JPH0611018Y2 - 防炎装置 - Google Patents

防炎装置

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JPH0611018Y2
JPH0611018Y2 JP1987178002U JP17800287U JPH0611018Y2 JP H0611018 Y2 JPH0611018 Y2 JP H0611018Y2 JP 1987178002 U JP1987178002 U JP 1987178002U JP 17800287 U JP17800287 U JP 17800287U JP H0611018 Y2 JPH0611018 Y2 JP H0611018Y2
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JP
Japan
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opening
flame
partition plate
cooking
flameproof
Prior art date
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Application number
JP1987178002U
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JPH0182062U (ja
Inventor
修二 後藤
正和 佐野
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、台所におけるガスコンロ等から炎上した炎
を小さくして延焼を防止する防炎装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、台所においては、ガスコンロ等の加熱器具の上方
に、レンジフード等の排気装置や、排気構造を具備した
吊下げ式あるいは壁掛け式電子レンジ等の調理装置を配
設するようになつており、排気装置や調理装置における
排気構造等が種々検討されている。
しかし、ガスコンロ等を使つた調理時における防炎につ
いては現在ほとんど検討されておらず、たとえば天ぷら
調理時に誤まつて天ぷら油が燃え上がつた場合等には、
周囲の収納棚等への延焼が避けられず、思わぬ惨事を招
くことになる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
この考案は、前記の点に留意してなされたものであり、
天ぷら調理時等、ガスコンロ等から炎上した炎を強制的
に小さくして他への延焼を防止し、当事者に消火活動を
冷静かつ迅速に行なわせ得る手段を提供しようとするも
のである。
〔問題点を解決するための手段〕
前記問題点を解決するために、この考案の防炎装置は、
調理用加熱器具の上方に開口した排気通路の開口部と、
前記加熱器具から炎上した炎を感知する感知手段と、前
記開口部に開閉自在に配設され,前記感知手段により前
記開口部の閉塞位置に移動される仕切板と、該仕切板に
形成され前記加熱器具から炎上した炎を小さくする多数
の開孔とを備えたものである。
〔作用〕
前記のように構成されたこの考案の防炎装置は、天ぷら
調理時等、加熱器具から炎が炎上すると、感知手段がそ
の炎を感知し、感知手段が排気通路の開口部に開閉自在
に配設された仕切板を,開口部の閉塞位置に移動し、炎
が仕切板に形成された多数の開孔を通つてさらに高く燃
え上がろうとするが、この開孔により空気供給量が抑え
られ、炎は各開孔より若干出る程度となり、炎の高さが
ほぼ仕切板の高さに抑えられ、この結果、加熱器具の上
方周囲の収納棚への延焼が防止されるうえ、当事者への
恐怖心をやわらげ、消火活動を冷静かつ迅速に行なわせ
ることが可能となる。
〔実施例〕
つぎに、この考案を、その1実施例を示した第1図ない
し第4図について説明する。
第2図は台所における外観を示しており、流し台(1)
の左側のレンジ台(2)にガスコンロ(3)が設けられ、該ガ
スコンロ(3)の上方に、この考案の防炎装置を内装した
排気装置(4)が設置されている。
この排気装置(4)には、ガスコンロ(3)の上方に開口され
た下端開口部(5)と壁に取り付けられた換気扇(6)とを連
通する排気通路(7)が形成され、ガスコンロ(3)を使用し
た調理時の蒸気や煙を外部へ排出する構造になつてい
る。
(8a),(8b)は排気装置(4)の開口部(5)における左右側に
それぞれ水平に固定された台座、(9a),(9b)は両台座(8
a),(8b)にそれぞれ支持された支持軸、(10a),(10b)は多
数のパンチング孔による開孔(11a),(11b)を有する金属
製パンチング板等からなる2枚の仕切板であり、たとえ
ば右側の仕切板(10b)は、第3図および第4図に示すよ
うに、基部の2個の支持片(10b1),(10b2)を台座(8b)の
切欠部(8b1),(8b2)において支持軸(9b)により支持する
ことにより、回動自在に支持されており、左側の仕切板
(10a)も同様に台座(8a)の支持軸(9a)に回動自在に支持
されている。
ここで、両仕切板(10a),(10b)は、これがそれぞれ水平
位置に回動されると、第1図に示すように、開口部(5)
を閉塞し得る大きさ,形状になつている。
(12)は炎の感知手段を構成する形状記憶合金からなる作
動ばねであり、第3図に示すように、台座(8b)の切欠部
(8b1),(8b2)における支持軸(9b)にそれぞれ作動ばね(1
2)が巻装されるとともに、該ばね(12)の一端および他端
がそれぞれ台座(8b)および仕切板(10b)上に係合(当
接)しており、火炎の発生により作動ばね(12)が加熱さ
れて温度上昇すると、該ばね(12)が仕切板(10b)を水平
に回動させて開口部(5)を閉塞するよう形状復帰する。
この作動ばね(12)は、左側の台座(8a)と仕切板(10a)と
の回動支持部にも同様に設けられている。
(13)は台座(8a),(8b)と仕切板(10a),(10b)とのそれぞれ
の間に張架されたバイアスばねであり、通常はこのバイ
アスばね(13)のばね力により両仕切板(10a),(10b)が上
方へ回動付勢され、両仕切板(10a),(10b)が直立状態に
保持される。
なお、開口部(5)には、図示していないが、両仕切板(10
a),(10b)が水平位置よりさらに下方へ回動しないようス
トッパが設けられている。
そして、ガスコンロ(3)の未使用時あるいは通常の加熱
調理時では、排気通路(7)の開口部(5)における温度は差
程上がらないため、作動ばね(12)は動作せず、両仕切板
(10a),(10b)はそれぞれバイアスばね(13)により第2図
および第4図に示すように直立状態となり、排気通路
(7)が開口された状態となる。
ところが、第1図に示すように、ガスコンロ(3)上の調
理鍋(14)に天ぷら油を収容して天ぷら調理を行なつた
際、誤まつて天ぷら油に引火してこれが炎上すると、舞
い上つた炎(15)により作動ばね(12)が高温度になるた
め、これが形状復帰し、このとき、作動ばね(12)が仕切
板(10a),(10b)をそれぞれ下方へ回動する応力はバイア
スばね(13)の力よりも大きく設定されているので、両仕
切板(10a),(10b)は水平位置まで回動して排気通路(7)の
開口部(5)を閉塞する。
したがつて、引火,炎上した炎(15)は仕切板(10a),(10
b)で遮られるとともに各開孔(11a),(11b)に案内され、
ここで、各開孔(11a),(11b)においては空気供給量が減
少されるため、開孔(11a),(11b)より炎が若干出るだけ
となり、炎(15)はほぼ仕切板(10a),(10b)の高さに抑え
られ、炎が高く舞い上つてガスコンロ(3)の上方周囲の
収納棚等への延焼が防止され、消火活動を速やかに行な
わせることが可能となる。
なお、前記炎(15)が鎮火した後においては、温度が徐々
に常温に戻るため、作動ばね(12)の形状復帰力も弱ま
り、バイアスばね(13)のばね力により両仕切板(10a),(1
0b)が上方へ回動して再び直立状態に戻る。
つぎに、参考例を示した第5図以下の図面について説明
する。
これらの図面に示すものは、レンジ台(2)のガスコンロ
(3)と,その上方に配設された排気装置(4)の開口部(5)
との間に、排気装置(4)に4本の取付脚(16)を介して水
平に支持された金属製パンチング板等の仕切板(17)を設
け、かつ、仕切板(17)における多数の開孔のうち、外周
側(最外周列およびその近傍列)の開孔(18a)を内周側
の開孔(18b)(標準的な孔径)より大径に形成したもの
である。
ここで、第8図に示すように、孔径の小さい開孔(18)′
を多数有する仕切板(17)′をガスコンロ(3)の上方に配
設した場合、調理鍋(14)の天ぷら油に引火しこれが炎上
すると、開孔(18)′が小径であることにより、炎(15)が
仕切板(17)′で留まらず、仕切板(17)′の外周方向へ広
がつてしまう。
また、反対に、仕切板の開孔が大きすぎると、この開孔
より炎が高く出ていき、防炎の機能を果さなくなる。
しかし、前記参考例では、仕切板(17)の内周側,中央部
に標準的な孔径の開孔(18b)を配し、その外周側に標準
的な孔径より大径の開孔(18a)を配する構成としたた
め、第9図に示すように、調理鍋(14)内の油から引火,
炎上した炎(15)は、仕切板(17)の外周側の開孔(18a)に
おける炎が若干大きくなるものの、仕切板(17)の外周よ
りはみ出ることはなく、炎(15)はほぼ仕切板(17)の位置
で抑えられる。
〔考案の効果〕
この考案は、以上説明したように構成されているので、
以下に記載する効果を奏する。
この考案の防炎装置は、調理用加熱器具の上方の排気通
路の開口部に、多数の開孔が形成された仕切板が開閉自
在に配設され、加熱器具から炎上した炎を感知する感知
手段により仕切板が開口部の閉塞位置に移動されるた
め、天ぷら調理時等、加熱器具から炎が炎上すると、感
知手段がその炎を感知し、感知手段が仕切板を開口部の
閉塞位置に移動し、炎が仕切板に形成された多数の開孔
により空気供給量が抑えられ、炎は各開孔より若干出る
程度となり、炎の高さがほぼ仕切板の高さに抑えられ、
加熱器具の上方周囲の収納棚への延焼が防止され、当事
者への恐怖心をやわらげ、消火活動を冷静かつ迅速に行
なわせることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図はこの考案の防炎装置の1実施例を
示し、第1図は防炎動作時の切断正面図、第2図は台所
の外観斜視図、第3図は防炎動作時の要部の平面図、第
4図は非動作時の要部の正面図、第5図以下は参考例を
示し、第5図は防炎動作時の正面図、第6図および第7
図はそれぞれ仕切板の斜視図および平面図、第8図およ
び第9図はそれぞれ防炎効果を説明するための正面図で
ある。 (3)……ガスコンロ、(5)……開口部、(7)……排気通
路、(10a),(10b)……仕切板、(11a),(11b)……開孔、(1
2)……作動ばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】調理用加熱器具の上方に開口した排気通路
    の開口部と、前記加熱器具から炎上した炎を感知する感
    知手段と、前記開口部に開閉自在に配設され,前記感知
    手段により前記開口部の閉塞位置に移動される仕切板
    と、該仕切板に形成され前記加熱器具から炎上した炎を
    小さくする多数の開孔とを備えた防炎装置。
JP1987178002U 1987-11-20 1987-11-20 防炎装置 Expired - Lifetime JPH0611018Y2 (ja)

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JP1987178002U JPH0611018Y2 (ja) 1987-11-20 1987-11-20 防炎装置

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JP1987178002U JPH0611018Y2 (ja) 1987-11-20 1987-11-20 防炎装置

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Publication Number Publication Date
JPH0182062U JPH0182062U (ja) 1989-06-01
JPH0611018Y2 true JPH0611018Y2 (ja) 1994-03-23

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