JPH06109324A - 複数給湯器制御方法 - Google Patents

複数給湯器制御方法

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JPH06109324A
JPH06109324A JP28103292A JP28103292A JPH06109324A JP H06109324 A JPH06109324 A JP H06109324A JP 28103292 A JP28103292 A JP 28103292A JP 28103292 A JP28103292 A JP 28103292A JP H06109324 A JPH06109324 A JP H06109324A
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hot water
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忠彦 大塩
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  • Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 出湯量の増減により運転台数を増減させる台
数制御を行うとともに、沸騰させず、ガス比例制御弁の
最大2次圧調整可能な複数給湯器制御方法を得る。 【構成】 運転スイッチがオンされ、給湯器1の最大2
次圧調整スイッチがオンされると、給湯器1の出湯電磁
弁のみ開かれ、給湯器1のみ最大2次圧調整動作に移行
し、強制的に最大燃焼を行って比例制御弁の最大2次圧
を調整する。給湯器1の通水量が十分に確保され、沸騰
する恐れがない。次に、給湯器1の最大2次圧調整スイ
ッチがオフされ、給湯器2の最大2次圧調整スイッチが
オンされると、給湯器2の出湯電磁弁のみ開かれ、給湯
器2のみ最大2次圧調整動作に移行し、強制的に最大燃
焼を行って比例制御弁の最大2次圧を調整する。さら
に、給湯器3の場合も同様の最大2次圧調整が行われ
る。全給湯器1,2,3の最大2次圧設定スイッチがオ
フされていると、通常の台数制御に移行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の給湯器を並列に
接続して給湯能力の範囲を増大させた並列型複数給湯器
における運転制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の給湯器を並列に接続するこ
とにより、個々の給湯器の備えた給湯能力の範囲(例え
ば、最小出湯量から最大出湯量までの範囲)を増大させ
ることが行われており、このような並列型複数給湯器に
おいては消費湯量の増減に応じて出湯量を増減させる際
に運転する給湯器の台数を制御することが行われる。例
えば、特開昭64− 63749号公報に記載されたものは、2
台以上のそれぞれ水量調整弁及び出湯電磁弁を備えた給
湯器を接続して成る並列型複数給湯器において、1台の
給湯器が運転中の場合に、出湯量即ち消費湯量が増加し
て運転中の1台の給湯器の最大出湯能力に達した時、2
台目以降の給湯器の出湯電磁弁を開いて運転を開始し、
1台目の給湯器の通水量を所定量に減少させる(例え
ば、2台目の給湯器が運転を開始する直前における1台
目の給湯器の通水量の1/2を所定量とし、通水量を減
少させると同時に燃焼量を低減させる)ものであり、ま
た、2台以上が運転している時に出湯量が所定値以下に
減少した時に燃焼を開始した時と逆の順序で順次給湯器
を停止させるものであって、2台目以降の給湯器に設け
られた出湯電磁弁は、該出湯電磁弁が取り付けられた給
湯器が燃焼を停止した時に全閉となり、並列型複数給湯
器の運転スイッチがオフとなった時に全開となることに
より、給湯栓から冷水を使用する場合の水量を確保する
とともに、水抜きを行うことができるようにしていた。
【0003】また、一般に給湯器を設置施工した後、或
いは器具を修理した後等に、ガス供給路に設けられた電
流値に応じてガス供給量を制御するガス比例制御弁の最
大2次圧並びに最小2次圧を調整する必要があり、例え
ば特開昭62−155434号公報に記載されているように、最
大2次圧設定スイッチ或いは最小2次圧設定スイッチを
操作することによって最大2次圧供給(即ち、最大燃
焼)状態或いは最小2次圧供給(即ち、最小燃焼)状態
に強制的に移行させ、最大2次圧設定抵抗或いは最小2
次圧設定抵抗を調整している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の最大2次圧調整手段を並列型の複数給湯器に適用す
ると、最大2次圧を調整する場合、強制的に最大燃焼状
態に移行させる際に、通水量を十分に増大させて沸騰を
防止しなくてはならないものであるから、複数給湯器の
1台について最大2次圧調整動作に入り通水量を増大さ
せると、上述の台数制御(台数増加動作)が行われて他
の給湯器が運転を開始し、最大燃焼を行っている調整中
の給湯器の通水量が所定量(例えば、他の給湯器が運転
を開始する直前における調整中の給湯器の通水量の1/
2)に減少して沸騰する恐れがあるという問題があった
(なお、上述の如く、通常の台数制御においては、通水
量が減少すると、それに対応して供給ガス量が減少す
る)。なお、最大2次圧調整動作の対象となる給湯器以
外の給湯器の結線(電線、信号線等)を一時的に外す方
法も考えられるが、複数給湯器を構成する各給湯器につ
いて何回も結線及び結線解除を繰り返すことになって誤
結線を生じる恐れがあり、また、給湯器の施工並びに修
理等の手間が増大するという問題があった。
【0005】本発明の目的は、出湯量の増減により運転
台数を増減させる台数制御を行うことができるととも
に、沸騰させること無く、ガス比例制御弁の最大2次圧
調整を行うことのできる複数給湯器制御方法を提供する
ことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の複数給湯器制御方法は、それぞれガス比例制
御弁、水量調整弁及び出湯電磁弁を備えた給湯器を少な
くとも2台並列に接続して成り、少なくとも1台の給湯
器が出湯運転を行っているときに、出湯要求量が所定の
増数条件を満たしたときに別の給湯器の出湯電磁弁を開
いて給湯器の運転台数を増加させる一方、出湯要求量が
所定の減数条件を満たしたときに運転中の給湯器のうち
の1台の出湯電磁弁を閉じて給湯器の運転台数を減少さ
せる台数制御を行う複数給湯器において、複数給湯器を
構成する各給湯器にそれぞれ対応する最大2次圧調整ス
イッチを設け、任意の給湯器の最大2次圧調整スイッチ
をオンさせて最大2次圧調整動作に移行させると、最大
2次圧調整スイッチがオンした給湯器の出湯電磁弁を開
とし、他の給湯器の出湯電磁弁を閉とすることにより、
所定以上の通水量を確保し、沸騰の恐れなく、最大2次
圧調整動作を行うことができる。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を、図を参照して説明する。
本実施例においては、3台の給湯器1,2,3を並列に
接続しており、各給湯器1,2,3は、それぞれ熱交換
器11,12,13と、熱交換器11,12,13の入口側に接続さ
れた入水路21,22,23と、熱交換器11,12,13の出口側
に接続された出湯路31,32,33と、入水路21,22,23と
出湯路31,32,33とを連通させるバイパス路41,42,43
と、熱交換器11,12,13を加熱するバーナ 101,102 ,
103 とを備えている。
【0008】各給湯器1,2,3において、バイパス路
41,42,43の分岐部より下流側即ち熱交換器11,12,13
入口側の入水路21,22,23に、缶体通水量QK1,QK2
K3を検出する入水量センサ51,52,53を設け、バイパ
ス路41,42,43に、バイパス水量QB1,QB2,QB3を検
出するバイパス水量センサ61,62,63及びバイパス水量
B1,QB2,QB3を調節するバイパス弁71,72,73を設
けるとともに、バイパス路41,42,43の合流部より上流
側即ち熱交換器11,12,13出口側の出湯路31,32,33に
過流出防止機能付水量調整弁81,82,83を、下流側の出
湯路31,32,33に出湯電磁弁91,92,93を設ける。ま
た、バーナ 101,102 ,103 に接続されたガス供給路に
それぞれ比例制御弁111 ,112 ,113 が設けられてい
る。各給湯器1,2,3の入水路21,22,23を共に元給
水路4に接続する一方、出湯路31,32,33を共に給湯路
5に接続しており、元給水路4に入水温度Tc を検出す
る入水温度センサ6が配設されている。
【0009】設定温度Ts と、入水温度センサ6で検出
した入水温度Tc と、入水量センサ51,52,53で検出し
た缶体通水量QK1,QK2,QK3と、バイパス水量センサ
61,62,63で検出したバイパス水量QB1,QB2,QB3
をコントローラ7に入力し、コントローラ7から駆動制
御信号を、バイパス弁71,72,73と、過流出防止機能付
水量調整弁81,82,83と、出湯電磁弁91,92,93及び比
例制御弁111 ,112 ,113 に出力する。
【0010】過流出防止機能付水量調整弁81,82,83
は、各給湯器1,2,3の缶体通水量QK1,QK2,QK3
が各給湯器1,2,3の最大流量Qmax1,Qmax2,Qma
x3以上になる(QK1≧Qmax1,QK2≧Qmax2,QK3≧Q
max3)時はそれぞれに開度を小さくし、流量を絞って互
いに独立して過流出防止を行うものであり、一方缶体通
水量QK1,QK2,QK3がそれぞれ最大流量Qmax1,Qma
x2,Qmax3未満(QK1<Qmax1,QK2<Qmax2,QK3
Qmax3)の時は缶体通水量QK1,QK2,QK3に充分な開
度をそれぞれ保持している。上記過流出防止を行ってい
ない状態では、各給湯器1,2,3の通水抵抗が等しい
と、各給湯器1,2,3の缶体通水量QK1,QK2,QK3
が互いに等しくなる(QK1=QK2=QK3)。
【0011】各給湯器1,2,3のバイパス弁71,72,
73は、缶体通水量QK1,QK2,QK3とバイパス水量
B1,QB2,QB3との比である分配比として目標分配比
(QK1/QB1=1/α1 、QK2/QB2=1/α2 、QK3
/QB3=1/α3 )を得る開度にそれぞれ調節されるも
のであるが、本実施例においては、α1 =α2 =α3
αとする。設定温度Ts と入水温度Tc から各給湯器
1,2,3の缶体設定温度Tksは次式で求められる。 TKS=(1+α)Ts −α・Tc なお、低温腐食を防止し、沸騰を防止する等の目的か
ら、缶体設定温度Tksの範囲が定められる(例えば、50
℃≦Tks≦80℃)。また、缶体設定流量QKSは次式で算
出される。 QKS=(Gmax.×25)/(TKS−Tc )=Gmax1/(T
KS−Tc ) ここで、Gmax.は給湯器の最大号数、Gmax1は熱量であ
る。さらに、各給湯器のトータル設定流量QTSは次式で
求められる。 QTS=(Gmax.×25)/(Ts −Tc ) また、給湯器の通水路内の流速が過大になると浸食され
る恐れがあるために、トータル最大流量QTmaxを予め設
定するとともに、次式によりトータル最小設定流量Q
TSmin.を算出する。 QTSmin.=(Gmin.×25)/(Ts −Tc ) ここで、Gmin.は最小号数である。
【0012】なお、コントローラ7または各給湯器1,
2,3にそれぞれ備えたコントローラ(図示せず)に各
給湯器1,2,3に対応する最大2次圧調整スイッチ12
1 ,122 ,123 及び最小2次圧調整スイッチ131 ,132
,133 が設けられており、最大2次圧設定スイッチ121
,122 ,123 の何れかをオンさせることによって対応
する給湯器1,2,3を、所定の通水量を確保しながら
最大2次圧供給(即ち、最大燃焼)状態に強制的に移行
させ、最大2次圧設定抵抗を調整するもので、複数給湯
器の運転状態に関係なく、調整動作に移行する給湯器の
み出湯電磁弁を開き、他の給湯器の出湯電磁弁を全閉と
する。最大2次圧調整スイッチ及び最小2次圧調整スイ
ッチの設置場所はコントローラ7に限られるものではな
く、リモートコントローラ(本実施例では図示していな
い)或いは給湯器本体に設けても良いものである。例え
ば、全部の給湯器1,2,3が出湯運転中(出湯電磁弁
91,92,93が開)に任意の給湯器(例えば、給湯器2)
の最大2次圧設定スイッチ(最大2次圧設定スイッチ12
2 )をオンさせると、給湯器2の出湯電磁弁92の開を保
持して最大燃焼に移行し、他の給湯器(給湯器1,3)
の出湯電磁弁(出湯電磁弁91,93)を全閉として出湯運
転を停止させる。また、2台の給湯器(例えば、給湯器
1,2)が出湯運転中(出湯電磁弁91,92が開、出湯電
磁弁93が閉)に、残りの給湯器(給湯器3)の最大2次
圧設定スイッチ(最大2次圧設定スイッチ123 )をオン
させると、調整動作を開始する給湯器(給湯器3)の出
湯電磁弁(出湯電磁弁93)を開いて最大燃焼に移行し、
2台の給湯器(給湯器1,2)の出湯電磁弁(出湯電磁
弁91,92)を閉じて出湯運転を停止させる。さらに、最
小2次圧設定スイッチ131 ,132 ,133 の何れかをオン
させることによって対応する給湯器1,2,3を、最小
2次圧供給(即ち、最小燃焼)状態に強制的に移行さ
せ、最小2次圧設定抵抗を調整する。
【0013】図2のフローチャートを参照して制御動作
を説明する。運転スイッチがオフされている場合、全給
湯器1,2,3の過流出防止機能付水量調整弁81,82,
83は全閉とされ、出湯電磁弁91,92,93及びバイパス弁
71,72,73が開かれて給湯栓において冷水を使用するこ
とができる。運転スイッチがオンされ、給湯器1の最大
2次圧調整スイッチ121 がオンされると、給湯器1の出
湯電磁弁91のみ開かれ、他の給湯器2,3の出湯電磁弁
92,93は全閉とされて、給湯器1のみ最大2次圧調整動
作に移行し、強制的に最大燃焼を行って比例制御弁111
の最大2次圧を調整する。この時、給湯器2,3の出湯
電磁弁92,93が全閉となっており、台数制御に移行しな
いから、給湯器1の通水量が十分に確保され、沸騰する
恐れがない。
【0014】次に、給湯器1の最大2次圧調整スイッチ
121 がオフされており、給湯器2の最大2次圧調整スイ
ッチ122 がオンされると、給湯器2の出湯電磁弁92のみ
開かれ、他の給湯器1,3の出湯電磁弁91,93は全閉と
されて、給湯器2のみ最大2次圧調整動作に移行し、強
制的に最大燃焼を行って比例制御弁112 の最大2次圧を
調整する。さらに、給湯器1,2の最大2次圧調整スイ
ッチ121 ,122 がオフであり、給湯器3の最大2次圧調
整スイッチ123 がオンされると、給湯器3の出湯電磁弁
93のみ開かれ、他の給湯器1,2の出湯電磁弁91,92は
全閉とされて、給湯器3のみ最大2次圧調整動作に移行
し、強制的に最大燃焼を行って比例制御弁113 の最大2
次圧を調整する。
【0015】全給湯器1,2,3の最大2次圧設定スイ
ッチ121 ,122 ,123 がオフされていると、通常の台数
制御に移行し、給湯器1の出湯電磁弁91が全開とされ、
過流出防止機能付水量調整弁81及びバイパス弁71が開か
れて給湯器1の出湯運転が開始され、他の給湯器2,3
の出湯電磁弁92,93は全閉、即ち給湯器2,3は停止さ
れる。
【0016】上記給湯器1のみが出湯運転している場合
に、過流出防止機能付水量調整弁81は過流出防止を行っ
て、缶体通水量QK1が缶体設定流量QKSに等しくなるよ
うにしており、目標分配比(QK /QB =1/α)で、
設定温度Ts の出湯を行っている。出湯量が増大して以
下に述べる増数条件の内の少なくとも何れかひとつの条
件を満足した場合には、給湯器2の出湯電磁弁92を開
き、給湯器2の出湯運転を開始する。 〔増数条件〕 缶体通水量QK1が上記缶体設定流量QKSの90%以上
(QK1≧0.9 ・QKS)となる。 缶体通水量QK1とバイパス水量QB1との和が、上記ト
ータル設定流量QTSの90%以上{(QK1+QB1)≧0.9
・QTS}となる。 缶体通水量QK1とバイパス水量QB1との和が、上記ト
ータル最大流量QTmaxの90%以上{(QK1+QB1)≧0.
9 ・QTmax}となる。
【0017】出湯運転を開始した給湯器2の過流出防止
機能付水量調整弁82は、給湯器1の缶体通水量QK1が缶
体設定流量QKSの予め設定したK倍(例えば、K=0.5
)となるように開度が調節される。この時の給湯器2
の缶体設定流量QKS2 は、 QKS2 =QK2−(QKS・K−QK1) となる。
【0018】さらに出湯量が増大すると、給湯器1の缶
体通水量QK1が缶体設定流量QKSのK倍を超えないよう
に給湯器2の過流出防止機能付水量調整弁82の開度を調
節しており、給湯器2の出湯量が増大することになる。
この状態で、給湯器2において上記増数条件の少なくと
も何れかひとつが満足されると、給湯器3の出湯電磁弁
93が開かれ、給湯器3の出湯運転が開始され、この時点
で給湯器2の過流出防止機能付水量調整弁82は過流出防
止動作に移行する。この時、給湯器3の過流出防止機能
付水量調整弁83は、給湯器2の缶体通水量QK2が缶体設
定流量QKSのK倍(K=0.5 )となるように開度が調節
される。この時の給湯器3の缶体設定流量QKS3 は、 QKS3 =QK3−(QKS・K−QK2) となる。
【0019】次に、出湯量が減少して運転台数が減少す
る減数制御について述べる。給湯器3が以下に述べる減
数条件の少なくともひとつを満足した場合(給湯器2で
は缶体通水量QK2が缶体設定流量QKSのK倍を確保され
ている)に、給湯器3の出湯電磁弁93が閉じられ、給湯
器2の過流出防止機能付水量調整弁82は過流出防止開度
から、給湯器1の缶体通水量QK1が缶体設定流量QKS
予め設定したK倍(K=0.5 )となるように開度が調節
される。
【0020】〔減数条件〕 缶体通水量QK3が、給湯器3の缶体最低必要通水量 M
OQK と所定缶体通水量qK (例えば、0.5 l/min.)との
和以下に減少する(QK3≦ MOQK +qK )。 缶体通水量QK3とバイパス水量QB3との和が、給湯器
3のトータル最低必要通水量 MOQT と所定トータル必要
通水量qT (例えば、1l/min.)との和以下に減少する
{(QK3+QB3)≦( MOQT +qT )}。 缶体通水量QK3とバイパス水量QB3との和が、給湯器
3のトータル最小設定流量QTSmin.と所定トータル設定
流量qTS(例えば、1l/min.)との和以下に減少する
{(QK3+QB3)≦(QTSmin.+qTS)}。
【0021】さらに、出湯量が減少して給湯器2が上記
減数条件の少なくともひとつを満足した場合(給湯器1
では缶体通水量QK1が缶体設定流量QKSのK倍を確保さ
れている)に、給湯器2の出湯電磁弁92が閉じられ、給
湯器1の過流出防止機能付水量調整弁81は過流出防止動
作を継続する。
【0022】上述のとおり、運転台数を増加させる場合
に、最新に運転を開始する給湯器の流量制御を行うこと
によって、その前に運転を開始していた給湯器の缶体通
水量QK を所定値以上に保持し(例えば、給湯器3の流
量を制御して給湯器2の缶体通水量QK2を缶体設定流量
KSのK倍以上に保持する)、出湯特性の悪化を防止す
る。また、運転台数を減少させる場合には、最新に運転
を開始した給湯器の運転を停止する際に、その前に運転
を開始していた給湯器の流量制御を行うことによって2
台前に運転を開始していた給湯器の缶体通水量QK を所
定値以上に保持して(例えば、給湯器3を停止した場
合、給湯器2の流量を制御して給湯器1の缶体通水量Q
K1を缶体設定流量QKSのK倍以上に保持する)、出湯特
性の悪化を防止する。上述の如く、台数制御を行って1
台から3台までの任意の台数の給湯器が出湯運転してい
る時に、任意の給湯器の最大2次圧設定スイッチをオン
させると、その給湯器のみが最大燃焼に移行し、他の給
湯器の出湯電磁弁を全閉として最大2次圧の調整動作を
行う。
【0023】上記実施例においては、目標分配比αを全
ての給湯器において等しくしていたが、全て異なる(α
1 ≠α2 ≠α3 )ようにしてもよいことは当然である。
また、上記実施例においては、最新に出湯運転を開始し
た給湯器の缶体通水量QK またはトータル流量(即ちQ
K +QB )の変動に基づいて台数制御を行っているが、
任意の給湯器の缶体通水量QK またはトータル流量(即
ちQK +QB )の変動に基づいて台数制御を行っても良
いものである。さらに、上記実施例においては、バイパ
ス路を備えた給湯器を並列に接続した複数給湯器につい
て述べているが、バイパス路を備えていない給湯器から
成る複数給湯器であっても良いことは勿論であり、その
場合の増数条件は、缶体通水量QK 即トータル通水量Q
T (QK =QT )であるから、缶体通水量QK またはト
ータル通水量QT が、最大流量のa倍である最大流量設
定値A以上となることであり、一方減数条件は缶体通水
量QK またはトータル通水量QT が最小流量のb倍であ
る最小流量設定値B以下となることである。
【0024】上述のとおり、本発明の複数給湯器制御方
法においては、複数給湯器を構成する個々の給湯器の内
の何れかの最大2次圧調整スイッチをオンさせると、該
給湯器あるいは他の給湯器が出湯運転中であるか否かに
係わらず、該給湯器の出湯電磁弁を開き、他の給湯器の
出湯電磁弁を閉じるものであるから、複数給湯器を構成
する全給湯器を出湯運転させる等して大流量を流し、各
給湯器の動作並びに台数制御動作を確認しながら、任意
の給湯器の最大2次圧調整スイッチをオンさせることに
より、大流量のために沸騰する恐れなくガス比例制御弁
の最大2次圧を調整できるもので、試運転スイッチが不
要になる。
【0023】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されている
から次に述べる効果を奏する。複数給湯器を構成する個
々の給湯器の内の何れかの最大2次圧調整スイッチをオ
ンさせると、該給湯器あるいは他の給湯器が出湯運転中
であるか否かに係わらず、該給湯器の出湯電磁弁を開
き、他の給湯器の出湯電磁弁を閉じるものであるから、
複数給湯器を構成する全給湯器を出湯運転させる等して
大流量を流し、各給湯器の動作並びに台数制御動作を確
認しながら、任意の給湯器の最大2次圧調整スイッチを
オンさせることにより、大流量のために沸騰する恐れな
くガス比例制御弁の最大2次圧を調整できる。また、燃
焼していない給湯器の最大2次圧調整スイッチをオンさ
せると、その給湯器の出湯電磁弁を開き、他の給湯器の
出湯電磁弁を閉じるから、台数制御を行っている最中に
全ての給湯器の最大2次圧を調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の複数給湯器制御方法を適用する並列
型複数給湯器の概略構成図である。
【図2】 本発明に係る複数給湯器制御方法のフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1,2,3 給湯器、4 元給水路、5 給湯路、6
入水温度センサ 7 コントローラ 11,12,13 熱交換器、21,22,23 入水路、31,32,
33 出湯路 41,42,43 バイパス路、51,52,53 入水量センサ 61,62,63 バイパス水量センサ、71,72,73 バイパ
ス弁 81,82,83 過流出防止機能付水量調整弁、91,92,93
出湯電磁弁 121 ,122 ,123 最大2次圧設定スイッチ 131 ,132 ,133 最小2次圧設定スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス比例制御弁及び出湯電磁弁を備えた
    給湯器を少なくとも2台並列に接続して成り、出湯要求
    量に応じて運転台数を増減させる台数制御を行う複数給
    湯器において、複数給湯器を構成する各給湯器にそれぞ
    れ対応する最大2次圧調整スイッチを設け、任意の給湯
    器の最大2次圧調整スイッチをオンさせると、その給湯
    器の出湯電磁弁を開とし、他の給湯器の出湯電磁弁を閉
    とすることを特徴とする複数給湯器制御方法。
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