JPH0611094B2 - 自動ミキサ装置 - Google Patents

自動ミキサ装置

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JPH0611094B2
JPH0611094B2 JP26698589A JP26698589A JPH0611094B2 JP H0611094 B2 JPH0611094 B2 JP H0611094B2 JP 26698589 A JP26698589 A JP 26698589A JP 26698589 A JP26698589 A JP 26698589A JP H0611094 B2 JPH0611094 B2 JP H0611094B2
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晋二 阪本
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、複数の音声信号源に接続され、音声信号を発
生した音声信号源の接続されているチャンネルをオンさ
せると共に、発生している音声信号の数に応じて利得を
調整する自動ミキサ装置に関する。
[従来の技術] 従来、上記のような自動ミキサ装置としては、例えば米
国特許第3,814,856号の明細書に記載されたものがあ
る。この自動ミキサ装置は、概略次のように構成されて
いる。測ち、複数のマイクロホンごとにチャンネルが設
けられ、これらチャンネルは、そのチャンネルにマイク
ロホンから供給された音声信号をオン、オフするゲート
回路と、そのチャンネルに供給された音声信号のレベル
を検出する回路と、この音声信号のレベルが供給される
比較器とをそれぞれ有している。また、これとは別に周
囲ノイズを検出するためのマイクロホンと、このマイク
ロホンからの周囲ノイズ信号のレベルを検出する検出回
路とを設け、この検出回路で検出した周囲ノイズレベル
を、各チャンネルの比較器に基準信号として供給してい
る。これら比較器は、供給されている音声信号レベルが
周囲ノイズレベルよりも大きいときに、ゲート回路を開
かせる信号をゲート回路に供給する。また、各チャンネ
ルを通った音声信号は加算されて、増幅器で増幅される
が、この増幅器には、ゲート回路が開いているチャンネ
ルの数に応じて、この増幅器の利得を減少させる回路が
設けられている。従って、或るマイクロホンに向って或
る話者だけが話しをすると、そのマイクロホンからの音
声信号のレベルは周囲ノイズレベルよりも大きくなり、
そのマイクロホンに対応するチャンネルのゲート回路が
開き、その音声信号が増幅器に供給される。このとき、
話者は一人であるので増幅器の利得は最大である。この
状態で、他の話者が他のマイクロホンに向って話しを開
始すると、上述したのと同様に他のマイクロホンに対応
するチャネルのゲート回路が開き、他の話者の音声信号
も増幅器に供給される。このとき、ゲート回路が開いて
いるチャンネルの数が増加したので、増幅器の利得は下
げられる。このようにゲート回路が開いているチャンネ
ル数に応じて増幅器を利得を減少させているのは、ハウ
リングを生じない最大の拡声利得を得るためである。ま
た、音声信号を発生しているマイクロホンに対応するチ
ャンネルのゲート回路だけを開くのは、必要最低限度の
チャンネルのみを作動させることによってS/N比を向
上させるためである。
[発明が解決しようとする課題] 上記のような自動ミキサ装置では、音声信号レベルが周
囲ノイズレベルよりも大きくなったときにゲート回路が
開く。ところが音声信号のレベルは常に変化しており、
話中であっても、その音声信号のレベルがノイズレベル
よりも低くなることがある。これは、特に話頭、語尾に
おいて顕著である。従って、このように話中であって
も、音声信号のレベルがノイズレベルよりも低くなる
と、ゲートが閉じるので、話頭切れ、話中切れ、語尾切
れを生じ、この話者の話を聞いている者に非常に不自然
な感じを与えるという問題点があった。本発明は上記の
問題点を解決した自動ミキサ装置を提供することを目的
とする。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本発明では、上述したゲ
ート回路に対応する信号伝送手段を、第1のレベル以上
の制御信号が供給されたとき、利得が大きくなり、第2
のレベルの制御信号が供給されたとき、利得が小さくな
り、第1のレベルと第2のレベルとの間の制御信号が供
給されると、その制御信号の値に応じて利得が制御され
るものを使用し、チャンネルの音声信号のレベルが基準
信号よりも小さいとき、第2のレベルの制御信号を発生
し、大きいとき第1のレベルの制御信号を発生する比較
手段を設け、この制御信号を信号伝送手段に供給する。
さらに、音声信号のレベルに応じて第1のレベルと第2
のレベルとの間の値となる制御信号を発生する副制御手
段を設け、この副制御手段の出力も、信号伝送手段に制
御信号として供給している。
比較手段は、第1の基準信号よりも音声信号レベルが大
きいとき、第1のレベルの制御信号を発生し、第1のレ
ベルよりも小さく設定した第2の基準信号レベルよりも
音声信号レベルが小さくなったとき、第2の制御信号を
発生するものとでき、また副制御手段は、増幅手段とす
ることもできる。
[作用] 本発明によれば、基準信号よりも音声信号レベルが大き
いときには、信号伝送手段の利得が大きくなり、信号が
伝送され、基準信号よりも音声信号レベルが小さいとき
には、信号伝送手段の利得が小さくなり、音声信号の伝
送が行われないが、副制御手段が、そのときどきの音声
信号レベルに応じて第1及び第2のレベル間の制御信号
を信号伝送手段に供給しているので、その制御信号に応
じて信号伝送手段の利得が変化する。従って、比較手段
の出力が第1のレベルから第2のレベルに、または逆に
第2のレベルから第1のレベルに変化するときでも、信
号伝送手段は急激に大きな利得から小さな利得に、また
は小さな利得から大きな利得に変化しないで、副制御手
段からの制御信号のレベルに応じて変化する。
[実施例] 第1図に本発明の1実施例のブロック図を示す。この実
施例は、2つのチャンネル2a、2bを有している。これら
チャンネル2a、2bは同一構成であるので、その構成要素
のうち同等部分には同一の符号を付し、チャンネル2aの
ものには、その符号に添字としてaを、チャンネル2bの
ものには添字としてbを付し、詳細な説明はチャンネル
2aについてのみ行なう。
チャンネル2aは、音声信号入力端子4aを有し、この端子
4aには、例えばマイクロホンが接続され、このマイクロ
ホンからの音声信号はレベル調整用の可変抵抗器6aを介
して音声信号伝送手段、例えば電圧制御増幅器8aに供給
される。この電圧制御増幅器8aとしては、例えば日本電
気株式会社製のμPC1252H2、米国dbX社製の2150
A、2155、2151等を使用することができ、その動作原理
概念図を示すと第2図のようになる。即ち、音声スイッ
チ10aと減衰回路11aとを並列に接続し、この並列回路に
直列に減衰回路12aを接続したもので、オン/オフ制御
端子14aに信号を供給すると、減衰回路11aの減衰量がそ
の信号の値に応じて小さくなり、その信号が所定値以上
になると音声スイッチ10aがオンとなり、また減衰制御
端子16aに制御信号を供給すると、その制御信号の値に
応じて減衰量が変化するものである。なお、第2図はあ
くまでも原理図であり、実際には1つの減衰回路を2つ
の信号によって制御して、音声スイッチ10a、減衰回路1
1a、12aが存在しているのと同様に機能させている。この
電圧制御増幅器8aの出力信号は、合成手段、例えば増幅
器18の入力側に供給される。無論、チャンネル2bの電圧
制御増幅器8bの出力信号も増幅器18の入力側に供給され
る。この増幅器18の出力信号はレベル調整用の可変抵抗
器20を介して増幅器22の入力側に供給され、この増幅器
22の出力信号は、出力端子24に供給される。
再びチャンネル2aに戻り、可変抵抗器6aからの音声信号
は、ノイズ除去用の濾波手段、例えばバンドパスフィル
タ26aに供給される。このバンドパスフィルタ26aは、音
声信号入力端子4aにマイクロホンが接続されている状態
において、このマイクロホンを人が握っているときに、
そのマイクロホンと手とが接触して発生する低周波ノイ
ズを音声信号から除去するように遮断周波数が選択され
ている。
このバンドパスフィルタ26aの出力信号は増幅器28aによ
って増幅された後、全波整流回路30aによって全波整流
された後、平滑回路32aで平滑される。従って、この平
滑回路32aの出力信号は、音声信号入力端子4aに接続さ
れたマイクロホンからの音声信号のレベルを表わしてい
る。即ち、全波整流回路30a及び平滑回路32aは音声信号
レベル検出回路として機能する。この平滑回路32aの出
力信号は、比較器34aの一方の入力端子に供給されてい
る。
一方、バンドパスフィルタ26aの出力信号は、チャンネ
ル2aの外部に設けられた混合回路36に供給される。この
混合回路36には、チャンネル2bのバンドパスフィルタ26
bの出力信号も供給されている。この混合回路36は、反
転加算増幅器によって構成されているので、この混合回
路36の出力信号は、各チャンネル2a、2bの音声信号の総
和を反転させたものとなっており、これは各チャンネル
2a、2bの加算器38a、38bに供給されている。
加算器38aにはバンドパスフィルタ26aの出力信号も供給
されており、この加算器38aの出力信号は、チャンネル2
bの音声信号を反転させたものとなる。この加算器38aの
出力信号は増幅器40aで増幅され、全波整流回路42aで全
波整流された後、平滑回路44aで平滑される。従って、
平滑回路44aの出力信号は、チャンネル2bの音声信号の
レベルを表わしている。なお、増幅器40aの増幅度は、
増幅器28aよりも約20dB低くされている。
平滑回路44aの出力信号は、加算器46aに供給される。こ
の加算器46aには、可変抵抗器48aによってノイズレベル
よりも若干大きく設定されたノイズ閾値信号と、電子ス
イッチ50aを介して供給された平滑回路32aの出力信号も
供給されている。なお、電子スイッチ50aの制御につい
ては後述する。この加算器46aの出力信号が比較器34aに
基準信号として供給される。
比較器34aは、ヒステリシス特性を有するもので、第4
図(b)に示すように平滑回路32aの出力信号が加算器46a
からの基準信号aよりも大きくなったときにHレベルの
出力信号を発生し、ダイオード35a、抵抗器37a、39aによ
って基準信号aよりも若干小さく設定したオフレベルb
よりも小さくなったときに、Lレベルの出力信号を発生
する。
この比較器34aの出力信号は、バンドパスフィルタ26aに
並列に接続さているバイパス手段、例えば電子スイッチ
52aに供給されている。この電子スイッチ52aは、比較器
34aの出力信号がHレベルのときに閉成される。
また、比較器34aの出力信号は、加算器53aにも供給され
る。この加算器53aには、全波整流回路30aの出力信号を
増幅している副制御器55aの出力信号も供給されてい
る。この加算器53aの出力信号が電圧制御増幅器8aのオ
ン/オフ制御端子14aに供給されている。副制御器55a
は、高利得増幅器、例えば増幅度が60dBの増幅器によっ
て構成されており、その入力信号レベルが所定値なるま
では、その入力信号レベルに比例した出力信号を発生
し、入力信号が所定値以上になると、出力信号が一定値
に保持されるものである。この一定値の出力信号が、電
圧制御増幅器8aのオン/オフ制御端子14aに供給された
とき、音声スイッチ14aがオンとなると共に、減衰回路1
1aの減衰量がほぼOとなり、またこの値になるまでの副
制御器55aの出力信号が、オン/オフ制御端子14aに供給
されることによって減衰回路11aの減衰量が制御され
る。
また比較器34aの出力信号は、反転器54aを介して制御電
圧発生回路56の電子スイッチ58aにも供給される。この
電子スイッチ58aは、Lレベルの信号が供給されたとき
閉成され、制御電圧発生回路56の反転増幅器60に一定電
圧を供給する。同様にチャンネル2bの比較器34bの出力
信号も反転器54bを介して制御電圧発生回路56の電子ス
イッチ58bに供給される。この電子スイッチ58bも、Lレ
ベルの信号が供給されたとき閉成され、制御電圧発生回
路56の反転増幅器60に一定電圧を供給する。従って、一
方のチャンネルの比較器、例えば34aのみがHレベルの
出力信号を発生すると、このHレベルの出力信号は反転
器54aで反転されて、電子スイッチ58aに供給され、この
電子スイッチ58aが閉成され、一定電圧が反転増幅器60
で増幅される。また、両方のチャンネル2a、2bの比較器3
4a、34bの双方がHレベルの出力信号を発生すると、双方
の電子スイッチ58a、58bが共に閉成され、反転増幅器60
の出力信号は、一方の比較器のみがHレベルの出力信号
を発生したときの倍の電圧を発生する。この反転増幅器
60の出力信号は、対数増幅器62で増幅された後、レベル
調整用の可変抵抗器64を介し両チャンネル2a、2bの電圧
制御増幅器8a、8bの減衰制御端子16a、16bに供給される。
電圧制御増幅器8a、8bは、比較器34a、34bの何れもがLレ
ベルの出力信号を発生しているとき、または比較器34a、
34bいずれかがHレベルの出力信号を発生しているとき
には、減衰量をOdBとし、比較器34a、34bが共にHレベ
ルの出力信号を発生しているとき減衰量が3dBとなるよ
うな制御信号を対数増幅器62から供給される。
また、各チャンネルの平滑回路32a、32bの出力信号は、
最大値検出回路66に供給される。この最大値検出回路66
は、平滑回路32a、32bの出力信号がダイオード68a、68bを
介して一方の端子に供給される比較器70a、70bを有し、
さらに平滑回路32a、32bの出力信号がダイオード72a、72b
を介して供給される反転増幅器74a、74bを有する。そし
て、これらダイオード72a、72bのカソードが互いに接続
され、これら反転増幅器74a、74bの出力は比較器70a、70b
における平滑回路32a、32bの出力信号が供給されている
端子に供給されている。また、比較器70a、70bの他方の
端子には、基準信号が供給されている。平滑回路32a、32
bの出力信号は、ダイオード72a、72bのカソードが互いに
接続されているので、どちらかレベルの大きい方のみ、
例えば平滑回路32aの出力信号のレベルが大きいとする
と、これのみが反転増幅器74a、74bに供給される。この
平滑回路32aの出力信号は反転増幅器74a、74bで反転され
た後に各比較器70a、70bに供給される。ここで、比較器7
0aへの入力信号は、平滑回路32aの出力信号とこれを反
転させたものとの和となるのでOとなり、比較器70aの
出力信号はLレベルとなる。一方、比較器70bへの入力
信号は、平滑回路32bの出力信号から平滑回路32bの出力
信号を反転させたものとの和となるので、負となる。従
って、基準信号をOよりも若干負の値に設定しておけ
ば、最大値である平滑回路32aの出力信号が供給されて
いる比較器70aはLレベルとなり、最大値でない平滑回
路32bが供給されている比較器70bの出力信号はHレベル
となる。
比較器70aの出力信号はダイオード76aを介して電子スイ
ッチ50aの制御端子に供給され、この制御端子には反転
器54aによって反転された比較器34aの出力信号もダイオ
ード78aを介して供給される。チャンネル2bの電子スイ
ッチ50bにも同様にダイオード76b、78bを介して最大値検
出回路66の比較器70bの出力信号及び反転器54bによって
反転された比較器34bの出力信号が供給される。この電
子スイッチ50aは、反転器54aの出力信号がHレベル(比
較器34aの出力がLレベル)であって、最大値検出回路6
6の比較器70aの出力がHレベルのときに閉成されるよう
に構成されている。電子スイッチ50bも同様に反転器54b
の出力信号がHレベル(比較器34bの出力がLレベル)
であって、最大値検出回路66の比較器70bの出力がHレ
ベルのときに閉成されるように構成されている。即ち、
電子スイッチ50a、50bは、自己の属するチャンネルの音
声信号が他のチャンネルの音声信号よりもレベルが小さ
いときに閉成される。
以下、この自動ミキサ装置の動作を説明するが、説明の
便宜上、副制御器55a、55bは不作動として動作を説明
し、その後に副制御器55a、55bの動作について説明す
る。今、各電子スイッチ50a、50b、52a、52b、58a、58bは全
て開放されているとする。
第3図の第1周期に示すようにどちらの音声信号入力端
子4a,4bにもマイロホンから音声信号が入力されていな
い状態では、マイクロホンが若干のノイズを拾ていて
も、バンドパスフィルタ26a、26bによって除去されるの
で、平滑回路32a、32bの出力は共にOであり、これらが
比較器34a、34bに供給される。また、このとき両バンド
パスフィルタ26a、26bの出力信号を加算している混合回
路36の出力もOであるので、これと両バンドパスフィル
タ26a、26bの出力信号を加算した加算器38a、38bの出力信
号もそれぞれOであり、これらを整流平滑した信号を生
じる平滑回路44a、44bの出力もOである。従って、比較
器34a、34bには基準信号として可変抵抗器48a、48bで設定
したノイズ閾値信号のみが供給されるので、比較器34a、
34bの出力信号はLレベルであり、電圧制御増幅器8a、8b
のオン/オフ制御端子12aにはLレベルの制御信号が供
給され、それぞれの音声スイッチ10a、10bはオフ状態を
維持する。また、平滑回路32a、32bの出力信号が共にO
であるので、最大値検出回路66の比較器70a、70bの出力
信号は共にLレベルである。また比較器34a、34bの出力
信号がLレベルであるので、反転器54a、54bの出力信号
はHレベルである。従って、電子スイッチ50a、50bの開
放状態も維持される。また反転器54a、54bの出力信号が
Hレベルであるので、制御電圧発生回路56の電子スイッ
チ58a、58bも開放状態を維持し、制御電圧は発生しな
い。
このような状態において、第2周期に示すようにチャン
ネル2aの音声信号入力端子4aに音声信号が入力される
と、それが整流平滑されて、比較器34aに供給される。
一方、混合回路36にはチャンネル2aの音声信号を反転さ
せた信号が生じ、これが加算器38aに供給され、ここで
チャンネル2aの音声信号と加算され、その加算値はOと
なり、これが整流平滑され、加算器46aに供給される。
従って、比較器34aには基準信号として可変抵抗器48aに
よって設定されたノイズ閾値信号が供給される。この基
準信号よりも整流平滑回路32aの出力信号の方が大きい
ので、比較器34aの出力信号はHレベルとなる。これに
よって、電圧制御増幅器8aの音声スイッチ10aがオンと
なり、チャンネル2aの音声信号は増幅器18aに供給され
る。また、比較器34aの出力信号がHレベルとなったこ
とにより電子スイッチ52aが閉じられ、音声信号の他に
マイクロホンを握っていることによって発生する雑音等
も整流平滑されて、比較器34aに供給されるようにな
り、それだけ比較器34aに供給される信号のレベルが大
きくなり、比較器34aがHレベルを維持しやすくなる。
一方、混合回路36からチャネル2aの音声信号を反転させ
たものは加算器38bに供給され、チャンネル2bのOであ
る音声信号と加算される。これが整流平滑されて加算器
46bに供給されるので、比較器34bにはチャンネル2aの音
声信号と可変抵抗器48bで設定されたノイズ閾値信号と
を加算したものが基準信号として供給される。その結
果、比較器34bの出力信号はLレベルを維持する。従っ
て、電圧制御増幅器8aの音声スイッチ10bは開放された
ままである。
このとき、チャンネル2aにのみ音声信号があるので、最
大値検出回路66の比較器70bがHレベルとなる。また、
比較器34bがLレエルであるので、反転器54bの出力はH
レベルとなる。従って、電子スイッチ50bが閉成され、
比較器34bの基準信号に自己の音声信号のレベルも加算
される。従って、比較器34bはその出力をHレベルに反
転しなくなる。
なお、このとき、比較器34aの出力信号がHレベルであ
るので、制御電圧発生回路56の電子スイッチ58aが閉成
し、制御電圧を制御電圧発生回路56が発生し、対数増幅
器62で増幅された後に、両電圧制御増幅器8a、8bの減衰
制御端子16a、16bに供給されるが、この状態では減衰量
はOdBのままである。
この状態において、チャンネル2bの音声信号入力端子4a
に音声信号が入力されても、そのレベルがチャンネル2a
の音声信号のレベルよりも小さいと、最大値検出回路66
の比較器70aの出力信号がLレベル、比較器70bの出力が
Hレベルの状態を維持するので、上述したようにチャン
ネル2aの音声信号のみが伝送されている状態に変化はな
い。
チャンネル2bの音声信号のレベルがチャンネル2aの音声
信号のレベルよりも大きいと、第3図の第3周期に示す
ように最大値検出回路66の比較器70aがHレベル、比較
器70bの出力がLレベルとなる。比較器70bの出力信号が
Lレベルであり、反転器54bの出力がHレベル(比較器3
4bの出力がLレベル)であるので、電子スイッチ50bが
開放され、比較器34bにチャンネル2bの音声信号のレベ
ルが供給される状態が解除され、平滑回路44bの出力信
号と可変抵抗器48bによって設定されたノイズ閾値信号
とが基準信号として供給される。ここで、平滑回路44b
の出力信号は、混合回路66の出力信号(チャンネル2a、2
bの音声信号の和を反応させたもの)とチャンネル2bの
音声信号とを加算したもの、即ちチャンネル2aの音声信
号を整流平滑したものであるので、比較器34bの出力信
号はHレベルとなり、電圧制御増幅器8bの音声スイッチ
10bがオンとなり、チャンネル2bの音声信号も増幅器18
に供給される。また、電子スイッチ52bも閉成され、ノ
イズ等も整流平滑されて、比較器34bに供給される。
一方、チャンネル2aの比較器34aの基準信号は、チャン
ネル2bの音声信号のレベルと可変抵抗器48aによって設
定されたノイズ閾値信号とを加算したものとなるが、増
幅器40aの方が増幅器28aよりも増幅度が20dB小さいの
で、チャンネル2bの音声信号の方がチャンネル2aの音声
信号よりも20dB大きくならない限り、平滑回路32aの出
力の方が大きく、比較器34aの出力はHレベルを維持す
る。従って、チャンネル2aの音声信号も増幅器18に供給
される。
また比較器34a、34bともに出力がHレベルであるので、
制御電圧発生回路56の電子スイッチ58a、58bともに閉成
され、制御電圧発生回路56の発生する制御電圧は大きく
なる。これが対数増幅器62を介して両電圧制御増幅器8
a、8bの減衰制御端子に供給され、その結果、両電圧制御
増幅器8a、8bの減衰回路12a、12bの減衰量を3dBとし、そ
れぞれ3dB減衰された音声信号がチャンネル2a、2bから
増幅器18に供給され、ハウリングが生じない限度で最大
利得とする。
この状態で、チャンネル2aからの音声信号が中断する
と、比較器34aの出力がLレベルとなり、電圧制御増幅
器8aの音声スイッチ8aが開放され、同じく電子スイッチ
52aが開放され、電子スイッチ50aが閉成され、チャンネ
ル2aからの音声信号の伝送が中断され、かつ比較器34a
の出力信号をLレベルに維持する。また、電子スイッチ
58aが開放され、制御電圧発生回路56の発生電圧が小さ
くなり、電圧制御増幅器8bの減衰量はOdBとなる。以
下、同様に動作する。
次に副制御器55a、55bの機能について説明する。例えば
第4図(a)に示すような音声信号が入力されたとき、そ
の包絡線は同図(b)に示すようになる。このとき、比較
器34a、34bに供給されている基準信号をa、ヒステリシ
スによるオフレベルをbとすると、比較器34a、34bの出
力信号は同図(c)に示すようになり、これを電圧制御増
幅器8a、8bのオン/オフ制御端子12a、12bにそのまま供給
すると、同図(b)に斜線を付した部分の音声信号が遮断
され、話頭音切れ、話中音切れ、語尾切れを生じ、不自
然さが問題となる。そこで、この実施例では、副制御器
55a、55bの出力信号と比較器34a、34bの出力信号とを加算
器53a、53bで加算したものをオン/オフ制御端子12a、12b
に供給している。副制御器55a、55bは、同図(d)に示すよ
うに全波整流回路30a、30bの出力信号が或るレベルの近
傍に達するまで、その全波性回路30a、30bの出力信号の
包絡線に比例して出力信号が増加し、或るレベルの近傍
に達した後には一定レベルを維持し、全波整流回路30a、
30bの出力信号が或るレベル近傍より小さくなると、そ
の全波整流回路30a、30bの出力信号の包絡線に比例して
出力信号が低下するものである。なお、このレベルを一
定値に設定していても、比較器34a、34bの出力がHレベ
ルとなると、電子スイッチ52a、52bが閉成され、全波整
流回路30aの出力レベルが大きくなるので、比較器34a、3
4bの出力がHレベルとなるとほぼ同時に副制御回路55a、
55bの出力信号は一定値に保持される。即ち、副制御器5
5a、55bの出力信号は、音声信号のレベルが基準信号aま
たはオフレベルbの近傍に到達するまで、音声信号のレ
ベルに比例しているが、到達した後には一定レベルとな
る。従って、加算器53a、53bによって比較器34a、34bの出
力信号に副制御器55a、55bの出力信号を加算したものを
電圧制御増幅器8a、8bのオン/オフ制御端子12a、12bに供
給すると、副制御器55a、55bの出力が一定値になるまで
の間は、減衰回路11aの減衰量が小さくなっていき、ま
た副制御器55a、55bの出力信号が一定値よりも小さくな
ると、それに応じて減衰量が増加していく。従って、同
図(e)に示すように比較器34a、34bの出力信号がLレベル
となっているときでも、電圧制御増幅器8a、8bにおいて
急激に音声信号が遮断されることなく、それゆえに、話
題音切れ、話中音切れ、語尾切れが生じなくなり、不自
然さがなくなる。
上記の実施例では、説明の便宜上、チャンネル数は2と
したが、チャンネル数は状況に応じて任意に増加させる
ことができる。この場合、電圧制御増幅器8a、8bに相当
する電圧制御増幅器は、オンしている電圧制御増幅器の
数をnとすると、10logn(dB)の減衰量とする必要が
ある。また、この場合、混合回路36に各チャンネルの音
声信号が供給された結果、混合回路36が各チャンネルの
音声信号の総和の信号を発生するので、各チャンネルに
おける加算器46a、46bに相当する加算器には、他のチャ
ンネルの音声信号のレベルの総和に比例した信号が供給
される。また、上記の実施例では電圧制御増幅器8a,8b
の減衰量を調整したが、例えば増幅器18または22の利得
を調整するようにしてもよい。また電圧制御増幅器8a、8
bは、減衰量を制御したが、電圧制御増幅器内に増幅手
段を設け、この増幅手段の利得を制御するようにしても
よい。また、上記の実施例ではバンドパスフィルタを用
いたが、これに代えてローパスフィルタを用いてもよ
い。また上記の実施例では、比較器34a、34bにヒステリ
シスを持たせたが、場合によっては、これを省略しても
よい。
さらに、上記の実施例では、電圧制御増幅器8a、8bのゲ
イン制御を、対通増幅器62、レベル調整用の可変抵抗器
64からの共通の信号で一律に行うようにしているが、各
チャンネル2a、2b個別に制御するようにしてもよい。こ
の際、チャンネル個別制御信号は、比較器34a、34b、混
合回路36、最大値検出回路66等から得られる信号を組み
合わせて生成する。このように各チャンネル2a、2b個別
にゲインを制御することにより、様々なシステム仕様や
要求に適合させることが可能となる。例えば、会議用シ
ステムに適用した場合、議長ユニットに優先権を与えた
り、さらに、常に小声または音声で話す傾向のある議員
ユニットに対しては、増幅度をより大きくまたは小さ
く、或いは減衰度をより小さくまたは大きくするように
設定することもできる。即ち、システム最終段に設けた
電圧制御増幅器で一律にゲイン制御をする従来方式に比
較して、本発明による方式は、システム構成上または設
計上の柔軟性に富んでいる。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、信号伝送手段では、比
較手段からの制御信号が第1の状態から第2の状態に、
または第2の状態から第1の状態に変化する際に、副制
御手段からの制御信号が信号伝送手段に供給されている
ので、信号伝送手段の利得が急激に変化することがな
く、話題音切れや話中音切れや語尾切れが生じることが
なく、通話内容が不自然に聴取されることを防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による自動ミキサ装置の一実施例のブロ
ック図、第2図は同実施例に使用している電圧制御増幅
器の原理図、第3図は同実施例の動作説明図、第4図は
同実施例に使用している副制御器の動作説明図である。 2a、2b……チャンネル、4a、4b……音声信号入力端子、8
a、8b・・・・電圧制御増幅器(信号伝送手段)、18・・・・増幅
器(合成手段)、34a、34b……比較器、55a、55b……副制
御器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の音声信号入力端子と、これら音声信
    号入力端子ごとに設けられた複数のチャンネルと、出力
    端子とを有し、音声信号が供給されたチャンネルを作動
    させると共に、作動している上記チャンネル数に応じて
    上記出力端子に生じる信号を調整する自動ミキサ装置に
    おいて、 上記各チャンネルごとに設けられた第1のレベル以上の
    制御信号が供給されたときに利得が大きくなり第2のレ
    ベルの制御信号が供給されたとき利得が小さくなり第1
    のレベルと第2のレベル間の制御信号が供給されるとそ
    のレベルに応じて利得が制御される信号伝送手段と、こ
    れら信号伝送手段の出力信号を合成し上記出力端子に供
    給する合成手段と、上記各チャンネルごとに設けられ上
    記各チャンネルの音声信号のレベルを検出するレベル検
    出手段と、上記各チャンネルごとに設けられ対応するチ
    ャンネルの上記レベル検出手段の出力信号が少なくとも
    1つの基準信号よりも大きくなったとき第1のレベルの
    制御信号を上記基準信号よりも小さくなったとき第2の
    レベルの制御信号を対応するチャンネルの上記信号伝送
    手段にそれぞれ供給する比較手段と、上記各チャンネル
    ごとに設けられ対応するチャンネルの音声信号のレベル
    に応じて第1及び第2のレベル間の制御信号を対応する
    上記信号伝送手段に供給する副制御手段とを、具備する
    自動ミキサ装置。
  2. 【請求項2】上記比較手段は、上記レベル検出手段の出
    力信号が第1の基準信号よりも大きいとき第1のレベル
    の制御信号を発生し、第1の基準信号よりも小さい第2
    の基準信号よりも小さいとき第2のレベルの制御信号を
    発生する請求項1記載の自動ミキサ装置。
  3. 【請求項3】上記副制御手段が増幅手段であることを特
    徴とする請求項1または2項記載の自動ミキサ装置。
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