JPH06110613A - 情報記憶装置コントローラ - Google Patents

情報記憶装置コントローラ

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JPH06110613A
JPH06110613A JP28067192A JP28067192A JPH06110613A JP H06110613 A JPH06110613 A JP H06110613A JP 28067192 A JP28067192 A JP 28067192A JP 28067192 A JP28067192 A JP 28067192A JP H06110613 A JPH06110613 A JP H06110613A
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JP28067192A
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Ichiro Moritomo
一郎 守友
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 上位処理装置から指示されたデータの転送完
了後、次の指示が上位処理装置から与えられるまでの待
ち時間を有効に利用して、システムの処理効率を向上さ
せる。 【構成】 上位処理装置から指示される情報転送量に応
じてメモリを制御して情報の転送を行う機能を有する情
報記憶装置において、上位処理装置への情報転送完了
後、該情報の最終ブロックの次のブロックのデータを読
み出し、読み出されたデータをメモリに格納する。 【効果】 特に、シーケンシャルアクセスの場合、次の
命令で、待ち時間に読み出されたデータの転送が要求さ
れる確率が高いので、極めて有効である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光磁気ディスク等の
情報記憶媒体を有する情報記憶装置と上位処理装置との
情報の転送時に、効率の高い情報転送を可能にした情報
記憶装置コントローラに係り、特に、上位処理装置から
指示されたデータの転送完了後、次の指示が上位処理装
置から与えられるまでの待ち時間を有効に利用すること
によって、システムの処理効率を向上させた情報記憶装
置コントローラに関する。
【0002】
【従来の技術】情報記憶媒体に対して情報の読み書きを
行うための制御部と、データバッファメモリとを具備
し、上位処理装置から指示される情報転送量に応じてデ
ータバッファメモリを制御して情報の転送を行う機能を
有する情報記憶装置は、従来から知られている(例え
ば、特開平4−236653号公報)。このような情報
記憶装置、例えば、光磁気ディスクドライブ装置等のデ
ィスク装置は、上位処理装置(SCSI・I/F回路を
有するホストアダプタ等)と接続されて、ファイリング
システムを構成している。
【0003】ところが、従来のシステムでは、情報記憶
装置、すなわち、上位処理装置から指示される情報転送
量に応じてデータバッファメモリを制御して情報の転送
を行う機能を有する情報記憶装置は、上位処理装置から
指示された情報の転送完了後には、動作をやめて次の指
示を待っていた。すなわち、上位処理装置から次の指示
があるまで、情報記憶装置は何らの処理を行わず、待機
状態になっているので、システム全体の処理の効率が悪
い、という不都合があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明では、従来の
上位処理装置から指示される情報転送量に応じてデータ
バッファメモリを制御して情報の転送を行う機能を有す
る情報記憶装置において生じるこのような不都合、すな
わち、上位処理装置から次の指示があるまで、何らの処
理も行わず待機状態を続ける、という不都合を解決し、
この待ち時間を積極的に利用して、上位処理装置への転
送が完了した最終ブロックに引き続くブロックの読み出
しデータを予め読み出し、予備データ格納用メモリに記
憶させておき、次に、上位処理装置からデータの読み出
し要求があったとき、予備データ格納用メモリ内のデー
タの読み出しであれば、予備データ格納用メモリから直
ちにデータを転送するようにして、処理効率を向上させ
た情報記憶装置コントローラを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明では、第1に、
情報記憶媒体に対して、情報の読み書きを行うための制
御部とデータバッファメモリとを具備し、上位処理装置
から指示される情報転送量に応じて、前記データバッフ
ァメモリを制御して情報の転送を行う機能を有する情報
記憶装置において、上位処理装置への情報転送完了後、
該情報の最終ブロックに引き続くブロックのデータを読
み出し、読み出されたデータをメモリに格納するように
構成している。
【0006】第2に、上記第1の情報記憶装置コントロ
ーラにおいて、転送が完了した最終ブロックに引き続く
ブロックの読み出しデータについて、該データのデータ
量を上位処理装置から指定する手段を備えた構成であ
る。
【0007】第3に、上記第1の情報記憶装置コントロ
ーラにおいて、前記データバッファメモリの他に、予備
データ格納用メモリを備え、転送が完了した最終ブロッ
クに引き続くブロックの読み出しデータを、前記予備デ
ータ格納用メモリに格納するように構成している。
【0008】第4に、上記第3の情報記憶装置コントロ
ーラにおいて、転送が完了した最終ブロックに引き続く
ブロックの読み出しデータについて、該データのブロッ
クアドレス情報を記憶する手段を備え、次に、上位処理
装置から前記ブロックアドレスに合致するブロックアド
レスのデータの読み出し要求があったとき、予備データ
格納用メモリ内のデータを上位処理装置へ転送するよう
に構成している。
【0009】第5に、上記第3の情報記憶装置コントロ
ーラにおいて、転送が完了した最終ブロックに引き続く
ブロックのデータの読み出し動作中において、異常が発
生したときは、予備データ格納用メモリに格納したデー
タを無効とするように構成している。
【0010】
【作用】この発明では、上位処理装置からの指示によっ
て情報の転送を行う情報記憶装置では、ブロック単位で
データの転送を行うので、多くの場合に、次に転送する
ブロックを事前に予測できる、という点に着目し、従来
は待機状態で何らの処理も行わない空時間を利用して、
予め情報記憶媒体からデータを読み出しておき、次に、
上位処理装置から読み出し命令があったとき、予め読み
出しておいたデータに命令されたデータが含まれている
ときは、情報記憶媒体から読み出すことなく、予め読み
出しておいたデータを直ちに上位処理装置へ転送するよ
うにして、システムの処理効率を向上させている(請求
項1から請求項4の発明)。ここで、情報記憶媒体上の
データフォーマットについて、説明する。
【0011】図2は、情報記憶装置で使用される情報記
憶媒体について、その情報記憶媒体上のデータフォーマ
ットの一例を示す図である。
【0012】この図2に示すように、情報記憶媒体上に
は、ブロックアドレス(ID)とデータエリアとからな
るブロックが、i,i+1,i+2,……のように配列
されている。そして、多くの場合に、これらのブロック
の順番に従って、データが格納されるが、一度に転送可
能なブロックの数は限られている。
【0013】そのため、転送中には、要求されたデータ
が途中で分割され、所定の数のブロック単位で、順次転
送されることになる。したがって、次に転送すべきブロ
ックを、予め推測することができる。
【0014】そこで、この発明では、上位処理装置から
読み出し命令があったときは、従来と同様に、命令され
たブロック数のデータを情報記憶媒体から読み出して、
上位処理装置へデータを転送し、転送が完了した後、上
位処理装置からの読み出し命令とは別に、先に情報記憶
媒体から読み出した最後のブロックの次のブロックか
ら、データの読み出し動作を行い、読み出したデータを
メモリにストックしておく(請求項1の発明)。この読
み出し命令とは別に行うデータの読み出し動作において
は、読み出すブロックの数は予め設定されているが、必
要に応じて、このブロックの数を上位処理装置から指定
することができるようにする(請求項2の発明)。
【0015】また、従来から用いられている転送用のデ
ータバッファメモリの他に、予備データ格納用メモリを
設けておき、上位処理装置からの読み出し命令とは別に
行うデータの読み出し動作において、転送された最後の
ブロックの次のブロックからの読み出しデータを、予備
データ格納用メモリに格納する(請求項3の発明)。
【0016】この場合に、転送された最後のブロックの
次のブロックからの読み出しデータについて、予備デー
タ格納用メモリに格納されたデータの情報記憶媒体上の
ブロックアドレス情報を記憶しておき、次に、上位処理
装置からデータの読み出し要求があったとき、記憶して
おいたブロックアドレスと合致するブロックアドレスで
あれば、情報記憶媒体からではなく、予備データ格納用
メモリからデータを上位処理装置へ転送する(請求項4
の発明)。
【0017】同様に、転送された最後のブロックの次の
ブロックからの読み出し動作中において、ハードエラー
(異常)が発生したときは、読み出し動作を中止し、す
でに読み出したデータを無効とすることによって、読み
出したデータの信頼性を向上させると共に、エラーリカ
バリーを行うための余計な時間を不要にして、システム
の効率を向上させる(請求項5の発明)。
【0018】
【実施例】次に、この発明の情報記憶装置コントローラ
について、図面を参照しながら、その実施例を詳細に説
明する。この実施例は、主として請求項1に対応する
が、請求項2から請求項5の発明にも関連している。
【0019】図1は、この発明の情報記憶装置コントロ
ーラについて、その要部構成の一実施例を示す機能ブロ
ック図である。図において、1は上位処理装置、2は情
報記憶装置、3は情報記憶装置コントローラの制御部、
4は同じく情報記憶装置コントローラのデータバッファ
メモリ、5は情報記憶媒体を示す。
【0020】この図1に示した情報記憶装置コントロー
ラも、その構成と動作は、従来の装置と基本的に同様で
ある。まず、従来と共通する動作から説明する。
【0021】情報記憶装置2は、上位処理装置1との間
での情報の授受に際して、書き込み時には、上位処理装
置1→情報記憶装置コントローラの制御部3→データバ
ッファメモリ4→情報記憶装置コントローラの制御部3
→情報記憶媒体5のようにデータが送られる。読み出し
時には、逆に、情報記憶媒体5→情報記憶装置コントロ
ーラの制御部3→データバッファメモリ4→情報記憶装
置コントローラの制御部3→上位処理装置1のようにデ
ータが送られる。
【0022】ところで、すでに述べたように、この発明
の情報記憶装置コントローラでは、転送時の読み出し動
作において、上位処理装置1から命令された分のデータ
を読み出し、上位処理装置1へのデータの転送が終った
後、次の読み出し命令が上位処理装置1から与えられる
までの間の待ち時間に、先に情報記憶媒体5から読み出
した最後のブロックの次のブロックから、データの読み
出しを行い、データバッファメモリ4等にストックして
おく(請求項1の発明)。
【0023】この最後のブロックの次のブロックからの
データの読み出し動作時(上位処理装置1からの読み出
し命令とは別に行う読み出し動作)には、読み出しを行
うブロックの数は、予め設定されているが、必要に応じ
て、そのブロックの数が変更できるように、上位処理装
置1から何ブロック分を読み出すか、について指定でき
る機能を、制御部3に設けておく(請求項2の発明)。
【0024】このような機能を制御部3に設ければ、情
報記憶装置2の動作を行う前に、上位処理装置1は、予
め情報記憶装置2に対して、待ち時間に読み出すデータ
量を設定しておくことができる。また、別に行う読み出
し動作では、読み出したデータをストックするために、
メモリが必要である。
【0025】読み出しを行うブロックの数が、比較的少
ないときは、情報記憶装置コントローラのデータバッフ
ァメモリ4の一部を利用することができるが、高速転送
のために、一度に、可能な限り多くの数のブロックから
読み出すときは、データバッファメモリ4に余り余裕が
ない、というケースが生じる。そこで、このデータバッ
ファメモリ4の他に、予備データ格納用メモリを設けて
おき、別に行う読み出し動作によって読み出したデータ
は、この予備データ格納用メモリに格納する(請求項3
の発明)。
【0026】図3は、この発明の情報記憶装置コントロ
ーラで使用されるメモリ構成の一実施例を示す図であ
る。図において、4aはデータバッファメモリ部、4b
は予備データ格納用メモリ部を示す。
【0027】この図3に示すように、この発明の情報記
憶装置コントローラでは、メモリとして、従来と同様
に、上位処理装置1からの命令によって、上位処理装置
1と情報記憶媒体5の間で転送するデータを一時的に格
納するデータバッファメモリ部4aと、その他に、別に
行う読み出し時のデータを格納するメモリとして、予備
データ格納用メモリ部4bとを使用する。すなわち、予
備データ格納用メモリ部を使用するときは、各メモリ部
4a,4bを、予め分割して設けておく。
【0028】データバッファメモリ部4aは、従来と同
様に使用するが、別に行う読み出し時には、データ転送
の中間バッファとして使用する。別に行う読み出し時に
は、上位処理装置1→データバッファメモリ部4a→予
備データ格納用メモリ部4b、あるいは、予備データ格
納用メモリ部4b→データバッファメモリ部4a→上位
処理装置1のように、データ転送の中間バッファとす
る。
【0029】そして、上位処理装置1から読み出し命令
があったときは、その命令に従った読み出し動作を行
い、上位処理装置1に対して、動作が完了したと報告す
る。一方、情報記憶装置2の内部では、命令された読み
出し動作における最終ブロックの次のブロックから、デ
ータの読み出しを行い、読み出したデータを、予備デー
タ格納用メモリ部4bへ格納する。
【0030】その後に、上位処理装置1から読み出し命
令があったとき、その命令により要求されたデータが、
予備データ格納用メモリ部4bに、すでに存在するかど
うかチェックする。もし、存在していれば、その分のデ
ータを上位処理装置1へ転送し、要求されたデータの
内、予備データ格納用メモリ部4bに存在しないデータ
があれば、その分のデータは、新たに情報記憶媒体5か
ら読み出して、データバッファメモリ部4a→上位処理
装置1、という経路でデータの転送を行う。
【0031】以上のように、データの転送時には、制御
部3が、上位処理装置1からリード命令されたブロック
数のデータを、情報記憶媒体5から読み出すが、命令さ
れたブロック数のデータを読み出して上位処理装置1へ
データ転送し終った後、上位処理装置1の命令とは別
に、先に情報記憶媒体5から読み出した最後のブロック
の次のブロックからデータを読み出して、予備データ格
納用メモリ4bへ格納する。そして、新たに上位処理装
置1からリード命令がきたとき、予備データ格納用メモ
リ4bに格納されているデータに対応するブロックが含
まれていたら、そのブロックについては、予備データ格
納用メモリ4bから上位処理装置1へデータを転送する
(請求項4の発明)。
【0032】この別に行う読み出し動作、すなわち、最
後のブロックの次のブロックからの読み出し動作中に、
ハードエラーが発生したら、読み出し動作を中止し、す
でに読み出した分のデータを無効にする(請求項5の発
明)。次に、この発明の情報記憶装置コントローラにつ
いて、データ転送時の動作をフローチャートで説明す
る。
【0033】図4と図5は、この発明の情報記憶装置コ
ントローラにおいて、データ転送時の主要な処理の流れ
を示すフローチャートである。図において、#1〜#1
4はステップを示し、また、とはそれぞれ接続点を
示す。
【0034】ステップ#1で、上位処理装置1から命令
があるまで待機する。上位処理装置1から命令を受けた
ときは、次のステップ#2へ進み、上位処理装置1から
待ち時間に読み出すデータ量が指定される(請求項2の
発明)。ステップ#3で、上位処理装置1から、次の命
令があるまで待機する。
【0035】上位処理装置1から命令を受けたときは、
ステップ#4へ進み、上位処理装置1から読み出し命令
を受信する。ステップ#5で、情報記憶媒体5からデー
タを読み出し、読み出したデータを上位処理装置1へ転
送する。
【0036】ステップ#6で、指定されたデータ量の読
み出し動作を行い、予備データ格納用メモリ部4bへ格
納する。ステップ#7で、上位処理装置1から、次の命
令があるまで待機する。
【0037】次の命令を受けたときは、ステップ#8へ
進み、その命令が読み出し命令かどうか判断する。も
し、その命令が読み出し命令でなければ、ステップ#1
0へ進み、命令に対する従来の処理を実行し、再び、先
のステップ#3に戻る。
【0038】また、先のステップ#8で判断した結果、
命令が読み出し命令であれば、次のステップ#9へ進
み、要求されたデータが、予備データ格納用メモリ部4
bに格納されたデータであるかどうか判断する。
【0039】もし、要求されたデータが、予備データ格
納用メモリ部4bに格納されたデータでなければ、ステ
ップ#10へ進み、命令に対する従来の処理を実行した
後、再び、先のステップ#3に戻る。また、先のステッ
プ#9で判断した結果、要求されたデータが、予備デー
タ格納用メモリ部4bに格納されたデータであれば、次
のステップ#11へ進む(図4の接続点から図5の接
続点へ進む)。
【0040】ステップ#11で、予備データ格納用メモ
リ部4bに格納されているデータから、該当するデータ
を上位処理装置1へ転送する(請求項4の発明)。次の
ステップ#12で、ステップ#8で判断した読み出し命
令によって要求されたデータが、予備データ格納用メモ
リ部4bに格納されたデータ以外のデータであるかどう
か判断する。
【0041】もし、メモリ部4bに格納されたデータ以
外のデータを要求していれば、ステップ#14へ進み、
要求されたデータの残りのデータを情報記憶媒体5から
読み出して、データバッファメモリ部4aに格納し、上
位処理装置1へ転送する(図5の接続点から図4の接
続点へ進む)。そして、再び、先のステップ#3へ戻
り、以下同様に、上位処理装置1からの命令があるまで
待機する。
【0042】また、先のステップ#12で判断した結
果、予備データ格納用メモリ部4b内のデータの要求で
あれば(メモリ部4bに格納されたデータ以外のデータ
を要求していない)、ステップ#13へ進み、予備デー
タ格納用メモリ部4bに格納されている要求データを、
データバッファメモリ部4aを介して、上位処理装置1
へ転送し、再び、先のステップ#3へ戻って、以下同様
に、上位処理装置1からの命令を待つ。
【0043】以上のステップ#1〜#14の処理によっ
て、この発明の情報記憶装置コントローラによる読み出
し命令に対するデータの読み出し動作と転送動作とが実
行された後、別に行う次のブロックからのデータの読み
出し動作と予備データ格納用メモリ部4bへのデータの
格納が行われる。そして、その後の読み出し命令が、予
備データ格納用メモリ部4bに格納されたデータであれ
ば、予備データ格納用メモリ部4bから、直ちに、上位
処理装置へ転送される。
【0044】
【発明の効果】請求項1の発明では、情報記憶装置コン
トローラは、上位処理装置1との間でデータ(情報)の
やり取りをしていない待ち時間に、読み出し動作を行う
ようにしている。したがって、時間を有効に利用するこ
とが可能になるので、システムの処理能率が向上され、
特に、シーケンシャルアクセスの場合には、次に、待ち
時間に読み出されたデータの転送が要求される確率が高
いので、極めて有効である。
【0045】請求項2の発明では、待ち時間に読み出す
データ量を、上位処理装置1が自由に決めることができ
るようにしている。したがって、上位処理装置1にとっ
て最適なデータ量による処理方法を選択することができ
る。
【0046】請求項3の発明では、上位処理装置1と情
報記憶媒体5とのデータ転送に使用するメモリ(データ
バッファメモリ)4aと、予備データ格納用メモリ部
(待ち時間内の読み出し用メモリ)4bとを分離してい
る。したがって、予備データ格納用メモリ部4bに格納
されたデータ群を独立して取り扱うことができる。ま
た、請求項2の発明、すなわち、待ち時間に読み出すデ
ータ量を、上位処理装置が自由に決める構成を併用し
て、待ち時間読み出し量を「0」にすれば、予備データ
格納用メモリ部4bに一旦格納されたデータを、そのま
ま保存することもできる。
【0047】請求項4の発明では、請求項2の発明で設
けた予備データ格納用メモリ部4bに、直前に完了した
読み出し動作が行われたブロックの次のブロックから読
み出したデータを格納し、そのブロックの情報記憶媒体
5上のアドレスを記憶している。したがって、次に読み
出し命令がきたとき、そのブロックアドレスによって、
予備データ格納用メモリ部4b内に格納されたデータが
要求されたかどうか判断することができ、すでに予備デ
ータ格納用メモリ部4bに格納されているデータであれ
ば、情報記憶媒体5をアクセスせず、予備データ格納用
メモリ部4bから読み出すので、転送動作の効率が向上
される。
【0048】請求項5の発明では、待ち時間の読み出し
動作中に、ハードエラー(異常)が発生したときは、リ
トライ動作を行わず、それまでに読み出したデータを無
効にしている。したがって、読み出したデータの信頼性
が向上されると共に、エラーリカバリーを行うための余
計な時間も不要であるから、システムの効率が向上され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の情報記憶装置コントローラについ
て、その要部構成の一実施例を示す機能ブロック図であ
る。
【図2】情報記憶装置で使用される情報記憶媒体につい
て、その情報記憶媒体上のデータフォーマットの一例を
示す図である。
【図3】この発明の情報記憶装置コントローラで使用さ
れるメモリ構成の一実施例を示す図である。
【図4】この発明の情報記憶装置コントローラにおい
て、データ転送時の主要な処理の流れを示すフローチャ
ートである。
【図5】この発明の情報記憶装置コントローラにおい
て、データ転送時の主要な処理の流れを示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 上位処理装置 2 情報記憶装置 3 情報記憶装置コントローラの制御部 4 情報記憶装置コントローラのデータバッファメモリ 4a データバッファメモリ部 4b 予備データ格納用メモリ部 5 情報記憶媒体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記憶媒体に対して、情報の読み書き
    を行うための制御部とデータバッファメモリとを具備
    し、上位処理装置から指示される情報転送量に応じて、
    前記データバッファメモリを制御して情報の転送を行う
    機能を有する情報記憶装置において、 上位処理装置への情報転送完了後、該情報の最終ブロッ
    クに引き続くブロックのデータを読み出し、読み出され
    たデータをメモリに格納することを特徴とする情報記憶
    装置コントローラ。
  2. 【請求項2】 請求項1の情報記憶装置コントローラに
    おいて、 転送が完了した最終ブロックに引き続くブロックの読み
    出しデータについて、該データのデータ量を上位処理装
    置から指定する手段を備えたことを特徴とする情報記憶
    装置コントローラ。
  3. 【請求項3】 請求項1の情報記憶装置コントローラに
    おいて、 前記データバッファメモリの他に、予備データ格納用メ
    モリを備え、 転送が完了した最終ブロックに引き続くブロックの読み
    出しデータを、前記予備データ格納用メモリに格納する
    ことを特徴とする情報記憶装置コントローラ。
  4. 【請求項4】 請求項3の情報記憶装置コントローラに
    おいて、 転送が完了した最終ブロックに引き続くブロックの読み
    出しデータについて、該データのブロックアドレス情報
    を記憶する手段を備え、 次に、上位処理装置から前記ブロックアドレスに合致す
    るブロックアドレスのデータの読み出し要求があったと
    き、予備データ格納用メモリ内のデータを上位処理装置
    へ転送することを特徴とする情報記憶装置コントロー
    ラ。
  5. 【請求項5】 請求項3の情報記憶装置コントローラに
    おいて、 転送が完了した最終ブロックに引き続くブロックのデー
    タの読み出し動作中において、異常が発生したときは、
    予備データ格納用メモリに格納したデータを無効とする
    ことを特徴とする情報記憶装置コントローラ。
JP28067192A 1992-09-26 1992-09-26 情報記憶装置コントローラ Pending JPH06110613A (ja)

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JP (1) JPH06110613A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6766415B1 (en) 1999-11-17 2004-07-20 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Data caching method

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6766415B1 (en) 1999-11-17 2004-07-20 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Data caching method

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