JPH01248024A - 容器内の液面の検知方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は容器の内部に比重が相違する複数種類の液体が
存在する場合に１両液体の境界面を外部から簡単に検知
するようにした容器内の液面検知方法及び装置に関する
ものである。

〈従来の技術〉 周知のように、油水の分離槽や各種液体の沈殿槽等にお
いては容器の内部に比重が相違する複数種類の液体が流
入し、容器の内部で静置することにより比重の小さい液
体が上方に、比重の大きい液体が下方に位置して分離す
る。

この場合、両液体の境界面を検知しなければ、各液体の
量が不明確であるし、分離や沈殿の状態が正確に測定で
きない。

そこで、２種類の液体の境界面を検出するのではないが
１例えば自動車のタンク内の燃料液面の検知装置として
、特開昭６２−２８８５２５号公輻に記載のものが知ら
れている。

この装置は、タンク内の燃料液面を正確に、連統帥に検
知するのであって、具体的構成はタンク内に可変抵抗器
を長さ方向に有する垂直棒を設け、この垂直棒に沿って
移動できるフロートの上面に金属素子を取り付け、この
金属素子を上記可変抵抗器に接触させることでフロート
の位置、即ちタンク内の燃料液面の位置を正確に検知す
るのである。

（発明が解決しようとする課題〉 しかし、上記した検知装置では可変抵抗器や金属素子に
油の汚損物や含有成分が付若するので検知状態が遅延し
たり誤動作することがあり。

また金属素子が常に可変抵抗器に接触しているので長期
間使用すると摩耗して検知不良になることがある。

更に、可変抵抗器と金属素子とを使用しないで静電容量
タイプのセンサーを使用した液面検知装置も知られてい
るが、この装置も液体の汚損等により正確に液面を検知
できないし、検知素子とフロートとが接触している構成
であるか、フロートの摺動により一方若くは両方が次第
に摩耗して長期間の使用に耐えることができない。

〈課題を解決するための手段〉 本発明は上記に鑑み提案されたもので、容器内に比重が
相違する２種以上の液体を供給し、両液体の境界面には
下側の液体より比重が小さくて上側の液体より比重が大
きい検知素子を位置させ、容器の外部の上下には、上記
検知素子に感応するスイッチ機構を設け、上記した両ス
イッチ機構により検知素子を感応させて液体の境界面を
検知するようにしたことを特徴とする容器内の液面検知
方法及びこの方法を実施する装置に関するものである。

〈作用〉 しかたって、本発明によれば比重が相違する液体を供給
した容器の内部において、両液体の量によって検知素子
が上下動することにより、容器外部の上下に設けたいず
れかのスイッチ機構が検知素子を検知し、両液体の境界
面の位置を検出することができる。

〈実施例〉 以下に本発明を図面の実施例に基づいて説明する。

第１図において、ｌは縦長な容器であって、この容器ｌ
は例えば合成樹脂により成型された非金属製で、上方に
は容器ｌ内に液体を供給する流入管２を接続し、下方に
は容器ｌ内の液体を排出する流出管３を接続する。

上記した容器１の上面部分は開閉可能で、容器１の内部
に検知素子４を収納する。

この検知素子４は金属製、または内部に永久磁石を有す
るもので、容器１の内部に供給する２種類の比重が相違
する液体の、比重差の間の数の比重である０例えば容器
ｌの内部に比重が１．０の水と比重が０．７の油との混
合液体を供給する場合には、０．８〜０．９程度の比重
を有する検知素子４を収納する。

上記した容器１の外部の上下には、第１のスイッチ機構
５と第２のスイッチ機構６とを設ける。

両スイッチ機構５，６は例えば金属が接近すると信号が
発生する近接スイッチ、または磁気感応性で磁石が近ず
くと信号を発生するリードスイッチからなり、検知素子
４が容器ｌの内部上方に位置していると上方のスイッチ
機構５が信号を発生するし、検知素子４が容器１の内部
下方に位置していると下方のスイッチ機構６が信号を発
生する。また、両スイッチ機構５，６とも検知素子４の
接近状態により発生する信号の強さが相違し、検知素子
４が近ずく程大きな信号が発生する。

上記した両スイッチ機構５，６は電気的制御装置７に接
続し、この電気的制御装置７を流出管３の途中に設けた
電磁バルブ８の？ｉ！磁機構９に電気的に接続する。

上記した容器１を使用して比重が相違する２種類の液体
の境界面を検知するには、流入管２かも容器ｌの内部に
２種類の混合液体を供給し、容器１の内部において比重
の大きい液体ａ１を下方に、比重の小さい液体ｂ１を上
方に分離させる。そして、検知素子４は比重が両液体の
比重の中間の数値であるから、常に両液体ａｌ、ｂｌの
境界面ｄ１に位置する。

したがって、容器１の内部において液体ａ１が増加する
と検知素子４が上昇するのでスイッチ機構５が検知して
信号が発生し、液体ｂｌが増加すると検知素子４が下降
するのでスイッチ機構６が検知する。また、検知素子４
が上昇する程、または検知素子４が下降する程スイッチ
機構５またはスイッチ機構６から発生する信号の強さが
相違するので、両スインチ機構５，６から発生する信号
の強さにより検知素子４の位置を正確に検知することが
できる。

両スイッチ機構５．６から発生する信号は電気的制御装
置７に供給され、電磁機構９により電磁バルブ８の開閉
状態を制御して容器ｌの内部の液体ａ１を排出したり止
めるように作動する。

なお、容器１の高さの途中にｔＩａ弁を有する流出管（
図示せず）を接続し、この電磁弁を前記電気的制御装置
７に接続して液体ｂ１を排出可能にしてもよい・ また、容器１の内部には、多孔性で液体が自由に通るこ
とができ、しかも検出素子４とスイッチ機構５，６との
検出作動に影響を受けない例えば合成樹脂で成形した縦
筒状のガイド枠１０を設け、このガイド枠１０内に検出
素子４を位置させて液体の供給に基づき境界面ｄ１の高
さが変化する場合に検出素子４が横方向に移動するのを
防止するようにしてもよい。

第２図は本発明の他の実施例を示すもので、容器１の内
部に比重が相違する２個の検出素子４０．４１を設ける
とともに、容器１の外部の上方に２個の第１のスイッチ
機構５０．５１と、容器ｌの外部下方に２個の第２のス
イッチ機構ｓｏ、ｓｉとを設け、検出素子４０は第１の
スイッチ機構５０と第２のスイッチ機構６０とで感知可
使にし、他の検出素子４１は他の第１のスイッチ機構５
１と他の第２のスイッチ機構６１とで検知可能にする。

そして、各第１のスイッチ機構５０．５１及び第２のス
イッチ機構６０．６１を電気的制御装置７に電気的に接
続し、容器１の内部に比重が相違する３種類の液体を供
給した場合に、最も比重が大きい液体ａ２と次に比重が
大きい液体ｂ２との間の比重が検出素子４０で、上記液
体ｂ２と最も比重が小さい液体Ｃ２との間の比重が検出
素子４１となるように設定する。

したがって、液体ａ２、液体ｂ２、液体Ｃ２が温合する
液体を流入管２から容器１の内部に供給すると、液体ａ
２と液体ｂ２との境界面ｄ２に検出素子４０が位置して
第１のスイッチ機構５０または第２のスイッチ機構６０
で検知され、液体ｂ２と液体Ｃ２との境界面ｄ３に検出
素子４１が位置して第１のスイッチ機構５１または第２
のスイッチ機構６１で検知されることになるので、３種
類の液体の各境界面を検知することができる。

上記した第２図の実施例において１図面に記載して説明
していない符号は前記した第１図の実施例の同一符号と
同一の構成であるから説明を省略する。

なお、この実施例においても、容器１の内部には各検出
素子４０．４１ごとに合成樹脂の縦方向のガイド枠（図
示せず）を設けてもよい。

以上本発明を図面の実施例により説明したが、本発明は
上記した両実施例に限定されず、特許請求の範囲に記載
の構成の範囲内であればどのようにでも変更して実施す
ることができる。

例えば、スイッチ機構は検知素子が一定の距離に近ずい
た場合にのみ信号が発生する構成のものを使用してもよ
いし、また容器の外部下方のみにスイッチ機構を設けて
容器の内部下方の液体の状態を検知するようにしてもよ
い。

〈発明の効果〉 以上要するに本発明によれば比重が相違する２種以上の
液体が存在する容器の内部に、各液体の比重差の間の比
重を有する検知素子を設けるとともに、容器の外部上下
に検知素子を検知するスイッチ機構を設けることにより
、両液体の境界面が上下に変動しても確実に、極めて正
確で迅速に検出することができる。また、容器の内部の
液体により検知素子が汚損してもスイッチ機構の検知状
態に変化を生じることがなく、常に高精度で、確実に、
長期間の使用に耐えることができ、実用的価値の高いも
のとなる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は概略正
面図、第２図は本発明の他の実施例を示す概略正面図で
ある。 ｌは容器、２は流入管、３は流出管、４は検知素子、５
は第１のスイッチ機構、６は第２のスイー。 チ機構。 特許出願人　　タイホーエ業株式会社 第１図 第２図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）容器内に比重が相違する２種以上の液体を供給し
   、両液体の境界面には下側の液体より比重が小さくて上
   側の液体より比重が大きい検知素子を位置させ、容器の
   外部の上下には、上記検知素子に感応するスイッチ機構
   を設け、上記した両スイッチ機構により検知素子を感応
   させて液体の境界面を検知するようにしたことを特徴と
   する容器内の液面検知方法。
2. （２）比重が相違する２種類以上の液体を収納すること
   ができて内部に液体を供給する流入管と内部の液体を排
   出する流出管とが接続された容器と、該容器の内部に位
   置して両液体の境界面に存在する検知素子と、上記検知
   素子に感応して容器の外部上下に設けられているスイッ
   チ機構とからなる容器内の液面検知装置。