JPH06110983A - 実装基板生産装置の基準データ処理システム - Google Patents

実装基板生産装置の基準データ処理システム

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JPH06110983A
JPH06110983A JP4260450A JP26045092A JPH06110983A JP H06110983 A JPH06110983 A JP H06110983A JP 4260450 A JP4260450 A JP 4260450A JP 26045092 A JP26045092 A JP 26045092A JP H06110983 A JPH06110983 A JP H06110983A
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健一 佐藤
Makoto Kawai
誠 河井
Yoshifumi Nakao
佳史 中尾
Sei Masuda
聖 益田
Setsuo Horimoto
設男 堀本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】所定共通基準に基づいて各プロセスをチェック
して不良の有無や要因を正確に素早く判定し、それらを
積み上げることで高精度な品質を確保する。 【構成】実装基板生産装置16の各工程における各生産設
備および検査機を作動させるための実装データおよび検
査データを作る基準データ処理システム26は、CADデ
ータ保持部22でプリント基板の回路パターン設計時にお
けるランド基本データおよび部品基本データなどのCA
Dデータを保持し、このCADデータに基づいて動作デ
ータ生成部25で検査データおよび実装データを自動生成
するので、CADデータがライン統一基準となるととも
に各工程の設備に対する製作基準と検査基準の統一化が
図られ、また、プリント基板設計も含めた上流工程から
所定共通基準に基づいて各プロセスをチェックし上流工
程からの高品質が積み上げられて最終工程の高品質も確
保される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント基板に半田を
印刷して部品を装着し、さらにランドと部品の端子を半
田接合する実装基板生産装置の各工程における各生産設
備および検査機を作動させるための実装データおよび検
査データを作る基準データ処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の実装基板生産装置の構成を
示すブロック図である。図6において、生産ラインに沿
ってその上手側からプリント基板製作部1およびスクリ
ーン製作部2、半田印刷部3、部品装着部4さらに半田
付部5が順次配設されている。プリント基板製作部1に
おいて、プリント基板製作機6は、基板上にランドパタ
ーンを有する回路パターンを形成する。プリント基板検
査機7は、プリント基板のランド位置や形状、回路パタ
ーンの状態などを検査する。また、スクリーン製作部2
において、スクリーン製作機8は、半田印刷部3で用い
るクリーム半田印刷用のスクリーンを製作する。スクリ
ーン検査機9は、このスクリーンのパターン位置や形
状、回路パターンの状態などを検査する。
【0003】さらに、半田印刷部3において、クリーム
半田印刷機10は回路基板のランド上にクリーム半田を印
刷する。クリーム半田印刷検査機11はクリーム半田印刷
機10で印刷したクリーム半田の印刷位置、印刷状態およ
び印刷設備の状態を検査する。さらに、部品装着部4に
おいて、装着機12は、X−Y駆動装置により、電子部品
などが供給される部品供給部に吸着ノズルヘッドを移送
し、吸着ノズルヘッドで部品を吸着して回路基板の装着
位置まで移送して、ランド上に印刷されたクリーム半田
上にリードや電極が位置するように部品を装着する。こ
のとき、部品の回路基板への装着は、部品認識カメラに
より部品の吸着状況を撮影して吸着ミスを管理しながら
行う。部品装着後検査機13は、装着機12により回路基板
上の所定位置に装着された部品や設備の状態を検査す
る。
【0004】さらに、半田付部5において、リフロー炉
14は、炉体内に回路基板を搬送するコンベアを配設し、
このコンベアの上下位置にヒータをそれぞれ配設し、さ
らにその上下位置にファンを配設してヒータを通して加
熱された熱風ガスを回路基板に吹き付ける。また、リフ
ロー炉14の内部は、予熱室、リフロー加熱室さらに徐冷
室に区画され、各室にそれぞれ上記ヒータおよびファン
が配設されており、リフロー加熱室においては、回路基
板を均一に加熱することによってクリーム半田をリフロ
ーすることで部品を半田付けする。半田付検査機15は、
回路基板上の部品の半田付け状態および設備の状態を検
査する。以上により実装基板生産装置16が構成される。
【0005】ここで、各工程の検査機7,9,11,13,
15を動作させる、目標値やその許容範囲、検査条件など
の基準となる検査データは、全て実物のプリント基板を
基に、X−Y座標、マスクデータやランドデータ、検査
条件などをティーチングして現物基準で作成していた。
また、一部、実装データに限ってはCADデータを利用
することも試みられているが、それはX−Y座標などの
極めて限定されたデータのみであり、また、目的とする
ものはオペレータのキー入力工数の削減によるデータ作
成の効率化であった。
【0006】図7は従来の検査データ作成要領の概念図
である。図7のaに示すように、検査データ作成要領
は、印刷されるべき各ランドの名称,位置,姿勢などの
ランドに関する基本データおよび検査するランドに対応
する部品の名称、位置、姿勢などの部品に関する基本デ
ータと、これを基に検査時の許容値を選択し、各データ
に対応するマシンデータをテーブル化した命令コードテ
ーブルを参照しながら、各検査部品について順次命令コ
ードを決定し、手作業で入力していた。
【0007】また、図7のbに示すように、予め正確に
ランドに半田などの印刷対象が印刷、または半田付けさ
れたことがわかっている印刷後の回路基板を印刷検査装
置などを用いて読み取り、必要なデータを検査装置側に
取り込んで、許容値などの検査条件を追加入力する方法
がとられていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の構
成では、検査を繰り返し実施して検査結果を蓄積し統計
処理していく中で初めて、目標値やその許容範囲、検査
条件などの基準となる真の検査データを推定することが
きるのであって、現物個々のばらつきを持つデータから
作成した検査データが、本当に真の適切な値を示してい
るのかどうかは曖昧であり、不良発生時に被検査プリン
ト基板が不良なのか、また、検査データが不良なのかな
ど不良の有無や要因を正確に素早く断定できないという
問題を有していた。
【0009】すなわち、半田形状や半田フレット形状に
おいて、設計上において理想とする形状、面積、半田量
はあるが、必ずしも実際のプリント基板上において容易
に実現できるわけではない。また、現物でチェックする
のは、図8に示すように、半田印刷位置においては、プ
リント基板上のランド17と印刷クリーム半田18の位置ず
れAや、装着位置においては、プリント基板上の印刷ク
リーム半田18と部品19の位置ずれBなどの相対関係であ
り、これらが仮にずれていた場合に、ランド17がずれて
いたのか印刷クリーム半田18がずれていたのかが不明で
あり、また、装着位置においても、部品19のずれか印刷
クリーム半田18のずれか、さらに、アライメントマーク
のずれかなど断定は困難であり、さらに、半田付位置に
おいても、部品19のずれか半田フィレットのずれか、さ
らに、アライメントマークのずれかなど断定は困難であ
った。このとき、オペレータは、全体の不良傾向から経
験上、たとえば「ランド17のずれである」とか「印刷ク
リーム半田18のずれである」とかを判断しているが、必
ず正解であるという保証はどこにもなく、最悪の場合に
は、誤ったフィードバックや、不必要な修正による遅延
などにつながっていた。
【0010】また、プリント基板が高密度化されるにつ
れて、プリント基板製作、スクリーン製作、クリーム半
田印刷、部品装着さらに半田付けそれぞれの工程に対す
る要求精度も厳しくなり、少しづつのずれも許されなく
なってきている。このような高精度をプリント基板実装
プロセスの中で実現し確保していくことは、従来の現物
基準のデータ作成、精度確保などの取組では不可能であ
った。
【0011】本発明は上記従来の問題を解決するもの
で、プリント基板設計も含めた上流工程から精度確保の
取組をし、ライン共通基準に基づいて各プロセスをチェ
ックすることにより不良の有無や要因を正確に素早く判
定し、それらを積み上げることで、高精度な品質をプリ
ント基板実装プロセスの中で確保することができる実装
基板生産装置の基準データ処理システムを提供すること
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の実装基板生産装置の基準データ処理システム
は、プリント基板およびスクリーンを製作し、前記スク
リーンを用いて前記プリント基板のランド上に半田を印
刷し、この印刷半田の所定箇所に部品を装着し、さらに
前記ランドと部品の端子を半田接合する実装基板生産装
置の各工程における各生産設備および検査機を作動させ
るための実装データおよび検査データを作る基準データ
処理システムであって、前記プリント基板の回路パター
ン設計時におけるランド基本データおよび部品基本デー
タなどのCADデータを保持するCADデータ保持部
と、前記CADデータに基づいて前記検査データおよび
実装データを生成する基準データ生成部とを備え、前記
CADデータを前記実装基板生産装置のライン統一基準
とするように構成したものである。
【0013】また、本発明の実装基板生産装置の基準デ
ータ処理システムは、プリント基板およびスクリーンを
製作し、前記スクリーンを用いて前記プリント基板のラ
ンド上に半田を印刷し、この印刷半田の所定箇所に部品
を装着し、さらに前記ランドと部品の端子を半田接合す
る実装基板生産装置の各工程における各生産設備および
検査機を作動させるための実装データおよび検査データ
を作る基準データ処理システムであって、前記プリント
基板の回路パターン設計時におけるランド基本データお
よび部品基本データなどのCADデータを保持するCA
Dデータ保持部と、生産設備動作条件および検査条件な
どのCAMデータを保持するCAMデータ保持部と、前
記CADデータおよびCAMデータに基づいて前記検査
データおよび実装データを生成する基準データ生成部と
を備え、前記CADデータを前記実装基板生産装置のラ
イン統一基準とするように構成したものである。
【0014】
【作用】上記構成により、CADデータ保持部でプリン
ト基板の回路パターン設計時におけるランド基本データ
および部品基本データなどのCADデータを保持し、ま
た、CAMデータ保持部で検査条件などのCAMデータ
を保持し、これらCADデータおよびCAMデータに基
づいて基準データ生成部で検査データおよび実装データ
を自動生成するので、プリント基板の回路パターン設計
時におけるCADデータがライン統一基準となり、各工
程の設備に対する製作基準と検査基準の統一化が図られ
るとともに、プリント基板設計も含めた上流工程から精
度確保の取組をし、CADデータによる所定共通基準に
基づいて品質源流管理で各プロセスをチェックして不良
の有無や要因を正確に素早く判定し、上流工程からの高
品質が積み上げられて高精度をプリント基板実装プロセ
スの中で確保し最終工程の高品質も確保される。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。なお、従来例と同様の作用効果を奏
するものには同一の符号を付してその説明を省略する。
【0016】図1は本発明の一実施例における実装基板
生産装置の基準データ処理システムの構成を示すブロッ
ク図である。図1において、プリント基板CADシステ
ム21は、部品材料表などを参照しながら目的とする回路
に用いる各素子のレイアウトをシミュレーションして各
素子のレイアウトを決定し、この各素子のレイアウトか
らその各素子のピン位置や形状に対応したランドの種類
や位置が求められて、プリント基板の回路パターンの設
計がなされ、同様に、マスクパターンの設計もなされ
る。このプリント基板CADシステム21にはCADデー
タ保持部22が設けられ、このCADデータ保持部22に
は、プリント基板設計時における、ランド名称または種
類、ランド位置や姿勢などランドに関するランドパター
ンデータなどのランド基本データや、そのランドに対応
する部品の名称または種類、基板上の部品をひとつひと
つ区別するための回路番号と呼ばれる名称、実装すべき
位置や姿勢を含む、部品に関する部品基本データや、マ
スクパターンデータなどがプリント基板毎に保持され、
また同様に、部品品番毎にもマスクデータやランドデー
タなどが保持されている。
【0017】また、プリント基板CAMシステム23には
CAMデータ保持部24が設けられ、このCAMデータ保
持部24には、オペレータが予め入力した基板検査条件デ
ータベース、スクリーン検査条件データベース、印刷検
査条件データベース、装着検査条件データベース、半田
付検査条件データベース、各設備動作条件データベー
ス、部品データベース、フィレット形状データベースな
どのCAMデータが部品品番毎に保持されている。ま
た、このプリント基板CAMシステム23には基準データ
生成部25が設けられ、基準データ生成部25は、CADデ
ータ保持部22からのCADデータと、CAMデータ保持
部24からのCAMデータとが入力されて、各工程の検査
機を動作させるための検査データを生成し、また、各工
程の生産設備を動作させるための実装データを生成す
る。
【0018】以上により、プリント基板およびスクリー
ンを製作し、このスクリーンを用いてプリント基板のラ
ンド上に半田を印刷し、この印刷半田の所定箇所に部品
を装着し、さらにランドと部品の端子を半田接合する実
装基板生産装置16の基準データ処理システム26が構成さ
れ、実装基板生産装置16の各工程における各生産設備お
よび検査機を作動させるための実装データおよび検査デ
ータをライン統一基準としてCADデータに基づいて生
成する。
【0019】ここで、基準データ生成部25から出力され
る検査データとは、本来あるべき目標値、たとえば、ク
リーム半田のランド毎の面積や形状、部品の装着される
べき位置、角度、装着されるべき部品、半田フィレット
の形状、体積などであり、また、この目標値に対する許
容範囲を指定する数値、さらに、検査する際の検査アル
ゴリズムや検査条件(光学的など)などのことである。
また、基準データ生成部25から出力される実装データと
は、部品を装着すべき目標値、たとえば、X−Y座標
値、角度、部品品番であり、また、部品を実装する際の
動作条件などのことである。この検査データは各工程の
検査機に入力されて検査機を作動させるための基準値に
なり、また、この実装データは各工程の設備機器に入力
されて設備機器を動作させるための基準値になる。
【0020】図2は図1の基準データ処理システムにお
ける統一基準に対するランド、印刷クリーム半田および
部品のずれを示す図である。図2において、Cは統一基
準としてのCADデータdとランド27のずれ、DはCA
Dデータdと印刷クリーム半田28のずれ、EはCADデ
ータdと部品29のずれである。
【0021】図3は図1の基準データ処理システムにお
ける検査データおよび実装データ作成要領の概念図であ
る。図3において、検査および実装するランドのランド
名称または種類と検査すべき位置や姿勢などランドに関
するランド基本データと、それに対応する部品の名称ま
たは種類と基板上の部品をひとつひとつ区別するための
回路番号と呼ばれる名称、実装すべき位置や姿勢を含
む、部品に関する部品基本データと、検査時の許容値に
関するコードを指定した検査条件データや生産設備動作
データなどを入力することによって、適当なデータベー
スに基づいて自動的に検査装置や各設備などを動作させ
るマシンデータを作成するものである。なお、通常基板
上に実装される部品は物理的に重ねて実装されえないか
ら、実装座標値にて区別できる場合は、上記基板上の回
路番号の代わりに実装座標値を使用してもよい。
【0022】図4は図1の基準データ生成部25における
データ流れの一例を示すブロック図である。図4におい
て、31は部品に関する部品基本データであり、32はラン
ドに関するランド基本データである。両方ともCADデ
ータとして与えられる基本データであり、ランドに関す
るランド基本データ32にはそのランドがどの部品のどの
ピンに対応しているのかが、回路番号とピン番号の組で
示されている。したがって、これらのデータは組となっ
て取り扱われる。
【0023】このランド基本データ32は、適用可能な各
工程の設備における機種をリストアップした機種リスト
33を参照しながら、各工程の設備の機種ごとに検査する
ランドの機種振り分け34が行われ、各工程の設備の機種
別に検査するランドとそのランドの検査すべき位置の座
標値と部品と対応する場合の回路番号とピン番号を記録
した機種別ランド座標値表35が形成される。
【0024】この機種別ランド座標値表35が形成される
と、機種を特定したデータに基づいて設備マスタデータ
ベース36を介して設備動作データベース37をアクセス
し、その特定機種の動作特性に関するデータが読み出さ
れる。設備マスタデータベース36には、機種ごとに設備
動作データベース37に対するアクセスアドレスが記録さ
れており、設備動作データベース37には各工程における
検査動作に影響を与える各工程の設備毎の動作特性デー
タが記録されている。
【0025】また、機種別ランド座標値表35に記録され
たランドの種類または名称に基づいて、ランド形状デー
タベース(ランドデータベース)38にアクセスし、各種
ランド毎にランド形状に関するデータが読み出される。
ランド形状データベース38にはランドの各種形状に関す
るデータが記録されている。さらに、機種別ランド座標
値表35に記録されたランドに対応する部品の種類または
名称に基づいて、部品データベースを構成する部品マス
タデータベース39を基に部品形状データベース40にアク
セスし、各種部品ごとに部品形状に関するデータが読み
出される。同様にして、部品マスタデータベース39を基
に部品性質データベース41にアクセスし、各種部品ごと
に部品の色などに関するデータが読み出される。さら
に、部品マスタデータベース39には部品形状データベー
ス40および部品性質データベース41に対するアクセスア
ドレスが各々記録されており、部品形状データベース40
には部品の各種形状に関するデータが記録され、部品性
質データベース41には部品の色や重さなど形状以外の物
理的性質に関するデータが記録されている。
【0026】さらに、機種別ランド座標値表35に記録さ
れた各ランド毎に対して、CAMデータ保持部24からC
AMデータとして入力される検査条件データ42の情報項
目を基に、そのランドを検査する条件を入力して検査条
件表43を作成する。ここでは、同じランド名称であって
も、回路基板上のランド位置により検査時の許容条件が
異なることがあるので、ランド形状のようにランド名称
や種類ごとに定義することができない。したがって、各
ランド毎にこの検査条件を示すための検査コードを検査
条件表43の中で設定する形になる。この検査条件表43の
検査コードは検査条件データベース44に対するアクセス
アドレスに対応しており、検査条件データベース44には
ランドを検査する際の実際の許容値などの検査条件に関
するデータが記録されている。
【0027】以上のように機種別ランド座標値表35に基
づいて各種データベースからの所定のデータを読み出す
動作は読出書込処理手段45にて順次行われ、また、この
読出書込処理手段45によって読み出されたデータに基づ
いて各部品ごとに各工程の検査機の機種と検査すべきラ
ンドの種類とランド検査条件のデータを書き込んだ個別
ランド配列表46が形成される。
【0028】こうして、個別ランド配列表46が形成され
ると、この機種別ランド座標値表35から各ランドの名称
とランド検査位置の座標値が順次読み出され、回路番号
とピン番号の組および部品の名称に基づいて個別ランド
配列表46から読み出したデータがマシンデータ変換手段
47によりマシンデータ48に変換される。このマシンデー
タ48には座標値に対応してNCデータ、部品の種類に対
応したパーツデータ、ランドの形状を示すランドデー
タ、検査時の許容条件を示す検査条件データなどがあ
る。
【0029】なお、以上のようにデータ処理を各ランド
毎に行うことも可能であるが、実装データ作成との互換
性を高めるために、部品毎の単位で処理することもでき
る。通常、検査機は各工程の生産設備と並行して使用さ
れることが多く、検査データも部品単位で処理すること
が多い。したがって、検査データも部品単位で処理した
方が対応がとりやすくなる。また、一般に各部品毎に複
数個存在するランド毎に処理をするのではなく、部品単
位でまとめて行った方が処理量を少なくできる。
【0030】このとき、実装動作に影響を与える各種実
装システムの特徴を記憶させた記憶用データベースと、
各種実装システムごとに設備用データベースにアクセス
を行うアクセス手段と、実装システム用のマシンデータ
変換手段を追加することにより実装システム用のマシン
データを共通の部品用データベースから作成する一例を
図5に示している。
【0031】図5は図1の基準データ生成部25における
データ流れの別の例を示すブロック図である。図5にお
いて、設備マスタデータベース51には実装設備用のアド
レスが追加設定され、設備動作データベース52に実装設
備の機種別の基準データが登録されている。また、機種
振り分け53は部品単位に行うことを考え、機種振り分け
53のときに各部品ごとに検査機と実装設備を別々に振り
分けて両装置の情報を機種別部品座標値表54に盛り込
む。ランド形状データベース38は、部品をキーにランド
基本データ32の中に含まれていた情報を基に、対応する
ランドデータを引き出す。さらに、読出書込処理手段55
によって個別ランド配列表46に加えて、各部品ごとに実
装設備の機種と実装すべき部品の種類を書き込んだ個別
部品配列表56が形成される。マシンデータ変換手段57に
この個別部品配列表56に対応して実装設備用のものを追
加して、マシンデータ58に実装システム用のNCデータ
も同時に作成するようにすると、検査機用の検査データ
の作成はもちろん、実装設備用の実装データも作成でき
る。このとき、部品の名称や種類によって決まる部品マ
スタデータベース39や部品形状データベース40および部
品性質データベース41は共通で利用できる。
【0032】以上により、プリント基板CADシステム
21のCADデータ保持部22でプリント基板の回路パター
ン設計時におけるランド基本データおよび部品基本デー
タなどのCADデータを保持し、このCADデータに基
づいて基準データ生成部25で検査データおよび実装デー
タを自動生成することにより、現物のプリント基板を基
にオペレータが目視と手入力で作成していた従来の実装
データおよび検査データの現物基準を排することができ
る。そして、実装基板生産装置16をトータルで捉えた高
精度、高密度、良品生産実装システムのライン統一基準
としてCADデータを採用し、このCADデータに基づ
いて、スクリーンデータ、ランドデータ、パーツデー
タ、プリント基板検査データ、印刷検査データ、部品実
装データ、装着検査データおよび半田付検査データなど
を作成するため、従来の現物固体間のばらつきや人の曖
昧さなどを排除することができ、プリント基板製作の設
計データに基づいて精密な物作りを実現することができ
る。これにより、CADデータをライン統一基準として
製作基準と検査基準の統一化、プリント基板製作やスク
リーン製作などの上流工程から検査基準を確保したこと
により、下流工程の印刷、装着さらに半田付けに関する
正確な検査実施を可能とし、製品の堅固な品質を確保す
ることができる。また、各工程毎の品質確保による品質
源流管理で、上流工程からの高品質を積み上げることが
できて最終工程の高品質の確保を実現することができ
る。さらに、不良を工程毎の要因に切り分け易くし、不
良要因を容易に解明することもできる。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、CADデ
ータをライン統一基準とするとともに製作基準と検査基
準の統一化を図り、また、プリント基板製作やスクリー
ン製作などの上流工程から検査基準を確保したことによ
り、下流工程の印刷、装着さらに半田付けに関する正確
な検査実施を可能とし、製品の堅固な品質を確保するこ
とができる。また、各工程毎の品質確保による品質源流
管理で、上流工程からの高品質を積み上げることができ
て最終工程の高品質を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における実装基板生産装置の
基準データ処理システムの構成を示すブロック図
【図2】図1の基準データ処理システムにおける統一基
準に対するランド、印刷クリーム半田および部品のずれ
を示す図
【図3】図1の基準データ処理システムにおける検査デ
ータおよび実装データ作成要領の概念図
【図4】図1の基準データ生成部25におけるデータ流れ
の一例を示すブロック図
【図5】図1の基準データ生成部25におけるデータ流れ
の別の例を示すブロック図
【図6】従来の実装基板生産装置の構成を示すブロック
【図7】従来の検査データ作成要領の概念図
【図8】現物でチェックする場合のランドと印刷クリー
ム半田と部品の位置ずれの相対関係を示す図
【符号の説明】
1 プリント基板製作部 2 スクリーン製作部 3 半田印刷部 4 部品装着部 5 半田付部 6 プリント基板製作機 7 プリント基板検査機 8 スクリーン製作機 9 スクリーン検査機 10 クリーム半田印刷機 11 クリーム半田印刷検査機 12 装着機 13 部品装着後検査機 14 リフロー炉 15 半田付検査機 16 実装基板生産装置 21 プリント基板CADシステム 22 CADデータ保持部 23 プリント基板CAMシステム 24 CAMデータ保持部 25 基準データ生成部 26 基準データ処理システム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 益田 聖 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 堀本 設男 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリント基板およびスクリーンを製作し、
    前記スクリーンを用いて前記プリント基板のランド上に
    半田を印刷し、この印刷半田の所定箇所に部品を装着
    し、さらに前記ランドと部品の端子を半田接合する実装
    基板生産装置の各工程における各生産設備および検査機
    を作動させるための実装データおよび検査データを作る
    基準データ処理システムであって、前記プリント基板の
    回路パターン設計時におけるランド基本データおよび部
    品基本データなどのCADデータを保持するCADデー
    タ保持部と、前記CADデータに基づいて前記検査デー
    タおよび実装データを生成する基準データ生成部とを備
    え、前記CADデータを前記実装基板生産装置のライン
    統一基準とするように構成した実装基板生産装置の基準
    データ処理システム。
  2. 【請求項2】プリント基板およびスクリーンを製作し、
    前記スクリーンを用いて前記プリント基板のランド上に
    半田を印刷し、この印刷半田の所定箇所に部品を装着
    し、さらに前記ランドと部品の端子を半田接合する実装
    基板生産装置の各工程における各生産設備および検査機
    を作動させるための実装データおよび検査データを作る
    基準データ処理システムであって、前記プリント基板の
    回路パターン設計時におけるランド基本データおよび部
    品基本データなどのCADデータを保持するCADデー
    タ保持部と、生産設備動作条件および検査条件などのC
    AM(Computer Aided Manufac
    ture)データを保持するCAMデータ保持部と、前
    記CADデータおよびCAMデータに基づいて前記検査
    データおよび実装データを生成する基準データ生成部と
    を備え、前記CADデータを前記実装基板生産装置のラ
    イン統一基準とするように構成した実装基板生産装置の
    基準データ処理システム。
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