JPH06109333A - コンテナ用冷凍ユニットの制御装置 - Google Patents
コンテナ用冷凍ユニットの制御装置Info
- Publication number
- JPH06109333A JPH06109333A JP27931092A JP27931092A JPH06109333A JP H06109333 A JPH06109333 A JP H06109333A JP 27931092 A JP27931092 A JP 27931092A JP 27931092 A JP27931092 A JP 27931092A JP H06109333 A JPH06109333 A JP H06109333A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- accuracy
- operation pattern
- compressor
- temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コンテナ6内に収容される貨物に応じて庫内
の設定温度のみならず許容温度精度を任意に設定できる
ようにすることによって冷凍ユニットの消費動力を節減
し、かつ、コンタクタ等の寿命を延長する。 【構成】 庫内に収容される貨物に応じて許容温度精度
を設定する精度設定手段20と、この設定手段20により設
定された許容温度精度に応じて冷凍ユニットの運転パタ
ーンを決める運転パターン決定手段14を設ける。
の設定温度のみならず許容温度精度を任意に設定できる
ようにすることによって冷凍ユニットの消費動力を節減
し、かつ、コンタクタ等の寿命を延長する。 【構成】 庫内に収容される貨物に応じて許容温度精度
を設定する精度設定手段20と、この設定手段20により設
定された許容温度精度に応じて冷凍ユニットの運転パタ
ーンを決める運転パターン決定手段14を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンテナ用冷凍ユニット
の制御装置に関する。
の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンテナはその庫内に貨物を収納して冷
凍ユニットを運転することによってコンテナの庫内温度
を−25℃から+25℃の範囲内で任意に設定された温度に
維持しながら船舶、トラック、鉄道車両等に積載されて
運搬される。
凍ユニットを運転することによってコンテナの庫内温度
を−25℃から+25℃の範囲内で任意に設定された温度に
維持しながら船舶、トラック、鉄道車両等に積載されて
運搬される。
【0003】この冷凍ユニットの1例が図2及び図3に
示されている。冷凍ユニットを運転すると、圧縮機1か
ら吐出されたガス冷媒は凝縮器2に入り、ここで凝縮液
化する。この液冷媒は膨張弁3に入り、ここで絞られる
ことにより断熱膨張して気液二相の冷媒となる。この冷
媒は蒸発器4に入りここで蒸発器用送風機5によって送
風される庫内空気を冷却することによって蒸発気化す
る。そして、このガス冷媒は圧縮機1に戻る。圧縮機1
の出口と蒸発器4の入口とを繋ぐバイパス回路7にはモ
ジュレーテイングバルブ8(以下MVと呼ぶ)が介装さ
れている。
示されている。冷凍ユニットを運転すると、圧縮機1か
ら吐出されたガス冷媒は凝縮器2に入り、ここで凝縮液
化する。この液冷媒は膨張弁3に入り、ここで絞られる
ことにより断熱膨張して気液二相の冷媒となる。この冷
媒は蒸発器4に入りここで蒸発器用送風機5によって送
風される庫内空気を冷却することによって蒸発気化す
る。そして、このガス冷媒は圧縮機1に戻る。圧縮機1
の出口と蒸発器4の入口とを繋ぐバイパス回路7にはモ
ジュレーテイングバルブ8(以下MVと呼ぶ)が介装さ
れている。
【0004】コンテナ6内の庫内温度はセンサ9によっ
て検出されてコントローラ10の比較手段11に入力され、
ここで庫内温度設定手段15によって設定された設定温度
と比較され、両者の偏差が算出される。この設定温度は
運転モード決定手段12に入力され、ここで設定手段13か
ら入力された所定値(例えば+5℃)と比較されて設定
温度が所定値以上であれば冷蔵モードと決定され、設定
温度が所定値以下であれば冷凍モードと決定される。こ
の決定結果は運転パターン決定手段14に入力され、冷凍
モードであればMV8を全閉のままで圧縮機1をオン・
オフすることによって冷凍能力を加減する運転パターン
が決定され、冷蔵モードであれば圧縮機1の運転を継続
しながらMV8を開閉することによって冷凍能力を加減
する運転パターンが決定される。
て検出されてコントローラ10の比較手段11に入力され、
ここで庫内温度設定手段15によって設定された設定温度
と比較され、両者の偏差が算出される。この設定温度は
運転モード決定手段12に入力され、ここで設定手段13か
ら入力された所定値(例えば+5℃)と比較されて設定
温度が所定値以上であれば冷蔵モードと決定され、設定
温度が所定値以下であれば冷凍モードと決定される。こ
の決定結果は運転パターン決定手段14に入力され、冷凍
モードであればMV8を全閉のままで圧縮機1をオン・
オフすることによって冷凍能力を加減する運転パターン
が決定され、冷蔵モードであれば圧縮機1の運転を継続
しながらMV8を開閉することによって冷凍能力を加減
する運転パターンが決定される。
【0005】しかして、冷凍モード時には運転パターン
決定手段14の決定結果は圧縮機オン・オフ決定手段16及
びMV開度決定手段17に入力される。圧縮機オン・オフ
決定手段16では比較手段11から入力された偏差ΔT1 が
例えば±3deg ℃に達すると、圧縮機1のオン・オフを
決定し、この決定結果は圧縮機1に出力される。一方、
MV開度決定手段17ではMV8の閉を決定し、この決定
結果はMV8に出力される。この結果、庫内温度は図3
の下段に示すように変化する。
決定手段14の決定結果は圧縮機オン・オフ決定手段16及
びMV開度決定手段17に入力される。圧縮機オン・オフ
決定手段16では比較手段11から入力された偏差ΔT1 が
例えば±3deg ℃に達すると、圧縮機1のオン・オフを
決定し、この決定結果は圧縮機1に出力される。一方、
MV開度決定手段17ではMV8の閉を決定し、この決定
結果はMV8に出力される。この結果、庫内温度は図3
の下段に示すように変化する。
【0006】一方、冷蔵モード時には運転パターン決定
手段14からの指令により圧縮機オン・オフ決定手段16は
圧縮機1のオンを決定し、MV開度決定手段17はこれに
入力された偏差ΔT2 が例えば±0.2deg℃に達すると、
MV8の開閉を決定する。この結果、庫内温度は図3の
上段に示すように変化する。
手段14からの指令により圧縮機オン・オフ決定手段16は
圧縮機1のオンを決定し、MV開度決定手段17はこれに
入力された偏差ΔT2 が例えば±0.2deg℃に達すると、
MV8の開閉を決定する。この結果、庫内温度は図3の
上段に示すように変化する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の冷凍ユニッ
トにおいては、庫内温度決定手段15によって設定された
設定温度が所定値(+5℃) 以上か以下かによって運転
モードが決まり、決定された運転モードに応じて運転パ
ターンが一義的に決まる。従って、コンテナ6内に収納
される貨物の許容温度精度が±5deg ℃であっても、設
定温度を所定値以下に設定すると、冷凍モードとなり、
これに応じて圧縮機1の運転を継続しながらMV8を開
閉して許容温度精度を±0.2deg℃に維持する運転パター
ンとなるので、冷凍ユニットの消費動力が増大するとい
う問題があった。
トにおいては、庫内温度決定手段15によって設定された
設定温度が所定値(+5℃) 以上か以下かによって運転
モードが決まり、決定された運転モードに応じて運転パ
ターンが一義的に決まる。従って、コンテナ6内に収納
される貨物の許容温度精度が±5deg ℃であっても、設
定温度を所定値以下に設定すると、冷凍モードとなり、
これに応じて圧縮機1の運転を継続しながらMV8を開
閉して許容温度精度を±0.2deg℃に維持する運転パター
ンとなるので、冷凍ユニットの消費動力が増大するとい
う問題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために発明されたものであって、その要旨とすると
ころは、冷凍ユニットをオン・オフ運転又は能力制御運
転することにより貨物が収納されるコンテナの庫内温度
を設定温度に維持するコンテナ用冷凍ユニットの制御装
置において、庫内に収納される貨物に応じて許容温度精
度を設定する精度設定手段と、この設定手段により設定
された許容温度精度に応じて冷凍ユニットの運転パター
ンを決める運転パターン決定手段とを具備することを特
徴とするコンテナ用冷凍ユニットの制御装置にある。
するために発明されたものであって、その要旨とすると
ころは、冷凍ユニットをオン・オフ運転又は能力制御運
転することにより貨物が収納されるコンテナの庫内温度
を設定温度に維持するコンテナ用冷凍ユニットの制御装
置において、庫内に収納される貨物に応じて許容温度精
度を設定する精度設定手段と、この設定手段により設定
された許容温度精度に応じて冷凍ユニットの運転パター
ンを決める運転パターン決定手段とを具備することを特
徴とするコンテナ用冷凍ユニットの制御装置にある。
【0009】
【作用】本発明においては、上記構成を具えているた
め、精度設定手段により庫内に収納される貨物に応じて
その許容温度精度を設定すると、設定された許容温度精
度に対応して運転パターンが決まる。
め、精度設定手段により庫内に収納される貨物に応じて
その許容温度精度を設定すると、設定された許容温度精
度に対応して運転パターンが決まる。
【0010】
【実施例】本発明の1実施例が図1に示されている。庫
内に収容される貨物に応じて許容温度精度を設定する精
度設定手段20が設けられている。この精度設定手段20で
設定された許容温度精度はコントローラ22の運転パター
ン決定手段14に入力され、ここで設定手段21から入力さ
れた設定値(例えば±0.2deg℃) と比較されて設定され
た許容温度精度が設定値以上であればMV8を閉とした
まま圧縮機1をオン・オフする運転パターンが決定さ
れ、設定された許容温度精度が設定値以下であれば圧縮
機1の運転を継続しながらMV8を開閉する運転パター
ンが決定される。他の構成、作用は図2に示す従来のも
のと同様である。
内に収容される貨物に応じて許容温度精度を設定する精
度設定手段20が設けられている。この精度設定手段20で
設定された許容温度精度はコントローラ22の運転パター
ン決定手段14に入力され、ここで設定手段21から入力さ
れた設定値(例えば±0.2deg℃) と比較されて設定され
た許容温度精度が設定値以上であればMV8を閉とした
まま圧縮機1をオン・オフする運転パターンが決定さ
れ、設定された許容温度精度が設定値以下であれば圧縮
機1の運転を継続しながらMV8を開閉する運転パター
ンが決定される。他の構成、作用は図2に示す従来のも
のと同様である。
【0011】しかして、コンテナ6内に冷凍まぐろを収
容した場合には設定温度を−20℃、許容温度精度を±5
deg ℃と設定することによってMV8を閉としたまま圧
縮機1をオン・オフすることによって庫内温度は−20±
5℃に維持される。
容した場合には設定温度を−20℃、許容温度精度を±5
deg ℃と設定することによってMV8を閉としたまま圧
縮機1をオン・オフすることによって庫内温度は−20±
5℃に維持される。
【0012】コンテナ6内に生鮮野菜を収容した場合に
は設定温度を+6℃、許容温度精度を±0.2deg℃と設定
すれば、圧縮機1の運転を継続しながらMV8を開閉す
ることによって庫内温度は+6±0.2 ℃に維持される。
は設定温度を+6℃、許容温度精度を±0.2deg℃と設定
すれば、圧縮機1の運転を継続しながらMV8を開閉す
ることによって庫内温度は+6±0.2 ℃に維持される。
【0013】コンテナ6内に精密機器等を収容した場合
には設定温度を+8℃、許容温度精度を±3deg ℃と設
定すれば、MV8を閉としたまま圧縮機1をオン・オフ
することによって庫内温度は+8±3℃に維持される。
には設定温度を+8℃、許容温度精度を±3deg ℃と設
定すれば、MV8を閉としたまま圧縮機1をオン・オフ
することによって庫内温度は+8±3℃に維持される。
【0014】
【発明の効果】本発明においては、庫内に収納される貨
物に応じてその許容温度精度を設定すると、設定された
許容温度精度に対応して運転パターンが決まる。従っ
て、設定温度が所定値以上であっても許容温度精度が大
きい貨物を庫内に収納した場合にはMVを閉としたまま
圧縮機をオン・オフする運転パターンで運転できるの
で、圧縮機の駆動動力を節約できるとともに圧縮機のオ
ン・オフ回数も低減できるのでオン・オフするためのコ
ンタクタやリレーの寿命を延長できる。
物に応じてその許容温度精度を設定すると、設定された
許容温度精度に対応して運転パターンが決まる。従っ
て、設定温度が所定値以上であっても許容温度精度が大
きい貨物を庫内に収納した場合にはMVを閉としたまま
圧縮機をオン・オフする運転パターンで運転できるの
で、圧縮機の駆動動力を節約できるとともに圧縮機のオ
ン・オフ回数も低減できるのでオン・オフするためのコ
ンタクタやリレーの寿命を延長できる。
【図1】本発明の1実施例を示す制御系統図である。
【図2】従来の制御装置の制御系統図である。
【図3】従来の制御装置のタイムチャートである。
6 コンテナ 1 圧縮機 2 凝縮器 4 蒸発器 8 モジュレーテイングバルブ 22 コントローラ 20 精度設定手段 14 運転パターン決定手段
Claims (1)
- 【請求項1】 冷凍ユニットをオン・オフ運転又は能力
制御運転することにより貨物が収納されるコンテナの庫
内温度を設定温度に維持するコンテナ用冷凍ユニットの
制御装置において、庫内に収納される貨物に応じて許容
温度精度を設定する精度設定手段と、この設定手段によ
り設定された許容温度精度に応じて冷凍ユニットの運転
パターンを決める運転パターン決定手段とを具備するこ
とを特徴とするコンテナ用冷凍ユニットの制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27931092A JPH06109333A (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | コンテナ用冷凍ユニットの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27931092A JPH06109333A (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | コンテナ用冷凍ユニットの制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06109333A true JPH06109333A (ja) | 1994-04-19 |
Family
ID=17609386
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27931092A Pending JPH06109333A (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | コンテナ用冷凍ユニットの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06109333A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8185251B2 (en) | 2008-05-28 | 2012-05-22 | Thermo King Corporation | Start/stop operation for a container generator set |
-
1992
- 1992-09-25 JP JP27931092A patent/JPH06109333A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8185251B2 (en) | 2008-05-28 | 2012-05-22 | Thermo King Corporation | Start/stop operation for a container generator set |
US8570002B2 (en) | 2008-05-28 | 2013-10-29 | Thermo King Corporation | Start/stop operation for a container generator set |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2635535B2 (ja) | 冷凍コンテナ用庫内環境制御システム | |
EP2075516B1 (en) | Operation control method of refrigeration unit for land transportation | |
US9766004B2 (en) | Enhanced economy refrigeration control system | |
US20170355518A1 (en) | Carbon dioxide injection in a transport unit | |
US4509586A (en) | Temperature control device for a refrigerating apparatus having both a heating means and a cooling means | |
KR100377495B1 (ko) | 냉장고 | |
EP1418392B1 (en) | Cooling apparatus | |
JPH06109333A (ja) | コンテナ用冷凍ユニットの制御装置 | |
JPH06109335A (ja) | 冷凍ユニット | |
JPH06109352A (ja) | コンテナ用冷凍ユニット | |
JP2002115954A (ja) | 冷蔵庫 | |
JPH11211241A (ja) | 冷蔵庫 | |
JP2003090660A (ja) | コンテナ用冷凍装置の制御方法およびコンテナ用冷凍装置 | |
JPH0526457Y2 (ja) | ||
JP2003083625A (ja) | 冷凍ユニット | |
JPS6350630B2 (ja) | ||
JPH033055Y2 (ja) | ||
KR100221880B1 (ko) | 냉장고의 운전 제어 방법 | |
JP3712680B2 (ja) | コンテナ用冷凍装置およびその温度制御方法 | |
JPH09203579A (ja) | コンテナ用冷凍装置 | |
JP3443521B2 (ja) | 冷蔵庫 | |
JPH0510185Y2 (ja) | ||
JPH10205955A (ja) | 輸送用冷凍装置 | |
JPH0688662A (ja) | 冷凍装置の除霜制御装置 | |
JPH10197076A (ja) | 低温エアコン用冷凍装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020205 |