JPH06109516A - 電子制御空気抜き装置 - Google Patents

電子制御空気抜き装置

Info

Publication number
JPH06109516A
JPH06109516A JP28109092A JP28109092A JPH06109516A JP H06109516 A JPH06109516 A JP H06109516A JP 28109092 A JP28109092 A JP 28109092A JP 28109092 A JP28109092 A JP 28109092A JP H06109516 A JPH06109516 A JP H06109516A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
air
liquid level
solenoid valve
air vent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28109092A
Other languages
English (en)
Inventor
Naohiko Nakamura
尚彦 中村
Susumu Fukushima
晋 福島
Akio Takamura
昭生 高村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ono Sokki Co Ltd
Original Assignee
Ono Sokki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ono Sokki Co Ltd filed Critical Ono Sokki Co Ltd
Priority to JP28109092A priority Critical patent/JPH06109516A/ja
Publication of JPH06109516A publication Critical patent/JPH06109516A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Level Indicators Using A Float (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 空気抜き弁の損傷を防止すると共に空気排出
による抜き液面の動揺を防止して流量計に対する流れの
圧力変動も防止する燃料流量計の空気抜き装置を提供す
る。 【構成】 電子制御空気抜き装置は、燃料供給側に接続
される燃料流入管1及び燃料流量計が接続される燃料流
出管2が夫々接続されている密閉タンク3、密閉タンク
の上側位置の空気排出口に接続されている電磁弁4、密
閉タンク内に収納され燃料の液面に応じ変位する浮子
6、浮子の所定位置により開閉するスイッチ7及び浮子
7の所定位置により開閉するスイッチ7の開路(又は閉
路)中には、脈動励磁電流を高速電磁弁に入力する制御
装置(8,9)から構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、流量計の流入側に設
けられ、被検体である液体から気体を抜く装置、例え
ば、燃料流量計の流入側に設けられ、燃料から空気を除
去する空気抜き装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術における流量計の流入側に設
けられ、被検体である液体から気体を抜く装置は、図3
に略図示するように、燃料流量計の流入側に設けられ、
中間部より上方位置に燃料流入管1が、下部に燃料流出
管2が夫々接続され、最上位置の空気排出口には、フロ
ート弁20が設けられている。即ち、密閉タンク3内に
は、浮子6が設けられ、空気排出口に取付けられた弁座
21に対して針弁22が浮子6の浮力により押圧されるよう
になっている。
【0003】流量が検測される供給燃料は、流量計に流
入する前に燃料流入管1によって、密閉タンク3に上方
から流入し、密閉タンク3中で所定量貯溜された状態に
なって、燃料流出管2により密閉タンク3の下方から燃
料流量計に流入する。そして、燃料中に含まれる空気
は、気泡となって上昇し、液面の上に放出され、密閉タ
ンク3内の上部に空気室Aを形成する。
【0004】最初、燃料が密閉タンク3内に貯溜され、
浮子6の浮力が針弁22に働き、弁座21に押圧した状態に
あるとする。即ちフロート弁20は閉弁された状態にある
とする。その場合、上記のように液面の上に放出される
空気は、空気排出口から排出されないので、次第に増
え、空気室Aが拡大し、液面が押下げられ、浮子6も下
降する。やがて、液面が所定位置に達すると、浮子6の
下降と共に、針弁22は弁座21から離れる。即ちフロート
弁20は開弁される。すると、空気室Aの空気は、空気空
気排出口から排出される。
【0005】すると、空気室Aからの空気の排出によ
り、液面が上昇し、浮子6も上昇する。その結果、再び
浮子6の浮力が針弁22に働き、弁座21に押圧した状態に
なる。即ちフロート弁20は閉弁された状態になる。そし
て上記のような空気の排出作用が繰り返される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の技術によ
る空気抜き装置においては、フロート弁は、閉弁時にあ
っては、浮子自体の浮力とタンク内の圧力とが針弁の弁
座に対する押圧力として直接働くので、弁体が弁座を噛
り、弁の損傷の原因となったり、高圧時に開弁されない
などして高圧使用に不適である。
【0007】しかも、閉弁時に針弁が弁座に圧接嵌合さ
れているので、液面の下降に対し、針弁が急激に弁座か
ら離脱するので、フロート弁は、急激に全開され、その
際、液面が動揺し、流出側の流量計に対する流れの圧力
変動も生じる。それにより計測精度が乱される。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の電子制御空気
抜き装置は、燃料供給側に接続される燃料流入管及び燃
料流量計が接続される燃料流出管が夫々接続されている
密閉タンク、密閉タンクの上側位置の空気排出口に接続
されている電磁弁、密閉タンク内に収納され燃料の液面
の検知手段、液面の所定の第1位置及び第2位置におい
て出力される検出手段の第1出力信号及び第2出力信号
により電磁弁の励磁電流を制御する制御装置から構成さ
れている。そして、電磁弁は、高速電磁弁であり、制御
装置は、液面の所定の第1位置及び第2位置により開閉
するゲート回路のゲートの開路中には、脈動励磁電流が
高速電磁弁に入力するように構成されている。
【0009】
【作用】流量が検測される供給燃料は、流量計に流入す
る前に密閉タンクに流入し、密閉タンク中で所定量貯溜
された状態になって、燃料流出管により密閉タンクから
燃料流量計に流入する。そして、燃料中に含まれる空気
は、気泡となって上昇し、液面の上に放出され、密閉タ
ンク内の上部に空気室を形成する。
【0010】最初、所定高さの液面で燃料が密閉タンク
内に貯溜され、スイッチが開いて(又は閉じて)いる状
態にあるとする。その場合には、高速電磁弁は、励磁電
流が入力されないので、閉弁状態にある。すると、上記
のように液面の上に放出される空気は、空気排出口から
排出されないので、次第に増え、空気室が拡大し、液面
が押下げられる。やがて、液面が第1位置に達すると、
液面の検知手段がその位置を検出し、制御装置のゲート
回路に検出信号が入力される。
【0011】その結果、ゲートが開かれ、高速電磁弁に
は、脈動励磁電流が入力され、高速電磁弁は、高速に断
続開閉を行い、空気室の空気は、空気排出口から脈動的
に排出される。すると、空気室からの空気の排出によ
り、液面の第1位置からの上昇が開始されるが、液面検
知手段の次の作動により、多少の遅れをもって液面が第
2位置に達した時に制御装置のゲート回路に検出信号が
入力される。
【0012】その結果、ゲートが閉じられ、高速電磁弁
への励磁電流が遮断され、高速電磁弁は、閉弁される。
すると、上記のように液面の上に放出される空気は、空
気排出口から排出されないので、次第に増え、再び空気
室が拡大し、液面が押下げられ、浮子も下降し、やが
て、液面が第1位置に達する。そして上記のような空気
の排出作用が繰り返される。
【0013】
【実施例】この発明の実施例における電子制御空気抜き
装置を図面に従って説明する。電子制御空気抜き装置が
適用される例として、燃料流量計を例示する。即ち、燃
料流量計を流通する油の中に含まれる空気を除去する電
子制御空気抜き装置は、燃料流量計の流入側に設けら
れ、中間部より上方位置に燃料流入管1が、下部に燃料
流出管2が夫々接続されている密閉タンク3を備えてい
る。そして燃料流入管1の上流側は、燃料供給装置に接
続され、燃料流出管2の下流側は燃料流量計に接続され
ている。そして、密閉タンク3の最上位置には、高速電
磁弁4が介在する空気排出管5が接続されている。
【0014】密閉タンク3内には、浮子6が設けられ、
高速電磁弁4を制御する励磁電流制御回路中には、密閉
タンク3内の燃料の液面に応じた浮子6の位置により開
閉するスイッチ7が設けられている。即ち、スイッチ7
は、液面の高さが所定の位置(以下「第1位置」とい
う)を超す高さから下降して第1位置に達するまでは開
いており、第1位置に達すると閉じるようになってい
る。そして、液面の高さの上昇においては、液面が第1
位置より高くなっても、ヒステリシスのためスイッチ7
は直ちに開かないで、多少の遅れをもって液面が第1位
置より多少高い位置(以下「第2位置」という)に達し
た時点で開く。
【0015】励磁電流制御回路には、クロックパルス発
生器8が設けられ、スイッチ7の開閉状態の信号とクロ
ックパルス発生器8からのクロックパルス信号とが入力
するアンド回路9が設けられ、アンド回路9のゲートの
開閉により高速電磁弁4の励磁電流が制御されるように
なっている。即ち、アンド回路9により、励磁電流は、
液面、即ち浮子6の位置の上昇・下降においてスイッチ
7が上記のように閉じている間のみ、クロックパルスに
応じた断続をもって高速電磁弁4に入力されるようにな
っている。スイッチ7の開閉を逆にして、スイッチ7が
開いている間のみ、クロックパルスに応じた断続をもっ
て高速電磁弁4に入力されるようになっていてもよい。
【0016】上記の電子制御空気抜き装置の作用につい
て説明する。流量が検測される供給燃料は、流量計に流
入する前に燃料流入管1によって、密閉タンク3に上方
から流入し、密閉タンク3中で所定量貯溜された状態に
なって、燃料流出管2により密閉タンク3の下方から燃
料流量計に流入する。そして、燃料中に含まれる空気
は、気泡となって上昇し、液面の上に放出され、密閉タ
ンク3内の上部に空気室Aを形成する。
【0017】最初、液面は、第1位置と第2位置との中
間にあるように燃料が密閉タンク3内に貯溜され、スイ
ッチ7が開いている状態にあるとする。その場合には、
高速電磁弁4は、励磁電流が入力されないので、閉弁状
態にある。すると、上記のように液面の上に放出される
空気は、空気排出管5から排出されないので、次第に増
え、空気室Aが拡大し、液面が押下げられ、浮子6も下
降する。やがて、液面が第1位置に達すると、その位置
に応じた位置に下降した浮子6によりスイッチ7は閉じ
られ、アンド回路9に閉信号が入力される。
【0018】その結果、アンド回路9のゲートは、クロ
ックパルス発生器8からのクロックパルス信号の入力毎
に開き、高速電磁弁4には、クロックパルス発生器8か
らのクロックパルス信号に応じた断続をもって励磁電流
が入力され、高速電磁弁4は、クロックパルスに追随し
て高速に断続開閉を行い、空気室Aの空気は、空気排出
管5から脈動的に排出される。すると、空気室Aからの
空気の排出により、液面の第1位置からの上昇が開始さ
れるが、スイッチ7の作動のヒステリシスのため、スイ
ッチ7は直ちに開かないで、多少の遅れをもって液面が
第2位置に達した時に開かれれ、アンド回路9に開信号
が入力される。
【0019】その結果、クロックパルス発生器8からの
クロックパルス信号がアンド回路9入力されても、アン
ド回路9のゲートが開かないで、高速電磁弁4への励磁
電流が遮断され、高速電磁弁4は、閉弁される。する
と、上記のように液面の上に放出される空気は、空気排
出管5から排出されないので、次第に増え、再び空気室
Aが拡大し、液面が押下げられ、浮子6も下降し、やが
て、液面が第1位置に達する。そして上記のような空気
の排出作用が繰り返される。
【0020】又、液面の検知手段としては、浮子式の他
に、密閉タンク3にゲージグラスを設け、ゲージグラス
に静電容量式の液面検知手段や静電容量式の液面検知手
段等の手段を用いてもよい。
【0021】光学式の液面検知手段は、ゲージグラスを
挟んで所定高さ位置に光源と光電素子とが設けられてお
り、液面が上下して、光電素子の検出域を通過すると
き、光源から光電素子に入光される光線が燃料により変
化し、光電素子から検出信号が出力されるが、その出力
は、検出域における液面位置により増減する。そこで、
上下する燃料の液面が、第1位置とそれより多少上方の
第2位置との夫々に達した時点が、検出信号の出力が大
小の所定値に達したことを判別し、それにより識別検知
されるようになっている。
【0022】静電容量式の液面検知手段は、テープ状の
導体電極をゲージグラスの所定高さ位置に巻付けられて
おり、液面が上下して、導体電極の検出域を通過すると
き、導体電極と大地との間の静電容量が大きく変化し、
検出信号が出力されるが、その出力は、検出域における
液面位置により増減する。そこで、光学式の液面検知手
段の場合と同様に、上下する燃料の液面が、第1位置と
それより多少上方の第2位置との夫々に達した時点が、
検出信号の出力が大小の所定値に達したことを判別し、
それにより識別検知されるようになっている。導体電極
は、適宜の形状でよく、又密閉タンク3自体に設けても
よい。
【0023】そして、光学式又は静電容量式のいずれに
おいても、燃料の液面が、第1位置に達した時点から第
2位置に達した時点までの間には、上記の浮子式液面検
知手段におけるスイッチ7の閉信号に相当する信号がア
ンド回路9に入力される。
【0024】
【発明の効果】この発明による電子制御空気抜き装置に
おいては、浮子自体の浮力が弁の開閉に機械的に働かな
いので、弁体が弁座を噛るようなこともなく、高圧時に
おいても弁開閉作動に支障は来さない。
【0025】しかも、弁の開閉が高速に脈動して行われ
るので、弁の急激な全開の場合のような液面の動揺が防
止されると共に、流出側の流量計に対する流れの圧力変
動も防止され、計測精度が低下しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例における電子制御空気抜き装
置の構成図である。
【図2】この発明の実施例における電子制御空気抜き装
置の動作説明図である。
【図3】従来の技術における電子制御空気抜き装置の構
成図である。
【符号の説明】
1 燃料流入管 2 燃料流出管 3 密閉タンク 4 高速電磁弁 5 空気排出管 6 浮子 7 スイッチ 8 クロックパルス発生器 9 アンド回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料供給側に接続される燃料流入管及び
    燃料流量計が接続される燃料流出管が夫々接続されてい
    る密閉タンク、密閉タンクの上側位置の空気排出口に接
    続されている電磁弁、密閉タンク内に収納され燃料の液
    面の検知手段、液面の所定の第1位置及び第2位置にお
    いて出力される検出手段の第1出力信号及び第2出力信
    号により電磁弁の励磁電流を制御する制御装置から構成
    されている電子制御空気抜き装置。
  2. 【請求項2】 制御装置は、液面の所定の第1位置及び
    第2位置により開閉するゲート回路のゲートが開路して
    いる間は、脈動励磁電流が高速電磁弁に入力されるよう
    に構成された請求項1に記載の電子制御空気抜き装置。
JP28109092A 1992-09-28 1992-09-28 電子制御空気抜き装置 Pending JPH06109516A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28109092A JPH06109516A (ja) 1992-09-28 1992-09-28 電子制御空気抜き装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28109092A JPH06109516A (ja) 1992-09-28 1992-09-28 電子制御空気抜き装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06109516A true JPH06109516A (ja) 1994-04-19

Family

ID=17634201

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28109092A Pending JPH06109516A (ja) 1992-09-28 1992-09-28 電子制御空気抜き装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06109516A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101446591B1 (ko) * 2013-04-15 2014-10-06 (주)에스티엠 엔진의 연료 실사용량 측정장치
JP2020012594A (ja) * 2018-07-19 2020-01-23 エナテックス株式会社 ガス導入排出装置および太陽熱利用システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101446591B1 (ko) * 2013-04-15 2014-10-06 (주)에스티엠 엔진의 연료 실사용량 측정장치
JP2020012594A (ja) * 2018-07-19 2020-01-23 エナテックス株式会社 ガス導入排出装置および太陽熱利用システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05181539A (ja) 液体分与機および洗浄機用電磁弁を流動する流体体積を制御する一体化装置
US4597507A (en) Apparatus for metering and feeding a solution
JP4168313B2 (ja) 液レベル制御システム
JPH06109516A (ja) 電子制御空気抜き装置
US4395605A (en) Float operated reed switches
JPS617908A (ja) 液面制御装置
EP0259848A3 (en) Fuel supply device for carburetors
JPS5612410A (en) Control method for water level at upstream side of weir made of flexible film
JPS58156815A (ja) 流量測定装置
US3040576A (en) Pressure-operated metering apparatus
US1905244A (en) Apparatus for controlling rate of flow of a liquid
JPH07132213A (ja) 膜ろ過方法及び膜ろ過装置
JP3372118B2 (ja) フルイディックガスメータ内に組み込まれる遮断弁
JPH0740178Y2 (ja) 流量異常検知装置
SU1435394A1 (ru) Устройство дл дозировани жидкого металла
JPS5628375A (en) Automatic water supply valve by pilot operation
JPH01248024A (ja) 容器内の液面の検知方法及び装置
JPS5850379A (ja) 流体制御弁
JPH1045200A (ja) 自動満タン停止機能を備えた給油装置
SU1032336A1 (ru) Устройство дл контрол изменени давлени
JPH0793035A (ja) 流量調整器
SU941948A1 (ru) Пневматическое устройство дл сброса подтоварной жидкости из резервуара
JPS5618216A (en) Liquid volume adjusting device
JPH03262913A (ja) レベル計測装置
JPS5930863B2 (ja) 貯水槽への給水制御装置