JPH0611051Y2 - ろ過器 - Google Patents

ろ過器

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JPH0611051Y2
JPH0611051Y2 JP1987112636U JP11263687U JPH0611051Y2 JP H0611051 Y2 JPH0611051 Y2 JP H0611051Y2 JP 1987112636 U JP1987112636 U JP 1987112636U JP 11263687 U JP11263687 U JP 11263687U JP H0611051 Y2 JPH0611051 Y2 JP H0611051Y2
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JP
Japan
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filter body
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chrysanthemum
lid
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JP1987112636U
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JPS6421717U (ja
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芳一 小口
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Kyosan Denki Co Ltd
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Kyosan Denki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、ジグザグ状に折られたろ過体を菊花状にし
て収容したろ過器に関するものである。
[従来の技術] この種のろ過器として従来第6,7図に示すようなもの
がある。即ち、 1はろ過器であり、該ろ過器1の一部を構成する蓋体9
には、ろ過すべき流体の送入管4とろ過された流体の送
出管7が備えられており、また、該ろ過器1の一部を構
成する容器2内には、該容器2の中心から偏心した位置
に中心を持つジグザグ状に折られ断面菊花状に形成した
ろ過体3が配置されている。そして該ろ過体3の下端部
は端板10で閉鎖されていると共に上端部は前記蓋体9
に固定されている。また、前記送入管4の先端の流入口
5は前記ろ過体3の一側外周の外側に開口し、前記送出
管7への流出口6は前記ろ過体3を内周中心部に開口し
ている。なお、8は前記菊花状に形成したろ過体3の形
状を維持するためのガイドリブである。
そして、前記ろ過体3の容器2に対して偏心させた理由
は、該容器2内でろ過体3の外周に流体の流入口5を形
成するためである。
上記のような構成において、送入管4から送られてくる
ろ過すべき流体は、容器2内の流入口5から菊花状のろ
過体3を通過しろ過されて中央の流出口から送出管7に
送られる。
[考案が解決しようとする課題] ところで、上記のようなものにおいては、ろ過体3の上
端部が蓋体9に固定されているため、本来ろ過体の両端
部を閉鎖するために必要な端板の1つが不要となると共
に本来ろ過体の端板と蓋体とを結合する手段が必要であ
ったものもがその手段も不要となる、というメリットを
有するものであるが、前記菊花状のろ過体3がその容器
2に対して偏心した位置に配置されているため、該容器
2の直径に比して小さな直径とならざるを得ない。
従って、所望の大きさのろ過体3を得るには、それに応
じた大きさの容器2を必要とすることになり、ろ過体3
の寿命を増すためろ過面積を大きくする必要がある場合
には必然的に容器2も大型化してしまう、という問題点
があった。
[課題を解決するための手段] この考案は、菊花状のろ過体を収容容器と略同心に配置
することによって、前記大型化の問題点を解消しようと
するものであり、具体的には、 流体の送入管と送出管を備えた蓋体と、断面菊花状のろ
過体を収容した容器とからなるろ過器において、前記ろ
過体の上端を前記蓋体に固定すると共に、該ろ過体を前
記容器と略同心に配置し、前記送入管の先端部の流入口
をろ過体壁間に挿入位置させたことを特徴とするろ過
器。
[作用] ろ過体の上端を蓋体に固定することによって前記メリッ
トを具有しながら、菊花状のろ過体を収容容器と略同心
に配置したので、ろ過体の直径を容器の内壁の近傍まで
延ばすことができ、且つ該ろ過体の外周に略均一な流体
通路を形成することができる。そして、流入口をろ過体
壁間に設置したため、従来例の如き容器内に流入口のた
めの特別の空間を形成するという必要もない。
そして、該ろ過器は実質的に前記従来例とほぼ同じ工程
を経てろ過作用を行う。
[実施例] 以下、第1,2図を参照してこの考案の第1の実施例に
ついて説明する。図中11はこの考案にかかるろ過器で
あり、該ろ過器11の一部を構成する蓋体20には、ろ
過すべき流体の送入管14とろ過された流体の送出管1
7が備えられており、また、該ろ過器11の一部を構成
する容器12内には、該容器12の中心と略同心の位置
に中心を持つジグザグ状に折られ断面菊花状に形成した
ろ過体13が配置されている。そして該ろ過体13の下
端部は端板21で閉鎖されていると共に上端部は前記蓋
体20に固定されている。また、前記送入管14の先端
には流入口15が、ま前記ろ過体13の内周中心部には
前記送出管17への流出口16がそれぞれ開口してい
る。また、18は前記菊花状に形成したろ過体13の形
状を維持するためのガイドリブであり、該ガイドリブに
は流入口15をろ過体13の一部であるろ過体壁13
a,13b間に開口すべく他の箇所より多少広げるため
のV字状部18aが一体に形成されている。
このように、ろ過体13の上端を蓋体20に固定するこ
とによって、本来ろ過体の両端部を閉鎖するために必要
な端板の1つが不要となると共に本来ろ過体の端板と蓋
体とを結合する手段が必要であったものもがその手段も
不要となる、というメリットを具有しながら、ろ過体1
3の一部であるろ過体壁13a,13b間に流入口15
を開口させたため、ろ過体13を容器12に対して偏心
させる必要がなく、容器12に対してろ過体13を従来
例に比してかなり大きくすることができる。
そして、送入管14から送られてくるろ過すべき流体
は、容器12内の流入口15から菊花状のろ過体13を
通過しろ過されて中央の流出口16から送出管17に送
られるのである。
第3,4図に示す第2の実施例では、ろ過すべき流体の
送入管14およびろ過された流体の送出管17が蓋体2
0から上方に向いており、且つガイドリブ18が前記V
字状部を有していないこと以外は前記第1の実施例と実
質的に同一の構成である。
また、第2の実施例を変形して第5図に示すように、前
記ガイドリブ18とは別体にV字状剛性材バインダ19
を付加してもよい。このバインダ19は、菊花状ろ過体
13を組付ける際、流入口15との干渉によるろ過体1
3の破損防止や組付性を容易にするためのものであっ
て、ろ過体13の一部であるろ過体壁13a,13bの
ストラットを兼ねて予めろ過体13に組付けておくとよ
い。
なお、この考案においては、流入口をろ過体壁間に設置
したことによって、菊花状のろ過体壁の枚数が多少減る
こともあるが、この枚数の減少による面積減少よりも折
り巾の増大による面積の増加が非常に大きいので、結果
的にみて同一容器におけるろ過器の有効面積は充分に大
きくすることができる。即ち、 一般に菊花状のろ渦過の壁数は、内側壁間Pによって定
まる。これはろ過体の厚さによっても異なるが、Pが小
さすぎると壁間の密着が起こり、ろ過機能が低下するこ
とになる。
そこで、一例として、容器の内径D=65mmとし、菊花
状のろ過体芯部の径d=19mmに設定し前記P=2mmに
設定した場合、 壁数n=dπ/P=19π/2=30枚 となる。
そして、従来例で流入口のための空間を15mm必要とし
た場合、菊花状のろ過体の容器に対する偏心を5mmとし
且つ容器と菊花状のろ過体との最低空間を5mmとする
と、 折り巾h=13mmとなる。
ろ過体の高さT=50mmとすると、 ろ過器の有効面積S=h×T(n×2) =13×50(30×2) =39000mm2 となる。
ところが、この考案の場合には、 流入口をろ過体壁間に設置したことによる壁数の減少を
2枚とすると、 壁数n=28枚 容器と菊花状のろ過体との最低空間は5mmであるから、 折り巾h=18mmとなる。
ろ過体の高さT=50mmであるから、 ろ過器の有効面積S=h×T(n×2) =18×50(28×2) =50400mm2 となる。
そこで、上記両者を比較すると、 この考案に係るろ過器は、流入口をろ過体壁間に設置し
たことによる壁数の減少が2枚有るのにかかわらず折り
巾の増大により、ろ過器の有効面積の差S′は、 S′=50400−39000=11400mm2 となる。
なお、上記数値はこの考案に係る一つの実施例にすぎな
い。
[考案の効果] この考案に係るろ過器は、ろ過体の上端を蓋体に固定す
ることによって、本来ろ過体の両端部を閉鎖するために
必要な端板の1つが不要となると共に本来ろ過体の端板
と蓋体とを結合する手段が必要であったものがその手段
も不要となるというメリットを具有しながら、菊花状の
ろ過体を収容容器と略同心に配置し且つ容器内の流入口
をろ過体壁間に設置したことにより、ろ過器の有効面積
を大幅に増大させることができるので、目詰まり性能を
著しく向上させることができると共に同一性能の場合に
はろ過器容器を小型化することができる、という利点を
有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るろ過器の一実施例の断面図、第
2図はそのII−II断面図、第3図は他の実施例の断面
図、第4図はそのIV−IV断面図、第5図は更に他の実施
例の断面図、第6図は従来例の断面図、第7図はそのVI
I−VII断面図である。 11…ろ過器、12…容器、13…ろ過体、14…送入
管、15…流入口、17…送出管、20…蓋体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体の送入管と送出管を備えた蓋体と、断
    面菊花状のろ過体を収容した容器とからなるろ過器にお
    いて、前記ろ過体の上端を前記蓋体に固定すると共に、
    該ろ過体を前記容器と略同心に配置し、前記送入管の先
    端部の流入口をろ過体壁間に挿入位置させたことを特徴
    とするろ過器。
JP1987112636U 1987-07-24 1987-07-24 ろ過器 Expired - Lifetime JPH0611051Y2 (ja)

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JP1987112636U JPH0611051Y2 (ja) 1987-07-24 1987-07-24 ろ過器

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JP1987112636U JPH0611051Y2 (ja) 1987-07-24 1987-07-24 ろ過器

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JPS6421717U JPS6421717U (ja) 1989-02-03
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2569032Y2 (ja) * 1991-12-27 1998-04-22 株式会社テネックス ろ過器
JP4323074B2 (ja) * 2000-09-13 2009-09-02 インテグリス・インコーポレーテッド ろ過装置

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JPS5851927U (ja) * 1981-10-07 1983-04-08 日本鋼管株式会社 鋼管のねじ切装置
JPS60165015U (ja) * 1984-04-06 1985-11-01 京三電機株式会社 燃料フイルタ

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JPS6421717U (ja) 1989-02-03

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