JP3967799B2 - インタンク型のフュ−エルフィルタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料タンクの中の燃料ポンプから燃料を送入し、濾過後した燃料をエンジン側に送出するインタンク型のフューエルフィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】
このインタンク型のフューエルフィルタは、一般に、容器と蓋体とによって区画した濾過室内に濾過体を収容して設けられている。
【0003】
このインタンク型のフューエルフィルタとして、先に本件出願人により提案されたものを例に挙げて、図20ないし図24を参照して説明する。
【0004】
このフューエルフィルタ101は、図20に示されているように、燃料タンク116内に内蔵される燃料ポンプ117の円筒ケーシングの外周に配設されるものであり、断面U字状に形成されている。このフューエルフィルタ101は、容器102と蓋体103とによって区画した濾過室104内に濾過体105を収容し、蓋体103に送入管106と送出管107とを備えている。
【0005】
ここで、濾過体105は、容器102の内外壁のどちらか一方の壁面に沿うように形成されたプレート108と、このプレート108に保持されプリーツ状に折られた濾過部材109とを有している。このプレート108および濾過部材109とからなる濾過体105は、上端が上部端板118に、また下端が下部端板110に固定されている。
【0006】
上部端板118は、濾過された燃料を送出する濾過燃料送出管119が設けられている。上部端板118は蓋体103に溶着されている。すなわち、図21に示すように、上部端板118の濾過燃料送出管119と蓋体103の送出管107とを直接接続する箇所で、上部端板118と蓋体103とを溶着している。符号120は溶着部を示している。
【0007】
プレート108は、例えば金属薄板からプレスなどにより塑性変形されたものである。
【0008】
プレート108は、その下端が真直に形成され、下部端板110に接着により固定されている。
【0009】
この濾過燃料送出管119は、濾過室104内に延びて設けられ、パイプの形状として一般的である略筒状に形成されている。
【0010】
また、上部端板118と容器102の内周壁との間は、容器102の周方向に長く延びた線状の間隙133となっている。送入管106からフィルタ内に流入された燃料は、この間隙133を通って濾過室104内に流入する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
このフューエルフィルタ101にあっては、次の(1)ないし(8)に掲げるような課題がある。
【0012】
(1)上部端板118と蓋体103とを溶着するとき、上部端板118の濾過燃料送出管119と蓋体103の送出管107とを直接接続する箇所(溶着部120)で溶着している。
【0013】
ところが、送出管107は、実際に車両に搭載するときには、他部品との関係もあり、蓋体103上の様々な箇所に位置設定される可能性がある。そうすると、送出管107の位置が異なるたびに、それに応じて濾過燃料送出管119の位置を変えて設定した上部端板118を用意する必要がある。これは、フューエルフィルタ101の製造コストを引き上げる要因となる。
【0014】
(2)プレート108とは別体の下部端板110がプレート108に取り付けられており、その分、組付工程が増加し、フューエルフィルタ101の製造コストの上昇につながる。
【0015】
(3)濾過部材109の下端を固定するため下部端板110を設けている。下部端板110が必要な分だけ、製造コストを引き上げる。
【0016】
(4)また、下部端板110は、濾過部材109およびプレート108の下端に接着されているが、保持力が十分でないときには、脱落するおそれがある。
【0017】
(5)金属薄板からなるプレート108の周方向の両端部が折り曲げられて濾過部材109の両端をかしめて保持している(図23参照)。ところが、プレート108のかしめ部分から濾過部材109が図23のx方向にずれるおそれがある。濾過部材109がずれてプレート108との間に隙間ができると、その隙間から未濾過燃料が入り込み、送出管107を通って、エンジン側に送られるおそれがある。
【0018】
一方、この濾過部材109のずれを防止するため、別の部材を設けるとすると、部品点数の増加、組付工程の増加につながり、フューエルフィルタ101の製造コストを引き上げることになる。
【0019】
(6)プレート108の片面側(外側)にのみ濾過部材109が設けられている。そのため、濾過部材109の面積に制限があり、濾過性能を制約している。
【0020】
(7)また、この濾過燃料送出管119は、濾過室104内に延びた略筒状のものとして形成されている。そのため、図21に示すように、濾過室104における濾過部材109の上部付近に、空気溜り125ができる。符号126は、燃料の自由液面を示している。この空気溜り125があることにより、濾過室104内の流入した燃料と濾過部材109との擦れにより、図24のBに示すように静電気発生量が増加される。また、燃料の自由液面135が常に上下するので、発生する静電気は波のある不安定なものとなる。
【0021】
さらに、空気溜り125がある分、濾過部材109の上端部が有効に濾過できなくなる。すなわち、濾過部材109の濾過面積が実質的に狭まることにより、濾過負担が大きくなり、その結果、濾過部材109の寿命の短縮化を招くことになる。
【0022】
(8)また、送入管106からフィルタ内に流入された燃料は、上部端板118と容器102の内周壁との間で容器102の周方向に長く延びた間隙133を通って濾過室104内に流入する。したがって、燃料が比較的強い勢いで濾過室104内に流入する。そのため、燃料に含まれたダストのうち比較的重いダストまでもが沈降する間もなく、濾過部材109により補足される。すなわち、比較的軽いダストだけでなく、比較的重いダストまでも含むダストのほぼ全てが濾過部材109により補足されることになる。したがって、濾過部材109の寿命の短縮化を招く。
【0023】
本発明は、フューエルフィルタ101における(1)ないし(8)の課題を解決するため創案されたものである。先行技術として断面U字状のフューエルフィルタ101を例に上に挙げたが、本発明はこれに限定されるものではなく、燃料タンクの中に設置されるインタンク型のフューエルフィルタ一般に適用可能である。
【0024】
本発明の第一の目的は、蓋体に設ける送出管の位置が種々に変更されても、上部端板の濾過燃料送出管の位置を変更する必要がないようにし、もって製造コストの低減を図ったインタンク型のフューエルフィルタを提供することにある。
【0025】
また、本発明の第二の目的は、プレートに下部端板を取り付ける工程を削減することにより、製造コストの低減を図ったインタンク型のフューエルフィルタを提供することにある。
【0026】
また、本発明の第三の目的は、濾過部材の下端を固定する下部端板そのものを削減可能とすることにより、製造コストの低減を図ったインタンク型のフューエルフィルタを提供する。
【0027】
また、本発明の第四の目的は、プレートによる下部端板の保持力、プレートによる濾過部材の保持力を上げることにより、下部端板の脱落を防止、プレートによる濾過部材の保持力を強化したインタンク型のフューエルフィルタを提供する。
【0028】
また、本発明の第五の目的は、濾過部材のプレートに対するズレを別の部材を用いることなく防止したインタンク型のフューエルフィルタを提供することにある。
【0029】
また、本発明の第六の目的は、濾過部材の面積を増加することにより、濾過性能の向上を図ったインタンク型のフューエルフィルタを提供することにある。
【0030】
また、本発明の第七の目的は、濾過室における濾過部材の上部付近に空気溜りができることを防止することにより、燃料と濾過部材との擦れをできるだけ低減させて、発生する静電気量を低減させ、また発生する静電気を波のない安定したものとしたインタンク型のフューエルフィルタを提供することにある。
【0031】
また、本発明の第八の目的は、比較的重いダストをフィルタの底に沈降させ、比較的軽いダストのみを濾過部材に補足させることにより、濾過部材の寿命を長くしたインタンク型のフューエルフィルタを提供することにある。
【0032】
【課題を解決するための手段】
(1)第一の目的を達成するため、本発明では、上部端板はその濾過燃料送出管の出口を囲んだ部分が蓋体に溶着されている。
【0033】
(2)また、第二の目的を達成するため、本発明では、下部端板がプレートに一体成形されている。
【0034】
(3)また、第三の目的を達成するため、本発明では、濾過部材の下端が接着剤により固化されている。
【0035】
(4)また、第四の目的を達成するため、本発明では、プレートはその下端に濾過部材方向に突出した突起が設けられている。
【0036】
(5)また、第五の目的を達成するため、本発明では、プレートは、その周方向の端部に濾過部材側に折り曲げ可能に設けられた折曲片と、折り曲げられた折曲片と共に濾過部材を挾み込む突起とが設けられている。また、別の本発明は、振動溶着によりプレートと濾過部材とが接合されている。
【0037】
(6)また、第六の目的を達成するため、本発明では、濾過部材は濾過室内で一周するように設けられている。
【0038】
(7)また、第七の目的を達成するため、本発明では、濾過燃料送出管は、下端から濾過部材の上端位置と略同じ高さにかけて切欠が形成されている。また、別の本発明では、上部端板に、濾過された燃料を濾過室から送出する濾過燃料送出孔が開口して形成されている。
【0039】
(8)また、第八の目的を達成するため、本発明では、上部端板に、蓋体に対する溶着部以外の領域に開口して形成され濾過室へ燃料を圧送させるのに支障を生じない程度に開口面積を絞られた送入用絞り孔が形成されている。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を図1ないし図19、図24を参照して説明する。
【0041】
図1に本発明のフューエルフィルタの一実施形態が示されている。
【0042】
このフューエルフィルタ1は、断面U字状であり、燃料タンク内に内蔵される燃料ポンプの円筒ケーシングの外周に配設されるようになっている。
【0043】
このフューエルフィルタ1は、断面U字状の容器2と、この容器2と共に濾過室4を区画する蓋体3と、濾過室4内に収容された濾過体5と、燃料の送入通路6および送出管7とを備えている。
【0044】
ここで、濾過体5は、容器2の内外壁(内壁2A、外壁2B)のどちらか一方の壁面(この例では内壁2A)に沿うように形成されたプレート(プロテクタ)8と、このプレート8に保持されプリーツ状に折られた濾過部材9とを有している。
【0045】
また、濾過部材9は、上端が例えば接着剤により上部端板10に固定され、下端が下部端板11に接着剤により固定されて設けられている。符号25Aは、濾過部材9と上部端板10とを接着した接着剤層を示している。符号25Bは、濾過部材9と下部端板11とを接着した接着剤層を示している。
【0046】
上部端板10は、本実施形態では、図1ないし図3に示すように、濾過燃料送出管15の出口15Aを囲んだ部分に突出壁12が設けられ、その突出壁12が蓋体3に溶着されている。符号13は溶着部を示している。上部端板10と蓋体3と突出壁12とにより囲まれることによって、燃料通過部14が区画される。上部端板10は、濾過された燃料を濾過室4から送出する濾過燃料送出管15が設けられている。この濾過燃料送出管15から出た濾過燃料は、燃料通過部14を経て、送出管7からエンジン(図示省略)に向けて送出される。
【0047】
上部端板10における濾過燃料送出管15の出口15Aを囲んだ突出壁12を蓋体3に溶着した理由は、次のとおりである。先行技術では、上部端板の濾過燃料送出管と蓋体の送出管とを直接接続する箇所で溶着していた。そのため、車両にフューエルフィルタを設置した状態での他の部品との関係で、蓋体の送出管の位置を変更するたびに、それに対応して濾過燃料送出管の位置を変更した上部端板を用意しなければならない。これに対して、本発明のように、上部端板10における濾過燃料送出管15の出口15Aを囲んだ部分(突出壁12)を蓋体3に溶着するようにすれば、上部端板10の濾過燃料送出管15の位置を変更する必要がなくなる。
【0048】
なお、濾過燃料送出管15を囲んだ部分として、本実施形態では上部端板10に上方に突出する突出壁12を設けたが、これに限らず、例えば蓋体3から下方に突出する突出壁を設けたり、あるいは蓋体3と上部端板10との間に介在させる壁を設けるようにしてもよい。
【0049】
樹脂製のプレート8には、図4(A)(B)に例示するような、濾過部材9の保持構造が設けられる。すなわち、樹脂製のプレート8は、その周方向の端部に折り曲げ可能に設けられた折曲片17と、折り曲げられた折曲片17と共に濾過部材9の端部を挾み込む突起18とを有する。符号19は折目を示している。すなわち、折り曲げられた折曲片17と突起18との間に濾過部材9を挾み込む。この図4(A)(B)の例では、二重にした折曲片17と突起18との間に濾過部材9を挾み込んで、折曲片17を突起18に圧着させ、もって濾過部材9の端部を保持するようになっている。
【0050】
このように、プレート8に折曲片17および突起18を一体成形することにより、プレート8に濾過部材9を保持するために挾着部材(ストラット)を別に用意しなくとも、濾過部材9がずれることなく確実にプレート8に保持される。
【0051】
この図4(A)(B)の例では、二重にした折曲片17と突起18との間に濾過部材9を挾み込んだが、保持構造の具体例はこれに限らない。
【0052】
例えば図5(A)(B)に示すように、プレート8の一重の折曲片17と突起18との間に濾過部材9を挾み込んで、折曲片17の端部を突起18に圧着させ、濾過部材9を保持するようにしてもよい。
【0053】
また、図6(A)(B)に示す例では、プレート8の一重の折曲片17に凸部17Aを設ける一方、プレート8の折曲片17に重ね合う部分に凹部8Aを設けている。凸部17Aは根元がくびれて形成されている一方、凹部8Aは開口部が狭く、中ほどが広く形成されている。これにより、凸部17Aが凹部8Aに嵌合すると、スナップのようになり、容易に抜けないようになる。すなわち、折曲片17を折り曲げ、凸部17Aを濾過部材9を挾んで凹部8Aに嵌合し、折曲片17の端部を突起18に圧着させる。
【0054】
上述した図4(A)(B)、図5(A)(B)、図6(A)(B)に示す例では、濾過部材9がプレート8の片側面(外側面)に沿って設けられる。これに対して、図7に示す濾過部材9のように、濾過室を一周するように設けるようにしてもよい。これによると、濾過面積が広くなる結果、濾過性能が向上される。
【0055】
この図7に示す例では、一枚の濾過部材9でプレート8の全周を取り囲み、プレート8の一端を濾過部材9の両端で挾んだ状態で、挾着部材(ストラット)20により挾着されている。この挾着部材20は、例えば金属薄板製であり、断面略U字状に形成されている。本実施形態では、プレート8の全周を濾過部材9が一周するように設けたが、これに限らず、プレート8を省略し、濾過部材9のみを濾過室内で一周するように設けてもよい。
【0056】
濾過部材9をプレート8の片面側だけに設けるもの、あるいは一周するように設けるもの、いずれの場合についても、図8に示すように、超音波振動子(図示省略)を用いる超音波振動により、樹脂製のプレート8を溶融し濾過部材9を溶着させるようにしてもよい。勿論、超音波振動以外の振動による溶着であってもよい。図8において、符号20Aは振動溶着部を示している。振動溶着であると、簡単且つ低コストにて濾過部材9がプレート8に接合される。
【0057】
また、濾過燃料送出管15は、図1および図2に示すように、切欠21が形成されている。この切欠21は、濾過燃料送出管15の下端から濾過部材9の上端位置と略同じ高さにかけて形成されている。
【0058】
この切欠21は、濾過室4における濾過部材9の上部付近に空気溜りができることを防止し、燃料と濾過部材9との間の摩擦を低減し、もって静電気を低減したり、安定したものとするために設けられている。
【0059】
また、本実施形態では、図1、図3、図9に示すように、上部端板10と容器2の内周壁との間に、濾過室4内に流入される燃料を絞る送入用絞り孔23が開口されて設けられている。すなわち、上部端板10には、蓋体3に対する溶着部13(突出壁12)以外の領域に、濾過室4内に燃料を流入させる送入用絞り孔23が開口されて設けられている。
【0060】
先行技術では、送入管からフィルタ内に送入された燃料が、上部端板と容器の内周壁との間の比較的長い間隙を通して濾過室内に流入されていた。これによると、濾過室に流入した燃料の流れの勢いが強いので、比較的重いダストも濾過部材に補足されてしまい、濾過部材の寿命を縮める結果となっていた。本実施形態の送入用絞り孔23は、この不都合を解決するために設けられた。
【0061】
本実施形態では、燃料ポンプから圧送された未濾過燃料は、フューエルフィルタ1の送入通路6からフューエルフィルタ1の中に入り、この送入用絞り孔23により絞られながら通過した後、濾過室4内に入るとその流れが緩慢となる。このように、未濾過燃料は濾過室4内で流れが緩慢となるので、比較的重いダストは容器2の底に沈降し、比較的軽く細かいダストのみが濾過部材9により補足される。
【0062】
送入用絞り孔23は、次のように設けられている。上部端板10は、突出壁12の外側で、容器2の内周壁に向けて複数個のフランジ24が張り出して設けられ、これらフランジ24が容器2に溶着されている。個々の送入用絞り孔23は、隣接する二個のフランジ24と、容器2の内周壁と、上部端板10の外周とにより囲まれた間隙からなる。要するに、上部端板10と容器2の内周壁との間の間隙をフランジ24が間隔をあけて閉塞することにより、複数個の送入用絞り孔23が間隔をおいて配置されるものとなっている。個々の送入用絞り孔23は、燃料を濾過室4内へ圧送するのに支障をきたさない程度に狭い面積に設定され、濾過室4に流入する燃料の絞り作用を行うようになっている。本実施形態の送入用絞り孔23は、上部端板10と容器2の内周壁との間に沿って複数個、形成されている。
【0063】
上述のように構成されたフューエルフィルタ1にあっては、次のように燃料を濾過し送り出すものである。
【0064】
フューエルフィルタ1の中心にある燃料ポンプから吐出された燃料は、フューエルフィルタ1の送入通路6を通りフィルタ内に流入し、上部端板10と容器2の内周壁との間の送入用絞り孔23を通って、濾過室4内に入る。そして、濾過部材9により濾過された後、濾過燃料送出管15、燃料通過部14、送出管7を通ってエンジン側に送出される。
【0065】
本実施形態では、燃料ポンプから圧送された未濾過燃料は、送入通路6からフューエルフィルタ1の中に入り、図9の矢印で示すように、この送入用絞り孔23により絞られながら通過した後、濾過室4内に入るとその流れが緩慢となる。このように、未濾過燃料は濾過室4内で流れが緩慢となるので、比較的重いダストは容器2の底に沈降し、比較的軽く細かいダストのみが濾過部材9により補足される。したがって、濾過部材9の寿命が延びる。
【0066】
また、濾過燃料送出管15は、切欠21が形成されているので、濾過室4における濾過部材9の上部付近に空気溜りができることが防止される。空気溜りができないので、燃料と濾過部材9との間の摩擦が低減され、図24のAに示すように、静電気の発生量が低減される。また、発生する静電気は、波成分をあまり含まない安定したものとなる。さらに、空気溜りがないので、濾過部材9が上端部も含めて全域が濾過に用いられることになり、濾過部材9の長寿命化につながる。
【0067】
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、種々の変形例が実施可能である。
【0068】
例えば、上述した実施形態では、プレート8を上部端板10に取り付けたが、これに限らず、図10に示すように、プレート8を上部端板10と一体成形するようにしてもよい。これにあっては、部品点数が削減され、組立工数も削減される。
【0069】
また、上述した実施形態では、プレート8に下部端板11に取り付けたが、これに限らず、図11に示すように、プレート8に下部端板11を一体成形するようにしてもよい。これにあっては、部品点数が削減され、組立工数も削減される。
【0070】
また、上述した実施形態では、プレート8の下端が真直に形成されていたが、上記した図10に示した例では、プレート8は、下端に濾過部材9の方向に突出する突起16が設けられている。これによると、濾過部材9を下部端板11に接着する接着剤(接着剤層25B)がこの突起16に引掛かって、プレート8が下部端板11に強く固定される。したがって、下部端板11がプレート8から脱落することが防止される。
【0071】
また、上述した実施形態では、プレート8の下端に下部端板11を固定し、この下部端板11に濾過部材9の下端を固定した。これ以外にも、図12、図13に示すように、濾過部材9の下端を接着剤(接着剤層25B)により固化して、下部端板11そのものを省略するようにしてもよい。例えば、端板と同様な形状を有する型板(図示省略)を用意し、接着剤を塗布した型板を濾過部材9の下端に取り付け、接着剤が固化したら、型板を濾過部材9から外すようにする。すると、濾過部材9の下端が接着剤(接着剤層25B)により固められた状態となる。特に図13に示す例にあっては、プレート8の下端に突起16が設けられ、プレート8による濾過部材9の保持力を向上させている。
【0072】
また、空気溜り防止の構造として、上述した実施形態では、濾過燃料送出管15にスリット状の切欠21を設けたが、これに限らず、例えば図14、図15に示されたように設けてもよい。図14に示された例の切欠21は、テーパ状に形成されている。また、図15に示された例の切欠21は、濾過燃料送出管15の片側が削除されて形成されている。
【0073】
空気溜り防止構造として、上記の図1、図14、図15に示した例では、濾過燃料送出管15に切欠21を形成した。これに対して、図16ないし図18に示すように、濾過燃料送出管そのものを削除し、上部端板10に濾過燃料送出孔22を開口して形成するようにしてもよい。濾過燃料送出孔22は、突出壁12に囲まれた領域に設けられる。濾過燃料送出孔22は、本実施形態では図18に示すようにスリット状に形成されており、燃料通過流量を十分に確保するようにしている。図16および図17に示すように、上部端板10の濾過燃料送出孔22から下方に、接着剤層25Aの長さだけ僅かに筒22Aが突出している。この筒22Aは、上部端板10と濾過部材9との間を接着する接着剤(接着剤層25Aの接着剤)が濾過燃料送出孔22内に入り込むことを防止するために設けられている。本実施形態では、濾過室4内の濾過燃料は、この濾過燃料送出孔22を通って、燃料通過部14を経て送出管7からエンジン側に送出される。この濾過燃料送出孔22によっても、空気溜りができることを防止できる。
【0074】
また、上述した実施形態では、ごく短い送入用絞り孔23が複数個、間隔をおいて配置されていたが、これに限らず、図19に示す送入用絞り孔23のように、濾過室4に流入する燃料の絞り作用を行うものならば、長穴状に形成してもよい。
【0075】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のインタンク型のフューエルフィルタによると、次のような効果を奏する。
【0076】
(1)請求項1のインタンク型のフューエルフィルタによると、上部端板はその濾過燃料送出管の出口を囲む部分が蓋体に溶着される。したがって、蓋体の送出管の位置が異なっても、濾過燃料送出管の位置が同じ上部端板を使用でき、もってフューエルフィルタの製造コストを低減できる。
【0077】
(2)請求項2のインタンク型のフューエルフィルタによると、上部端板はその濾過燃料送出管の出口を囲む部分が蓋体に溶着される。したがって、蓋体の送出管の位置が異なっても、濾過燃料送出管の位置が同じ上部端板を使用でき、もってフューエルフィルタの製造コストを低減できる。
【0078】
また、上部端板がプレートに一体成形されている。したがって、上部端板をプレートに取り付ける場合に比べて、部品点数を削減でき、また組立工数を削減でき、もってフューエルフィルタの製造コスト低減に一層寄与できる。
【0079】
(3)請求項3のインタンク型のフューエルフィルタによると、下部端板がプレートに一体成形されている。したがって、下部端板をプレートに取り付ける場合に比べて、部品点数を削減でき、また組付工程を削減でき、もってフューエルフィルタの製造コストを低減できる。
【0080】
(4)請求項4のインタンク型のフューエルフィルタによると、濾過部材の下端が接着剤により固化されている。したがって、下部端板を削減でき、部品点数の削減、組付工程の削減となり、もってフューエルフィルタの製造コストを低減できる。
【0081】
(5)請求項5のインタンク型のフューエルフィルタによると、濾過部材の下端が接着剤により固化されている。したがって、下部端板を削減でき、部品点数の削減、組付工程の削減となり、もってフューエルフィルタの製造コストを低減できる。
【0082】
(6)請求項6のインタンク型のフューエルフィルタによると、上部端板に濾過燃料送出孔を開口して形成することにより、濾過燃料送出管そのものを削減した。そのため、濾過室における濾過部材の上部付近に空気溜りができることを防止できる。
【0083】
空気溜りができないので、燃料と濾過部材との間の摩擦を低減でき、もって電気の発生量を低減できる。また、発生した静電気が波成分をあまり含まない安定したものとできる。さらに、空気溜りがないので、濾過部材が上端部も含めて全域が濾過に用いられることになり、濾過部材の長寿命化を実現できる。
【0084】
(7)請求項7のインタンク型のフューエルフィルタによると、プレートの下端に濾過部材に向かって突出する突起が設けられ、この突起に接着剤が引掛るものとなっている。したがって、プレートによる下部端板の保持力を強化でき、下部端板の脱落を防止できる。また、下部端板を設けない場合にも、プレートによる濾過部材の保持力を強化できる。
【0085】
(8)請求項8のインタンク型のフューエルフィルタによると、樹脂製のプレートの折曲片とプレート上の突起との間に濾過部材を挾んで保持する。すなわち、プレートに濾過部材を挾着する挾着部材を別に用意しなくとも、濾過部材がずれることなく確実に保持できる。したがって、部品点数を削減でき、もってフューエルフィルタの製造コストを低減できる。
【0088】
)請求項のインタンク型のフューエルフィルタによると、プレートと濾過部材とは振動溶着により接合されているので、簡単かつ低コストにて接合できる。
【0089】
10)請求項10のインタンク型のフューエルフィルタによると、濾過燃料送出管は、下端から濾過部材の上端位置と略同じ高さにかけて切欠が形成されている。そのため、濾過室における濾過部材の上部付近に空気溜りができることを防止できる。空気溜りができないので、燃料と濾過部材との間の摩擦を低減でき、もって電気の発生量を低減できる。また、発生した静電気が波成分をあまり含まない安定したものとできる。さらに、空気溜りがないので、濾過部材が上端部も含めて全域が濾過に用いられることになり、濾過部材の長寿命化を実現できる。
【0090】
11)請求項11のインタンク型のフューエルフィルタによると、濾過燃料送出管にスリット状の切欠が形成されている。そのため、濾過室における濾過部材の上部付近に空気溜りができることを防止できる。空気溜りができないので、燃料と濾過部材との間の摩擦を低減でき、もって電気の発生量を低減できる。また、発生した静電気が波成分をあまり含まない安定したものとできる。さらに、空気溜りがないので、濾過部材が上端部も含めて全域が濾過に用いられることになり、濾過部材の長寿命化を実現できる。
【0091】
12)請求項12のインタンク型のフューエルフィルタによると、濾過燃料送出管にテーパ状の切欠が形成されている。そのため、濾過室における濾過部材の上部付近に空気溜りができることを防止できる。空気溜りができないので、燃料と濾過部材との間の摩擦を低減でき、もって電気の発生量を低減できる。また、発生した静電気が波成分をあまり含まない安定したものとできる。さらに、空気溜りがないので、濾過部材が上端部も含めて全域が濾過に用いられることになり、濾過部材の長寿命化を実現できる。
【0092】
13)請求項13のインタンク型のフューエルフィルタによると、濾過燃料送出管に片側を削除した切欠が形成されている。そのため、濾過室における濾過部材の上部付近に空気溜りができることを防止できる。
【0093】
空気溜りができないので、燃料と濾過部材との間の摩擦を低減できれ、もって電気の発生量を低減できる。また、発生した静電気が波成分をあまり含まない安定したものとできる。さらに、空気溜りがないので、濾過部材が上端部も含めて全域が濾過に用いられることになり、濾過部材の長寿命化を実現できる。
【0094】
14)請求項14のインタンク型のフューエルフィルタによると、上部端板の送入用絞り孔に絞られて濾過室に流入するので、濾過室にて緩慢な流れに変わる。そのため、燃料に含まれたダストのうち比較的重いダストは容器の底に沈降し、比較的軽いダストだけが濾過部材により補足される。濾過部材が補足しなければならないダストの量が減少するので、濾過部材の寿命を長くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインタンク型のフューエルフィルタの一実施形態の全体を示す縦断面図である。
【図2】図1のフューエルフィルタの燃料出口側を示す部分図である。
【図3】図1のフューエルフィルタの横断面図である。
【図4】図1のフューエルフィルタのプレートによる濾過部材の保持構造の一例を示す斜視図であり、(A)図は保持前の開放状態、(B)図は保持状態を示している。
【図5】プレートによる濾過部材の保持構造の他の例を示す斜視図であり、(A)図は保持前の開放状態、(B)図は保持状態を示している。
【図6】プレートによる濾過部材の保持構造の更に他の例を示す斜視図であり、(A)図は保持前の開放状態、(B)図は保持状態を示している。
【図7】一周するように設けられた濾過部材の一例を示した概略図である。
【図8】一周するように設けられた濾過部材の他の例を示した概略図である。
【図9】図1のフューエルフィルタの燃料入口側を示す部分図である。
【図10】本発明のインタンク型のフューエルフィルタの他の実施形態を示す縦断面図である。
【図11】本発明のインタンク型のフューエルフィルタのまた他の実施形態を示す縦断面図である。
【図12】本発明のインタンク型のフューエルフィルタの更に他の実施形態を示す縦断面図である。
【図13】本発明のインタンク型のフューエルフィルタの更にまた他の実施形態を示す縦断面図である。
【図14】本発明の濾過燃料送出管に設けた切欠の他の例を示す拡大図である。
【図15】本発明の濾過燃料送出管に設けた切欠の更に他の例を示す拡大図である。
【図16】本発明の上部端板に濾過燃料送出孔が開口されたフューエルフィルタの縦断面図である。
【図17】図16の部分図である。
【図18】図16のフューエルフィルタの横断面図である。
【図19】送入用絞り孔の他の例を示すフューエルフィルタの横断面図である。
【図20】未公開の先行技術に係るインタンク型のフューエルフィルタの全体を示した縦断面図である。
【図21】図20のフューエルフィルタの一部拡大図である。
【図22】図20のフューエルフィルタの横断面図である。
【図23】図22の一部拡大図である。
【図24】図1の本発明と図20の先行技術とで発生した静電気の電圧を示したグラフである。
【符号の説明】
1 フューエルフィルタ
2 容器
3 蓋体
4 濾過室
5 濾過体
6 送入管
7 送出管
8 プレート
9 濾過部材
10 上部端板
11 下部端板
13 溶着部
15 濾過燃料送出管
15A 濾過燃料送出管の出口
16 突起
17 折曲片
18 突起
19 折目
20 挾着部材
20A 振動溶着部
21 切欠
22 濾過燃料送出孔
23 送入用絞り孔
24 フランジ

Claims (14)

  1. 容器と蓋体とによって区画した濾過室内に濾過体を収容し、前記濾過体はプリーツ状の濾過部材と該濾過部材を保持するプレートとを有するインタンク型のフューエルフィルタにおいて、
    前記プレートは上端が上部端板に固定され下端が下部端板に固定されており、
    前記濾過部材は上端が前記上部端板に固定され下端が前記下部端板に固定されて設けられており、
    前記上部端板は前記濾過室内に延びる濾過燃料送出管が設けられていると共に、前記濾過燃料送出管と反対側の前記上部端板には突出壁が設けられ、該突出壁は前記濾過燃料送出管の出口より広い領域を囲んで前記蓋体に溶着されていることを特徴とするインタンク型のフューエルフィルタ。
  2. 容器と蓋体とによって区画した濾過室内に濾過体を収容し、前記濾過体はプリーツ状の濾過部材と該濾過部材を保持するプレートとを有するインタンク型のフューエルフィルタにおいて、
    前記プレートは上部端板と一体成形され下端が下部端板に固定されており、
    前記濾過部材は上端が前記上部端板に固定され下端が前記下部端板に固定されて設けられており、
    前記上部端板は前記濾過室内に延びる濾過燃料送出管が設けられていると共に、前記濾過燃料送出管と反対側の前記上部端板には突出壁が設けられ、該突出壁は前記濾過燃料送出管の出口より広い領域を囲んで前記蓋体に溶着されていることを特徴とするインタンク型のフューエルフィルタ。
  3. 容器と蓋体とによって区画した濾過室内に濾過体を収容し、前記濾過体はプリーツ状の濾過部材と該濾過部材を保持するプレートとを有するインタンク型のフューエルフィルタにおいて、
    前記プレートは下端に下部端板が一体成形され上端が上部端板に固定されており、
    前記濾過部材は上端が前記上部端板に固定され下端が前記下部端板に固定されて設けられており、
    前記上部端板は前記濾過室内に延びる濾過燃料送出管が設けられていると共に、前記濾過燃料送出管と反対側の前記上部端板には突出壁が設けられ、該突出壁は前記濾過燃料送出管の出口より広い領域を囲んで前記蓋体に溶着されていることを特徴とするインタンク型のフューエルフィルタ。
  4. 容器と蓋体とによって区画した濾過室内に濾過体を収容し、前記濾過体はプリーツ状の濾過部材と該濾過部材を保持するプレートとを有するインタンク型のフューエルフィルタにおいて、
    前記プレートは上端が上部端板に固定されており、
    前記濾過部材は上端が前記上部端板に固定され下端が接着剤により固化されて設けられ、
    前記上部端板は前記濾過室内に延びる濾過燃料送出管が設けられていると共に、前記濾過燃料送出管と反対側の前記上部端板には突出壁が設けられ、該突出壁は前記濾過燃料送出管の出口より広い領域を囲んで前記蓋体に溶着されていることを特徴とするインタンク型のフューエルフィルタ。
  5. 容器と蓋体とによって区画した濾過室内に濾過体を収容し、前記濾過体はプリーツ状の濾過部材と該濾過部材を保持するプレートとを有するインタンク型のフューエルフィルタにおいて、
    前記プレートは上部端板に一体成形されており、
    前記濾過部材は上端が前記上部端板に固定され下端が接着剤により固化されて設けられ、
    前記上部端板は前記濾過室内に延びる濾過燃料送出管が設けられていると共に、前記濾過燃料送出管と反対側の前記上部端板には突出壁が設けられ、該突出壁は前記濾過燃料送出管の出口より広い領域を囲んで前記蓋体に溶着されていることを特徴とするインタンク型のフューエルフィルタ。
  6. 容器と蓋体とによって区画した濾過室内に濾過体を収容し、前記濾過体はプリーツ状の濾過部材と該濾過部材を保持するプレートとを有するインタンク型のフューエルフィルタにおいて、
    上部端板は濾過された燃料を前記濾過室から送出する濾過燃料送出孔が開口して形成されると共に、前記濾過燃料送出孔と反対側の前記上部端板には突出壁が設けられ、該突出壁は前記濾過燃料送出孔の出口より広い領域を囲んで前記蓋体に溶着されていることを特徴とするインタンク型のフューエルフィルタ。
  7. 前記プレートは、その下端に前記濾過部材の方向への突起が設けられていることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項4、請求項5、請求項6のいずれか一項に記載のフューエルフィルタ。
  8. 前記プレートは、樹脂からなり、その左右端部に前記濾過部材側に折り曲げ可能に設けられた折曲片と、折り曲げられた折曲片と共に前記濾過部材を挾み込む突起とが設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載のインタンク型のフューエルフィルタ。
  9. 前記プレートと前記濾過部材とは、振動溶着により接合されていることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載のインタンク型のフューエルフィルタ。
  10. 前記濾過燃料送出管は、下端から前記濾過部材の上端位置と略同じ高さにかけて切欠が形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載のインタンク型のフューエルフィルタ。
  11. 前記切欠は、スリット状に形成されていることを特徴とする請求項10に記載のインタンク型のフューエルフィルタ。
  12. 前記切欠は、テーパ状に形成されていることを特徴とする請求項10に記載のインタンク型のフューエルフィルタ。
  13. 前記切欠は、片側が削除されて形成されていることを特徴とする請求項10に記載のインタンク型のフューエルフィルタ。
  14. 前記上部端板と前記容器の内周壁との間には、前記蓋体に対する溶着部以外の領域に開口して形成され前記濾過室へ燃料を圧送させるのに支障を生じない程度に開口面積を絞られた送入用絞り孔が形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項13のいずれか一項に記載のインタンク型のフューエルフィルタ。
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