベル信号に変換する右側信号処理部と、 前記左右側各音圧レベル信号の特定周波数帯域における
    絶対量を、それぞれ判断レベルと比較し、前記他車両存
    在の有無を左右独立に判断する車両存在判断部と、 前記左右側各音圧レベル信号の特定周波数帯域における
    時間的変化を、それぞれ判別し、前記他車両が接近して
    いるか、遠ざかっているかを左右独立に判断する車両接
    近判断部と、 前記左右側各音圧レベル信号の特定周波数帯域における
    絶対量、および時間的変化の少なくともどちらか一方の
    左右比較を行い、この比較結果から前記他車両の接近方
    向を判断する車両接近方向判断部と、 前記各判断部によって判断された他車両情報を出力する
    出力部とを備えることを特徴とする接近車両検出装置。
  2. 【請求項2】前記車両存在判断部および前記車両接近判
    断部にてなされた左右独立の判断結果を比較し、この比
    較結果からさらに、前記他車両存在の有無および前記他
    車両が接近しているか、遠ざかっているかを判断する判
    断結果比較部を設けたことを特徴とする請求項1に記載
    の接近車両検出装置。
  3. 【請求項3】周囲音の解析によって、自車両の周囲に存
    在する他車両の情報を検出する接近車両検出方法におい
    て、 前記周囲音を、前記自車両の左右別々の位置で集音する
    集音工程と、 前記集音された各周囲音を、左右別の音圧レベル信号に
    変換する信号処理工程と、 前記各音圧レベル信号の特定周波数帯域における各絶対
    量を、それぞれ判断レベルと比較し、前記他車両存在の
    有無を左右独立に判断する車両存在判断工程と、 前記音圧レベル信号の特定周波数帯域における各時間的
    変化を、それぞれ判別し、前記他車両が接近するか否か
    を左右独立に判断する車両接近判断工程と、 前記各絶対量、および前記各時間的変化の少なくともど
    ちらか一方の左右比較を行い、この比較結果から前記他
    車両の接近方向を判断する車両接近方向判断工程と、 前記各判断工程で判断された他車両情報を出力する出力
    工程とを含むことを特徴とする接近車両検出方法。
  4. 【請求項4】前記車両存在判断工程および前記車両接近
    判断工程にてなされた左右独立の判断結果を比較し、こ
    の比較結果から、さらに前記他車両存在の有無および前
    記他車両が接近しているか、遠ざかっているかを判断す
    る判断結果比較工程を、前記車両接近判断工程と前記車
    両接近方向判断工程との間に有することを特徴とする請
    求項3に記載の接近車両検出方法。
JP10277531A 1998-09-30 1998-09-30 接近車両検出装置およびその方法 Pending JP2000105274A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10277531A JP2000105274A (ja) 1998-09-30 1998-09-30 接近車両検出装置およびその方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10277531A JP2000105274A (ja) 1998-09-30 1998-09-30 接近車両検出装置およびその方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000105274A true JP2000105274A (ja) 2000-04-11

Family

ID=17584874

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10277531A Pending JP2000105274A (ja) 1998-09-30 1998-09-30 接近車両検出装置およびその方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000105274A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004537057A (ja) * 2001-07-30 2004-12-09 ダイムラークライスラー・アクチェンゲゼルシャフト 静止および/または移動物体を判断するための方法および装置
US7071841B2 (en) * 2004-08-19 2006-07-04 Ut-Battelle, Llc Truck acoustic data analyzer system
JP2007065832A (ja) * 2005-08-30 2007-03-15 Aisin Seiki Co Ltd 車外音処理装置
WO2008056649A1 (fr) * 2006-11-09 2008-05-15 Panasonic Corporation Détecteur de position de source sonore
JP2011232292A (ja) * 2010-04-30 2011-11-17 Toyota Motor Corp 車外音検出装置
WO2013175637A1 (ja) 2012-05-25 2013-11-28 トヨタ自動車株式会社 接近車両検出装置及び運転支援システム
JPWO2013145216A1 (ja) * 2012-03-29 2015-08-03 トヨタ自動車株式会社 運転支援装置
KR101759143B1 (ko) * 2016-03-10 2017-07-18 현대자동차주식회사 음향 추적 정보 제공 방법, 차량용 음향 추적 장치, 및 이를 포함하는 차량
CN107176123A (zh) * 2016-03-10 2017-09-19 现代自动车株式会社 声音检测信息提供方法、车辆周围声音检测装置及车辆
KR101901800B1 (ko) 2016-10-28 2018-11-07 현대자동차주식회사 음향 추적 정보 제공 방법, 차량용 음향 추적 장치, 및 이를 포함하는 차량
JPWO2020105167A1 (ja) * 2018-11-22 2021-02-15 三菱電機株式会社 障害物検知装置

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004537057A (ja) * 2001-07-30 2004-12-09 ダイムラークライスラー・アクチェンゲゼルシャフト 静止および/または移動物体を判断するための方法および装置
US7260022B2 (en) 2001-07-30 2007-08-21 Daimlerchrysler Ag Method and apparatus for detecting, evaluating and identifying a stationary or moving object
US7071841B2 (en) * 2004-08-19 2006-07-04 Ut-Battelle, Llc Truck acoustic data analyzer system
JP2007065832A (ja) * 2005-08-30 2007-03-15 Aisin Seiki Co Ltd 車外音処理装置
US8184827B2 (en) 2006-11-09 2012-05-22 Panasonic Corporation Sound source position detector
CN101512374B (zh) * 2006-11-09 2012-04-11 松下电器产业株式会社 声源位置检测装置
WO2008056649A1 (fr) * 2006-11-09 2008-05-15 Panasonic Corporation Détecteur de position de source sonore
JPWO2008056649A1 (ja) * 2006-11-09 2010-02-25 パナソニック株式会社 音源位置検知装置
JP2011232292A (ja) * 2010-04-30 2011-11-17 Toyota Motor Corp 車外音検出装置
JPWO2013145216A1 (ja) * 2012-03-29 2015-08-03 トヨタ自動車株式会社 運転支援装置
US9421969B2 (en) 2012-05-25 2016-08-23 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Approaching vehicle detection apparatus and drive assist system
WO2013175637A1 (ja) 2012-05-25 2013-11-28 トヨタ自動車株式会社 接近車両検出装置及び運転支援システム
US9664804B2 (en) 2012-05-25 2017-05-30 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Approaching vehicle detection apparatus and drive assist system
KR101759143B1 (ko) * 2016-03-10 2017-07-18 현대자동차주식회사 음향 추적 정보 제공 방법, 차량용 음향 추적 장치, 및 이를 포함하는 차량
CN107176123A (zh) * 2016-03-10 2017-09-19 现代自动车株式会社 声音检测信息提供方法、车辆周围声音检测装置及车辆
US9934687B2 (en) 2016-03-10 2018-04-03 Hyundai Motor Company Method for providing sound detection information, apparatus detecting sound around a vehicle, and a vehicle including the same
CN107176123B (zh) * 2016-03-10 2021-04-16 现代自动车株式会社 声音检测信息提供方法、车辆周围声音检测装置及车辆
KR101901800B1 (ko) 2016-10-28 2018-11-07 현대자동차주식회사 음향 추적 정보 제공 방법, 차량용 음향 추적 장치, 및 이를 포함하는 차량
JPWO2020105167A1 (ja) * 2018-11-22 2021-02-15 三菱電機株式会社 障害物検知装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110155064B (zh) 基于声音信号的特种车辆行驶车道识别与自车变道决策系统及方法
CN103770736B (zh) 一种基于声场探测的车辆周边环境预警系统
US9147347B2 (en) Vehicle direction identification device, vehicle direction identification method and program therefor
JP2000105274A (ja) 接近車両検出装置およびその方法
EP3378706B1 (en) Vehicular notification device and vehicular notification method
JPH0592767U (ja) 接近車両認識装置
KR20180066509A (ko) 후방 차량의 시각화 정보 제공 장치 및 방법
JP4742750B2 (ja) 車外音処理装置
US20100253490A1 (en) Anti-theft system and anti-theft control method
KR102267097B1 (ko) 차량의 주행안정성 감지장치 및 그 제어방법
JP2002065650A (ja) 疲労度判定装置
JP2017138416A (ja) 音声処理装置および音声処理方法
JP2000098015A (ja) 接近車両検出装置およびその方法
CN108099906B (zh) 安装在汽车上的碰撞预警系统和汽车
JP2000099853A (ja) 接近車両検出装置およびその方法
JP2000111633A (ja) 接近車両検出装置
JP2008046862A (ja) 車両用警報装置及び警告音出力方法
WO2020039678A1 (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
JP2000123267A (ja) 接近車両検出装置及びその検出方法
JPH09128697A (ja) 車両用周囲状況監視装置
US20200072974A1 (en) Distance measuring apparatus, distance measuring method, and program
CN109318862A (zh) 使用心理-声学指标的车辆雨水检测器
JPH06245289A (ja) 車載用電子装置
US11508240B2 (en) Method for identifying sirens of priority vehicles and warning a hearing-impaired driver of the presence of a priority vehicle
JP3734601B2 (ja) 自動車用障害物検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060830

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070207