JPH06109288A - 氷スラリー熱交換装置 - Google Patents
氷スラリー熱交換装置Info
- Publication number
- JPH06109288A JPH06109288A JP25321492A JP25321492A JPH06109288A JP H06109288 A JPH06109288 A JP H06109288A JP 25321492 A JP25321492 A JP 25321492A JP 25321492 A JP25321492 A JP 25321492A JP H06109288 A JPH06109288 A JP H06109288A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ice
- slurry
- heat exchanger
- ice slurry
- heat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Other Air-Conditioning Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 氷スラリー輸送側の配管径を太くすることな
く、氷スラリーを解かす熱交換器をコンパクト化できる
氷スラリー熱交換器を提供する。 【構成】 熱交換器に冷水と氷スラリーとを導入し、氷
スラリー中の氷の融解潜熱を利用して冷水を所定温度に
冷却させる氷スラリー熱交換装置において、熱交換器1
の近傍に熱交換器1から排水されたブライン中に含まれ
る氷分を分離する氷分分離器5を併設するとともに、熱
交換器1に接続する氷スラリー配管の途中に三方コント
ロールバルブ7を配設し、三方コントロールバルブ7に
よって氷スラリーと氷分分離器5で氷分と分離されたブ
ラインの熱量を調節する。
く、氷スラリーを解かす熱交換器をコンパクト化できる
氷スラリー熱交換器を提供する。 【構成】 熱交換器に冷水と氷スラリーとを導入し、氷
スラリー中の氷の融解潜熱を利用して冷水を所定温度に
冷却させる氷スラリー熱交換装置において、熱交換器1
の近傍に熱交換器1から排水されたブライン中に含まれ
る氷分を分離する氷分分離器5を併設するとともに、熱
交換器1に接続する氷スラリー配管の途中に三方コント
ロールバルブ7を配設し、三方コントロールバルブ7に
よって氷スラリーと氷分分離器5で氷分と分離されたブ
ラインの熱量を調節する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、氷スラリー熱交換装置
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、氷スラリー熱交換器に氷スラリー
と冷水とを導入し、氷スラリーの氷の融解潜熱を利用し
て12〜14℃の冷水を5〜7℃に冷却することが行われて
いる。
と冷水とを導入し、氷スラリーの氷の融解潜熱を利用し
て12〜14℃の冷水を5〜7℃に冷却することが行われて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、氷スラリー熱
交換器の氷スラリー側は、氷の融解潜熱が大きいため、
熱交換器に流せる流量が冷水側の流量に対し極端に少な
くなる。また、あえて氷スラリー側と冷水側のヒートバ
ランス・マスバランスが合うように氷スラリー側を調節
すると、氷スラリー側の配管が太くなり、氷スラリー輸
送システムの最大のメリットである「単位搬送量当りの
搬送熱量が大きい」というメリットがなくなる。
交換器の氷スラリー側は、氷の融解潜熱が大きいため、
熱交換器に流せる流量が冷水側の流量に対し極端に少な
くなる。また、あえて氷スラリー側と冷水側のヒートバ
ランス・マスバランスが合うように氷スラリー側を調節
すると、氷スラリー側の配管が太くなり、氷スラリー輸
送システムの最大のメリットである「単位搬送量当りの
搬送熱量が大きい」というメリットがなくなる。
【0004】本発明は、かかる問題を克服するためにな
されたものであり、その目的は、氷スラリー輸送側の配
管径を太くすることなく、氷スラリーを解かす熱交換器
をコンパクト化できる氷スラリー熱交換器を提供するこ
とにある。
されたものであり、その目的は、氷スラリー輸送側の配
管径を太くすることなく、氷スラリーを解かす熱交換器
をコンパクト化できる氷スラリー熱交換器を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成し得る
本発明の氷スラリー熱交換装置は、熱交換器に冷水と氷
スラリーとを導入し、氷スラリー中の氷の融解潜熱を利
用して冷水を所定温度に冷却させる氷スラリー熱交換装
置において、前記熱交換器の近傍に該熱交換器から排水
されたブライン中に含まれる氷分を分離する氷分分離器
を併設するとともに、前記熱交換器に接続する氷スラリ
ー配管の途中に三方コントロールバルブを配設し、該三
方コントロールバルブによって氷スラリーと前記氷分分
離器で氷分と分離されたブラインの熱量を調節するよう
にしたことを特徴とするものである。
本発明の氷スラリー熱交換装置は、熱交換器に冷水と氷
スラリーとを導入し、氷スラリー中の氷の融解潜熱を利
用して冷水を所定温度に冷却させる氷スラリー熱交換装
置において、前記熱交換器の近傍に該熱交換器から排水
されたブライン中に含まれる氷分を分離する氷分分離器
を併設するとともに、前記熱交換器に接続する氷スラリ
ー配管の途中に三方コントロールバルブを配設し、該三
方コントロールバルブによって氷スラリーと前記氷分分
離器で氷分と分離されたブラインの熱量を調節するよう
にしたことを特徴とするものである。
【0006】このように熱交換器に冷水と氷スラリーと
を導入し、氷スラリー中の氷の融解潜熱を利用して冷水
を所定温度に冷却させる氷スラリー熱交換装置におい
て、前記熱交換器の近傍に該熱交換器から排水されたブ
ライン中に含まれる氷分を分離する氷分分離器を併設す
るとともに、前記熱交換器に接続する氷スラリー配管の
途中に三方コントロールバルブを配設し、該三方コント
ロールバルブによって氷スラリーと前記氷分分離器で氷
分と分離されたブラインの熱量を調節することにより、
氷スラリー輸送側の配管径を太くすることなく、氷スラ
リーを解かす熱交換器をコンパクトにできる。
を導入し、氷スラリー中の氷の融解潜熱を利用して冷水
を所定温度に冷却させる氷スラリー熱交換装置におい
て、前記熱交換器の近傍に該熱交換器から排水されたブ
ライン中に含まれる氷分を分離する氷分分離器を併設す
るとともに、前記熱交換器に接続する氷スラリー配管の
途中に三方コントロールバルブを配設し、該三方コント
ロールバルブによって氷スラリーと前記氷分分離器で氷
分と分離されたブラインの熱量を調節することにより、
氷スラリー輸送側の配管径を太くすることなく、氷スラ
リーを解かす熱交換器をコンパクトにできる。
【0007】以下、図面により本発明の氷スラリー熱交
換器を説明する。図1おいて、1は氷スラリー熱交換器
であり、氷スラリー熱交換器1には、スラリーポンプ2
によって汲上げられた氷製造センター3の氷スラリーが
氷スラリー配管4を通って供給されるようになってい
る。また、氷スラリー熱交換器1の近傍には、氷分分離
器5が設置され、氷スラリー熱交換器1から排出された
ブラインが配管6を通って供給されるようになってい
る。
換器を説明する。図1おいて、1は氷スラリー熱交換器
であり、氷スラリー熱交換器1には、スラリーポンプ2
によって汲上げられた氷製造センター3の氷スラリーが
氷スラリー配管4を通って供給されるようになってい
る。また、氷スラリー熱交換器1の近傍には、氷分分離
器5が設置され、氷スラリー熱交換器1から排出された
ブラインが配管6を通って供給されるようになってい
る。
【0008】7は氷スラリー配管4の途中に設けられた
三方コントロールバルブであり、三方コントロールバル
ブ7には、氷分分離器5の側壁に接続された配管8を通
って氷分分離器5内のブラインが水ポンプ9により供給
されるようになっている。また、氷分分離器5の底面に
接続された配管10を通って氷分分離器5内のブライン
が水ポンプ11によって氷製造センター3に還元される
ようになっている。
三方コントロールバルブであり、三方コントロールバル
ブ7には、氷分分離器5の側壁に接続された配管8を通
って氷分分離器5内のブラインが水ポンプ9により供給
されるようになっている。また、氷分分離器5の底面に
接続された配管10を通って氷分分離器5内のブライン
が水ポンプ11によって氷製造センター3に還元される
ようになっている。
【0009】一方、配管12によって氷スラリー熱交換
器1内に導入された冷水は、氷スラリーの氷の融解潜熱
によって所定の温度に冷却され、配管13を通って消費
域に供給されるようになっている。14, 15は逆止弁
である。
器1内に導入された冷水は、氷スラリーの氷の融解潜熱
によって所定の温度に冷却され、配管13を通って消費
域に供給されるようになっている。14, 15は逆止弁
である。
【0010】
【実施例】図1に示す本発明の氷スラリー熱交換装置に
おける氷スラリー熱交換器の伝熱面積A2 と氷分分離器
をもたない従来の氷スラリー熱交換装置における氷スラ
リー熱交換器の伝熱面積A1 との比較を行った。 (1) 従来例の場合 氷スラリー側流量等を、次のように設定すると、 氷スラリー側流量 :G1 冷水側流量 :5G1 交換熱量 :Q1 総括伝熱係数 :U1 =200kcal
/m2 hr℃ (氷スラリー側流量が少ないため、氷スラリー側の熱伝
達率が悪い) 伝熱面積 :A1 氷スラリーと冷水の対数平均温度差:△T 交換熱量Q1 は、 Q1 =U1 ×A1 ×△T となる。
おける氷スラリー熱交換器の伝熱面積A2 と氷分分離器
をもたない従来の氷スラリー熱交換装置における氷スラ
リー熱交換器の伝熱面積A1 との比較を行った。 (1) 従来例の場合 氷スラリー側流量等を、次のように設定すると、 氷スラリー側流量 :G1 冷水側流量 :5G1 交換熱量 :Q1 総括伝熱係数 :U1 =200kcal
/m2 hr℃ (氷スラリー側流量が少ないため、氷スラリー側の熱伝
達率が悪い) 伝熱面積 :A1 氷スラリーと冷水の対数平均温度差:△T 交換熱量Q1 は、 Q1 =U1 ×A1 ×△T となる。
【0011】従って、伝熱面積A1 は、 A1 =Q1 /
U1 ×△T となる。 (2) 本発明の場合 一方、本発明の場合、氷スラリー側流量等を、次のよう
に設定すると、 氷スラリー側流量 :5G1 冷水側流量 :5G1 交換熱量 :Q1 総括伝熱係数 :U2 =2000kc
al/m2 hr℃ 伝熱面積 :A2 氷スラリーと冷水の対数平均温度差:△T 交換熱量Q1 は、 Q1 =U2 ×A2 ×△T となる。
U1 ×△T となる。 (2) 本発明の場合 一方、本発明の場合、氷スラリー側流量等を、次のよう
に設定すると、 氷スラリー側流量 :5G1 冷水側流量 :5G1 交換熱量 :Q1 総括伝熱係数 :U2 =2000kc
al/m2 hr℃ 伝熱面積 :A2 氷スラリーと冷水の対数平均温度差:△T 交換熱量Q1 は、 Q1 =U2 ×A2 ×△T となる。
【0012】従って、伝熱面積A2 は、 A2 =Q1 /
U2 ×△T となる。上記のように、U1 =200kcal
/m2 hr℃、U2 =2000kcal/m2 hr℃であるから A2 =1/10 A1 となり、本発明は、熱交換器の伝熱面積で約1/10の
サイズになる。
U2 ×△T となる。上記のように、U1 =200kcal
/m2 hr℃、U2 =2000kcal/m2 hr℃であるから A2 =1/10 A1 となり、本発明は、熱交換器の伝熱面積で約1/10の
サイズになる。
【0013】
【発明の効果】上記のように、本発明によれば、氷スラ
リー輸送側の配管径を太くすることなく、氷スラリーを
解かす熱交換器を小型化できる。
リー輸送側の配管径を太くすることなく、氷スラリーを
解かす熱交換器を小型化できる。
【図1】本発明に係る氷スラリー熱交換装置の概略図で
ある。
ある。
1 熱交換器 5 氷分分離器 7 三方コントロールバルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 敬一 千葉県市原市八幡海岸通1番地 三井造船 株式会社千葉事業所内 (72)発明者 永森 茂 千葉県市原市八幡海岸通1番地 三井造船 株式会社千葉事業所内
Claims (1)
- 【請求項1】 熱交換器に冷水と氷スラリーとを導入
し、氷スラリー中の氷の融解潜熱を利用して冷水を所定
温度に冷却させる氷スラリー熱交換装置において、前記
熱交換器の近傍に該熱交換器から排水されたブライン中
に含まれる氷分を分離する氷分分離器を併設するととも
に、前記熱交換器に接続する氷スラリー配管の途中に三
方コントロールバルブを配設し、該三方コントロールバ
ルブによって氷スラリーと前記氷分分離器で氷分と分離
されたブラインの熱量を調節するようにした氷スラリー
熱交換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25321492A JPH06109288A (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | 氷スラリー熱交換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25321492A JPH06109288A (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | 氷スラリー熱交換装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06109288A true JPH06109288A (ja) | 1994-04-19 |
Family
ID=17248151
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25321492A Withdrawn JPH06109288A (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | 氷スラリー熱交換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06109288A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11353254B2 (en) * | 2017-05-18 | 2022-06-07 | Blanctec Co., Ltd. | State change control device and state change control method |
-
1992
- 1992-09-22 JP JP25321492A patent/JPH06109288A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11353254B2 (en) * | 2017-05-18 | 2022-06-07 | Blanctec Co., Ltd. | State change control device and state change control method |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991130 |